夢野カケラ

登録日:2011/10/14 Fri 19:36:30
更新日:2024/03/26 Tue 20:46:42
所要時間:約 8 分で読めます





「やった! このオレ『夢野カケラ』の項目がついに建ったぞ!」」

「自慢する友達もいないから、さっそく一人で読んでみよう!」








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何だコイツ


たぶん こんな顔


               _,,,,..,,_
   , -‐-、   _,,,,..,,_  ,'    ヽ
  l    ヽ,.-''"    `゙''、⌒)  i
  i  (⌒"         `ヽ ノ
   ゙ゝ'' ,-‐-、,' `ー‐‐ー" `、
   ,'    ●     ●     i. 
   !                l
  │      (⌒)    ∪ │
   ',     ,,___人___,,,.     ,'
   丶    レ-‐-、)     /
    ヽ     ̄ ̄ ̄   ,.'
     `'-、_  """ _,.-'´
       `゙''ー-‐'''"

(そうとうなスケベ)


追記・修正予定












「何だコイツって何だよ! そんな顔じゃないよ!」





夢野カケラは日本の漫画家である。
いくつかの雑誌に作品を連載していたが、人気が出ずにことごとく打ち切りに遭っている。

その原因として、
  • キャラの書き分けができていないほど画力が低い*1
  • ストーリーがありきたりでどこかで見たようなものばかり*2
  • 構成が読みにくい*3
  • 設定が頻繁に変わる*4
  • 誤植が酷い
などが挙げられる。
(上記のうち「設定」と「誤植」に関しては本人だけのせいではないのだが…)

しかし、何より一番厄介なのは、これだけ多々ある問題点に当の夢野本人が無自覚であることだろう。
編集部に指摘されても頭ごなしに否定したり*5自分が描いた漫画のコマを自信満々に持ち上げたり*6、とにかく自意識過剰である。

だが、とある一部の要素に関しては、やたらと評価が高い。
詳しくは後述。


■作品一覧

王道ファンタジー漫画。ある伝説を残した。
そのせいか、おそらく作者本人より知名度が高い

廃部寸前のサッカー部が奮闘するスポーツ漫画。
主人公も相方もヒロインも魅力がなさすぎる事で有名。サッカーは俺の生き甲斐なんダッシュ!
キャラの書き分けのあまりの下手さは必見。
あまりの不人気ぶりに焦ったのか、途中露骨なテコ入れが行われたが、かえって不人気に拍車をかけ、そのままとどめを刺された。

学園ラブコメ漫画。多くのキャラによる複雑な恋愛模様が繰り広げられる。
珍しくコミックスが出ている作品であり、ゲーム化もされ、ファンブックまで出ている。
…が、肝心のクオリティは他の作品と大差なく、矛盾や設定の放置がとにかく目立つ。にもかかわらずここまで優遇されたのは、編集部のアンケート集計のミスではないかと噂されている。
最終回の翌月に真の最終回を掲載、人間関係や伏線を回収した。
余談だが、作者は作中のキャラのマミに相当思い入れがあるらしく、ファンブックのインタビューにて将来のを聞かれた際に「マミと結婚したい」と答えている。正直気持ち悪い。

剣と魔法のファンタジー漫画。2話で打ち切られた。
魔法の世界に憧れる現実世界の主人公という始まりだったが、急な最終回により全てが妄想であり、「ラストファンタジー」は最終回で登場したゲームのタイトルというオチで終わった。
第1話の無駄に長い&色々おかしい1ページ目の説明と異様に遅いストーリー展開は読むだけで滅茶苦茶疲れる。

デーモンの力に目覚めた高校生が活躍するバトル漫画。初回3ページ+最終回1ページの全4ページ。
初回は下級バンパイアとの奮闘を描き、半年後の増刊号に掲載された最終回では主人公の半生と親玉バンパイアとのバトル開始までの展開が1ページで描かれる。

こちらは正確には新人漫画家、富士36によるルポ漫画であるが、夢野カケラが取材を受ける回がある。しかし、夢野は一貫して意味不明な発言ばかりしていた。


以上を見てもらえば分かるように、はっきり言って漫画のレベルは相当低い
漫画家になれたのは「奇跡」としか言いようがないだろう。
編集部からも見放されているのか、最終回は驚くほどページ数が少ない。
ソードマスターヤマトと同時に打ち切られたあの4コマ漫画の「どっこいおむすび君」以下である。

だが先述したように、評価されている点が全くないわけでもない。
それは……、


風呂敷の畳み方が異様に上手い


上手いと言うのは語弊があるかもしれない。
しかし、最終回ではどれだけ大風呂敷を広げまくった展開もほぼ全て綺麗に決着させ、伏線も全て回収する。

3ページで最終回を迎えたソードマスターヤマトを初めとして、
無理なテコ入れを全て纏めたキラメキシュート、
読者の疑問点にも答えを出した恋のトライアングル、
そして2話目でありながら1話で提示された布石全てにケリをつけたラストファンタジー。

漫画の内容は糞のように罵る者も、この点だけは評価するとか。
ネットでは「次の最終回はどうなるだろう」と、連載が始まってないのに打ち切りを期待される始末。
漫画家としてそれでいいのだろうか。


追記・修正は伏線を回収してからお願いします。


夢野カケラ先生の
次回作にご期待下さい















夢野カケラとは、ギャグマンガ日和に登場するキャラクターである。
上述の作品群も、ギャグマンガ日和内部の作中作
声優アニメ二期では前田剛が、アニメ三期では内藤玲が担当している。
低レベルな漫画が打ち切られ、最終回で無理やり風呂敷を畳んで話を終わらせるという「打ち切り漫画家シリーズ」の主人公。
頭をひねったであろう伏線回収ネタは一読の価値あり。

シリーズ第1作である『ソードマスターヤマト』が掲載されてから、漫画やアニメが打ち切りにより無理やり伏線を回収して最終回を迎える事を「ソードマスターヤマト化」「リアルソードマスターヤマト」と呼ぶことがある。
ガンガンの『女王騎士物語』に至ってはオチのアオリ文までそのままでパクッて(?)いる。

唯一短期打ち切りでない『恋のトライアングル』は、同じ雑誌の釣り漫画「鯉のTRY!あんぐり」と間違えてアンケートを入れられていた事が発覚*7
お詫びとして最終回中でその作品をヨイショしていた*8
ちなみに前述の「マミと結婚したい」は本当は別のキャラのコメントだが、編集部が間違えて掲載した*9

なお、項目冒頭で本人が言ったようにプライベートで人付き合いがないなど人間関係も壊滅的で*10、同業者の中でも嫌う者は非常に多い。

彼も問題のある人物だが、よくよく考えると彼よりも編集部や出版社とかの方が遥かにやばい奴ら揃いだったりする。

  • 全てに共通するのが問題点を雑誌に掲載する前に知らせない。要するに編集作業を全くしていないことになるので、明らかな職務怠慢である。
    • もっとも、作中の描写から口出ししても夢野が聞き入れるのか微妙だし、仮に聞き入れたとしても改善できるのかという話だが。
    • さらに作品の打ち切りなど重大な知らせの連絡を怠ったりもしている。
  • ページ数も全作品通して少なく、最終回はいずれもたった1~3ページ。いくら人気がないからといっても少な過ぎである。
  • 編集者が彼女が出来て浮ついた気分で仕事をした結果、最早話の内容など頭に入らないレベルで誤植を乱発した上、個人的な自慢を煽り文で行う*11という暴挙をしながら、反省の色もなく謝罪も「~だぜ!」といったふざけたノリで済ませる
  • 編集者が作品をボロクソにけなすネットの投稿を電話で作者に教える。大多数の読者に指摘されてる作品の問題点や疑問点を教えるのはともかく、只の悪口は作者の心を傷付けるだけである。
    • なんとか人気を得たい作者に路線変更を提案するが、明らかにサッカー漫画としておかしいアイデアばかりで人気が出る要素が皆無*12
    • 無理難題を何とかこなすも結局打ち切りになるのだが、その時の連絡でもボロクソに貶すネットの投稿を知らせ、しかも自分も皮肉を込めた投稿をして「あっ、これ自分が書いた奴だ」と笑いながらカミングアウト。
    • その後、夢野が言ってしまった他の漫画家への悪口をその人にチクる*13
  • 編集部が掲載する漫画同士のタイトルを似ないようにしなかったせいで、人気があった方の漫画の票が不人気だった夢野の漫画に集まってしまう。しかも人気があった方が打ち切られるまで誰一人ミスに気付けてなかった。
    • 誤投票によって優遇された結果なんとゲーム化するが、内容が超手抜き&作者をボロクソに貶すエンディングをねじ込まれる*14
    • ファンブックも意味不明&間違いだらけ。挙げ句の果てに漫画内のキャラと結婚したいと言った事にされる。
  • 大御所の先生の作品のために、完成してた第1話のページを大幅に減らしてほしいと無茶苦茶な指示をする。しかも第2話が同時期に発売する増刊号に載る事が決定してるので、内容を合わせなければならない。
    • これも何とか無理難題をこなした夢野だったが、編集者の勘違いで増刊号の発売が半年先だった事が判明した。結局2話で1ページに減らされて打ち切りに。
    • おまけに『夢新』『3キコ』『夢アリ』など作者への蔑称を教える。
  • 新人漫画家のルポ漫画の取材を快く引き受け真剣に答えたのにもかかわらず、「記憶力が無いしメモを取る程でもなかったから」「目が合って嫌だったから」という理不尽な理由で「根暗で盗作常習で新人を貶すクズな漫画家」に改悪された内容で紙面に載せられる。
  • そもそも何故ここまで実力の低い漫画家に普通に連載を与えるのか疑問である。

……こうして見ると、夢野は十分このヤバい奴らの被害者なのがお分かりだろう。
しかも『恋のトライアングル』の時はミスとはいえ人気を獲得した別の作者に迷惑をかけてるので笑い事ではない。
(さすがにここまで酷いのは早々ないが)夢野に限らず編集部や出版社のミスや都合に振り回される現実の漫画家は多く、そのせいで作品の質を落としたり今後の仕事に支障をきたしてしまう事例も珍しくない。
もしかしたら、これだけ酷い出版社な為にろくな漫画家が寄ってこないのかもしれない。

■関連人物

  • マンガ描男
「どっこいおむすび君」「すっぱいうめぼし君」の作者。あまり人気は無いが夢野ほどではない模様。
最新作「かったい! おもち君」を出版社に持ち込む際に夢野と会った際、表向き友好的に接しつつ彼の足を踏んで挙げ句「死ねや」とまで言った*15

月刊チェヨンスの担当編集者。電話越しの声のみで本人は出ない。
夢野の関連人物の中で屈指のロクデナシで、初めて彼女ができたことに浮かれて大量に誤植をしまくり、しまいにはページラストの煽り文で「彼女ができました…」と私物化している。それすら「やっちゃったー」「やっちまったぜ」などの軽い謝罪で済ませていた。
曰く「彼女いない歴0年」とのこと。
作品がこんな形になったことの一因(最大の原因はやはりそもそもの夢野の力量ではあるが……)。
天罰が下ったのか、後に初デートの前に彼女にふられてしまい、「ありえないんだぜ」と叫んでショック死した。

  • 富田(CV:うえだゆうじ)
小島に代わってヤマトの担当を務めた。彼も電話越しの声のみ。
打ち切りをあっさり宣告したり、最終話の纏め方のアドバイスも特にしなかったり、「もうチェヨンスでは描かない」という夢野の叫びにも淡々と応じるなど、冷たい……というかかなりドライな性格。
もっとも、最終話だけとはいえ不人気作品の担当になったので仕方が無い。
とはいえ、他の担当と違って特に問題行動を起こしておらず、報連相も普通にできているので夢野の担当の中ではまともな方である。

  • 住田(CV:うえだゆうじ)
月刊チェホンマンの編集者。彼も電話越しの声n(ry
「ビリッケツ」「打ちっ切り」などの独特な言い回しを好む。通話中でもネットの掲示板を見て悪口を夢野に伝えたり、夢野の悪口をマンガ描男に告げ口したりなど、デリカシーのない性格。

月刊チェジウの編集者。彼も電話越しの声のみの登場だが、富士36のルポ漫画内で姿を見せた。(実際の容姿と忠実なのかは不明だが)
夢野や他の編集者との報連相が全く出来ておらず、勝手な造語を使ったり電話中に大欠伸したり等、仕事ぶりは杜撰。

  • 日本庭園めでる
月刊チェジウで活動する人気漫画家で「鯉のTRY!あんぐり」の作者。
(誤投票とは言え)アンケートの票を奪った事で、夢野を恨んでいる。
日本刀コレクターでもあり、夢野は斬られるのではないかと恐れていた。

  • 富士36
新人漫画家。夢野にインタビューをしてルポ漫画を描いたが、記憶力が物凄く悪い癖にメモをちゃんと取らない等無礼な振る舞いが目立つ。
そのせいで、夢野は自信過剰のオンパレードで、読者に「お前が言うな」と突っ込まれまくるだろう発言はともかく。態度も質問への返答も真面目だったのに、漫画内では根暗で漫画家として最低な人物に捏造されてしまった。


追記・修正だけは……許さない!

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最終更新:2024年03月26日 20:46

*1 表情の変化に乏しく、ほとんど口をあんぐり開けた顔のワンパターン。ちなみにこれを指摘した担当に夢野は「僕は区別つきますけど」と反論している。

*2 オーソドックスと言えば聞こえはいいが、夢野の場合は陳腐と言ったほうがいい。

*3 月刊連載なのに「10回倒さないと死なない」設定にして10話ぐらい引っ張ろうとしたり、第1話の初っ端からいきなり世界観の長ったらしい解説をしたり等。

*4 いつの間にか人間関係が複雑化していたり、被り気味の属性が別々にあったり等。

*5 主人公の語尾を「ウザくない」と言い張ったり、担当からオチを勧められた際に「僕の漫画の場合はできない」と暗に他の漫画を下げる発言をしたり等。

*6 「超渋い」「超クール」「超ドキドキ」等やたら「超」をつけているが、台詞や場面は普通にありがちなものばかりである。

*7 現実の漫画雑誌では、このようなことがないように徹底した対策および管理がされている。

*8 ただし謝罪は一切していないため、とんでもなく相手に失礼な事をやらかしていることになる。

*9 夢野自身も「気持ち悪い」と言っている。

*10 『恋のトライアングル』がゲーム化された時に「自慢する友達もいない」と言っている。

*11 言うまでもなく漫画などの出版物は作者の名前は出ても編集者の名前は出ないので、読者には原作者のどうでもいい自慢に取られてしまう。

*12 アイデアを全部鵜呑みにした夢野も大概だが、危機感に駆られて担当を信用したので無理もないだろう。

*13 しかも夢野を相当嫌った辺り、発言を盛った可能性も有り得る。

*14 作者や作品にどのような思いを抱こうが個人の自由だが、ゲーム内でそれをカミングアウトするのは作者に失礼である。

*15 担当の住田から夢野が言った(おそらくかなり盛った)悪口を聞かされたことが原因