タクシードライバーの推理日誌

登録日:2010/10/23(土) 11:26:22
更新日:2018/10/09 Tue 12:11:02
所要時間:約 7 分で読めます




土曜ワイド劇場内で1992年から2016年まで放映されていた笹沢左保原作の二時間ドラマシリーズで、主演だった渡瀬恒彦の逝去によって幕を閉じた。累計39作も作られており、結構な人気シリーズだった。
ちなみに渡瀬没後の2017年3月19日に2013年制作の第32作が再放送され、翌週同じ時間帯に彼の遺作『そして誰もいなくなった』後編が放送された。


特徴としては元刑事のタクシードライバーである主人公の夜明日出夫が事件に巻き込まれるという、
二時間サスペンスでは腐るほどある巻き込まれ型のサスペンスドラマであるが、
そのベタを越えたワンパターン、及び話の根幹に関わりかねないメタなツッコミをする登場人物の存在などゆえに妙な愛情を注がれている人気シリーズ。

最初はシリアスな話だったはずなのにどうしてこうなった。



毎回大体以下のフォーマットで展開される。

  • 冒頭、夜明さんのタクシーが乗り逃げされる
  • 元刑事と言うこともあり、乗り逃げ犯(大概大島蓉子)を捕まえ警察に突き出すと、
    「あれ、夜明刑事ではありませんか」
    と夜明さんが伝説の刑事であることが明かされる。
<アイキャッチ>
  • 直後に女性客を乗せる。ちなみに大体彼女が犯人
  • 女性客と凄い勢いでフラグを立て、仲良くキャッハウフフしているところを別れた妻のところにいる娘(ニート)に見られて金をせびられる。
  • 事件発生、異常なほどの速さで夜明さんの乗せた女性客が犯人として浮上しかばう夜明さん

    夜明ェ…

    タクシーの売り上げが悪い場合、捜査に来た刑事二人を無理矢理拉致って遠距離を乗せることが多い。ちなみに最高記録は東京~宮崎。
    また、犯人を乗せていった先で捜査中のしんごと稔侍の息子にばったり出会い、無理やり捜査にタクシーを使わせることも多い。
  • 何故か早朝に民間人の夜明さんちに上がり込み、普通に捜査会議をやる愉快な捜査一課の皆さん。そして夜明さんの
    「彼女が犯人のわけないじゃないか」
    という上から目線の説教が炸裂する。

    この時点で彼女は犯人となることが確定する。

    この時点で彼女は犯人となることが確定する。

    大切な事なので二回言いました。ちなみに稀に彼女が直接手を下しておらず、悪い男の共犯というパターンもあるが、この夜明断言の直後に

    主犯格の男と揉めて殺したことが数回あった

    夜明ェ…

    そして夜明さんのめざしが刑事に食われる。
  • ほぼ間違いなく夜明さんと神谷警部が犯人が夜明さんのタクシーの乗客か否かで対立するが、いつも神谷警部が言った通りになる
    さすが名警部神谷
  • 女性客のお気に入りとしてあちこちタクシーで行くことになる夜明さん。
    そして満面の笑みの佐藤二朗がきめぇ
  • 大概ここら辺で犯行トリックに気がつく夜明さん。
  • 最後の最後で刑事を無理矢理タクシーに乗せ、東京~山形間などを無理矢理移動した後彼女に自首を勧めに行く。

    夜明ェ…
  • ちなみに何故か夜明さんが説得した直後、パトカーがやってくる。連絡もしてないのに。
  • 最後にニートの娘にもてあそばれて終わり。


基本的に上記のフォーマットに則るが、最近では大島蓉子が捕まらない(ただしオープニングには毎回出てくる)など多少の違いはある。


◆登場人物紹介

◇夜明日出夫(渡瀬恒彦

「彼女に犯行ができるわけないだろ、だって俺のタクシーに乗っていたんだから」

元警視庁捜査一課の刑事。通称夜明さん。またの名をロングの夜明。好物はめざしだが、いつも自宅に押し掛けた刑事に食べられてしまい食べた試しがない。
ある事件で関わった女性との関係について週刊誌で濡れ衣を着せられ、警視庁を追われてタクシードライバーになる。ドライバー転身後ロケ協力の都合で1回転職している。
ちなみにこの時に嫁には逃げられた。娘にはたかられてるがな。
タクシードライバーになってからの行動を見るだにその経験は全く生かされてない模様
伝説の刑事として警視庁内では知らない人間はいないような存在らしいが、
どういう意味で伝説なのかは疑問符が付く

伝説(笑)

ミストさんと同じ臭いがするが気にするな。

死ぬほど女に弱く、娘にも弱い。ちなみに昼間割り増し料金にしたり、営業区域外で普通に営業しているが気にしてはいけない。自動日報を導入していない会社のせいもある。

髪型が安定しないのは仕様です。

勤務先のタクシー会社においても、
「乗り逃げされたり変な客掴まされたりで日常的には碌な仕事をしないが、時々舞い込んでくる専属長距離走行でそれを巻き返す奇跡の男。
通称"長距離(ロング)の夜明"」
として良くも悪くも名の知れた存在である。最長記録は東京から長崎で、流石に1日で戻れる距離ではないので休みをもらった。

なお、作中で神谷警部より先に犯人の目星をつけたことは全39回中一回しかない。元刑事の割には少なすぎるかもしれないが、失踪した認知症のお年寄りを探すのにタクシーに搭載されている無線機で呼びかけるなど、決して無能ではない。


本業は二級恋愛フラグ建築士と一級犯人フラグ建築士かもしれない。

もう少しで個人タクシー開業の資格を得られるってタイミングで駐車違反をやらかし、個人タクシーへの道は一旦潰える。

担当車の番号は1646。もしシリーズが今も続いていたら番号同じでセダンからミニバンに変わっていたかもしれない。

余談だが演者は本作と並行してTBSの2時間ドラマ枠で、土曜ワイド劇場版では三橋達也と高橋英樹が担当していた「十津川警部」役を演じていた。


◇神谷警部(平田満)

「しかし夜明さん。彼女のアリバイはタクシーに乗っていたことだけなんだ。夜明さんの」

夜明さんの元部下。無駄な東大卒一号。
ただ、東大卒らしく必ず犯人をあて、夜明さんの説得先にパトカーを手配するなど超優秀な男。むしろチート。
多分、二時間ドラマの助手役としては一番有能。
とあるところでは「神谷は夜明さんの使い方が分かってる」とも。
第20弾では高校時代の旧友と、初恋の人が事件に絡み主人公ばりの大活躍を見せる
ていうかもう主人公神谷でよくね?という声もチラホラ。
てかもはや主人公。


◇東山警部補(風見しんご)

「ほらほら、オレンジ色のが迎えに来ましたよ」

夜明さんの元部下その2。ロングの夜明による強制拉致被害者一号。
「なんでいつも夜明さんのタクシーが事件に絡むんだ」とか「なんでタクシーで長距離移動しないといけないんだ」とか物語の根幹に関わるツッコミをよくする。
ツンデレ。


◇国代刑事(ねんじの息子)

「大学は東大です」

無駄な東大卒二号。夜明強制拉致被害者二号。
悲しいまでに無能。

◇馬場幸男(正名僕蔵)

「警察は階級ですよー」

世田谷西署の刑事。夜明強制拉致被害者三号。やたらと階級を気にし、階級が上の神谷や東山相手にはペコペコしているが、階級が同じで歳下の国代相手には横柄な態度で接する。彼の階級は巡査部長。下から二番目である。


◇西村あゆみ(林美穂)

「おとーさーん、おこづかい欲しい」

夜明さんの娘で、母親に引き取られた。
文系大学院修了スイーツビッチニートとありとあらゆるダメ要素をコンプリートしている上に、中の人は三十路。でも夜明さんベタ甘い。
ダメだ…この親子…

昔の写真と比べると泣ける。

何故かバイト先の上司が父親のタクシーに乗るとほぼ捕まる。
また、間接的に犯人を父親のタクシーに誘導することも多い魔性の女でもある。
シリーズ最終回の犯人説アリ。


◇配車係長(秋山武史→小倉一郎→増田由紀夫→佐藤二朗→徳井優)

夜明さんの上司。夜明さんがロングを決めるとテンションを無駄に上げる。正直うざい。
今まで五人役者が移り変わっているがどんどん気持ち悪くなっている

◇大島蓉子(大島蓉子)
毎回オープニングに登場するおばさん客。ケータイのワンセグで見た通販番組で興奮したり、タクシーを呼びつけて引っ越しの荷物を運ぼうとしたり、メーターが最低1回は上がる距離乗ったのに文句を言ったり、東京から横浜までお客を送り届けた後回送で東京に戻る夜明さんのタクシーに強引に乗り込んで江ノ島まで行こうとしたり…。
西村京太郎・山村美紗サスペンスにおける山村紅葉と同じ。

◇島田誠吉(長門裕之)
第18弾に登場。夜明さんが大同交通に入ったばかりの頃、夜明さんにタクシーのイロハを教えた指導員。
個人タクシーを営んでいたが殺害されてしまう。



夜明「神谷ぁ、wikiこもりさんがこんな項目に追記・修正なんかするわけないじゃないか」

神谷「けどね夜明さん。追記・修正をしないという確証は項目を見に来てない人だけなんだよ、夜明さんの」

東山「なんでいつも真面目な文とネタを含めた文との編集に四苦八苦しなけりゃならないんだ!」



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