ファイナ・S・篠崎

登録日 :2012/05/24(木) 22:46:46
更新日 : 2017/06/28 Wed 21:51:17
所要時間 :約 7 分で読めます




覚悟を決めて。躊躇や不安は決意を鈍らせるわ



ふぁいな・えす・しのざき

無限のリヴァイアス』の登場人物の一人。
CV:愛河里花子

誕生日:2029年9月1日
血液型:A型
身長:165cm
スリーサイズ:89・56・87
出身地:天王星圏チタニア

航宙養成学校リーベ・デルタのフライトアテンダント科に在籍。
スレンダーな体型に茶髪のロングヘアー、赤い瞳が特徴的な美少女。
天王星圏の衛星・チタニアを統治するロレンス首相の孫娘であり、あまり裕福ではない天王星圏の中でも指を折るほどのお嬢様。
特権階級の証であるペットのフェレット「ラーフラ」を飼っており、いつも連れて歩いているほど可愛がっている(なお、ラーフラとは出家の障壁という意味)。

清楚な雰囲気に穏やかな性格、といった正統派美少女を思わせる印象を持つが、その反面内側の意志は固く、
依怙地なまでの精神力を持つ。
これは天王星圏で布教されている「聖母アルネの教え」によるものであり、彼女はこの宗教(というより、哲学に近い)に
熱心に帰依している。
それゆえに、戒律に乗っ取った生活を送り普通の女子の中では少し浮いている。

聖母アルネの教えとは、「過去を忘れることはできない。過去は自らの手で断ち切るしかない」ということをモットーとする考え方。


【劇中での行動】
初登場は第2話。
リーベ・デルタでの恋人・マクベインにメールで部屋に呼び出された後、リーベ・デルタ圧潰の危機で避難する生徒の群れを
何故か呆けたように逆行し、転んで気絶してしまう。
そこへ相葉昴治と尾瀬イクミのコンビに助けられ事なきを得る。
しかし今度はテロリストの工作員に人質として捕えられてしまい、ヒロインらしく危機が絶えない。

そんな彼女に昴治は惚れ、倒れた彼女を介抱していくうちにファイナも彼のことが気になりだす。

リヴァイアスに移った後は昴治の計らいで蓬仙あおいのグループに入り、手作りケーキを披露したりラーフラの面倒を
見てもらったりと、彼女たちと打ち解ける。

そして成り行きでチーム・ブルーから昴治と共にブリッジクルーに任命。主に艦内放送・通信を担当した。
昴治とは相談を受けたり一緒に働いていくにつれて距離が近まり、船の振動でキスしてしまい、それがきっかけで交際関係となった。

その後も昴治とは清い交際関係を続け、11話のダンスパーティーでは落ち込んでいた所を昴治にダンスに誘われる。
基本的に昴治には甲斐甲斐しく世話をし、世話焼き女房な態度で接するが、時として彼の迷い多き性格や
受け身な姿勢、逃げ腰な態度を非難することも多い。
その一方で鬱状態の彼を「聖母アルネの慈悲」で慰めることもあった。
小説版では、上半身の衣服を全て脱ぎ捨てた状態で昴治に迫るファイナがイラスト+乳首付きで描かれている。

ポイント制施行直後、昴治には大胆な態度で接するようになり「恋人」を自称するようになった一方で、士官部屋を借り切って、
聖母アルネの教えに救いを求める信者の女生徒を集め小さな教団(通称ファイナーズ)を作り始める。
なお、その中には祐希の元カノのエリナ、後にイクミに怯え逃げ出してきたレイコも加わる。

そんな中、彼女の態度に押されて昴治はファイナを避け始め、さらにインプルス戦で気絶した彼の寝言で
「あおい」と言うのを聞いた彼女は彼に対し執着心を見せるようになる。

その前にも「浮気は絶対許さない」の発言で明らかに昴治からは引かれ出した。

これがきっかけになったからか、ユイリィ政権で昴治にリフト艦へ異動命令が出た時、彼は進んで命令を受諾した。

自分を避け続ける昴治にしびれを切らしたファイナは彼に強引に迫りキスをするが、彼の返事は「ごめん」。
彼の心は既にあおいに向いていた。

それを知った彼女は激情し、信者のアラネアにあおいを殺すように依頼する。
暗殺未遂は二度行われたがいずれも失敗し、それがきっかけで昴治とあおいの仲はさらに深まるようになってしまう。

そして、イクミの決起による統一支配では彼の姿に聖母アルネの教えに登場する軍神リートスの姿を見出したのか、
昴治に対する当てつけのように彼の元で働くようになり、新たな受け入れ先として自分の故郷チタニアを提案。

時として昴治にはイクミへの説得を餌に自分との復縁を迫ることもあった。







以下ネタバレ








イクミたちが席を外したから探しに艦内を出歩いていると、イクミと昴治の言い争いを偶然傍受してしまい、
そこで昴治が「ファイナとはもう終わった」と言ったことにショックを受ける。

そして彼女は言い争いの結果イクミに銃で撃たれた昴治に近づき、傷口をさらにえぐって揺さぶりかけ、囁く。

「今を生きるためなら、邪魔な過去は断ち切るべきなのよ」
「私はあなたの過去なんかににならない」

「あなたが私の過去になるのよ」

邪悪な笑みを浮かべて、昴治の首に手をかけようとするファイナ。
そこへネーヤが彼女の心を見透かしたように呼びかける。
その言葉に怯えたファイナは昴治を殺さずにその場を立ち去った。


そう、彼女は 二度も自分の手で「過去」を断ち切っていた。

一人目はかつての恋人マクベイン。
かつて聖母アルネの教えの戒律を破ったことを世間にバラすと脅迫され、リーベ・デルタの彼の自室で扼殺。
二人目はリーベ・デルタのルームメイトのサンディ。
リーベ・デルタ圧潰直前にマクベインの部屋に入った所を目撃され、パーティーの最中に扼殺。

それにしても大の男を素手で絞め殺すとは、どんな握力なのだろうか。首を絞めるというのも、宗教的な意味があるらしい。

文字通り彼女は邪魔な「過去」を教えのままに断ち切っていたのだ。
ただし、これはあくまで彼女自身の解釈であり、聖母アルネ教が皆キチガイというわけではない。
しかもこの作品においておかしい言動をとる人物のほとんどがリヴァイアスのスフィクス(=ネーヤ)の影響を受けているのに対し、
彼女(とイクミ)はリーベ・デルタの時点で既に禁忌を犯している。根っからのサイコさんというわけである。

ちなみに、彼女がおかしくなるにつれて初期は愛らしかったペットのラーフラも徐々に獰猛な肉食獣としての一面を
見せるようになっている。


逃げ出した彼女はその足でゲシュペンスト戦に参加するも、劣勢の戦況に焦りを見せ始める。

そこへ、彼女が断ち切りたい「過去」だったはずの昴治が満身創痍の状態でリフト艦に現れた。
動揺し、彼を否定しようとするファイナだったが、昴治は彼女を拒絶するわけでもなく、冷静に諭す。

「ファイナ、辛いことがあったとしても過去を糧にその先を見るんじゃないのか?」

たまらずイクミに彼を撃たせようとするが、昴治はさらに断言した。

「断ち切ることなんてできない。過去は消えない」

過去があるからこそそれを礎にして未来を創る。
そんな当たり前のことから彼女は目を背け続けていた。
その矛盾を突き付けられ、自分の過去まで悟られていたと思ったファイナはなす術もなくその場に崩れ落ちた。
そして救助に来た兵士たちが照らした光にも、彼女は怯え続けていた。まるで自分の過去を照らされそれを拒絶したいかのように…


血に染まった過去を拒絶し、明るい未来だけを妄信し続けた彼女は、未来の礎となるべき過去すらも否定し、
気づけば一歩も先へ進めずにいた。
彼女こそが一番過去に囚われつづけていたのである…




そして1年後、リヴァイアスに再乗船する生徒たちの中に彼女や彼女の信者の姿はない。

しかし、昴治はリヴァイアスの新たな目的地にチタニアを設定した。
かつて恋した少女に、大切なことを伝えるために。









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