グランクワガーモン

登録日:2011/08/03 (水) 00:45:07
更新日:2024/02/16 Fri 19:54:01
所要時間:約 4 分で読めます





“深き森の悪魔”と呼ばれ、そのハサミは空間をも切り裂く!


『グランクワガーモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。

【基本データ】

世代 究極体
タイプ 昆虫型
属性 フリー/ウィルス種
別名 深き森の悪魔
必殺技 ディメンションシザー
巨大なハサミで周囲の空間ごと敵を切り裂く技。
得意技 カタストロフィ
ゾーンブラックホール
グランデススクリュー

【概要】

昆虫型の中でも特に危険なデジモン。出会ったが最後、一瞬で消されてしまうという。
デジタルワールドの森林の奥深くに生息し、夜行性のため夜しか活動しない。
同昆虫型デジモンの究極体であるヘラクルカブテリモンとは宿敵関係にあり、いつ果てるともない戦いが続いている。
恐らく、名前の由来はクワガタムシの中では最大級のサイズを持つ種「グランディスオオクワガタ」と思われる。

初登場は育成ゲーム『D-3』。ワームモン側の究極体として登場。

エクスブイモンスティングモンとのジョグレス進化系のディノビーモン(パイルドラモンとは別ルートの進化)から進化する。
パイルドラモンの究極体であるインペリアルドラモンとは対をなす存在である。
基本的に「蜂」モチーフのスティングモン系列から何故か突然クワガタ化した。
その経緯もあってか、クワガーモン系の完全体、オオクワモンよりも頭や体格などディノビーモン寄りの点も多い。
なお、分かりにくいが大アゴの内側の小さい牙の下側に、人間のようなアゴと口が存在している。

アーケードゲーム『超デジカ大戦』では第3幕のボスとして、巨大化した『メガグランクワガーモン』が登場した。

系統としては古参のクワガーモン系初の究極体として人気が高い。
…が、クワガーモン系の宿命なのか、あんまり強者として描いてもらえないことが多い。


【派生種、関連種】

◆グランディスクワガーモン

世代 究極体
タイプ 昆虫型
属性 ウィルス種
必殺技 グランディスシザー
頭部の巨大な鋏で敵を締め付け切り裂く技。
得意技 グランシザー
両腕の爪の名称。どれほど硬い甲殻やメタルでも傷つけることが可能で、その傷を深くして最終的には敵を仕留めてしまう。
グランクワガーモンがX抗体を得て進化した姿。
二足歩行の人型になり、頭部には赤く輝く単眼が座している。
また、羽は背部で大きくX字に展開している。
その存在は深い霧のごとく覆われ、昆虫型デジモンの中でも随一の希少種である。
ウィルス種としてのプライドを持ち、一説ではウィルス種としての自らの正義を説くブラックウォーグレイモンと同盟を組む戦士とも言われている。

メタルシードラモン⇒ギガシードラモン等と同様にゼヴォリューション(X抗体を獲得)すると名称が変わるタイプ。
因みにライバルのヘラクルカブテリモンはX抗体を獲得しても名前は変化しない。

しかしそこでデジモン名物、誤植(?)が発生。
デジタルモンスターカードゲームαにて、『グランディスクワガーモンX抗体』が登場。

X抗体を詳しく知らないファンや初見は一体何がおかしいのか分からないだろう。
……グランディスの時点で既にX抗体を獲得しているのにそれに更にX抗体は重ねるという暴挙…言い換えるなら「グランクワガーモンX抗体X抗体」……「頭痛が痛い」状態なのだ。

なお、グランはドラゴンモード、グランディスはファイターモードと、インペリアルドラモンの各形態をイメージした姿をしている。
が、設定上のライバルはグランはヘラクルカブテリモン、グランディスはヘラクルカブテリモンX抗体である。
もはや、インペとの関連性など覚えてる人の方が少数派かも…

また、タイラントカブテリモンは、ヘラクルカブテリモンより偉大にしてグランディスクワガーモンより残忍なデジモンである、と言われている。



【関連作品でのグランクワガーモン】

ゲーム『デジモンワールド2』

育成可能デジモンの1体として登場。
進化元はオオクワモン固定。
必殺技の『ディメンションシザー』は、対象が敵単体の技の中ではウォーグレイモンのガイアフォース(威力120)に次ぐ、威力110を誇る。


ゲーム『デジモンワールド デジタルカードアリーナ』

登場人物としては、本編クリア後に賢のパートナーのワームモンが究極体に進化した姿として登場(ディノビーモンはハブられている)。
このころはまだ『ワームモンの究極体』というイメージが残っていた頃である。

カードとしても登場。属性は暗黒、レベルは「完」*1

性能は、暗黒属性らしい高い攻撃力とHPを持つが、必要進化P50と暗黒の中では低め(=進化しやすい)の数値。
また、援護能力は『自分の山札から7枚捨て、相手のHPは半分になる』というもの。コストは大きいが効果もそれに見合ったものになっている。
他の暗黒レベル完は極端な性能をしているものが多い中、安定した能力を持つカードとなっている。


アニメ『デジモンテイマーズ

クルモンが放った進化の光による『シャイニング・エボリューション』(デジタルワールド中のデジモンの一斉究極体進化)によって進化。
デ・リーパーと戦うために他の究極体たちと共に集結した。


アニメ『デジモンフロンティア

氷の国のデジコードを狙うロイヤルナイツの2体を迎撃するために、グリフォモンプテラノモンらと共に出撃。
ロードナイトモンに挑むが、放った必殺技が逸らされ、負傷*2。そのままロードナイトモンに倒された。
ちなみにグリフォモンとプテラノモンは跳ね返された必殺技一発でやられた。
(逸らすだけで威力は変わっていないと思われるので、同じ究極体のグリフォモンを一撃で倒せる攻撃力はあった、とも言えなくはない)


アニメ『デジモンクロスウォーズ

バグラ軍のデジモンとして登場した。

登場したのは森林地帯『フォレストゾーン』。
失敗続きで功を焦ったタクティモンの配下デジモンである現地指揮官コンゴウモン(ワームモンのアーマー体)が、数百体はあろうかというクワガタなのに蟻のような大群のグランクワガーモンを引き連れ進撃。
これに伴い、タイキはダークナイトモンを追うためチームを分け、ベルゼブモン(XW)・ナイトモン(完全体)・リボルモン(成熟期)を足止めに残した。
程なくしてベルゼブモン(XW)とスターモンがデジクロスしたメテオキャノンの 一発で全滅 させられた。
世代概念がリセットされたクロスウォーズとはいえ、過去の主役系統の究極体の雑魚扱いには難色を示したファンが多いのは言うまでもないだろう。

また、第2期第5話(通算第35話)では進化系であるグランディスクワガーモンがデスジェネラルの一人であるザミエールモンの配下として登場。声は岸尾だいすけ
ザミエールモンの量産型ダークネスローダーによってハニービーモン達と強制デジクロスし、グランディスクワガーモン ハニーモード(海外版ではハニービーモード)になるも、ジェットメルヴァモンに敗れた。


漫画『デジモンクロスウォーズ

第16話のジュピターゾーンでの決戦でリリスモンの配下としてアルカディモンホウオウモン、プクモン、プレシオモンなどの究極体と共にタイキたちの前に立ちはだかった。
ジジモン様曰く、「伝説の魔獣の一体」。

……だが援軍として登場したロードナイトモンの奇襲で一撃KOされてしまった。
デジモンフロンティアの因縁だろうか。


アニメ『デジモンアドベンチャー:

第59話でナノモンと共に登場。捕えたホエーモンを人質としていた。
その舞台となった渓谷はかつてクワガーモン、オオクワモンと戦った場所であるので、同じ場所でクワガーモン系が三世代に渡って登場した事になる。
テントモンの究極進化体であるヘラクルカブテリモンの相手として、宿敵との対決が本作にてついに実現。
ちなみに、敗れた後も消滅せずに残っていた。ナノモンと同様にサウンドバードモンに操られていただけだったのだろうか。



追記・修正しない奴にはディメンションシザー。
相手の周りの空間ごと切断する。相手は死ぬ。

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最終更新:2024年02月16日 19:54

*1 完全体も究極体もレベル「完」として扱われる

*2 グランクワガーモンが受けた技はプテラノモンのなので負傷だけで済むのは当然と言えなくはない