ジェットビートル

登録日 :2011/09/16(金) 15:23:21
更新日 : 2017/03/23 Thu 19:04:44
所要時間 :約 4 分で読めます




ジェットビートルとは、円谷プロ製作の特撮TVドラマ『ウルトラマン』に登場する戦闘機である。



全長:18.5m
全幅:13.8m
重量:25t
最高速度:マッハ2.2
乗員:6名


科学センターの岩本博士が設計・開発した科学特捜隊の主力戦闘攻撃機。
主に怪獣への攻撃や現場への移動に使用された。

劇中では日本支部に所属する111・115・117・118号の計4機が登場した。
ちなみにカナード翼の先端にあるのはセンサーポッドである。


英語表記「JET-VTOL」が示す通り、機体底部には3基のロケットブースターがあり、後部には2基の推進用ジェットエンジンが装備されている。
これにより垂直離着陸やホバリングが可能。

これらの強力なエンジンから生み出される推力は 流石に20万tもの重量を持つメガトン怪獣スカイドンを持ち上げることは不可能だが、2、3機もあれば数万tもの大怪獣を吊り上げられる と言えば解っていただけるだろう。しかも怪獣長距離輸送も可能
機内の格納スペースも広く、ナパーム弾や消火剤を搭載出来る他に新兵器や大型の装置のの輸送や特殊潜行挺や地底戦車ペルシダーを現場に移送するのも本機の役目である。

しかもずんぐりとした外見に似合わず軽快に飛び回ることが出来る上に航続距離も日本~パリ間を無補給で飛行出来る。



岩本博士の設計により、安全性・安定性も抜群。
例え怪獣や宇宙人に殴られようがその場で失速して真っ逆さまに墜落したりきりもみを起こすこともなく、姿勢を維持したまま滑るように墜落するのである。これによって急な不時着、あるいはパラシュートでの安全な脱出が可能なのだ。
脱出が出来なかった場合でもパイロットが命に係わる怪我を負ったこともないことから機体の信頼性の高さが見てとれる。



そして本機で最も優れている点は、歴代防衛チームでもトップクラスにある高い耐久力にある。
耐熱軽特殊合金と耐熱特殊ガラスで覆われたボディは怪獣との戦いのみならず、機体そのものは無改造で宇宙航行が可能。

その耐久性はガマクジラの噴き出す潮やテレスドンの溶岩熱線の直撃を受けても緊急着陸に成功し、F-4戦闘機を一撃で粉々にするメフィラス星人の円盤が放つ光線を真正面から受けても無傷であった。

しかし常識を超えた存在である怪獣の前には歯が立たず、墜落したことも決して少なくはない。



次に武装だが、その攻撃力もまた強力で、怪獣退治の要となる。強力な装備の数々は弱い怪獣なら倒せる程である。

基本武装は主翼先端のミサイルポッドと機首に内蔵されたレーザー砲のみだが、機内に格納したナパームや、イデや岩本博士が開発した新兵器、翼下や機体底部にミサイルランチャーや多連装ロケットランチャーを増設出来る。
また、コクピットに備えられた銃架にマルス133やQXガンなどをセットすることも可能。
シーボーズとの戦いでは着陸して固定砲台として運用されたこともある。



以上がジェットビートルの性能である。この機体に秘められた高いポテンシャルがおわかりいただけただろう。
しかしこれ程の性能を持ってしても未知の存在である怪獣・宇宙人には効果が薄いことがあり、怪獣の撃破をイデの新兵器に譲ることが多かった。
だが科特隊の航空戦力の要であることは確かであり、冷凍怪獣ギガスやジャミラの円盤、メフィラス星人の円盤を撃破し、最終回では宇宙戦闘機部隊を全滅させたゼットン星人の円盤群を僅か3機で壊滅に追い込んでいる。

本作以外にも『ウルトラマンメビウス』24話での航空ショーでウルトラホーク1号・3号と共に空を駆ける姿や別世界ウルトラの星を目指して旅立つ様子が確認されている。



派生型


宇宙ビートル

ジェットビートルに、岩本博士が開発したハイドロジェネレートサブロケットエンジンを装備した状態がこの宇宙ビートルである。
16話で初登場してからも度々登場、宇宙パトロールを行っていた。



イカヅチ

CREW GUYSのサコミズ隊長の回想に登場した宇宙ビートルの発展型。
宇宙任務を遂行する科学特捜隊日本支部・サコミズ班に所属する亜光速試験船イザナミの搭載機である。
武装はカナード翼から発射するレーザー砲が確認されている。

謎の大円盤群に包囲されたイザナミを逃がす為にサコミズキャップが単身搭乗、激しい戦いを繰り広げるが状況は悪くなる一方であった。
いよいよ駄目かと思われたその時、サコミズが見たものは…



ゼットビートル

ウルトラマンオーブ』の世界における防衛隊「ビートル隊」の保有する多用途VTOL機。
ビートル隊について詳しい描写がない(描かれない)ので詳細なスペックは不明だが、劇中の描写から「複数が配備されている」、「換装なしで宇宙飛行で航行が可能」、「冷却ミサイルの搭載が可能」、「緊急脱出装置にはコフネ製作所製のスプリングが用いられている」ことが判明している。

第15話ではサンダーブレスターを制御出来ていないオーブに撃墜される憂き目にあったが、パイロットは無事脱出に成功した。

最終回では大編隊でマガタノオロチに攻撃を仕掛けたものの、ガイとジャグラーが対峙している背景でかなりの数が撃墜されてしまっていた。
しかしそれでもまだかなりの数が残存しており、SSPのもたらした情報を基に弱点への集中攻撃を敢行して突破口を開くことに成功した。

プロップはイカヅチを改造したもの。




余談

SF映画『妖星ゴラス』に登場した国連のVTOL機とデザインがそっくりだが、これはミニチュア制作時に同じ木型をほぼそのまま使ったため。








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