ヴァルプルギス(KAI)

登録日:2011/10/12(水) 21:33:55
更新日:2024/02/18 Sun 22:16:28
所要時間:約 7 分で読めます




ある冬の日、人が異形の怪物に突然変身し、周囲の人々を虐殺するという事件が起きた。
人とはかけ離れた姿に変容しながらも、光る羽を持ち、頭上に光輪を抱いたその姿は天使を想像させた。
人が天使となり人を襲う。
それはまるで人の終末を啓示しているかのような光景でもあった。
人が変化した化け物の集団を率いる四体の化け物は、フォーヘイロウズと名乗り、各々にはアブラハムの天使の名を冠していた。
彼らがどこから現れ、何の目的を持って人を襲うのか…それはまだ分からない。
だが、次第にその畏怖すべき存在は、人の世界を歪めていった。
ゆっくりとだが、確実に。
人類の脅威となる怪物達がもたらす破滅から世界を救うため、異形に立ち向かえる魔法戦士を育成する学園が設立された。
その学園に教師として主人公が呼ばれた…そこから物語は始まる。

(公式より)



ヴァルプルギスとは、2010年秋に発売された、アダルトゲームブランド「KAI」の処女作である。
生まればかりのこのメーカーは自社の作品に「萌え」「燃え」「濃いH」という三つの特長を持たせており、ヴァルプルギスにもそれがある。
原画家、〆鯖コハダ氏による愛らしいヒロイン達、ありがちでちょっと短いかもしれないが、近未来の日本を舞台にした、少女魔法戦士達の織り成す熱いストーリー。
全体的な評価は、まあ10点中8点あたり…とでもいったところでそこそこ。
むしろ処女作であることを考えたら大成功だろう。
近年減少しがちな変身ヒロインモノエロゲに一石を投じた作品。


○キャラクター
※ストーリーは上述。

  • 渡瀬 連
主人公。メガネショタな見た目。
よく「魔法の研究する者」が出てくる夢を見ており、魔法に関する豊富な知識を持つが、才能がないのか本人は大した魔法を使えない。
平和に暮らしていたところを沙耶香に呼ばれ、学園で魔法を教えることに。

  • 皆坂 亞璃絵
メインヒロイン。魔法戦士・メイガスオーダー候補生。理事長の娘であるツンデレっぽい強気なお嬢様。
学園のアイドル的存在だがカナヅチ。趣味は料理だが下手。
連の幼なじみだが小さい頃に両親の都合で離れ離れに。連には「あんな子いたな」程度にしか思われていなくて激怒。
武器・アーティファクトはキュプクロスの杖。先端から魔導粒子砲を撃つ。

  • イスカ
ヒロイン。メイガスオーダー候補生。ツインテのつるぺた。
感情が希薄だが実はただの恥ずかしがり屋。経歴不明の謎な少女。
全く同じ名前の似たような容姿の魔法少女が主人公のエロゲがあったような気もする。
アーティファクトはスキュラの慟哭というファン○ル…どちらかというとファ○グ。

  • 天王寺 こなた
ヒロイン。メイガスオーダー候補生で亞璃絵やイスカの一つ下。ロリ巨乳。
沙耶香の養子で、ロリらしく甘えん坊で連をお兄ちゃんと呼ぶ。
弱気だが潜在的な魔力は亞璃絵、イスカ以上。
アーティファクトはアイギスの慈悲という盾。
ちなみに泣きぼくろもアホ毛もない。

  • 天王寺 沙耶香
サブヒロイン。学園長兼寮長。こなたの義理の母で連とは年の離れた従兄弟。ムチムチ巨乳だが原画家のせいか童顔。
ちょっと感覚がズレているが最強のメイガスオーダーだったり。
ホントバカではない。

  • 橘 久遠
現役のメイガスオーダーとして主人公達にアドバイスをくれるお姉さん。
高い(ハズ)の戦闘能力と恐るべき被撃墜率を誇る。
オンドゥルルラギッタりはしない。

  • メイガスオーダー
人類の希望である魔法戦士。男性もいるらしいがなぜか女性ばかりが出てくる。女性の方が魔法の才能が豊かな人が多いんだろうか…。
いわゆるモブだが、部隊長はそこそこ目立つ。

  • アルフォンソ
故人。100年以上前、世界平和のために魔法を研究していた男性。
だが周りに研究を認められず、その研究は狂気じみた方向へ向かい、やがて悪の魔導師と呼ばれるまでに堕ちてしまう。

  • ベアトリス
故人。アルフォンソの助手で彼に恋をしていた。
狂気に侵されたアルフォンソを止めようと奮闘するが…。


○サーキュラーズ
人類の敵である天使っぽい怪物。元は人間らしく、サーキュラーズになる際に狂暴化する模様。
主に某量産型のようなタイプと豚面メタボタイプが出てくる。
某量産型タイプはグロテスクな悪役怪物で済むが、豚面メタボタイプはもはや下品。


○フォーヘイロウズ
サーキュラーズを率いる、いわゆる四天王キャラク。天使の名を持つ。

  • ミカエル
フォーヘイロウズの長。他の三人より遥かに強い。冷静な性格。

  • ウリエル
四本の腕を持つ、粗暴な口調でよく喋るライバル的なフォーヘイロウズ。

  • ガブリエル
マッチョでパワータイプのフォーヘイロウズ。カタコトでしか喋れない。

  • ラファエル
阿修羅のような頭部を持つフォーヘイロウズにして噛ませ犬、本作最大のネタキャラ。公式でネタキャラ。誰特な壁紙が存在する。
瞬殺されるわフォーヘイロウズで1人だけ女の子とHできないわと悲惨。
コハダ氏曰わく、本来は立ち絵に脚を描き入れる予定だったが、締め切りに間に合わなかったので脚無しの立ち絵にしたんだとか。ジオ○グかよ。
後に公式ブログで、(リック○ムっぽい形の)脚が付いた、パーフェクトラファエルが公開された。この姿なら本編でも活躍できたらしい。


シナリオは前半が訓練、後半が実戦となる。
選択肢も少なく、難易度は低い。可愛らしい絵柄から、初心者も手を出しやすいエロゲだろう。

















とは単純には言えない。
さて、ここからは今までスルーしてきた三つ目のセールスポイント「濃いH」について解説したい。
※以下、閲覧注意






要するに変身ヒロインお馴染みの敗北陵辱である。
が、ガチ萌え絵ながらかなりハードで、触手にひぎぃ、腹ボコ、腹ボテ、貫通、出産、(永久に)苗床化、(永久に)内臓破壊&再生の繰り返し…などなど。
アヘ顔、噴乳、膨乳あたりが無いのは少し残念か。一部を除いて快楽責め。
基本的にバッドエンドルートに入らないなら陵辱は少ないが、回避不能の陵辱があったりも。
特に亞璃絵ルートは、そういうのが苦手な人は心が痛むだろう。バッドエンドルートだと多分心が折れる。
ちなみに、いくつかのHシーンにはノーマルorハードの選択肢がある。
ノーマルは快楽責め、ひぎぃに一部ボコォや苗床化による腹ボテ・出産はあれど、即堕ち多めで比較的初心者向け。
特に沙耶香の乳首の弱さはユーザーの間でネタにされる程。
ハードはもはや拷問レベルで、ひぎぃでボコォなのに快楽が無いから、女の子達が痛い痛いと泣きじゃくる。泣いて泣いて悲鳴を上げて絶叫する。
グロ無しとは言え、比較的上級者向けで人を選ぶ。
特に亞璃絵は中の人の神演技により悲壮感が半端ない。内臓を内側から破壊されるシーンなんかは滅茶苦茶痛そう。
尚、選択肢が無いシーンも多く、そういう場合はだいたいノーマル相当。ハードは全部で6シーンと数は少なめ。



一応和姦もあるが、HCG中8割は陵辱。
萌え絵の陵辱が見たい!という人にはとてもオススメ。
遊び方によっては幅広い層が楽しめるだろう。






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最終更新:2024年02月18日 22:16