ミラージュ・マシン(FSS)

登録日:2011/10/13 (木) 22:47:12
更新日:2023/07/03 Mon 15:40:38
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◆ミラージュ・マシン

ここでは永野護の漫画作品『ファイブスター物語』に登場するミラージュ騎士団の使用するMH(モーターヘッド)の解説をして行く。
尚、現在では連載開始当初に比べてかなりの設定変更、ラインナップの簡略化や名称の変更が図られており、本項目ではなるべく最新情報に沿った紹介をしたい(※単行本等の情報とはかなりの変更部分があります)。



【概要】

A.K.D.の光皇天照帝の私設騎士団であるミラージュ騎士団の使用するカスタマイズMHであり、神である天照帝が作り上げたスーパーMHシリーズである。
天照が自らの興味を優先させて制作したシリーズの為に、機体毎に使用されているフレームがバラバラで、共通しているのは「デュアル・ツイスター」と呼ばれる天照制作のスーパー・イレーザーエンジンのみとなっている等、星団の他のMHシリーズとは異質な特徴を持つ。
因みに、星団ではまさか天照が自分自身でMHを制作しているとは考えられておらず、その危険性に気付いているのは極々一部の人間のみである。


【ラインナップ】

以下にミラージュ・マシンのラインナップを記す。
上記の様に旧設定からかなりの設定変更が為されており、名称を同じくしても用途その物が変化した機体も存在する。



■B型ミラージュ
L.E.D.ミラージュ
全高:16.1m
自重:不明
大量殺戮、殲滅蹂躙作戦用に制作された星団史上最強の「白い悪魔」と呼ばれたMH。
御披露目の式典を含めて、星団に姿を現したのは僅か7回だけだが、このMHの圧倒的な戦闘能力は星団を完全に蹂躙、破壊し尽くした。
並列演算(ライド・ギグ)を使用した15騎のL.E.D.ミラージュのフレームランチャー(インフェルノ・ナパーム)により遭遇した全てのMHは一瞬にして灰とされたのである。
これは、元々L.E.D.ミラージュがMH戦なんぞを念頭に置かずに「何者か」との対決を想定した天照が、凡るパワーゲージを最大に調整した結果による物であるともされる。
……とにかく、天照の考える戦争とは消耗戦では無い……「圧倒的な力による蹂躙」でしか無かったと云う事なのであろう。

■C型ミラージュ
◆カルバリィC
全高:16.3m
自重:132t
G型クロスミラージュのプロトタイプ。
「コーラス・ハグーダ戦」にて3騎の先行型L.E.D.ミラージュと共に試験運用された。
後に本騎の装甲は「ルミナス・ミラージュ」に流用されている。


■G型ミラージュ
◆クロス・ミラージュ
全高:16.3m
自重:148t
汎用型。
そう云う意味では旧ミラージュ騎士団の使用していたホーンド・ミラージュの後継機と呼べるかも知れない。
「魔導大戦」を前に漸くロールアウトされたのは、天照がミラージュ騎士団には基本的に隠蔽されたMHしか無い事に気付いたからである。


■G2型ミラージュ
◆クロス・ミラージュ雌型
全高:16.3m
自重:124t
偵察索敵型。
上記の理由で完成が遅れた雄型よりも先に完成され、アイシャがカステポーにて使用している。
クロス・ミラージュは汎用型であると共に、遠隔探索システムであるビヨンド・シーカーを備えた偵察型MHでもある。

※何故に“C”ROSSなのに“G”型にされたかは56億7千万年後に。

■D型ミラージュ
◆ディスティニー・ミラージュ(K.O.G.)
全高:17.1m
自重:144t

皇帝騎。
天照自身のMHでL.E.D.ミラージュの指揮駆逐用MHである。
「永遠の騎士」の名を冠する天照家のスーパーMHで、シリアルナンバーを持つスーパーイレーザーを備える兄弟騎(カスタムミラージュ)は、全てK.O.G.の名で呼ばれる。
天照がラキシスの為に制作した「黄金の電気騎士」であり、MHでは唯一バスター・ランチャーを標準装備する。

◆ザ・ナイト・オブ・ゴールド・ルミナス
全高:16.8m
自重:不明

女子高生専用騎。
正式名称ポコちゃん1号
通称がルミナス・ミラージュ。
「魔導大戦」開始に当たり、天照がワスチャの為に自身のMHであるK.O.G.を突貫改装……の割には3割の装甲が新造、コクピットやファティマルームに花柄をあしらうと云う余裕も見せつつ完成させられた。
バスターランチャーは携帯式に、永久機関も外されている為かかなり細身に仕上がっている。

■D2型ミラージュ
◆パトラクシェ・ミラージュ(K.O.G.AT)
全高:17.1m
自重:不明

天照がラキシスを失った後に制作した2騎目のナイト・オブ・ゴールドで、アトロポスの為に制作された。
オージェ・アルスキュルのエンジンを流用して作り上げられており、天照が星団支配を成し遂げた後はユーパンドラに引き継がれる。
永久機関やバスターランチャー以外のスペックはディスティニー・ミラージュと同じ。


■H型ミラージュ
◆テロル・ミラージュ
全高:16.7m
自重:139t
遊撃、隠蔽悪天候用。
クロス・ミラージュ以上に探索能力に特化されたMHで、ミラージュでは最も小型のフレームを持つ。
アイシャがリィに騙されてカステポーでテストさせられた後に、お互いに見初めた仲であるブラフォードをマスターとする。
以前は複数騎が存在していた設定であったが、現在ではブラフォード騎のみが制作された設定となった。
黒いカラーリングが特徴であったが「魔導大戦」では灰色に変えられている。

■J型ミラージュ
ヤクト・ミラージュ(緑)
全高:43m(201.8m)
自重:402t(829t)
天照家・J型駆逐戦闘兵器。
通称グリーンレフト。
恐ろしい正式名称は当該項目を参照。
天照がジョーカーの数千年に及ぶMHの進化の歴史を無視して作り上げた、超巨大破壊兵器。
これ程の巨体であり乍ら機動力は通常のMHをも超えており、単騎での駆逐能力は他に類を見ない程であるが、このMHの真の役目はフル装備時(ツインタワー)に備えた2本の超巨大バスターランチャーによる完全な破壊活動にある。


■J2型ミラージュ
◆ヤクト・ミラージュ(橙)
全高:201.8m
自重:829t
天照家・J型駆逐戦闘兵器。
通称オレンジライト。
遅れて完成した2騎目のヤクト・ミラージュで、3007年にL.E.D.ミラージュV3、K.O.G.V3、ヤクト・ミラージュ・グリーンレフト・ツインタワーと共に初公開された。
グリーンレフトとは違いバスターランチャーを取り外せない為に、対MH戦には使用されない。

■S型ミラージュ
◆スピード・ミラージュ(ヴンダーシェッツェ)
全長:36m(バスター砲含む)
全高:9.4m
自重:110m
バスターランチャーを備えた戦闘機の様な姿をししている、宇宙用の高機動型MH。
旧名はワンダー・スカッツ。
天照が星団統一を成し遂げた後にユーパンドラにA.K.D.を託し姿を消していた時期に制作された。
ミラージュ騎士のアラートは、後にこのMHを持ってコーラス6の反乱軍に参加、浮遊城をそのバスターランチャーにより消滅させている。


■S2型ミラージュ
◆スピード・ミラージュ(ヴォルケシェッツェ)
全高:19.4m
自重:125t
旧名クラウド・スカッツ。
スピード・ミラージュの2号騎で、何と人型に可変する(エルガイムMkⅡのリメイク)。
飛行形態時の機体スペックはヴンダーシェッツェと同じで上記は人型時の物。
変形にはモーフィングを利用しているので、まるでゲッターロボである。
使用したログナー曰わく、飛行形態はオマケ。
因みに劇中に登場したのは最終形態に当たるステージ3。


【番外】

※他のミラージュ・マシンではあるが、形式の付かない機体。
他にK.O.G.シリーズ(FSS)も参照。


◆ルージュ・ミラージュ(エレシス)
全高:15.9m
自重:132t
ミラージュ騎士のキュキィが浮遊城に押し掛けて来た際に持ち込んだパーソナルMH(個人所有騎)を天照が開発途中のミラージュ・マシンのパーツを流用し改造した。
ビラケルマ・レーザーマシンガン等、複雑怪奇な兵装システムを有するがキュキィはあっさりと使いこなしているらしい。
※旧設定から最も変更された機体であろう。


■マイティ・シリーズ
※連載でも再開したら項目立てれるかもね!
L.E.D.ミラージュのエンジンを流用された3騎のカスタマイズMH。

◆暁姫(デストニアス)
全高:16.2m
自重:119t

◆彗王丸(ハイドラ・ミラージュ)
全高:17.1m
自重:140t

◆雷丸(バビロンズ)
全高:16.0m
自重:149t




追記修正は天照に命を捧げてからお願いします。

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最終更新:2023年07月03日 15:40