比奈織カゴメ

登録日 :2011/03/10 (木) 22:18:12
更新日 : 2015/03/24 Tue 16:45:44
所要時間 :約 6 分で読めます




「あの日から、私はずっと、
  一分の隙なく、一瞬の忘却もなく、
  完全無欠に暁人のことを愛している」



コミュ -黒い竜と優しい王国-のメインヒロイン。
ケタ違いの戦闘力を持つ「魔女」。

CV.一色ヒカル
B/W/H:88(E)/58/84
誕生日:9月7日(乙女座)
血液型:AB型

主人公の瑞和暁人の1つ年上。
しかし1年間休学していたため暁人と同じ2年生。
自称暁人のパートナーで暁人のマンションの2つ隣の部屋に住む。
暁人の部屋の窓から勝手に乗り込んで来て裸にワイシャツでゴロゴロする悪い癖を持つ。
チーズケーキマニアで暁人がカゴメの機嫌取りによくチーズケーキを献上している。
さらにダイエットマニアで愛用のダイエットサプリを服用し、遥かに遠きダイエットの理想郷を求める。


学園では真っ黒の改造制服を着る。
もちろん学則違反だがカゴメが意地でも動かなかった事や全教科成績トップという事もあってか最終的には渋々学園側が折れて、見て見ぬふりに落ち着いた。
幼なじみらしく暁人の朝晩の食事も作りトマトベースのハマグリ風ボンゴレロッソからベトナム風カエルの姿焼きと何でも作る。
日常的に毒舌っぷりを発揮し日常的にカマかけをする蛇属性のいじめっ子。
グルカ刀(ククリナイフ)を3本愛用して持ち歩いている。
しかも「太郎くん」「桜子さん」「三郎くん」と名前まで付けている。

公式の発売後人気投票では真雪、密に次いで3位にランクイン。



以下ネタバレ


























「私が暁人を守ってやろう」
お馴染みの悪ふざけだと思っていた言葉
カゴメは本当に俺のことを、ずっと守ってくれていた――――




カゴメは伝説のアバター《スティング》の接続者であった。
いつも使っていたダイエットサプリも42万もの膨大な行使値…暁人たちが魔力とよんでいたそれの影響を抑え、機能を維持するための薬だった。

さらに丘の上の“爆心地”は5年前に接続者に覚醒したカゴメが作り出したものだった。
その時にカゴメ以外の全てを壊し、殺し尽くした事によりスティングの行使値は42万に膨れ上がる。
もちろん同じスティングを操る4人の接続者も――



「……二度とスティングを呼ぶな」
暁人はカゴメに約束させる。
このままカゴメがスティングを呼び続ければスティングは暴走し、カゴメが壊れてしまうから。
二度とスティングと繋がないと。



―――返事はしなかった

二度と繋がないという約束に、
最後までカゴメは、うんと言わなかった。
ただ、暁人を守るからとだけ約束して。


暁人の言い付けを無視し、スティングを呼んで脳に影響が出始めたカゴメは薬を取りに暁人のマンションへ真雪たちと共に行く。

そこには魔犬型のアバターがいた。
襲いかかる魔犬型。
真雪たちはバビロンを呼び応戦する。
しかし、さらなる新手が現れ騎士型のアバターが真雪を襲う。

バビロンが倒されると暁人も死ぬ。

暁人を守るため再びカゴメは唱える…


「来たれ―――スティング!!!」
放たれたスティングの軌道上にあるものは差異なく区別なく寸断された。
だがカゴメの脳を42万もの行使値が蝕んでいく。


そこに暁人たちが架条の車でやってくる。
しかしそこにはもうカゴメはいない。
携帯も繋がらない。
カゴメを呼び出したままの携帯の発信音は意外に近いところから聞こえていた。
暁人はマンションの近くの路地へ入る。
階段を闇雲に駆け上がる。





そこに、悲惨なまでに美しい女がいた。




暴走――
スティングが暁人を向く。


しかしスティングは暁人を襲う事なく飛び去った。
そこにはもうカゴメの姿はなかった―――


消えたカゴメを探す暁人。
その途中、暁人は学園で花子に会いカゴメが丘の上にいると聞かされる。
暴走したカゴメとスティングを止めるために暁人は行く。



――スティングとバビロンの戦いが始まる。
スティングの斥力場をバビロンの重力場が阻む。
バビロンがスティングに太刀打ちできる事を確認した暁人は4人にスティングを任せ、暁人は夜子とロンドと共にカゴメを追う。


ビルの奥、薄暗がりの中に凄惨なまでに美しい女がいた。


カゴメは自らの心象の中で少女Aに出会う。
そこでカゴメは知る―――


アバターが破壊される時、
同時に5人の接続者も死ぬ。
そして、その接続者の“魂”は破壊したアバターに回収される。
それこそが行使値の正体だった。
そして今現在、暴走したスティングがバビロンと交戦を始めている事も。

暴走したスティングは全てのアバターを殺し尽くすまで停まらない。
全てのアバターを―――





暴走した接続者が回復する事はない。
それは誰よりもカゴメがよく知っている。


「それが、どうした」
いつものようにカゴメは言う。
スティングを止めて暁人を守るため―――


仮象の世界でも具象化できるもの。
戦うべきこの時にカゴメが唱えるべき名。
やはりそれはひとつだけだった。



「来たれ――」
「――来たれ」


「「スティング――――!!!」」

スティングの暴走を止める。
行使値の重さを接続者の精神が支えきれなくなる事が暴走だというなら、
行使値がスティングが破壊した接続者達の“魂”だというなら、


「もう一度殺してやる」
42万もの行使値を持つスティングに回収された魂にカゴメは立ち向かう。
殺して、殺して、殺して、殺し尽くす。
暁人を―――守るために。


カゴメは全ての魂と繋がっている。
それらの情報はカゴメを経由する。
それは苦痛も例外ではない。
殺す度にカゴメ自身も殺される。

それでも―――
約束を守るためにカゴメは殺し続ける。
殺す、殺す、殺す、殺す。
自らが、ただ生きるために。



一方暁人はカゴメを捉える事に成功する。

頭突きを繰り返す。
何度も、何度も。
カゴメの暴走を止めるために。


暁人がカゴメを呼ぶ。
守っていたはずの暁人にカゴメは呼ばれる。
呼んでいる人がいる。
だから


「私は、帰る…!」

しかしカゴメの体は動かない。
生き残ったアバターがカゴメを取り囲む。
全部で7体。


その中にはノーマッドがいた。
そしてカゴメが二度殺した密も。

密がノーマッドに命じる。
死の槍が――


赤黒く吠える魔犬型を射抜いた。
密もまた、暁人のために戦う。
一体、二体、三体、四体、五体、そして、
小柄な魔犬型にノーマッドがのしかかる。
このままではアバターを破壊する事は出来ない。
ノーマッドと魔犬型を破壊しなければ暁人の元には帰れない。
「比奈織さん…早く!」



「スティング、モード・グワイヒア!!」

スティングがノーマッドごと魔犬型を貫く。
カゴメは全てのアバターを再び殺した――


暴走が、止まった。


「あきひと…」
「うるさく呼ぶから…目が醒めてしまった…」
「暁人は、本当に馬鹿だなあ…」




今夜もカゴメは呪文を唱える。



「さあ、おとぎ話をはじめよう」





カゴメルート
True at First Light(夜明けの真実)



「文章が足りなければ追記する
 足りていても誤字脱字があれば編集する
 どちらにしても立て逃げは運営に報告するわけだが」

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