銀河

登録日 :2011/07/29(金) 07:17:52
更新日 : 2017/04/11 Tue 21:21:26
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七月の初め、天の川を眺め笹に短冊を吊す。日本人にはお馴染みのイベントである。

最近では光害などによりなかなか天の川を見る事ができないが、
それでも「天の川」と聞けばすぐに白く靄がかった夜空の川が頭に浮かぶだろう。

では天の川とは一体なんだろう。

実は天の川は銀河なのだ。
CDなどの円盤状のものを横から見ると、帯状に見える。

我々の地球は銀河の端の方にあり、そこから銀河の中心に向かって見ているので、無数の星が帯状に、川のように見えるのだ。
また我々の天の川銀河を特に代表して『銀河系』とも呼ぶ。


では銀河の構造を見てみよう。銀河には色々な種類があるが、一般的な渦巻き銀河について述べていく。

銀河は大雑把に言うと、合わせたシンバルのような形をしており、直径は数万~数十万光年。
周囲の円盤をディスク、ディスク上の渦巻き模様を腕(アーム)、中心の膨らみをバルジ、銀河の周りの球状の空間をハローと呼ぶ。

銀河の中心には太陽の数百万倍の質量のブラックホールが存在していると言われている(太陽質量は2×10^30kg)。
さらに星の間をガスが満たし、また観測はできないがダークマターが多く存在していると予想されている。
さて、そんな銀河はどうやって知られたか。

望遠鏡の性能がまだ悪かった頃ははっきりと銀河を見る事はできなかったため、
銀河の存在は知られていなかった。しかしカントという人が

「天の川も太陽系みたいに星がいっぱい公転してるんじゃね?」

「星雲とかも実は天の川と同じ感じなんじゃね?」

と考え、これを島宇宙と名付けた。

そしてハーシェルという偉い天文学者は、なんと 空の星を一つ一つ観測して

「どうも天の川は星がいっぱい集まった銀河というものがあるっぽい。んで太陽系も含まれてるっぽい」

という事を証明したのだ。ハーシェルさんの根気マジすげえ。

しかし、望遠鏡の性能が良くなるまで銀河というものは天の川銀河しかなく、
もやっと見える天体は星雲だと考えられていた。そのためマゼラン銀河はマゼラン星雲とも呼ばれるのだ。

その後宇宙には数々の銀河が存在する事がわかり、多数の銀河が集まった銀河群、銀河団が発見された。
またその銀河団や銀河自身の運動から、ダークマターが発見されたのだ。(詳しくはダークマターで)
では銀河はどうやってできたのか。

実は銀河の成り立ちについてはあまりわかっていない。

しかしダークマターの項目にあるように、物質の存在にムラがあったため重力に差が生まれ、
密な所はより多く、まばらな所はより少なくなっていった結果だと考えられる。

そしてまたこの巨大な銀河も重力により集まっており、銀河群や銀河団を形成している。

大マゼラン、小マゼラン銀河はいびつな形をしているが、それは近傍の銀河から相互作用を受けているためだと考えられている。

また二つの銀河が衝突した跡も観測されている。
このように近隣の銀河同士で影響を与えあってるのだ。(ちなみに宇宙は膨張しているが、ある距離以下では重力が勝るため近づく)


最後に、銀河にはいくつの恒星が存在しているだろうか?


1.1000万以下
2.1億
3.10億
4.100億以上


答えは4.
銀河には恒星はだいたい数千億ほど存在している。そしてその銀河は宇宙に数千億ほど存在しているのだ。
まぁ、定義上の理由もあるのだが。あのM78星雲は星雲と名乗るのもギリギリだし。

どうだろう。全ての恒星に惑星が存在しているわけではないが、それでも宇宙人も存在しそうだとは思わないだろうか。
また宇宙の壮大さが理解できただろうか。


【銀河が関係する人物】


追記・修正は天の川を眺めながらお願いします。

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