コールド・リーディング

登録日:2012/02/26(日) 00:16:35
更新日:2023/04/14 Fri 18:20:38
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コールド・リーディング


突然だが、この項目を見ているアニヲタの君を占ってあげよう。

……君は今、何か後ろめたいことがあるんじゃないか?
それとも周りに理解されにくい趣味を抱えていたりはしないかい?
君はどうも敵を作りやすい性格と言える。孤独を体験したことも何度かあるだろう。
現実で上手くコミュニケーションが取れていないのだろう。
自分の言いたいことはハッキリ言うべきだけど、周りの人の話にも耳を傾けるべきだ。
それから視神経にかげりが見える。視力が悪化する恐れがあるし、もしかしたら既に悪化してるのかもしれない。十分気を付けてくれ。




当たった?

以下、ネタばらし


何か後ろめたいこと~
ある程度年齢を重ねれば、一つや二つ後ろめたいことがあっても当たり前。

理解されにくい趣味~
アニヲタWikiの利用者層を考えて、アニメや漫画、ラノベ、ゲーム、エロゲ、異常性癖、メンヘラ等。

敵を作りやすい~
リア充がアニヲタWikiに来てるとは考えにくいので。

現実で上手くコミュニケーションが~
同上。

自分の言いたいことは~
一般論。

視神経にかげりが~
長時間ネットをやってれば視力が悪化するのも当然。

コールド・リーディングとは、話者が対象について何も知らないのに、あたかも全て知っているかのように何でも言い当ててしまうテクニックである。

【コールド・リーディングの作法の例】

  • 誰にでも当てはまる普遍的な内容や、広く解釈できる抽象的な内容を言う
(例)「何か悩んでいませんか?それも人間関係のことで」→大抵の人は悩んでるから相談に来てるわけで、しかもその大半は人間関係の悩みである

  • 対象の年齢、職業、外見等から推測して当てはまりそうな内容を言う
(例)40~50代の対象に対して「身体のどこかが悪くありませんか?」→そのくらいの年齢なら何かしらの持病があって当たり前

  • 話した内容について対象が否定したとしても、「あなたは気付いてないだけ」「これから来る」等と言い切る
(例)「あなたは肺に重大な疾患を抱えていますね……え?この前検査したけど何ともない?可哀相に、まだ気付いてないだけなんですよ」

  • わざと言葉を詰まらせ、続きを相手に言わせる
(例)「あなたは趣味を持ってますね……えーと、これは……なんて言うんだっけ。ほら、あの、アレですよ……。えーっと……」
  「あぁ、ガーデニングのことですか?」

  • 序盤でさりげなく引っ張り出した情報を、後半であたかも自分が言い当てたかのように言う
(例)「素敵な結婚指輪ですね。サファイアですか?」「はい、私の誕生石なんです」→(中略)→「あなたは9月生まれですね?」

これらのテクニックを駆使すれば、対象について何も知らなくても、あたかも全て分かっているように話せるというわけ。
今でこそ比較的有名になったが、一昔前では占い師、霊能力者、超能力者等がこれを使って信者を増やしていったケースも少なくない。ってか今も。
もちろん洞察力、話術、記憶力、ハッタリ等の多少のコツは必要。
なお、下手すると使い手自身が経験則などからこれらを編み出し、意識せずとも使ってしまってるケースもある。本人は「自身の能力、神の賜物」などとしか思っていない。

名前の意味はcold reading、「事前準備をしないで予想する」ということ。
逆にある程度の情報を持っている対象に行う場合は「ウォーム・リーディング」、
事前に入念な調査をした上でそれをあたかも初めて知ったかのように話す話術を「ホット・リーディング」と言う。




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最終更新:2023年04月14日 18:20