ソフィア・アスカルト

「ソフィア・アスカルト」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ソフィア・アスカルト」(2023/03/05 (日) 10:52:26) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2019/05/22 (水) 03:59:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(limegreen){&bold(){&big(){……それでも私のこの姿が気味悪いのは変わりありません。}}}} #center(){&blankimg(ソフィア1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()3話『麗しの美形兄妹と出会ってしまった…』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}} 『ソフィア・アスカルト』とは『[[乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…]]』とその派生作品に登場する人物。 および作中ゲーム『FORTUNE・LOVER』『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』における[[ライバルキャラ>乙女ゲームにおける女性サブキャラ]]。 CV:[[水瀬いのり]] 演:髙橋果鈴(舞台版) 剣と魔法の国・ソルシエ王国の宰相であるダン・アスカルト伯爵(CV:矢野正明)の娘。攻略対象である[[ニコル>ニコル・アスカルト]]の妹で、同じく朝に弱い。 雪のように白い肌・絹のようにサラサラとした白い髪・ルビーのような赤い瞳が特徴で、ちょっと浮世離れした美しさを持つ少女((『FORTUNE LOVER 体験版~ニコル篇~』では、悪役令嬢カタリナの取り巻きである貴族令嬢が顔の良さから愛人の子ではないかと物笑いの種にしている。))。 物静かで穏やかな気質の持ち主だが、あまり考えずに突っ走る大雑把なところもあり、大雑把なところは兄から父譲りかもしれないと思われている。 この世界は赤毛・銀髪・金髪・茶髪・黒髪・水色……とカラフルな髪・瞳の色が当たり前なのだが、 白髪・赤目はこの世界においても気味悪がられて奇異な視線や冷たい視線を向けられており、 更には「呪われた子」「目にしたら身の回りに不幸が訪れるらしい」とまで呼ばれていた。 後者については単に若くして宰相に上り詰めたソフィアの父に嫉妬した者達が悪口を広めただけなのだが、 幼い頃からそう言われ続けたソフィアは「呪われた私」「老人のように白い髪に血のように赤い瞳」と自嘲するほど気に病んでいる。 そのため人前に出る事を極端に恐れて部屋に引きこもっており、一人空想して過ごしていた過去がある。 本当は友達を欲しがっていたが、家族以外に手を差し伸べてくれる人はいないだろうと諦めていた。 15歳を過ぎても苦手意識は消えず、人出の多い所も初対面の人も苦手で、舞踏会で声を掛けられても被害妄想に囚われてしまう。 本編では幼少期と違って外出するようになった結果、見た目で反応される場面は減少したが((ニコルが妹を中傷する輩に圧力を掛けて黙らせていたので、その影響もある。))、悪意ある言葉や視線を向けられる機会が消失した訳では無く、 お茶会などでそうした目に遭って俯くことなく胸を張って過ごせるようにはなった後でも、内心では堪えていて帰宅後は疲労感や倦怠感を見せている。 趣味は読書で、ロマンス小説の『エメラルド王女とソフィア』で登場する人気者の主人公((原作では黒髪の少女だったが、TVアニメでは白髪に変更されている。))へ憧れて彼女になる空想をよくしていた。 文庫版4巻の『アンの部屋』で「突然の国外追放!ひとつ持って行けるとしたら何をお持ちになりますか?」と質問された際は、 『「お気に入りの本」です。やっぱり好きな本はおいていけないので!』を答える位に読書好きである。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){ゲームのソフィア}} 兄のニコルルートのライバルキャラクター。 シスコンであるニコルを攻略するためにはまず彼女を攻略しなければならない。 主人公の[[マリア>マリア・キャンベル]]も事情は違えど昔から友達を求めていたため、またとない巡り合わせになったであろう。 [[カタリナ>カタリナ・クラエス]]との接点は[[メアリ>メアリ・ハント]]と同様に全く無く、嫌っている様子だった。 カタリナはニコルルートをプレイした事がないためこのぐらいしか判明していない。 これらの情報は前世で親友にネタバレをくらったため知ったもの。 このためカタリナ自身やメアリのような他のライバルキャラと違い、ソフィアがニコルルートのバッドエンド時にどうなるのかはっきりしていないのだが、 アスカルト兄妹と実際に接した本編世界のカタリナは「あの妹大好きなニコルがソフィアに何かするとは考えられない」と思っている。 『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』のインタビューで、 アニメ制作との遣り取りについて質問された原作者は「物語の中では描かれていないアランやニコルの攻略についてなどの詳細を確認され、それを伝えました」 と回答しているので、バッドエンドにおけるアスカルト兄妹のシナリオは[[裏設定]]として存在しているのかも知れない。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本編のソフィア}} 人前に出る為の練習として参加した[[ジオルド>ジオルド・スティアート]]・[[アラン>アラン・スティアート]]両王子主催のお茶会でカタリナと出会う。 カタリナがロマンス小説の話し相手を欲しがっていたところに丁度良く話の通じる相手として出会ってしまったため、小説を通じて生まれて初めての友人となる。 新作の良本を見つけ出す能力に長けており、カタリナは尊敬の念を込めて心の中で師匠と呼んでいる。 9歳~10歳の頃はロマンス小説や昔のお伽噺と歴史を基にした物語を嗜む程度だったが、年を重ねるにつれて様々な分野に手を出していて、 ロマンス小説の分野ではマダム向けのドロドロした物や[[BL>やおい]]にも及んでいる。BL物はカタリナにも勧めているらしく、彼女へ貸し出す場合もある。 カタリナとの読書を楽しみにしており、[[キース>キース・クラエス]]のお見舞いでクラエス家へ来た時や近隣会合に備えた勉強合宿でも小説を持ち込んでしまう程である。 真っ直ぐで優しい性格をしていて、かつては自身も嫌っていた見た目を綺麗と褒めてくれたカタリナに好意を抱き、どんな本も敵わない大切な存在だと思っている。 普段はおっとり大人しいが、本やカタリナが絡むと強気になり、時には幻想的美少女振りを損ねるような振る舞いも見せる。 兄がカタリナに惚れたことと、昔から彼女を独り占めしようとしていたジオルドと結婚して王族・王城入りさせてしまうと完全に独占されかねないため、 アスカルト家へ嫁がせて義妹に収まろうと画策し、二人の仲を取り持とうとしたり、両親を例に出してまで略奪婚を勧めている。 カタリナ15歳の誕生日の際は兄にアドバイスして、通常なら彼女が受け取らないネックレスを贈らせることに成功させている。 なおニコルとカタリナが結ばれる可能性が完全に潰えてしまった場合はどうするのか、今のところ何も示していない。 前述の通り[[アルビニズム>アルビノ]]的な外見ではあるが、 積極的に外へ出るようになりカタリナの畑作業を手伝う場合もあるので日光に弱い先天性白皮症ではないようだ。 さいわいなことに外見を気味悪く思わない人もおり、魔法学園の卒業パーティーの際は非公認の愛好会の会員だと思われる男女に囲まれていて、 親戚筋の舞踏会に至っては彼女を誘おうとしていた異性もいたのだが、その異性の好意には気付けずじまいだった。 もっともカタリナと義理の姉妹になれたらずっと一緒にいられると考える彼女に嫁ぐ気はおそらく無く、たとえ気付いていたとしても応じる可能性は零に等しい。 好きなタイプや恋人・結婚相手にしたいこととして欲しいことを訊ねられても、空想癖を発揮して読んだロマンス小説の内容を答えてしまう有様なのである。 近隣諸国から伯爵家以上の貴族が集まる交流会では、メアリとともに軽いアプローチを受けていたが断っている。 カタリナを慕う女性陣の中では控えめな彼女だが、メアリと一緒に居る時は言動が大胆になる傾向がある。 ジオルドが皆の前でカタリナの唇を再び奪った際には、メアリを制してトップクラスの魔力で治癒魔法の扱えるマリアが慌てる位の魔法攻撃を繰り出そうとしたり、 魔法学園の卒業パーティー中に起きたドレス貸出騒動ではメアリとともにカタリナが気押されるほど詰め寄るなど、相当に入れ込んでいる様子がうかがえる。 マリアやメアリと違って好きな人のタイプにカタリナを示唆する内容は挙げたことが無いので、友愛の範疇に収まるのか[[それ以上>百合]]なのかは判別しえないが、 『FORTUNE・LOVER』のシナリオにおいてラストを締めくくるヒロインの告白場面で彼女も乱入していたため、友愛以上の感情を抱いてる可能性は否定できない。 TVアニメの第1期第8話『欲望にまみれてしまった…』ではオリジナル要素として、カタリナに[[壁ドン]]して告白しようとするシチュエーションが描かれている。 ただし同場面は魔法書の影響下にある状態で((マリアが「魔法のせいで欲望が勝手に暴走しているかも知れないです」と推測している。))、『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』のインタビュー において井上圭介監督がコメントした内容「若干キャラが崩壊した子もいます」へ抵触している可能性もあるため、どこまで本気なのかは定かではない。 カタリナの[[幼馴染み>幼なじみ]]になったことで、ジオルドにはメアリからの影響も加味した上で逞しく積極的になったと評されていて、 ニコルからは行動力が出てきたと思われているので、キースやメアリ程では無くてもパーソナリティの面でゲーム版とは異なる変化が生じている可能性もある((ソフィアに限った話では無いものの、ひだかなみ先生は、&br()「中身はカタリナちゃんと出会ってるから結構変わっているので、そういうところがちゃんと描けたら嬉しいです」&br()とコメントしている。))。 なお自身に向けられる恋愛感情へ鈍感になったことで『こういうところは、カタリナから影響されてしまったのか』と兄から深いため息も吐かれているが((これに対して「とりあえずカタリナから何か影響を受けているなんて嬉しいな」と思ってしまう勘違い振りも見せている。))、 兄妹揃って自分達に惚れて顔の赤くさせた異性へ対して具合を悪くしたのかと誤解する逸話の持ち主であるため、この件は鵜呑みにして良いのか疑問も残る((コミカライズ5巻特装版特別付録小冊子『「はめふら」5巻ブックレット 占いBOOK』でソフィア・アスカルトTYPEの人について&br()「あなたは人の好意には鈍感です(中略)ただ自分の心に対しては鈍く、恋を自覚するまで時間がかかりそうです」&br()と記載されているので、間接的ながらニコル以外にも鈍感認定はされている。))。 ソフィア自身は、現実の恋愛事は余りよく判らず、異性を好きになった経験も無いため、同じ年頃の女の子よりは疎いかも知れないと思っている。 魔法学園卒業後、[[魔法省>魔法省(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]には『貴族令嬢としての見識を広げ、今後に役立てたい』という社会勉強の名目で訪れていて、主に医務室でお手伝いをしている。 ランドール侯爵家の現当主が引き起こした婚約騒動の際は、フレイ救出作戦時にメアリやアランとともに陽動役を引き受けて、カタリナ達を支援している。 #openclose(show=▼そして本人も気付いていないが……【ネタバレ注意】){ 実はカタリナ(野猿)の前世での親友・&bold(){&color(limegreen){佐々木敦子}の転生体}。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){佐々木敦子}} #center(){&color(limegreen){&bold(){&big(){せっかくまた出会えたのに……もう失うのは嫌!&br()&br()……今度こそ、あの子を助けてみせる!&br()&br()だから、こんな所でめそめそしてないで、私をあの子の元に連れていって!}}}} CV:水瀬いのり 演:春咲 暖(舞台版) ソフィアの前世。野猿の親友だった少女。あだ名は「あっちゃん」 Web版や文庫版では黒い髪に瞳とだけで詳細な容姿は不明だったが、コミカライズ版では前髪を揃えたミディアムヘアの少女として書き起こされている。 なお、TVアニメでは髪と瞳の色が茶色に変更された。 ソフィアはカタリナと違って前世の記憶を思い出しておらず、夢として転生前の思い出を見る機会はあったものの、 起きた時には内容をすっかり忘れてしまっていて、目が覚めた後も胸に残るのは前世の自分が抱いた感情に限られている。 現在のところ、敦子はソフィアと完全に一体化することなく憑霊や副人格に近い存在と化していて、両者の意識は別個に存在しているようである。 敦子はカタリナが亡き親友の転生者であることに気付いているが、カタリナは敦子がソフィアに転生していることを察知していない。 10歳の頃にアスカルト家へキースとともに遊びに行った際に、ソフィアに敦子の姿を重ねた程度である。 小学生の頃は内向的で誰にも声を掛けられず、いじめにも遭っていて、いつも独りぼっちで俯いていた。 声を掛けられても、本のことで熱くなって相手を引かせてしまい、変な子扱いされて陰口を叩かれるのが常だった。 マンガや小説といった本を読み、物語の主人公になった自分を想像することで、寂しい現実から逃げている。 中学入学後に野猿と同じクラスになり、木から落ちた彼女の下敷きになったことが二人にとっての出会いになった。 本のことで熱く語る自分を真剣に受け入れてくれる彼女とはすぐに打ち解けて、敦子にとって最初の友人となり、 やがて勉強の苦手な彼女のお世話係と化してからは、同級生とも仲良くなって独りぼっちではなくなった。 野猿にマンガやアニメを勧めて一緒にオタクの道へ突き進み、彼女を高校進学に導く牽引役にもなっている。 野猿の事故死から立ち直った後は、もう一度友達になって賑やかで楽しい日々を一緒に過ごしたいという願望を抱き、 転生後はソフィアとしてずっと傍にいることを誓ったり、ソフィアが就寝の際に恐怖へ襲われた時は励ましたりもしている。 闇の魔力で眠りに就いたカタリナの夢に登場して彼女の復活を促し、マリア救出や[[シリウス>シリウス・ディーク]]救済のヒントを授ける重要な役割も果たしている。 その後も敦子が関与したと思われる現象がカタリナの周辺で発生している。 新たな破滅フラグとなった『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』をプレイしている光景がカタリナの夢に現れたり((その夢を見るのは現在のところ、ソフィアの傍で寝ていた場合に限られている。))、 日本語で書かれた乙女ゲームメモがソフィアの貸した小説に挟まれていたり……といったことで、今後も影で支えてくれようとしているのだろうか? なお作中に登場する彼女は中高生の姿だが、&bold(){&color(red){前世で何歳頃に死亡したのかは不明}}。 『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』を遊んでいた頃の年齢も明らかにされていない。 ちなみに同ゲームのプレイ中に『あのこが最後にやってたゲームの続きだから、クリアしたら報告に行かなきゃな』と話しているので、 野猿の死後からおそらく数年経ても墓前か仏壇へ参りに訪れているようである((乙女ゲームのファンディスクやディレクターズカットは本編の発売された翌年にはリリースされるが、続編の作品については2年以上掛かってしまう場合もある。))。 余談その1。 ネタバレで野猿を困らせる一面もあった敦子に対して、ソフィアがカタリナへ新作のロマンス小説を勧める時はネタバレしない程度で力説するようになっている。 この違いは、前世で怒られたり嫌がられたりして反省したせいなのかも知れない。 余談その2。 大抵の乙女ゲームはヒロインの名前を変更できるが、あっちゃんは名前変更をしない派で、『FORTUNE・LOVER』シリーズもデフォルトネームでプレイしている。 &bold(){&color(limegreen){折り畳み部分冒頭の台詞}}は原作準拠(Web版・文庫版)だが、コミカライズ版では自室からカタリナの元へ駆け込む場面が削除されたために存在しない。 &color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}でもカタリナの回想シーンで登場しているが、スピンオフ時空においても転生を果たしているのか不明のままである。 } &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){[[魔法>魔法(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]}} 魔力は兄と同じく『&color(white,green){風}』。五段階評価で3と、強さはそこそこ。 ソフィアが魔法を使おうとした描写がジオルドに何かをぶつけようとした時((コミカライズ版では二度目のキスシーンが無くなったため、ジオルドを魔法攻撃で制裁しようとする展開にはならなかった。))くらいなので、どの程度の事が出来るのか不明。 トップクラスの光の魔力保持者であるマリアでも治癒が困難な怪我を負わせかねない風を操られることしか判明していない((マリアは後に光の魔力を増幅する魔法道具や強力な魔法が記述された光の契約の書を得ているため、魔法省時代の彼女なら完全に治癒できる可能性もある。))。 本作では闇や光に次いで、風の魔力保持者が魔法を使用する機会は多いが、ソフィアはその出番に恵まれていないのである((ラーナがキース・クラエス誘拐事件で、屋敷の警備を何も言わさずに熨したり、保護したキースの運搬等で活用している。&br()ジンジャーも魔法学園内で使用したが、魔力が弱いので突風を吹かせる程度に留まる。&br()戦闘・搬送以外では、魔法省職員のレジーナが情報収集、兄のニコルが音声探知による索敵で活用している。))。 TVアニメ第1期の第7話『危険なダンジョンに入ってしまった…』ではオリジナル要素として、ニコルへ協力する形で風の魔力によって音を拾い集めている。 また第2期の第5話『弟たちへの愛が溢れてしまった…』では、カタリナの唇を奪ったジオルドに制裁しようとした場面でメアリへ協力を持ち掛ける描写が追加された。 &big(){&big(){&big(){■}&bold(){スピンオフ作品(&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編})のソフィア}}} 矢張りロマンス小説好きで、屋敷の書庫に毎回取りに帰る訳にもいかないことから、図書室でよく借りている。 自分の外見の件で家族が悪く言われて辛い目に遭わせてしまうことに心を痛めていて、本編よりも強い対人不信感を示していた。 魔法学園内でも「呪われた子」と心無い言葉を浴びせられており、貴族令嬢達に追い詰められていたところでカタリナと出会うことになる。 ロマンス小説『エメラルド王女とソフィア』に登場する王女の台詞を借りて貴族令嬢達を追い払ったカタリナとロマンス小説を語り合う流れとなり、 別れ際に見た目に話が及んで綺麗だと褒められた際に最初は強く否定したが、カタリナが続けて口にした「たとえ信じてもらえなくても」という台詞を聞いて、 誰にも信じて貰えず兄の前で涙ぐんだ過去の出来事を思い出して心が動かされることになり、友達になりたいとする申し入れも受け入れている。 本編よりもカタリナとの関係が浅いため、ジオルドに敵意を抱くことはなく、兄に略奪婚を勧めて義妹に収まろうと画策もしていないが、 親睦を深めようとするメアリを見て控えめながらも、自分もカタリナと踊りたがったり、もっと仲良くなりたいと思うなど、距離は縮めようとしている。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}} ひだかなみ先生によれば、「儚げで繊細で少しミステリアスな美少女」としてデザインしているそうである。 また、非公式と断った上で『ゲームキャラとしてのビジュアルのイメージカラー』には&color(white,#00552e){深い緑}を挙げている。 スピンオフ作品の&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}を担当したnishi先生によれば、ふわふわな髪の毛を描くのがとても難しくて最初の方は結構描き直していたという。 また、キャラクター原案のひだかなみ先生が描く髪の毛やスカートのふわっとした空気について魔法の様だと評している。 TVアニメ第1期第3話『麗しの美形兄妹と出会ってしまった…』ではオリジナル要素として、王女と町娘のラブロマンスも嗜んでいたことが描写されている。 [[腐女子]]のみならず、姫女子((ガールズラブ作品を愛好する女性ファン。))の素質も備えていた模様である。 ちなみに原作で腐女子だと発覚するのは文庫版6巻だが、TVアニメでは第1期第6話『夏休みだから楽しく遊んでしまった…』の魔法学園時代に前倒しされている。 シスコンとされる兄のニコルに対して妹のソフィアは人見知りなブラコンで、 『FORTUNE LOVER 体験版~ニコル篇~』では、マリアと出会って間もなくは自分を気遣ってくれる大好きな兄を盗られまいと素っ気無い態度を示していた。 マリアに下心は無く失礼に映るが、心無い貴族令嬢との付き合いで深く傷付き、数年間引き籠もって慰められていた幼少時代があるので、致し方ない面もあるだろう。 本編でも兄想いな点は変わらず、『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』の質問コーナーで、 理想の恋人は「お兄様のような優しくて包容力のある方」と回答し、TVA第1期Blu-ray vol.4の『書き下ろし小説~ソフィア篇~』でも一番の理想に挙げている。 もっともコミカライズ5巻特装版特別付録小冊子『「はめふら」5巻ブックレット 占いBOOK』ではソフィア・アスカルトTYPEの恋愛について 「あなたが相手を好きになるとしたら、言葉に嘘が無い、正直で純粋な心を持つ人物になるでしょう」とあるので、 本人は気付いていないだけで理想に思い描くタイプと現実に交際したいタイプが異なる可能性もある。 twitterのアニメアカウントで誕生日が公表されていて、2月26日が公式設定になっている。 //↑の出典:https://twitter.com/hamehura/status/1364953299410124804// 『乙女ゲームの破滅フラグしかないラジオパーソナリティーに転生してしまった…』第7回で、彼女を担当した声優さんは演じ分けについて、 一方を敢えて作り込まないで地声に近い等身大の女の子、ソフィアを全力で守りたくなるような女の子として演じて、ギャップが生まれるようにしていたという。 追記・修正は瞼の裏に見覚えのない少女が映った方のみお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 野猿ちゃん前世から人たらしだったのね… -- 名無しさん (2019-05-22 09:12:58) - 本文で【ネタバレ注意】とあったがタグでバラしちゃ意味ないから当該の物は外させてもらった -- 名無しさん (2019-05-22 15:23:31) - 早く、前世の記憶取り戻して、あっちゃんと一体化しないかしら…… -- 名無しさん (2019-05-23 12:43:21) - コミカライズ版第18章では小説版と違って、声を掛ける時でなくてもカタリナを様付けにしてるのか -- 名無しさん (2019-06-07 00:55:53) - あっちゃんがどのようにして生涯を終えたのか気になる。カタリナの前世の子が亡くなった後、何年も生きて天寿を全うしたんだろうか? -- 名無しさん (2020-03-21 17:13:37) - ↑あの子がくれた新しい世界を私はちゃんと生きていく、と決意してるから事故とかがなければ天寿を全うしてるはず -- 名無しさん (2020-05-23 15:40:13) - 老人のように白い髪は天寿を全うした事を示唆……血のように赤い瞳は親友が亡くなった事によるストレスで血の涙を流していた事を表していて……それが転生した際に影響を及したと思う -- 名無しさん (2020-05-24 21:04:49) - 天寿を全うしたと思いたいな… -- 名無しさん (2020-08-05 15:16:32) - 野猿がくれた人生を精一杯生き抜くことが恩返しだったんだろうな -- 名無しさん (2020-10-07 20:56:47) - 破滅寸前編のソフィアは、ゲームと違って、出会った当初でもそこまでカタリナを嫌っている風ではなかったけど、なんでだろうな -- 名無しさん (2020-12-05 13:18:36) - ↑ カタリナが犯罪じみた行為までエスカレーションする前に更正したことで風評がゲームよりはマシになってたんじゃないの? -- 名無しさん (2020-12-05 14:04:16) - ↑↑あと、カタリナ自身はソフィアをいじめてない。12話読むと、ソフィアのことを初めて見たと言ってた。ニコルも何かわだかまりを持っている様子ではなかったし -- 名無しさん (2020-12-05 18:42:22) - ↑元リナも真っ向勝負しかできないから、他の令嬢にいじめさせるなんて真似はしないだろうし、ソフィアを初めて見たときの感想からすると、あの容姿に陰口をたたくなんて発想自体がなかったんだろうな。 -- 名無しさん (2020-12-16 21:27:10) - 何故あっちゃんの生まれ変わりがマリアじゃなくてソフィアなのかって思ってだけど、野猿がニコルルートをほぼプレイしてなくてゲーム中のソフィアのルートや人柄を知らなかったからなのか? -- 名無しさん (2020-12-20 14:18:55) - メアリ程ではないが本来の性格からかなり変わったと思う ジオルドをハレンチ、許すまじと罵倒するなんてゲーム上のソフィアならあり得ないことかと -- 名無しさん (2021-01-11 00:36:01) - ソフィアはあっちゃんの記憶思い出せたりするのかな、カタリナが思い出せたんだからいけそうな感じが・・・安価あっちゃんの記憶戻ったらカタリナと無敵のコンビニなりそうな予感が -- 名無しさん (2021-02-28 03:45:42) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/05/22 (水) 03:59:29 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(limegreen){&bold(){&big(){……それでも私のこの姿が気味悪いのは変わりありません。}}}} #center(){&blankimg(ソフィア1.jpg,width=550,height=330)} #right(){出典:乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…、&br()3話『麗しの美形兄妹と出会ってしまった…』、2020年4月5日~6月21日まで放送。&br()SILVER LINK.、はめふら製作委員会、© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会} &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}} 『ソフィア・アスカルト』とは『[[乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…]]』とその派生作品に登場する人物。 および作中ゲーム『FORTUNE・LOVER』『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』における[[ライバルキャラ>乙女ゲームにおける女性サブキャラ]]。 CV:[[水瀬いのり]] 演:髙橋果鈴(舞台版) 剣と魔法の国・ソルシエ王国の宰相であるダン・アスカルト伯爵(CV:矢野正明)の娘。攻略対象である[[ニコル>ニコル・アスカルト]]の妹で、同じく朝に弱い。 雪のように白い肌・絹のようにサラサラとした白い髪・ルビーのような赤い瞳が特徴で、ちょっと浮世離れした美しさを持つ少女((『FORTUNE LOVER 体験版~ニコル篇~』では、悪役令嬢カタリナの取り巻きである貴族令嬢が顔の良さから愛人の子ではないかと物笑いの種にしている。))。 物静かで穏やかな気質の持ち主だが、あまり考えずに突っ走る大雑把なところもあり、大雑把なところは兄から父譲りかもしれないと思われている。 この世界は赤毛・銀髪・金髪・茶髪・黒髪・水色……とカラフルな髪・瞳の色が当たり前なのだが、 白髪・赤目はこの世界においても気味悪がられて奇異な視線や冷たい視線を向けられており、 更には「呪われた子」「目にしたら身の回りに不幸が訪れるらしい」とまで呼ばれていた。 後者については単に若くして宰相に上り詰めたソフィアの父に嫉妬した者達が悪口を広めただけなのだが、 幼い頃からそう言われ続けたソフィアは「呪われた私」「老人のように白い髪に血のように赤い瞳」と自嘲するほど気に病んでいる。 そのため人前に出る事を極端に恐れて部屋に引きこもっており、一人空想して過ごしていた過去がある。 本当は友達を欲しがっていたが、家族以外に手を差し伸べてくれる人はいないだろうと諦めていた。 15歳を過ぎても苦手意識は消えず、人出の多い所も初対面の人も苦手で、舞踏会で声を掛けられても被害妄想に囚われてしまう。 本編では幼少期と違って外出するようになった結果、見た目で反応される場面は減少したが((ニコルが妹を中傷する輩に圧力を掛けて黙らせていたので、その影響もある。))、悪意ある言葉や視線を向けられる機会が消失した訳では無く、 お茶会などでそうした目に遭って俯くことなく胸を張って過ごせるようにはなった後でも、内心では堪えていて帰宅後は疲労感や倦怠感を見せている。 趣味は読書で、ロマンス小説の『エメラルド王女とソフィア』で登場する人気者の主人公((原作では黒髪の少女だったが、TVアニメでは白髪に変更されている。))へ憧れて彼女になる空想をよくしていた。 文庫版4巻の『アンの部屋』で「突然の国外追放!ひとつ持って行けるとしたら何をお持ちになりますか?」と質問された際は、 『「お気に入りの本」です。やっぱり好きな本はおいていけないので!』を答える位に読書好きである。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){ゲームのソフィア}} 兄のニコルルートのライバルキャラクター。 シスコンであるニコルを攻略するためにはまず彼女を攻略しなければならない。 主人公の[[マリア>マリア・キャンベル]]も事情は違えど昔から友達を求めていたため、またとない巡り合わせになったであろう。 [[カタリナ>カタリナ・クラエス]]との接点は[[メアリ>メアリ・ハント]]と同様に全く無く、嫌っている様子だった。 カタリナはニコルルートをプレイした事がないためこのぐらいしか判明していない。 これらの情報は前世で親友にネタバレをくらったため知ったもの。 このためカタリナ自身やメアリのような他のライバルキャラと違い、ソフィアがニコルルートのバッドエンド時にどうなるのかはっきりしていないのだが、 アスカルト兄妹と実際に接した本編世界のカタリナは「あの妹大好きなニコルがソフィアに何かするとは考えられない」と思っている。 『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』のインタビューで、 アニメ制作との遣り取りについて質問された原作者は「物語の中では描かれていないアランやニコルの攻略についてなどの詳細を確認され、それを伝えました」 と回答しているので、バッドエンドにおけるアスカルト兄妹のシナリオは[[裏設定]]として存在しているのかも知れない。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){本編のソフィア}} 人前に出る為の練習として参加した[[ジオルド>ジオルド・スティアート]]・[[アラン>アラン・スティアート]]両王子主催のお茶会でカタリナと出会う。 カタリナがロマンス小説の話し相手を欲しがっていたところに丁度良く話の通じる相手として出会ってしまったため、小説を通じて生まれて初めての友人となる。 新作の良本を見つけ出す能力に長けており、カタリナは尊敬の念を込めて心の中で師匠と呼んでいる。 9歳~10歳の頃はロマンス小説や昔のお伽噺と歴史を基にした物語を嗜む程度だったが、年を重ねるにつれて様々な分野に手を出していて、 ロマンス小説の分野ではマダム向けのドロドロした物や[[BL>やおい]]にも及んでいる。BL物はカタリナにも勧めているらしく、彼女へ貸し出す場合もある。 カタリナとの読書を楽しみにしており、[[キース>キース・クラエス]]のお見舞いでクラエス家へ来た時や近隣会合に備えた勉強合宿でも小説を持ち込んでしまう程である。 真っ直ぐで優しい性格をしていて、かつては自身も嫌っていた見た目を綺麗と褒めてくれたカタリナに好意を抱き、どんな本も敵わない大切な存在だと思っている。 普段はおっとり大人しいが、本やカタリナが絡むと強気になり、時には幻想的美少女振りを損ねるような振る舞いも見せる。 兄がカタリナに惚れたことと、昔から彼女を独り占めしようとしていたジオルドと結婚して王族・王城入りさせてしまうと完全に独占されかねないため、 アスカルト家へ嫁がせて義妹に収まろうと画策し、二人の仲を取り持とうとしたり、両親を例に出してまで略奪婚を勧めている。 カタリナ15歳の誕生日の際は兄にアドバイスして、通常なら彼女が受け取らないネックレスを贈らせることに成功させている。 なおニコルとカタリナが結ばれる可能性が完全に潰えてしまった場合はどうするのか、今のところ何も示していない。 前述の通り[[アルビニズム>アルビノ]]的な外見ではあるが、 積極的に外へ出るようになりカタリナの畑作業を手伝う場合もあるので日光に弱い先天性白皮症ではないようだ。 さいわいなことに外見を気味悪く思わない人もおり、魔法学園の卒業パーティーの際は非公認の愛好会の会員だと思われる男女に囲まれていて、 親戚筋の舞踏会に至っては彼女を誘おうとしていた異性もいたのだが、その異性の好意には気付けずじまいだった。 もっともカタリナと義理の姉妹になれたらずっと一緒にいられると考える彼女に嫁ぐ気はおそらく無く、たとえ気付いていたとしても応じる可能性は零に等しい。 好きなタイプや恋人・結婚相手にしたいこととして欲しいことを訊ねられても、空想癖を発揮して読んだロマンス小説の内容を答えてしまう有様なのである。 近隣諸国から伯爵家以上の貴族が集まる交流会では、メアリとともに軽いアプローチを受けていたが断っている。 カタリナを慕う女性陣の中では控えめな彼女だが、メアリと一緒に居る時は言動が大胆になる傾向がある。 ジオルドが皆の前でカタリナの唇を再び奪った際には、メアリを制してトップクラスの魔力で治癒魔法の扱えるマリアが慌てる位の魔法攻撃を繰り出そうとしたり、 魔法学園の卒業パーティー中に起きたドレス貸出騒動ではメアリとともにカタリナが気押されるほど詰め寄るなど、相当に入れ込んでいる様子がうかがえる。 マリアやメアリと違って好きな人のタイプにカタリナを示唆する内容は挙げたことが無いので、友愛の範疇に収まるのか[[それ以上>百合]]なのかは判別しえないが、 『FORTUNE・LOVER』のシナリオにおいてラストを締めくくるヒロインの告白場面で彼女も乱入していたため、友愛以上の感情を抱いてる可能性は否定できない。 TVアニメの第1期第8話『欲望にまみれてしまった…』ではオリジナル要素として、カタリナに[[壁ドン]]して告白しようとするシチュエーションが描かれている。 ただし同場面は魔法書の影響下にある状態で((マリアが「魔法のせいで欲望が勝手に暴走しているかも知れないです」と推測している。))、『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』のインタビュー において井上圭介監督がコメントした内容「若干キャラが崩壊した子もいます」へ抵触している可能性もあるため、どこまで本気なのかは定かではない。 カタリナの[[幼馴染み>幼なじみ]]になったことで、ジオルドにはメアリからの影響も加味した上で逞しく積極的になったと評されていて、 ニコルからは行動力が出てきたと思われているので、キースやメアリ程では無くてもパーソナリティの面でゲーム版とは異なる変化が生じている可能性もある((ソフィアに限った話では無いものの、ひだかなみ先生は、&br()「中身はカタリナちゃんと出会ってるから結構変わっているので、そういうところがちゃんと描けたら嬉しいです」&br()とコメントしている。))。 なお自身に向けられる恋愛感情へ鈍感になったことで『こういうところは、カタリナから影響されてしまったのか』と兄から深いため息も吐かれているが((これに対して「とりあえずカタリナから何か影響を受けているなんて嬉しいな」と思ってしまう勘違い振りも見せている。))、 兄妹揃って自分達に惚れて顔の赤くさせた異性へ対して具合を悪くしたのかと誤解する逸話の持ち主であるため、この件は鵜呑みにして良いのか疑問も残る((コミカライズ5巻特装版特別付録小冊子『「はめふら」5巻ブックレット 占いBOOK』でソフィア・アスカルトTYPEの人について&br()「あなたは人の好意には鈍感です(中略)ただ自分の心に対しては鈍く、恋を自覚するまで時間がかかりそうです」&br()と記載されているので、間接的ながらニコル以外にも鈍感認定はされている。))。 ソフィア自身は、現実の恋愛事は余りよく判らず、異性を好きになった経験も無いため、同じ年頃の女の子よりは疎いかも知れないと思っている。 魔法学園卒業後、[[魔法省>魔法省(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]には『貴族令嬢としての見識を広げ、今後に役立てたい』という社会勉強の名目で訪れていて、主に医務室でお手伝いをしている。 ランドール侯爵家の現当主が引き起こした婚約騒動の際は、フレイ救出作戦時にメアリやアランとともに陽動役を引き受けて、カタリナ達を支援している。 #openclose(show=▼そして本人も気付いていないが……【ネタバレ注意】){ 実はカタリナ(野猿)の前世での親友・&bold(){&color(limegreen){佐々木敦子}の転生体}。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){佐々木敦子}} #center(){&color(limegreen){&bold(){&big(){せっかくまた出会えたのに……もう失うのは嫌!&br()&br()……今度こそ、あの子を助けてみせる!&br()&br()だから、こんな所でめそめそしてないで、私をあの子の元に連れていって!}}}} CV:水瀬いのり 演:春咲 暖(舞台版) ソフィアの前世。野猿の親友だった少女。あだ名は「あっちゃん」 Web版や文庫版では黒い髪に瞳とだけで詳細な容姿は不明だったが、コミカライズ版では前髪を揃えたミディアムヘアの少女として書き起こされている。 なお、TVアニメでは髪と瞳の色が茶色に変更された。 ソフィアはカタリナと違って前世の記憶を思い出しておらず、夢として転生前の思い出を見る機会はあったものの、 起きた時には内容をすっかり忘れてしまっていて、目が覚めた後も胸に残るのは前世の自分が抱いた感情に限られている。 現在のところ、敦子はソフィアと完全に一体化することなく憑霊や副人格に近い存在と化していて、両者の意識は別個に存在しているようである。 敦子はカタリナが亡き親友の転生者であることに気付いているが、カタリナは敦子がソフィアに転生していることを察知していない。 10歳の頃にアスカルト家へキースとともに遊びに行った際に、ソフィアに敦子の姿を重ねた程度である。 小学生の頃は内向的で誰にも声を掛けられず、いじめにも遭っていて、いつも独りぼっちで俯いていた。 声を掛けられても、本のことで熱くなって相手を引かせてしまい、変な子扱いされて陰口を叩かれるのが常だった。 マンガや小説といった本を読み、物語の主人公になった自分を想像することで、寂しい現実から逃げている。 中学入学後に野猿と同じクラスになり、木から落ちた彼女の下敷きになったことが二人にとっての出会いになった。 本のことで熱く語る自分を真剣に受け入れてくれる彼女とはすぐに打ち解けて、敦子にとって最初の友人となり、 やがて勉強の苦手な彼女のお世話係と化してからは、同級生とも仲良くなって独りぼっちではなくなった。 野猿にマンガやアニメを勧めて一緒にオタクの道へ突き進み、彼女を高校進学に導く牽引役にもなっている。 野猿の事故死から立ち直った後は、もう一度友達になって賑やかで楽しい日々を一緒に過ごしたいという願望を抱き、 転生後はソフィアとしてずっと傍にいることを誓ったり、ソフィアが就寝の際に恐怖へ襲われた時は励ましたりもしている。 闇の魔力で眠りに就いたカタリナの夢に登場して彼女の復活を促し、マリア救出や[[シリウス>シリウス・ディーク]]救済のヒントを授ける重要な役割も果たしている。 その後も敦子が関与したと思われる現象がカタリナの周辺で発生している。 新たな破滅フラグとなった『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』をプレイしている光景がカタリナの夢に現れたり((その夢を見るのは現在のところ、ソフィアの傍で寝ていた場合に限られている。))、 日本語で書かれた乙女ゲームメモがソフィアの貸した小説に挟まれていたり……といったことで、今後も影で支えてくれようとしているのだろうか? なお作中に登場する彼女は中高生の姿だが、&bold(){&color(red){前世で何歳頃に死亡したのかは不明}}。 『FORTUNE・LOVER II 魔法省での恋』を遊んでいた頃の年齢も明らかにされていない。 ちなみに同ゲームのプレイ中に『あのこが最後にやってたゲームの続きだから、クリアしたら報告に行かなきゃな』と話しているので、 野猿の死後からおそらく数年経ても墓前か仏壇へ参りに訪れているようである((乙女ゲームのファンディスクやディレクターズカットは本編の発売された翌年にはリリースされるが、続編の作品については2年以上掛かってしまう場合もある。))。 余談その1。 ネタバレで野猿を困らせる一面もあった敦子に対して、ソフィアがカタリナへ新作のロマンス小説を勧める時はネタバレしない程度で力説するようになっている。 この違いは、前世で怒られたり嫌がられたりして反省したせいなのかも知れない。 余談その2。 大抵の乙女ゲームはヒロインの名前を変更できるが、あっちゃんは名前変更をしない派で、『FORTUNE・LOVER』シリーズもデフォルトネームでプレイしている。 &bold(){&color(limegreen){折り畳み部分冒頭の台詞}}は原作準拠(Web版・文庫版)だが、コミカライズ版では自室からカタリナの元へ駆け込む場面が削除されたために存在しない。 &color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}でもカタリナの回想シーンで登場しているが、スピンオフ時空においても転生を果たしているのか不明のままである。 } &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){[[魔法>魔法(乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…)]]}} 魔力は兄と同じく『&color(white,green){風}』。五段階評価で3と、強さはそこそこ。 ソフィアが魔法を使おうとした描写がジオルドに何かをぶつけようとした時((コミカライズ版では二度目のキスシーンが無くなったため、ジオルドを魔法攻撃で制裁しようとする展開にはならなかった。))くらいなので、どの程度の事が出来るのか不明。 トップクラスの光の魔力保持者であるマリアでも治癒が困難な怪我を負わせかねない風を操られることしか判明していない((マリアは後に光の魔力を増幅する魔法道具や強力な魔法が記述された光の契約の書を得ているため、魔法省時代の彼女なら完全に治癒できる可能性もある。))。 本作では闇や光に次いで、風の魔力保持者が魔法を使用する機会は多いが、ソフィアはその出番に恵まれていないのである((ラーナがキース・クラエス誘拐事件で、屋敷の警備を何も言わさずに熨したり、保護したキースの運搬等で活用している。&br()ジンジャーも魔法学園内で使用したが、魔力が弱いので突風を吹かせる程度に留まる。&br()戦闘・搬送以外では、魔法省職員のレジーナが情報収集、兄のニコルが音声探知による索敵で活用している。))。 TVアニメ第1期の第7話『危険なダンジョンに入ってしまった…』ではオリジナル要素として、ニコルへ協力する形で風の魔力によって音を拾い集めている。 また第2期の第5話『弟たちへの愛が溢れてしまった…』では、カタリナの唇を奪ったジオルドに制裁しようとした場面でメアリへ協力を持ち掛ける描写が追加された。 &big(){&big(){&big(){■}&bold(){スピンオフ作品(&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編})のソフィア}}} 矢張りロマンス小説好きで、屋敷の書庫に毎回取りに帰る訳にもいかないことから、図書室でよく借りている。 自分の外見の件で家族が悪く言われて辛い目に遭わせてしまうことに心を痛めていて、本編よりも強い対人不信感を示していた。 魔法学園内でも「呪われた子」と心無い言葉を浴びせられており、貴族令嬢達に追い詰められていたところでカタリナと出会うことになる。 ロマンス小説『エメラルド王女とソフィア』に登場する王女の台詞を借りて貴族令嬢達を追い払ったカタリナとロマンス小説を語り合う流れとなり、 別れ際に見た目に話が及んで綺麗だと褒められた際に最初は強く否定したが、カタリナが続けて口にした「たとえ信じてもらえなくても」という台詞を聞いて、 誰にも信じて貰えず兄の前で涙ぐんだ過去の出来事を思い出して心が動かされることになり、友達になりたいとする申し入れも受け入れている。 本編よりもカタリナとの関係が浅いため、ジオルドに敵意を抱くことはなく、兄に略奪婚を勧めて義妹に収まろうと画策もしていないが、 親睦を深めようとするメアリを見て控えめながらも、自分もカタリナと踊りたがったり、もっと仲良くなりたいと思うなど、距離は縮めようとしている。 &big(){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}} ひだかなみ先生によれば、「儚げで繊細で少しミステリアスな美少女」としてデザインしているそうである。 また、非公式と断った上で『ゲームキャラとしてのビジュアルのイメージカラー』には&color(white,#00552e){深い緑}を挙げている。 スピンオフ作品の&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){体}&color(whitesmoke,black){絶}&color(gold,black){命}&color(whitesmoke,black){!}&color(whitesmoke,black){破}&color(gold,black){滅}&color(whitesmoke,black){寸}&color(gold,black){前}&color(whitesmoke,black){編}を担当したnishi先生によれば、ふわふわな髪の毛を描くのがとても難しくて最初の方は結構描き直していたという。 また、キャラクター原案のひだかなみ先生が描く髪の毛やスカートのふわっとした空気について魔法の様だと評している。 TVアニメ第1期第3話『麗しの美形兄妹と出会ってしまった…』ではオリジナル要素として、王女と町娘のラブロマンスも嗜んでいたことが描写されている。 [[腐女子]]のみならず、姫女子((ガールズラブ作品を愛好する女性ファン。))の素質も備えていた模様である。 ちなみに原作で腐女子だと発覚するのは文庫版6巻だが、TVアニメでは第1期第6話『夏休みだから楽しく遊んでしまった…』の魔法学園時代に前倒しされている。 シスコンとされる兄のニコルに対して妹のソフィアは人見知りなブラコンで、 『FORTUNE LOVER 体験版~ニコル篇~』では、マリアと出会って間もなくは自分を気遣ってくれる大好きな兄を盗られまいと素っ気無い態度を示していた。 マリアに下心は無く失礼に映るが、心無い貴族令嬢との付き合いで深く傷付き、数年間引き籠もって慰められていた幼少時代があるので、致し方ない面もあるだろう。 本編でも兄想いな点は変わらず、『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』の質問コーナーで、 理想の恋人は「お兄様のような優しくて包容力のある方」と回答し、TVA第1期Blu-ray vol.4の『書き下ろし小説~ソフィア篇~』でも一番の理想に挙げている。 もっともコミカライズ5巻特装版特別付録小冊子『「はめふら」5巻ブックレット 占いBOOK』ではソフィア・アスカルトTYPEの恋愛について 「あなたが相手を好きになるとしたら、言葉に嘘が無い、正直で純粋な心を持つ人物になるでしょう」とあるので、 本人は気付いていないだけで理想に思い描くタイプと現実に交際したいタイプが異なる可能性もある。 twitterのアニメアカウントで誕生日・星座・血液型が公表されている。 誕生日と[[星座>黄道十二星座]]は2月26日生まれのうお座で、[[血液型]]はB型と設定されている。 //↑の出典:https://twitter.com/hamehura/status/1629496439876341762// 『乙女ゲームの破滅フラグしかないラジオパーソナリティーに転生してしまった…』第7回で、彼女を担当した声優さんは演じ分けについて、 一方を敢えて作り込まないで地声に近い等身大の女の子、ソフィアを全力で守りたくなるような女の子として演じて、ギャップが生まれるようにしていたという。 追記・修正は瞼の裏に見覚えのない少女が映った方のみお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 野猿ちゃん前世から人たらしだったのね… -- 名無しさん (2019-05-22 09:12:58) - 本文で【ネタバレ注意】とあったがタグでバラしちゃ意味ないから当該の物は外させてもらった -- 名無しさん (2019-05-22 15:23:31) - 早く、前世の記憶取り戻して、あっちゃんと一体化しないかしら…… -- 名無しさん (2019-05-23 12:43:21) - コミカライズ版第18章では小説版と違って、声を掛ける時でなくてもカタリナを様付けにしてるのか -- 名無しさん (2019-06-07 00:55:53) - あっちゃんがどのようにして生涯を終えたのか気になる。カタリナの前世の子が亡くなった後、何年も生きて天寿を全うしたんだろうか? -- 名無しさん (2020-03-21 17:13:37) - ↑あの子がくれた新しい世界を私はちゃんと生きていく、と決意してるから事故とかがなければ天寿を全うしてるはず -- 名無しさん (2020-05-23 15:40:13) - 老人のように白い髪は天寿を全うした事を示唆……血のように赤い瞳は親友が亡くなった事によるストレスで血の涙を流していた事を表していて……それが転生した際に影響を及したと思う -- 名無しさん (2020-05-24 21:04:49) - 天寿を全うしたと思いたいな… -- 名無しさん (2020-08-05 15:16:32) - 野猿がくれた人生を精一杯生き抜くことが恩返しだったんだろうな -- 名無しさん (2020-10-07 20:56:47) - 破滅寸前編のソフィアは、ゲームと違って、出会った当初でもそこまでカタリナを嫌っている風ではなかったけど、なんでだろうな -- 名無しさん (2020-12-05 13:18:36) - ↑ カタリナが犯罪じみた行為までエスカレーションする前に更正したことで風評がゲームよりはマシになってたんじゃないの? -- 名無しさん (2020-12-05 14:04:16) - ↑↑あと、カタリナ自身はソフィアをいじめてない。12話読むと、ソフィアのことを初めて見たと言ってた。ニコルも何かわだかまりを持っている様子ではなかったし -- 名無しさん (2020-12-05 18:42:22) - ↑元リナも真っ向勝負しかできないから、他の令嬢にいじめさせるなんて真似はしないだろうし、ソフィアを初めて見たときの感想からすると、あの容姿に陰口をたたくなんて発想自体がなかったんだろうな。 -- 名無しさん (2020-12-16 21:27:10) - 何故あっちゃんの生まれ変わりがマリアじゃなくてソフィアなのかって思ってだけど、野猿がニコルルートをほぼプレイしてなくてゲーム中のソフィアのルートや人柄を知らなかったからなのか? -- 名無しさん (2020-12-20 14:18:55) - メアリ程ではないが本来の性格からかなり変わったと思う ジオルドをハレンチ、許すまじと罵倒するなんてゲーム上のソフィアならあり得ないことかと -- 名無しさん (2021-01-11 00:36:01) - ソフィアはあっちゃんの記憶思い出せたりするのかな、カタリナが思い出せたんだからいけそうな感じが・・・安価あっちゃんの記憶戻ったらカタリナと無敵のコンビニなりそうな予感が -- 名無しさん (2021-02-28 03:45:42) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: