レモン・ブロウニング

登録日:2010/06/10(木) 22:03:24
更新日:2023/07/12 Wed 15:54:03
所要時間:約 6 分で読めます





……あなたは私の最高傑作よ、W17



スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する人物。


□レモン・ブロウニング

年齢:不明
身長:不明
体重:不明
主な搭乗機:
アンジュルグ
アシュセイヴァー/ヴァイスセイヴァー
声優:水谷優子
戦闘曲:CHAOS


□概要

妖艶な雰囲気を漂わせる女科学者。
地球連邦軍特殊部隊シャドウミラーの幹部であり、同組織の部隊長であるヴィンデル・マウザーの腹心と言える存在。
赤紫がかった髪が特徴。
美しい女性ではあるが、その言動にはやや退廃的なものが含まれている。

科学者としては非常に優秀な人物で、部隊内で使用する機動兵器の開発の他、人造人間Wシリーズの産みの親でもある。
とりわけラミア・ラヴレスを「最高傑作」として誇っており、彼女への信用は篤い。

威圧的な雰囲気とカリスマで部隊を率いるヴィンデルとは違い、比較的穏やかで情に富んだ人物。
その為、部隊内での人気は高い。
また、意外かもしれないがアクセル・アルマーの恋人でもある。

自らが産み出したWシリーズに「自我の芽生え」を期待するロマンチストな一面も持つが、戦争の道具である人造人間に感情を持たせる矛盾を感じてもいる。
本来は、兵器に感情を持たせる事には否定的。
感情によってスペック以上の能力を引き出せる可能性もあるが、あまりに不安定すぎるというのがその理由。

初出は「A」。
彼女の名前は当時から「レモン・ブロウニング」であり、既に「COMPACT」でエクセレン・ブロウニングが登場していた為、ファンの間では両者に何か関係(具体的には姉妹関係)があるのではと類推された。

……が、実は設定担当が「同姓だったら面白そう」という理由で同姓にしたので、何ら関係はない。
しかしOGに登場させるに当たっては何かしらの設定を付けなければならないので(さすがに単なる偶然では……ねぇ)、テラーダはかなり苦心したとか。



A

シャドウミラーの幹部として登場。
ヴィンデルの腹心として行動するが、中盤まではあまり出番がない。
しかしリリーナ・ドーリアンやレイン・ミカムラを攫ったりするなど暗躍は多く、意外に活動的な事が分かる。

異星人との戦争が終わってから腐敗していく「向こう側」の人類に嫌気が差したらしい事を語っているが、「戦争で産まれる物と失われる物が等価ではない」という事は十分に理解していた。
しかし、それでも尚シャドウミラーに従事するあたり、彼女も不器用なのかもしれない。

「A」ではアクセルと彼女の直接対決が実現するが、お互いに敵と割り切って戦った。
しかし最後にアクセルが脱出を呼び掛けたり、「戦争のない世界で出会っていたら……」と呟くなど、お互いへの愛は深かったようである。
ラミア編では、念願の自我を持った人造人間がシャドウミラーを否定した事を自嘲気味に語っている。

ちなみに、GBA版ではハマーン・カーンより強いという驚きのスーパー科学者だった。
リメイクであるportableではOG準拠の為、やや控えめ。

「はーい。酸っぱいレモンはいかが? 今なら地獄の片道切符付よ」

なお、Aには没シナリオのデータが残っている。
上記エクセレンっぽさがある台詞も没シナリオのレモンのもの。
没シナリオの逆襲のシャア展開ではニュータイプ論に絡めて、
孤独を感じる宇宙でも自分は一人じゃないと思ってもらえるように、
レモンは気に入った相手には敵味方問わず、手編みの品を贈っているという話が語られる。



【OGシリーズ】

本作ではエクセレンとの絡みがある為、キャラクター設定が大幅に追加された。
簡単に言ってしまうと「向こう側」のエクセレン。
「こちら側」のエクセレンはシャトル事故の際にアインストと接触した事で蘇っているが、「向こう側」ではアインストに接触したのはキョウスケ・ナンブ。つまりエクセレンは死んでいる。
彼女の死を悲しんだ両親が人造人間のマテリアルを用いて復活させようとしたが、身体は復活しても記憶と人格……「自我」は別の物になっていた。
そうして「エクセレン(優秀)」ではない「レモン(不良品)」が産まれた事を語っている。
尚、アクセルに姓の事を聞かれた際は「エクセレンは死んだ妹」とを吐いていた事から、この事は彼女にとってかなりのコンプレックスであった事がうかがえる。
「戦争がなくして私という存在はあり得なかった。居場所はそこにしかなかった」「戦争がなければアクセルと出会う事はなかった」とエクセレンに漏らしており、それがシャドウミラーの理想に従事する一因にもなっていた模様。

あまりエクセレンに似てはいないが、彼女の産み出したWシリーズのセンスにエクセレンと通じるものがある。

ラミアに停戦を申し込まれた際は「アクセルの敵討ち」と語っている事から、この世界でもアクセルへの愛は深かったようである。
最期はアクセルへの想いを胸に散ったが、その生き様はエクセレンに強い印象を与え、「娘が産まれたらレモンと名付ける」と口にしている。

尚、上記の設定はあくまでもOG設定なのでAには当てはまらない。

名前の由来は前述した通り、「傷物、不良品」という意味の「レモン」。
ただしOG設定の為、そもそもの由来は不明。


□搭乗機

アンジュルグ
ラミアと同じもの。
Aでは主人公の乗機でライバル及びレモンの乗機が決まる。
スーパー系の癖にやたら避ける。何故だ。

アシュセイヴァー
主人公側のアシュセイヴァーと同じ。
リアル系なので、レモンの能力が合わさると生半可な攻撃は当たらない。
GBA版OG2でもコレ。

●ヴァイスセイヴァー
OGsで新たに追加された、レモン専用アシュセイヴァー。
名前がヴァイスなのはヴァイスリッターを意識している為。
下手したら主人公機みたいな外見をしているが、OGではレモンの能力が控えめなのでそこまで脅威ではない。……というより、ここまで来た味方部隊であればワカメも大した脅威ではなかったりする。
APでは引き続き愛機となっている。とんでもない運動性+ターゲット補正でアムロですら当てられない。ホントに科学者かこの人。


□類縁

アクセル・アルマー
恋人。
レモンとの関係を「成り行き」と語っているが、その態度や目覚める度にレモンの名を呟いている事から愛は相当深い。
……最近はロリに目覚めたようだが。

ラミア・ラヴレス
レモンの最高傑作。
しかし自我を得たラミアはシャドウミラーの理念を肯定する事はなかった。
レモンはラミアにとって母親のような存在でもある。

ヴィンデル・マウザー
ワカメ。
気が短いので結構レモンの前で苛ついていた。
アクセルはかなり信頼していたらしいが、レモンが死んだ際は使い捨てのような発言をしている。

ハーケン・ブロウニング
無限のフロンティアの主人公。
恐らく、遺伝子上はレモンとアクセルの子供に当たると思われる。

●ピート・ペイン
カルディアを自爆させた憎いアンチクショウ。
死に際にレモンへの感謝を述べていた事から、レモンの人徳がうかがえる。

エクセレン・ブロウニング
もう一人の自分。
レモンの行動には(とりわけ恋人関係に)かなり共感していた。
確かに危険な男が好きという部分は似ているかもしれない。

アルフィミィ
同じく「エクセレンを複製しようとして失敗したデッドコピー」。復活後のすっとぼけつつも時々シリアスさが混じった言動はどこか生前のレモンを思わせる。
アクセルと出会ったことで彼の相棒的ポジションに収まる。


……私もね、時々……考えた事があるわ……
もし、私たちがアニヲタでないWikiを編集していたら……
ふふ……やめた……

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最終更新:2023年07月12日 15:54