カイム(デビルマン)

登録日 :2011/10/17 (月) 23:44:13
更新日 : 2017/05/02 Tue 16:51:36
所要時間 :約 3 分で読めます




デビルマンに登場したデーモンの1人

幅の広い肩に巨大な2本の角を持つ。

  • 漫画版

デビルマンとの戦いで死にかけているシレーヌを助けにきた。

「シレーヌ おれのからだをつかえ! 合体だ!」

彼はシレーヌに勝利の感激をあじあわせたいと合体を持ちかける。

しかし死ぬか生きるか五分五分の賭にシレーヌは戸惑う。

今にも死にそうな彼女と合体し、彼女の意識が2人を乗っ取った場合、デビルマンに勝ったところですぐに死んでしまうのである。

それでもなお彼は合体を望む。シレーヌのために。

「な……なぜ……」

「シレーヌ 血まみれでもきみはうつくしい」

そしてカイムは自分の尻尾で自ら首をはね、シレーヌと合体するのであった。

合体により、カイムの下半身にシレーヌの上半身というケンタウロス状態となった2人は、圧倒的な力でデビルマンを追い詰める。

そしてデビルマンは死を覚悟した…









了に介抱され目を覚ました明(デビルマン)。
デビルマンは助かったのだ。


不思議に思う明に了は言う。

「シレーヌならあそこにいる。 あってきたまえ きみの素晴らしい敵だ」


了の指差した先にいたのは、立ち往生していたシレーヌとカイムだった。 2人は既に死んでいたが、そのシレーヌは満足しきった顔で笑っていたのだった…



途中からシレーヌの説明のようになってしまった気がしないこともない。
が、つまり何が言いたいのかと言うと、間違いなくこのカイムは作中屈指の漢であろう。
自分の思いに正直に生き、自分の愛する人の願いを叶えるべく自分を捨てて体を捧げる。

終盤人間達の心が悪魔に変わっていくこの作品では、彼は人間よりもよっぽど人間らしさを持っていたのではないのだろうか。

永井豪の自伝、激マンではこの回思わず涙を原稿に零すほどデーモンに感情移入していた事を激白している。作者が作者なので鵜呑みにはできないが、短い出番の中でこれ程濃密なドラマを描かれた読者としては鵜呑みにしたくなるものである。


ほとんどのキャラがキャラ崩壊しているなか、あまりめちゃくちゃな壊れ方はしていない。

シレーヌ愛が原作より増しているような気もするが


  • デビルマンレディー(漫画版)

死後カイムシレーヌの状態のまま地獄に落ち、火炎地獄でデビルマンと再戦する。
変わらぬ強さでデビルマンを圧倒するが、シレーヌはカイムを分離してデビルマンもろとも マグマの火口に突き落とす

「感謝するぞカイムの 身体 よ!」
酷い。

脱出していたデビルマンにも「カイムが哀れだ!おれも男だからわかるぞ」と言われてしまった。
それでも復活したカイムはシレーヌに勝利を捧げるべく突撃、デビルマンを角で刺すが……


「アモン!!」
思わず発した叫びに自分がアモン(不動明と合体したデーモン)への愛のために戦っていたことに気づいたシレーヌは
醜い自分に絶望し戦いを放棄。メデューサに頼んで自らを石化させてしまった。

「なぜだ おれには勝利を喜ぶ顔さえ見せられぬというのか!?」
「ウオオオオ……(号泣)」
……うん、お前は泣いていい。

その後魔王の復活によりデーモン軍団が地上に出現。
カイムは早見刑事と合体、黒崎あおい(デビルマンノワール)に合体し黒い翼となったシレーヌと共に現世に復活している。




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