近藤剣司

登録日 :2012/05/06(日) 02:18:05
更新日 : 2016/10/24 Mon 22:46:30
所要時間 :約 5 分で読めます




「そりゃ、仲間だからな。置いてって欲しけりゃ、そう言えよ。」


蒼穹のファフナー』シリーズの登場人物。






※この項目はネタバレを含みます。



■人物像
自称イケメンのナンパな少年。同い年の要咲良に惚れている。
「父親のように強い男」が趣味の咲良に振り向いてもらうために、真壁一騎に度々決闘を挑んでは撃退されている。
周りから認知されていないが、実は生徒会長である(おそらく、RIGHT OF LEFTの将陵僚の後任)。

ファフナーパイロット候補生に選ばれた際は、恐怖心を押し殺して咲良のそばにいるためにその任をうける。

天才症候群によって「直観的回答力」に優れる。
わかりやすく言うなら、カンが鋭いということ。ニュータイプとは少し違う。
言うなればどんな小難しい数式も「最終的な答え」は一瞬で導き出せるが、「そこに至るまでの途中式」が全く分からないというもの。
劇中で、その才能は遺憾なく発揮される。
直観的に相手の弱点を狙ってしまうなど、劇中においては難敵を打破する切っ掛けとなる。

ファフナー搭乗時は、変性意識により臆病になる。
恐怖を押し殺して戦いに参加しているが故の変性意識なのかもしれない。

?? 『(殺し屋のプロとしての条件は)10%の才能と20%の努力、そして30%の臆病さ…残る40%は"運"だろうな…』


■本編中の活躍
蒼穹のファフナー
咲良や小楯衛らと共に、パイロット候補生となる。
一騎が島から離れた後、衛…もといゴウバインと咲良と共に初陣を迎える。
三人の親友による絶妙なコンビネーションにより、フェストゥムを圧倒する。

一騎の帰参や、日野道生カノン・メンフィスの帰属を経て竜宮島の戦力が充実してもなお、前線で戦う。
パイロット同士の仲も深まり、咲良との仲も進展する。 リア充爆発しろ!

しかしそんな中、漸く想いが通じ合った咲良が同化現象によって倒れてしまう。当然、剣司は取り乱す。
追い打ちをかけるように、親友小楯衛が無残な姿で戦死したのを目の当たりにしてしまう。
剣司は、戦闘を激しく恐れて、戦闘に参加するのを拒んでしまう。まだ中学生(14歳)である。無理はないだろう。
戦闘から逃げ出す剣司に対し、母・彩乃は優しく言葉をかけるのだった。

しかし、剣司の不幸は終わらなかった。
イドゥンの駆るマークニヒトが襲来する。
剣司がおびえて戦闘に出られない中、衛が命と引き換えに仕留めたはずのスカラベR型種の根が竜宮島を襲う。
彩乃はギリギリまで一騎に指示を与えたことと引き換えに根に押しつぶされて死んでしまう。

「自分が戦わなかったからだ」と自己嫌悪に陥いり、追い込まれていく剣司。
しかし、澄美(咲良の母)やカノンとの対話を経て立ち直ろうとする。(このくだりはドラマCD:GONE ARRIVEにて補完されている)
咲良が倒れて以来、久々に一騎に決闘を申し込む。
そして、(ハンデを負っているとはいえ)一騎から初めて一本とることができたのだった。

剣司「 一騎…俺も、衛みたいに、強くなれるかな…?
一騎「 ああ…なれる

その後、蒼穹作戦に参加する。
作戦中、皆城総士による「消耗戦」によって、一騎たちと分断されてしまう。
分断された先で、剣司はイドゥンの駆るマークニヒトと出会い、戦闘となる。
……この時突進して来るニヒトを見て「あ、剣司オワタ\(^o^)/」と思った人、先生怒らないから出てきなさい。
そして戦闘の最中、無敵であったマークニヒトに、一撃を与える。これが、 竜宮島サイドの勝機 となった。
(総士がフェストゥムに教えようとした「存在することの痛み」を、剣司の一撃がイドゥンに理解させたためである。)

見事、蒼穹作戦を完遂、帰島したのだった。



竜宮島のファフナーパイロットの中でも、先輩格として成長した姿が見られる。
総士がいないため、戦闘指揮は彼が担っているようだ。

また、衛や千沙都(衛の母)がTVアニメ本編で死亡したため、小楯家が運営する銭湯「竜宮城」で手伝いをしている。
さらに、同化現象の後遺症で車椅子生活を余儀なくされている咲良の介護もしている。剣司働きすぎである。
咲良との仲もTV版から一層進展しているようだ。

引き続き学校の生徒会長も務めているが上記のように多忙な為、議事は副会長のカノンに一任している模様。

戦闘では自身の変性意識を抑え込み、仲間を失わまいと懸命に戦う。
特に里奈が窮地に陥ってからの彼の姿は非常にカッコいい。

第二次蒼穹作戦では、咲良、西尾姉弟と共に敵の本拠地へと向かう。

HAE内では映像による直接的な描写はないが、EXODUSのPVにて咲良に連れ添っていた事から 生存していた ことが確定した。



ファフナーパイロットとしては既に引退。同化現象の治療を受ける咲良の近くにいたからか医療の道を志し、今では遠見千鶴の後継者と言うべき存在に。
相変わらず咲良との仲も良好である。

平時は学校の養護教諭を勤め、パイロットのメディカルチェックもこなしている。
また、パイロット時にファフナー部隊を指揮していた経験から、総士の不在時にはジークフリードシステムの第二指揮者としてシステムを駆る。
というのも剣司の天才症候群「直観的回答力」が総士・彗の情報並列処理ほどではないにせよ、残留組の中でシステムに適任であったためというのもある。
彗は唯一の飛行型であるゼクス改アマテラスのパイロットである為、寧ろ剣司しか搭乗出来ないというのもあるかも知れないが。
尤もパイロット(特に彗)にちゃんと指示を聞いてもらえなかったり痛みのフィードバックに気絶してしまったりと、総士ほど上手く扱えていない様であるが。
また肉体的な痛みのフィードバックに関しても、フィードバックに涙目になる・医務室のベッドに氷嚢片手に突っ伏すなどやや打たれ弱い面が見られる。

なお、彗が剣司に反発したのは彗→里奈→剣司⇔咲良という人間関係と、彗自身の変性意識が原因と思われる。
上述の気絶の件に関しても、戦闘開始から気絶までの短時間の間に
1.ボディーブロー 2.片足損壊 3.全身を満遍なく焼かれる
4.左腕切断 5.全身強打 6.ボディーブロー複数回
7.右半身圧潰,複数箇所の内蔵破裂,右足複雑骨折,子宮へのボディーブロー直撃
という壮絶な痛みが雪崩れ込んできたせいもあり、これだけの痛みを味わっても短時間の気絶で済むあたり剣司も十分おかしい。
皆城くん謝って。というか総士の打たれ強さが本当に人間離れしている。

17話でカノンがSDPを行使し、自分の質量を削りきってしまった事により「いなくなった」後、18話で喫茶「楽園」にてカノンの遺品である翔子が使っていた帽子を後輩や咲良と共に発見。医療担当として誰よりもカノンの異変に気付けなかった事を悔やんでいた。
だが、カノンの未来介入・改変によって剣司がSDPに伴う新しい同化現象のメカニズムに気が付き、早期に同化現象の進行を緩める薬を作り上げられたことが、後輩達の延命に繋がっていった。

第三次蒼穹作戦時には、咲良の反対を押し切ってパイロットに復帰。マークアハトにジークフリードシステムとスレイプニールシステムを搭載し、同時起動しつつ戦場を駆けずり回る荒業を行使している。
「電池切れ」と皮肉混じりに嘯いている咲良とは違い、彼は本当に「電池切れ」であり1期時点で搭乗可能時間が20時間を切っているので生命に関わる危険行為である。
発現したSDPは『薬』。直接の接触やトルーパーモデルを介して対象の痛みや同化を自身に移して肩代わりする。
新たな同化現象は『感覚鈍麻』。少しずつではあるが、痛覚や触覚が鈍くなっているようである。
他の面々に比べれば軽微と思われがちだが、痛覚は「これ以上はやばい」という身体が発する警報でありストッパーであると某青狸言っているように、同化現象や被弾する事による状況判断に影響が出る危険性が高い。

第三次蒼穹作戦直前、ミールの力が減衰した事に伴い咲良の母であり恩人の澄美の被曝症状が急激に悪化、病床に臥せってしまう。
そこで、彼女を安心させるために神前式を執り行い咲良と結婚。零央の父に結婚指輪を作ってもらい、咲良と共に生き残る事を誓った。
これ以降、出撃時に結婚指輪をペンダントとして身に付けるようになる。

以降、第三次蒼穹作戦や海神島上陸作戦という激戦に指揮官として参加するも生存。
甲洋帰還時にはカノンの手と声に導かれ彗と共に島のミール及びゴルディアス結晶とクロッシング、ゴルディアス結晶に「還った」者達をメッセンジャーとしたミールと対話した。
一騎覚醒時にはゴルディアス結晶に「還った」カノンの声に導かれてSDPによりトルーパーモデルを介してマークザインを復活させる。
海神島上陸作戦ではディアブロ型に同化されてしまうという絶体絶命の危機に瀕するが、覚醒した一騎の祝福により九死に一生を得た。
しかし、余命幾許もなかった澄美が総員退避したAlvisのCDCに残り、遺言を残して竜宮島と共に永久の眠りについた事で咲良は剣司以外の、剣司は咲良以外の自分に繋がる人物の大半を失ってしまう事に……


■搭乗機
ノートゥングモデル マークアハト
中距離支援型の第8番機。
主武装は、ガルム44(銃)、ルガーランス、メデューサ(大型ビーム砲)。蒼穹作戦では小型イージスを搭載した。
二期開始時はパイロットとして引退したことや後継者がいないこともあり、無人機試験用として隠居状態であったが
中盤以降に復帰。武装はガルム44とメデューサであることが多い。
前述の通りジークフリード・システムを搭載しての前線指揮に、試験機時代に搭載されたスレイプニール・システムでトルーパーモデルの操作も担う。
SDP発現後は各種指揮にトルーパーや自身を介した損傷機体の回復、パイロットの同化現象抑制、例によって同化の危機に陥る嫁の救出、
時にはディアブロ型に侵食されたり過酷な任務の数々をこなす竜宮島ファフナー部隊の要である。
剣司の身体が心配されたが、カノンが命をかけて伝えた技術の結晶・エインヘリヤルモデルへの改装がギリギリのところで守ってくれたようだ。
剣司と共に四度の蒼穹作戦全てに唯一参加し生還した歴戦の機体(ドライも全ての蒼穹作戦に参加しているが、第一次蒼穹作戦時はカノンが搭乗していた)。



■関連人物

  • 近藤彩乃
剣司の母。フェストゥムによって日本人の受胎能力が奪われた時、海外にいたためその難を逃れた。
そのため、剣司は竜宮島の子供たちの中で唯一自然受胎で生まれている(僚も自然分娩の可能性あり)。
竜宮島を運営する「アーカディアン・プロジェクト」の創始者のひとりであり、生化学の権威。
竜宮島そのものや、ノートゥングモデルを開発したのは彼女である。
言動が軽い剣司を「馬鹿息子」となじるものの、息子を愛する良い母親。
だが、咲良の昏睡・衛の死と続き、一騎にギリギリまで指示を出した事でマークニヒトの襲撃により成長した「根」に潰されて死亡してしまい、立て続けに不幸に見舞われることに…

  • 小楯衛
剣司を本当に理解してくれる親友。
彼の勇敢で、かつ無残な死にざまは、剣司に大きな影響を与える。
剣司にとって最悪だったのは、 ワームスフィアでひしゃげたコックピットブロックが身動きの取れない彼の目の前に落ちた ことだろう。

  • 要咲良
思い人であり、親友。当初は「姉御」と呼んでつき従っていた。
TVアニメ中盤以降、剣司と いい感じ になる。
21話のラストにて同化現象に倒れるが、ミョルニアのもたらした治療法によって快復。
劇場版では車椅子ながらも元気な姿で剣司と イチャついている
EXODUSではめでたく結婚しました。

  • 真壁一騎
(一方的な申し込みだが)決闘を度々している。
ただし関係は険悪ではなく、孤立しがちな一騎をむしろ孤独から救っているともいえる。
ファフナーでの戦闘を通して、友情を深める。

  • 皆城総士
一期の頃は絡みは少なく、EXODUSでも入れ替わりに指揮官になっているが関係は良好な様子。
第四次蒼穹作戦の前には、剣司と互いを慮る姿も見られた。
総士が執り続けていた指揮を預けて安心しているくらいには信を置かれているようである。

  • 要澄美
想い人の母にして、母彩乃を喪った後に後見人として剣司を助けてくれた恩人。
…だが、第三次蒼穹作戦前にミールの力が減衰した事によりミールが抑制していた被曝症状が悪化。彼女を安心させる為に咲良との結婚式を執り行った。これにより恩人が義母となった形になる。
だが、それっきり病床に伏してしまい、海神島上陸作戦直前には「 もう一度発作が起きればその時が自分の最期 」という末期状態だった。
そして、孫の顔を見せる前に対話の時の為に海中へ没するAlvis及び竜宮島のCDCに残り……




スーパーロボット大戦UX
自軍パイロットの中では唯一性格が「弱気」だが、劇場版設定の第三部からは「強気」になる上に、貴重な精神コマンド「激励」を覚える。
ただしマークアハトの武装にルガーランスとレールガンがなくなるのが欠点。
第二部中盤では原作同様、咲良が同化したことにより一旦離脱する。
ニヒト強襲時には彩乃を喪い塞ぎ込むが、シンと保から衛の死を聞かされたことをきっかけに自軍に復帰する。
ストーリーの都合上、「引きこもるきっかけ」と「立ち直るきっかけ」となる死が入れ替わっているのが微妙に原作と違う点。


追記・修正は、ババァ声な美人の嫁がいる養護教諭を務めるリア充で、熟練パイロットな人にお願いします。

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