キャラゲー

登録日:2010/01/08 Fri 19:47:06
更新日:2024/01/18 Thu 22:51:45
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キャラゲー

1.
欝ゲーや、泣きゲー等と同じエロゲーやギャルゲーの評価の一つである。

キャラ萌えゲーとも呼ばれる。

キャラゲーと呼ばれるゲームの傾向としては、

絵師が良い
キャラデザが良い
良い声優が多数起用されている
全体的に(エロとかエロとかストーリーとか)内容が薄い
萌え要素が多い
ヒロインの属性(ロリ、妹、幼なじみ等)が分かりやすい
大半の主人公がヘタレ又は鈍感
基本、ハッピーエンド
アニメ化率が高い
CS発売率が高い
FD発売率が高い
キャラソン発(ry
漫画発(ry
グッズの発(ry
アニメの黒歴史率が異常に高い
キャラごとのファンが異常に多い

等が上げられる。

分かりやすい例を上げるなら、

空鍋の原作
曲芸商法
角砂糖作品
初代ではない方の東鳩

と言えば大半のアニヲタ民は理解できるだろうか。

だが、このような要素が初心者にはプレイしやすく、よく初心者向けと評価される事もある。


ちなみにこれはギャルゲー、エロゲーに限った話でも無く、アクションやRPG等のゲームにも結構ある。特に最近では結構多い。


○代表的な作品

この作品がきっかけで、エロゲにキャラゲーが広まったと言われている。


2.
マンガやアニメなど、他の作品のキャラや設定を流用したゲームのこと。(メディアミックス)


新規層を開拓せずとも原作ファンには買ってもらえるため、ゲーム会社としては非常にオイシイ。

だがそれ故にゲームとしての研鑽が甘く出来が悪かったり、
製作期間のようなオトナの事情や尺やシステムの都合などで、キャラが少なかったり原作の再現度に問題があったり、
ということもよく見られる。ある意味原作レイプフラグでありクソゲーフラグ。


もちろん全てがそうではなく、普通に楽しめるものもたくさんあり、中には原作関連商品としても一ゲームとしても素晴らしいものもあるため、
キャラゲーだからといって一概にバカにするのはよろしくない。

キャラゲーにはオリジナル作品には存在できない、「キャラゲーならではの要素」というものがある。
麻雀ゲームを例に挙げる。一般的な麻雀ゲームの自摸は公平を期すため、牌の引きは偏りなくランダムでなければならず、コンピュータの思考パターンも難易度設定に合わせた合理的なものである必要であるが、キャラゲーはそうではない。
「キャラクターとの対局を再現する」という至上命題を持つ麻雀キャラゲーでは、各キャラクターの「ツキの強弱」を再現するためにプログラム内に引きを操作する処理を入れ、性格を再現するために思考ルーチンの偏り方のパターンを多数用意するといった工夫が必要となる。


○代表的な作品

  • キン肉マン マッスルタッグマッチ
ファミコン初の格闘ゲームにしてバンダイ初のキャラゲーでありミリオンヒット。
ゲーム内容そのものはシンプルで地味だが必殺技による一発逆転要素や大味に見えて意外ととれているゲームバランス等によりいまだに愛されている作品。
ブロッケン禁止令は有名か。

  • 格闘ゲーム版北斗の拳
キャラ性能がほぼ原作通りという素晴らしい再現度。
一撃必殺技が連続技に組み込めるなどまさに暗殺拳。

  • ウルトラマン
三分以内に怪獣を倒すのでSFC版に近い内容だが残機はなく即コンティニュー。

  • RPG版ジョジョの奇妙な冒険
別名コブラジョジョ。
原作といろいろ違いがあるが原作のスタンドバトルを可能な限り再現。

  • カプコン版ジョジョの奇妙な冒険
スタンドバトルを再現した格闘ゲーム。
こちらのほうが再現度は更に高い。

  • A.C.Eシリーズ
変態企業フロムによりまともなアクションゲームに仕上がっている。
一部、機体性能に上下があるが原作補正。

  • MAJORシリーズ(wii)
特にメジャーwii パーフェクトクローザーは2008年クソゲーオブザイヤー大賞に選ばれるなど出来の悪さで有名。

  • ナムコクロスカプコン
ご存知ナムコとカプコンのクロス。ゲームとしての評価は高めだが、SRPGとしての評価は賛否両論。ステージ一つ攻略するのに少なくとも一時間以上は要する。

  • クロスエッジ
コンパイルハート発のバンダイナムコゲームズ、カプコン、ガスト、日本一ソフトウェア、アイディアファクトリーのクロスオーバーRPG。
しかし、難易度はゲキムズで評価は低め。
まあ、悪名高いアイディアファクトリーの子会社なら仕方なしか…。
ちなみに、日本一ソフトウェアとアイディアファクトリーは他の三社に比べてキャラが少ない。

  • VS.シリーズ
カプコンからの他会社とコラボレーションする格ゲー。二つを除いてかなりの好評。

なお、バンダイから発売されているガンダムシリーズのアクションゲームもこう呼ばれることがある。
具体的には連ジとか連ザとかEXVSとかその辺。

  • コンパチヒーローシリーズ
「ウルトラマン」「仮面ライダー」「機動戦士ガンダム」等、特撮番組やロボットアニメ等のクロス作品。
世界で初めて版権元の違う作品同士のキャラクターの共演を成し遂げた偉大なゲームである。
各キャラは一部作品を除いてはSD体型で擬人化されているのが特徴。ジャンルはアクション、スポーツ、RPG等様々。

「マジンガーZ」や「機動戦士ガンダム」といったロボットアニメのキャラクターが勢揃いするクロスオーバーSRPG。ロボットは基本的にSD体型で描かれている。
非常に息の長いシリーズで2011年には20周年を迎えた。
最初はコンパチヒーローシリーズの派生作品で「マジンガーシリーズ」「ゲッターロボシリーズ」「ガンダムシリーズ」のみの参戦。各ロボットも擬人化されていた。
しかし続編で「パイロット」の概念が登場。シナリオにも力が入れられるようになり、アニメの名場面をゲームでも再現する「原作再現」の概念が登場。
更に「参戦作品の大幅な増加」や「超豪華声優陣による戦闘シーンのフルボイス化」、「もはや職人技のド派手な演出」、
「各作品をつなぐ役割を果たす魅力的なオリジナルキャラクター達」、「原作では救われなかったキャラクターの救済」等、様々な要素が絡み合った作品。
また、キャラゲーの中でも珍しいのは「スパロボに参戦する」ことで知名度が上がり新規ファンを増やすなど、人気を原作サイドにフィードバックする現象が起こる点。
なお一部作品を除いて、基本的にSRPGとしての難易度は低め。

  • PROJECT X ZONEシリーズ
カプコン、セガ、バンダイナムコのクロス。
プロジェクトクロスゾーン2では任天堂もクロス。

  • 電撃文庫 FIGHTING CLIMAXシリーズ
電撃文庫のキャラが戦う格闘ゲーム。
何故かセガのキャラも参戦。

最近稼動したアクアプラスのキャラが戦う世紀末格闘ゲーム。
高威力ガー不技、1ゲージ六割、一人〇〇や回復技など色々とぶっ壊れている。

  • ナルティメットシリーズ
人気NINJA漫画NARUTOの格闘ゲーム。
素晴らしい原作再現、誰にでも簡単にプレイできるシステム等で非常に高水準なキャラゲー。
特に必殺技はド派手で凄まじい迫力の演出が特徴。オリジナル忍術も非常に格好良い。
もっと忍べよ。

  • でじこミュニケーション
1と2があるがどちらも良作。どう見てもキャラゲーのくせに内容が神がかっているという意味不明な代物。
綺麗で多彩なボイスやBGM、パーティーナイトがまるまる一本入っているなど音響関係がヤバい上にゲームシステムまで完璧な作品だが知名度が皆無。

  • キングダムハーツシリーズ
ディズニーとスクエニがコラボしたアクションRPG。
ディズニーキャラクターとFFキャラが総出演する。
簡単にド派手な立ち回りができアクションゲームとしての出来は高水準だが、
近年の作品のディズニー冷遇やノムリッシュ全開の複雑すぎるストーリーは批判される。

  • アストロボーイ鉄腕アトム アトムハートの秘密
トレジャーが開発、セガが発売したGBAのアクションゲーム。
一応、アニメ『アストロボーイ鉄腕アトム』原作とされているが、実際には原作漫画と3大アニメの要素を取り入れ、
さらに手塚キャラが多数出演する、実質「スーパー手塚大戦」。
難易度と爽快感を両立させたアクション性、手塚キャラをうまく組み合わせつつ感動的に仕上がったストーリーと、非常に完成度が高い。


○キャラゲーになり損なったゲーム
キャラゲーを製作し売り出すには版権元からのライセンス取得が必須であるが、これに失敗すると当然のことながらそのキャラゲーは売り出せなくなってしまう。
この場合はキャラクターの差し替えや設定・ストーリーの変更を行い、キャラゲーではなくオリジナル作品にすることで発売までこぎつけることとなる。

マリオのデビュー作として知られる本作は、当初は「ポパイ」のキャラゲーになる予定だった。
しかし、ライセンス取得の交渉がまとまらなかったため宮本茂がオリジナルキャラをデザインし、こんにちの姿となった。
もしもライセンス取得に成功していたら、コンピュータゲームの歴史は大きく変わっていたかもしれない。

1990年にサンソフトが発売したファミコン用横スクロールアクションゲーム。
ターミネーター」のキャラゲーとして企画がスタートし、1989年にプロモーション映像の公開まで行われたが、ストーリーの原作との乖離を理由に版権元がライセンスを取り消してしまった。
最終的にオリジナル作品として完成した本作だが、一部のBGMにターミネーターに似た部分があったり、T-800に似た敵がいたりと、企画初期段階の面影が見られる。



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最終更新:2024年01月18日 22:51