クワトロ・バジーナ

登録日:2011/06/21 Tue 00:57:35
更新日:2024/03/06 Wed 22:56:34
所要時間:約 10 分で読めます





もしかしてシャア・アズナブル…?

もしかしなくてもシャア・アズナブル…?



いや! 違うな!

今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない。


機動戦士Ζガンダムの主要キャラの一人。
CV:池田秀一

◆搭乗機
ジム(小説版にて)
リック・ディアス
ガンダムMk-Ⅱ(TV版のみ)
百式



シャアからクワトロになるまでの経緯、及び劇中での活躍
機動戦士ガンダムでの一年戦争の後、アクシズで開発されたモビルスーツとガンダリウムγを携えて地球圏に帰還。
非合法にクワトロ・バジーナという戸籍と連邦軍の軍籍(大尉)を取得。
一年戦争時代からの部下のアポリー、ロベルトと共に『エゥーゴ』に参加する。
エゥーゴのリーダーであるブレックス准将にはシャアの生涯で唯一と言って良い程に心酔しており、ブレックスの方も後継者としてシャアに政治を学ばせるべく側近兼護衛として議会に同行させている。

尚、クワトロはイタリア語で「4」を意味する。キャスバル、エドワゥ、シャアに次ぐ『4』つ目の名前であることから取られたのだろう。
エゥーゴに参加後リック・ディアスは設計開発にも参加し、名付け親にもなった。


その後最新鋭艦アーガマに配属されモビルスーツ隊の隊長を勤める。クワトロ=シャアという事は薄々気づかれており、疑いをかけられたり…。
その後も頑なにシャアであることを隠そうする様子に憤慨したカミーユ・ビダンに鉄拳制裁され涙を流したりしている。この時の台詞も有名。
もっとも、赤いノースリーブの改造制服にグラサンで顔を隠して赤いモビルスーツに乗るという猛烈に悪目立ちするスタイルを貫いていたため、本気で隠す気があったのかどうかは疑わしい。
実際、赤いモビルスーツに乗っている凄腕、というだけで初見のライラ・ミラ・ライラにMS越しで正体バレしたこともある。
小説版では赤いリック・ディアスの初陣でスウィート・ウォーターを飛ぶところを見た連邦軍人に「赤い彗星が帰ってきた」と即見破られている。まぁ、そりゃそうだ。
後に同じく派手すぎる百式に乗っているが、これは彼の趣味によるものではない。そのままで良いとは言及しているけど。


カミーユとの出会い、および本編初登場はアポリー、ロベルトと共に、リック・ディアスでグリーン・オアシスに侵入した時。
ティターンズが密かに開発していたガンダムMk-Ⅱの奪取を計ろうとしていた所を成り行きで協力してもらい計3機を奪取。
これがグリプス戦役の幕開けとなった。

ガンダムMk-Ⅱ、Ζガンダムに乗ったカミーユを救出補佐したり、カミーユに殴られたり、脱出するために演技でカミーユを4度殴ったり…ブライトとお互いに意見を共感し合ったり頼りになる場面が多かったりする。

キリマンジャロ降下作戦ではヤザン・ゲーブルの攻撃でカミーユと共に地球に降りる事となり、そのままカラバの作戦に参加。
自身は自由気ままに過ごしたかった一介のパイロットとして過ごしたかったらしく、それまでかなり渋っていたが、
ダカールでの作戦で世論を味方に付けるためにカラバ・ルオ商会の協力を得て連邦議会を占拠、全世界にテレビ中継で演説を行う。

一応フォローしておくとジオン公国は一年戦争で自分らの敵にはなっても味方にはならないという理由で同じ宇宙に住む人々を数十億人ほど殺した後に死体の入ったコロニーを地球に落とした連中であり、
なぜか後発作品ではジオンはスペースノイドの代弁者として連邦に対抗する存在のような描写が多いものの、
この時点でのジオン公国は地球からも スペースノイドからも蛇蝎のごとく嫌われている存在 であるので
せっかく「地球優先でスペースノイドを弾圧するティターンズに対抗している」からエゥーゴにスペースノイドの支持が集まってるのに
うかつにジオン公国のエースでダイクンの息子のシャア・アズナブルがエゥーゴの中心人物として活動していると発表するとその支持を失う危険がある。
(クワトロがシャアなことは内部では公然の秘密だが、「公然の秘密」と「公的に認めて表明する」のは天と地の差がある*1
このためいつかは正体を明かすとしてもタイミングを図って慎重に行うべき内容であり、
「正体を明かさない卑怯者」と 自分は顔を出さずに 非難したカイや殴りかかってきたカミーユに反論くらいできたはずだが
本人も思うところがあったのだろう、こうして自らジオン・ズム・ダイクンの遺児である事を明らかにし、「私はかつて、シャア・アズナブルと言う名で呼ばれた事もある男だ!」と世界へ向け発信した。
ベルトーチカの活躍でテレビ中継にてティターンズとの戦闘をカメラに映し、非道さとやり方の汚さを訴えエゥーゴの正当性を主張。
これにより世論はティターンズに対する不信感を抱き、エゥーゴに戦局が傾く。
連邦議会としてもティターンズを見放す材料(そこらの議員としても知らないことが多かった)となり、後にエゥーゴが連邦と合併(厳密には再合流)するきっかけとなった。

アムロ・レイハマーン・カーンパプテマス・シロッコなどに対しては自分の過去を精算するかのような発言をしたりもした。
この際、自分の身勝手さはスルーした発言もかなり目立ったせいで(アムロに対しては叱咤激励の意図での挑発だが)よくネタとなっている。
シャアは元々はクワトロとして連邦軍に潜り込んだアクシズの人間であるので、ハマーンやミネバなどのアクシズの視点から見れば、いつの間にかエゥーゴに肩入れする裏切り者としか見えない。
ハマーンは一方的に彼への依存が目立っていたということも大きいが、むしろ寛大に許そうとしていた部類である。
ただし、シャアの側から見ると、ミネバへのハマーンの教育は洗脳教育を受けた結果「復讐と称して父の死には直接的には無関係な親友を騙し討ちにする」自分の嫌な部分の製造過程を見せられているのでトラウマを刺激されたのも止むを得ない。
…まぁ、『C.D.A.』も加味してしまうと、シャアにとってハマーンは当時の恋人と、彼女との間にできた子供が死ぬ原因を作った相手なので
うんざりして連邦軍に潜り込むという名目で逃げ出したくなるのも仕方ない面もあるし、そんなヤツが寛大に許そうとか言ってきても拒絶するのも当然っちゃ当然だが。
むしろザビ家やアムロに敵討ちを仕掛けるようなヤツがこの件ではハマーンに報復しなかったのだから、完全に枯れてしまっている。
ミネバに対してはガルマに対する贖罪の感もあってか、ザビ家の人間ながらも真人間に成長して幸福な人生を送る事を本気で願っており、ミネバの方も(ハマーンの前では碌に笑顔を見せないにもかかわらず)シャアを理解者として認識し、両親の思い出話を聞きたがったりするなど信頼している。
そもそも、物語序盤時点で「シャア・アズナブルの正体はジオンの息子でザビ家への報復の機会を伺っていた」と言う情報は地球圏では高校生にすら知れ渡っており、そうなってはザビ家を頂くアクシズとは袂を分かつしかなかっただろう
シャア本人がミネバに害意を抱いていない、ハマーンがシャアに協力を求めているという事情が有っても、ジオンの旗印になり得る上にザビ家ほどサイド1、2、5の生き残りの恨みを買っていないシャアがザビ家の対抗馬兼スペースノイドの代表として担ぎ出される危険性は極めて高いのだ。
寧ろ、因縁や血縁を利用も危険視もせずに棚上げして、「有望な若手」としてのみシャアを見てくれたブレックスの度量が例外的に大きいのである(だからこそシャアもその死に涙する程敬愛したのだが)。


最終決戦ではハマーン・カーンの駆るキュベレイと死闘を繰り広げる。
性能で劣る百式で何とか善戦するも*2追い詰められ、オールレンジ攻撃を封じようと急接近、大破した戦艦内にキュベレイをおびき寄せた。
一年戦争時に、ガンダムを駆っていたアムロがシャアのジオングにして見せたように、至近距離でキュベレイを押さえつけサイコミュ兵装を封じ「これであの武器は使えまい!」と言ったその直後、左腕と左脚をファンネルで精密狙撃されて四肢を失い、またも窮地に立ってしまう。

最後はハマーンの「私と共に来い!」という勧誘に対し「今更!」「そんな決定権がお前にあるのか!」と徹底的に拒絶。
サーベルで斬り掛かられた所で、サラミス改の機関部にバルカンを撃ち込み爆破。
そのまま行方不明となった。

「シャア…私と来てくれれば…」

NT能力の強い者同士という意味では、クワトロとハマーンの関係はシャアとララァとの関係に近いのだが、シャアは一方的にハマーンを拒絶しており、
後の作品の『逆襲のシャア』の小説版ではアクシズがハマーンにより穢されたと感じるほどその存在を受け入れなかった。
前述の通り『C.D.A.』で起きた事も考えれば、ハマーンを一方的に拒絶するのは当然だし、当時の恋人と出会ったのもアクシズなのでハマーンにより穢されたと感じるのも当然という事になってしまうが。


カミーユを見出しMSパイロットとしても指揮官としても過酷な連戦に出ずっぱりで、熟練の戦士であるティターンズの兵士相手にグリプス戦役を最後まで戦い抜いた。
エゥーゴという組織においては無くてはならない存在であり、ブレックスというリーダーがいなくなっていた事もあるがダカールの演説後は本格的にエゥーゴのリーダー的立場になった。
メタ的に言ってしまえばカミーユを引き立てる為に高性能なモビルスーツに乗せられなかった理由もあるが、それでもハイスペックな専用機を操るシロッコとハマーンという当代トップクラスの強敵を同時に相手して生存するなど、高い技量は健在。

映画版においてはカミーユに殴られることはなかったが、キリマンジャロ降下作戦やダカール演説のシーンがないため、活躍するシーンも減っている。
しかし第一部はアムロ・レイとの再会のシーンで終わっているなど、きちんと存在感を示している。
またTV版ではあまり見られなかったコミカルなシーンも増やされており、池田氏もその辺の収録は楽しかったと自伝で語っている。
自分のケーキの有無を聞いたり、ヘンケンのエマへの感情を茶化した後「いいな!!」と言われた後ブライトと仲良く「いいな」「ああ、いいな」と反芻したり
レコアの「大尉にお尻を触られた」という冗談を必死に否定したりする姿はある意味ではシャアという男もまた単なる人間ということだろうか。
しかし、レコアに作戦協力を依頼する際、条件としてキスを求められたときもサングラスを外さず(=本心を見せない)、アクシズとの面談が決裂し銃撃戦になり、脱出するものの傷を負って呻くレコアに心配の素振りすら見せないと、彼女へのドライな対応が離反の遠因を作ってしまった描写も追加された。

PSゲーム版Ζのシャア編のEDアニメではその後が判明。
宇宙を漂う百式から出てきて、カミーユが精神崩壊した瞬間を感じ取り人類に失望する。
また、ミネバ・ラオ・ザビの保護や新生ネオ・ジオン結成の様子も描かれている。



◆余談
EDテーマのテロップでは1話から主人公であるカミーユを差し置いてトップだがクワトロではなくシャア・アズナブルと表記されていた。
なん…だと…?
これは機動戦士ガンダムの続編やシャア・アズナブル目当てとしてZガンダムを見始めた視聴者が、
顔や声が同じなだけの別人…?などと困惑しない様にする為の措置だったようである。

劇中ではノースリーブだが、ラフ画ではクワトロの服装はズボンと腕の部分が同色のタイツでその上に真っ赤な制服を着ていた。
エゥーゴの制服は女子用についてはノースリーブが多いが…まさか…?
冒頭で記述したようにクワトロ・バジーナという軍人の戸籍を使っているが
これは架空のものではなく漂流して死体が発見されない死に方をしたクワトロ・バジーナという軍人の籍を乗っ取ったので
本物のクワトロ・バジーナがかつては存在していた。
小説版ではクワトロ(シャア)が連邦軍に「復帰」した後にジムに乗る任務があったので本物クワトロもパイロットだった可能性が高い。
いつかはORIGIN等で本物のクワトロのことを描く日が来るかもしれない。難しそう。

機動戦士ガンダムΖΖの1stオープニングテーマにてジュドーと共に出演し何故か吠える…が、ご存知の通り本編には出ない。
これは、設定段階でシャアがハマーンから離反し、アクシズを地球に落とすという設定だったのだが、
ΖΖの放映途中に『逆襲のシャア』の上演が決定したため、OPのみの登場となったもの。

シャアの代わりに急遽離反することになったのが、初登場時は小物の新兵だったグレミー・トトである。

一応本編内ではないがΖΖの第一話*3『プレリュードΖΖ』にてシンタ&クムとナレーションを勤めている。

「さて…ベスト1モビルスーツはもちろん、百式だよね。」

「もっちろん!」「Ζガンダム!」

「…私もよくよく運のない男だ」


村上としやによるボンボン漫画版ではリィナをダカールで保護しており、最終決戦直前にブライトに接触し引き渡している。
リィナを通してジュドーのポテンシャルを見抜いていたようで、自分の出番はなさそうだとそのまま再び姿を消すが……。



ギレンの野望
アクシズの脅威とVではエゥーゴ(ブレックス編)で自軍のパイロットとして、エゥーゴ(クワトロ編)では総帥として登場。
クワトロ編は原作でのブレックス暗殺後の状況からスタートするのだが、注目するべきはブレックス編。
普通に進めていくと原作通りにコロニーレーザー発射後に行方不明になってしまい、ネオ・ジオンの総帥として敵に回ってしまうのだが。
進め方次第では何と無事に生還を果たし、ネオ・ジオンの総帥として敵に回る事無くエゥーゴ所属のまま大団円を迎えるという結末を果たす事が可能。
ただしこの結末を迎えるとカミーユが精神崩壊しないものの、原作通りにヘンケン、カツ、エマ、アポリーの死亡、ファの離脱が確定してしまうが。



◆スパロボにおいて
大概は味方ポジション。Ζの参戦も登場率は高い。参戦は4パターンあり、
1.普通に最初から最後まで(スパロボZ、スパロボMX等)
2.最初は1stシャア→クワトロ(第3次スパロボ、スパロボCOMPACT等)
3.当初逆シャア→クワトロ(スパロボR、30)
4.ずっとクワトロ→終盤に逆シャア化(スパロボIMPACT、スパロボ64等)

最後のパターンだとバレると殆どのプレイヤーに使ってもらえなくなる…。
裏切ると知らないでいると終盤で絶望のどん底に叩き落とされる…。
更についでにガトーも裏切る。IMPACTがいい例。
そのためプレイヤーからの不信感は最初からMAXで、裏切る前提でそもそもクワトロを倉庫番にするプレイヤーも続出。
途中から公式から直々に「今回はグラサンかけた人は裏切りません」みたいなアナウンスされることがお約束になった。

また、総帥モードで登場したシャアがクワトロとして仲間になるスパロボは長い事存在しなかった*4が、近年ついに逆襲後に実は生き延びていたシャアがクワトロになって加入するスパロボが登場した。
一応逆シャアの一件は過去に発生済みのためユニットとしてはあくまで1のパターンという扱いだが、もしかしたら3のパターンでクワトロが加入する作品も今後登場するかもしれない。

そもそも逆シャアを参戦させなければ良い話では?という気もするが、νガンダムを出すためにいるだけ参戦なことも多い。

ちなみに、第3次αにおいては第2次αで死亡したため登場しない…かと思いきや、最終決戦において思念体として登場した際に、
アムロには(逆シャア時代の)シャアとして語り掛けるのに、カミーユに対してはクワトロとして語り掛けるため、「早着替えしている」などとネタにされることになった。

なおクワトロは挟まないがスーパーロボット大戦Dだと逆シャアの状態から序盤で仲間に入るという非常に珍しい参戦となる。
因みに初参戦の第3次スーパーロボット大戦では隠しキャラ扱いで条件が必要だった(2つ目のパターン)。
乗機はサザビーフルアーマー百式改
前述の機体群があるため百式自体はさほど強力なユニットでは無く、あくまで前座的な扱いを受ける事が多い。
ウィンキー時代ならばメガバズーカランチャーは貴重なマップ兵器だったのだが…。

◆Gジェネにおいて
一部のGジェネはスパロボのようにクロスオーバーストーリー制を採用している。
  • GジェネNEOではガトールート、ザンスカールルート共にSTAGE7で初登場。ガトールートだと百式、ザンスカールルートだとリーダーカラーのリックディアスに搭乗。暫くの間は援軍扱いでプレイヤーの操作は受け付けるものの乗り換えは出来ず、カミーユと一緒に本格的に合流するのは地球に降りてからのSTAGE10から。
そして、政治的ないざこざはリリーナ・ピースクラフトが軽減してくれるおかげかどちらのルートでもエンディングまで味方でいてくれる。他のクロスオーバーと違いヘタレ度は皆無で、時たま思い悩むアムロを激励したりジュドーの苦言を真摯に受け止めたりと落ち着きのある頼もしい大人としてふるまっている。

  • ジオン視点で暫く物語が進むGジェネDSでは、旧ジオン公国のエースたちと共にエゥーゴに入隊。こちらではティターンズを相手にする宇宙世紀ルートとザフトやブルーコスモスをけん制する平成ガンダムルート、そして話の中心がシャアからシーマ様に移るライバルルートがある。
宇宙世紀ルートでは一通り敵を打倒した後、結局逆襲ルートに走ってしまう。この時それまでのMAPでハマーンを説得しておかないとそのままお別れが確定となる。再び合流するには改心したハマーンで説得せねばならない。
一方平成ガンダムルートでは、サンクキングダムが陥落してリリーナがブルーコスモスに軟禁されるも彼女がそこで覚醒して連邦を改革してくれたため、こちらでは無条件で最後まで味方として残留してくれる。
ライバルルートでは一時期はプレイヤー側と敵対関係となるも、ブルーコスモスがヤバいと確信したシーマとジェリドとナタルがエゥーゴと同盟関係を結ぶ道を選ぶ。こちらでは敵対はしないがスポット参戦であり、裏方としての活動が多い。

◆「まだ終わらんよ!」な余談など
クワトロが放った名言は視聴者の胸を撃つような魂の名言ばかりである。
「まだだ!まだ終わらんよ!」はあまりに有名。ガンダムを知らない人でも言う人は言う。

他に…

  • 崖っぷちに立たされた時に発言
  • ピンチ状態、瀕死状態、ガス欠寸前…
  • 2対1での戦闘で自分がボロクソにやられても発言…
等々。

この名言はプロ野球の応援幕にもなった。
クワトロ大尉パネェ…。


◆絵本
Zガンダム放映時の1980年代。
アニメ…特にロボットアニメというものは、基本的に子供のための娯楽と思われていた。
なのでΖガンダムにも子供向けのメディアミックスがいくつか登場。絵本や塗り絵、かるたなんかも登場した。
というわけでそれらには勿論クワトロも登場している。…が、基本的にシャア呼ばわりされている
特に「Ζガンダムぬりえ」に登場した際は「クワトロ・バジーナとしてエゥーゴで大活躍するシャア」としれっと書かれている。
また絵本でもやっぱりシャア呼ばわりされた挙げ句「やっぱりガンダムはつよいね」と戦った当事者だからこそわかる感想を述べていた。
そしてかるたでも「かいノーマルスーツのシャア・アズナブル」「りしいクルーのシャア・アズナブル」等隠す気皆無。初期設定ではクワトロと名乗らずそのままの名前で参加する予定だったのだろうか。




◆名言

「まるでアムロ・レイだな」

「君はシャア・アズナブルと言う人のことを知っているか?」

「他に食べる方法を知らんからさ…だから未だに嫁さんも貰えん」

「迷いは自分を殺すことになる。ここは戦場だぞ!」

「私は大尉です。ブライト艦長」

「クワトロ・バジーナ! 百式、出る!!」

「今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ」

「『君を笑いに来た』。そう言えば君の気が済むのだろう?」

「籠の中の鳥は、観賞される道具でしかないと覚えておいてくれ」

あれに乗っている男のプレッシャーか…!?」

「やってみるさ」

「気にするな。それは私の役目だったのだろう」

「また外れた! ええい! 私にためらいがあるのか!?」

「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でもそれ以下でもない」

「……これが若さか…」

「ええい! ままよ!」

「なに!? 直撃だと!?」

「カミーユ! もう一度言ってみろ!」

「何をする気だ!? アムロ!! ………アムロだと!?」*5

「変わったなアムロ…まるで昔のアムロ・レイに戻ったようだ」

「あのモビルスーツにいるのか…彼女は」

「私はかつて、シャア・アズナブルと言う名で呼ばれた事もある男だ!」

「まだだ! まだ終わらんよ!」*6

「新しい時代を作るのは、老人ではない!」

「そんな決定権がお前にあるのか!」

サボテンが…花をつけている…」

「出資者は無理難題をおっしゃる」*7

「生きている間に、生きている人間のすることがある。それを行うことが、死んだ者へのたむけだ」

「戦士は、生きている限り戦わねばならんのだ」

「よくもミネバをこうも育ててくれた! ヘンケン偏見の塊の人間を育てて、何とするか!!」

「大尉にお尻を触られてたの」
「違うぞ!(必死)」

「エマ・シーン中尉もラーディッシュ付きに回してくれるなら、カツを引き受ける!」
「脈は保証出来ないのだぞ?」
「脈を付けるのが男の甲斐性ってもんだ! 心配するな!!」

「私の分(のケーキ)は?」


「いくら希望を見出しても、地球の重力に魂を引かれた人間のエゴに押しつぶされ、結局はこんな悲しみだけが繰り返されていく……」
「……ならば!」


「ジュドー、彼がこの戦いのキーパーソンだ。
 彼が敗れた時は私が起つことになる、
 しかしリィナの兄なら…私の出る幕はないだろう……
 グッバイ、リィナ」





クワトロ「追記、修正…やってみるさ」

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最終更新:2024年03月06日 22:56

*1 『Difine』では「正体はアーガマでは知られているのだから、アーガマでクワトロとして振る舞う必要はないのでは」と言うレコアに「そういう事をしているとシャア・アズナブルがエゥーゴに参加しているとボロが出てしまい、エゥーゴがジオン残党と見なされて理念が正しく理解されない」と語っている。

*2 と言いつつも、其れまでにアクシズ虎の子の熟練将兵を壊滅させ、カミーユの助太刀が間に合ったからとは言えティターンズ艦隊主力を狙いに捉えたコロニーレーザー発射までの時間稼ぎには成功しており、ハマーンとシロッコに実質的に致命打を与えていたりする

*3 Ζ最終回とΖΖ放送開始の間に挟まれたこれまでの総集編の特番、実質第零話

*4 3のパターンを唯一採用していたRでは、主人公が逆シャア時代からZ時代にタイムスリップするという形で移行するため、厳密に言うと逆襲したシャアがそのままクワトロになったわけではない。

*5 このセリフは無意識に発したもの

*6 クワトロ・バジーナとしてはここで終わってしまったが

*7 スポンサーに対する富野の本音とも