ヨンパチショック(KOTY)

登録日:2011/08/13 (土) 21:48:35
更新日:2023/11/03 Fri 20:11:12
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概要

2007年にクソゲーオブザイヤーで起こった出来事。四八ショックと呼ぶ人もいる。

簡単に説明すると『四八(仮)』の出来が酷すぎてKOTYのハードルをがっつりインフレさせてしまったというもの。

ヨンパチショック発生前のKOTYはその年で一番のクソゲーを決めるというよりも期待外れ、ガッカリゲーを決めるようなものだった。

なので、実際にプレイしたら普通なのに発売前宣伝が過剰だったり、
シリーズ物の割に微妙な出来の作品、
レビューのインパクトが強かっただけでクソゲーとまではいかないものが選考されたりしていた。

しかし2007年は電波、低難易度、エルヴァンディアゴー!(実際には使われていない)で過去の大賞よりもネタ色が強く、
知名度も低い『エルヴァンディアストーリー』と実は良作だった『オプーナ』の2作がKOTYを盛り上げており、少しずつ変化を迎えようとしていた。

オプーナの発売から3週間後にヨンパチが発売。その商品未満な出来でKOTYスレ民が軒並み震撼した。

飯島多紀哉氏が少し前に繰り出した『ONI零 戦国乱世百花繚乱』と、『アパシー 鳴神学園都市伝説探偵局』の出来がアレだったため期待している人も多かった。

ヨンパチの項目にも書かれている事なのだが電波、バグ、不親切、盗作疑惑など問題点があまりにも多く酷いため余裕で大賞に輝き、
スレ住人のクソゲーへの考え方が変わり多くのゲームに対して「ヨンパチよりもマシ」として動じる事が無くなった。

例えばヨンパチ発売から2週間後に発売した『遊戯王デュエルモンスターズGXタッグフォースエヴォリューション』は、
好評だったTFにTF2のカードを加えてPS2に移植したものだが、
原作がアニメであるにもかかわらずTFにあったボイスの削除や追加要素がやっつけだったりと、
例年ならばノミネートしてもおかしくない作品だったが、それでもスルーされた。


その後

ヨンパチによりKOTYの空気が変わり、その弊害として翌年からはノミネートする作品が無くなるのではないかと心配する人も多かったが、それは杞憂であった。

以後、2020年に『ファイナルソード』が大賞を取るまでは、
まともにゲームを遊ばせないほどの大量バグ、ただ苛立ちを提供し続けるクソUI、その後のアップデートによる障害の凶悪化など、
もはやゲームどころか真面目に作った商品の次元にすら達していない、未完成品のような代物が半数ほどの年度で大賞を占め続けていた。

エロゲー板の方では2014年度の『新世黙示録 ―Death March―』、2017年度の『ママとの甘い性活Ⅱ』がその後のクソゲー評に極めて強い影響を与え続けている。

余談

2010年12月発売の『AKB1/48 アイドルと恋したら…』はその名前と発売会社的にヨンパチを想起させる作品だが、
クソゲーハンターからすれば魅力の無い内容だったり、携帯版スレは同時期に発売した『プーペガールDS2』で盛り上がっていたため、
一部の人間が大賞にしようと躍起になった以外で話題にならなかった。
その後もAKB関連無関連に関わらず「48」「しじゅうはち」を想起させるタイトルのゲームが出た場合、そしてそのゲームがクソゲー的な評価を受けた場合ネタにされることがある。
それだけ四八(仮)というゲームが与えた影響は大きかったのだ。





=\四/<追記・修正ゴー!
= 仮
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最終更新:2023年11月03日 20:11