いるだけ参戦(スパロボ)

登録日:2012/04/22 Sun 01:43:17
更新日:2024/03/21 Thu 20:38:31
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番組はとっくに終わったってのに、よくやるよ、まったく!



【概要】

いるだけ参戦とは、「スーパーロボット大戦」シリーズにおいて、

  • 原作ストーリー終了後の設定
  • そもそも原作の敵が出てこない
  • シリーズもので前作で原作ストーリーをやりきった(αシリーズ、Zシリーズなど)
  • 機体のみ、若しくはキャラのみの参戦
  • 原作のストーリーや世界観・設定が複雑、もしくは突飛で再現しにくい
  • 逆に1話完結型の展開が多くドラマを構築しにくい
  • DVD等の映像ソフトが乏しいので再現しようにも資料不足
  • まだ完結していないので勝手に終わらせることができない
  • 人気だから出しておくが、もう既存作でシナリオを再現されすぎていてマンネリ

など、様々な理由で原作の再現がほとんど行われず、シナリオにあまり関わらない参戦作品を差す言葉。
2000年代後半からは、公式サイトでのクレジットにおいて「機体のみ参戦」の表記が書かれている。
ただし「機体のみ」と書いておきながら、キャラも登場するケースもある。

旧シリーズではストーリー展開自体完全オリジナルに近く、各作品の原作エピソードがそれにちょこっと差し込まれる感じだったのだが、
「α」以降は各作品の原作ストーリーを複雑に混ぜ込んだストーリーが展開されるようになっている。

そんな中で特に本編ストーリーに原作のストーリーが絡まないものが「いるだけ参戦」と呼ばれるが、上記のどれかにあてはまるからといって存在感が薄くなるのかと言えば必ずしもそうではなく、他作品とのクロスオーバーやスパロボオリジナルのアフターストーリーなどが盛り込まれシナリオのメインとなる場合もある。

例えば、『UX』ではいるだけ参戦の作品であっても、ダンバインはリーンの翼と、SEED DESTINYはファフナーといった関連性の深い作品と絡んでいるし、ダンクーガノヴァ、SDガンダム三国伝、フェイ・イェンHDもシナリオ上できちんとした理由を持って他の作品のシナリオに絡むので存在感が持たせられている。

シリーズ通して見ても本当にいるだけ参戦はそこまで多くない。…後述する『X-Ω』を除いて。


また「本編終了後参戦」の場合は、「前の大戦」でひっくるめられるケースが多い。これに関しては後述する。
その場合はゲームのオープニングで流れる「今までのあらすじ」の時点で既に原作のラスボスは撃破され、
本編には残存勢力や何らかの方法で復活した敵くらいしか出てこないケースが多い。

ガンダムやマジンガーのように歴史が長い作品や、OVAや映画など続編で完結したシリーズは、本編TV番組がこれで纏められることも珍しくない。その場合TV版のクレジットは一切ないか、あっても機体のみ参戦、といったケースが多い。


【過去目立ったいるだけ参戦作品】

ダイナミックプロ版権

・マジンガーシリーズ
【初参戦】『スーパーロボット大戦』
スーパーロボット大戦というゲームが世に出た当初、世間で言うスーパーロボットのイメージは間違いなくこれであった。
今なお歴代シリーズ皆勤賞を誇るが(マジンガーZ等の皆勤賞は『UX』でストップ)、特に東映版の原作再現は実際のところ殆ど行われていない。
そもそも東映版は話数も多く、1話完結に近いストーリー展開なので組み込みにくいのはあるのだが、旧シリーズでは設定面でも全く組み込まれていないに等しく、
それを案じて『α』シリーズでは設定・原作エピソード共にかなり深く踏み込んだ再現を行っている。それでも他シリーズに比べると少なめではあるが。
(旧シリーズでもある程度原作に近いエピソードが拾われる事もなくはない)

東映版での主人公の兜甲児剣鉄也は原作エピソードを消化しているともいないともハッキリ断言できないあやふやな状態で参戦している事が多い。
その分悪く言えば好き勝手に、よく言えば自由度の高い動かし方ができるからなのか旧シリーズから頼れる歴戦の勇士として扱われるため、会話シーンなどでの存在感は強い。
どんな世界観の作品でも違和感なく参戦できるのは物語の基礎自体は水戸黄門並みにシンプルなのも大きいだろう。
兜甲児と剣鉄也の関係は原作では必ずしも良好とは言い難かったが、スパロボではかなり良好な関係が築かれている。
唯一原作に近い関係性で描写されている『α外伝』の当該エピソードはそれはそれで非常に評価が高い(展開自体は原作とは全く異なる)。

マジンカイザー』シリーズや『真マジンガー 衝撃! Z編』の場合は話数が短い分、再現も東映版TVシリーズと比べると多い。
カイザー版のミケーネ帝国は散々な扱いだが(1話しかない作品なので出番が少ないのは仕方ないと言える)。
だが、参戦回数が多いのでオリジナル展開もかなり多く、『マジンカイザーSKL』は奇械島の便利さを早速利用されており、
『真』は原作がバッドエンドで続きが描かれていないため、『第3次Z』以降スパロボで続きを行うのが恒例となっている。

真マジンガーZEROvs暗黒大将軍
【初参戦】『スーパーロボット大戦V』
寺田P曰くマジンガーZEROが強すぎて無理」であり、世界が何度も滅びるような超インフレバトルの作品であったためか、初参戦の『V』からいるだけ参戦。
とはいえ、『衝撃! Z編』と折衷する形でストーリーに深く絡んでおり、無限の可能性の前に敗北したZEROがその可能性と並び立つという夢のある展開が実現する。
続く『X』では……あれ? ZEROさんそっちは……

・旧ゲッターシリーズ
【初参戦】『スーパーロボット大戦』
マジンガーシリーズ同様の事由により、敵である恐竜帝国百鬼帝国はとりあえず登場するだけでシナリオにあまり絡まないことが殆ど。
しかし他のダイナミック作品との絡みもあり見せ場は多い。
また、『α外伝』や『MX』ではシナリオの中核をなす作品となっており、『Z』では出番は多くないながらも百鬼帝国がかなり強大な敵として描かれた。
主要メンバーの一人が死亡するという衝撃的な展開を持つ本作であるが、このエピソード自体は旧シリーズから(細かい流れは違うが)しっかり描かれている。というか旧シリーズでは「彼」の死を回避できない

また、真ゲッターロボ(原作漫画版)が度々機体のみ参戦をしている。
ゲッター線の設定が漫画版に沿っていることもあり、その場合ストーリーの根幹に関わることも。
W』においては『ゲッターロボG』が参戦したにもかかわらず完全に原作漫画版のおまけ扱いで、
百鬼帝国は愚かゲッターロボG(機体)は登場しない。ほぼゲッターチームのキャスティングの為の版権要因である。

2010年代以降はOVA、それも『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』の連続参戦が続いており、
2010年代後半からはこちらの方もスパロボオリジナル展開が多く、原作の敵は登場するもののストーリーは別物になることが多い。
(同作は後述の「ポストアポカリプス」と「戦力のハイパーインフレ」を同時にやらかしているというのもある)
例えば、『T』ではアラサーになった甲児、アムロ、竜馬の3人が揃い踏み、10年前の戦いを振り返るという一面も描かれた。その割を喰らったのが號である
『30』に至っては早乙女博士の反乱は開始前に速攻で鎮圧され、コーウェンとスティンガーは本編には全く登場しない*1武蔵は無条件で生存、號は中盤まで敵、竜馬は投獄されておらずブラックゲッターどころか真ゲッターですらNPCなど、もはや全く別の作品になっている。

ガンダムシリーズ

作中の基礎設定になっている場合が多いのだが、基礎設定故に大幅にアレンジされている場合が多く、原作エピソードの再現はどれも比較的控えめになっている。

機動戦士ガンダム
【初参戦】『スーパーロボット大戦』
キャラが参戦した『第二次』ではストーリー再現がなく、そこからの地続きである『第四次』及び『F完結編』までは整合性の問題などもあってかストーリー再現がほぼ存在しない。
(原作の敵である「ザビ家」が『第3次』から出てくるのでちょっとした台詞の再現はある)
また、「機動武闘伝Gガンダム」以降の所謂「アナザーガンダム」が出る以前は地続きの世界線であり、設定上初代をメインにすると他の「ガンダム」を出しづらくなってしまう。
更に大抵の作品でアムログリプス戦役以降の設定であり、初代からは機体のみ、敵キャラ(ジオンの皆さん)のみの登場が多い。
そのため、意外にも初代ガンダムが使用できるスパロボは少ない。
(初代ガンダムも『CCA』の回想シーンには出ているんだが、さすがにそこから版権を取得するのは難しいようだ)
設定面では『α』以降は「一年戦争」があったこと自体はほぼ定番となっているが、そこは他の版権作品やオリジナルが絡むので真面目に考察するとメチャクチャカオスになっていることも……

数多い参戦回数の中で一年戦争がちゃんと再現されたのは『GC/XO』や『OE』くらいである。
とはいえ『OE』ではザビ家(ついでにレビルも)はほぼ死なずに和解するなど、良くも悪くもとんでもなく改変されているが。
令和最初の据置機『30』ではOE以来8年ぶりに参戦を果たすも、案の定いるだけ参戦であったが、
PVに映りだしたのはCCA時代のアムロが初代ガンダムに乗り、黄色と緑のスコープを覗きつつズゴックを撃つ衝撃の光景であった。

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
【初参戦】『第3次スーパーロボット大戦』
上記の通り一年戦争がスルーされる関係で、こちらも当たり前のような顔をしてクリスとバーニィが一緒にいる。
バーニィが最初何らかの敵勢力に所属していることくらいはある。
そして、主人公のアルは登場しないことが多く、登場してもストーリーには全く関わらない場合もある。
『α』でようやく原作再現に近い展開が行われ、フラグを立てないとしっかり原作に忠実な展開となる。
その後は一年戦争中心となった『GC』でしっかりとした原作再現。こちらもフラグ立て次第で原作通りとなる。
『OE』では一年戦争時代のシナリオでの参戦となったが、全体的に初代シリーズの様なシナリオ改変が多い為、0080についても原作とは全く別の展開となっている。
余談だが『第2次』でも機体(ズゴックE、ハイゴッグ)のみ雑魚敵として参戦しているが、地味すぎるためクレジットもされていない(この当時の版権管理がガバガバだった可能性もある)。
このため、『X』のマジンガーZEROを「(条件の厳しい仲間にできるルートを通らない限り)スパロボ初の敵側のみ参戦」とか言い出すユーザーもいた始末。敵側がアレックスなら間違っちゃいないかもしれないが…

なお、同じく一年戦争を舞台にした『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』は、比較的原作を再現されることが多い。
その場合、大抵は一年戦争後のジオン残党との戦いという設定になっている。
もっとも、同作はシローアイナ・ギニアス・ノリスさえいれば大体どんな話か説明できる以上、
(タイトルにあるのに)08小隊の存在がカットされて自軍部隊にシローとEz8だけ転属になるというケースも多いが。


機動戦士Ζガンダム(TV版)
【初参戦】『スーパーロボット大戦』
参戦回数は『CCA』に次いで多く、参戦すればティターンズとアクシズ、自軍部隊の三つ巴が再現されることも多い…のだが、
CCAを参戦させる都合上、Ζは全てのシナリオを消化しきった状態で参戦するケースもそれ以上に多かった(携帯機とMX、VXT三部作はこのパターン)。
A』では既にティターンズは滅亡したにもかかわらず、なぜかその結成のきっかけとなったデラーズ・フリートは物語序盤に結成されるというよくわからない時系列に。
しかもしれっとシャアは1年戦争後、デラーズ・フリートのメンバーとして姿を現すまで行方不明だった。つまりエゥーゴにクワトロがいない*2
『A』の宇宙世紀ガンダム組は原作が公開された順に進行でもしたのだろうか…?
珍しく1stがシナリオ主軸の『OE』にも参戦していたが、カミーユは「シャアとクワトロの立場を行き来する二重スパイのグラサンがどこからか連れてきた期待の新人」としての登場で、いるだけ参戦の多いOEの中でも際立っているだけの存在だった。
また『30』においても参戦が確定したが、メインがCCAですらなくNTVであり、発売前から「カミーユを出す&シャアを味方で使うためだけの要因では…」と言われていたが、大体その通りだった。
ただこのシャアがシャアではなくクワトロで仲間入りし、しかも逆シャア終了後でアクシズを落とすところまで実行していたという展開は誰一人予想していなかったが。

なお『新訳Ζ』こと『機動戦士Ζガンダム A New Translation』が参戦する場合には単品でがっつり再現される。
この場合はΖΖが飛ばされてCCAも一緒に参戦するケースが一般的。マリーダさんも問題なく出せるし


機動戦士ガンダムΖΖ
【初参戦】『スーパーロボット大戦』
参戦回数自体は第5位(ガンダム全体でも3位)であり、ハマーンとの決戦が描かれたり勢力としてネオ・ジオン軍が出てくる…
…ことは多いがその分、ハマーンはクワトロカミーユといったZ勢ばかりと絡み原作通りの会話や展開になることは少ない。
原作エピソードもあまり再現されず、主人公であるジュドーや一応メインヒロインであるルーが影が薄いというのもよくあること。
リストラされることもあるシャングリラチルドレン(携帯機では全作未登場)や、
人気だが死亡イベントなどの再現率は微妙でシナリオ的に扱いは軽いプル姉妹*3などメイン格があまり活躍できていない作品である。
携帯機でも『R』ではそれなりにネオ・ジオンがエバっていたものの、なぜかフロスト兄弟他Xの新連邦組や張五飛他ガンダムWのマリーメイア軍組が所属しており、本隊はほぼラカンにより私物化されているという何とも微妙な役回りであった。

ΖΖのエピソード自体がカミーユ離脱などの微妙な時期を描いた作品なので、かっちり再現するなら単品で参戦するくらいしか無い気がするが、
今までセットで扱われてきたΖ~CCAから独立するのは考え難く望み薄である。
『T』では久々に原作再現があったが、原作終盤からの再現であった。
2007年以降はΖΖに繋がらない『新訳Ζ』が参戦する機会が多かったため、再参戦の『V』まで据え置き機では11年も開いてしまった。

なお、VXT三部作ではこれに伴い、『Ζガンダム』(キャラデザは新訳っぽいし、ビームコンフューズもあるが名義はTV版)が全て本編終了後で参戦している。


機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
【初参戦】『スーパーロボット大戦』
現時点で最多参戦数を誇るスパロボの顔であるが、実際の所機体(主にνガンダムリ・ガズィ)のみ参戦がほとんど。
しかし『64』や『第2次α』のようにシャアが原作通り反乱を起こす作品も時々あるので
本作が参戦する度に「今回シャアは裏切るのか否か」とファンの間で話題になる。
『MX』発表時に寺田Pが「時々裏切るグラサンかけた人は裏切りません」と発言したのは有名。
また一部作品では「ロボットたちが協力すればアクシズなんか簡単に破壊できるやろ」と突っ込まれてしまう*4のを防ぐため、
D』や『第3次Z』ではとんでもなく改変され、CCA設定のシャアが味方になる。
シャアが敵であっても、爆破したらいけない理由などが掘り下げられるケース(『第3次Z時獄篇』『T』など)や、
作品によってはギレンやハマーン、更にはドン・ザウサーオリジナル敵など、シャア以外の人物がアクシズ落としを行うこともある。

後日談である『機動戦士ガンダムUC』『NT』が参戦するようになってからは、これらとの絡みがあるためまた複雑に。
シャアに味方としての需要も高い為、同時参戦の際は大まかには敵対しながらも分かり合える役をシャアに、アクシズ落とし等の敵役をフロンタルにと役割分担されている。
『UC』単独登場の『BX』では参戦作品にはクレジットされていないものの度々話題に出てきており、完全に「設定だけ参戦」。
そんなわけで上にも書いたが『30』の「『CCA』と『UC』がそのままの展開で原作終了後で『NT』のシナリオに突入する」という展開には誰もが驚いた。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
【初参戦】『スーパーロボット大戦V』
主人公が敗北して処刑されるというラストや、ハサウェイの年齢設定からか、初参戦の『V』からキャラと機体のみの参戦。
そのため、『V』ではハサウェイが14歳前後でありながら外見が閃ハサ時代というルリルリもかくやな成長期っぷりであった。マフティーも存在しないため、ミスリルに協力するΞガンダムのテストパイロットという独自の立ち位置である。
だが、『V』の世界観において「空白の10年という時代においてマフティー・ナビーユ・エリンが存在した事実」は重要な伏線であり、
ライバルであるレーンも連邦軍のパイロットとして登場し、ジェリドリディといったガンダムライバル達とよく絡んでいることもあり、存在感は十分であった。

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
【初参戦】『スーパーロボット大戦V』
『V』では原作再現が行われる予定だったが、他作品とのエピソード調整がうまくいかず機体のみの参戦となった。
その後『X』『T』と連続参戦するも原作再現はなく、機体のみの参戦となってしまっている(『T』では原作と全く違う状況で原作再現するという奇妙な展開はあるが)。

第1期である『機動戦士クロスボーン・ガンダム』は過去3回参戦(X-Ω含めれば4回)しているが、
まともにシナリオが再現されたのは初参戦である『第2次α』のみに留まっている。(こちらは原作エピソードの再現も多め)
X-Ωに至っては、本編、イベントともにシナリオに一度も登場していない。
一応、定期的にユニットが追加されていたので、放置されている作品に比べればマシな存在感ではあるが。
第2期『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』も初参戦『V』で再現されたが、『T』ではすでに完結後の設定だった。

機動武闘伝Gガンダム
【初参戦】『第2次スーパーロボット大戦G』
ぶっ飛んだ設定ゆえに参戦回数は多いが、ほぼ全てのスパロボ(含む『スーパーヒーロー作戦』)で番組通りのガンダムファイトを再現した事がない
大抵はマイナーなロボット(モビルスーツ)による格闘大会みたいな扱いで、『J』ではディアッカ「ナチュラルの考えることはよくわからねぇ」と発言する始末。
他のガンダム勢からは「あれって確か競技用だよな?」などと言われるのが関の山で、ドモンが他のガンダム乗りにガンダムファイトを申し込むことが多い。
『T』ではガンダムファイトとは停滞した時代の民衆に勇気を与えるための競技大会であることが語られた。
一応、『OE』にて初めて「代理戦争としてのガンダムファイト」が行われたが、Gガン勢(というかドモン)はレフェリーで、
参加したMSの内半数はガンダムですらないというオチがついた。
てか大佐、「頭部を破壊すれば勝利、コックピットを狙えば反則」のガンダムファイトにジオングで出るんじゃありません。
(但し、ジオングは副座式で腹にもコックピットがあるのでそちらで操縦していると思われる。)
そもそもガンダムファイトを本気で再現してしまうと、本編開始から50年以上前に既にガンダムが完成していることになるので、
他のガンダムシリーズとの兼ね合いが困難になるケースもあるからだと思われる。
(『OE』や『T』では初代ガンダムの方がモビルファイターをモデルにしているという時系列になっている)

但しシナリオではスーパー系とリアル系の両面を持つ性能ゆえに暑苦しいノリで目立ちまくり、原作通りの再現はしないにしても原作の重要な局面(色んな意味で)を拾ってくること自体は割と多い。
J』のような一部作品を除けば圧倒的な運動性と格闘能力で戦力として非常に頼りになる。
また、なんだかんだでデビルガンダム関連やギアナ高地の明鏡止水習得イベントや師匠関連のシナリオはわりと再現されているあたり、
いるだけ参戦組の中では優遇されている(あまりにも再現されすぎなせいか『R』や『MX』、『T』のように原作後の設定もある)。
原作後の場合は「あの最終話」が作中の人物にも知られておりドモンたちがからかわれる一幕も。
…逆に言えばドモン&レイン・シュバルツ・東方不敗デビルガンダムさえいればGガンのテーマは大体説明できてしまうので、
シャッフル同盟はメインキャラにもかかわらず声付の作品で初登場したのは放送から9年も経った『MX』と非常に遅かった
ミケロ・チャップマン・アレンビーですら早々に音声収録されてたのでシャッフル同盟はデビガン四天王以下の扱いである…
またDG細胞は設定上で使い勝手が良いのか、全く関係無い作品のユニットが感染する事もある。
ウルトラ怪獣とかゴステロとかアクシズとかギガノス機動要塞とか、果てはバンプレストオリジナルのウルタリアとか。
『T』ではフィアナの命を救うために平和的に使用され、『赫奕たる異端』のフラグをへし折る快挙を成し遂げた。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
【初参戦】『スーパーロボット大戦F完結編』(TV版と同時参戦)
アナザーガンダムの中でも最も参戦回数が多い本作であるが、大体機体のみの参戦か原作終了後*5
そもそも原作自体短いし、敵機体はサーペントくらいしかいない、ラスボスも戦闘シーン皆無なので、
再現が行われても序盤のうちにさっさと消化され以降は実質いるだけになることもしばしば。
だがキャラ自体は使いやすいため、ごひ(スパロボ)が敵になったりリリーナが他作品の敵勢力に誘拐されるなど
スパロボオリジナルのストーリーが展開されることが多く中々目立つ。ナタクのファクターとか。
エピソード自体も短いのが幸いして単発話に組み込みやすいためか割と再現されている方であり、『W』ではアルファベットに因んでなのか、原作とは異なりヒイロが直接デキムを撃破している。

あと、前日談たる『新機動戦記ガンダムW』は参戦の方が珍しい
機動戦士ガンダム00』にも言えるが、主役側が反体制側のテロリストなので使いづらいというのもあると思われる。
ちなみにTV版の初参戦はなんと最終回から1年も経ってない『新』であり、放送中に制作されたため隠しキャラ扱いであった
(いるのがヒイロ、リリーナ、ゼクスだけ)。
『第2次Z』ではその『00』と並んで中核に絡む存在となっており、終盤にはまさかのクロスオーバーまであったりする。

機動戦士ガンダムSEED
【初参戦】『第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~
人気作ゆえ、参戦回数はアナザーガンダム系の中では多い。
が、続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が参戦している場合は機体のみ参戦というパターンがほとんど。このへんはオマージュ元である1stガンダムと近いか。
『K』ではあろう事かその機体ですら同時参戦の『DESTINY』に全部出ているため、何の為に参戦扱いにしたんだと突っ込まれた。
一説には『DESTINY』で行われなかったカガリの種割れのためじゃないかとも。もはや「いないのに参戦」である。
そもそもガッツリと原作再現がされたのは放映直後の『第3次α』と『J』くらいなもので、
『W』では外伝作のアストレイがメインで本編自体は重要な展開がスポット参戦のほぼイベント戦闘で再現されるのみで、割と空気。
改変の影響で続編のほうがスパロボ的に人気があるため、これからSEED単体で参戦する機会は少ないかも……?

スマホアプリ『スーパーロボット大戦DD』ではヘリオポリス崩壊直後から再現され、久しぶりに無印がしっかり再現されるかと思いきや、砂漠編鹿は完全カットで終戦を迎えた。
「上からとっととフリーダムを出せとせっつかれた」という公式の発言もあり、やはりフリーダム以降の機体人気が根強いのがこういった状況になっている要因なのだろう。
しかし、そういったカットがありながらもシナリオが進んだ後に、複数作品に渡る敵キャラをまとめるオリジナル組織の部隊長としてアズラエルが登場を果たす等、オリジナルの展開で無印種のキャラが活躍をしている。

なお、『第2次Z破界篇』以降はDESTINYすらいるだけ参戦、若しくは原作シナリオ終了後(大なり小なり改変されているケース含む)の場合が多い。
シンキラのどちらを主人公にするかあれ?アスランは…等、処理が難しい部分が多いからこちらもやむを得ないが、
いるだけ参戦にもかかわらず『UX』では絶大な存在感を示したのは冒頭部の通り。
そのような理由もありDESTINYはクロスオーバー以外にも改変ネタが人気なのも大きいかもしれない。

SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors
【初参戦】『スーパーロボット大戦UX』
パイロットの概念がなかった『初代スーパーロボット大戦』以来の参戦となるSDガンダムシリーズだが、
舞台が異世界・三璃紗(要するに三国時代の中国っぽい星)ということで再現することが難しい。
そのため初参戦(現状唯一の参戦)の『UX』では原作終了後(と言ってもアニメ終了後というだけで、三国伝全体としては途中)の参戦となったが、
赤壁の戦いの最中に劉備ら三候だけでなく死んだ筈の呂布隊もUXの世界に転移した…という設定になっている。
また、ライターがアニメ版三国伝の脚本を手掛けたのもあり、シナリオ面でもガッツリ絡む。
アニメ化された部分より後の「戦神決闘編」の要素も、独自の展開で一部再現された。
特に孔明先生と司馬ビーは世界の謎を解き明かす重要な役割を担っている。
ちなみにSDガンダム達は全員、検査の結果によると「間違いなく人間」とのこと。人間かなぁ…?

SDガンダム外伝
【初参戦】『スーパーロボット大戦BX』
三国伝同様の理由で原作再現が難しいうえ、本編と顔がそっくりな人々(騎士アムロなど)が登場するややこしさ故に初参戦の『BX』からほぼいるだけ参戦となった…が、
騎士ガンダムを始めとしたアルガス騎士団の面々はBX世界の各所に飛ばされてそれぞれの役割と持っており、
フルアーマー騎士ガンダムの登場イベント黒邪の機甲兵の意外な正体など、非常に強い存在感を発揮している。
人間キャラは上記の理由から未登場かと思われたが、騎士シャアのみ思わぬ方法で登場を果たした。
原作再現についても最後に原作ファンをして「誰がここまでやれと言った」レベルでやってくれるので必見。

サンライズ版権

無敵鋼人ダイターン3
【初参戦】『第3次スーパーロボット大戦』
登場回数は6位で御三家以外だとトップであるが、スパロボに初参戦した頃はVHSやLDすら出されていなかったこともあって
原作を実際に観たことのある人は殆どおらず(今でいう『百獣王ゴライオン』あたりの扱い)、幻の作品のように扱われていた。
資料が充実してきた後年のシリーズになってもその慣例を引きずっているのか、敵対勢力のメガノイドは話が始まる前に壊滅していることが多く、
「原作再現?なにそれ美味しいの?」なレベル。
シナリオに絡んでも基本的に万丈とコロス、ドン・ザウサーくらいしか出てこない物ばかり。
『A』では分岐中の3話しか敵の出番が無く(特に『A PORTABLE』では敵が強すぎるため嫌でも印象に残るが)、『X』に至っては万丈以外敵も味方も出番が無い始末であった。
だが万丈やギャリソンといった有能すぎる主要人物の活躍や、スパロボオリジナルの破嵐財閥の設定もありいるだけ参戦でも存在感はかなりのもの。
また、メガノイドが本格的に登場する作品ではかなり強大な存在として描かれていることが多く(旧シリーズでも原作再現は皆無ながら、存在感は大きかった)、
『COMPACT2/IMPACT』や『第2次α』、『R』ではいくつかのエピソードが再現された。
『V』では原作終了後だが、最後のメガノイドと決着を付けるクロスオーバーが描かれた。

万丈の担当声優である鈴置洋孝氏が亡くなって久しいが、ダイターン3の参戦時には生前に収録したライブラリをフル活用して対応している。
ご本人も万丈役は非常に思い入れがあった事が語られており、代役などを立てずに対応する方針が堅持されている。

ちなみに、相方的存在であるザンボット3の原作再現率は初参戦の頃から高い。
こちらも当時はダイターン同様に全くソフト化されていなかったが、たまたまスタッフの思い入れが強かったために資料が手に入り、初参戦から充実した原作再現が出来た。

無敵ロボ トライダーG7
【初参戦】『新スーパーロボット大戦』
参戦自体はコンスタントにあるものの、原作再現があったのは一度のみ。
その一回(『GC/XO』)も少しだけ原作敵が出てくるのみで、それもダルタニアスの敵であるザール星間帝国のおまけ扱い。
『新』ではスペシャルディスクのカラオケモード中にだけ敵機体が登場すると言う離れ技を披露。
『第2次Z再世篇』では関係者がチラっと姿を見せ、原作終了後ではあるが敵勢力のガバール帝国がまだ襲来していないという奇妙な状況に。
しかし、無敵シリーズとの合体技やABの便利さから優遇されている。
そして続く『第3次Z天獄篇』ではガバール帝国は一度も地球に来ることなく、トライダーと戦う前にとっくに滅亡していたことが判明した…。

そもそもトライダーG7という作品自体、主人公側と敵側に殆ど接点がなく、お互いに相手の素性を知らないまま戦い続け、
最終的に敵が侵略作戦を放棄し撤退するというストーリーであるため、シナリオに絡ませるのが難しいのだろう。 
ゆえに、原作の敵が存在しなくても原作終了後になり得るのである。
原作再現はなくとも、戦う企業繋がりで『地球防衛企業 ダイ・ガード』やTオリジナル、
小学生繋がりで『絶対無敵ライジンオー』や『鉄人28号』とのクロスオーバーは多く、存在感はある。

・New Story of Aura Battler DUNBINE
【初参戦】『第4次スーパーロボット大戦』*6
いわゆるダンバインOVA。
TV版ダンバインの未来の話(登場人物はTV版ダンバインのキャラの生まれ変わり)のため、機体とシルキーだけ引っ張り出して乗せ替えというパターンになる。
しかし『COMPACT3』では「時空転移で未来に飛んじゃった」という設定で一応再現したため、ショウとシオンの揃い踏みが実現。
更に16年後に声付きで参戦した『T』ではTV版ダンバイン、そして『レイアース』とのクロスが描かれた。
アプリゲーム『DD』ではダンバイン(あとマーベルも)が全く出てこないうちからシオンの乗るサーバインが参戦するという事態に。
また、『UX』や『X』ではショット・ウェポンがこの作品を意識して「死ぬことも出来ない無限の地獄」に落とされる、という末路を迎えている。

なお『UX』以降はTV版ダンバインすらいるだけ参戦になるケースが増えている。
やはりバイストン・ウェルの設定が世界の接着剤として便利だから一応参戦させている、ということなのだろうか?
なお、ダンバインがいるだけ参戦になった『UX』『OE』『X』『T』の内、『OE』以外はショウ達が原作エンドを迎えてから参戦している。
……つまり3回も全滅エンドを迎えてからやってきている転生ネタが使い勝手いいんだろうけど、もうちょっとショウ達に優しくしてもいいんじゃないですかね…?

装甲騎兵ボトムズ(TV版)
【初参戦】『第2次スーパーロボット大戦Z
「嘘つけ、何度も参戦してるしキリコが活躍しているじゃねえか」とお思いの方もおられるかもしれないが、まともにTV版が再現されたのは『第2次Z』のみ。
ボトムズシリーズはOVAや映画などの派生作品が多く時系列が行ったり来たりしているのもあって、なかなか最初から最後までキッチリやる機会が無いのである。
従ってTV版が参戦している場合であっても、ほとんど機体とキャラだけしか出て来ず実際にはOVAの話しかしていないなどというケースが多い。
そもそもボトムズシリーズ自体、知名度の割には「舞台がヨソの銀河」「複雑な政治情勢が絡み合い過ぎて勧善懲悪的な話にしづらい」「そもそも機体がトラックにはねられただけで壊れるほど弱い」といった理由もあって、放送から参戦には30年近くかかっている。
ぶっちゃけ参戦が決まった時には「嘘乙」とか「ボスボロットにも踏み潰されそう」とか言われていた
また『OE』ではOVA版の再現に力が入っているが、その反動なのかTV版は第1部までし描かれていない。

疾風!アイアンリーガー
【初参戦】『スーパーロボット大戦NEO
そもそもスパロボに向いて無い(シリアスな戦闘もあるが、それは作中で否定的なものとして描かれている)、熱血スポーツアニメの謎の参戦。
『NEO』の参戦作品(比較的子供向けが多い)的に浮いてる訳では無いが、初参戦なのに原作終了後だったり明らかに戦闘向きの連中がいなかったりと残念な扱い。
だが、マグナムエースの頼れるリーダーっぷりや、「心」に拘る機械化帝国との絡みなどをみるに、
クロスオーバー的には優遇されシナリオ中で空気にならない存在感を放っている。
ユニットとして見た場合も、マグナムエースの高火力に全ユニット中唯一カットインが2種類あるゴールド3兄弟の存在から、戦力・演出的にも優遇されている。
ロボット同士の次元スポ根アニメという再現困難な内容からか原作終了後参戦の憂き目に遭ってしまったが、
スタッフの作品愛はこれでもかと伝わってくる。
ちなみに何故か皆アースティア出身らしい。つまり、アースティアには野球やサッカーがあるということに。

長浜ロマンロボシリーズ

勇者ライディーン
【初参戦】『第3次スーパーロボット大戦』
2度のリメイクやラーゼフォンの元ネタともあってそこそこ知名度はあるも、
敵勢力の妖魔帝国はあまり登場せず、しても前半だけということが多い。
初参戦の『第3次』ではコン・バトラー同様に、登場回で前半ライバルのシャーキンを倒して1話で終了
しかも「魔帝国」と思いっきり名前を間違えられている。(移植版では修正済み)
続く『第4次』では後半の大ボスであるバラオが一応登場するも、復活したシャーキンを倒したらフェードアウトしてしまい、たった2話しか出番はない
というか、ルート次第では復活シナリオが省かれてあっさり死ぬ。

しかし『MX』でのラーゼフォンとのクロスオーバーや『SC1』のソーディアンズガードの出自など、
いるだけながらストーリーの中核となる場合もあり、扱いは悪くない。
αシリーズでは『α』でやはり前半のみであり、不参戦であった『第2次α』の裏側を描いたサブシナリオで、既に原作終了後であることが語られた。
ただしαシリーズにおいても根幹の設定に関与する存在であり、ポジションとしては悪くはない。
バラオとの決着がつくのは『COMPACT2/IMPACT』と『SC2』、『CC』のみ。

ついでに言うと、トラウマ回と名高いエピソードの敵、巨烈獣マダンガーも登場したことがあるにもかかわらず、ただの雑魚敵扱いで再現無し。
オマージュである『ラーゼフォン』の「ブルーフレンド」は毎回気合の入った再現がされるというのに……。
しかも、ラーゼフォン参戦の際はライディーンも必ず一緒なのに特に言及無し。

超電磁ロボ コン・バトラーV
【初参戦】『第3次スーパーロボット大戦』
メジャーな方の作品のため参戦回数は総合8位と多めで、御三家以外だとライディーン、ダイターンと並ぶ最古参メンバー。
敵対勢力のキャンベル星人が登場する機会はそれなりに多いのだが、他のスーパー系敵勢力の同盟相手としてとりあえず登場するだけで、
シナリオは再現されないことが多い。
また、前半と後半で敵のボスが変わる作品であるが、大抵どちらか一方しか登場しない。
初参戦となる『第3次』では、登場ステージで前半ライバルのガルーダを倒し、たった1話きりで原作ストーリー終了という展開だった。
一応、続く『第4次』では前半ボスのオレアナ、およびガルーダと決着をつけている。が、やはり出番は少なく、後半の敵は出ない。

長浜繋がりでボルテスVやダイモスは出れば相方として目立つものの、この二つに比べると長い時間をかけて再現すべきドラマ展開が少ないことが空気の原因か。
バトルチームは会話でのリアクション要員としてはよく出てくるのだが…。
L』ではパッケージのセンターを飾りながら、キャンベル星人の存在は示唆されたものは一切登場せず、ダンナーベースを担う一角として擬態獣と戦っていた…。
その馴染みっぷりはラビッドシンドロームの存在が明らかになった際に、ちずる以外の4名が真っ先に感染疑惑対象に上がり、
豹馬に至ってはちょっと気が立っただけで症状が出始めているのではと心配されたほど。

30』にて久々に参戦したが、原作終了後であり基本的にはリアクション要員に留まった。

超電磁マシーン ボルテスV
【初参戦】『新スーパーロボット大戦』
こちらも敵対勢力のボアザン星人の登場機会は割と多く、コン・バトラーVよりはシナリオが再現されるが、一部の重要エピソードだけというのが基本。
原作では最終的にボアザン星に殴り込みをかけるが、大抵は地底城攻略で再現を終えることが多い。
現在の所、ボアザン星解放が再現されたのは『第3次α』のみ(『R』もEDで貴族制が崩壊した事は判明するが)、ザンバジルと決着がついたのもこれと『CC』のみとなっている。
『L』ではそこから一歩踏み込んだ形で「並行世界における過去の時代の英雄」という設定で参戦。
小説版『マクロスF』の著者である小太刀右京が、
「ボルテスチームがS.M.Sに所属していることを前提に原稿を書きそうになり、慌てて修正した」程のレベルでS.M.Sに馴染んでいた。

闘将ダイモス
【初参戦】『第4次スーパーロボット大戦』
初参戦した『第4次』では原作再現が薄く、烈風正拳突きが宇宙で使えないなど問題が散見された。以降も『第2次α』『A』では再現度が高いが『MX』ではいるだけ参戦。
だが本作の場合は、三輪長官という名物キャラがいるため比較的「いるだけ参戦」でも存在感がある。
「原作では死なないのになぜかクロスオーバーすると死ぬ」という負のスパロボ補正の代表格であり*7
だいたいどの作品でも一貫して主人公陣営の前に立ちはだかって来る。
そのせいか「三輪長官ってティターンズだっけ?」「ダンクーガのキャラだったと思う」「ギルガザムネに相乗りしているからドラグナーのキャラだろ」「ゼーレ率いてNERV潰しに来たんだしエヴァのキャラだろ」「あいつブルーコスモスにも入ってただろつまりガンダムSEEDのキャラだよ。」となどいう
冗談みたいな会話がファンの間で交わされることも。

東映版権

・大空魔竜ガイキング
【初参戦】『新スーパーロボット大戦』
そこそこの知名度はあるが実は参戦回数はたったの3回*8(リメイクのLODは2回*9)しかなく、ストーリーが明確に再現されたのは『第2次α』のみ。
初参戦の『新』ではまさかのラスボス・ダリウス大帝戦丸カットで四天王を倒せばシナリオは終了してしまう。
7年ぶり2度目の参戦となる『第2次α』でようやく原作再現がなされたものの、キャラ・ユニット・武器などで前回からほとんど追加が無いうえ、
合体攻撃のある作品なのにまさかの「ジャイアントカッター逆さ斬り」無しという扱いを受けた。
続編『第3次α』では敵組織を前作で全滅させてしまったため、残党がチラホラ出る以外はムゲ・ゾルバドスにダリウス大帝が生き返らされるのみ。

なおLODの方も現状最後の参戦となる『L』では終盤しか再現されておらず、自軍部隊がほとんどダリウス界に行かないうちに
ラスボスの次大帝プロイスト陛下が話全体の中盤くらいで自軍部隊にやられて壊滅するという何とも言えない扱いであった。
序盤からガッツリ再現された初参戦作『K』でも、√次第ではプレイヤーが行ってない方で壊滅してたりする。

百獣王ゴライオン
【初参戦】『スーパーロボット大戦W』
先述した通り、映像作品でありながら未だ日本国内でソフト化された事が無い珍しい作品。
『W』で参戦する(以降音沙汰無し)ものの、敵のガルラ大帝国はコメディリリーフで銀の戦死やシンクラインのクーデター等、
原作ストーリーが断片的にしか再現されていない。
その内容もウィキペディアの記事を流し読みするだけで「マトモな原作再現など無理だ」と感じる程にハードな世界観*10である為やむを得ない措置であると言える。
獅子座文明という使い勝手の良い設定が存在するので同じライオンの意匠を持つ『勇者王ガオガイガー』とのクロスオーバーが多く、
Zマスターやソール11遊星主からもマークされており、過去にスキエンティア(ラスボスの片割れ)と戦って引き分けた事から
オリジナル敵勢力からも一目置かれている等、ゲーム内における設定は優遇されている。性能はイマイチだが*11

葦プロダクション版権

超獣機神ダンクーガ
【初参戦】『第4次スーパーロボット大戦』
非東映・サンライズ作品の中では最多出演回数を誇る。おかげで「よほど版権料が安いに違いない」だの「スパロボ補正の申し子」だのと言われるが
その参戦回数は20回と破格の扱い(外伝作品を除けばコン・バトラーVに次ぐ9位で、エヴァナデシコより多い)だが、
敵対勢力のムゲ・ゾルバドス帝国は一切出ず、敵はシャピロのみか、そのシャピロすらいない場合が多い。
原作再現が薄めなのを生かしてスパロボ独自の設定が入れられることも多いのが特徴である。
(『J』でのミスリル所属の設定や『第2次Z』でのダンクーガノヴァとの共演など)

とはいえ、『COMPACT2シリーズ/IMPACT』や『64』『GC』『第2次Z』等、ムゲ関係もしっかり扱われた事もそれなりにあり、
登場機会が少ない分、登場した時は大抵ムゲはかなりの大物として描かれている。
むしろこれだけ登場回数がありながら「雅人離脱により実は野生化できる資質を持っていたシャピロがランドライガーに乗る」展開は再現に困るせいか、
今のところ9割方再現されていない。
…1割再現したってどういうことかって?シャピロが野生化を持ってた事が1回だけある。もちろんシャピロは敵なのでこっちが困るだけであった

シャピロもムゲ・ゾルバドス帝国も(あとイゴール親子も)いない初参戦の『第4次』では、
グラフィックではブースターがついているのに空を飛べないうえに容量の都合でコン・バトラーと二者択一で永遠の別れになる。
また、最終地形適応にAがない

なお続編の『獣装機攻ダンクーガノヴァ』は12話と短いためか、わりと話の再現率が高い。再現され過ぎなせいで『UX』では完結後扱いだったが。

『30』ではバリオリジナルデザインの「アルティメットダンクーガ」なる新機体が登場。もうスパロボが原作で良いんじゃないかな…。
ちなみにパイロット4人全員気合と熱血を使える+自力で覚醒&決意持ちで複数回行動が容易な点から、ファイナルガオガイガーに匹敵する壊れユニットに仕上がっている。

こんな扱いだが、そもそも「ダンクーガ」自体がロボットアニメの粗製濫造豊作に埋もれてしまっていた作品であり、
「第4次」で参戦したことによって日の目を見たと言ってもいいほどのものである。

戦国魔神ゴーショーグン
【初参戦】『スーパーロボット大戦EX』
よく敵キャラが揃って出てくるため空気ではないように見えるが、ビムラーを巡るドクーガ、ネオネロスとの戦いを描かれたのは『第2次α』のみである。
主人公のケン太は登場しないことが多く、スパロボだけプレイしてる人には、主人公は真吾だと誤解してる人も多いのでは無いだろうか。
また、本来は合体ロボなのに毎度分離ができないことがネタ化している。

その他

破邪大星ダンガイオー
【初参戦】『スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部』
原作が全3話のOVAであり、しかも実質未完で終わったためか、再現できるストーリーが少ないのが難点。
『COMPACT2』の1、2部では出入りが激しく、そのリメイクの『IMPACT』ではギル・バーグの「逆恨み」のせいで、
ギルのいるステージでは留守番推奨という異常事態になる。
だが、原作が少ないからか最後まで再現され、独自展開で決着がついている。むしろ「いる以上参戦」とでもいうべきか。
K』では原作終了後ながら、ギル・バーグがダンガイオーチームを差し置いてオリジナルキャラ顔負けの大活躍を見せたりした。

・魔境伝説アクロバンチ
【初参戦】『スーパーロボット大戦COMPACT3』
『COMPACT3』と言う非常にマイナーなスパロボに(現時点では)最初で最後の参戦をした非常にマイナーなアニメ。
一応シナリオでは目立っていたはいたが、加入が遅く原作の敵も出てこない為いるだけ参戦。
ただし非常に能力は高くアクロバンチが6人乗りな事もあり、
フォルカや(バグ技だが)「神」隼人バグが使えるゲッターに並び『COMPACT3』では最強ユニットの一角と言われる程強かった。
が、やはり一番ネタにされたのは必殺技の「エクスキサーチ」が「エクスイサーチ」と誤表記されたことだろう。
いくらマイナーなアニメとはいえネットで検索すればすぐに出て来る用語なのに…。

マクロスゼロ
【初参戦】『スーパーロボット大戦Scramble commander 2nd』
こちらもマイナーながら根強いファンが多い『スクコマ2』で(現時点では)最初で最後の参戦となっている作品*12
やはり上記の『初代ガンダム』と同様、マクロスシリーズの中で一番時系列が最初という立ち位置であるため、他のマクロスシリーズの作品が出しづらくなるという事情を抱えてるのも理由であり、特にVF−0は大気圏内用のジェットエンジンを搭載しているため、そのままでは宇宙には出られないので、『スクコマ2』とシリーズ外の作品だが『マクロスF』と共演した『Another Century's Episode:R』ではVF−0のエンジンを換装させるというフォローが施された。
初参戦した『スクコマ2』では、時間軸では後となる『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』がストーリーのメインとなっているため、
「原作では行方不明だったシンが発見され、かつての上官であるフォッカー率いるスカル小隊と共演する」と言う流れ。
そのためノーラやイワノフといった好敵手、初期にサブパイロットだったエドガーは未登場。原作終了後だししょうがないね。
その代わりヒロインのサラやマオ(シェリルの祖母)、そして全ての元凶である鳥の人が登場。

フルメタル・パニック? ふもっふ
【初参戦】『スーパーロボット大戦J』
言うまでもなく、ボン太くんを出す為だけのクレジットである。
そもそも本編シナリオの都合上カットした原作短編集(ギャグ番外編)のアニメ化なので、ロボットアニメですら無い。
とはいえ、『W』『第3次Z時獄篇』のように一部作品ではギャグ回を真面目にステージにしているケースもある。その場合は別作品の敵メカが出てくるが。

『V』ではTVアニメ1期・2期もクレジットされているが、始まった途端に話が未アニメ化部分に突入し(原作最終章部分である『IV』は当時未放映)、『ふもっふ』共々機体・キャラのみ参戦となっている。
別にその辺りを出すだけなら『原作小説版』のみのクレジットでも良かったはずだが「アニメ化に伴ってM9やアーバレストのデザインが変更されたが、これが原作に逆輸入された」とか「声優の関係」があるためにアニメ版もクレジットする必要があるのである。

【「いるだけ参戦」の多いスパロボ】

冒頭でも触れたが旧シリーズでは大半が「いるだけ参戦」である。

  • シリーズ終盤の作品
旧シリーズ、α、Zなど「第〇次~」のシリーズものの場合、早い段階で原作におけるラスボスを倒してしまい、
次のシリーズでは味方だけ(もしくは何らかの形で再登場した敵キャラ)しか出てこない、というケースが多い。
特にガンダムのように続き物のシリーズや、劇場版で完結したタイプのアニメであればこの傾向が強い。
中にはαシリーズでのライディーンやZシリーズでのダイターン3のように、
シリーズの途中で参戦していない間に物語の裏側で敵を倒したことになり、原作終了後になったというものもある。

参戦作品全19作のうち、10作が原作終了後、1作が機体だけ参戦。
ガンダムシリーズはほとんど本編終了後、唯一の例外である『逆襲のシャア』はアムロ、リ・ガズィνガンダムの版権が必要なだけという扱いで、
ジオン系組織やティターンズの機体は一切登場しないという非常に珍しい設定である。
そうはいっても原作終了後ながらGガンダムは東方不敗除くデビルガンダム四天王やグランドマスターガンダム、
果てはデビルガンダムも登場するし、後スパロボでは初めてガンダムファイトが再現されている。
なお、本作においてはガンダム連合の中にいたロケットにしがみついていた初代ガンダムにアムロが乗っていた事になっている。右も左もガンダムだらけという状況にアムロはしばらくうなされていたとかなんとか
因みにマシンロボは一応原作終了後の設定だが、原作通りギャンドラーを打倒したロム・ストール達が転生を経ずに平行世界から次元転移して地球に訪れ、
これまたロム達との最終決戦でガデスがハイリピードを手にした平行世界から次元転移して地球に訪れた*13ギャンドラーと再び激突する形で原作再現が行われるという非常にややこしい珍しい扱いとなっている。
後に、元々は『IMPACT』の2作目(つまり続編)として作られていたことが明かされた。原作終了後の時系列の作品の多くが『IMPACT』でも参戦している作品であり、そのような前提であったなら頷けるものである。

ハナから絡ませようがないボケガエルみたいなネタ枠を除いても、20作品以上が「ボスキャラと主要人物しかいない」という扱い。
下手すれば敵すら一切出てこない作品も多々見受けられる。
また『ゾイド新世紀/ZERO』は本作がSRW初参戦だが、DLC専用の追加参戦の為ろくにシナリオが存在せず、主人公すら登場しない完全な機体版権要因。

参戦作が28作品と非常に多いものの、実際はシリーズもので参戦数が(悪い言い方をすれば)水増しされており、
機動戦士クロスボーン・ガンダム』や『フルメタル・パニック!TSR』などは本編終了後という扱いになっている。
同作における終了後参戦は11作に及び、珍しく『逆襲のシャア』も完結後参戦を果たした。
一方で「が生き残っている」「他作品の中ボス格のキャラと因縁関係になっているダイターン3ザンボット3」「設定レベルで他作品と絡むCCASEED DESTINY」など影が薄い作品が出ないようにシナリオ的にかなり気を遣っている。
「閃光のハサウェイ」のように、位置付けが「機体だけ参戦」なのが重要な伏線になっていたりするものも。
また『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に関しては他作品とのコラボが極めて困難なため*14、ほぼ隠しキャラのカヲル君とその機体を出す為の版権要因である。

異世界モノという変わったジャンルの為原作再現が難しいケースが多く、
「革命の世界」における4作品は3作品が完結済み、残る『ガンダムW EW』は終盤のみの再現。
同世界における『ダイターン3』は先述した通り主人公以外全く登場しない。
また「戦争の世界」は宇宙世紀がモデルであり、『Ζ』『ΖΖ』は完結済み、『CCA』『F91』は終盤のみの参戦。
時系列の都合で、『クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』もダイターン3と同じく主人公しか参戦しない。
よって、「戦争の世界」のメインシナリオはSRW初参戦となる『ガンダム Gのレコンギスタ』であり、こちらは中盤からであるがガッチリ再現された。
歴史上の英雄扱いされているシャアやアムロと、新しい時代を駆け抜けるベルリたちとの絡みは必見である。
ちなみに今まで逆シャアと同一扱いされていたHi-νガンダムが、明確に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカチルドレン』名義になったのは今作から。
「コードギアス 反逆のルルーシュR2」も原作終了後設定だが、終盤にとんでもない奴が大ボスとして立ちはだかる。

参戦作品は27作と多いものの、V同様シリーズ作品による水増しが多いため、実際の所機体のみ参戦が4作、本編終了後が8作もある。
ガンダムシリーズは殆どいるだけ参戦だが、CCAが珍しく序盤からきっちり再現され、完結後であるGガンは機動西部劇Gガン×ソードビバップとか言われるくらい他の作品と自然に絡んでいた。
『鋼鉄の7人』に関しても、原作とは全く違う宇宙世紀オールスターズによる再現が為され、プレイヤーを唸らせた。
また『装甲騎兵ボトムズ』はほぼビッグバトルのみの再現だが、設定レベルで『楽園追放』とコラボしており、
知らない人に見せたら「楽園追放はTV版ボトムズの後日談」などと勘違いしてもおかしくないほど。

  • スーパーロボット大戦X-Ω
ソシャゲ作品。既存のスパロボと比べても異色のコラボを多くしている事を売りにしているだけあって参戦数は93作品*15、期間限定を含めれば184作品と非常に多く、同時に碌なフォローのされない作品も多い。
コラボシナリオは9割以上が「平行世界の吹き溜まり(=本編とは繋がりのない使い捨て時空)」として扱われ、数作品しか出て来ない狭いシナリオで一度出たらそれっきりというのがほとんど、
酷い物になると参戦と言いつつもシナリオにすら登場せず、特攻キャラとしてガチャに追加されただけというものもいる。
正直、参戦数だけはやたらと多いが、数が多いだけあってひと作品ひと作品をしっかり扱っているとは言えない。
まさに本項目の名前通りの「いるだけ参戦」が大半である。

特に、最初期からいながらもほとんどシナリオに登場せず、ユニットの追加もほとんどない『特装騎兵ドルバック』や『光速電神アルベガス』を初めとして、
古い作品でマジンガーやゲッターのようなリバイバル版も存在しない…言ってしまえば歴史に名を残せなかったマイナーアニメ出身の枠は冷遇されがちである。
一方でコードギアスの漫画外伝でありながら、本編である『反逆のルルーシュ・同R2・復活のルルーシュ』よりもシナリオ登場頻度や季節限定機体の登場率が高い『双貌のオズ・同O2』
(もっとも、コードギアスシリーズ自体は本作品にて出番がかなり多い方なのであくまで相対的評価だが)、
シーズンの節目ごとに対人モードの目玉として新機体が逐次追加される『ガンダムUC』『クロスアンジュ』など、作品によって出番や扱いが露骨に優遇されている事も目立ちあまり評判は良くない。
この作品ごとの待遇の格差に関しては、イベント時のPの発言からPの好みによる偏りである事を暗に認めている。



また、期間限定参戦の作品でも3回も参戦し、通常参戦より出番が多いとすら言われる『コードギアス 亡国のアキト』や、
主要キャラ全員が声付きで参戦、敵キャラも登場し、BGMも主題歌がボーカル付きで流れた『マブラヴ オルタネイティヴ』などのかなり優遇されている作品がある一方で、
主役機しか登場せず、声もBGMもなくシナリオも短い『恐竜戦隊ジュウレンジャー』や『熱血最強ゴウザウラー』のような作品もあり、扱いの差が大きい。

こういった扱いの悪い作品が多くなってしまったのは、当作品が「他のスパロボシリーズでも出られないような作品を沢山出す事を売りの一つにする」という話題先行型の指標を取っている為である。
(実際、他のスパロボシリーズとのコラボが断られていたとの噂があった『サクラ大戦』やそもそも巨大ロボットが出て来ず、戦闘要素も皆無の『少年アシベ』、エロゲ原作*16の『デモンベイン』など話題性だけで言えばなかなか型破りな作品を参戦させている)

参戦作品22作品のうち、機体のみ参戦が6作品とおよそ3分の1を占める。反面、VXTで目立っていた原作終了後作品は3作品と少なめ。
このうち機体のみ参戦の『勇者王ガオガイガーFINAL』は異質な扱い。同作品から登場している機体はガオファイガーのみだが、
同機体は出典名義だけ『FINAL』で設定は同時参戦している『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』のものになっているため、
実質的に『FINAL』からは機体が登場しておらず*17BGMのみの参戦となっている。
『X』のベルチル同様、『M-MSV』や『Z-MSV』といった関連作版権が独立クレジットとなった。

なお、DLCで追加される作品は全てが「並行世界から来ただけ」「機体を新開発しただけ」といったいるだけ参戦となる。
会話に参加する差分が追加されることはあるが。


【「前の大戦」】

スパロボを始めるとオープニングのテロップが流れてから始まることが多いが、このテロップ内で語られ、
開始時には既に完結している戦争の事を「前の大戦」あるいは「前大戦」などと呼ばれたりする。
この「前の大戦」でアニメ本編でやったことが全て消化されている場合には、残念ながらその作品はクレジットされていたとしてもいるだけ参戦になってしまうことが多い。
また、クレジットが無い場合でも、ガンダムやマクロスなど長いシリーズ物の場合には、既に初期の作品が「歴史上の事実」として語られることがある。
その場合、大人の事情で固有名詞が使えなかったりする場合もあるが。

αやZのように前作がそのまま「前の大戦」に当たるケースもあるが、スパロボは多くが単発作品。
あるいはCOMPACTのようにナンバリングされていても前とはパラレルということも多々ある。
そのため、プレイヤーの中には「その『前の大戦』が気になってしょうがない」という人も出てくることだろう。
特にシリーズ中~末期の作品である『機動戦士ガンダムUC』や『マクロスF』しか参戦していない場合は、果たしてどんなカオスな歴史観になっているのやら…。

以下、前章で紹介したものも含め、特に「前の大戦」の内容がぶっ飛んでいるものを紹介する。

厳密な意味でのいるだけ参戦は1stガンダム、Ζガンダム、ゲッターロボ、マジンガーZだけと少ないが、本作は宇宙世紀が非常にカオスに仕上がっている。
スパロボでの宇宙世紀の解釈の適当さはDC戦争時代からではあるが、本作は一応は宇宙世紀の暦年に従っておきながらも
○ティターンズは壊滅済みなのに、その結成の原因となったデラーズフリートは本編開始直前に結成される。
○1stや08小隊のジオンの大多数がデラーズフリートに所属している。
○前掲の通りシャアは一年戦争後に行方をくらましており、エゥーゴに在籍したことが無い
○ハマーン率いるネオジオンはΖΖ中盤で敗北してアクシズに逃げ帰り、ジュドーは木星に行っている。
という原作ファンから見たら驚愕の仕上がりになっている。
一応、「原作の放送(というか制作)順に近いのでは?」という考察はあるが、「何でそんなことを?」という点はハッキリしない。
なお逆シャアは参戦しているがグラサンの赤い人はシナリオが没ったので逆襲せず、アクシズを落とそうとするのはオリジナルラスボスの悪あがき。
しかもこの「前の大戦」の間に『新機動戦記ガンダムW』の一連の戦争が全て消化されている。もう何が何やら。
ちなみに本作では「極めて近く、限りなく遠い世界」が大きなテーマとなっており、そちらでは「前の大戦」にて連邦とジオンが手を組んで侵略異星人を撃退するなど輪をかけてカオスな状態になっているらしい。

宇宙世紀、『Gガンダム』、『ガンダムW』、『ガンダムX』を平行世界なしで同時参戦させた結果カオスなことに。
主な舞台となる時代は宇宙世紀だと『ZZ』相当。過去に一年戦争とEVE WARSが起きており、加えてトロワが「コロニー落としだけに終わった真のオペレーション・メテオ」という謎の出来事にまで言及している。『ガンダムX』での第7次宇宙戦争に相当する戦争もあったのだが、これは「先の大戦」として終始曖昧に言及される。原作通り15年前だとMS技術、最近だとD.O.M.E.関連で矛盾するからだろうか?なお、不参戦の星の屑はともかく、エゥーゴがあるのにグリプス戦役のグの字も出ない。
他にも最近の様に語られる(ファが参戦していると発言)デビルガンダムの事件の後に5年前の筈の『真ゲッター対ネオゲッター』での武蔵の特攻があったことになっていたりと、時間がキーワードな作品の割りに時系列は未整理な部分が目立つ。

  • スーパーロボット大戦COMPACT3
マジンガーZ、グレートマジンガー、ゲッターロボG、コン・バトラーV、Ζガンダム、ガンダムΖΖ、ガンダムWの戦いがほぼ終結したところから物語が始まるのだが、
それをもって地球連邦に「人類は最大の危機を乗り切った」と判断されてしまい、スーパーロボットへの支援が打ち切られ、戦後処理がアーガマに丸投げされてしまい、各勢力の残存戦力を半年たっても掃討しきれない膠着状態に陥っている。

ストーリー消化済みの参戦がΖガンダム、ガンダムΖΖがいて、さらにチェンゲとマクロス7が参戦した結果、
統合戦争→第一次星間大戦→インベーダー戦争→一年戦争→早乙女の乱→グリプス戦役→第一次ネオ・ジオン抗争が起きている事に。
未参戦の初代『マクロス』の戦いが存在する前提であるため、マックスとミリアはインベーダーやジオンを千切っては投げしていた模様
ちなみにミリアは一年戦争で同じパーソナルカラーを使っているシャアと戦う機会がなかったのを残念がってた。いくらシャアとはいえ、これについては僥倖と言わざるを得ない
また、ゲッターチームはインベーダー戦争時代のマックスの元部下という設定なので、一年戦争時はゴッグも大雪山おろしされてた可能性が濃厚。
あと、第一次ネオ・ジオン抗争が終了済みではあるが、ハマーンがとんでもないところにいる

マクロス、ダンバイン、SD三国伝はパラレル設定なのでこの際置いておくとしても、
『SEED』『DESTINY』の2度の大戦、TV版『ガンダム00』、『ダンクーガノヴァ』の一連の戦いは終結しており、非常に血の気の多い世界だったことがうかがえる。
マークデスティニーを始めとする「モビルスーツは対フェストゥムの切り札」という衝撃のクロスオーバーから察するに、
この世界でも『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』に当たる戦役は行われた可能性がある。
冗談交じりに「あと数年早くスクラッグが地球に来ていたら、イナクトの電動ナイフの爆音で即死して炭酸が英雄になってた」なんて笑い話もある。
でも最初に襲来するのはアメリカなので、多分真っ先にフラッグに乗ったグラハムに無双されている*18と思われる
また『リーンの翼』『鉄のラインバレル(原作漫画版)』が参戦しているため、過去に太平洋戦争が起きたことも描かれている。

恐らく歴代で最も熾烈かつ壮大な前大戦が描かれた一作。無論、初参戦となった『機動戦士ガンダムAGE』のせいである。
100年に及ぶ壮大な戦いを描いた『AGE』に、ただでさえ長い歴史を有する宇宙世紀ガンダムとマクロス*19(ついでにガンダム00とナデシコ)を直列繋ぎにした結果、
こりゃフリットヴェイガン殲滅おじいちゃんになるわけだわとプレイヤーが同情するほど過酷な暦年となった。
生まれてからず~~っと戦争だらけの人生を送る事になった『ガオガイガー』や『ライジンオー』と言った子供向け作品の一般市民の皆様が気の毒でならない。まあ、前者は原作ではもっと過酷な未来が待ち構えてたりするけど。
おかげで『マジンカイザーSKL』と『マクロスF』以外はいるだけ参戦が極めて少ない作品(一部作品は中盤からの再現)であるが、
歴代でも屈指の前大戦フリーク(そんな奴いるのか?)垂涎の一品となっている。

  • スーパーロボット大戦T
『劇場版マジンガーZ INFINITY』の据え置き初参戦になり、大人になった甲児、竜馬、アムロが集結したという事もあってか、発表時点で3人の関係が注目されており、
シナリオでもそれに応じる形で本編10年前の1年戦争でホワイトベース隊に甲児やゲッターチームも所属していたという『第2次』を思わせる設定になっている。
同時期の『グレートマジンガー』にエルドラチームが介入しており、参戦作品にはいないが『グレンダイザー』の戦いも起きていた事が示唆されている。
本編2年前には『Ζガンダム』『F91』『ナデシコ』が同時発生し、1年前に『ガンダムΖΖ』『クロスボーン・ガンダム』『Gガンダム』『マイトガイン』『ガオガイガー』が同時発生し、『ΖΖ』と『ガオガイガー』以外は終結した状態になっている。

  • スーパーロボット大戦30
30周年記念作品であるため、キャラクター間の世代の差が特に重点的に描かれている。
10年前の一年戦争とそれに平行して起こった戦いの『機動戦士ガンダム』『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『チェンゲ』『TV版ガオガイガー』『勇者王ガオガイガーFINAL』『ベターマン』世代、
3年前から1年前のブリタニア派閥の台頭とそれに対する抵抗活動に参加した者の『Ζガンダム』『CCA』『コードギアス』『コン・バトラーV』世代、
そして現在で起ころうとしている戦いや宇宙人・異世界人組の世代の3つに大別される。
参戦作品にはいないが、『グレンダイザー』『ガンダムΖΖ』の出来事も起こっていると考えられる。
これとは別に、30年前にも*20スーパーロボットたちが集結した戦い「スーパーロボット大戦」が起こっていることが判明している。
スパロボ30の世界は第3次Zの世界が生まれ変わった世界であることが示唆されており、アドヴェントがヒマを持て余して挑戦者を募集していたり、御使いの兵器が運用されたりしている。ある意味これも「前大戦」か。


対人コミュニケーション向けに作られた番外編的な作品で、携帯機シリーズのJ、W、Kの参戦作品を一部を除いてほぼ全て網羅している。
参戦作品が多過ぎてクロスオーバーが困難と判断された事から、本作のストーリーは完全オリジナルであり、機体は全てシミュレーション用のデータに過ぎないのだが、このデータは設定上過去に実際に存在した機体の物であるとされている。
つまり言い換えれば、この世界の前大戦(?)は参戦した33作品分全てが入り乱れる地獄絵図だったという事に…。


【逆にいるだけ参戦になりづらい作品】

  • 劇場版やOVAなどTV本編の完結編として作られる作品
先ほどから何度も述べている通り、尺が短い作品はそれだけで再現度が高くなりやすい。
具体例を挙げると『劇場版ナデシコ』や『劇場版ガンダム00』などは、参戦すれば高確率で話が再現される。
(もっともVの劇場版00のように、それでもいるだけ参戦に近い状態になってしまうケースもあるにはあるが)

一方で0083マクロスプラスリーンの翼ガンダムUCのように『尺は短くとも原作ストーリー終了後だと魅力的な敵仲間ストーリーの根幹となっている謎が無くなってしまうため、いるだけ参戦させにくい』作品も存在しているため事情は様々と言える。
ガンダムUCについてはシリーズ参戦後に出ているスパロボの数がまだ少ない上、後日談のNTが存在するため断言しかねる側面はあるが)


  • スケールが極端に大きい作品
基本的にスパロボは「一番スケールの大きい奴が最後の敵になる」話が多い。
超銀河帝国をぶっ飛ばした後、最後に出てくるのがそこら辺のオッサンとかではしまらないからである。
従って、敵が木星やその衛星と合体してくる『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』や『勇者王ガオガイガー』、
目視できる宇宙の7割が敵という『トップをねらえ!』、攻撃規模が光年単位に及ぶ『伝説巨神イデオン』、
銀河を掴んで投げ飛ばしたりする『天元突破グレンラガン』といった超パワーインフレ作品に関しては、
周囲の作品も巻き込んでいやおうなしにシナリオが再現されることが多い。*21
というかこれらの作品が参戦すると話が「イデオンやグレンラガンとゆかいな仲間たち」になってしまうこともあり、中々頻繁には参戦させられなかったりする。
(前掲した真マジンガーZEROはその最たる例である)

また、敵味方の設定がインフレしていても、話の整合性の為に弱体化されるケースも多々見受けられる(『W』のオーガン、『NEO』の新ゲなど)。
話の途中で本当に地球が壊滅してしまうような作品(すでに紹介したゴライオンや、後述するヱヴァQ、TV版超時空要塞マクロス他)も
なかなか整合性を取るのが難しいのでサラッと流され滅びないことになるか、近年の作品なら異世界設定にされることも。


  • 主人公機が地球を滅ぼしかねない設定になっている作品
前項とも少々重複するが、主人公の乗る機体に作品世界(抽象的な意味ではなく物理的な意味)の根幹を担う設定がある場合も、シナリオ再現率が高くなる。
具体的に言うと『六神合体ゴッドマーズ』がわかりやすい。
本作の主人公機は負けた途端に大爆発して地球を滅ぼしかねないため、スパロボファンからは歩く敗北条件などと呼ばれ、話でも重要な役を担う。
五飛が「ズール皇帝こそが正義だ!」と宣うシーンは有名であろう。

これらに類する例として所謂『セカイ系』と呼ばれる作品は、メタ的な意味でも参戦したシナリオの中核を担うことが多い。
社会的ブームを巻き起こしたTV版『新世紀エヴァンゲリオン』や、そのエヴァに影響され主人公が神に等しき存在に至る『ラーゼフォン』、
ラーゼフォンに影響…は多分されていないが歌と調律で世界を揺るがす『クロスアンジュ』などがいい例である。
主人公機の切り札設定こそないが、『勇者特急マイトガイン』は終盤のどんでん返しと版権の事情故に長いこと参戦が見送られており、
参戦したらしたで早速その設定が並行世界レベルにまで及ぶゲームの設定根幹に関与している。

…まあ、それでもセカイ系すぎてどうしても他の作品との整合性を取るのが難しい場合には、
本記事冒頭で述べた通り「シナリオの再現はそれなりにあるが、世界観全体から見るとサイドストーリー的な扱い」となる例もあるが。
例を挙げると参戦作全てで並行世界扱い*22の『ゼーガペイン』とか、
原作では日本が滅んで生き残った日本人の受胎能力が奪われている設定だが別にそうなっていない『蒼穹のファフナー*23とか、
太平洋の真ん中にポツンと町が1個浮かんでるだけという造物主のみみっちさを体現しているかの如き扱いになった『SSSS.GRIDMAN』とか。

なお『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に関しては、初参戦(『L』)から完結まで10年半を要した為、中盤までで再現が終わってしまい、
使徒が攻めてきたけどスーパーロボット軍団と協力して無事やっつけた」で終わっちゃうケースが多い。
ま、その方がシンジ君ミサトさん他の精神衛生上は良いであろう。
前にも書いたけど、完全にポストアポカリプスものになってるQは再現難しいだろうし
しかし、実際の開発側の事情としては『Q』の参戦条件として原作側に「新劇場版がどう完結するか分からないのでストーリーを再現させないで欲しい」と要望されていたため、
『Q』はストーリーが再現されないという状況になっていたとのこと。代わりにダメ元で頼んだ13号機の味方参戦は快諾してくれたらしい。
まぁ、よくよく考えれば原作終わってないのにスパロボで先に終わらせる方がおかしいと言えばおかしい。

【余談】

発売前に公開されるPVでいるだけ参戦なのかを判別できると言われる。
戦闘アニメの部分でちゃんと原作の敵と戦っていれば通常参戦、関係ない敵なら原作の敵が出ないいるだけ参戦。
…が、『第2次Z』のザブングルや『UX』の三国伝のように「原作のライバルと戦っている」事はあるので注意は必要。

いるだけ参戦なら参戦した意味がない、その分他の作品に容量を回せと非難する人もいる一方で、好きな機体が使えるだけでも充分という人もいる。
まあプレイヤーの中には長年参戦を希望しているのに叶わない作品のファンなどもいるので、いるだけでもマシという考え方も……。
最近の作品では「原作再現はガッツリやらない(やれない)」だけで本編ストーリーでは大活躍したり、断片的に拾われる部分で原作の悲劇的な部分や消化不良なところを解消してみせたりするものも多いので、一概には言えないところ。

追記・修正はちゃんとシナリオに絡みつつお願いします。

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最終更新:2024年03月21日 20:38

*1 本編終了後のDLC追加シナリオに登場する。

*2 このため、精神崩壊から復活したカミーユと『1st』の姿の仮面のシャアが戦闘前会話で初対面するという異常事態に。

*3 裏を返せば生存率が高いと言い換えることも出来、極端な例では原作終了後であるにもかかわらず生存しているMXの例がある

*4 スタッフも気付いたのか、『A』では勝平が「質量が大きすぎる、俺達の全機体が真ゲッターならともかく」とプレイヤーからのツッコミを防いでいる。

*5 厳密に言えば「最終回でマリーメイア軍を倒してから、エンディングでデュオと五飛がガンダムを爆破する前」である。

*6 参戦作品としてクレジットされたのは『Operation Extend』が初

*7 もっとも、原作ではいつの間にか出番がなくなりフェードアウト、脚本段階では誰からも見向きもされず廃人化という扱いの悪さのため、最後まで目立ったまま軍人として死ねるだけむしろ優遇されているのではないかという声もある

*8 モバイルも含めれば4回

*9 スパロボ学園とX-Ωの期間限定参戦を含めれば4回

*10 簡潔にまとめると、主人公チーム以外の全人類が核戦争で滅び、移民先の惑星も宇宙を支配する残虐非道なガルラ大帝国に攻め滅ぼされる寸前というもの。

*11 フォローしておくと、決して弱い訳ではない。『W』はぶっ壊れ機体が多すぎて相対的に見劣りするだけなのだ

*12 一応、『X-Ω』で期間限定参戦もしてはいる。

*13 最終決戦の際中に転移したらしいので、その世界のロム達が殺されたわけではないと思われる。

*14 ネタバレになるが、地球がほぼ滅亡している。

*15 参戦作品として表記されない『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』、『ダイナミック企画オリジナル』、『スーパーロボット大戦OG』を含む

*16 名義は全年齢移植版

*17 例えば雑魚敵としてカオカイカーことEI-15が登場しているが、出典は覇界王名義。

*18 イナクトの参考になった機体なので、当然同じ仕様の電動ナイフを持っている。

*19 なにげに『マクロスF』(今回は劇場版)が並行世界から飛ばされてこない起点世界の住人なのは本作が初である。

*20 完全にワンオフな文字通りな意味での

*21 ただし前述のOEではグレンラガンは話の規模が大きくなる前時点で召喚され、原作のシナリオはED後帰ってからという形になったので再現なし。

*22 ネタバレになるが、本作では本編開始前に地球が死の星になっている。

*23 「K」と「UX」では敵対勢力がかなりマイルドな攻め方をしているせい。「UX」の方は後に人類にとって重大な脅威の1つとなる