桐矢京介

登録日 :2011/08/25(木) 05:02:52
更新日 : 2017/04/22 Sat 12:08:25
所要時間 :約 7 分で読めます




俺は優れた人間です
彼よりずっとね




仮面ライダー響鬼』の登場人物。

演:桜井侑斗



響鬼後半に行われたテコ入れから登場したキャラ。

勉強面で非常に優れており、また芸術方面や将棋など頭脳でも優秀な成績を残している優等生。帰国子女でありフランス語もペラペラである。しかしその反面、運動神経や体力に劣り、運動関係全般が苦手で泳げもしない。しかし本人はそれを必死に隠しており、体育などは仮病で休んでいる(口では残念がり、自分が相当な実力者だと振る舞う)。

母親は外国で仕事をしているため大きな家に一人暮らししており、母親とはテレビ電話で会話している。父親は消防士であり、彼が幼い頃に火災で取り残された子供を救助するために炎の中に飛び込み死亡した。そのため父親に対し尊敬の念を持っており、偉大な父親を超えることを目標としている。
母親は「ママ」と呼び、怖い時に外国にいる母親に助けを求めるなど、かなりマザコン気味。

成績優秀であるためかなり自信過剰な性格で、自身の実力を過大評価しており、他人に対しては見下した言動ばかりとる(作中の発言の9割が嫌味といっても過言ではない)。また自身の優秀性をアピールしたいらしく、何かにつけて勝負を仕掛けたがる癖がある。勝負の内容はいろいろあるが、だいたいの場合いきなり勝負を仕掛け、相手が戸惑っているうちに自分だけ条件を達成して勝利宣言する。
突然勝負を仕掛ける様は、まるで道端に立つポケモントレーナーである。


また、運動オンチを隠したりするなど後ろめたいことがあるせいで被害妄想的な面があり、仮病で体育を休んだりしたときは他人の視線を気にして「なんだよその目は」と突っかかる。

自分の価値観が絶対だとしており、他人の事情や心境を知りもせずに上辺や偏見だけで批判や過小評価したりする。そして、それと比べる形で自分のことを持ち上げる。
またプライドを優先するあまり、苦手な事からは逃げる癖がある。しかし、本人は逃げているとは認めない。


明日夢のクラスに転校してきて、転校する前日に明日夢と勝負した(例によって一方的な)ためか、明日夢とよく一緒にいるようになる。しかし、彼は明日夢を『つまらない人間』と見下しており、頻繁に嫌味を言い、知り合い以上友達未満な関係になっている。

明日夢と一緒にいるとき鬼の戦いを目撃し、響鬼の炎を纏った姿に父親の姿を重ね、父親を超えるためヒビキに弟子入りして鬼になる決意をする。

当初はヒビキに弟子入りを断られ続け、他の鬼に弟子入りを頼んだこともあったが、あきらの頼みもあり明日夢と共にヒビキの弟子になる。
弟子入りしたばかりの頃は修行の意図を理解できず反発したり、ヒビキがいずれ弟子を一人に絞るつもりだと聞いて明日夢より上だとアピールしようと卑怯な手を使ったり、自分が過去に獲得したトロフィーなどを持参して優秀さを示そうとしたりした。もちろんヒビキはそんなものを評価する訳もなく、結局一度は修行を放棄して逃げ出した。

しかし、後に再び弟子に復帰。苦手な体力トレーニングもこなすようになる。また、当初は見下し、邪魔者扱いしていた明日夢に対してライバル意識も芽生えて、明日夢が鬼以外の人助けの道を見いだして弟子をやめたときには激怒した。

その後一年はケンカ別れしたままだったが、持田ひとみが魔化魍にさらわれた際に協力し、明日夢が鬼に以外の道でも努力を続けていることを認めて和解。親友的な関係となる。


また、修行を始めて一年で鬼になっており、師匠であるヒビキの最短記録を塗り替えている。




【京介変身体】
最終回にて京介が変身した音撃戦士。名前はない。ゼロノスでもない。
ヒーロショーで登場した際は 「強鬼」 と名乗っていた。

基本的な姿は師である響鬼と似ているが、顔の模様が異なり角も四本ある(響鬼は二本)。
練習用装備をしている。

色は白と 。白は父親の職業である消防士イメージで紫は高貴をイメージしたデザインらしい。




【評価】
番組後半からの登場で作風一変の象徴的キャラであり、しかも性格が大変ウザく良いところもないため毛嫌いされることが現在でも多い。

また、鬼を目指す動機は「偉大な父親を超えたい」という一見まともなものだが、鬼に固執する理由になってなかったりする(父親を超えるのになぜ鬼でなければならないのか。普通に消防士ではダメなのか)。


《作中のウザい行動》
◆基本的に口を開けば自慢か嫌味。

◆ほぼ初対面の明日夢に対して「君ってつまらない人間だな。よく言われない?」と発言。

◆イブキの弟子であるあきらに対して「修行せず学校に通っているのは鬼になれなかった時の保険」「甘い」と発言。あきらが学校に通っているのはイブキの教えである(ただ、あきら本人は学校に通って安心していることは認めている)。ちなみに、孟士には鬼しかいないわけではないので鬼になれなかったからといって役割がない訳ではない。

◆運動オンチなど自分の弱点は隠して認めないが、他人の弱点は進んで暴く。苦手なことはひたすら避けるが、それを「逃げている」とは認めない。

◆魔化魍に遭遇して逃げる。一般人なので当たり前なのだが、「逃げてない」「俺は逃げない」と自ら地雷を踏む。しかもそのあと再び逃げる。

◆ヒビキに弟子入りできた際、あきらの頼みがあってこそにも関わらず、復讐に囚われたことを悔いてイブキの弟子を止めたあきらに「君のようにはならないようにしなくちゃな」と嫌味。繰り返すが、ヒビキの弟子になれたのは彼女の頼みあってこそ。

◆ヒビキの修行で、運動オンチゆえ基礎トレーニングに「鬼になる修行ってもっと神秘的なものなんじゃないんですか!?」と文句をつける。

◆一緒に弟子入りした明日夢を「いない方がいい」と邪魔者扱い。
さらに、響鬼がいずれ弟子を一人に絞るつもりだと聞いて、自分をアピールしようと持久走でタクシーを使ったり(バレたけど)、ヒビキに昔獲得したトロフィーを見せて自分の方が優れているとアピール。
ここを含めて、「俺は優秀な人間です。○○よりずっとね」的なことを度々口にしている。
その後、結局逆ギレして「お前の弟子なんかこっちから止めてやる!」と勝手に弟子をやめる(後に復帰し、トレーニングもこなすようになったが)。

◆挙句、自分をいじめた奴らに仕返しするためにディスクアニマルを使おうとした(結局、魔化魍に襲われた姿を見て反省し、普通に人助けをしたが)。

◆明日夢が鬼になる以外の道を見つけ、鬼の修行を休んだ時にマジギレ。
事情を知らなかったとはいえ、 重病に苦しむ少女 の「お兄ちゃん(明日夢)のパネルシアターが見たい」という 願いを叶えるために パネルシアターをしていた明日夢に詰め寄り、「こんなことが鬼になるより大事か!」と激怒、 パネルを床に叩きつける というDQNも真っ青な暴挙にでた。滅多に怒らない明日夢もこれにはさすがに怒り、取っ組み合いになる。
本人は明日夢をライバル視して勝ちたいと思っており、明日夢が修行を止めたのを「裏切り」と考えているらしい。最初に明日夢を邪魔者扱いして、単なる癇癪で弟子を止めたのは誰だったか……。
もちろん、それだけ成長したということなのだろうが、響鬼後半は京介に限らずキャラの内面描写が不足気味なので我が儘にしか聞こえない。



……と、目立つものをだけでもこれだけある。おかげでヒビキが最終回で言った「あいつは根性がある」というセリフもいまいち納得できないものになっている。


まあ最終回は本編から一年後のエピローグなので、成長したということなのだろうが、やっぱり描写が(ry
なので、描写不足の内面を脳内補完できるか否かで評価が変わるかもしれない。

実はあまり自発的に動かず子供にウケない明日夢が後半でリストラされて「ヒビキと明日夢」という関係が壊れるのを防ぐために、後半スタッフが明日夢を動かす役として投入した重要キャラらしい。
だからってここまで嫌なキャラにする理由にはならないが……。

『S.I.C.HERO SAGA vol.2』に新規収録された立体化企画では、京介の独り立ちした鬼の姿はこうであろう、という少し大人びた感じの変身体の作例が作られた(小説には未登場)。

ちなみに、演じた中村優一は京介の嫌味なキャラと自身の演技力の未熟さでネット上の評判が悪いことに不安を感じていたらしいが、イベントでは歓迎されて安心したらしい。現在において再び演じてみたいとも思っているとか。
また、彼は後に『仮面ライダー電王』にて桜井侑斗/仮面ライダーゼロノスとして再登場。
響鬼後半から日が経っていない事もあってか登場当初こそ未だ賛否入り混じった評価であったが、そのキャラクター性から無事人気者になった。
良かった良かった。




俺は優秀な項目です
彼の項目より……って、ああ、そういえば彼の項目はまだないんですね(失笑)

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