ナイトメアポリス

登録日 :2009/12/25 (金) 00:01:14
更新日 : 2017/05/02 Tue 03:30:32
所要時間 :約 5 分で読めます





あの時 捕まえ損ねたイレギュラーハンターが
これほどの能力を 持っていたとは……
いでよ、ヴァジュリーラ!マンダレーラ!

概要

ナイトメアポリスとはロックマンX3に登場する組織である。ヴァジュリーラFFとマンダレーラBBの二体により構成される。
名前はそれぞれ仏教(厳密には密教)用語から取られている。だからなのか、二体ともどこか和風なデザイン。
海外版では元ネタが伝わりにくいからか、ヴァジュリーラが『Bit』マンダレーラが『Byte』というやや味気ない名前に変更されている。

それぞれ世界中の優れたレプリロイドを参考に、ドッペルタウンの警備レプリロイドとしてドップラーが開発した。
ドップラーの命令によりエックスを捕獲するため、各地に送り込まれる。

ゲームではボスを2体以上倒すと動き出し、ステージの中間にあるボス部屋にランダムで現れ戦うことになる。
しかも、前作のカウンターハンターと違い、ほぼ強制的に戦闘するハメになるため非常にたちが悪い。
ぶっちゃけ8大ボスよりも圧倒的に強いため、初見殺しになることうけあいだったり。

部屋に入った時、出現するかどうかは運次第なため、8ステージ回ってもヴァジュリーラとしか遭遇しないなどといった可能性もあり得る。
とは言え多くのプレイヤーは3~4ステージ目でヴァジュリーラ、6~7ステージ目でマンダレーラ出現という展開が多いようなので、全く会わずじまいという事はまず考えにくいが。
またボスを弱点順に辿る場合、 バッファリオ→シーフォース→マサイダー… というルートか、 マサイダー→ナマズロス→シュリンプァー… というルートなら、最短3ステージ目でも出現したナイトメアポリスと戦う時点でそれぞれの弱点武器を確保しておける。
縛りプレイでもない限り、言うまでもなく大多数のプレイヤーはフットパーツ&サブタンクが取れるバッファリオステージから巡回すると思うので、意識せずとも弱点武器は使えるはずである。



ヴァジュリーラFF

ヴァジュリーラFF.jpg
黄色いボディに銅鐸型の盾、額には勾玉、飛鳥文化の人みたいな髪型という奇抜な外見のレプリロイド。
手に持ったビームブレード(上記の銅鐸型の盾だという説もあり。だが後述の漫画版では光剣だった)を構えての突進、こちらを追跡するエネルギー弾、
敵を捕縛するリングなど多彩な武器とスピードを活かした戦法でエックスを苦しめる強敵。
ドップラーから「なるべく生け捕りでな」と捕縛命令が出てるくせに「 はかせのめいれいだ きえてもらう 」とか殺る気満々でかかってくる困った奴。話聞いとんのか。
でも忠実な部下(笑)なんだそうな。
弱点武器はフロストシールドとトライアードサンダー

弱点武器で倒すと、「このレプリロイドの特殊能力は……まさか…あの……」と意味深な台詞を言い残す。武器可変システムの事を指しているなら、ロックマンを知っていたのだろうか?
名前の由来は金剛杵(こんごうしょ)の梵名ヴァジュラ。


マンダレーラBB

マンダレーラBB.jpg
赤いボディにチョンマゲをした、力士モチーフの巨漢のレプリロイド。態度も武人然としている。
背中には蹄鉄のようなパーツを背負っている。
外見通りパワーを活かしたグルグルパンチや突進攻撃の他に、肩から射出される磁力発生器によりこちらを引き寄せたところをぶん殴るというわりと姑息…否、合理的な戦法を得意とする。
弱点武器はトルネードファングとレイスプラッシャー

名前の由来は曼荼羅(まんだら)


ゴッドカルマシーン・O・イナリー

ゴッドカルマシーン・O・イナリー.jpg
ヴァジュリーラとマンダレーラが合体した姿。
8ステージクリアまでに2体のうち片方でも弱点でとどめを刺さなかった場合、ドップラーステージ1で戦うことになる。
変形し腹這いになったマンダレーラの胴体にヴァジュリーラの上半身が生えたような外見をしている。

ビームブレードからの衝撃波、自由に飛び回ることができる腕でのロケットパンチやつかみ上げによって戦う。
弱点武器はレイスプラッシャー

名前の由来は(ゴッド)(カルマ)機械(マシン)稲荷神(おいなり) …ごった煮もいいところである。
ボルケニオンではない。



……前振りはここまでにして本題に入ろう


漫画版では

ドップラーの命により各地を飛び回り、破壊活動やレプリロイドのイレギュラー化のために暗躍していた。
ホーネックをそそのかしたのもヴァジュリーラ本人である。

また、その体は自立回路を搭載したウィルスチップ『ワーム』で構成されている。

作中ではイレギュラーハンター支部を襲撃。
エックス不在の中、ゼロ、ホーネック、バッファリオ、マサイダー、タイガードの必死の攻撃を物ともしない圧倒的な強さを見せつける。

思えばこのあたりからすでに後々壊れ始める兆候があったのかもしれない…。
しかし、復活したエックスの底力を目の当たりにし、一時撤退を余儀なくされた。


さらにその後、エックスとゼロに挑戦状を叩きつけ、二人をおびき寄せる。
この時、ゼロの攻撃を受けて破損した箇所のワームがウネウネと蠢いているマンダレーラの姿はかなりトラウマものである。

ドップラーによってさらに強化されたボディはエックスとゼロの合体攻撃ですら傷一つ付けられず、二人はボロボロに痛めつけられた上で捕獲されてしまう。
時に12月24日午後6時、クリスマスイブの事であった。

そして12月25日、キリスト生誕を祝うはずの地球は絶望に包まれていた。
人類の希望エックスとゼロの公開処刑が行われようとしていたのだ。

しかし、処刑台に磔にされた二人の前に我らがエックスの嫁ことマーティが救出のため単身乗り込んできた。

が、すかさずマーティを捕まえセクハラを開始するヴァジュリーラ。

「どこへ行くんだいお嬢さん?」

と、もがくマーティをネチネチいたぶり始める。
鬼畜である。
さらには

「私は 今はじめてレプリロイドであることに感謝しているさ
そう…メカニロイドとは違い 感情をもって造られたことにな
でなければ、絶望のドン底であがいている愚か者を見て 悦に入ることもできんからなぁ〜」

ド外道である。
そしてついに二人の処刑が執行されようとした瞬間



はひ ぁクリメ し//// ,,//ー、
っ ゃ│リぃぇ //// _r''´  :;:;:;l ̄/ ̄`ー、  _
は││っぃぇ (/// /  ;:;:;:;:∠∠_,     Y´  `ヽ
ぁ.││スぃぇ //// >_. ニ-´/⌒ヽ ヽヽ、 /´ ̄ ̄`ヽ}
│はスマぃ∫ |/  ヘ <_;:Y。y;:;ヽ゚_ソ;:;ゝゝ  i _-ー―-、}
│っ ぅ ぁ ∫ |/ / ', / ン´ `>┐r'/    ゝ-ー- ノ
│は !! ぁ   N /  ',/ /⌒ 7  ヒl | |    │l l│
っっ       \ /   .ハ |   |   _Y    r´ ̄ ̄`ヽ
―――――`⌒/    ハイ|    |  //     i ´ ̄ ̄ ̄`i
/////  /     ハ小    |、//     iー――-、ノ
///// ./_r-,-―'ハノ`丶┐Yレ_,-ー´ >-――←、
//// / ̄     -´ ̄ ̄ ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄ヽ


彼が壊れた瞬間である。

だが悲しいかな。
この後ナイトメアポリスの二人はパワーアップしたエックスによってスクラップ寸前にされた挙げ句、ドップラーによって捨て駒同然に扱われた上でO・イナリーへと変化させられてしまう。
マンダレーラが瀕死のヴァジュリーラを助けてくれるようドップラーに懇願していたり自我が失われる事に恐怖したり、意外に仲間思いで人間臭いヤツだったようだ。

が、それも虚しくたった数コマの後にチャージバスター一撃で消し飛ばされてしまうのだった。
合掌。



このセリフは、漫画界におけるクリスマスを代表する迷台詞として今なお語り草になっており、作者の岩本佳浩先生も毎年クリスマスには書き下ろしのイラストを自身のHPに掲載してネタにしている。
作者としてはアイリスやマーティを描くよりヴァジュリーラを描く方が楽しいらしい。
復刊でのコメントで岩本先生は「 あの頃の自分は何かにとり憑かれていたのでしょうか 」と振り返っている。

そんな恒例行事も2013年を最後に終了することがHPで明らかとなった。
今までありがとう、僕らのヴァジュリーラ!

メぇぇぇ~~リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!.jpg

…と思ったら2014年も結局登場したよ!ダメよぉーダメダメ!のあの人を突き破って



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はっ、偉大なるドップラー博士のために!!

画像出典:ロックマンX3
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