空飛ぶスパゲティモンスター教

登録日 :2009/10/10(土) 14:47:06
更新日 : 2017/06/04 Sun 21:50:53
所要時間 :約 5 分で読めます




―宇宙は空飛ぶスパゲティモンスターにより創造された。全ての証拠がスパゲティモンスターのヌードルにより行なわれたことを示している―

ボビー・ヘンダーソンにより提示されたトンデモ宗教。英語では「Flying Spaghetti Monsterism」。









これはインテリジェント・デザインを教育に持ち込むことを批判するために作られた宗教である。


~インテリジェント・デザインとは~

ダーウィンの『進化論』に端を発した議論。神による創造論と進化論を両立させる為に考えられた。
大まかにいうと、
生物が複雑な過程含む『適切な進化』を自然に、かつ自助的に行うことは不可能であり、『大いなる知性』の操作をへて可能になった、というもの。

『大いなる知性』の正体については直接言及されてはいないが、まぁ『神』を暗喩していることは想像に難くない。
宗教の形こそとってはいないが、宗教色を多分に含んだ理論であることは間違いない。

その考えに反対する者達も少なくない。『大いなる知性』の存在の証拠が無く、科学的でないからだ。
これだけならばよくある宗教と科学の対立ですんだのだが、そうはいかなかった。


~空飛ぶスパゲティモンスター教の成立~

アメリカカンザス州にて、ダーウィンの進化論のみを教科書に載せるのはおかしいとの声が上がった。

ダーウィンの進化論もあくまで『理論』であり、それが絶対に正しいとは言い切れない。
インテリジェント・デザインも同じ『理論』であり、なればこれも進化論と同様に教育すべきであるという内容だった。
ヘンダーソンはこの暴論に反発したのだろう。あるいは宗教を教育に盛り込むことへの批判だったのかもしれない。

彼は『大いなる知性』とは『空飛ぶスパゲティモンスター』そのものであるとし、その上でインテリジェント・デザインの主張をなぞった。

つまり、生物は空飛ぶスパゲティモンスターの裁量により進化した。証拠は無いが、あくまで『理論』である。
インテリジェント・デザインや進化論と同等の『理論』である以上、これもまた同様に教育に取り入れるべきであると。

こうして空飛ぶスパゲティモンスター教は成立した。


以降ID派が何かを主張する度にそれと同様の論理でF.S.M.を主張し、煮え湯を飲ませ続けている。





最もスパゲティモンスターの寵愛を受けた人種、それは海賊である。
そのため偉大なるスパゲティモンスター神を崇める者はみな、海賊の格好をしてビールを煽り、そしてストリップを観賞するのである。

宗教上の祭日は金曜日である。


スパゲッティモンスター教の特徴
◆昔の人類の背が低いのはスパゲッティモンスター様が人類の頭を押し付け、背が伸びるのを邪魔していたから。
現在は人類が増えすぎて、スパゲッティモンスター様の手が足りず、人類は背が伸び始めた。
◆祈りの言葉は『ラーメン
◆入信する方法は、偉大なるスパゲッティモンスター様の偶像である麺を食べ、スパゲッティモンスター様と一体化すること。
スパゲッティでなくともうどんや蕎麦、そうめんでもよい。
◆飽きたら教団を出ていくのは自由。寛大なるスパゲッティモンスター様は人類の全てを赦す。 

いつの日か出雲大社にて海賊衣装の教徒が現れることを願って


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