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ハッテン場

登録日：2011/12/15(木) 23:59:21
更新日：2023/09/05 Tue 21:49:21
所要時間：約 6 分で読めます


や ら な い か


概要

ハッテン場とは、同性愛者の男性が、性交相手を求めて集まる場所の事。いわばハプニング・バーのような場所である。
漢字表記は発展場。かつては同性愛者に限らず、異性愛者が性交相手を求める場所の事も指していたが、現在は、もっぱらゲイ男性のそれを意味する。


有料のものと無料のものがある。

◆有料ハッテン場

有料のものは、主催者が自治体の許可を得て営業している風俗店扱いで、18歳未満は立ち入り禁止。
「クルージングスペース」などとも呼ばれる。
大浴場やサウナ、個室や大部屋が設けられているのが通例で、そこで出会った相手とワンナイトラブを楽しんだりする。
特定の属性持ち（ガチムチなど）をフォーカスしたイベントも開催されることがある。
世間の目もあり、同じ趣味嗜好を持つ者を探すのは難しいゲイの男性にとっては貴重な出逢いの場である。

しかし、一般の風俗店と同様に、中には性病持ちの客の巣窟とも呼ばれる店もあるにはある。
こうした店では、HIVのような命に関わる感染症にかかっていても平気で遊ぶ無茶苦茶な連中も居なくはないが、
HIVに対してのゲイの警戒心は高いため、避妊具を使用しない危険な行為に及ぶことはほぼ無い。
なお、HIVを始めとする性病は当然、ゲイに限った話ではない。
異性間であっても避妊具等を使用せず、不特定多数と不用意に行為に及べば、罹患する可能性は十二分にある。


◆無料ハッテン場

無料と称しているが、例えば公園にある無料休憩所のようにハッテン場として無償で提供された場ではもちろんなく、
ゲイの男性が多く集まる等の理由で自然発生的に、主に人目に付かない場所が口コミなどでそういう扱いをされているケースが大半。

当然公にはただの公園や駅のトイレだったりするため、噂を聞いた一般人やノンケの男性が「身の危険を感じる」と忌避することもあるが、
実際に出会いの場として利用しているゲイたちは概ね事前に連絡を取り合った上で待ち合わせをしているのがほとんどだといい、
偶然足を踏み入れたノンケの男性が「やらないか」されたりすることはまずない。
仮に見境なくナンパするようなゲイがいたとしても、異性間の出会いを求める駅前のナンパ男の方がしつこいだろう。

なお、上述のように公園や駅といった公共の場であることが大半なため、
その場で行為に及んで管理者や一般人に見つかれば通報されて相応の処罰を受ける可能性が高い。
行為の禁止を書いていたり、警備員の巡回や死角を無くすといった対策がされていることもある。
しかし、大抵の場合は待ち合わせ後に場所を移して行為に及ぶため、そのような不届き者はほとんどいないと思われる。


■ハッテン場になりやすい場所


過去には野外の場合が多と言われていたが、現在は警備の強化などに伴い、屋内の有料ハッテン場が主である。

◆公衆トイレ

たぶんネタとしても、もっとも有名なハッテン場。個室に鍵をつけてコトに及べるのが利点。
もっとも、公衆トイレで行為に及ぼうという発想はゲイに限った話ではなく、近年では某芸人が女を多目的トイレに連れ込み行為に及んでいた事が発覚し、一騒動となった。


◆公衆浴場

こう言った場所も一部の迷惑なヤカラによりハッテン場として利用されることも事実としてあり、他の利用客にとっては迷惑千万な話である。
ただし、勝手にハッテンされる浴場側には「洗い場をタンパク質で汚したまま帰る」「ノンケの客に接触を試みる」奴もいるため非常に迷惑な話であり、
禁止令を出したり警察を容赦無く呼ぶところもあるため、ゲイ向けポータルサイトでこのような使い方をしないよう呼びかけられている。


◆海岸

夜の海辺はムードもまんてん。
切なげに海を眺めていたら、ほら、後ろから、ノンケでも平気で食っちまう男が……と思ったらツレの女と隣でおっ始めやがった…ちくしょう羨ましいな！


◆河川敷

橋の下などはバレそうでバレない、スリル満天のスポット。
青姦付きなノンケカップルにもよくご利用頂いている。

◆映画館

暗がりの中もまたドキドキスポット。
特に最後列はゲイでなくてもカップルであればムラムラしてキスを迫ったり、中には女にナニを舐めさせてる上級者のノンケもチラホラ。
人目につきやすいのでご利用は計画的に。


◆公営プール

公然と裸になれるプールは、自慢の肉体をアピールできる絶好のチャンス。
金が無いホモは料金の安い公営プールに繰り出すのだ。
特に、東京都港区の区民プール「アクアフィールド芝公園」は「芝プー」の通称で全国的に知られている。
公共スペースを利用したハッテン場はほぼ絶滅したが、ここは「セックスしなければ問題ない」という考えからか、いまだに夏になるとゲイが大挙して押し寄せることもある。


しかし、これらの場所での性交は、当然公然猥褻に当たるので、警察に見つかったらツナギの兄さんもろとも逮捕されてしまうだろう。
もちろん、ノンケも公衆の場で青姦に及べば逮捕されるのだから当たり前だよね。

どこぞのツナギの兄さんならそんなヘマはすまいが、初心者の皆さまはゲイに限らず、ノンケも青姦の際には十分に注意しよう。

というか、「スリルを求めて」などの特別な理由がないなら素直に有料のハッテン場に行った方が良い。
インターネットでも検索出来るぞ。


◆余談


とまあ、色々ハッテン場について書いてきたわけであるが、現在は、

  • インターネットやSNSの普及により、ハッテン場に行かずともパートナーを見つける事が可能になった。

  • 性病持ちが紛れ込んでいるところもあるので、仮にゲイでも感染するリスクを考えて行かない。
    店によっては高確率で病気持ちがいるどころか、「ヤバ交尾」と称した移しあいをしようとする末期的な連中の溜まり場と噂される場所さえあるという話も聞かなくはない。
    さらに2020年以降の新型コロナウイルス（COVID-19）パンデミックにおいては文字通りの濃厚接触のリスクが指摘されており、韓国ではハッテン場でクラスターも発生する騒動が起こっている。

  • SNSによる出会いの増加に伴って若者のゲイたちのハッテン場離れが進行し、行っても年寄りばかりのハコもあるが店舗によっては20代限定などのハコもあるので店舗による。

……などの理由から、最近では有料店以外は、ほぼ過去の昔話となりつつある。


また、ゲイにもノンケ同様に好みのタイプは存在すること、ゲイに限らずノンケでも相手側の同意なしに肉体関係を強要したり、青姦をすれば誰だって当然犯罪になることなどから、
たとえ裏でハッテン場として有名なスポットであっても、その気がなさそうな男性にちょっかいをかけるゲイは(よほど節操無しでなければ)いない。
なので、「この公園ハッテン場だし、怖いから回り道しよう」等とわざわざ避けて通るのは自意識過剰とも、深層心理でゲイにモテると思ってる自称ノンケである可能性が多分にある。

たとえゲイが居たとしても、ネットの掲示板などで仲間を集めてから行くのが一般的なので、ご安心を。
ベンチで座って待ってるほどゲイは暇じゃないのだ。



追記、修正は、ハッテン場でホイホイついていってからお願いします。

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