円盤生物

登録日:2009/06/29 Mon 17:41:03
更新日:2024/04/19 Fri 23:08:04
所要時間:約 14 分で読めます





円盤生物とは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマンレオ』を始めとするウルトラシリーズに登場する敵。
『レオ』屈指のトラウマの塊でもある。

主な登場は『レオ』第40話からの「恐怖の円盤生物シリーズ!」。


●概要

地球から1000万km離れた所に存在する悪魔の惑星「ブラックスター」から派遣され、ブラック指令の指示の下、ウルトラマンレオ抹殺のために活動する地球侵略用生物兵器群

戦闘用の怪獣形態に加え、移動時などにはサタンモアを除いて円盤形態に変身し、空や宇宙空間を自在に飛び回る事が出来る。
また、一部の個体は分裂や小型化が可能であり、総じて隠密性にも優れる。

正体不明の敵であったが、後に『ウルトラマンメビウス』で再襲来した事から、エンペラ星人が黒幕の可能性を指摘するファンも。

●目次

●生態

『レオ』放送当時に発売された児童誌の記事では、円盤生物の生態について少なからず触れられている。
それによれば、円盤生物は地球から約1億5千光年離れた位置に存在する、宇宙のゴミが流れ着く空間「ダストゾーン」に生息する生命体であり、
普段はそこで宇宙のゴミを食べてエネルギー源とし、ブラック指令により何年もかけて育てられたという。
円盤生物にとっては汚染された環境こそが最も住みよいらしく、美しい自然が残された地球に対して強い憎悪を抱いているらしい。

ちなみにレオの得意技はご存じ宇宙拳法だが、ブラックエンド以外の円盤生物は基本的に浮遊しているため、レオキックなど威力が流されてしまい、効果が薄い。
そのため、円盤生物を相手にした場合の決め技はほぼ光線技となっている。


●円盤生物一覧

シルバーブルーメ

全長:0.4~29m
体重:1.2kg~1万t
出身地:ブラックスター

地球侵略1号機にしてトラウマ1号。
『レオ』第40話にて登場した最初の円盤生物で、風鈴やクラゲに似た外見を持つ。
宇宙パトロール隊 MACを基地ごと飲み込んで壊滅させ、おおとりゲン(レオ)を除いた隊員全員が殉職、隊長のモロボシ・ダンウルトラセブン)も生死不明に。
さらにその後、レオの追撃を振り切って地球に飛来し、ゲンの恋人や知り合いも殺害してしまう。
殺人方法もさながら、ドラマのレギュラー陣のほとんどを殺し、挙句に喰い尽くすなど「ウルトラシリーズ最悪の怪獣」として名高い。
レオとの戦闘で腹からマッキー2号などの残骸が引きずり出されるシーンがあった。エグい。
奇襲に秀でる一方で戦闘能力はあまり高くなく、子供達の救出が完了するやスパーク光線で吹っ飛んだ。

詳細は個別項目を参照。


ブラックドーム

全長:0.7~45m
体重:16kg~1万t
出身地:ブラックスター

地球侵略2号機。
ブラックホールに生息する蟹のような生物の改造体。
巨大な右手のと口から吐くあらゆるものを溶かす緑色の「ペプシン溶解泡」が武器。
小型時にはチョコチョコ動きながら「キュッキュッ」と鳴く。妙にかわいい。
小型化の際には化石に擬態していた。

で誘導されるため、呼び寄せたブラック指令の命令をガン無視して、UFOを呼ぼうとしていたトオル達子供のに反応してしまったアホの子。
ブラック指令の「ブラックドーム、どこへ行くんだ!?」という台詞がシリアスな笑いを誘う。
他にもゲンに(レオに、ではない)鉄の棒を刺されただけで小型化して逃げ出したり、小型化形態の姿と鳴き声がかわいくて人を襲うシーンで全く恐怖感が感じられなかったり*1と色々残念な子。
持ち込まれた大学内で巨大化してレオを苦しめたものの、最期はスパーク光線とシューティングビームのコンボであっけなく爆破炎上した。


アブソーバ

全長:0.15~70m
体重:900g~1万t
出身地:ブラックスター

地球侵略3号機。
緑と赤のクラゲのような姿を持つ金星と水星の生物や物質の合成怪獣で、主食は石油などの化石燃料。
吸収」を意味する英単語「absorb」が語源になっているように、長い触手「多目的触手」から石油や生体エネルギーを吸収する他、
  • 触手から乱射するロケット弾
  • 触手から放つ4000℃の火炎「コスモファイヤー」
  • 頭部の目から放つビーム「パラライズショック」
  • 全身から煙幕のように噴射する青い毒ガス
  • 地震発生
……といった形で、円盤生物屈指の多彩な技のレパートリーを持つ。

円盤生物らしく血も涙もない冷酷な性格で、餌となる化石燃料を求めてコンビナートを襲撃しつつ破壊活動を繰り返しながら、小型化状態で「非力な生物」を装う事で、傷付いた動物の世話をしている子供・下妻英行の優しい心につけ込み、小屋の中に潜伏。
小屋で匿われている状況を利用して破壊工作を進め、英行少年から生命エネルギーを吸い取って力を蓄えていた。

一時は動物を慈しむあまり、ゲンすら拒絶した英行を徹底的に利用するも、ゲンとトオルに存在がバレて攻撃を受けた結果本性を現し、
英行諸共レオを抹殺しようと容赦なく動物を焼き殺すと巨大化して暴れ回り、その過程で英行に深い絶望と憎しみの感情を植え付けてしまった。

戦いでは空中に浮いている関係で打撃が大きな効果を上げず、レオキックに堪え、トオルと英行を人質に取る戦法もあっさり潰され、なす術を失ったところを同じ部分にエネルギー光球を食らい爆発した。
だが、怒りから我に帰った英行は「僕がやっつけてと言った。僕が殺したようなものだ…」と呟いており、彼の心に深い傷と哀しみを残してしまう苦い結末に終わった。

このアブソーバの敗北によってブラックスターは作戦方針を転換。
直接レオを攻撃・打倒するのではなく「レオを精神的に追い詰めて暗殺する陰湿な搦手」をメインにし始める。


デモス

全長:0.4~110m
体重:2kg~1万6千t
出身地:ブラックスター

地球侵略4号機。
無機質な人のような目玉があるクモヒトデに近い姿とキモい顔付きが特徴。トラウマ2号。
人間に張り付き、触手から血液を一滴残らず吸い取る事が出来る他、巨大化するとどんなものも溶かす溶解泡「バブラー」を出して攻撃する。この泡は人体を一瞬で消滅させられるほど強力。
触手は吸血だけではなく、歩行の際に足代わりに使ったり、相手に巻き付けて精神を乗っ取り、操る事も可能。
また、分身を操る能力を持つ初の円盤生物で、司令塔兼本体となる「マスターデモス」と、分身の「デモスQ」3体の合計4体に肉体を細分化させられる。

地球侵略ではなく「レオの暗殺」を主目的とした初の円盤生物であり、劇中ではレオの正面対決を最初から放棄。
レオが地球ではおおとりゲンである事を見破り、住んでいる場所まで特定し、敢えてゲンを狙わず彼の周囲半径2キロで無差別殺人を起こし、「街の人間全員を皆殺しにするのを止めて欲しければ降伏して殺されろ」と脅迫した頭脳派。
でもせっかく得た情報を全くブラック指令に報告しない職務怠慢者。

デモスQをレオの住む街の各所(おもちゃ屋、公園、民家の中)に配置して自身は警察署のゴミ箱に潜んでいたが、
壁を溶かして侵入した事がバレて捕まってしまい、科学捜査研究所によって焼却処分されそうになった事で本性を露呈してしまい、そのまま分身達を呼び寄せ融合・巨大化した。
一応空は飛んだが、レオとの対決時には地べたについた状態で戦い、また高層ビルを溶かす際は上からではなく下から溶解液を分泌して徐々に崩していった。
最期はスパーク光線とウルトラショットのコンボの前に敗れた。
ちなみにデモスQが玩具屋に潜むシーンでは、エキストラの客がデモスQの人形を撮影小道具ではなく、玩具だと思い込んで購入しかけるというアクシデントがあったそうな。


デモスQ

レオ暗殺のために街にばら撒かれた3体の分身……というか分裂体。
見た目は超小型のデモスそのもの。
本体と同じ吸血能力と洗脳能力、円盤形態への変身機能を持ち、美山家の周囲2km圏内に潜伏。
夜中の時間帯に美山家周辺の一般市民を次々と殺害し、レオを精神的に追い詰めていった。
最終的にはデモスの撃破に伴って本体から分離しようとしたが、それも叶わずに消滅するという末路を迎えた。


ブラックガロン

身長:0.3~50m
体重:4kg~2万3千t
出身地:ブラックスター

地球侵略5号機。
亀とカエルを足して2で割ったような外観と、ゴモラにも似た鳴き声を持つ。
汗はニトログリセリンという夏場は辛そうな体質で、武器は両手から発する火花のような熱線「火針連弾」
また、伸縮自在の長い舌のように振るって周囲を破壊するのみならず、レオの身体を振り回すほどのパワーも備えている……が、同時にここが弱点という諸刃の剣でもある。まあ特撮において攻撃の要部分が弱点というのはよくある事なので違和感はない…
加えて頑強な肉体を持ち、手足を引っ込めて熱線を放つ事でガメラのように回転しながら高速飛行を行い、戦闘では強固な肉体を体当たり攻撃に活用する。
円盤生物の中では初めて正面対決に秀でた個体。

流れ星に擬態して変身前のゲンとトオルを襲撃、変身したレオも熱線で追い詰めるが、消耗していたのかブラック指令の指示で撤退。
その後、小型化形態時に隕石と間違われて研究所に持ち込まれ*2、ハンマーでガンガンぶっ叩かれた挙句バーナーで炙られるという苦行を耐え抜くと、そのまま本性を露わにして暴れ回るが、弱点の舌をハンドスライサーで切断され、絶命した。だがこの結果研究者親子はトオルとゲンの忠告を無視した結果研究所を破壊される大損害を被りゲン(及びトオル)に謝る羽目に…

円盤生物初の操演オンリーではない着ぐるみ怪獣。同時に人間を1人も殺害していない初の円盤生物でもある(破壊活動はしているが)。


ブリザード

身長:0.48~59m
体重:13kg~1万7千t
出身地:ブラックスター

地球侵略6号機。
ヒトデのような体にイカのような頭部、そしてアシュランのように前後両方に顔があるという、中々強烈な見た目。
トオルの心に新たなトラウマを植え付けた張本人。
青い頭の腹部からは人間を一瞬で凍らせるだけではなく、橋すらも崩壊させるマイナス100℃の冷気を吐き、赤い頭の腹部からは摂氏1000℃以上の炎を吐く。
円盤形態では冷気や炎の他、赤い煙幕を撒く事も可能。

レオの打倒ではなく、ブラックスターを調べていた研究者達の暗殺を主任務とした円盤生物で、地球に侵入した後は本体は湖の底に潜伏。
「人間は子供には警戒心を持ちにくい」という盲点を突き、「眉子」という幼女の姿をした分身体と、冷凍ガスを口から吐くフランス人形型の分身体を生み出すと、フランス人形を介して指示を下す形で眉子を操り、標的を冷凍ガスで次々と暗殺してブラックスター調査チームを壊滅させた。

正体が露見すると眉子を回収した後、怪獣化。
2つの顔と炎と冷気を操ってレオを苦しめたが、最期は空へ逃げようとしてレオチョップとハンドビームを食らい、爆発四散。
後には眉子が持っていた人形の残骸だけが残された。


眉子

演:池田恭子

ブリザードが任務遂行のために生み出した人間型の分身体。
ブリザードが地球に飛来した夜、ゲンとトオルの前に姿を見せている。
どこにでもいそうな小学生女児と全く変わりない外見だが、終始無表情かつ無言で、感情表現も極めて希薄。
ブリザードに与えられたフランス人形を使い、作戦を実行した。
眉子がブリザードの分身である事は確かだが、彼女が本体なのか、それともただの分身であったのかは不明。
ゲンを庇ったトオルを殺す事を躊躇うなどの感情表現を見せた他、トオルも彼女はブリザードに操られた人間であると信じていた。


フランス人形


間もなく日が暮れる…。行け!行って使命を果たせ!!

ブリザードが眉子に与えた人形。
口から人間を数秒で凍りつかせて絶命させる程の冷凍ガスを吐き、自律飛行も可能。
ブラック指令の命令を眉子に伝える受信機の役割も兼ねており、一部では眉子同様にブリザードの分身として扱われる場合もある。


ハングラー

全長:64m
体重:2万4千t
出身地:ブラックスター

地球侵略7号機。
姿はチョウチンアンコウそのものだが、泳がない。というか手足があり、二本足で立てる。
巨体と鋭利な牙の生えた巨大な口を生かした噛み付き「マウスアタック」の他、巨大な口から「溶解火炎」を吐く。
また、レオの攻撃を受け付けない強固な巨体を誇る。
一見知性は無さそうだが、レオが右手を負傷している事に気付き、右手を執拗に攻撃して追い詰める狡猾さと悪知恵を持つ。
主食は自動車で、地球侵入後は夜の町でトンネルに擬態し、頭の触角を信号のように点滅させて磁力線を放射する事で餌を引きずり込んで食らっていた。

密かに地球に侵入し、地中に身を潜めて密かに活動していたため、ゲンでさえその存在に気付かなかった。
しかし、白昼堂々現れて車を喰いまくった事でその存在を認知される。
変身前に右腕を怪我をしていたレオをピンチに追い込むが、アストラ小さくなって体内に入り込み、そのまま巨大化するというえげつない攻撃「ウルトラリダクション」で瞬殺された。
結果として『レオ』本編で唯一レオ以外のウルトラ戦士に倒された円盤生物となった。
ちなみにこの戦いでのレオは上記の通り右腕に怪我をしていたため、変身直後に直立不動で空からフリーフォール頭突きを食らわせるという衝撃的な登場をかましている。

ウルトラマンオーブ 完全超全集』に掲載された「ウルトラマンオーブクロニクル〈年代記〉」では、第5章「空飛ぶ円盤の謎を追え!」に登場。
ジャグラス ジャグラーストーカーことビランキに操られ、彼が執心しているクレナイ ガイを消す事を目的に、中南米バーレスク海域の「バーレスク・トライアングル」にて飛行機や船舶を襲っていた。
脚本の中野貴雄氏曰く「当初は『ウルトラマンA』のカイテイカガンを出すつもりだったが、UFOネタという事でハングラーに変更になった」との事。


ブラックテリナ

全長:78m
体重:1万9千t
出身地:ブラックスター

地球侵略8号機。トラウマ3号。
二枚貝から3対の触手(うち2対には爪が付いている)が生えたような姿で、一瞬見える殻の内部は剥き出しになった脳味噌と2つの眼球が露出するかなりトチ狂ったグロいデザインである。
武器は触手と火花状の熱線「ファイヤーレイン」
桜貝に酷似した分身「テリナQ」を拾った人間を操る能力を持つ。
デザインの他にも作戦に使ったもの、やられ方全てがキモい。

地球侵入後は東京上空からテリナQを東京都内に大量にばら撒き、操った人々を利用してレオ抹殺を目論む。
操られた人の狂気っぷりはかなり怖い。この回がトラウマになった人も多いはず。

レオの変身前にテリナQで負傷していた右目を執拗に狙い、触手やファイヤーレインで攻撃するも、殻の中に手を突っ込まれて中身を殴り潰されて青い血を撒き散らし、ダークシューターとエネルギー光球で倒された。
変身前の負傷と併せて今回の戦いは、レオを体力的にかなり消耗させたようで、ブラックテリナを倒したレオはすぐに飛び立てず、その場に倒れ込んでしまった。

ちなみにこの円盤生物もレオ=ゲンと知っていたにもかかわらず、ブラック指令に報告しなかった職務怠慢者。


テリナQ

全長:6cm
体重:20g

ブラックテリナの分身的存在である小型生物。
外見、大きさ共に桜貝と同様であり、都内に無数にばら撒かれ、桜貝を幸運を呼ぶお守りと信じる少女・マリ子を通して媒介された。
これを拾って身につけた人間はブラックテリナの意のままに操られてしまう。
防御力は非常に低く、叩きつけられた程度で砕けて青色の液体になって溶けてしまう。
ただし、自分を傷つけようとした者は目などに張り付いて出血させて殺すという性質を持ち、ゲンも右目をやられて一時失明した。
ちなみに撮影用の小道具だが、当初は本物の桜貝を使う予定が、東京湾付近では桜貝が入手できないという理由で断念し、急遽模造品を制作して撮影したという。


サタンモア

全長:60m
体重:1万5千t
飛行速度:時速3400km
出身地:ブラックスター

地球侵略9号機。
水棲生物ではなく、鳥類の絶滅種・モアがモチーフの円盤生物。元ネタのモアは飛べないのに何故サタンモアが飛べるのかはツッコんではいけない。
硬く大きな嘴を突き刺す「クラッシュアタック」、目から放つビーム、口から乱射するミサイル弾が武器で、防衛軍の迎撃部隊をあっさり壊滅させる戦闘力の持ち主。
更に腹部から大量にばら撒く小型の分身「リトルモア」に無差別殺戮を行わせ、自身が街の破壊を担当する事で東京を大混乱に陥れた。

当初から日本列島の破壊とレオの抹殺を狙っており、倒壊しかけの高層ビルを支えて動けないレオをいたぶるが、ビル内の人々の避難が完了した途端にシューティングビームを受けて瞬殺された。
多分真っ向からの戦闘力じゃブニョを除いて円盤生物最弱。
ちなみに襲われる直前にゲン=レオという事を知ってしまった。仕方ないね。

なお、デザイン画の段階では「怪鳥円盤バードン」という名だった(無論、前作『ウルトラマンタロウ』の火山怪鳥とは関係ない)。
その後、漫画版『ウルトラマン80』ではデビロンが生み出した幻影として、漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では、このサタンモアに似た形状の戦艦がそれぞれ登場した。


怪鳥円盤 リトルモア

全長:30cm
体重:8kg

サタンモアの腹部の穴から艦載機のように出現する、小型の怪鳥型分身体。
硬い嘴以外の武器は持たないが、飛行能力持ちで小回りに優れ、機動力は高い。
サタンモアが市街地を破壊している間に群れで人間に襲いかかり、その全身を嘴でグサグサ刺しまくるという、『レオ』本編で最も痛々しい殺戮を敢行した。
そしてその犠牲者の中には、ゲンの友人である和久宏も含まれていた……。
なお、サタンモアが倒された後の去就は不明。


ノーバ

身長:0.1~57m
体重:20g~1万t
出身地:ブラックスター

地球侵略10号機。ビジュアルは赤いテルテル坊主。
円谷の予算削げ(ry
トオル少年がノーバを肩に載せて線路を歩く姿はなんだか微笑ましい。
低予算故に着ぐるみが手抜きだが、そのシンプルさが逆に恐ろしさを際立たせ、子供達の恐怖を煽った。
何故か『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』などの派生作品ではブラック指令の相方を務める事が多く、『メビウス』以降も何かと活躍が多い。

詳細は個別項目を参照。


星人ブニョ

身長:1.9~61m
体重:84kg~2万3千t
出身地:ブラックスター
演:蟹江敬三(星人ブニョ時)

本来はブラック指令の想定になかったブラックスター11番目の刺客。
登場時にブラック指令からボロクソに言われた挙句、頭脳しか取り柄がないように言われるが、敵の攻撃を受け流すので結構強い。
レオを宇宙ロープで捕らえてから冷凍し、それをブラック指令がノコギリでバラバラにしたが、ウルトラマンキングの介入により計画が破綻してしまった。

詳細は個別項目を参照。


ブラックエンド

身長:55メートル
体重:2万9千トン
走行速度:時速170キロメートル
出身地:ブラックスター

地球侵略12号機。
『レオ』という作品のラスボスにして、設定上は最強最後の円盤生物。
まん丸いスイカ型の身体にワニに似た顔、二本の太い脚に長い尻尾と、もはや円盤でも何でもない外見。
口からの火炎「デスマグマ」と、肩口から生えた象牙のような形状の角が武器。
単純な戦闘能力なら最強だったのだろうが、トオルの自立を見届けて闘志を燃やしたレオには全く歯が立たず、ほぼ一方的にボコられてしまう。
ブラック指令がトオルを人質に取った事でようやくレオをボコり返すが、セブンからのテレパシーによる激励や、あゆみ達の活躍で救出されたトオルから渡されたブラック指令の水晶球を用いたレオの水晶返しで倒された。
その後、この生物のデータは『メビウス』にてゼットンパンドンと共にファイヤーウインダムを生み出すために使われる事となる。

詳細は個別項目を参照。


ロベルガー

体長:55メートル
体重:1万9千トン

『メビウス』に登場。
エンペラ星人がブラックスターの破片から作りだしたと言われている、今までの記録のない新種の円盤生物で、『レオ』の円盤生物と比べるとメカっぽい外見を持つ。
ウルトラマンメビウスの抹殺」のみを使命としており、それを連呼しつつ行動する。
目と両手から撃つ光弾が武器で、怒涛の光弾連射でメビウスを追い込むが、CREW GUYS全隊員によるファイヤーウインダム、ガンブースター、トライガーショットの攻撃を受けて怯み、バーニングブレイブとなったメビウスのメビュームバーストを受けて倒された。
ぶっちゃけブラックエンドよりこっちがが円盤生物最強な気がしてならない。
『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』にも登場し、新世代GUYSとウインダムに倒された(ただし、倒されたシーンは省略)。
新世代GUYSが強いのか、この個体が弱いのか……


ロベルガー2世

体長:55m
体重:1万9千t

ウルトラマン80に追われて地球に飛来した、色違いで角が増えたロベルガー。
メビウスと無敗の80という2大ウルトラマンを光弾連射で圧倒するが、ウルトラレイランスを刺され、続けて放たれたサクシウム光線とメビュームシュートで倒された。
活躍自体は地味だが、おかげで80とメビウスの共闘が見られた事を考えれば結果オーライ……か?


ブラック指令

ブラックスターから派遣された地球侵略指揮官
水晶玉を使って円盤生物を操る、全身黒ずくめの怪人。
日本語としては誤用だが、ブラック「司令」ではないので注意。
円盤生物を操る……と言っているが、実際あまり制御出来ておらず、そのせいで一部の円盤生物は重要な事(レオの正体など)が認識出来ていなかった事も。
最終話でトオルにを突きつけて人質にするも、数人の子供達に水晶玉を奪われた挙句、水晶玉が割れた事で溶けて死ぬという呆気ない最期を迎えた。

後に『ウルトラマンオーブ』第22話「地図にないカフェ」にてまさかの再登場を果たした。

詳細は個別項目を参照。


●ブラックスター

円盤生物が棲む悪魔の惑星。
レオによって破壊されたが、破片から新たに円盤生物(ロベルガー)が作られており、ウルトラ兄弟によると「ブラックスターそのものが円盤生物である可能性がある」らしい。


●余談

  • 『ウルトラマンG』にも「UF-0(ユーエフ・ゼロ)」と呼ばれる円盤生物が登場し、ウルトラマングレートと戦ったが、ブラックスター系の円盤生物とは関係がない模様。




MAC全滅!

追記・修正は生物だった!


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最終更新:2024年04月19日 23:08

*1 しかも薬品の瓶を投げつけられて撃退されている。

*2 この時それを拾った少年に対してトオルは円盤生物だと忠告し、ゲンも同様に彼の親に忠告したが聞き入れられなかった