雷禅(幽☆遊☆白書)

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&font(#6495ED){登録日}:2019/05/20 (月) 07:04:39 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &color(gray){あんな奴に手こずってもらっては困るな} &color(gray){力の使い方を教えてやるよ} } &ruby(らいぜん){雷禅}とは、漫画『[[幽☆遊☆白書]]』の登場人物の一人。 CV:菅生隆之 ●目次 #contents *◆人物 魔界の三大勢力のうちの一つの頂点に位置する、魔界三大妖怪の1人で、魔界の小国を統治している国王。 食人鬼と呼ばれる妖怪の一種であり、「闘神」の異名を持つほどの力を持つ。 しかし現在は一切の食事をとっておらす衰弱してきている(それでもトップクラスの力量を誇る)。 無造作に伸ばされた長い金髪((アニメでは銀髪))を持ち、左目の辺りに独特の模様がある。 一人称は「オレ」。[[ワイルドな風貌>とら(うしおととら)]]で口調は荒っぽいが、血気盛んだった昔と比べると現在は随分と落ち着いており、常に物事を冷静に見つめる泰然自若とした性格。 若い頃は自由気ままに生きていたが、不思議と人を引きつける魅力を持っており、彼を慕う旧友や部下は多い。 国王となった現在は、自分の事よりもこれからの魔界や部下の事を考え、人間界との融和を主張する等、魔界の穏健派として位置している。 若い頃は煙鬼や弧光等の数多くの友人と喧嘩に明け暮れていた。 当時は煙鬼達と比べても圧倒的に強かったが、突然人間を食べるのをやめて隠居をする事を表明。 その頃は煙鬼達も血の気が多く、最後まで彼らと和解できないまま隠居をし小国の国王となった。 これがきっかけで煙鬼達も気が抜け、いつしか戦う事を忘れて平穏に暮らすようになる。 現在でも煙鬼達から好かれていたが、肝心な事は彼らにも一切話さなかったという。 実は[[浦飯幽助]]の先祖。 幽助はA級以上の妖怪だけができる遺伝交配「魔族大隔世」によって現代に生まれた子供であり、幽助には雷禅の遺伝子が色濃く受け継がれていた。 そのため先祖というよりも父親に近く、幽助の事を「息子」と呼び、幽助からは「クソオヤジ」と呼ばれている。 ちなみに煙鬼によると、雷禅と幽助はそっくりであるらしい。 霊・魔・人間界全てひっくるめて1つの世界だと考えており、いつか普通の人間も海外旅行気分で異界を往来する日が来ると思っている。 また、自分を含む食人をする魔族の一部はその過度期だと言い切るほどの考えを持っており、前述の世界が実現した時には自分達の存在は邪魔になるだろうとも予想している。 妖怪の血に覚醒した幽助に食人衝動がないことから、彼の考えが正しいことが伺える。 *◆能力 全盛期は圧倒的な戦闘力を持っていたらしく、喧嘩仲間の煙鬼達よりも圧倒的に強かった。 その戦闘力は、現在は三大妖怪の一角として幅をきかせている[[黄泉>黄泉(幽☆遊☆白書)]]や[[躯>むくろ(幽☆遊☆白書)]]すら遥かに凌駕するほど強かったという。喧嘩仲間達曰く「今の軀や黄泉なんぞ、当時の雷禅見てたら小便ちびってるよ」。 つまり、全盛期に限ればの話ではあるが&bold(){幽白世界最強の存在である。} 食人をやめ死にかけた現在でも魔族の力が覚醒したばかりの幽助の実力では話にならず、三大勢力の均衡が保たれていたほどに強い。 しかし初登場から約1年が経過し、その間までずっと自身に挑戦してくる幽助を軽く半殺しにしていたが、 ついに餓死寸前まで陥り我を忘れ暴れ、その時の幽助では全く対抗できない程の圧倒的な力を発揮(幽助の相手していた時よりはかなりの力を発揮していた模様)。 しかし、その力は既に「手加減なしでこの程度の実力なのかよ」と気づかれてしまうほどに弱体化してしまっていた。 【ステータス(妖力測定器調べ)】 ・TP(妖力値):1322000 ・HP(体力) : 460000 ・OP(攻撃力): 424000 ・DP(守備力) :352000 ・SP(特殊能力): 86000 死にかけの現在は同じ三大妖怪の黄泉・躯と比べると、妖力はやや劣り、体力と攻撃力は上回る。 目を引くのが特殊能力の低さ(それでも他国のナンバー2と比べれば高い)だが、おそらくは基礎スペックの高さに物を言わせるタイプのファイターだったのだろう。 *◆来歴 **過去 今から700年ほど前、まだ魔界と人間界に垣根がなかった頃の人間界。 当時は人間の生活のいたるところに魑魅魍魎が関わっており、国さえも魔族と手を組み呪術をもって外敵の侵略を阻んでいた時代であった。 当時の雷禅は腹が減った時に好きなだけ人間を食う奔放な生活を送っていたが、そんな時に人間界で1人の女性と出会う。 その女性は&ruby(くだくすし){食脱医師}と呼ばれる呪術師であり、青日くガリガリで術師特有のイヤな香を纏う女であった。 雷禅からも「気性の激しい性格」と言われるほどの女性であり、彼女の食人鬼である自分を見ても一切恐れないどころか見下すように刺して見据える目を雷禅は気にいった。 その目に惹かれた雷禅は、当初はなぶりながら食い殺そうという軽い気持ちで彼女に近づくが、 女性は病で死んだ人間の肉を食べ続けてそれによって病に耐性を得た自らの血肉を薬としていたため、 数々の死病の肉をくらい続けて猛毒となってしまった自分の腹・内臓を見せつけながら 「お前ごとき下賤な魔獣の手におえる体ではないわ。食えばお前は死ぬ。殺すだけならすぐ出来よう。しかし殺しながら喰わぬならお前は食人鬼の本能も誇りも失う」と迫る。 その気迫に負けた雷禅は、途端に彼女に惚れ、一晩かけておがみ倒し一夜の契りを交わした。 そういう経緯で生まれたのが幽助の遠い先祖というわけである。 その後は次に会うまで人は食べないと勝手に決め、彼女と再会の約束もせずに去る。 去った後に女性は子供を産んでいたが、そのすぐ後に死亡していた。 それでも人間を食らう事を決してしようとはせず、彼の考えに賛同した部下達も人間を食う事をやめている(抗争の為に裏でやってはいるが、考えには賛同していると思われる)。 現在は徐々に衰弱しながら死を待つ身となってしまっており、彼の腹の虫が国の時計代わりとなっている。 **魔界の扉編 魔界に降り立ち[[仙水忍]]と戦っていた幽助の意識に呼びかけ、「力の使い方を教えてやる」と言って彼の力を[[覚醒>獣の槍]]させる。 その後は幽助を操って仙水を倒した。 なお、この時の幽助は雷禅に意識を奪われていたので、意識を取り戻した幽助は「真剣勝負に横槍を入れやがった」と憤慨していた。 **魔界統一編 1000年以上人間を食っていなかったので栄養失調となり、長くて後1年の命となる。 死期を悟った彼は、自分と[[黄泉>黄泉(幽☆遊☆白書)]]と[[ムクロ>むくろ(幽☆遊☆白書)]]という三大勢力に分かれている魔界の均衡と平和を、 己の死後にも保つために後継者として幽助を魔界に呼び寄せる事を思いつく。 魔界の居城で幽助と対面すると、仙水の件で激しい親子喧嘩を繰り広げる。 軽く幽助をいなすと「いつでも命をとりに来い」と言って国で修行をする事を認め、彼を一人前と認めた時に食人をやめた理由を明かす事を約束した。 それから約1年後、とうとう空腹が限界に達し、幽助にも「本気でこの程度かよ」と思われるほど弱体化してしまう。 我を忘れて大暴れし、幽助の体を少し喰ってしまったところで我に返り嘔吐した後で幽助にかつて愛した女の面影を感じ、食人を断った理由を明かす。 その後は「躯と黄泉とも最初は感情だけで争っていたが今は違う。それぞれなりに考え意見が対立してるんだ」と魔界の現状を幽助に教え、 「黄泉には気をつけろ。もし組むなら躯にしとけ」と助言をする。 そして魔界の未来を幽助に託し、腰掛けながら眠るようにして息を引き取った。 #center(){ &color(gray){ あーー……} &color(gray){ハラへったな} } 彼の死後、幽助は考えに考えぬいた末に、黄泉と躯に細かいこと抜きで魔界統一のためのトーナメントを開催する事を提案。 その後で雷禅の墓参りに来た彼の旧友達は、彼が死んだ事を後悔するくらいの派手な大会にするために、全員トーナメントへの出場を決めていた。 *◆雷禅の旧友たち かつて雷禅との喧嘩に明け暮れていた仲間たち。 雷禅が隠居した後は彼らも血の気がなくなったのかいつの間にか戦いをやめ、魔界で静かに暮らしていたため無名になっていた。 雷禅に対しての友情は今も感じており、こぞって墓参りに現れ、魔界統一トーナメントに出場した。 長期のブランクがあるはずだが、各人の実力は黄泉やムクロにも引けを取らないほどであり、彼らの存在を知った黄泉は血が騒ぎ、謀略戦を捨てて一妖怪としてトーナメント出場を決意した。 **煙鬼 いかにも温厚そうな巨漢の鬼。 魔界統一トーナメントで躯を破り、その後も勝ち進んで魔界の王となった(ただし戦闘シーンはほぼなく妖力放出シーンがあるのみ)。 ただ、久しぶりの戦いという事でやはり体が鈍っていたのか、優勝後は酷い腰痛に見舞われた模様。 見た目通り穏健な性格で人間界などに迷惑をかけない政策を採っている。 **孤光 緑髪の女性で煙鬼の妻。常に酒を飲む酔っ払い。魔界統一トーナメントで黄泉を破っている。 雷禅に喧嘩を挑みつつも惚れていたがフラれて自棄になって煙鬼と結婚したらしい(夫婦仲はよい)。 **痩傑 ハンチング帽をかぶった妖怪。周曰く「全然似合ってねえぞ」。 アニメでは[[陣>陣(幽☆遊☆白書)]]と当たって格の差を見せつけた勝利もしている。 **周 小柄な妖怪。痩傑曰く「メタル族のチビ」。痩傑と伯仲の勝負を演じた(勝敗は不明)。 **棗 見た目は人間と区別がつかない女妖怪。[[酎>酎(幽☆遊☆白書)]]と戦うが全く勝負をさせずに下している。 その後ムクロとも好勝負を演じるが敗れた。 その後酎に惚れられるが相手にしていない…ように見えて脈があるそぶりも。 **九浄 棗の双子の兄(アニメ版。原作では言及なし)。蔵馬・孤光を下しているが才蔵に敗退。 アニメでは[[凍矢>凍矢(幽☆遊☆白書)]]と当たって有利な土俵に持ち込ませ、妖力を吸わせるなどしていたがなお勝利。 舐めプと言えば舐めプであるが、良い試合をしたいという希望故であり凍矢も戦いに満足している。 **才蔵 背中に翼の生えた魔人。台詞なし。トーナメント準優勝者なのに。 **電鳳 巨体の獣人。台詞なし。 **鉄山 ヘルメットをかぶった大型の魔人。台詞なし。2回戦で才蔵と当たる位置にいたのでそこまでで敗れている。 &color(gray){「オレはたいがいここに寝てる」} &color(gray){「いつでも編集しに来い ノックもいらねェ」} &color(gray){「追記するのも修正するのもてめェの自由だ」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - あの仙水を「あんな奴」呼ばわりできるほどの実力者。作者としては恋愛メインで書きたかったキャラらしいが、もうちょっと幽白内最強キャラとしての活躍も見たかった。 -- 名無しさん (2019-05-20 10:35:50) - 全盛期に敵といえる相手はいたんだろうか -- 名無しさん (2019-05-20 11:39:47) - 細かいところまで覚えてないんだが食脱医師のねーちゃんは醜女呼ばわりされてたっけ?(意味合いが違うのかもしれんが) むしろ雷禅が「いい女だったぜ。感謝しろよ」って言ってたハズだし、職業的な健康状態を除けば温子さんそっくりに描かれてて美人扱いだったと思うのだが。 -- 名無しさん (2019-05-20 11:47:46) - 雷禅の死語の幽助の提案を知ったらどういう反応するんだろう。呆れ返るか笑い飛ばすのか -- 名無しさん (2019-05-20 11:49:50) - ↑褒めてた気がする、確かアニメ版(その後、旅にでも出るか、とか雑談も) -- 名無しさん (2019-05-20 12:51:40) - 喧嘩仲間の本気を見てるひえいが -- 名無しさん (2019-05-20 13:01:52) - ↑続き 不機嫌時の躯の方が強いって評価してたけど、喧嘩仲間とかなり力の差があったのかな? -- 名無しさん (2019-05-20 13:05:16) - 気絶してたから見てないんだっけ?そもそも大会時でも連戦でなきゃ勝ってたっけな。喧嘩仲間にも楽に勝てたとかだっけ? -- 名無しさん (2019-05-20 13:11:38) - 醜女ってのは役職に対する評価なんじゃないかな。 -- 名無しさん (2019-05-20 19:35:54) - 幽助の、父方母方どっちの祖先なのか分からなかった -- 名無しさん (2019-05-20 23:46:42) - 幽助の両親が離婚したのって実は雷禅のせいなのかも。(遺伝子鑑定したら別の男の子供っていう鑑定が出て父親が暴力を振るうようになったとか) -- 名無しさん (2019-05-21 02:33:42) - ↑9雷禅本人が醜女呼ばわりはしてたな。雷禅の言う「いい女」というのは単に見栄えが良いという意味での評価ではないと思うよ -- 名無しさん (2019-05-21 09:31:54) - このレベルの妖怪が闊歩していて、人間界よく無事だったな -- 名無しさん (2019-05-21 10:27:44) - ↑魔界を掌握できるレベルの妖怪の中で支配に関心があるのって黄泉くらい(その黄泉も後に関心を無くす)だったし、無秩序な殺戮を好む奴に至っては皆無とS級妖怪は理性的なのが多いからなぁ -- 名無しさん (2019-05-21 16:30:34) - ↑×5ほぼ間違いなく温子の血筋。↑「幽白」の妖怪は基本的に強さと邪悪さは反比例するっぽいからね。S級妖怪程(知性が高い分)穏やかな気性が多いのが何よりの証拠 -- 名無しさん (2019-05-21 17:44:05) - 単純に昔はS級妖怪レベルの霊能力者もわんさかいたのかもしれん。時代的には鎌倉時代の後半か -- 名無しさん (2019-05-26 21:35:08) - ↑平安時代も当てはまるかもしれない。龍を喰らう大百足や将門公を討ち取った藤原秀郷や酒呑童子(須佐之男命ですら真正面からガチバトルするのを避けた八岐大蛇の息子説もある)を退治した源頼光とその四天王とか色々おかしい方々がいたしな。 -- 名無しさん (2021-04-10 21:08:23) - 戦意喪失して黄泉にボコボコに殴られてる幽助に魂だけの状態で「人間界に大事な女を残してまで何のために魔界に来たんだ?」と問いかけて幽助を復活させた所が何だかカッコいいかも -- 名無しさん (2021-11-29 01:12:41) - リアタイで見ててそれっきりだから自信ないけど、アニメだと確か食脱医師のねーちゃんとは傷ついた雷禅を匿ったのが馴れ初めでそのままヤリ逃げしたけど惚れた弱みで人間に操を立てて食わなくなった、みたいな流れに改変されてたと思うんだが識者頼む。それと、全盛期の雷禅を逃げの一手に追い込む人間てどんな奴だよ。矢が肩に刺さってたから妖怪じゃないと思うんだよね。 -- 名無しさん (2022-06-16 16:27:34) - 生前の雷禅が螢子を一目みたら幽助に対して「お前も隅に置けないやつだな」「血は争えないというか俺でもあの女(くだくすし)に出会ってなかったらわからないかも」とかになっていただろうか? -- 名無しさん (2022-11-09 15:38:49) - アニメで管生さんが初デビューしたキャラ -- 名無しさん (2023-09-03 17:13:20) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/05/20 (月) 07:04:39 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &color(gray){あんな奴に手こずってもらっては困るな} &color(gray){力の使い方を教えてやるよ} } &ruby(らいぜん){雷禅}とは、漫画『[[幽☆遊☆白書]]』の登場人物の一人。 CV:菅生隆之 ●目次 #contents *◆人物 魔界の三大勢力のうちの一つの頂点に位置する、魔界三大妖怪の1人で、魔界の小国を統治している国王。 食人鬼と呼ばれる妖怪の一種であり、「闘神」の異名を持つほどの力を持つ。 しかし現在は一切の食事をとっておらす衰弱してきている(それでもトップクラスの力量を誇る)。 無造作に伸ばされた長い金髪((アニメでは銀髪))を持ち、左目の辺りに独特の模様がある。 一人称は「オレ」。[[ワイルドな風貌>とら(うしおととら)]]で口調は荒っぽいが、血気盛んだった昔と比べると現在は随分と落ち着いており、常に物事を冷静に見つめる泰然自若とした性格。 若い頃は自由気ままに生きていたが、不思議と人を引きつける魅力を持っており、彼を慕う旧友や部下は多い。 国王となった現在は、自分の事よりもこれからの魔界や部下の事を考え、人間界との融和を主張する等、魔界の穏健派として位置している。 若い頃は煙鬼や弧光等の数多くの友人と喧嘩に明け暮れていた。 当時は煙鬼達と比べても圧倒的に強かったが、突然人間を食べるのをやめて隠居をする事を表明。 その頃は煙鬼達も血の気が多く、最後まで彼らと和解できないまま隠居をし小国の国王となった。 これがきっかけで煙鬼達も気が抜け、いつしか戦う事を忘れて平穏に暮らすようになる。 現在でも煙鬼達から好かれていたが、肝心な事は彼らにも一切話さなかったという。 実は[[浦飯幽助]]の先祖。 幽助はA級以上の妖怪だけができる遺伝交配「魔族大隔世」によって現代に生まれた子供であり、幽助には雷禅の遺伝子が色濃く受け継がれていた。 そのため先祖というよりも父親に近く、幽助の事を「息子」と呼び、幽助からは「クソオヤジ」と呼ばれている。 ちなみに煙鬼によると、雷禅と幽助はそっくりであるらしい。 霊・魔・人間界全てひっくるめて1つの世界だと考えており、いつか普通の人間も海外旅行気分で異界を往来する日が来ると思っている。 また、自分を含む食人をする魔族の一部はその過度期だと言い切るほどの考えを持っており、前述の世界が実現した時には自分達の存在は邪魔になるだろうとも予想している。 妖怪の血に覚醒した幽助に食人衝動がないことから、彼の考えが正しいことがうかがえる。 *◆能力 全盛期は圧倒的な戦闘力を持っていたらしく、喧嘩仲間の煙鬼達よりも圧倒的に強かった。 その戦闘力は、現在は三大妖怪の一角として幅をきかせている[[黄泉>黄泉(幽☆遊☆白書)]]や[[躯>むくろ(幽☆遊☆白書)]]すら遥かに凌駕するほど強かったという。喧嘩仲間達曰く「今の軀や黄泉なんぞ、当時の雷禅見てたら小便ちびってるよ」。 つまり、全盛期に限ればの話ではあるが&bold(){幽白世界最強の存在である。} 食人をやめ死にかけた現在でも魔族の力が覚醒したばかりの幽助の実力では話にならず、三大勢力の均衡が保たれていたほどに強い。 しかし初登場から約1年が経過し、その間までずっと自身に挑戦してくる幽助を軽く半殺しにしていたが、 ついに餓死寸前まで陥り我を忘れ暴れ、その時の幽助では全く対抗できない程の圧倒的な力を発揮(幽助の相手していた時よりはかなりの力を発揮していた模様)。 しかし、その力は既に「手加減なしでこの程度の実力なのかよ」と気づかれてしまうほどに弱体化してしまっていた。 【ステータス(妖力測定器調べ)】 ・TP(妖力値):1322000 ・HP(体力) : 460000 ・OP(攻撃力): 424000 ・DP(守備力) :352000 ・SP(特殊能力): 86000 死にかけの現在は同じ三大妖怪の黄泉・躯と比べると、妖力はやや劣り、体力と攻撃力は上回る。 目を引くのが特殊能力の低さ(それでも他国のナンバー2と比べれば高い)だが、おそらくは基礎スペックの高さに物を言わせるタイプのファイターだったのだろう。 *◆来歴 **過去 今から700年ほど前、まだ魔界と人間界に垣根がなかった頃の人間界。 当時は人間の生活のいたるところに魑魅魍魎が関わっており、国さえも魔族と手を組み呪術をもって外敵の侵略を阻んでいた時代であった。 当時の雷禅は腹が減った時に好きなだけ人間を食う奔放な生活を送っていたが、そんな時に人間界で1人の女性と出会う。 その女性は&ruby(くだくすし){食脱医師}と呼ばれる呪術師であり、青日くガリガリで術師特有のイヤな香を纏う女であった。 雷禅からも「気性の激しい性格」と言われるほどの女性であり、彼女の食人鬼である自分を見ても一切恐れないどころか見下すように刺して見据える目を雷禅は気にいった。 その目に惹かれた雷禅は、当初はなぶりながら食い殺そうという軽い気持ちで彼女に近づくが、 女性は病で死んだ人間の肉を食べ続けてそれによって病に耐性を得た自らの血肉を薬としていたため、 数々の死病の肉をくらい続けて猛毒となってしまった自分の腹・内臓を見せつけながら 「お前ごとき下賤な魔獣の手におえる体ではないわ。食えばお前は死ぬ。殺すだけならすぐ出来よう。しかし殺しながら喰わぬならお前は食人鬼の本能も誇りも失う」と迫る。 その気迫に負けた雷禅は、途端に彼女に惚れ、一晩かけておがみ倒し一夜の契りを交わした。 そういう経緯で生まれたのが幽助の遠い先祖というわけである。 その後は次に会うまで人は食べないと勝手に決め、彼女と再会の約束もせずに去る。 去った後に女性は子供を産んでいたが、そのすぐ後に死亡していた。 それでも人間を食らう事を決してしようとはせず、彼の考えに賛同した部下達も人間を食う事をやめている(抗争の為に裏でやってはいるが、考えには賛同していると思われる)。 現在は徐々に衰弱しながら死を待つ身となってしまっており、彼の腹の虫が国の時計代わりとなっている。 **魔界の扉編 魔界に降り立ち[[仙水忍]]と戦っていた幽助の意識に呼びかけ、「力の使い方を教えてやる」と言って彼の力を[[覚醒>獣の槍]]させる。 その後は幽助を操って仙水を倒した。 なお、この時の幽助は雷禅に意識を奪われていたので、意識を取り戻した幽助は「真剣勝負に横槍を入れやがった」と憤慨していた。 **魔界統一編 1000年以上人間を食っていなかったので栄養失調となり、長くて後1年の命となる。 死期を悟った彼は、自分と[[黄泉>黄泉(幽☆遊☆白書)]]と[[ムクロ>むくろ(幽☆遊☆白書)]]という三大勢力に分かれている魔界の均衡と平和を、 己の死後にも保つために後継者として幽助を魔界に呼び寄せる事を思いつく。 魔界の居城で幽助と対面すると、仙水の件で激しい親子喧嘩を繰り広げる。 軽く幽助をいなすと「いつでも命をとりに来い」と言って国で修行をする事を認め、彼を一人前と認めた時に食人をやめた理由を明かす事を約束した。 それから約1年後、とうとう空腹が限界に達し、幽助にも「本気でこの程度かよ」と思われるほど弱体化してしまう。 我を忘れて大暴れし、幽助の体を少し喰ってしまったところで我に返り嘔吐した後で幽助にかつて愛した女の面影を感じ、食人を断った理由を明かす。 その後は「躯と黄泉とも最初は感情だけで争っていたが今は違う。それぞれなりに考え意見が対立してるんだ」と魔界の現状を幽助に教え、 「黄泉には気をつけろ。もし組むなら躯にしとけ」と助言をする。 そして魔界の未来を幽助に託し、腰掛けながら眠るようにして息を引き取った。 #center(){ &color(gray){ あーー……} &color(gray){ハラへったな} } 彼の死後、幽助は考えに考えぬいた末に、黄泉と躯に細かいこと抜きで魔界統一のためのトーナメントを開催する事を提案。 その後で雷禅の墓参りに来た彼の旧友達は、彼が死んだ事を後悔するくらいの派手な大会にするために、全員トーナメントへの出場を決めていた。 *◆雷禅の旧友たち かつて雷禅との喧嘩に明け暮れていた仲間たち。 雷禅が隠居した後は彼らも血の気がなくなったのかいつの間にか戦いをやめ、魔界で静かに暮らしていたため無名になっていた。 雷禅に対しての友情は今も感じており、こぞって墓参りに現れ、魔界統一トーナメントに出場した。 長期のブランクがあるはずだが、各人の実力は黄泉やムクロにも引けを取らないほどであり、彼らの存在を知った黄泉は血が騒ぎ、謀略戦を捨てて一妖怪としてトーナメント出場を決意した。 **煙鬼 いかにも温厚そうな巨漢の鬼。 魔界統一トーナメントで躯を破り、その後も勝ち進んで魔界の王となった(ただし戦闘シーンはほぼなく妖力放出シーンがあるのみ)。 ただ、久しぶりの戦いという事でやはり体が鈍っていたのか、優勝後は酷い腰痛に見舞われた模様。 見た目通り穏健な性格で人間界などに迷惑をかけない政策を採っている。 **孤光 緑髪の女性で煙鬼の妻。常に酒を飲む酔っ払い。魔界統一トーナメントで黄泉を破っている。 雷禅に喧嘩を挑みつつも惚れていたがフラれて自棄になって煙鬼と結婚したらしい(夫婦仲はよい)。 **痩傑 ハンチング帽をかぶった妖怪。周曰く「全然似合ってねえぞ」。 アニメでは[[陣>陣(幽☆遊☆白書)]]と当たって格の差を見せつけた勝利もしている。 **周 小柄な妖怪。痩傑曰く「メタル族のチビ」。痩傑と伯仲の勝負を演じた(勝敗は不明)。 **棗 見た目は人間と区別がつかない女妖怪。[[酎>酎(幽☆遊☆白書)]]と戦うが全く勝負をさせずに下している。 その後ムクロとも好勝負を演じるが敗れた。 その後酎に惚れられるが相手にしていない…ように見えて脈があるそぶりも。 **九浄 棗の双子の兄(アニメ版。原作では言及なし)。蔵馬・孤光を下しているが才蔵に敗退。 アニメでは[[凍矢>凍矢(幽☆遊☆白書)]]と当たって有利な土俵に持ち込ませ、妖力を吸わせるなどしていたがなお勝利。 舐めプと言えば舐めプであるが、良い試合をしたいという希望故であり凍矢も戦いに満足している。 **才蔵 背中に翼の生えた魔人。台詞なし。トーナメント準優勝者なのに。 **電鳳 巨体の獣人。台詞なし。 **鉄山 ヘルメットをかぶった大型の魔人。台詞なし。2回戦で才蔵と当たる位置にいたのでそこまでで敗れている。 &color(gray){「オレはたいがいここに寝てる」} &color(gray){「いつでも編集しに来い ノックもいらねェ」} &color(gray){「追記するのも修正するのもてめェの自由だ」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - あの仙水を「あんな奴」呼ばわりできるほどの実力者。作者としては恋愛メインで書きたかったキャラらしいが、もうちょっと幽白内最強キャラとしての活躍も見たかった。 -- 名無しさん (2019-05-20 10:35:50) - 全盛期に敵といえる相手はいたんだろうか -- 名無しさん (2019-05-20 11:39:47) - 細かいところまで覚えてないんだが食脱医師のねーちゃんは醜女呼ばわりされてたっけ?(意味合いが違うのかもしれんが) むしろ雷禅が「いい女だったぜ。感謝しろよ」って言ってたハズだし、職業的な健康状態を除けば温子さんそっくりに描かれてて美人扱いだったと思うのだが。 -- 名無しさん (2019-05-20 11:47:46) - 雷禅の死語の幽助の提案を知ったらどういう反応するんだろう。呆れ返るか笑い飛ばすのか -- 名無しさん (2019-05-20 11:49:50) - ↑褒めてた気がする、確かアニメ版(その後、旅にでも出るか、とか雑談も) -- 名無しさん (2019-05-20 12:51:40) - 喧嘩仲間の本気を見てるひえいが -- 名無しさん (2019-05-20 13:01:52) - ↑続き 不機嫌時の躯の方が強いって評価してたけど、喧嘩仲間とかなり力の差があったのかな? -- 名無しさん (2019-05-20 13:05:16) - 気絶してたから見てないんだっけ?そもそも大会時でも連戦でなきゃ勝ってたっけな。喧嘩仲間にも楽に勝てたとかだっけ? -- 名無しさん (2019-05-20 13:11:38) - 醜女ってのは役職に対する評価なんじゃないかな。 -- 名無しさん (2019-05-20 19:35:54) - 幽助の、父方母方どっちの祖先なのか分からなかった -- 名無しさん (2019-05-20 23:46:42) - 幽助の両親が離婚したのって実は雷禅のせいなのかも。(遺伝子鑑定したら別の男の子供っていう鑑定が出て父親が暴力を振るうようになったとか) -- 名無しさん (2019-05-21 02:33:42) - ↑9雷禅本人が醜女呼ばわりはしてたな。雷禅の言う「いい女」というのは単に見栄えが良いという意味での評価ではないと思うよ -- 名無しさん (2019-05-21 09:31:54) - このレベルの妖怪が闊歩していて、人間界よく無事だったな -- 名無しさん (2019-05-21 10:27:44) - ↑魔界を掌握できるレベルの妖怪の中で支配に関心があるのって黄泉くらい(その黄泉も後に関心を無くす)だったし、無秩序な殺戮を好む奴に至っては皆無とS級妖怪は理性的なのが多いからなぁ -- 名無しさん (2019-05-21 16:30:34) - ↑×5ほぼ間違いなく温子の血筋。↑「幽白」の妖怪は基本的に強さと邪悪さは反比例するっぽいからね。S級妖怪程(知性が高い分)穏やかな気性が多いのが何よりの証拠 -- 名無しさん (2019-05-21 17:44:05) - 単純に昔はS級妖怪レベルの霊能力者もわんさかいたのかもしれん。時代的には鎌倉時代の後半か -- 名無しさん (2019-05-26 21:35:08) - ↑平安時代も当てはまるかもしれない。龍を喰らう大百足や将門公を討ち取った藤原秀郷や酒呑童子(須佐之男命ですら真正面からガチバトルするのを避けた八岐大蛇の息子説もある)を退治した源頼光とその四天王とか色々おかしい方々がいたしな。 -- 名無しさん (2021-04-10 21:08:23) - 戦意喪失して黄泉にボコボコに殴られてる幽助に魂だけの状態で「人間界に大事な女を残してまで何のために魔界に来たんだ?」と問いかけて幽助を復活させた所が何だかカッコいいかも -- 名無しさん (2021-11-29 01:12:41) - リアタイで見ててそれっきりだから自信ないけど、アニメだと確か食脱医師のねーちゃんとは傷ついた雷禅を匿ったのが馴れ初めでそのままヤリ逃げしたけど惚れた弱みで人間に操を立てて食わなくなった、みたいな流れに改変されてたと思うんだが識者頼む。それと、全盛期の雷禅を逃げの一手に追い込む人間てどんな奴だよ。矢が肩に刺さってたから妖怪じゃないと思うんだよね。 -- 名無しさん (2022-06-16 16:27:34) - 生前の雷禅が螢子を一目みたら幽助に対して「お前も隅に置けないやつだな」「血は争えないというか俺でもあの女(くだくすし)に出会ってなかったらわからないかも」とかになっていただろうか? -- 名無しさん (2022-11-09 15:38:49) - アニメで管生さんが初デビューしたキャラ -- 名無しさん (2023-09-03 17:13:20) #comment #areaedit(end) }

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