ティガレックス

登録日:2009/10/20(火) 18:44:48
更新日:2023/10/26 Thu 22:01:00
所要時間:約 18 分で読めます





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絶対強者
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\ガオー/
(*1)
こ っ ち く ん な


目次


モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種。
初登場は『モンスターハンターポータブル 2nd』(MHP2)。


種族
飛竜種
別名
通常種:轟竜
亜種:黒轟竜
希少種:大轟竜
戦闘曲
通常種/亜種:牙を剥く轟竜
希少種:秘境の伝説

《概要》


恐竜のような頭部と、橙色の体に青のストライプ模様が特徴の飛竜種。

名前の由来は虎を意味する「tiger」+ラテン語で「王」を意味し、ティラノサウルスの学名でもある「rex」から。


MHP2の顔とも言えるモンスターでパッケージを飾った他、OPのラストに登場したり、ゲーム冒頭のムービーでプレーヤーに怪我を負わせる等の活躍の場は多い。


それまでの飛竜とは違い翼がそのまま前足になったような発達した四肢を持ち、他の飛竜には無い走行力を誇る。

一方で飛行はあまり得意ではなく、飛行というより高所からの滑空により移動する。
なのでゲーム内でのエリア移動も翼の羽ばたきでなく垂直にジャンプするように行う。

飛竜の始祖(ワイバーンレックス)に近い体の構造を持つ原始的な種の飛竜らしい。

普段の生息地は砂漠で自身の耐寒能力もあまり高く無いが、大好物のポポを捕食するために雪山によく姿を表す。

ポポは家畜としても扱われている為、人間の生活を脅かす。

特殊な火炎袋や毒等を持たず、その戦闘力は全て並外れた膂力と心肺機能によるもの。
その肺活量は咆哮するだけで周囲のハンターを吹き飛ばすほど強力。
また興奮すると頭や前脚の血流が増し、血管の紅く脈打つ様が浮かび上がった見るも恐ろしい姿と化す。
怒り時の暴走はベテランハンターでも手を焼き、新米ハンターが不運にも遭遇して犠牲になることも。
ポッケ村にいる引退したハンターの引退のきっかけもコイツ。


各作品におけるティガレックス

MHP2/MHP2G

初遭遇となるクエストはこれ。
村長下位
採取クエスト
忍び寄る気配
目的地 メインターゲット 報酬金 300z
雪山<夜> ポポノタン3個の納品
制限時間
20分
契約金 受注・参加条件
0z なし
普通のポポノタン納品クエストなのだが、何故か今回に限って普段いる所にポポがいない。
やむなく頂上に向かうはいいがエリア6に出た瞬間…マジで死ぬ思いをしたハンターは多いだろう。
更にクエストの内容をあまり理解していない初心者が彼を倒そうと躍起になる場合もあるが、構っていると制限時間の20分がアッという間に過ぎてしまう。
ポポノタンが必要数集まったらさっさと下山するか、100z払ってネコタクのお世話(要はデスルーラ)になろう。
一番腹立たしいのは依頼人のおばさんが「楽な依頼だから気軽に頼むよ!」などと抜かしている事か。
これがトラウマになって後の作品でもティガに苦手意識を持つプレイヤーがそれなりにいる。

その後、村長クエストでは☆5の緊急クエストで再び相見えることになる。そのクエストがティガレックスの代名詞とも言える「絶対強者」である。
村長下位 ★★★★★ 緊急クエスト
狩猟クエスト
絶対強者
目的地 メインターゲット 報酬金 4500z
雪山<夜> ティガレックス1頭の狩猟
制限時間
50分
契約金 受注・参加条件
750z なし
そのスピードと攻撃力、尋常じゃない攻撃判定は、初心者ハンターにとってフルフルに次ぐ第二の試練。
彼で挫折しかけたハンターは数知れず。
MHP2ではボウガンを使うことで高台ハメが可能であったので、それで倒した人も多い事だろう。

その後も度々緊急クエストに出現し、ポッケ村のハンターの頭を悩ませる存在。
特に分かりやすいのは集会所上位。
集会所上位 ★★★★★★★★ 緊急クエスト
狩猟クエスト
異常震域
目的地 メインターゲット 報酬金 15000z
雪山<夜> ティガレックス2頭の狩猟
制限時間
50分
契約金 受注条件 参加条件
2500z HR5以上 HR4以上
1頭でも十分脅威になるのに、2頭同時に討伐しなければならない。地獄だ…勘弁してくれ…

MHP3

MH3でのブランクを置いて登場。
通常種のMHP2/MHP2G時代に猛威を振るった姿は、MHP3が全体的に緩めなデザインになった影響で少々物足りない感じに。
疲労状態もMHP2G以前には無かった概念なので、突進で盛大にコケる。
むしろ、MH3で新たに登場した黒い身体の『黒轟竜』と呼ばれる亜種が、「大咆哮」を携えて華々しくハンターを蹴散らす様の方が印象に残りやすい…かも。

MH4

MH3Gではナルガクルガやらジンオウガやら他のメインモンスターは続投したのに、まさかの『リストラ』を食らったティガレックスだが、MH4ではコンセプトムービーから早くも大暴れしていた。

戦闘BGM「牙を剥く轟竜」が1回目のリニューアル。
通常種はOPで元気にハンターを追い回すも、ゴア・マガラにやけに虐められている姿が目立つ。
PVでも空の王者が徹底的にハンターを追い詰めているのに対し、ティガだけ反撃を食らっているなど微妙に扱いが悪い。
MH3Gでの休暇中にナルガクルガ希少種が登場したことと合わせて、ネタにされることの多いキャラとなってしまった。どうしてこうなった。


ナンバリング新作ということもあり、亜種の登場は一時期危惧されていたが、それは杞憂に終わり、亜種は引き続き上位で大暴れしている。

加えて、『大轟竜』こと希少種も遂に登場。
希少種はかなりの強さを誇り、一時期は全国クエスト成功率30%以下という数字を叩き出した。初見でトラウマになったハンターは数え切れない…

MHX

通常種はMHXにも続投。
二つ名持ち個体『荒鉤爪ティガレックス』が追加された。
OPムービーで新メインモンスターでポッケ村や雪山に因縁のあるガムートと対峙する。
勝利こそしてないが善戦しており、絶対強者の大迫力の激戦が拝める。

MHW:I

当初は新大陸では姿を見なかったが、超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』で通常種と亜種が進出。
戦闘BGM「牙を剥く轟竜」も2回目のリニューアル。今度はMHWorld仕様に合わせて追跡バージョンも追加された。

イベントクエストでは通常種は極大枠に採用された。その名も「幻の轟竜???」。
マスターランク M★★★
狩猟クエスト
幻の轟竜???
目的地 メインターゲット 報酬金 25200z
闘技場 ティガレックス1頭の狩猟
制限時間 受注・参加条件
50分 MR9以上

そして亜種はナルガクルガやベリオロスを差し置いて登場したものの、大変なことになってしまった。
なんとMHW:Iで狩猟された回数がワースト1という不名誉なタイトルが付いてしまったのである。(ちなみにトップ1はジンオウガ通常種)
それを受けてこんなイベントクエストが登場してしまった。
マスターランク M★★★★★★
狩猟クエスト
黒轟竜は傷つかない
目的地 メインターゲット 報酬金 36000z
闘技場 ティガレックス亜種1頭の狩猟
制限時間 受注・参加条件
50分 MR24以上
ただ、このクエスト名、何処かで見たような雰囲気のものである。

MHRise


轟然 大音声(だいおんじょう)

()げる弱者に ()う強者

寒山 殺気充溢(じゅういつ)

恐るべし 原始の梟雄


MHRiseにおいても相変わらずの強敵として登場しているが、リオレウスやジンオウガの危険度が6に下げられており、旧メインモンスターの中では最も危険度が高くなった。
そして戦闘BGM「牙を剥く轟竜」は3回目のリニューアル。追跡バージョンも同時リニューアル。

ぽかぽかアイルー村

メインシリーズでの特徴的な突進はぽかぽかアイルー村でも健在。
探検クエストではアイルー達は接近の予兆に合わせて潜って回避するしかクエスト成功の道は無い。
GやDXには無いが、2頭クエで接近の予兆が無いというトンデモ仕様のクエストも存在していた。
DXではアイルー村に「ベビーティガ」と呼ばれる幼体が登場する。MHXのオトモアイルー用防具「ベビティガネコ」のモチーフである。

MHST

メインモンスターの例に漏れず、MHSTではオトモンに出来る。
通常種はオトモンに乗って飛行できるようになった頃から「タルジュ雪原」、亜種はその先の「ドヴァン火山」で遭遇できる。
希少種は当初は登場せず、後日クリア後の追加コンテンツという形で登場している。
そのため、MHSTでは亜種も下位個体が登場する。
攻撃傾向はパワータイプだが、十八番の突進はスピードタイプの「突進コンボ」で、連続で繰り出されると威力が上がるため、相手にした際は真っ向勝負に負ける覚悟でテクニックタイプの攻撃で応じないと上手く止められない。
更に、ティガレックス名物「岩飛ばし」はターゲットがランダムになる特性から、真っ向勝負にはならないノータイプ特技になっている。
怒り状態になると、RPGでは定番の2回行動になり、罠を活用しないと更に止めにくくなる。

オトモンの所持スキルには、通常種は上述の「突進コンボ」「岩飛ばし」の他に、たまに外れる「暴走突進」とそれを補う「ロックオン」、亜種は「突進コンボ」の他に音爆弾+ダメージの「大咆哮」がある。
希少種は通常種や亜種とは異なり爆破属性向きのものが多く、「岩飛ばし」は出来ない。
種固有の絆遺伝子になっていて「伝承の儀」で渡せるものは、通常種は「暴走突進」、亜種は「大咆哮」、希少種は爆破属性を付与する「粉塵ばら撒き」。
絆技「ティガインパクト」は高い崖からダイブして前脚を地面に叩き付け、その衝撃波で発生したエネルギーで攻撃するというもの。
属性変化していた場合、氷属性ではアイススピアー氷柱が発生したり、火属性では地割れから噴火が起きるという、荒鉤爪の大技のような演出になる。
希少種は若干演出が違う。

MHST2

MHST2では荒鉤爪も登場。希少種は今回も追加コンテンツ組。
通常種の攻撃傾向が変わり、スピード攻撃主体になった。
通常種、亜種は各フィールドの中で格上の強さを誇る「キングモンスター」枠になっており、普段は眠っていて近付かない限り戦闘にならないが、果敢に挑みかかっても返り討ちに遭う初見殺しタイプの「強い雑魚」になっている。
荒鉤爪はエンドコンテンツ担当ということもあり、傾向としては亜種の強化版となっている。

オトモンの所持スキルは「岩飛ばし」が名を改めた「ロックシューター」や、通常種の「ロックオン」、亜種の「大咆哮」が続投。
MHST2ではこれらのアクティブスキルはすべて絆遺伝子として所持するため、岩飛ばしも他のオトモンに渡せるようになった。

《主な攻撃》

バインドボイスを除く全ての攻撃に龍属性が付いているので防具の耐性には注意。

・突撃
全身に攻撃判定が長時間持続するため非常に危険。怒り時は更にスピードが上がり更に厄介。もはや暴走状態。
最初の左腕の一歩目には攻撃判定が無いので常に左側に陣取りたい。
途中で方向転換する場合もあり怒り時は2回方向転換し最大3回突進する場合もあり、緊急回避でかわしたと思ったら方向転換で再び向かってきてくらう事も。しかしMHP3の疲労状態では転倒してしまいそのまま攻撃チャンスに…

終了時はそのまま倒れ込むか噛みつきに移行する。
この攻撃を特定の場所の壁に誘導すれば牙が刺さって動けなくなるので攻撃のチャンス。

・噛みつき
前方に体を突き出して噛みつく。
予備動作が早く前方にいると避け難い。
二回連続で噛みつく場合もあり思った以上に射程が長いので注意。


・回転尻尾
体を大きく捻り一回転させて周りを攻撃する。同時に風圧【大】も発生
至近距離だと確実に当たるので予備動作が見えたらすぐに離れよう。
回避後は頭を攻撃するチャンス。
尻尾を切断すると目に見えて範囲が狭くなる。

・威嚇
その場で威嚇する。
攻撃チャンスだが頭の噛みつきにはダメージがある。

・飛びかかり
大きくジャンプして突撃してくる。
着地地点には風圧大が発生する。
威力が高いので確実に避けたい。
怒り時にこの攻撃を二回連続で使うと次に高確率で威嚇をするので攻撃チャンス。

・岩(雪玉)飛ばし
腕で地面を抉り砂漠なら岩、雪山なら雪玉を三方向に飛ばして遠距離の敵を攻撃する。
通称「ジャガイモ飛ばし」
何故かこれも龍属性。ただしMHP3では地形によって属性やられがつく。
右手付近でガードすると岩+腕でこちらのスタミナがほぼなくなるので注意。
中距離と遠距離の場合がある。

・バックステップ
後方にバックステップする。壁際でなければ当たることはないだろう。
この後突進やとびかかり、岩飛ばしをすることが多い。

・バインドボイス
頭を高く上げ、周りにバインドボイス【大】を発生させる。
さらに至近距離では衝撃破による攻撃判定が発生する(高級耳栓でも防げない)。
見た目より範囲が狭く、怒り移行時には一旦バックジャンプで離れてから使用するため近づかなければ当たらない。

・振り向き
厳密には攻撃では無いが、方向転換時の足と尻尾にも少量ながらダメージ判定がある。
ティガレックスは前足が大きいので引っ掛かりやすく、地味に厄介。
これで逃げるタイミングが遅れたり、いつの間にダメージが蓄積して不意に死ぬ場合もある。

・スライドスピン
MHP3で追加。MHFのデュラガウアから教わった、回転しながら前進する攻撃。
位置関係上、ガンナーだと喰らいやすいのでこっちを向いたら急いで横に移動すること。
幸い判定はかなり弱い。

・大咆哮
亜種が持つ大技。
通常の咆哮よりも更に強力な咆哮を行う。
判定がティガ前方に集中しているため後方に回り込めば安全。
突進をキャンセルして行うパターンとゆっくり超ホーミング突進をしながら行うパターンがある。
後者の場合は下手に距離を離すよりも頭の下をくぐって後方に回り込むとかわしやすい。

《破壊部位・弱点・攻略》


弱点は頭。
部位破壊は頭、両前脚の爪、尻尾。
弱点属性は雷>>龍。
亜種は水も弱点。
希少種は水と氷が弱点だが、雷と龍は弱点ではなくなっている。

前脚を破壊した後に翼(青い部分)を破壊できることは意外に知られてないが、破壊すると転倒する(報酬は出ない)。MHP3では一段階破壊になった。
尻尾の耐久値が他のモンスターより若干高く、二回耐久値を無くさないと切れないため少し手間がかかる。

全体的に肉質は柔らかい(ただし弾属性には硬い)。

怒り時は腕等の血管が赤くなって目が充血し、バックジャンプした後咆哮する。
更に攻撃力とスピードが大幅に上がり手が付けられなくなるが、この赤い部位は鱗や甲殻が浮いて薄くなった状態でもあり、この時の肉質は通常よりも軟らかい。
頭は最大の弱点になり、前脚は怒ってもまだ硬いが元々頭狙いが逸れやすいので損はしない(後述する荒鉤爪の爪先だけは非常に硬い)。猛攻を捌く自信があるなら、怒り時の赤い頭部を積極的に狙うのも有効。
MHW:I以降は怒るとやはり赤くなるが、肉質が極端に軟らかくなることはなくなった模様。

ティガレックスから見て左側の攻撃判定が手薄なので、逆時計回りの立ち回りが基本。

弱点である頭を狙っていきたいが、真正面に立つ事になるので闇雲に狙うのは危険。
岩飛ばしや回転攻撃後等の隙を的確に狙っていこう。
また全身攻撃判定の塊なので、片手剣や太刀等で張り付くのは危険。徹底的なヒット&アウェイを心がけよう。


閃光玉が有効で威嚇等の特定攻撃しかしなくなるので調合分も含めて持ち込みたい。一回の怒りにつき2回使えば完封できる。

壁の噛みつきもフルに活用してやろう。

一般的に大剣やランス/ガンランスが戦いやすい武器とされている。
また肉質こそ硬いがガンナー全般も立ち回り的には楽。

どの一撃もガード時のスタミナ減少値が高い傾向にあり、ガード武器を使用する場合はガード性能+系のスキル、または強走薬が欲しいところ。

スピードや攻撃力こそ高いものの、動きそのものは直線的かつ素直で飛んだり潜ったり等の変則的な動きも少ないため、実は慣れると楽に対処出来る。

小細工無しで純粋にパワーで攻めてくるある意味非常に潔いモンスターで、その姿勢から良モンスター扱いされる事も多い。流石看板モンスター。

実は他のモンスターと違って戦闘中にも設置された肉を食べる。
ただしババコンガ程頻度は高くないので、そう何度も使う意味は薄い。

恐らくMHP3のスタミナ要素導入の影響を一番受けたモンスター。
全体的に疲れやすく疲れ状態では見てる側が可哀想なぐらい弱体化する…

《希少種》


別名『大轟竜』が表す通り、とんでもなくでかい。サイズ的にはイビルジョーより少し小さいレベル。
そしてかなり強い。一時期はこれを狩るために多くの上位、達人ハンターが仲間を集っていた。

通常時は大きさからか動作が遅く、当たり判定が身体の関係上大きいので多少厄介程度。四肢から頻繁に出る爆破やられを付与する赤霧も地味にうっとうしいが。
むしろ通常時は原種の方が強いとさえ言える。……そう、通常時は。

この希少種が本当の恐ろしさを見せるのは怒り状態。
通常種よりも更に心肺機能が発達しており、怒ると前脚周辺どころかほぼ全身が紅く光り始める。

怒ると緩慢だったスピードが原種並のものになるが、ここにきて身体の大きさが凶器と化す。
攻撃力の高さもあって、突進だけでかなりのダメージを受けるのだが、当たりやすいせいで気を抜くとすぐにネコタクのお世話になる。
回転攻撃も突進ほどダメージはないが、範囲が広いために引っかかりやすい。大咆哮も同様のことが言える。

そして、それらをさらに脅威にさせるのが『爆破やられ付与』。
やられ状態で攻撃を受けると爆発が起きて追加ダメージを受ける『爆破やられ』と、とにかく引っかかりやすい各種攻撃のコンボで体力をごっそり持っていかれる。

また、ティガレックスと言えばターンを繰り返しつつの連続突進が怖いモンスターだが、なんとこの希少種…

5 回 ほ ど 連 続 で 突 っ 込 ん で く る 。

うかつな緊急回避はもちろん、うかつなガードもスタミナの関係上、残り体力と防御力にもよるがネコタク直通チケットと化す。初見殺しってもんじゃねーぞ!
よしんばネコタク行きを免れても、4回目の突進を受けたとかでもない限り、残り少ない体力でまたティガレックスに襲いかかられる羽目に。

ある程度行動パターンが解析されたことで発売当初よりもクエスト成功率は上がっているが、それでもなおこの希少種討伐クエストは初心者お断りレベルの難易度と言える。
ある意味改造で装備だけ強いチーターやら、寄生で装備だけ作ったふんたーさんに痛い目を見せられるクエストとも言えるかもしれない。

《荒鉤爪ティガレックス》


青みがかった体色異常に発達した前脚が特徴のティガレックス。
基本攻撃の突進が超強化されており、軽く当たっただけですごく吹っ飛ぶ。
また、岩飛ばしの岩ビックサイズになったほか、亜種、希少種の大咆哮も使う。

だがMHXの二つ名個体、これだけでは済まなかった。

咆哮しながら駆けずり回る。これは亜種、希少種にもみられたが震動が追加されたほか、フィニッシュに大きく派生して咆哮・岩飛ばし・回転攻撃・急停止そして…

左脚を大きく振りかぶり、地面に突き刺したあと地面が噴火のごとく炸裂する
度肝を抜く必殺技であり、被弾すればほぼ命はないだろう。

非常に怒りやすく、そのたび大技を繰り出すので厄介極まりない。
ただし通常より発達した筋力の裏返しで、怒り時は前脚が大幅に柔らかくなるのでチャンス。でも爪自体は硬いままなので注意。

既存のティガレックスからハンパないテコ入れされており、従来の感覚で行くとすぐにやられるだろう。
だが理不尽な要素はなく、それでいて緊張感のある戦いが楽しめる。

MHXXのG級個体では咆哮歩きや怒りやすさに修正が入った。
これだけなら戦いやすくなっただけだが、無論追加技がある。

振り向きざまに片腕を上げ、そして地面に叩きつける。そして衝撃波が一直線に地面をかちあげる
無論ダメージも桁違いなので予備動作が現れたら正面から離れ、後隙を狙おう。

ちなみにMHXの地面が噴火するようなモーションは水蒸気爆発のようなモーションになった。
通称温泉掘り。

超特殊許可クエストでは禁足地で戦闘。おぞましい猛攻をかいくぐり、勝利を掴もう。


《武器・防具》


王道に沿ったデザインの武器が多いが、いくつかエキセントリックな見た目のものも存在する。
例えば大剣はティガレックスの上顎そのものだったり、ヘビィボウガンは頭を丸ごと使っている。
そしてライトボウガンは「レックスタンク」の銘のとおり、何故か戦車デザインである*1

性能ついては会心率マイナスが気になるが、非常に高い攻撃力とスキル補強が無くても最高クラスの斬れ味を持つ無属性武器となっている。
遠距離武器だとボウガンはブレありで扱える弾種に乏しいが通常弾特化の性能、弓は大抵強撃ビンくらいしか使えないが溜め3で高レベルの連射矢が撃てるという脳筋性能となっている。
後に登場したナルガクルガの武器と似通っている点・対照的な点が多い。
その性質上攻撃力重視に加えて抜刀術で会心率をほぼ帳消しにできる大剣(ティガノアギト系統)はシリーズ通して強武器になりやすい。

亜種武器はさらに攻撃力が上がるが会心率が悪化、斬れ味も何故か劣化するので総合的には通常種のものに劣る。
希少種武器は会心率がプラスに転じ、覚醒で爆破属性を得る。斬れ味が通常種に劣るのは相変わらずであり全体的に使い辛いが、何故か唯一斬れ味がよく砲撃レベルも高いガンランス、どこぞの覇弓よろしく攻撃力と溜めレベルがおかしい弓等バランスブレイカーもいくつか輩出している。

二つ名武器も会心がプラスだが攻撃力が下がっている。
抜きん出た性能を持たず、MHXXの紫ゲージ弱体化もあって意外と地味である。
変わりと言ってはなんだが、MHXXの究極強化の武器名がすごくなっている。
「荒鉤爪大剣REX」「荒鉤爪双刃URGE」「荒鉤爪鼓GONG」「荒鉤爪弓ROAR」
まさかティガ武器にアルファベットが使われると誰が思っただろうか。
武器名にアルファベットが使われるのはゴアofマガラ武器Theシャガルマガラ武器ガムート武器の究極強化ッMAX程度である。
ここにもガムートの因縁が…


防具は聴覚保護や早食い、自動マーキング等の使いやすいスキルを持つ。
あと女性用脚装備がすごくエロイ
荒鉤爪の防具は抜刀術【技】と破壊王。強化すると現れる「荒鉤爪の塊」にお馴染みの早食いと高級耳栓がある。
見ての通り大剣で使いやすい。お守りで集中が欲しいが。MHXXでさらに強化するとSP時間延長が付く。因みに荒鉤爪だと女性用は今度は胴装備がエロイ


《余談》


その厳つい見た目や生態から寝相もさぞワイルド……と思いきや、舌のはみ出した寝姿はともかく、寝息に関しては驚くほど静かだったりする。
他にもガムートに安眠妨害されたり、特典映像では彼の咆哮で照明が落ちて停電したりとどことなくお茶目な扱いをされている。

その前脚を地につけるフォルムは後にティガ骨格と呼ばれ、ナルガクルガベリオロスパリアプリアギギネブラデュラガウアに用いられている。

なんとMGSPWへの参戦を果たした。
ちなみに、突進の後もなぜか尻尾に判定があったり、岩飛ばしなどで方向修正したりして、ティガの常識である反時計回りの立ち回りがあまり通用しなくなっている。
Sランククリアすると、ローリングで転倒させられるティガレックス迷彩が手に入るが、SWATのスキルもその効果を含んでいるので微妙……。
倒すと轟竜の重牙を入手できることがあり、「人間パチン虎。」の支柱の開発に用いる。だがこちらでも物欲センサーに引っ掛かる人が絶えない。




追記修正お願いします。


(*1)モンスターハンタークロス公式サイトhttp://www.capcom.co.jp/monsterhunter/X/ 、2017年7月12日公開、©CAPCOM CO., LTD. 2015 ALL RIGHTS RESERVED



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最終更新:2023年10月26日 22:01

*1 ドイツのティーガーII(戦車)によく似た形状をしている。「ティガ」と「ティーガー」を引っかけたネタであろう