ゴンさん

登録日:2010/04/30(金) 10:07:50
更新日:2024/01/17 Wed 20:16:37
所要時間:約 7 分で読めます




この項目は一部ネタバレな部分が含まれています。

















もう これで 終わってもいい

だから ありったけを



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どうしてこうなった…
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/‖ ̄‖ ∧∧
L‖_‖ (  )
| ̄\三⊂/ ̄ ̄/
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どうしてこうなった!?
___
/‖ ̄‖ ∧∧
L‖_‖ (^ω^)
| ̄\三⊂/ ̄ ̄/
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どうしてこうなった
 どうしてこうなった
`___ ♪ ∧∧ ∩
/‖ ̄‖ r(^ω^)ノ
L‖_‖ └┐  レ―、
| ̄\三/ ̄/ _ノ⌒
|  |/ /(_(  ♪

どうしてこうなった
 どうしてこうなった
`___ ♪ ∩ ∧∧
/‖ ̄‖  丶(^ω^)7
L‖_‖  /\ノ  ┌┘
| ̄\三/ ̄/\_ ノ
|  |/ /   )_) ♪

漫画『HUNTER×HUNTER』のキメラアント編で、新たに登場した人物。


初登場でまだ名前が明かされていないが、その迫力の外見とギャップの強さに敬意を表してファンからは「ゴンさん」と呼ばれている。

外見はムキムキマッチョで童顔、髪は超サイヤ人3以上に長いのに何故か浮いているというか天に向かってそびえ立っている。
怒髪天を突くとは言え、突きすぎであり、その事から怒りの程が察せられる。
さらにムキムキの威厳に満ちた風貌なのに短パンという少年らしい格好が読者を笑いに誘う。

ゴンがピトーに「カイトは殺したからもう治せない」と言われ、戦う気力を失った所で、ゴンを助けた謎の男。

念の技はゴンと同じでジャジャン拳を使うが、威力の差は歴然。アニメでは貧者の薔薇に匹敵する破壊力だった。

詳しい戦闘能力は不明だが、登場してすぐピトーをたった2撃でSATSUGAIする等かなりの力を持つ。
この時のピトーはたった一発で顔面が原型を留めないぐらい崩壊しており、その威力が窺い知れる。
ピトーが「殺されるのが王ではなく僕で良かった」と考える程の力で、メルエムすら倒せる可能性を示唆されている。
またマッチョなのに股関節を180゜開脚させ、さらに上空までピトーを蹴り飛ばす等、体はかなり柔らかいのだろう。

現在作中最強と名高い王を倒す可能性を一番持っているのは、もしかしたら彼かもしれない。
もっとも、メルエムは死んだので作中で実現することはなくなったが。
事実ピトーは、「こいつの刃は王(メルエム)に届き得た」「壊されるのがボクで良かった」と、
ゴンさんの矛先をメルエムに向けずに済んだことを安堵しながら死んでいったのである。

一部の読者には、
「あれは『ゴン自身が二度と念能力を使えなくてもいいからピトーを倒したい』という制約と誓約をつけたことによって急成長した未来のゴンの姿」と語る人もいる。










そんなわけない。






そんなわけないじゃないか!





















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     |幺 ≧≡≡≦∠/
     ヘ <●゙≡/●> ヘ
     ヒ |  ≡|≡  / /
     ヽヽ  .三   /ノ
       \_二_/
     _/L三三/\_
  `/   < 三三 >   \
 /ヽ    \三 /     ∧

       「大丈夫」




HUNTER×HUNTERは登場人物の変化が激しい作品だが、近年の漫画界の中では一番の変わりようだろう。
因みに過去のHUNTER×HUNTERでこのくらいの変化があったキャラにビスケ(57歳)がいる。彼女は元の姿に戻っただけだが。

これはあくまで「制約と誓約」を使った特殊事例なので、近い将来ゴンがあんな大人になるというわけではない……と思われる。
むしろ服装が子供の時のまま、髪も伸びっ放しに任せた状態、ピトーを倒せればもうどうなってもいいという心境(表情)ということが大きい。
肉体についてはずっと修練し続ければあんな感じになるだろうとは思われる。

また、主人公達の中でクラピカの復讐を穏当に接しながらも最も否定していたゴンだが、恩人のカイトが自分のせいで死んだと思った時には同じ結論に至ってしまった。
13歳の少年だし、おかしな流れではないのだが。
不幸など比較するものではないがクラピカはゴンさんよりも陰惨な経験を経ているので、あまりクラピカのことをとやかく言えない。
今では反省していると思われるが。




余談だが、あまりの外見のインパクトにコラが大量生産された。


さらに同時期の『バクマン。』に於ける「シリアスな笑いとは何か」という話とも重なり、
ジャンプ読者にシリアスな笑いが如何なものであるかその身を以て知らしめた。
ブームが去った後は、こうならざるを得なかったゴンに思いを馳せ、鬱になる者もいた。

【ゴンさん用語】
ゴンさんの代名詞ともいえる擬音。ピトーを蹴り飛ばした際に鳴った効果音である。
蹴られた側を「ボられる」などと表現することもある。
  • 「This way」「follow me」「first comes rock」
それぞれ日本語で「こっちだ」「ついてこい」「最初はグー」の意味。
ゴンさんが活躍する306話は、ネットに出回ったのは英語版が先だったため、英訳されたセリフがネタとして使われることもある。
一部では組み合わせて「さいしょはrock」などというネタも。
  • 大丈夫
右腕を失いつつも、駆け付けたキルアに向けて小さく話した一言。
なお、ちょっと嬉しいと言ったのは自分達を庇ったカイトと同じく左腕一本でピトーに立ち向かう状態になったため。
そして、最後にはそれまでのピトーに対して放たれていた禍々しいオーラは消え去り、まるで13歳の子供のような涙を見せた一コマがゴンさんの最後のまともな姿*1
痛ましい場面なのだが、やはり見た目はゴンさんなのでシリアスな笑いとなってしまう。


【その後の展開】
右腕を失い、「もうどうなってもいい」の宣言通り、ある意味で死より重い誓約の反動によりゴンさんとは別の形の少年とは思えない痛ましい容体&命の危機に陥る。
除念師でも抱えきれないと評するほどの状態が続き、診察した医師によれば専門機関に搬送することさえも難しい状態。
しかしノヴによって「じゃあ専門機関をこっちに移動させる」と、ゴンの病室を中心として専門病院が建設され、『ここに病院を建てよう』が本当に実行された。
この時ノヴが「彼は英雄でそれだけの働きをした。費用は全てこちらで持つ」と語っているが、
実際にキメラアントの王+護衛軍のうち、ピトー以外の3匹はネテロ会長が命と引き換えに使った『貧者の薔薇』の毒によって大勢の巻き添えを出しながら死んだのであり、ハンターには討伐されていない。
唯一、ゴンさんが直接殺したピトーだけがハンターによって討伐されている。


最終的にある例外的な方法で元に戻りはしたが、ゴンさんの余波はキルアが危惧していた通りとてつもなく大きいものだった。

元に戻った後たまたまジンと出会い、カイトを死なせてしまったと謝るが「アイツがお前を連れて行ったのは(中略)アイツの責任だ」
「弱っちいお前にも責任はある」「同じ失敗をするな」「そして謝るならオレにじゃなくカイトにだ‼」と諭され、
仲間に謝る時のルール「次はどうする」か約束することを教わった。

キメラ=アントのレイナとして生まれ変わっていたカイト(記憶も思い出した模様)に再開した時には、
その直前にジンに助言された「アイツ(カイト)はお前の代わりに犠牲になるなんてノミのクソほど思ってねーからな‼」「謝り方間違えんなよ‼またふっとばされっぞ‼」
ということもあってカイトに次は助けることを誓い、改めて仲間として会話した。

こうしてカイトの死を発端とするゴンの危うい気持ちは、
ゴンさん以前の色々な出来事が重なり合いながらも、ようやく吹っ切れたと思われる。




日テレ版アニメの131話にて、ついに映像化された。
原作再現どころかスタッフが全力で(いい意味で)悪乗りしているその様は必見。

さらにそれに合わせるかのようにプレミアムバンダイにてフィギュア化。
全高430mmを超える超ボリューム(うち300mm以上が毛髪)という、フィギュアにあるまじきサイズとなっている。
あまりの人気で第一次出荷分は数日で売り切れた。「大丈夫 売り切れじゃないよ 強がりじゃない 少しだけ嬉しい」(公式HPより)

そして2014年6月中旬には第二次出荷分も終了し、第三次出荷分(11月発送)の受注をしている模様。

ちなみに価格は2943(にくしみ)円という憎しみ価格である。……税別でだけど。


ゴンさんの姿に腹筋をボられ畏怖していた人の記憶からも薄れかけていた時、ニンテンドー3DSゲーム「モンスターハンターダブルクロス」にて コラボ企画が行われる
煽り文句は「伝説のあの姿で… 狩場を駆け抜けろ!」。伝説なのはどう考えても読者の間なのだが、分かって煽っているのだろうか。

イベントクエストをクリアして「ハンター認定書」を集めるとそのまんま「ゴンシリーズ」という防具が生産でき、一式装備するとムキムキに短パンシャツで怒髪天を突きまくりのヘアーのゴンさんそのものが登場する。
もとよりジャンプとのコラボは多かったモンハンだが、特定キャラクターのなりきりコスプレ装備が実装されるのは何気に珍しい。

スキルは、「痛恨会心」(マイナス会心発生時に一定確率で威力アップ)、火事場力+2(瀕死時火力アップ)と根性(一定以上体力がある場合に即死ダメージを受けても体力1で踏みとどまる)の複合スキルの「逆鱗」、「不運」(クエストクリア時の報酬が減るマイナススキル)、あと「集中」(溜め攻撃の溜め時間短縮)のSPが若干ある。
その誕生に至る悲惨な経緯ゆえの「不運」、どれだけ攻撃を受けても倒れない「根性」、右手を失ってからさらに火力が跳ね上がる「痛恨会心」「火事場力」、代名詞とも言えるジャジャン拳「グー」のチャージを早くする「集中」と再現度はなかなか。
スロットは一切ないが、腰部位が空いているため拡張性も高い。不運は戦闘時は関係ないスキルなので報酬を気にしないなら実質マイナススキルなしなのもうれしい。
ただ、どちらかというと、ガンナー(特に弓)向けのスキルが多いのが若干原作再現的には不向きだが……一応両手が素手になる双剣も存在しているが、この双剣は「低攻撃力・高会心率」と痛恨会心との相性が最悪なのでネタ以外ではこの組み合わせの実用性は低い。
防具としての癖はやや強いが、本作には「防具合成」というあらゆる防具を他の防具の見た目で上書きできるシステムがあるので、ガチ装備でもゴンシリーズで上書きして出撃させることも可能。とりあえず、頭だけでも合成すると見た目のインパクトは抜群である。

ゴンさん初登場時のポーズはゲーム内のモデリングを使ってサンプル画像などでも頻繁に紹介されているが、ゲーム内で実際にあのポーズを取る事はできない。
ちなみにこのゴンシリーズ、ナルガクルガの毛以外は徹底して体液系の素材しか使ってない。






右腕はやるよ

お前も

もう

おやすみ……。


追記・修正はもうアニヲタwikiを閲覧できなくなってもいいという覚悟でお願いします。

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最終更新:2024年01月17日 20:16

*1 原作では泣きながら微笑んでいるが、アニメでは普通に泣いている