オリンポス十二神族(デジタルモンスター)

登録日:2011/02/26 Sat 00:03:35
更新日:2024/03/30 Sat 02:49:57
所要時間:約 9 分で読めます




オリンポス十二神族はデジタルモンスターに登場する組織、及び属するデジモンのこと。


【概要】

ギリシャ神話のオリンポス十二神をローマ神話の呼び名でモデルにしている神人型デジモンの集団。
それぞれが何らかの動物を模したマスクを被っている(一部、例外あり)。
ロイヤルナイツとは当然、別組織であるが、彼らに匹敵する能力を持つと言われてきた。
また、互いの領域を守りつつデジタルワールドで起きた事変には中立の立場を守ってきた影の存在であるとも語られている。

その名の通り12体存在しているが、何年経ってもなかなか集まらなかった。
それゆえ組織としてアニメに登場し集結したことはほとんどなく、その機会があってもロイヤルナイツに出番をとられがち組織の知名度は微妙。
しかし、2011年以降の『ジントリックス』や『クルセイダー』等で続々登場し、2014年4月9日、めでたく全種判明した。
また、長らく存在意義が不明で、ニート集団呼ばわりされていた。デジモンではよくあること
…が、イグドラシル管理下とは別サーバーに存在するイリアスというデジタルワールド(ホストコンピュータは「ホメロス」)を守護していることが判明。


【メンバー】

マルスモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ワクチン種
名前の由来 マルス(アレス
マスク
必殺技 コロナサンクションズ
炎をまとった華麗な空中殺法。
無限波動
デジモンワールド3にてベアモンの究極体として登場した、初のオリンポス十二神族。
あらゆる格闘技をマスターした武闘派だが、勝利や栄光のためなら卑怯な手段も辞さない。
未だにその卑怯な手段の一つに用いる隠し武器、「トリアナックル」や「メタルコルトノス」が何なのかわからない
初のオリンポス十二神だが、出番はゲーム・カードのみと不遇だった。

しかし、デジモンクロスウォーズで後述のアポロモンの部下としてまさかのアニメへの出演を果たす。


メルクリモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ウィルス種
名前の由来 メルクリウス(ヘルメス
マスク
必殺技 サウザンドフィスト
瞬間移動に近いスピードで敵に迫り、超連打を浴びせる。
スピリチャルエンチャント
愛刀「アステカ」で空間を斬りつけ、異世界の魔物を召還する。
『デジモンアクセル ネイチャーゲノム』にて初登場。
デジタルワールド最速のデジモンと言われており、記録に残る姿はすべて残像とされている。
また、一箇所にとどまることを嫌い、デジタルワールドを常に放浪しているため、速度と相まって彼と遭遇すること非常に困難といえる。
愛刀「アステカ」により異次元への扉を切り開く優れたシャーマンでもある。
ワーガルルモン(黒)の究極体として扱われる事が多い。

アニメでは『デジモンセイバーズ』に登場。
アニメでは設定は投げ捨てるもののため、一所に居城を構え、動きもデジタルワールド最速と呼べるほど素早くはなかった。
だが、イクトの良き保護者であった。
また、セイバーズでは威厳ある口調であったのに対し、その他のメディア作品では神話のヘルメスのトリックスター性を意識したのか軽薄な口調で話している事が多い。

NDSソフト『デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト』 ではグランドラクモンが会長を務めるクーロン商会のメンバーとして登場する。
元ネタが商業の神様であるためだろうか。
だが、NPC限定なので育成は不可能。プレイヤーキャラとして使えるのは次回作(ロストエボリューション)からとなる。

『デジモンクルセイダーズ』ではアイギオモンに試練を課す為に、本来は敵側であるミノタルモンと組んで彼に襲いかかった。
セイバーズを意識したのか、インセキモンを従者に従えている。

なお、『デジモンフロンティア』で登場した悪の五闘士の一画「メルキューレモン」も名前の由来は同じである。
だが、あちらはそこから更に転じた「水銀」の意味が主であると思われる。
英語名に関しては、あちらが“Mercurymon”、こちらが“Merukimon”と差別化(?)されている。

ネプトゥーンモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ワクチン種
名前の由来 ネプチューン(ポセイドン
マスク
メルクリモンと同じく『ネイチャーゲノム』にて初登場。
意思を持つ槍「キングスバイト」を持つ深海の王。
アニメ『デジモンクロスウォーズ』に登場したのだが……詳しくは当人の項目を参照されたし。
カードゲームではホエーモンから進化するが、メディアや世代が違えばマーメイモンやダゴモンからも進化する。
あの可愛いマーメイモンや名状しがたきダゴモンからどうやったらこんなかっこいい海神に進化するのだろうか。

詳細は該当項目にて。


アポロモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ワクチン種
名前の由来 アポロ(アポロン
マスク(?) 獅子
NDSソフト『デジモンストーリー サンバースト』にてコロナモンの究極体として初登場。
太陽級のエネルギーを持ち、それを非情なまでの熱き血潮とプライドでかろうじて制御している。

え?何を言っているかわかりにくい?
公式がそんな風に書いてるから仕方ない。
詳細は該当項目にて。


ディアナモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 データ種
名前の由来 ディアナ(アルテミス
マスク(?)
必殺技 クレセントハーケン
月の神秘の力で幻覚を見せ、敵と判断すれば瞬時に切り裂く。
アロー・オブ・アルテミス
背中の突起から細く鋭く長大な氷の矢を引き抜いて放つ。
得意技 グッドナイト・ムーン
両足についている「グッドナイトシスターズ」から月の光を放ち、相手を眠らせる。
NDSソフト『デジモンストーリー ムーンライト』にて、ルナモンの究極体として初登場。
月の表裏のような二面性を持ち、絶対零度の環境でも何ら問題なく活動することができる。
あと、おっぱい。
兎の姿をした月の女神だからって月に代わってお仕置きしたりはしないはず…多分。
ルナモンが最初に主人公が必ず入手するデジモンである為、ムーンライト版の主人公(DN:サヨ)のパートナーデジモンとして扱われる事が多い。


ミネルヴァモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ウィルス種
名前の由来 ミネルヴァ(アテナ
マスク
『デジモンカードゲーム デジタライズブースターパック2』にて初登場。
ほとんどの女性型デジモンが「きれいなお姉さん」であるのに対して、珍しく少女の姿をしている。
そのためか呼び名は「蛇姫」。
自身の身の丈もある大剣「オリンピア」を軽々振り回す怪力の持ち主。
天真爛漫な性格だが不機嫌になるとワガママ、イタズラが増えて手がつけられなくなる。

デジモンクロスウォーズにて登場したメルヴァモンは、ミネルヴァモンが成長した姿という設定。
色々育ちすぎている。
ついでに、イグニートモンなる弟もいる。

詳細は該当項目にて。


ウルカヌスモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 データ種
名前の由来 ウルカヌス(ヘパイストス
マスク(?) タコ
必殺技 アプロプリエートワークス
下記のピンポイント(ryで作り出した武器を8本の腕に装備する。
ウルカヌスモン全力全開の姿。
得意技 ピンポイントウェポンワークス
状況に合った適切な武器をボンバーアートを吹き出すことで作り出す。
ボンバーアート
溶接用の火炎を噴射する。
鍛冶神や“ガンスミス”の異名を持ち、世界を滅ぼすことができる武器を製作できるとされる頑固一徹、職人気質なデジモン。
名のある武器のほとんどがウルカヌスモンブランド。
依頼主の力量を見抜き、武器を使いこなせない or 大事にできないと判断すれば依頼は受けない。
そのため作る上でも相手に見合う働きをする。

そんな彼でもベルゼブモンの“ベレンヘーナ”はベルゼブモンの力に惚れ込み、丹精込めて製作した秀逸な作品だったそうな。
戦闘でも匠っぷりを発揮するようだが、戦闘の技量はあまり高くないらしくウルカヌスモン自身、戦うよりも裏方に回る方が好きらしい。

進化元は見た目通り、アシュラモンである事が多い。


ウェヌスモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ワクチン種
名前の由来 ヴィーナス(アフロディーテ
マスク …マ…スク…?
必殺技 ヒーリングセラピー
相手の頭を撫でて戦意を喪失させる。
得意技 LOVE YOU
投げキッスで相手をドキッとさせ卒倒させる。
ピースファンタジア
“オリーブ”につつかれると発動し、どんな凶暴な性格も平和志向に変化する。
慈愛に満ち、愛を司る。
そのため仕草のひとつひとつで相手をなだめる戦い方?をする。
彼女の行く所は例えどれほど荒れ果てていようと、美しい花が咲き乱れ、大地は若々しい力を取り戻す。
そんな純粋で美しい彼女のために奉仕するデジモンは少なくない。

目隠しをすることによって心眼で世界を正確に捉えるため、如何なる嘘もまやかしも通じない。
もうひとつの理由は溢れる魅力を抑え、卒倒するデジモンを増やさないための配慮。

常に共にいる鳥“オリーブ”と貝の“ホタン”は、ウェヌスモンと賑やかに気兼ねなく話せる小さな友人。

と、このように、アフロディーテの逸話だけでなく、正義の女神アストライア(ローマ神話ではユースティティア)の逸話もミックスされている。

ウルカヌスモンと並び、話題の『ジントリックス』から登場。
カードゲームでの進化前はエンジェウーモンとされる。


ケレスモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 データ種
名前の由来 ケレス(デメテル
マスク
必殺技 アイランドフリーフォール
巨体をそのまま相手に叩きつける質量兵器めいた技。
落下した周辺にも強烈な爆風と振動の被害を与える。
得意技 バーニングブラッドシェル
口からマグマの体液を巨大火炎弾として放つ。
フルーツフレシェット
高濃度の毒を持つ熟していない『カルポスヒューレ』の実を広範囲にばらまく技。
衝撃と毒で辺りを死の土地に変貌させるが、その毒は数日で上質の肥料へと変化し、その後は豊穣の土地に生まれ変わるという。
得意技(メディウム) ・ファミス
植物を自由自在に操って敵のエネルギーを吸い尽くす。「飢餓」を意味する。
デジタルワールド随一のスイーツと名高い果実が実る森『カルポスヒューレ』を背負った、巨大怪鳥の姿をしたデジモン。
その体は岩石と豊かな土壌で出来ている。
性格は穏やかで慈愛の心に満ちており、空腹のデジモンには『カルポスヒューレ』の実を差し出し、ケガしたデジモンには回復するまで森にかくまってあげるという。
しかし、森と大地の恵みのありがたさを忘れ、いたずらに木々を傷つけ地を穢すものには一転して悪魔の森のごとき恐怖をもたらすという。

完全に鳥型(パッと見は鳥の姿になったエルドラディモンかシェンウーモン)という異色のデザインだが、よく見ると頭部に人の姿がある。
このセクシーな女性型デジモン?は「ケレスモンメディウム」と呼ばれるケレスモンの本体で、ケレスモンの意志を伝える役割を担っている。
戦闘力がほとんどなく滅多に単独で人前に現われることはないが、信用に値するものには稀に怪鳥をつれず姿を見せるという。

進化元はセイレーンモンとされる事が多いが、植物型という特徴からか、カードゲームではブロッサモンやジュレイモンから進化するという扱いになっている。

初出はiphoneアプリ『デジモンクルセイダー』。
シナリオではアイギオモンの前に飛来、試練を与えて導いている。


ユピテルモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ワクチン種
名前の由来 ユピテル(ゼウス
マスク
必殺技 ワイドプラズメント
身体を超高圧プラズマと化し、周囲全体に神罰を与える。
得意技 マボルト
両腕のダンベルみたいなオモチャハンマー同士を撃ち合わせて小さな雷雲を召喚し、悪と判断した者や調停を邪魔する者へ自動的に雷を落とす。
パニッシュジャッジ
ハンマーで殴った相手の身体に印を刻み刑の執行猶予を与える。
刑の執行が決まると大電流の雷が打ち下ろされ刑罰は遂行される。
必殺技(ラースモード) ケラウノスディバイド
両手で『ケラウノス』を一振りし、離れている敵さえも両断する。
ケラウノスディケイド?誤植じゃないかな?
ライトニングビー
指を差した先に雷を落とす技。
ディオスサンダー
。倒れた罪人へ最期の審判を下すため『ケラウノス』を天高くから落下させる技。外れれば冤罪の証明となる。
だが、当たれば有罪。なお、この技で有罪判決が下った時には既に罪人はデータもろとも消滅している。

天空を統べる神にして雷と気象を司るデジモン。
戦場では常に善悪を判断し、悪とした者に神罰を与える。
その判断に感情はまったく含まれず淡々と下される。
判断に納得の行かない者はユピテルモンに挑み、勝てれば判断は覆るというが、これまでに覆せた者はいないという。

さらに「ラースモード」なる形態があり、怒りが収まらないほどの罪を犯した者と対峙した際に変化する。
体が何十倍も大きくなり鎧を着込んだエネルギー体のような姿と化し、長大な大神剣『ケラウノス』を携えるようになる。
周囲に落ちる激雷はユピテルモンの怒りの表れであり、悠々としながら振る舞い一つ一つに威圧感が溢れ、そのプレッシャーから敵を追い詰めていく。
…おこなの?
また、よく見るとマスクの形そのものが鷲になっている。


初出は公式サイトの『デジモン図鑑』だが、まさかオリンポスの最高神が最後を飾らずに中途半端なタイミングで出てくるとは…
ある意味これがデジモンらしいのかもしれない。

『デジモンクルセイダーズ』ではアイギオモンの究極体として登場。
オリンポス十二神がパートナーとして扱われたのはアポロモン、ディアナモンに続き3体目。
遥かな過去、タイタモンをティタノマキアよろしく断罪した事から『罪深き断罪の者』と称されている。
進化前のアイギオモンもこれに倣い、この異名で呼ばれており、作中の描写ではアイギオモンそのものがユピテルモンが転生した姿である事が仄めかされている。
ストーリーでは、プロローグなどで少しだけ登場するという扱いだったが、バッカスモンの試練を終えてイグドラシルの端末である5色のカードを手に入れたアイギオテュースモンホーリーモードがプルートモンとの決戦で進化するという形で本格参戦。

頭部のバイザー部の形状が「イグドラシル_7D6」と似ていることもあり、「ホストコンピューターの代行人」という共通項から関連性を推測するファンもいる。

あんまり触れられないが、アイギオモンはエレキモンが進化した姿である為、必然的にエレキモンの正統派究極体でもあったりする。
アイギオモンのモデルが雷神ゼウスの息子である以上、結構筋道は通った進化ルートとなっている。
デジモン初期では汚物系に進化する傾向にあったエレキモンだが、本作でまともな進化ルートを確立した。
(後にデジモンリアライズでレオモンルートも開拓し始めた為、このデジモンがエレキモンの転機となったと言っても過言ではない)

カードゲームではアイギオモン系が実装されていない為、ホーリーエンジェモンから進化する扱いになっている。

『デジモンコレクターズ』でユノモンが登場後に判明した事実だが、どうもユピテルモン、やや 好色 の気があるようだ。
(元ネタに忠実ともいうが)


ミネルヴァモンに「後5、いや7年…」とか抜かしたり
メルクリモンに「まぁ、手の速さではあいつの方が…ゴホッゴホッ」と評されたり
ウェヌスモンから「ユノちゃんの愛は大きすぎるのよねぇ~。ユピテルモンの方は多すぎるのかしら?」とか言われたり…

限りなく黒に近い、グレーじゃねぇか!!
ユピテルモン「私にやましいことなどない」

ただ、彼の名誉のために付け加えておくと、アポロモンの長話やマルスモンの稽古にも長時間付き合ったりもしている。
恐らく、(好色な部分はないとは言えないが)多くのデジモンとデジタルワールドに気を配る性格故に、ユノモン一人に割く時間が少ないのであろう。うん、多分…きっと。


バッカスモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ウィルス種
名前の由来 バッカス(ディオニュソス
マスク なし
必殺技 クック・オブ・ザ・ヘル
両手で相手を掴み、データの構成情報を酒のつまみに変換して食べる。
パーティー・オブ・ザ・ヘブン
睡眠や麻痺を誘発する猛毒を混ぜた酒を体内で生成し、相手に浴びせて行動不能に陥らせる。
リバース・オブ・ザ・デッド
酔っ払いすぎて模様が青く変化した時、腹部の口から飲み食いしたデータを放つ。
相手に当たるたびにデータを取り込み、威力が増していく。
オェェェェ

自称・デジタルワールドで一番の酒豪。
人によってはある作品キャラを思い浮かべる外見をしている。
よく見ると足がなく、下半身がヘビのようになっているメガドラモンスタイル。
多くのデジモンを集めて宴会を開く、陽気で面倒見の良い性格。
宴会で仲良くなったデジモンのリクエストに応じて、体内であらゆる種類の酒を精製し振る舞う。
『泥酔モード』と呼ばれる形態(?)を取ることもある。

ケレスモンとはとても仲が良い。
上述の「カルポスヒューレ」に実るスイーツを発酵させた果実酒を好んで飲んでおり、暇さえあれば酒を作らせてとよく頼む。

また、毒も精製することができ、そのデータは「クラックチーム」という謎のグループの研究対象となっている。

初出は『デジモンコレクターズ』。

ちなみに、「バッカスモン」の名称はオーガモンの究極体であるタイタモンの初期段階の設定で使われていたもの。
※ファミ通ドットコムのイラストレーターインタビューに掲載されている設定画で確認できる。
渡辺けんじ氏とAs'まりあ氏によると、この時点で「オリンポス十二神」と「オーガモンの究極体」という二つの要素を取り入れることは難しいと判断したためとのこと。
『コレクターズ』における進化順はゴブリモン→オーガモン→デジタマモンの次であり、そこからデビタマモン・タイタモン・バッカスモンに分岐する。
カードゲームだと丸くてピンク色だからか、ピッコロモンからも進化できる。
意外な事に酒と蛇繋がりであるオロチモンから進化はしない。


ユノモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ウィルス種
名前の由来 ユノ(ヘラ
マスク 孔雀
必殺技 ラブバスケット
雷雲を召喚し、ユピテルモンをサポートする。
ニードルハイブ
両腕に装備したカタールで敵を滅多刺しする。
グレイスランス
自律思考を持ったランスで周囲の敵にオート攻撃を行う。
必殺技(ヒステリックモード) ウェルカムロスト
両腕のランスで相手を連続で突き刺し、生命力を殺す。
ライアーバニッシュメント
ユピテルモンのホログラムを召喚し、視線を向けた敵を一瞬で蒸発させる。
リングラッジ
全身の鎖で捕縛した敵に懺悔の言葉を吐き出させたあと、潰す。

『デジモンコレクターズ』にて登場した、最後のオリンポス。
マルスモンが初登場した『デジモンワールド3』から数えて、実に12年かかってのそろい踏みである。
12体で1年1体という訳でもないのがまたデジモンらしい

ユピテルモンを愛し守る者として戦場に立ち、彼の意志に背く反乱分子を予測・索敵して排除する。
慈愛に満ち溢れた性格でパートナーであるユピテルモンを深く愛しており、彼の動向は全て把握している。
……ウェヌスモン、ケレスモンと女性型は3連続で「慈愛に満ち溢れた性格」が被っている(それが向けられる対象は違っているが)

また、コレクターズで見る事が出来たセリフは何れも常軌を逸しており…
  • ミネルヴァモン → 子供だから今の所は見逃している。
  • ネプトゥーンモン→ 神殿が磯臭い。しかし、彼の強さは理解しているのか表立って言う事は無い。
  • ケレスモン   → 特に敵対対象として見なしていない。彼女から貰う果実は美容に良いと太鼓判を押している。
  • ウルカヌスモン → 刃物を研ぐ腕を高く評価している。「何度刺しても刃こぼれしない」らしい…。
  • アポロモン   → 強さは認めているが、あまり近寄りたく無いと評している。
  • ディアナモン  → アンニュイな態度が気に入らないらしい。
  • バッカスモン  → ユピテルモンを連れ回した酒魔神としてマークしている。
  • ウェヌスモン  → 「春頭」「節度なし」と厳しい態度。
  • マルスモン   → 特に敵対対象として見なしていない。
  • メルクリモン  → マルスモンと同様。たまにユピテルモンへの伝令を頼むらしい。
とこのようにユピテルモン様以外の十二神へ向けた発言がどれも腹黒い。
まあ、元ネタに忠実といえばそうだが…。
よく見ると、通常の段階で目に光彩がなくちょっと怖い…。


さらに、嫉妬に燃えたときに発現する悪の人格「ヒステリックモード」がある。何このヤンデレ。
愛するユピテルモンへの抵抗勢力が後を絶たず、2人の時間が少なくなると嫉妬の闇に飲まれていくらしい。
その表情からは生気が次第に消えていき、闇で全てを埋め尽くされたとき、もう1つの顔であるこの仮面が発現する。
実は姿自体は大きく変わっていないが、マントを閉じ、背部に備えていたランス付きの触腕を前面に押し出しているため、シルエットは異なって見える。
その仮面越しに見える周囲のデジモンは全て害悪と捉えられ、殺戮の限りを尽くすというが、その姿をユピテルモンに感知されることはなく、善悪の裁きを受けることはない。
旦那が見て見ぬふりしてるだけとか言わない

こちらもコレクターズでセリフを見る事が出来るが、通常版以上にヤンデレ度が加速しており、もはや会話が成立しないレベル。

こんな性質の割にカードゲームではエンジェウーモンから進化すると言う扱いになっている。
『デジモンクルセイダー』でユノモンは登場せず、エンジェウーモンがテイマーを呼び寄せるなどアイギオモン(ユピテルモン)の援護をしていた。その縁だろうか?
レディーデビモン戦時のややヒステリックな様子からではないと信じたい


【関連種】

◆プルートモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ウィルス種
名前の由来 プルート(ハデス
マスク
必殺技 ハガードクラスター
胸の牙を開放し、黒き闇を解き放つ。
ケイオスライツ
戦いに熱中している際に発動、体中の口で敵を貪り食う。
ヘルズゲート
闇より巨大な口を出現させて悪人を丸呑みし、断片化されたデータの屑まで分解する。

『デジモンクルセイダー』で登場した、全身を黒い鎧に身を包んだデジモン。
マスクのモチーフはなさそうだが、鎧の両肩部が犬の頭の様になっており、ケルベロスがモチーフと思われる。
体中に鋭い牙の並んだ口を持ち、獲物を求めてガチガチと音を立てているという。
その力はオリンポス十二神族にも匹敵するとされるが、メンバーに属してはいない。
(ギリシャ神話においても、プルート(ハデス)はオリンポス十二神に属してないため、その影響と思われる)

「悪は恐怖と暴力によって倒されるべき」という思想の持ち主で、罪人や悪人を求めてこの世を彷徨っており、獲物を見つけると闇の中から姿を現すという。
悪を罰するという目的ではユピテルモンと共通するが、その残虐さにユピテルモンは認めておらず、長きに渡る険悪な状態が続いているという。

初登場の『デジモンクルセイダー』ではタイタン族の長として登場。
デジタルワールドを支配するべく、計画に大きな障害となるアイギオモンを抹殺しようとした。
最終的に、ユピテルモンの記憶と力を姿を覚醒させたアイギオモンと、オリンポスとタイタンの最後の戦いを繰り広げる。

「ほざけ!そのダンベルみたいなオモチャで倒せると思うなよ?」

なお、『デジモンコレクターズ』では、たまにユピテルモンにちょっかいを出しているらしいことが語られた。
ホントは仲良いのか?

デジモンサヴァイブ』では、激情ルートにて渋谷アオイのパートナーデジモンのラブラモンの暗黒進化形態として登場。


◆ケルベロモン:人狼モード

世代 完全体
タイプ 神人型
属性 ワクチン種
必殺技 インフェルノディバイド
両腕の大きな頭で敵に噛み付きながら零距離で炎弾をぶち込む技。
サーベラスイレイズ
ダイナミックな動作から足の鉤爪で斬り下ろす。
ヘルファイアー
何者をも炭と化す灼熱の業火。
変異前と比べて格段に威力が強化されている。

ケルベロモンの突然変異体。
インターネット上に文字や画像として氾濫している「人間の悪意」から生み出されるデータがデジタルワールドに影響を及ぼす恐れがあるため、そのデータの流入を防ぐために変異した姿。
二足歩行が可能になり、全身が生体外殻に包まれている。
また、両腕は肩にあった頭部と一体化した上で強靱に発達し、悪に染まったデータを噛み砕くという。
ちなみに、ケルベロモンがX抗体を得ても二足歩行を行うことができるようになるが、特に関連は明示されていない。

『デジモンクルセイダー』では、恐らくプルートモンの命により、運命に立ち向かうアイギオモンの前に立ち塞がる形で登場。
通常モードの姿からのモードチェンジを披露した。


タイタモン

世代 究極体
タイプ 神人型
属性 ウィルス種

オーガモンの究極体として登場した神人型デジモン。
デジタルワールドの支配権をめぐる戦いでオリンポス十二神族に敗れたデジモン達の怨念から誕生した。
強大な身体に尽きることない怨念エネルギーを宿してオリンポス十二神族の首を求めて戦場を駆けぬける。

詳しくはオーガモンの項目を参照。




マルスモン「進化ルートにレオモン一族入ってるんだが、大丈夫かな…?」

アポロモン「それでおまえが死んだら獅子の俺も危なくなるからやめてくれ」

ネプトゥーンモン「……自滅……」

メルクリモン「だから言っただろう、アニメには出るなと……」

ミネルヴァモン「何でしょぼい方のドット絵でオリンピアと盾を再現しようとするかな…ヴァイスドットでアルフォースブイドラモンの翼ははぶくくせにぃ」





〜月日は流れ〜

マルスモン「案の定……」

ミネルヴァモン「てか、何なの?メルヴァモンとか?」

アポロモン「俺はお約束の洗脳パターンか…」

ネプトゥーンモン「……自滅……」

メルクリモン「…ディアナモン、ウルカヌスモン、ウェヌスモン…そして未だ見ぬメンバー……お前達が我らの希望………最後の砦だ…」

ディアナモン&蛸&鳩「…み、みんなを励ますためにも追記・修正、よろしくねー!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • デジモン
  • デジタルモンスター
  • 中立
  • オリュンポス十二神
  • ギリシャ神話 ←名前はローマ神話とギリシャ神話混ざってる
  • ゲーム主人公多し
  • 動物の仮面
  • 究極体
  • 神人型デジモン
  • 全種制覇
  • 動物マスク
  • 豹 魚 狼 蛇 獅子 兎 蛸 鳩 ←後ろ4つは…
  • オリンポス十二神
  • アニメでは不遇
  • デジモン勢力
  • デジモンクロスウォーズ
  • デジモンセイバーズ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月30日 02:49