ロケットスタジオ(ゲーム開発会社)

登録日:2011/09/06 Tue 20:01:00
更新日:2024/01/21 Sun 22:58:04
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ロケットスタジオ (Rocket Studio, Inc.)とは1999年3月に設立した札幌に存在するゲームソフト開発会社。
代表取締役は元ハドソンの竹部隆司氏。
DSのメダロットシリーズを展開するロケットカンパニーとは一切無関係。

当初はPlayStation2向けをメインにいくつかゲームを開発する程度の中小開発元、程度の認識であったが、
後に発売したXBOX360の「カルドセプト サーガ」やPSPの「海腹川背Portable」のクオリティの低さで有名になってしまった。

バグ

先に挙げた「カルドセプト」「海腹川背」の2つは、特にバグが目立つ作品であった。

カルドセプトサーガでは「ダイスで目が奇数と偶数が交互に出る」「事あるごとに頻発するフリーズ」
これによって通称「ロケットダイス」などとよばれたりする。
あまりのクオリティの低さに製品の回収騒ぎまで発展したが、ロケットスタジオだけでは手が足りず、
開発元や販売元が沈黙を続ける中で、XBOX360の販売元であるマイクロソフトが謝罪するという事態に発展。
ちなみにその後は修正パッチが何度か配信され、とりあえずは遊べるクオリティに改善されている。
改善されてもこの程度か

海腹川背 Portableでは「ロープが壁を貫通」「主人公が壁にめり込む」「ぶらさがっているだけで突如謎の振動を始める」「ロープが壁に張り付く」等々、
ようするにまともにゲームが出来ないレベルのバグにまみれている。
あんまり酷すぎて「愛の無いリメイク」と称され、ファンの間ではシリーズ作品と認められず「なんとかポータブル」とまで呼ばれる始末。
ちなみにこちらは修正や回収はされていない。

なお、前者は2006年据置版、後者は2007年携帯版のクソゲーオブザイヤーにノミネートされた。
悪い意味での知名度の高さはここからも来ているかと思われる。

■その後の作品■

とはいえ、決してすべての作品がこのようなクオリティという訳ではない。
例えば海腹川背 Portableが発売される前後にはアーケードゲーム「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」が稼働開始。
子どもでも比較的分かりやすいルールやカードのコレクション要素、また筐体前面にあるロトの剣を押し込む事で奥義が発動する等の中二心をくすぐる演出などが好評。
省スペースなのも幸いし、全国各地のゲームセンターで長きにわたって稼働していた。

他にもゲームプログラミングソフト「プチコン」や、「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のNintendo Switch版など、
開発に慣れてきたのか、比較的安定したクオリティの作品も登場してきている。
更にゲーム以外の分野にも手を出しているのか、長崎大学の関節リウマチ遠隔医療システムである「NURAS」の開発にも携わっている模様。


追記・修正はバグ対応をしてからお願いします。

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最終更新:2024年01月21日 22:58