イングラム・プリスケン

登録日:2009/12/17 Thu 13:04:57
更新日:2024/03/18 Mon 16:32:07
所要時間:約 3 分で読めます




スーパーヒーロー作戦』の主人公の一人であり、『スーパーロボット大戦α』、OGシリーズの登場人物
声:古澤徹

プロフィール

年齢:不明
性別:男
所属:対TDFレジスタンス組織ピースクラフト→ガイアセイバーズ(SH作戦)、SRXチーム(α、OGシリーズ)
階級:少佐(α、OGシリーズ)
搭乗機:アール・ガン(R-GUN)、R-GUNパワード、ビルトシュバインアストラナガンR-GUNリヴァーレ
専用曲:「TIME DIVER」、「虚空からの使者」


スーパーヒーロー作戦

新西暦195年、地球圏統一連合の支配に抵抗する組織のメンバーで過去の記憶を失っている。
ふとした任務で40年前の世界に飛ばされ、そこで数奇な運命に導かれていく。
冷静沈着で無口だが、友情に厚く義理堅いタイプ。
紆余曲折の果て、自身がユーゼスに作られた存在と知るも、リュウセイドモン、そしてウルトラ兄弟たちといった仲間たちと共にユーゼスを打倒。
しかしスーパーヒーロー作戦の世界はユーゼスのクロスゲート・パラダイムシステムによって様々な世界を結びつけた世界であり、
ユーゼスが敗れた後、世界は元通りになる中、イングラムは崩れゆくダンジョンと共に姿を消す。
……が、恋人の声に導かれるように彼はリュウセイたちの世界に辿りつくのだった。

以後、かつての戦友たちとは立場上距離のある付き合いだったり操られて敵になったり
恋人は他の野郎(しかもソイツらとも知り合い)たちとイチャイチャすると受難の日々が始まる。


【スーパーロボット大戦α】

SRXチームの隊長として登場し、リュウセイ・ダテらと共に加入する。SH作戦の性格とは打って変わって、クールな性格でどこか得体のしれない所がある。
さらに軍籍前の正確な経歴は不明。
中盤、エアロゲイターの工作員ということを明かし、リュウセイらを裏切る。
その後、魔装機神やパーソナルトルーパーを参考にして作り上げたチート機体アストラナガンを駆り、リュウセイや主人公らを育て上げ、エアロゲイターに引き込むために執拗に襲いかかる。
終盤、イングラムはユーゼスに操られていたことが判明する。
操られてながらもイングラムは、主人公らをサイコドライバーに育て、ユーゼスを倒すために試練を課していた。
そしてユーゼスが倒された後、イングラムはアストラナガンと共に行方不明となった…

ちなみに条件を満たせば、イングラムを仲間にすることが出来る。

その時の口調からSH作戦の記憶を取り戻したようだ。


スーパーロボット大戦α外伝

姿を消した後ひそかに戦っていたイングラムは、イージス計画に参加するためにアストラナガンでプリベンターに合流しようとする。
が、誤って未来世界に時間跳躍してしまい、さらにアストラナガンと共にアウルゲルミルのブラックボックスに組み込まれる。
ブラックボックスに宿っていたイングラムの魂の欠片は歴史を変えるため、ネオ・グランゾンの爆発を利用して仲間達を未来に呼び寄せた。


第3次スーパーロボット大戦α

宇宙から使命を与えられた虚空の使者としてα以前にいち早くケイサル・エフェスの存在を突き止めていたが、
ケイサル・エフェスはユーゼス・ゴッツォとの因果を利用して無力化していた。
α後に挑むも負の無限力には力及ばず肉体を失い、魂の一部を宿らせた機体も転移が失敗してα外伝の未来に飛んでしまった。
α外伝後、魂の一部のみが宿った状態となりながらも大破したアストラナガンをアステロイドベルトに転移させるが、偶然そこに居合わせたアイン・バルシェム(後のクォヴレー・ゴードン)のヴァルク・ベンに取り付き、ベルグバウへと融合転生する。
クォヴレーの危機に度々介入しバルシェムとしての運命から抗うように促し後、自らの"虚空の使者"としての運命を託しながら魂の欠片はクォヴレーの魂に溶け込んで消滅する。
その後、多くの死者の霊が仲間を励ます中でイングラムの魂本体も、クォヴレーやSRXチームの前に現れた。

なお、αシリーズでのイングラムは「アウレフ・バルシェム」と呼ばれていた。バルシェムとはバルマーの特殊部隊「ゴラー・ゴレム」に属する人造人間たちのことだが、これは本来シヴァー・ゴッツォによって作られた存在である。
しかし、ラオデキヤ艦隊とともに地球圏にやって来たユーゼスは、SH作戦の虚構の世界から飛ばされてきたイングラムを回収した際、その脳内のCPS端末から虚構の世界での経緯を知り、本来のアウレフを破棄してイングラムの精神を調整、その位置に据えた。

サルファに登場したキャリコ以下のバルシェムたちは全てイングラムと、そのデータを元にあらためて調整された2号体ヴェート=ヴィレッタ・バディムのコピーにあたる存在。そのため、キャリコからは「オリジネイター」と呼ばれている。



【スーパーロボット大戦OG】

αシリーズとほぼ同じだが、微妙な変更点がある。
特に搭乗機がR-GUNリヴァーレになっている。
PS2でのOGSでは隠し要素なりでアストラナガンの登場も期待されたが残念ながら実現せず。

こちらでのイングラムはどうやらサルファの後に魂だけで転移して来た存在らしい。ホワイトスターのバルシェム調整チャンバーに転移、アウレフ・バルシェムの肉体に宿り目覚める。だが、かつての記憶を取り戻しかけた瞬間、異常を察知して通信を繋いできたユーゼスに、自らの因果を断ち切るためのコマとして洗脳を施され操られることになった。初代OGではこの経緯が「枷に依存する不安定な人格を持った」とされていたが、OGS以降は「より強い枷の支配を受けた」という設定で通されている。

自我を失う直前、手の届く距離にあったヴェート・バルシェムの調整チャンバーにアクセスし、ゴッツォとジュデッカの枷をプログラムから排除、同時に自らの使命を任務として与え、代行者として送り出すことに成功。

その後は概ねαと同様の経緯でリュウセイたちを導き、北京での戦闘でエアロゲイターに帰還。以後は敵の立場から能力開発を行い、ホワイトスター決戦にて戦死した。

ちなみにユーゼスは、自らの虚憶によりイングラムと自身を繋ぐ因果の鎖の存在を掴んでいたが、それを「イングラムがいると因果の鎖から逃げられない」と勘違いし、ここでイングラムを死なせてしまったばかりにOG2ndで破滅することになってしまった。

αシリーズとは違い死に際までユーゼスの操り人形であったが、反面一個人としては天然な部分が散見され、クスハの栄養ドリンクを飲んで医務室送りになる、ヴィレッタに張り合ってラーダのヨガに挑戦するなどコミカルな面もある。なお、肉体は人造人間にもかかわらず意外と身体が固いらしい。

キャラクターとしての登場はOG1のみだが、その存在はリュウセイを始め多くの者たちに影響を残している。


【スーパーロボット大戦OGディバイン・ウォーズ】

まさかのアストラナガンとディス・アストラナガンの対決。
またヴィレッタ・バディムをジュデッカの枷から外している描写がある。


余談

ファンからの愛称は淫具、プリすけ、青ワカメなど。

どの世界でも自我を確立することに執念を燃やし、散り際に自我を取り戻す、という運命にある。
「まだ死んでない」「まだ出番あるって!」

スーパーヒーロー作戦ではクスハかレオナと恋人同士だった。意外にもアヤとは元々あんま関わりが無い。

「デッドエンド一族」

イングラムとその関連キャラが必殺武器を使う際の「デッド・エンド・シュート(スラッシュ)」という台詞から発生した俗称。
元々は寺田Pが締め切り(デッドエンド)に追われている最中にひらめいたワードである。
現状この台詞を使うのは敵味方含めてイングラムの「血縁」に当たる存在、つまりバルシェムに限られている。

ちなみにこれには射撃武器限定で「マキシマム・シュート」というバリエーションがあるが、デッドエンド一族は「マキシマム・シュート」が台詞パターンにない場合最終的に死ぬというジンクスがある。


追記・修正は自我を確立してからお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 16:32