ノコノコ(マリオシリーズ)

登録日:2011/05/02 Mon 05:14:42
更新日:2024/03/28 Thu 14:03:41
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マリオシリーズに登場するクリボーに並ぶお馴染みのキャラクター。英語名は「Koopa Troopa」もしくは単に「Koopa*1」。
クッパ軍団で最も多数を占める一般戦闘員であり、見ての通りのカメ。甲羅は基本的に緑か赤、作品によって青や黄色などがおり、サングラスをかけているのもいる。マリオ&ルイージペーパーマリオMIXでの復唱は「踏まれるな こうらの重さは命の重さ」
旧作では四本足が基本だったが「ワールド」辺りから二本足で歩き始める。
クリボー同様前進するだけで崖があれば命は投げ捨てるもののそれは緑の場合であり、赤は崖から落ちずUターンする。
これは初期設定で「緑は勇敢なので敵に向かって突き進むが、赤は臆病な為進めずうろうろしている」と説明されている

ノコノコの何よりの特徴としては「踏むとコウラになり蹴って攻撃に使える」点にある。八体続けてコウラで敵を倒すと以降は連続して1UPする。初期はこのアクションは「コーラースケート」と呼称されていた。
けど注意しないと壁やブロックで跳ね返ったコウラでやられてしまう。
↑コレ誰もが通る道。
作品によって引っ込むタイプと脱げるタイプがいる。
前者はしばらく放置すると復活し、後者は中身が甲羅に戻ろうとする。
おそらく世の中に亀=脱げるというネタを確立させた張本人。念の為、現実の亀は脱げないのであしからず…。

一部作品では蹴るのではなく、コウラの上に乗って移動もできる。

上記の通り踏んでも動きを封じるだけで倒せないがファイアボールやスターで倒せる*2


初代3-1のゴール前の階段でノコノコを踏み続ける無限1UPは有名。
が、やり過ぎる(128人以上にする)とオーバーフローして一発ミスでゲームオーバーになる*3。ご利用は計画的に。
他にも無限湧きスポットにコウラを投げて無限1UPなどもある。


また、亜種や同族がいっぱいおり、敵キャラは基本的にキノコ族とこいつらが占めている(親玉のクッパも亀だし、所属する国もカメ帝国だし)。

【バリエーション】
●シェルクリーパー(カメさん)
『マリオブラザーズ』に登場した、ノコノコの原型となったカメのキャラクター。
システムの都合上踏みつけると 逆にやられてしまう ため、床の下からパンチしてひっくり返した後に蹴り飛ばすのが唯一の倒し方。
後の『スーパーマリオブラザーズ3』のバトルモードや、『スーパーマリオアドバンス』シリーズ版のマリオブラザーズでは
「ノコノコと違って踏めない」 という事を強調するためか、シェルクリーパーの代わりにトゲゾーが登場する。
ペーパーマリオ オリガミキングではこいつを意識してかカニさんと同じバトルに出ることもある。

●パタパタ
ノコノコに羽が付いた飛んだり跳ねたりするキャラクター。
スポーツ系ではプレイヤーになる事も多くこちらは甲羅の色は赤が基本。
跳ねるか飛ぶかしているが、1回踏めば羽は取れるしファイア一発で倒せる。
場所によっては
「おれは しょうきに もどった!」と上空から奇襲、狭い場所では空間を占領、アスレチック等では踏み台として貢献等色々な活躍をする。

●ハダカガメ
ノコノコの中身。Tシャツだったりトランクスを着用している。
マントガメを名乗ってマント*4で飛んだり坂の上から滑ってきたりコウラを蹴飛ばすのもいる。
また、コウラに戻ることもでき時に無敵になるのもいる。
スーパーマリオワールド』の攻略本のひとつでは、
「お前ら、自分の甲羅をもっと大切にしろ!!」
とツッコミを入れられてしまった。

●メット
硬いコウラを背負った亀。ファイアが効かない。
亜種にパタメットやトゲメット、ホネメットがいる。
『スーパーマリオメーカー』ではメットのパーツを振ると甲羅だけになりマリオが被る事もできるようになり、頭上の攻撃を防げたりダメージも肩代わりしてくれる。

ハンマーブロス
二足歩行でハンマーを投げつけるヘルメット付きの亀。クッパ軍団の上級兵士。
初代からやたら隙がない強敵。主に足元のブロックを叩いて倒すのが基本。
作品によってはハンマーが鉄製か木製になる。
亜種にブーメランブロス、ファイアブロス、ヒマンブロス(現在の名前はメガブロス)、アイスブロスがいる。

ジュゲム
上空からパイポを投げつける。大抵は上空を飛んでいてマリオのジャンプが届かない厄介な敵。しかも倒してもしばらく経てばまた飛んでくる。
一部ゲームでは倒した後に雲を奪う事もできる。
壁穴や土管から出てくる者や、カミナリを落としてきたり、1UPキノコで釣った後に投げつけるのがいたり、幽霊と化して火の玉を吊り下げぶつけにくるスプークがいる。
マリオカートシリーズではカメラマンやチェッカー、救助等を務める。最近では自らレースに出ているが。
スーパーマリオ64』ではジュゲム・ブラザーズと名乗りカメラマンを勤める。彼が自己紹介する際の撮影を誰がしているかは不明。同作には敵として普通のジュゲムも出現するが、双方の心境や如何に……?
『スーパーマリオメーカー』ではパーツを重ねると投げるものが変わり、振って雲だけにする事もできる。

●トゲゾー(パイポ)
トゲトゲなスパイクアーマーコウラを持つトランスフォーマー。踏めないがファイアは効く。
主にジュゲムが投げるパイポとして登場。
パイポ状態のまま地面を転がる緑色のものもいる。
『スーパーマリオメーカー』ではメットと同じ要領で被る事もできる。
こちらは敵を倒したりブロックも壊せるが、?ブロックも壊すのでアイテムが取れずパワーアップできないので一長一短。
また、トゲゾーに羽を付けると飛びながら一定のタイミングで4方向にトゲを発射してくる。
水中スキンのみパイポの状態になり、さながら水中機雷のようになる。
ちなみにトゲトゲ感の無いパイポという名だが、由来は『寿限無』。
『ゼルダの伝説』シリーズに何度かゲスト出演しており、
あちらでは通常時は剣を弾くが、盾で突き飛ばしてひっくり返すと剣で倒せるという特徴を持つ。

●カロン
のカメ。踏んで砕けてもまた復活する。
一部の作品では骨を投げて攻撃するのもいる。
スーパーマリオ3Dワールド』からパタカロンとして空を飛ぶようになった。
一部の作品ではカロンの下位互換として「ホネノコ」が登場する。
スポーツ系ではプレイヤーになる事も多い。
『スーパーマリオメーカー』ではワールドスキンのみ骨を投げて攻撃する。
水中スキンに設置するとフィッシュボーンになる。

カメック
魔法使いのカメ。
テレポートしたりブロックを敵に変えたりする。
ボスキャラを引き立てたりと扱いが万能で、カメックババなるクッパの側近がいる。
有野マリオを幾人も葬った天敵。
さらに詳しい詳細は個別項目も参照。

●ブンブン
スーパーマリオブラザーズ3』から登場。
その名の通り腕をブンブン振り回す砦の中ボス
うっかり伏せ形態を踏んだ人も多いのではないだろうか。
砦によっては羽で飛んでくるのもいる。

『スーパーマリオ3Dランド』でも登場し、こちらでは手裏剣や分身で攻撃するプンプンも登場する。

●トゲノコ
『ペーパーマリオシリーズ』に登場。トゲが付いた鎧を装着したノコノコ。
ハンマーブロスと同様クッパ軍団の上級兵士。トゲーヲガードを推奨。上位種にトゲノコエースがいる。

●ノコボン
いつもと違う『マリオランド』の敵キャラ。
カメなのでノコノコポジションと思われるが、踏むと数秒後に爆発する。
続編にはメット版のノコボンメットが登場する。

●ビッグノコノコ
ヨッシーアイランド』に登場するボスで、カメックの魔法で巨大化したノコノコ。
通常のノコノコと比べると、やや怪獣じみた見た目になっている。
ヨッシーに向かって走り、ボディプレスで押しつぶそうとするのが主な攻撃方法。
「ヨッシーのパネポン」にもクッパ陣営の敵キャラとして登場。
キャラ付けとしては脳筋らしくどこかおバカ要素が強い。
GB版での特徴はクッパ陣営の中で唯一回復を使わず、攻撃一筋であるという事。
おじゃまパネルを解凍しながら作るフィーリング連鎖ができればなんてことのない相手。

●ノコへい
スーパーマリオRPG』に登場する、パンチで攻撃してくるノコノコ。
オープニングステージのクッパ城にて戦えるが、倒しても経験値が得られないので、 イベントで戦う奴以外はスルーでもOK。
ストーリーを進めると、モンスタウンにて固有名持ちの「ノコヤン」が、再び入れるようになったクッパ城では、上位種の「ノコへいレッド」が登場する。

●ヒマンパタ
『スーパーマリオRPG』に登場するメタボ体型の赤い甲羅のパタパタ。
攻撃力・体力が高い代わりに奇数ターンはじたばたして動けないという見た目に違わぬ典型的な鈍重パワータイプ。
ストーリーを進めると、クッパ城にて上位種として緑の甲羅の「チャンコパタ」が登場する。
パタパタの亜種ではあるがクッパの配下ではないらしく、クッパを見ても逃げ出さない。間の抜けた顔をしているので、クッパを認識していないだけかもしれないが
武器・防具としてそれぞれ「ひまんパタこうら」も登場し、装備したら最後このゲームは元々低めの難易度が更に大幅低下してヌルゲーと化す。

【個別キャラ】
クッパ
泣く子も黙る、ご存じカメの大魔王様。
角とキバを持ち甲羅もトゲが生えていると、ノコノコを狂暴化させた容姿をしており、クッパ自身もノコノコに似たアクションを取ることがある。

●カメキ(マリオストーリー
ノコノコ村に住むノコノコの青年。考古学者に憧れている。一人称は「オレッチ」
ストーリー序盤で、チョロボンに奪われた甲羅をマリオが取り戻すと仲間になる。

ノコブロス(マリオストーリー)
4色の戦隊のようなノコノコ集団。というか、どこぞの忍者亀が元ネタらしい。
ステージ1のボス。

●パレッタ(マリオストーリー)
郵便局員のパタパタ。カメキと同じく仲間になる。
うっかり屋さんで、マリオと正面衝突したり各地に手紙を落としたりしている。

●ノコタロウ(ペーパーマリオRPG
内気なノコノコの青年。ヘタレであるが彼女持ちのリア充。
序盤に仲間となり、「マリオストーリー」のカメキと同じ役割を果たす。

●ノコディ(マリオ&ルイージRPGシリーズ)
2』に登場する女性カメラマン。
過去の世界でゲドンコ星人の取材をしているが、度々危険な目に遭っている。
『4』でも再登場。

●パタボン(マリオ&ルイージRPGシリーズ)
『マリオ&ルイージRPG3』以降から出てくるバケツをかぶったパタパタ。
『4』ではエリート3人組の一角としてマリオ・ルイージと戦う。

○余談 
敵としてRPG等では基本ちょっと耐久があるキャラとなる。
が、カート等サイズ上軽量キャラに扱われる。

何気にノコノコは敵キャラの中でも先進的に使用キャラとして出演している。

それでもパーティーゲームやスポーツゲームに度々出演、時にパタパタも使用キャラになったりする、何気に隠れた愛されキャラである。
『マリオカートシリーズ』では、基本的にハンドリングとミニターボが高い初心者向けのキャラ設定である。ただし重さがキノピオに次いで軽いという弱点がある。『マリオテニスシリーズ』では全キャラ1位の移動速度を持つ。
なお、これらのゲームではノコノコの甲羅の色は緑、パタパタは赤である。

カメキ等のノコノコ類の仲間キャラだと陸上戦、パレッタ等のパタパタ類は空中戦に長けるキャラとなることが主になる。


コウラも攻撃アイテムとして親しまれ、上記のような元来のアクションゲームでは蹴飛ばしたり投げたりして無双武器に。
元の作品から操作キャラをマリオ達に置き換えた『USA』ではノコノコは出ないにもかかわらず、攻撃アイテムとして赤いコウラはちゃっかり登場。
カートでは緑こうらは直進弾、赤こうらは追跡弾、作品によってはセンサートラップで罠に使える。
64からはトゲゾーこうらが登場、1位目掛けて追尾し1位を絶望の淵に陥れられるロマンアイテムとして活躍する。
これは下位に当たっても止まることを知らず獲物を捕らえるまで執拗に追い掛け回すという鬼畜なもので、
デッドヒート最中に使われると目も当てられないほどの悲惨な結末に…。
64では確定ボックスがあったとはいえ、下位から一位に向けて発射されたトゲゾーこうらを防ぐにはトゲゾーこうらでなければいけなかった。ただしそれ以外の防御力は他のアイテムと変わらない。

そして近年では羽が生えてパワーアップ!精密度が上がり、
さらにヒット時に大爆発を起こすというはた迷惑な兵器として尚も活躍している。
この爆風はボム兵同様周囲にも被害が及ぶ為予期せぬ事態が起きること起きること…。
トップも狙われていると悟れば態と2位に近づき道連れに持ち込むカオスな戦法も採用されることも。

もう、あの恐怖のSEを聞いた途端の背筋の凍り具合がなんとも…。

『スマブラシリーズ』で投擲アイテムとして登場した際も、概ね同様にトップファイターを対象として爆発を起こす効果だった。こちらはカートと異なり一位が使用した場合は二位が対象になる。

RPG系マリオでもコウラは武器として使われる事があり、「スーパーマリオRPG」のマリオ最強武器「ひまんパタこうら」は何と鎧としても使用可能。
パーティー系マリオでは紳士的で真面目な性格として現れることが多く、丁寧な口調でゲーム解説や進行などを務める。ショップやバンクを経営していることも。
『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオ オデッセイ』ではかけっこで勝負を挑んでくる。後者の制作段階では、コウラを脱ぐことでダッシュスタートしようか検討されていたことも。


追記・修正は跳ね返ったコウラでやられた人にお願いします。

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最終更新:2024年03月28日 14:03

*1 ちなみに、クッパの英名は「Bowser」であり、「Koopa」はカメ一族全般の種族名を指す言葉になっている。

*2 初代「スーパーマリオブラザーズ」の1-1の冒頭には最初ノコノコを配置しようと考えられていたが、初心者には難易度が高すぎるとして踏むだけで倒せるキング・オブ・ザコのクリボーが敵キャラとして考え出された

*3 この為、実質127人までしか増やせない

*4 マントが点滅するものを倒すとマント羽根を落とす。