ロザリィ(ACV)

登録日:2012/03/04 Sun 18:41:21
更新日:2023/08/08 Tue 04:09:08
所要時間:約 4 分で読めます





「で、アタシはどうすればいいんだっけ?」

「儲かるならなんでもいいけど」

ARMORED CORE Vに登場するキャラクター。
CV:林真里花


フランが率いるレジスタンスに物資を供給する女性ミグラント。
RDを部下に持つ。

上述したセリフから分かるようにかなりの守銭奴(本人曰く「タダ働きは死んでもしたくない」)

だが、金を得るためには自らの身を危険に晒すことも厭わず、レジスタンスに荷担するのも「負けている方に賭けた方が儲けが大きいから」という逆張り的な発想から。

このように非常に肝の座った性格で、女性ながら他のミグラントとも対等に渡り合っている。

行動する際には茨のエンブレムをあしらった大型ヘリを使い、主人公のACもこれで作戦領域まで輸送する。

ストーリーミッションでは、父からリーダーの座を受け継いで間もなく経験の浅いフランに変わって主人公に的確な指示を出してくれたり、ガレージポイントを支払えばACの補修や弾薬の補給を行ってくれる心強い存在。

彼女の「なーに?呼んだかなー?」に悶え、勢い余って爆散したミグラントの諸兄も多いのではないだろうか。

まぁその代わりに装甲列車をぶっ壊せとか「LLL」を倒せとかやたら無茶ぶりしてくるけどねっ! でも彼女のためならたとえブーストチャージだけでm(ry

しかしガレージポイントがないと「あんたお金ないんじゃん?おねーさんなんにも出来ないなー」と突き放されてしまう。
いやそれはそれd(ry



以下ネタバレ


















ストーリー中盤、企業の待ち伏せにあい、部下のRDを失った事に心を痛めていたが、彼はAC「ヴェンジェンス」を駆り復活。が、感動の再会とはいかなかった。

彼は自ら危険に飛び込んでいく彼女のやり方に不信感を募らせ、自らが「ゲームに勝つ」ために企業側に寝返っていた。

ロザリィはRDを説得するも、彼には届かなかった。この時の「RDぃ…もうやめようよぉ…」というセリフは悲壮感たっぷりで切ない。

終盤、企業の無差別攻撃を受け、フランを先に撤退させて自ら主人公のACの回収を引き受ける。

なんとか主人公を回収してフランと合流しようとするが、その最中、一発の凶弾がロザリィのヘリを直撃する。

主人公のACは間一髪ヘリから切り離されたため無事だったが、ロザリィはヘリと共に地面にたたき付けられてしまった。

そこから少し離れたビル、その屋上にスナイパーキャノンを構えたRDのAC「ヴェンジェンス」の姿が…



「何故、外したのです?狙いはACだと指示したはず」

「むこうが避けたんだ。さすがは姐さんだよ」

「まぁ自分が死んだら意味ないけど。ハハハッ」


この後、フランの挑発に激昂したRDは主人公と交戦。GRIND BRADEを起動して強襲するも及ばず、炎上する「ヴェンジェンス」と運命を共にした。

レジスタンスは汚染地域へと逃れ、主任が操る巨大兵器EXUSIAとの最終決戦に臨む。

結果は主人公がEXUSIAを撃破し、レジスタンスと企業の戦いはここに終止符が打たれた。

この場面にロザリィは登場しないためやはり死亡…したかに思われたが、後日談にあたるオーダーミッションでも元気に登場した。

企業の無差別攻撃で死亡したレオンに変わり、フランの良きパートナーとして活動している。



余談だが、実はMOHのミグラントであるリーガンの実の妹で、本名はコーデリアという。

リーガンとその妹であるコーデリアはMoHを創設したストラトフォード夫妻の娘であり、彼女のフルネームはおそらくコーデリア・ストラトフォード
彼女らにはさらに上の姉がおり、ストーリーには絡まないがMoHに籍を置いているらしい。

強い求心力で組織を率いた母亡き後、MoH内では一族の権力に拘るリーガンを中心とした派閥と母譲りの敏腕ぶりを期待されていたコーデリアを推す派閥との間に後継者争いが勃発。

それに嫌気がさしたコーデリアは名前を捨て、自由を求めてアウトローな生活に身を置いている……ということらしいが、そこら辺のことは本編ではまったく触れられない。

また、この「統率者亡き後の3人の娘たちの争い」という下りはシェイクスピアの『リア王』を下敷きにしているそうな。



尚、設定資料集によれば三姉妹は全員30代であるらしい。

本編終了後は、自分たちに幾度となく刺客を差し向けてくる長女、ゴネリル・ストラトフォードの半ば脅迫に近い依頼を受けて、汚染地域の中でも特に汚染のひどい、タワーの調査に向かうことになる。

タワーの探索に向かった彼女は、そこで主任とキャロルに再び相まみえることになる。
彼らの正体と目的を知ると、彼女は彼女なりのやり方で人類の復興を目指すようになる。

その後、タワーに向かったあとに消息を絶ったロザリィはMoH内では死んだものと扱われていたが、突如単身電撃的な帰還を果たす。

そしてロザリィからコーデリア・ストラトフォードへと再び戻ることを宣言し、その持ち前のカリスマ性と権謀術数により
瞬く間にMoH内での最高実権を握り、姉のゴネリルを放逐することに成功する。

その後は硬軟織り交ぜた施策によって、MoHは周辺の有力なミグラント達を次々に取り込み、急速にその勢力を拡大していく。

彼女には多くの子供が産まれたらしいが、その子どもたちには皆それぞれあらゆる英才教育を施し、MoH内の要職についていったという。お前はどこのサラ・コナーだ。
彼女の死後、MoHは組織体制を改変し、巨大な一つの国家システムへと変貌することになる。


これが後のシリウスエグゼクティブである。

ちなみに彼女がMoHを出奔した理由は、自由を好む気質はもとより、自分という邪魔者がいるがために骨肉の争いを始めて欲しくなかったという、彼女なりの気遣いがあった。
しかし、当のリーガンは『いつかコーデリアが戻ってきて、自分の地位を脅かすのではないか』という妄執に取り憑かれてそんな思いには露ほども気づかず、ゴネリルはそもそもコーデリアには興味がなかった。
彼女が姉を嫌っていてもある意味仕方がないといえる。



・以下最重要ネタバレあり。閲覧者注意!



















アーカイブによれば彼女は特定の男性と添い遂げることは生涯なく、『とてもお盛んであった』らしい。自由を何よりも好む彼女らしいといえばらしいが、姐さんのファンは血の涙を流していい・・・。



「あんたお金持ってないじゃん?それじゃおねーさん、追記・修正出来ないなー」

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最終更新:2023年08月08日 04:09