千鳥(刀)

登録日 : 2012/03/24(土) 13:49:21
更新日 : 2016/10/05 Wed 09:37:48
所要時間 :約 2 分で読めます




分類:日本刀

世紀:戦国時代

所持者:立花道雪

読み方:ちどり

千鳥とは戦国時代の武将立花道雪が持っていた刀である。

武勇に優れた道雪は『千鳥』と名付けた日本刀を常に携えていた。

千鳥の名前の由来は柄の部分に千鳥の浮き彫りがあったからと言われている。


【作風】
千鳥の銘は伝わっていないが、道雪と同時代の豊後刀工の作ではないかと思われる。
豊後刀工の作風は『折れず、曲がらず、よく切れる』と武将好みの実戦的な刀であった。


【別名】
道雪は千鳥と呼んでいたと伝わるこの刀だが、持ち主が付けたその名前以外に『雷切』(らいきり)という別名で呼ばれていたともされる。
外出していた道雪が落雷に遭遇した際、帯びていた千鳥でその『雷』を『切』って生き延びたことから、『雷切』という別名で呼ばれたという。
しかし、生き延びることこそ出来たものの、道雪はこの落雷に感電したことで半身不随になったと言われている。


【雷神】
道雪は半身不随になってからも合戦の最前線で指揮をとり、37回もの戦に勝利し一度も負けることが無かった。
その戦いぶりと名刀『雷切』の名から人々は道雪の事を雷神と称したのだ。
しかし記録では半身不随になったあとの秋月氏との合戦で、「自ら太刀を振るい、武者7人を斬り倒した」というものが残っており、
この年代の資料にも輿に乗っていたという記述は一切無い。


【創作作品の扱い】
戦国ものでは雷切の名で立花家関係者の武器としてたまに登場している。
……しているのだが、他との差別化のため雷のようにギザギザだったり、果てはチェーンソーと化していたりと殆ど原型を留めていない。

また、ファンタジー作品では村正や村雨などメジャーな刀に押されてあまり登場していない。

NARUTO‐ナルト‐』では刀としてではないが「千鳥」という忍術が登場。
術者の手は斬れぬもののない名刀と化すとされ、見た目の派手さや作中の人気キャラクター二名が使用したこともあり、ファンの間では人気の術。
『NARUTO』がきっかけで元ネタである「千鳥」や立花道雪を知った人もいることだろう。
ちなみにこちらの千鳥も、開発者であるはたけカカシがこの術で雷を斬ったという逸話から、
彼が使う場合に限り『雷切』という別名で呼ばれることもあるとされている。


【現在】
福岡県柳川市の御花資料館に現物の千鳥が所蔵されているが、展示はされておらず一般では見ることが出来ない。


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