クレニアムモン

登録日:2011/11/01(火) 18:45:31
更新日:2023/02/25 Sat 01:51:32
所要時間:約 3 分で読めます




分かったな?
さぁ、次の一撃でお前達の未練を断ち切ってくれよう!



『クレニアムモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。

【基本データ】

世代 究極体
タイプ 聖騎士型
属性 ワクチン種
必殺技 エンド・ワルツ
“魔槍クラウ・ソラス”を超高速で回転させて超音速の衝撃波(ソニックブーム)を放つ。
この技を受けた者はデータが粉砕され、データの塵になる「最期」まで「舞い踊る」
得意技 ゴッドブレス
三秒間だけ如何なる攻撃も無効化する“魔楯アヴァロン”の全方位防御を発動させる。

【概要】

ロイヤルナイツに属する聖騎士型デジモン。
一見するとウィルス種のような容貌で、カオスデュークモンの如く魔槍と魔楯を携えているが、れっきとしたワクチン種である。
ワクチン種に誤認されやすいデュークモンとは逆であるともいえるか。
cranium(クレニアム)” とは『頭蓋骨』の意味。

己が道を行く性格を持つことの多いロイヤルナイツ達の中で最も礼節をわきまえたデジモン。
完璧主義者で、イグドラシルから与えられた任務の達成率は騎士団でトップクラス。
敵との闘いは一騎討ちで撃ち破ることを信条としており、強敵との闘い、勝利に至上の悦びを感じる。

イグドラシルからコード操作され「ブラックデジゾイド」と化した鎧に身を包み、その鎧のデータにアクセスして“魔槍クラウ・ソラス”や“魔楯アヴァロン”などを生み出す。

デジモンワールドXに似たようなヤツが登場したが、あれは一応メカローグ。


初登場は『デジタルモンスターカードゲーム デジタライズブースター』。
バンチョーレオモンやタイラントカブテリモン、ダークドラモンなどの『デジモンアクセル』勢と同期。
ただ、そのアクセルには登場できなかった(同僚の赤い馬が新登場してしまった…)

その次の育成ギアである『デジモンミニ』にも登場できず、セイバーズでの活躍まで雌伏の時を強いられてしまう、ちょっと可哀想な奴。


【派生種】

クレニアムモン(X抗体)

世代 究極体
タイプ 聖騎士型
属性 ワクチン種
必殺技 ヒャズニング・ワルツ
「究極戦十剣ダインスレイヴ」を光の速さで回転させ、周囲3kmの目標物を灰燼と化す。
この技を見た者は「攻撃された」という自覚すらないままデータの塵に変わってしまう。
得意技 グランドグリーズル
両腕のブレードを外してトマホークとして投擲する。
クレニアムモンがX抗体を得て進化した姿。
全身のブラックデジゾイドは更に頑強になり、並大抵の攻撃では傷を負わせるどころか攻撃した側が逆にダメージを負うほど。
魔槍「クラウ・ソラス」を変形させた「究極戦十剣ダインスレイヴ」を武器として持つ。
読みは「きゅうきょくせんじゅうけん」だろうか?十剣ってなんだ??
デジモンリンクス等のモーションを見ると、必殺技発動時にダインスレイヴが変形(両側の刃が縦に割れて展開)し、十文字を描く。
恐らくはそのことが由来なのであろう。(槍のアイデンティティは消えたけど)

ちなみに「ヒャズニング・ワルツ」の“ヒャズニング”とは、北欧神話で「決して終わらない戦い」を意味する「ヒャズニングの戦い」からとった言葉であろう。
いくつかの戦いの逸話があるが、『エッダ』における戦いで使われたのが、魔剣「ダインスレイヴ」である。

また、最強の魔楯「アヴァロン」を背に仕舞っているのは自分に使う必要がないという自信の表れである。
さすがに、イグドラシルに「ロイヤルナイツにとって敵に背後を見せる事は絶対にあってはならん!」と言われた訳ではあるまい


【関連作品でのクレニアムモン】

アニメ『デジモンセイバーズ


イグドラシルの命令なのか、人間界に侵攻した金色のアイツに代わって、ロイヤルナイツの 守りの要 として登場。

イグドラシルから信頼されているようで、楯を砕かれるまではロイヤルナイツとして信頼に応えるかのような活躍を見せた。

一戦目は我らがアニキに槍を止められるも、シャイングレイモンのジオグレイソードを弾き、バーストモードの炎をも耐える防御力をセイバーズと視聴者に見せつけた。

二戦目は、主人公組3体のBMをお披露目した後、イグドラシルの元に向かうアニキの前に立ちはだかる形で実現。
一戦目同様にシャイングレイモンバーストモード)の攻撃を防ぎきった。
そして、人間界から駆けつけた残りのメンバーの攻撃も耐えた。

しかし、そんな強さに心折られること無く何度も立ち上がる我らがアニキ…
遂には彼の“与えられた最強の楯”は、人間の可能性を信じるアニキの熱い拳によって、神への信頼と共に砕けた。

敗北を認めた彼はイグドラシルへの道を譲り、友バンチョーレオモンに代わってデジタルワールドを支える役目を最後まで担う。

メディア初登場ながら彼がメインとして随分良い扱いを受け、そしてアニキ達がやたら攻撃するせいか、鉄壁の防御も強調された。

……とりあえず、司令塔守りの要は泣いていい。


ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース

CV:堀之紀
エグザモンへのデジタルウェイブの供給を断つべくクーロン5の最深部を訪れた主人公達の前に立ちはだかる。
パラダイス・ロスト計画に従っているが、滅ぼすのは”人間”世界のみで、他の動植物までは巻き込むべきではないと考えている。
イグドラシルに絶対の忠義を誓っており、末堂からの協力の要請を断るが、その態度を「思考の停止、意思の欠如」と言われてしまった。
主人公と悠子と戦い敗れるが、イグドラシルや同胞たちに対し、迷いと疑いを持っていた事を打ち明ける。
この事については末堂から肯定的に評価され、人間を「憎らしいが、奇妙で愉快な存在」と認め消滅した。

作中世界のアルフォースブイドラモンを除くと、ロイヤルナイツの中では本編での登場期間は最も短い。


ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー』

新都庁ビルの依頼イベントで主人公ケイスケたちと出会う。

数日前から新都庁屋上に居座っていたが、邪魔をしなければ特に人間たちに干渉していなかった様子。

その目的は次元の狭間に消え、行方不明になったアルフォースブイドラモンを探すこと。
新都庁屋上で膨大な数のデジタルウェイブからアルフォースブイドラモンの気配を探ろうとしていたらしい*1

依頼のためクレニアムモンにその場から離れてほしいケイスケと一触即発状態になりかけるが、
その場に現れた“探偵デジモン”の意見を聞き入れ、剣をおさめる。

そして探偵デジモンが協力を依頼したケイスケたちとともに次元の歪みに穴をあけ、アルフォースブイドラモンの救出に向かった。

しかし、救出には失敗。
それ以上進むのは危険だという探偵デジモンの意見を聞き入れず、
我が身を顧みず救出を続行しようとする彼を止めようとするケイスケたちと戦うことになる。

その戦いで敗北したことで一旦は冷静になるも、
新都庁に留まっていては自制が効かなくなるとその場から立ち去った。

そして「許したいが、許せない」という人間への複雑な感情を抱きつつも、
ノイズ交じりのイグドラシルの意思を聴き、イグドラシルに忠実でない自身の疑いの感情を捨てることを決意する。


どうやらサイバースルゥース本編の決意と迷いはケイスケや探偵デジモンとの出会いで生まれたモノのようである。




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最終更新:2023年02月25日 01:51

*1 この場所で探していたのは新都庁上空に次元の歪みが発生していたため