月亭方正

登録日:2012/07/29(日) 19:55:39
更新日:2024/04/03 Wed 18:55:09
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月亭方正(つきてい ほうせい)は吉本興業大阪本社に所属するお笑い芸人・落語家。
以前は本名の山崎邦正(やまき ほうせい)名義で活動していた。
兵庫県西宮市出身。落語家としては上方落語協会に所属する。


ザキさん等と呼ばれているが、彼の苗字は「ヤマサキ」である。

【来歴】

大阪NSC4期生。当初はTEAM-0というコンビで活動しており、方正の唯一のレギュラー番組である「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」にも出演していた。
1993年に解散し、ピン芸人として活躍。

東京進出はダウンタウンよりも早く、松本人志とはしょっちゅう遊んでいたという。
「ガキ使」の恒例企画「スマホなしで待ち合わせ」では両者その思い出話を語ることもしばしば。 


【芸風】

笑いをとる時は、彼の強運、もしくは周りからイジられるパターンが主である。

おみくじを引けば、なぜか白紙だったり、『平』という、どういうことなの…状態なみくじが出てくる。(因みに、平は平凡という意味らしい)
平凡な男に宿った非凡な運である。


他の周りからイジられる、というよりは、理不尽な目に遭うというネタ、そう、あくまでもネタであるが、番組内で格闘家に殴られるのは彼の性であるといえよう。

有名なところでは、大晦日のガキの使い名物だった「笑ってはいけないシリーズ」。
ここで毎年、企画中盤に必ずプロレスラーの蝶野正洋に、微妙な寸劇を繰り広げた後にビンタを喰らわされている。
その時、何としてでもビンタを喰らわされないようにとする今崎ホセ等の必死かつ姑息な悪あがきは視聴者に多くの笑いを、他のガキ使メンバー達には更に尻の痛みを与える。

山崎vsモリマンシリーズではヘタレではない果敢な姿を見せ、闘い挑むものの殆ど惨敗している。
代名詞であると言っても過言ではないゴボウしばき合い対決は方正に「ゴボウはただの木」と言い本気で嫌がる程である。
ガキの使いだけではなく、ダウンタウンDXなど他の番組でもしつこいほどこの趣旨の発言をしているので本当だろう。

比較的有名であると思うが、コロコロコミックで連載していた「学級王ヤマザキ」が、某おはスタでアニメ化した時にはその主題歌を務めている。

タイトルは「ヤマザキ一番!」。
只管「ヤーマザキいーちーばぁーん」と歌い続ける曲。
まさに彼の為に作られた歌であると言えよう。
しかし彼はヤマサキである。

この曲のどこに感銘を受けたかは知らないが、ウエンツが尊敬するアーティストとして彼の名前を出した時、代表曲として紹介された。
そもそも、これと後述のもの以外の曲は大抵の人が知らないと思うが。

【落語家へ】

長らくダウンタウンのおもちゃリアクション芸人として活躍していたが、ある時後輩芸人と営業に呼ばれた際、単独でできるネタがないということに愕然としてしまう。
伸び悩んでいたときに東野幸治の勧めで故・桂枝雀の「高津の富」を聴いて感銘を受け、月亭八方に弟子入り。これにより39歳にして落語家「月亭方正」としてデビューを果たした。

上方落語は「芸の良し悪しはお客さんが評価する」というルールで江戸落語のような香盤および修行制度はないため、江戸落語家よりも極めて短い期間で一人前の落語家として高座に上がることはできる。そのため世界のナベアツ(元ジャリズムの渡辺あつむ、現:桂三度)等、タレント活動に限界を感じて上方落語家に転業する人は意外に存在する。

ちなみに方正曰く落語には吉本新喜劇の要素が全て入っており、一人でできる新喜劇と評している。

高座に出る際の出囃子には前述の「ヤマザキ一番」が流れる。
出囃子は三味線音楽なので目立たないが、持ち歌…しかもアニソンを出囃子にする落語家など彼ぐらいのものだろう。

真面目にやった結果ではあるものの、本名由来の高座名と言い、持ち歌が出囃子になった件と言い、落語家としてはかなり珍しいことをやっている。

2012年12月17日、翌2013年元旦より、全ての活動を落語家としての名義である「月亭方正」として活動することを発表。
以降彼の芸名はこちらとなっているが、無論いまだに馴染みが薄い視聴者も少なくなく、実際ガキの使いでは現在も「山崎」と呼ばれることがほとんど。
著書の帯では「さようなら山崎邦正」とネタにもされた。
以降は生活の拠点も大阪に移し、他の落語家と同じように毎月あちこちの寄席に出ており、テレビ出演は寄席の合間に出ている形となる。

テレビでの姿とは裏腹に現在の本業はちゃんとした落語家なので、落語は面白いと評判で、上方のみならず関東の先輩落語家からも評判は良く、かの立川志の輔をゲストに迎えて独演会を実施したことも。
実際独演会を行うホールのキャパシティも年を追う毎に徐々に大きくなっており、世間が方正をいち落語家として認めた証拠と言えよう。もっとも、ガキ使内では「定員140名の小劇場のチケットが40枚しか売れていない」「まるで今年の10月6日に開かれた『方正の落語を聞きながらフランス料理を食べよう』という会ほど分からない」」と弄られているのだが…
また、演芸番組『笑点』の東西大喜利では大師匠・可朝との共演を果たし、6代目円楽プロデュースの東西共演落語会「博多天神落語まつり」への出演実績もある。

【その他】

コンビだった頃は今よりも顔が細くて目付きが鋭いイケメンだった。
その後20代半ばから30代にかけて少し太ってしまい、鋭い雰囲気が柔らかい雰囲気へと変化して現在に至る。

現在の20代から30代位だと、天才てれびくんの司会としての印象が強いだろう。司会者自身もオチになると、天てれ黄金期を支えた一人である。

また、MTKの「カーマの気まぐれ」は方正が歌唱、意外に高い歌唱力を知らしめた(CDには著作権の都合上未収録となったが)。因みに方正がダメだったらウエンツが歌う予定だったらしい。
最近ではモノマネ番組や芸能人のカラオケ番組等にも多数出演し、その歌唱力を遺憾無く発揮している。浜田省吾、桑田佳祐あたりが十八番。

数年前に企画で法政大学を受験するも失敗。他の大学で心理学を専攻するも7年ほど通って退学した。
退学した理由は7年ほどやって心理学が合わなかったことに気づいたからである。




追記、修正は山崎姓の人か絡まれやすい人がお願いします。

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最終更新:2024年04月03日 18:55