ジャジャン拳

登録日:2011/11/10 Thu 07:13:49
更新日:2024/02/20 Tue 16:38:26
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さいしょはグー…





ジャジャン拳とは『HUNTER×HUNTER』にでてくる念能力の一つである。
使用者 ゴン=フリークスゴンさん

概要

もともとは「硬」でのパンチ(グー)しかなかったが、修行中でのビスケとの会話からヒントを得て思いついた技。
「最初はグー…」のかけ声でオーラを拳に集めて「ジャンケン、○○」のかけ声とともにグー、チー、パー3つのどれかをくりだす。
制約によって効力が上がる念能力において、このかけ声と溜めの時間が、技の威力を高める必要条件となっている。

因みに名付け親はナックル
ナックルに聞かれるまで技名を考えていなかったゴンはとっさに考えながら返事したために、
「ジャ、ジャン拳」と(「ジャン拳」と言おうとして)つっかえたのをナックルが勘違いし「ジャジャン拳」となった。
(偶然だが技をジャジャーンと出す擬音とジャンケンをかけているのかとご丁寧に解説までして)
しかもナックルは「結構いい名前じゃねえか!」と褒めており、ゴンも「それでいいや…」とこの名前を採用した。


◆グー(強化)

ゴン自身の系統が強化系なので一番威力が高い。
まさに必殺技
やっていること自体は「硬」で拳にオーラを集めて殴るただそれだけなのだが、「さいしょはグー」の掛け声による溜めの時間を挟むという制約以外にも、ゴンにとって「硬」は念能力の師であるウィングのアドバイス「今まで学んだ全てを同時に見せなさい」と言うアドバイスから自力でたどり着いた技術であり思い入れが強いこと、ゴン自身が強化系能力者であることなどから、ジャジャン拳の中でも飛びぬけて強力な威力を誇る。
集中さえすれば普段の「硬」のパンチよりも更にAOPが上がっている描写があるため、威力の上限は底が見えない。
G・I編では特訓の末に巨岩を一撃で粉砕できるまでになり、ドッジボールの球を打ち出しヒソカの能力と合わせてレイザーをアウトにしたり、アイテム入手やボマー戦でも決め手となった。
キメラアント編で更に威力が増し、ゴンを甘く見ていたナックルを恐怖させた*1
フウロ戦では体重差10倍はありそうな相手を空の彼方の星にした。


◆チー(変化)

指先から刃状に変化させたオーラを出す。
変化系の技なのでレベルはグーに比べると落ちる。
G・I編ではまったく使い物にならず、葉っぱを切り落とすのがやっとだった。
キメラアント編ではムカデのキメラアント(兵か兵隊長で、時系列的に念能力は未習得)を真っ二つに切れるまでに精度を上げていた。


◆パー(放出)

オーラの弾を手の平から放つ技。
放出系の技。
やはりグーに比べるとレベルは落ちるがゴンは放出系寄りの強化系なので、チーよりは高いと思われる。
G・I編の時点で指先から小さなオーラの玉を飛ばすことは難なくできたが、実戦で使えるレベルへ仕上げることはできなかった。
キメラアント編では手の平からある程度の大きさの弾を放てるようになり、目くらましとしても使用可能。
威力はまだまだ修行不足でナックルに軽くあしらわれる程度しかなかったが、後に見せた際には岩を軽く砕く程まで向上している。


◆あいこ

ナックルとの勝負で出そうとした応用技。
ジャジャン拳を連続で放つ。
初回は「さいしょはグー、ジャンケン○○!」という掛け声だが、「あいこで○○!」だけで出せるため、制約を維持しつつ比較的素早く連続攻撃が可能。
パーを囮にし後ろに回り込んでグーを叩き込もうとした…が、パーを出した時点でゴンはオーラが切れてしまい不発に終わった。



ジャジャン拳の欠点

ジャジャン拳には欠点がいくつか存在する。

①隙がデカい

拳にオーラをタメる時間が要るため隙ができてしまう。
さらに、構えから発動まで「硬」状態なので拳以外を覆うオーラがほぼなくなり、攻撃されたら危険である。
その上「さいしょはグー!」という掛け声によってこれから念能力の「ジャジャン拳」を使うという事を相手に教えてしまう。
同時にこれがジャジャン拳の制約となっている。

②オーラの消費が激しい

一度のジャジャン拳でかなりのオーラを使ってしまう。
グーより威力の劣るチーやパーであっても、あるいはフェイントで発動を中止したとしても拳にタメた時点でグーと同等のオーラを消費する
そのため溜めている間に妨害され発動を阻止されてもオーラを消費してしまう。
ナックルと戦っていた時点では戦闘中ということもあり3回+1回の不発でオーラが切れて意識喪失し、レイザー戦でも意識喪失した。


問題が大きい様に見えるが、構えさえ出来てしまえば「遠」「中」「近」の全射程に対応する攻撃の準備を整え、待ち構えたり移動しながら放つなどの応用がいくらでも効き、技を知っている相手にも、掛け声と拳に高まる驚異的なオーラによって警戒させられることから意外と弱点も突かれにくい。
むしろ威力を知られる方が相手に対して強いプレッシャーが働き、より警戒心を煽ることになる。

結果的には消費面以外はカバーの効く制約となっている。
ナックルから弱点を指摘された後は、修行と念の習熟によって
  • 移動しながら溜める
  • 相手の行動を見て後出しで手を変える
といった方法で弱点を上手くカバーしている。



③かの孫さんが使う「じゃん拳」と酷似している
パクr…いやオマージュだ、多分。
ちなみに『Jスターズ ビクトリーVS』でも孫さんがネタにしている。



「この記事を完成させる…! 二度と追記・修正出来なくていいという覚悟で…」
「そこまでしなくていい!!」

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最終更新:2024年02月20日 16:38

*1 中堅プロハンターレベルの強化系の「発」(それも「硬」を利用)なのだから当然だが