ドラゴンシーザー

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&font(#6495ED){登録日}:2018/09/21 Fri 00:21:09 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ※推奨[[BGM]]:「恐竜戦隊ジュウレンジャー(カラオケ)」 #center(){ &b(){&italic(){ブライが謎の少女から渡された獣奏剣を奏でた時、守護獣・&color(gold,green){ドラゴンシーザー}が出現した!}} &b(){&italic(){大獣神無きジュウレンジャーは一体どう立ち向かうのか!?}} &b(){&italic(){恐竜戦隊ジュウレンジャー!}} &sizex(6){&b(){守護獣大あばれ}}} ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #center(){&sizex(5){&font(#008000,b){来い!ドラゴンシーザー!!}}} &bold(){&color(gold,green){ドラゴンシーザー}}とは、[[スーパー戦隊シリーズ]]第16作『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』に登場する巨大メカ。 初登場は第21話「守護獣大あばれ」。 本項目では、このメカが合体する2号ロボと[[パワーレンジャーシリーズ]]での活躍についても記載する。 #contents(){} *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【基本スペック】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 全長:62m 全高:38m 総重量:170t 歩行速度:35km/h 走行速度:140km/h テーマソング:「ドラゴンシーザーのうた」(歌:Funky Y.K.) *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【登場までのあらすじ】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 前話にてバンドーラの魔力を受けて[[巨大化>巨大化(スーパー戦隊)]]し、グリフォーザー、ラミイスコーピオンの加勢もあって[[大獣神]]を倒したブライ。 バンドーラパレスに戻った後はバンドーラに剣を向けるが、火炎放射と光線のコンボで返り討ちに遭い、地球に放り出されてしまう。 森の中で白ずくめの少女に出会い、彼女に導かれるまま&b(){&font(#dcdcdc){「新しいお家」}}こと時の停止した部屋に足を踏み入れる。 そこで自分の命が残り約30時間しかない事を告げられ、更にジュウレンジャーの伝説の武器に相当する獣奏剣を与えられる。 #center(){&b(){&font(#dcdcdc){獣奏剣は、笛にもなるの。試しに外に出て吹いてみるといいわ。}} &b(){&color(green){答えてくれ。お前は一体誰なんだ?&br()俺の味方か?それとも敵か!?}} &b(){&font(#dcdcdc){フフフ…。良い事?獣奏剣を握り締めて、ここから出たいと願えば、いつも外へ出て行けるし、戻りたいと願えば、いつでも戻れる。&br()…でも、忘れちゃダメ。外へ出れば、お兄ちゃんに残された時間はどんどん減っていくんだから。わかったわね?}}} そこまで言うと少女は消え去った。 愕然とするブライだが、獣奏剣の力であるビルの屋上に移動すると、少女の言葉通りに獣奏剣を吹いてみる。 すると怪獣らしきものが海を裂いて突然現れ、近くの工事現場を襲った。 #center(){&sizex(4){&b(){守護獣          }} &sizex(6){&b(){ドラゴンシーザー}} &b(){&color(green){何だあれは?}} &b(){&font(#dcdcdc){フフフ…お兄ちゃんの守護獣、ドラゴンシーザーよ。}} &b(){&color(green){何?“ドラゴンシーザー”?}}} 少女が姿を消すとブライは演奏を再開し、ドラゴンシーザーは街を破壊する。 ジュウレンジャーはショックを受けながらも人々を見捨てられず、大獣神を失った状態でブライとドラゴンシーザーに戦いを挑む。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【概要】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} [[&font(#008000,b){ドラゴンレンジャー/ブライ}>ドラゴンレンジャー/ブライ]]が&font(#dcdcdc,b){命の精霊クロト}から手渡された&font(#008000,b){獣奏剣}で奏でる音色((玩具および宣伝コピーでは「ドラゴンシンフォニー」と呼称。召喚時の曲名は「目覚めよ守護獣」。))に導かれ、海を揺るがし現れた六番目の守護獣。劇中では単に&bold(){&color(gold,green){「シーザー」}}とも呼称される。 [[&font(#ff0000,b){ティラノレンジャー/ゲキ}>ティラノレンジャー/ゲキ]]が使役する守護獣ティラノザウルスと同じヤマト族の守護獣でもある。 黒と白銀を基調とした巨体が唸る登場シーンはさながら怪獣映画である。 性格はかなり凶暴で、獣奏剣で命令しないと指示できず、獣奏剣の命令がなくなった場合も派手に暴れまわる。 初登場時には雄叫びを上げて尾をしならせながら工場地帯を進撃。 街を襲撃する命令も難なく受け入れ、へし折った煙突を&font(l){ピコラのごとく}噛み砕き、グリフォーザー&ラミイカップルを圧倒する場面も見せつけた。 後に第41話「燃えよブライ!」で知り合った耕太少年を励ますためとはいえ、彼に「かっこいいポーズをとって」と言われて恥ずかしがったり、 第43話「蘇れ!獣奏剣」ではそれぞれ守護獣と向き合って自慢するゲキたちを見てブライを余計恋しく感じたのか、拗ねてしまって遠くに行きブライの面影を探したりする場面が見られた((第43話冒頭ではドーラアンタイオスを探していたとはいえ、夜な夜な街をさまよい歩いたり発電所を荒らしたりする場面から「ブライが死んじゃったショックでおかしくなったのか?」(Byボーイ)と誤解されて守護獣を召還するハメになったことも。))。&font(l){……あれ、こいつ意外とかわいくね?} 一体で守護獣5体分の強さを持っており、胸部に位置する&bold(){&color(red,gold){ブレストラー}}という五芒星状のエンブレムにエネルギーを集中することで5つのランプ部が発光、様々な攻撃を繰り出していく。 戦闘力は守護獣ティラノと引けを取らないが、さすがに巨大化したドーラモンスターを単独で倒したことはなかった。 ブライがジュウレンジャーに加入後は大獣神に合体できない状況の合体要員、および強敵相手に呼び出される場面が目立つ。 獣騎神キングブラキオン加入時には獣帝大獣神および大獣神の真の姿たる究極大獣神の合体パーツとなる。 他の守護獣とは異なり、基本的には外から獣奏剣の音色で使役する。 しかし、ブライ最期の戦いである第42話「ブライ死す…」の対[[ドーラガンサク]]戦のように合神用コックピットも一応は存在するようだ。 ブライの死後はバンドーラの呪文で動きを封じられながらも、獣奏剣を[[受け継ぎ>遺品/技の受け渡し/継承]]アームドティラノレンジャーとなったゲキの説得を受け立ち上がり、 悲しみを乗り越えながらジュウレンジャーと共に大サタンとの最終決戦に挑んでいく。 -&bold(){ドラゴンハーレー} 両手の指先の銃口には[[ミサイル]]が装填され、超強力光弾として発射される。 銃口は左右ともに5門搭載されており、速射性と破壊力はかなり高い。 第24話「カメでまんねん」では守護獣ティラノの放つティラノソニックとほぼ同時に攻撃して巨大ドーラトトイスを撃破した。 モチーフは『[[ジャイアントロボ>ジャイアントロボ(東映版)]]』の主役・ジャイアントロボが指先から放つミサイルロケット。 -&bold(){スピニングシーザー} 尾の[[ドリル]]が高速回転し強烈な攻撃を仕掛ける。 相手が尾を掴んでも発動可能。 -&bold(){ペンタゴンバリヤー} ブレストラーから光の壁を展開、攻撃を防御する。 #center(){&font(#008000,b){今だ、ゲキ!} &font(#ff0000,b){わかった!} &sizex(5){&font(#ff0000,b){ドラゴンシーザー!剛龍神に合神するんだ!}} &sizex(6){&font(#ff0000,b){合体!ドラゴンミッション!!}}} *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【剛龍神】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 全高:43m 総重量:560t 初合体は第22話「合体!剛龍神」。 マグマの中でガイアトロンエネルギーを蓄え復活した守護獣ティラノとの決闘で倒れたドラゴンシーザーが、 野心と憎しみから解き放たれたブライの奏でるドラゴンシンフォニー((曲名は「合体せよ守護獣」。))の音色を受け、他の守護獣3体と合体した巨大神。 この時、ティラノザウルスとプテラノドンは余る。ティラノザウルスは単体でも格闘戦をこなせるが、プテラノドンは完全に余り物である。 初登場時はただのお披露目だったため、本格的な初陣は第23話「好きすき超魔球」の巨大ドーラピクシー戦から。 [[&bold(){&color(pink){プテラレンジャー/メイ}}>プテラレンジャー/メイ]]がドーラピクシーの能力でメロメロにされてしまったことで戦闘に参加できず、大獣神に合体できなかったため剛龍神で戦うという、合体の特性を早速生かした活躍を見せた。 地を蹴り飛び上がったドラゴンシーザーからブレストラーが分離後、両腕部が収納されてドラゴンレンジャーのエンブレムにも似た胸部が構成される。 両腕部に変形した守護獣ジュウマンモスと合体後、ドラゴンシーザーの下顎部からマスク部が現れて、両脚部に変形した守護獣トリケラトプス&サーベルタイガーと連結することで完成する。 二つ目とフェイスガードのある大獣神と異なり、ゴーグルとフェイスマスクのある顔が特徴。ゴーグルの下には二つ目があるが、初合体以降はそれが明滅することはなかった。 当初こそブライが合体に関わってはいたものの、その後はドラゴンシーザーの召喚のみを行い、合体の発動はゲキが行なっている。 ブライ自身は集合コックピット内で操縦することもなく、初期メンバー5人がコックピット内で操縦する方式。 とはいえ、第25話「悪魔のすむ公園」のように、5人揃わなくても合体に必要な守護獣のパートナーがいれば操縦できるようだ。 パワーに優れた大獣神よりもスピードに優れ、専用武器である&font(#c0c0c0,b){剛龍槍ドラゴンアントラー}によるリーチの長さを活かした攻撃が得意。 **&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【武装・必殺技】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} -&font(#c0c0c0,b){剛龍槍ドラゴンアントラー} ドラゴンシーザー形態時における尾と胸部のブレストラーが合体した[[長槍>槍]]。 ゆえに、槍の先端はもちろん&font(#c0c0c0,b){ドリル}となっている。刺さるとかなり痛そう。 先端部は任意で回転可能。第27話「メイを食べたい」では花を喰らい毒花に変えるドーラガズラーに対し、花を吸い込ませないように突風を巻き起こした。 -&bold(){アントラーバリヤー} ペンタゴンバリヤーの剛龍神版。 ドラゴンアントラーの先端部を高速回転させることでバリアを展開。攻撃を弾き返す。 -&bold(){ヒートホーン} 頭部の角飾りを白熱化させて&font(l){[[アイスラッガー]]のごとく}[[ブーメラン]]として投擲する。 強敵への牽制に使われるものの、破られる場面が多かった。 -&bold(){超爆烈龍神突き} 剛龍神最大の必殺技。 ドラゴンアントラーのランプ部が発光するとともに先端のドリルが高速回転し白熱化。 レンジャーが技名を叫んだ後、大獣神の超伝説雷光斬りと同様に剛龍神がその名を叫び必殺の突きが繰り出される。 ヒット後、ドーラモンスターの中央部に巨大で丸い風穴ができ、そこからエネルギーの竜巻が巻き起こり、肉体を跡形もなく消滅させる。 丸い風穴からドラゴンアントラーを構えた剛龍神が写り込むカットも印象的。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【パワーレンジャーシリーズにおいて】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} ドラゴンシーザーは海外のリメイク作『[[マイティ・モーフィン・パワーレンジャー]]』にて&bold(){&color(gold,green){ドラゴンゾード}}という名前で登場。 &font(#008000,b){グリーンレンジャー}(ドラゴンレンジャー)こと[[&bold(){トミー・オリバー}>トミー・オリバー(パワーレンジャー)]]がドラゴンダガー(獣奏剣)の音色で使役するメカ、という面以外は原典の共通項はなく、 魔女リタ・レパルサ(魔女バンドーラ)が、トミーのパワーを基にダイノゾード(守護獣)を模して生み出した悪のダイノゾードとして初登場している。 &font(#ff0000,b){レッドレンジャー}(ティラノレンジャー)こと&bold(){ジェイソン・リー・スコット}との決闘でトミーの洗脳が解除された後、[[ゾードン>ゾードン(パワーレンジャー)]]の力により 他のダイノゾードとドラゴンゾード・ファイティングモードことメガドラゴンゾード(剛龍神)に合体する能力が追加された。 また、メガゾード(大獣神)と合体することでウルトラゾード(獣帝大獣神)に、 さらにその状態でタイタヌス(獣騎神キングブラキオン)と合体することでメガウルトラゾード(究極大獣神)となり、リタ一味との戦いに貢献することになる。 第1シーズン終盤、リタの策略でパワーを失ったトミーはジェイソンにドラゴンダガーとアーマーを託し一時戦線離脱。 ドラゴンゾードもジェイソンおよび2代目レッドレンジャーこと&bold(){ロッキー・デサントス}が使役、 第2シーズンにも登場しサンダーゾード([[気伝獣>気伝獣/気伝武人]])と共にロード・ゼッドを加えたリタ一味と戦うが、グリーンパワーの消失と共に姿を消す。 後にトミーのクローンがコマンドセンターからドラゴンダガーを強奪、彼の操り人形と化して街を破壊していったが、 &bold(){&color(#e6d14c,whitesmoke){ホワイトレンジャー}}([[キバレンジャー>キバレンジャー/"吼新星"コウ]])となった本物のトミーとの決闘でクローントミーが正義の心に目覚めると戦いを止め海へと戻っていった。 クローントミーも100年後のアメリカにワープしたため、ドラゴンゾードの出番はここで終了となる。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【玩具について】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 獣奏剣とドラゴンシーザーのヒットは、作品人気だけでなくシリーズの新たなフォーマットを形成し、戦隊シリーズそのものの[[打ち切り>打ち切り(テレビ番組)]]を回避、 更にパワーレンジャーシリーズの始まりもあって今でも海を越えて根強い人気を誇る。 放送当時、バンダイからDX玩具として『DXドラゴンシーザー』が発売。 これまでの2号ロボと異なり、単独で人型ロボ形態に変形しないタイプは前代未聞のものだった。 他の守護獣と合体することで剛龍神、獣帝大獣神となるこの玩具は、PLEXの野中剛氏の&bold(){「スーパー合体のパターンを変えたい」}という要望によるもの。 大獣神と顔と胸を変えることで映像的にも異なる印象を与えた剛龍神は、後の手足部やコアメカを変える『マルチ合体』の先駆けとなった。 また、『DXドラゴンシーザー』はパッケージにある&bold(){「力の源、ブレストラー!!」}のコピーの通り、背中のスイッチを入れると胸部のLEDランプが発光、電子音が鳴り響くギミックもウリ。 スーパー戦隊シリーズのロボ玩具としては初めて電飾・音声ギミックが取り入れられており、後のDXロボ玩具にも投入されていく。 海外でもドラゴンシーザーは『ドラゴンゾード』と名を変え、グリーンレンジャーことトミーの人気も相乗して人気玩具となる。 [[アメリカ>アメリカ合衆国]]では日本と同じ合体玩具以外にも、ラジコンフィギュア『R/C ドラゴンゾード』が発売(グリーンレンジャーのミニフィギュア付き)。 ドラゴンダガー型コントローラーを操作することで劇中と同じ咆哮とブレストラーのSEが鳴り響き、スイングに連動し尻尾が唸る回転アクションが発動。胸部を展開することでグリーンレンジャーを格納することもできる。 さらにオリジナルギミックとしてコントローラーのエンブレム部を押すと胸部(ブレストラー)からミサイルが発射する&font(l){ドラゴンハーレー代わりの}ギミックがついている。 さらに、パワーレンジャーシリーズ20周年記念として2014年に『レガシー・ドラゴンゾード』が発売された。 ABS樹脂からダイキャスト製玩具に進化、当時のDXよりも長くなり、ボールジョイントで動作も可能な尾、 開いた手とドラゴンハーレー発射を意識した平手のコンパチ、シール処理から立体化により塗装の施された装飾、 そしてツリ目状ではない劇中同様の剛龍神のゴーグルなど、可能な限り劇中プロップに近づけられている。 メガドラゴンゾードにも合体可能、その際に尾と胸部をパワー・レーザードリル(ドラゴンアントラー)にすることも可能。 ただし、プロップ準拠のまま合体するため、なりきり玩具とほぼ同じとなる。 一応、当時品の再販である『レガシー・メガゾード』とウルトラゾードに合体することも可能だが、非常に隙間がないため下手に接続すると大獣神の塗装が剥げてしまうことも……。 日本でも2017年に[[ミニプラ>ミニプラ(食玩)]]として『スーパーミニプラ ドラゴンシーザー』が発売(全1種・3500円)。 全1種でありながらも3500円もするその食玩は全五種でひとつ920円もする『スーパーミニプラ 大獣神』より財布を費やすほど。 スイング式の腕・手首・膝にボールジョイント接続式の股関節・足首・尻尾とミニプラお約束の可動範囲の持ち主で、尻尾の表情付けや劇中でも見られた守護獣ティラノとの対決が再現できるのは大きい。 剛龍神や獣帝大獣神にも合体可能だが、剛龍神は合体時の首の隙間を埋めるために顔は付け替え式となっており、 足が膝パーツと干渉して動かしづらいが、DXではできなかった必殺の超爆裂剛龍突きのポーズができるのは良ポイント。 ガシガシ動かしたいのなら獣帝大獣神に合体させて諸事情でできなかったアクションポーズをさせよう! ただし、遊ばせすぎると各関節が負けるので保持パーツは忘れずに。 そして2018年、ついに超合金魂で『GX-78 ドラゴンシーザー』が発売。 パッケージには英表記の『DRAGONZORD』やパワーレンジャーのタイトルロゴも記されており、海外人気の高さも見受けられる。 剛龍神との合体を重視しているためか、レガシー版に比べるとやや小さめだが、DX版よりもスリムにまとまっている。 「いかにして『レガシー・ドラゴンゾード』を超えるか」というコンセプトで、全身に金・銀パーツを多く使用、 ブレストラーにドラゴンアントラーの台座およびグリップ部を収納、ドラゴンアントラーの先端はドラゴンシーザーの尻尾が変形するタイプだけでなく、劇中サイズに準拠したタイプが付属するなど、様々なアイデアが盛り込まれている。 劇中サイズのドラゴンアントラーはDX版、レガシー版、ミニプラ版と同様保持用の台座パーツが用意されており、変形タイプのものよりは柄が若干長めになっている。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【余談】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 今作に登場するメカは実在した恐竜・翼竜・古代生物をモチーフにしているが、このドラゴンシーザーはモデルとなる恐竜はない。 強いて言うなら、恐竜ではなく某[[怪獣王>ゴジラ]]といったところか。 実際、初登場回で東京湾から上陸するシーンもそれをオマージュしており、次の回では怪獣王対[[メカ怪獣王>メカゴジラ(昭和)]]のごとくドラゴンシーザーは守護獣ティラノのライバルキャラとしてぶつけられている。 ドラゴンシーザーのテーマソングである「ドラゴンシーザーのうた」を歌うFunky Y.K.は作曲家・小杉保夫氏の変名である。 小杉氏は数々のアニメソングや特撮ソングを始め、郷ひろみの「お嫁サンバ」やCMソング、果ては『おかあさんといっしょ』などNHK教育番組の歌の歌詞も手掛ける幅広い仕事の持ち主だが、自身がこの名義で歌うのはごく稀である。 また、この「ドラゴンシーザーのうた」は第43話にて、ティラノレンジャーがアームドティラノレンジャーになる場面でも流れている。 [[プレミアムバンダイ]]から発売された『戦隊職人 ドラゴンバックラー』にも、右側面のボタンを3度長押しすると発光と共にこの歌のワンフレーズが流れる隠しギミックがある。 アームドティラノ変身シチュを再現したいならティラノメダルをセットするのがオススメ。ティラノメダルは『ドラゴンバックラー』に付属しているぞ! バンダイから発売されたTCG『レンジャーズストライク』でも第5弾「五龍の激鱗」でドラゴンシーザーが参戦。 MGガンプラのパケ絵でおなじみの森下直親氏によるイラストでドラゴンハーレーとスピニングシーザーを繰り出し暴れ回る様が描かれた。 [[フレーバーテキスト>フレーバーテキスト(TCG)]]では、尻尾がドリル繋がりの[[爆竜ティラノサウルス>アバレンオー]]が &font(#ff0000,b){「尻尾がドリルな奴に悪い奴はいないテラ!暴れるのは、きっと何か理由があるんだテラ!」}と発言。 しかし、映画『[[爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!]]』で激突した爆竜カルノリュータスのテキストで&font(#ff0000,b){「ぜ、前言撤回テラ…。尻尾がドリルな奴の中にも、悪い奴がいやがったテラ。」}と訂正している。 作品同士のクロスオーバーが光る名テキストともいえる。 第8弾「究極の八神」の再録の際にはイラストがマイナーチェンジ。ドラゴンシーザーの構図はそのままに、燃え広がる爆炎の中でその勇姿を見せる、より派手なものに。 こちらのフレーバーテキストは&bold(){「荒ぶる竜は魂揺さぶる笛の音に導かれ、己に眠る神の気配が高まるのを感じていた。」}。 ちなみに、このフレーバーテキストの通り、ドラゴンシーザーは「獣奏剣」を持つ「ドラゴンレンジャー」または「アームドティラノレンジャー」がいる((カードの「特徴」として「獣奏剣」を持つ。))か「獣奏剣」のカードがコマンドゾーンになければ戦闘に参加できない。&s(){なお、「ドラゴンレンジャー」は高額レア、「アームドティラノレンジャー」はシークレット。にも関わらず「獣奏剣」は第8弾で再録されなかった。} シリーズ第45作『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』では、ドラゴンシーザー/ドラゴンゾードモチーフキャラ/ロボとしてスーパーゼンカイザー/[[ゼンカイジュウオー]]が登場。 スーパーゼンカイザーは主人公・[[ゼンカイザー/五色田介人]]の強化形態で、[[アカレンジャー>アカレンジャー/海城剛]]モチーフのシンプルなヒーロー姿と裏腹に、ドラゴンシーザーを着込んだような重装備で、専用武器のゼンカイテンランスも、剛龍神の武器・ドラゴンアントラーを思わせるドリル型の槍となっている。 ゼンカイジュウオーもまた、ドラゴンシーザーと[[ブイレックス>ブイレックスロボ]]をかけ合わせた怪獣ロボであり、この二体は経緯は違えど町中で大暴れしたことが共通している。 追記・修正は獣奏剣を奏でながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 超強力光弾はどうだ!! -- 名無しさん (2018-09-21 03:34:37) - ドラゴンハ~レ~♪ -- 名無しさん (2018-09-21 08:08:47) - ドーラドーラーwwwドーラゴーンww -- 名無しさん (2018-09-21 11:19:31) - ジャスピオンのコズミックハーレーは剣で斬る技、ドラゴンハーレーはミサイル。東映は「ハーレー」という言葉を『どんな技につけても良いフリー素材語尾』とでも思っていないだろうか? -- 名無しさん (2018-09-21 11:46:26) - ゲキがアームドティラノになったのに呼応して覚醒するシーンは本当に泣ける… -- 名無しさん (2018-09-21 12:36:06) - ドラゴンレンジャーのコインのマークってドラゴンシーザーの足跡なんだよね -- 名無しさん (2018-09-21 15:14:25) - 今作の巨大キャラの強さの序列は、こうかな? 究極大獣神>大サタン>獣帝大獣神>ドーラタロス>サタンフランケ>ゾンビフランケ>ドーラフランケ>剛龍神>大獣神>ティラノザウルス≧ドラゴンシーザー>グリフォーザー=ラミイスコーピオン -- 名無しさん (2018-12-01 11:38:57) - ジュウレンの世界にはドラゴンザウルスって恐竜がいたのかもな -- 名無しさん (2022-05-16 15:04:05) - ドラゴノザウルスなら・・・そういやあいつも東映キャラだな -- 名無しさん (2022-05-16 16:56:57) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/09/21 Fri 00:21:09 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 11 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- ※推奨[[BGM]]:「恐竜戦隊ジュウレンジャー(カラオケ)」 #center(){ &b(){&italic(){ブライが謎の少女から渡された獣奏剣を奏でた時、守護獣・&color(gold,green){ドラゴンシーザー}が出現した!}} &b(){&italic(){大獣神無きジュウレンジャーは一体どう立ち向かうのか!?}} &b(){&italic(){恐竜戦隊ジュウレンジャー!}} &sizex(6){&b(){守護獣大あばれ}}} ---- &link_up(△)メニュー &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー) &link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #center(){&sizex(5){&font(#008000,b){来い!ドラゴンシーザー!!}}} &bold(){&color(gold,green){ドラゴンシーザー}}とは、[[スーパー戦隊シリーズ]]第16作『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』に登場する巨大メカ。 初登場は第21話「守護獣大あばれ」。 本項目では、このメカが合体する2号ロボと[[パワーレンジャーシリーズ]]での活躍についても記載する。 #contents(){} *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【基本スペック】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 全長:62m 全高:38m 総重量:170t 歩行速度:35km/h 走行速度:140km/h テーマソング:「ドラゴンシーザーのうた」(歌:Funky Y.K.) *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【登場までのあらすじ】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 前話にてバンドーラの魔力を受けて[[巨大化>巨大化(スーパー戦隊)]]し、グリフォーザー、ラミイスコーピオンの加勢もあって[[大獣神]]を倒したブライ。 バンドーラパレスに戻った後はバンドーラに剣を向けるが、[[火炎放射]]と光線のコンボで返り討ちに遭い、地球に放り出されてしまう。 森の中で白ずくめの少女に出会い、彼女に導かれるまま&b(){&font(#dcdcdc){「新しいお家」}}こと時の停止した部屋に足を踏み入れる。 そこで自分の命が残り約30時間しかない事を告げられ、更にジュウレンジャーの伝説の武器に相当する獣奏剣を与えられる。 #center(){&b(){&font(#dcdcdc){獣奏剣は、笛にもなるの。試しに外に出て吹いてみるといいわ。}} &b(){&color(green){答えてくれ。お前は一体誰なんだ?&br()俺の味方か?それとも敵か!?}} &b(){&font(#dcdcdc){フフフ…。いいこと? 獣奏剣を握り締めて、ここから出たいと願えば、いつも外へ出て行けるし、戻りたいと願えば、いつでも戻れる。&br()…でも、忘れちゃダメ。外へ出れば、お兄ちゃんに残された時間はどんどん減っていくんだから。わかったわね?}}} そこまで言うと少女は消え去った。 愕然とするブライだが、獣奏剣の力であるビルの屋上に移動すると、少女の言葉通りに獣奏剣を吹いてみる。 すると怪獣らしきものが海を裂いて突然現れ、近くの工事現場を襲った。 #center(){ &sizex(4){&b(){守護獣          }} &sizex(6){&b(){ドラゴンシーザー}} &b(){&color(green){何だあれは?}} &b(){&font(#dcdcdc){フフフ…お兄ちゃんの守護獣、ドラゴンシーザーよ。}} &b(){&color(green){何?“ドラゴンシーザー”?}}} 少女が姿を消すとブライは演奏を再開し、ドラゴンシーザーは街を破壊する。 ジュウレンジャーはショックを受けながらも人々を見捨てられず、大獣神を失った状態でブライとドラゴンシーザーに戦いを挑む。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【概要】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} [[&font(#008000,b){ドラゴンレンジャー/ブライ}>ドラゴンレンジャー/ブライ]]が&font(#dcdcdc,b){命の精霊クロト}から手渡された&font(#008000,b){獣奏剣}で奏でる音色((玩具及び宣伝コピーでは「ドラゴンシンフォニー」と呼称。召喚時の曲名は「目覚めよ守護獣」。))に導かれ、海を揺るがし現れた6番目の守護獣。劇中では単に&bold(){&color(gold,green){「シーザー」}}とも呼称される。 &bold(){[[&color(red){ティラノレンジャー/ゲキ}>ティラノレンジャー/ゲキ]]}が使役する守護獣ティラノザウルスと同じヤマト族の守護獣でもある。 黒と白銀を基調とした巨体が唸る登場シーンはさながら怪獣映画である。 性格はかなり凶暴で、獣奏剣で命令しないと指示できず、獣奏剣の命令がなくなった場合も派手に暴れ回る。 初登場時には雄叫びを上げて尾をしならせながら工場地帯を進撃。 街を襲撃する命令も難なく受け入れ、へし折った煙突を&font(l){ピコラのごとく}噛み砕き、グリフォーザー&ラミイカップルを圧倒する場面も見せつけた。 後に第41話「燃えよブライ!」で知り合った耕太少年を励ますためとはいえ、彼に「かっこいいポーズをとって」と言われて恥ずかしがったり、 第43話「蘇れ!獣奏剣」ではそれぞれ守護獣と向き合って自慢するゲキたちを見てブライを余計恋しく感じたのか、拗ねてしまって遠くに行きブライの面影を探したりする場面が見られた((第43話冒頭ではドーラアンタイオスを探していたとはいえ、夜な夜な街をさまよい歩いたり発電所を荒らしたりする場面から「ブライが死んじゃったショックでおかしくなったのか?」(Byボーイ)と誤解されて守護獣を召喚するハメになったことも。))。&font(l){……あれ、こいつ意外とかわいくね?} 一体で守護獣5体分の強さを持っており、胸部に位置する&bold(){&color(red,gold){ブレストラー}}という五芒星状のエンブレムにエネルギーを集中することで5つのランプ部が発光、様々な攻撃を繰り出していく。 戦闘力は守護獣ティラノと引けを取らないが、さすがに巨大化したドーラモンスターを単独で倒したことはなかった。 ブライがジュウレンジャーに加入後は大獣神に合体できない状況の合体要員、および強敵相手に呼び出される場面が目立つ。 獣騎神キングブラキオン加入時には獣帝大獣神および大獣神の真の姿たる究極大獣神の合体パーツとなる。 他の守護獣とは異なり、基本的には外から獣奏剣の音色で使役する。 しかし、ブライ最期の戦いである第42話「ブライ死す…」の対[[ドーラガンサク]]戦のように合神用コックピットも一応は存在するようだ。 ブライの死後はバンドーラの呪文で動きを封じられながらも、獣奏剣を[[受け継ぎ>遺品/技の受け渡し/継承]]アームドティラノレンジャーとなったゲキの説得を受け立ち上がり、 悲しみを乗り越えながらジュウレンジャーと共に大サタンとの最終決戦に挑んでいく。 -&bold(){ドラゴンハーレー} 両手の指先の銃口には[[ミサイル]]が装填され、超強力光弾として発射される。 銃口は左右ともに5門搭載されており、速射性と破壊力はかなり高い。 第24話「カメでまんねん」では守護獣ティラノの放つティラノソニックとほぼ同時に攻撃して巨大ドーラトトイスを撃破した。 モチーフは『[[ジャイアントロボ>ジャイアントロボ(東映版)]]』の主役・ジャイアントロボが指先から放つミサイルロケット。 -&bold(){スピニングシーザー} 尾の[[ドリル]]が高速回転し強烈な攻撃を仕掛ける。 相手が尾を掴んでも発動可能。 -&bold(){ペンタゴンバリヤー} ブレストラーから光の壁を展開、攻撃を防御する。 #center(){&font(#008000,b){今だ、ゲキ!} &font(#ff0000,b){わかった!} &sizex(5){&font(#ff0000,b){ドラゴンシーザー!剛龍神に合神するんだ!}} &sizex(6){&font(#ff0000,b){合体!ドラゴンミッション!!}}} *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【剛龍神】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 全高:43m 総重量:560t 初合体は第22話「合体!剛龍神」。 マグマの中でガイアトロンエネルギーを蓄え復活した守護獣ティラノとの決闘で倒れたドラゴンシーザーが、 野心と憎しみから解き放たれたブライの奏でるドラゴンシンフォニー((曲名は「合体せよ守護獣」。))の音色を受け、他の守護獣3体と合体した巨大神。 この時、ティラノザウルスとプテラノドンは余る。ティラノザウルスは単体でも格闘戦をこなせるが、プテラノドンは完全に余り物である。 初登場時はただのお披露目だったため、本格的な初陣は第23話「好きすき超魔球」の巨大ドーラピクシー戦から。 &bold(){[[&color(hotpink){プテラレンジャー/メイ}>プテラレンジャー/メイ]]}がドーラピクシーの能力でメロメロにされてしまったことで戦闘に参加できず、大獣神に合体できなかったため剛龍神で戦うという、合体の特性を早速生かした活躍を見せた。 地を蹴り飛び上がったドラゴンシーザーからブレストラーが分離後、両腕部が収納されてドラゴンレンジャーのエンブレムにも似た胸部が構成される。 両腕部に変形した守護獣ジュウマンモスと合体後、ドラゴンシーザーの下顎部からマスク部が現れて、両脚部に変形した守護獣トリケラトプス&サーベルタイガーと連結することで完成する。 二つ目とフェイスガードのある大獣神と異なり、ゴーグルとフェイスマスクのある顔が特徴。ゴーグルの下には二つ目があるが、初合体以降はそれが明滅することはなかった。 当初こそブライが合体に関わってはいたものの、その後はドラゴンシーザーの召喚のみを行い、合体の発動はゲキが行なっている。 ブライ自身は集合コックピット内で操縦することもなく、初期メンバー5人がコックピット内で操縦する方式。 とはいえ、第25話「悪魔のすむ公園」のように、5人揃わなくても合体に必要な守護獣のパートナーがいれば操縦できるようだ。 パワーに優れた大獣神よりもスピードに優れ、専用武器である&font(#c0c0c0,b){剛龍槍ドラゴンアントラー}によるリーチの長さを活かした攻撃が得意。 **&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【武装・必殺技】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} -&font(#c0c0c0,b){剛龍槍ドラゴンアントラー} ドラゴンシーザー形態時における尾と胸部のブレストラーが合体した[[長槍>槍]]。 故に、槍の先端はもちろん&font(#c0c0c0,b){ドリル}となっている。刺さるとかなり痛そう。 先端部は任意で回転可能。第27話「メイを食べたい」では花を喰らい毒花に変えるドーラガズラーに対し、花を吸い込ませないように突風を巻き起こした。 -&bold(){アントラーバリヤー} ペンタゴンバリヤーの剛龍神版。 ドラゴンアントラーの先端部を高速回転させることで[[バリア]]を展開。攻撃を弾き返す。 -&bold(){ヒートホーン} 頭部の角飾りを白熱化させて&font(l){[[アイスラッガー]]のごとく}[[ブーメラン]]として投擲する。 強敵への牽制に使われるものの、破られる場面が多かった。 -&bold(){超爆烈龍神突き} 剛龍神最大の必殺技。 ドラゴンアントラーのランプ部が発光すると共に先端のドリルが高速回転し、白熱化。 レンジャーが技名を叫んだ後、大獣神の超伝説雷光斬りと同様に剛龍神がその名を叫び必殺の突きが繰り出される。 ヒット後、ドーラモンスターの中央部に巨大で丸い風穴ができ、そこからエネルギーの竜巻が巻き起こり、肉体を跡形もなく消滅させる。 丸い風穴からドラゴンアントラーを構えた剛龍神が写り込むカットも印象的。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【パワーレンジャーシリーズにおいて】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} ドラゴンシーザーは海外のリメイク作『[[マイティ・モーフィン・パワーレンジャー]]』にて&bold(){&color(gold,green){ドラゴンゾード}}という名前で登場。 &font(#008000,b){グリーンレンジャー}(ドラゴンレンジャー)こと[[&bold(){トミー・オリバー}>トミー・オリバー(パワーレンジャー)]]がドラゴンダガー(獣奏剣)の音色で使役するメカ、という面以外は原典の共通項はなく、 魔女リタ・レパルサ(魔女バンドーラ)が、トミーのパワーを基にダイノゾード(守護獣)を模して生み出した悪のダイノゾードとして初登場している。 &font(#ff0000,b){レッドレンジャー}(ティラノレンジャー)こと&bold(){ジェイソン・リー・スコット}との決闘でトミーの洗脳が解除された後、[[ゾードン>ゾードン(パワーレンジャー)]]の力により 他のダイノゾードとドラゴンゾード・ファイティングモードことメガドラゴンゾード(剛龍神)に合体する能力が追加された。 また、メガゾード(大獣神)と合体することでウルトラゾード(獣帝大獣神)に、 さらにその状態でタイタヌス(獣騎神キングブラキオン)と合体することでメガウルトラゾード(究極大獣神)となり、リタ一味との戦いに貢献することになる。 第1シーズン終盤、リタの策略でパワーを失ったトミーはジェイソンにドラゴンダガーとアーマーを託し一時戦線離脱。 ドラゴンゾードもジェイソンおよび2代目レッドレンジャーこと&bold(){ロッキー・デサントス}が使役、 第2シーズンにも登場しサンダーゾード([[気伝獣>気伝獣/気伝武人]])と共にロード・ゼッドを加えたリタ一味と戦うが、グリーンパワーの消失と共に姿を消す。 後にトミーのクローンがコマンドセンターからドラゴンダガーを強奪、彼の操り人形と化して街を破壊していったが、 &bold(){&color(#e6d14c,whitesmoke){ホワイトレンジャー}}([[キバレンジャー>キバレンジャー/"吼新星"コウ]])となった本物のトミーとの決闘でクローントミーが正義の心に目覚めると戦いを止め海へと戻っていった。 クローントミーも100年後のアメリカにワープしたため、ドラゴンゾードの出番はここで終了となる。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【玩具について】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 獣奏剣とドラゴンシーザーのヒットは、作品人気だけでなくシリーズの新たなフォーマットを形成し、戦隊シリーズそのものの[[打ち切り>打ち切り(テレビ番組)]]を回避、 更にパワーレンジャーシリーズの始まりもあって今でも海を越えて根強い人気を誇る。 放送当時、バンダイからDX玩具として『DXドラゴンシーザー』が発売。 これまでの2号ロボと異なり、単独で人型ロボ形態に変形しないタイプは前代未聞のものだった。 他の守護獣と合体することで剛龍神、獣帝大獣神となるこの玩具は、PLEXの野中剛氏の&bold(){「スーパー合体のパターンを変えたい」}という要望によるもの。 大獣神と顔と胸を変えることで映像的にも異なる印象を与えた剛龍神は、後の手足部やコアメカを変える『マルチ合体』の先駆けとなった。 また、『DXドラゴンシーザー』はパッケージにある&bold(){「力の源、ブレストラー!!」}のコピーの通り、背中のスイッチを入れると胸部のLEDランプが発光、電子音が鳴り響くギミックもウリ。 スーパー戦隊シリーズのロボ玩具としては初めて電飾・音声ギミックが取り入れられており、後のDXロボ玩具にも投入されていく。 海外でもドラゴンシーザーは『ドラゴンゾード』と名を変え、グリーンレンジャーことトミーの人気も相乗して人気玩具となる。 [[アメリカ>アメリカ合衆国]]では日本と同じ合体玩具以外にも、ラジコンフィギュア『R/C ドラゴンゾード』が発売(グリーンレンジャーのミニフィギュア付き)。 ドラゴンダガー型コントローラーを操作することで劇中と同じ咆哮とブレストラーのSEが鳴り響き、スイングに連動し尻尾が唸る回転アクションが発動。胸部を展開することでグリーンレンジャーを格納することもできる。 さらにオリジナルギミックとしてコントローラーのエンブレム部を押すと胸部(ブレストラー)からミサイルが発射する&font(l){ドラゴンハーレー代わりの}ギミックがついている。 さらに、パワーレンジャーシリーズ20周年記念として2014年に『レガシー・ドラゴンゾード』が発売された。 ABS樹脂からダイキャスト製玩具に進化、当時のDXよりも長くなり、ボールジョイントで動作も可能な尾、 開いた手とドラゴンハーレー発射を意識した平手のコンパチ、シール処理から立体化により塗装の施された装飾、 そしてツリ目状ではない劇中同様の剛龍神のゴーグルなど、可能な限り劇中プロップに近づけられている。 メガドラゴンゾードにも合体可能、その際に尾と胸部をパワー・レーザードリル(ドラゴンアントラー)にすることも可能。 ただし、プロップ準拠のまま合体するため、なりきり玩具とほぼ同じとなる。 一応、当時品の再販である『レガシー・メガゾード』とウルトラゾードに合体することも可能だが、非常に隙間がないため下手に接続すると大獣神の塗装が剥げてしまうことも……。 日本でも2017年に[[ミニプラ>ミニプラ(食玩)]]として『スーパーミニプラ ドラゴンシーザー』が発売(全1種・3500円)。 全1種でありながらも3500円もするその食玩は全五種でひとつ920円もする『スーパーミニプラ 大獣神』より財布を費やすほど。 スイング式の腕・手首・膝にボールジョイント接続式の股関節・足首・尻尾とミニプラお約束の可動範囲の持ち主で、尻尾の表情付けや劇中でも見られた守護獣ティラノとの対決が再現できるのは大きい。 剛龍神や獣帝大獣神にも合体可能だが、剛龍神は合体時の首の隙間を埋めるために顔は付け替え式となっており、 足が膝パーツと干渉して動かしづらいが、DXではできなかった必殺の超爆裂剛龍突きのポーズができるのは良ポイント。 ガシガシ動かしたいのなら獣帝大獣神に合体させて諸事情でできなかったアクションポーズをさせよう! ただし、遊ばせすぎると各関節が負けるので保持パーツは忘れずに。 そして2018年。遂に超合金魂で『GX-78 ドラゴンシーザー』が発売。 パッケージには英表記の『DRAGONZORD』やパワーレンジャーのタイトルロゴも記されており、海外人気の高さも見受けられる。 剛龍神との合体を重視しているためか、レガシー版に比べるとやや小さめだが、DX版よりもスリムにまとまっている。 「いかにして『レガシー・ドラゴンゾード』を超えるか」というコンセプトで、全身に金・銀パーツを多く使用、 ブレストラーにドラゴンアントラーの台座およびグリップ部を収納、ドラゴンアントラーの先端はドラゴンシーザーの尻尾が変形するタイプだけでなく、劇中サイズに準拠したタイプが付属するなど、様々なアイデアが盛り込まれている。 劇中サイズのドラゴンアントラーはDX版、レガシー版、ミニプラ版と同様保持用の台座パーツが用意されており、変形タイプのものよりは柄が若干長めになっている。 *&color(gold,green){(Ψ)}&font(#008000){【余談】}&bold(){&color(gold,green){(Ψ)}} 今作に登場するメカは実在した恐竜・翼竜・古代生物をモチーフにしているが、このドラゴンシーザーはモデルとなる恐竜はない。 強いて言うなら、恐竜ではなく[[某怪獣王>ゴジラ]]といったところか。 実際、初登場回で東京湾から上陸するシーンもそれをオマージュしており、次の回では怪獣王対[[メカ怪獣王>メカゴジラ(昭和)]]のごとくドラゴンシーザーは守護獣ティラノのライバルキャラとしてぶつけられている。 ドラゴンシーザーのテーマソングである「ドラゴンシーザーのうた」を歌うFunky Y.K.は作曲家・小杉保夫氏の変名である。 小杉氏は数々のアニメソングや特撮ソングを始め、郷ひろみの「お嫁サンバ」やCMソング、果ては『おかあさんといっしょ』などNHK教育番組の歌の歌詞も手掛ける幅広い仕事の持ち主だが、自身がこの名義で歌うのはごく稀である。 また、この「ドラゴンシーザーのうた」は第43話にて、ティラノレンジャーがアームドティラノレンジャーになる場面でも流れている。 [[プレミアムバンダイ]]から発売された『戦隊職人 ドラゴンバックラー』にも、右側面のボタンを3度長押しすると発光と共にこの歌のワンフレーズが流れる隠しギミックがある。 アームドティラノ変身シチュを再現したいならティラノメダルをセットするのがオススメ。ティラノメダルは『ドラゴンバックラー』に付属しているぞ! バンダイから発売されたTCG『レンジャーズストライク』でも第5弾「五龍の激鱗」でドラゴンシーザーが参戦。 MGガンプラのパケ絵でおなじみの森下直親氏によるイラストでドラゴンハーレーとスピニングシーザーを繰り出し暴れ回る様が描かれた。 [[フレーバーテキスト>フレーバーテキスト(TCG)]]では、尻尾がドリル繋がりの[[爆竜ティラノサウルス>アバレンオー]]が &font(#ff0000,b){「尻尾がドリルな奴に悪い奴はいないテラ!暴れるのは、きっと何か理由があるんだテラ!」}と発言。 しかし、映画『[[爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーはキンキン中!]]』で激突した爆竜カルノリュータスのテキストで&font(#ff0000,b){「ぜ、前言撤回テラ…。尻尾がドリルな奴の中にも、悪い奴がいやがったテラ。」}と訂正している。 作品同士のクロスオーバーが光る名テキストともいえる。 第8弾「究極の八神」の再録の際にはイラストがマイナーチェンジ。ドラゴンシーザーの構図はそのままに、燃え広がる爆炎の中でその勇姿を見せる、より派手なものに。 こちらのフレーバーテキストは&bold(){「荒ぶる竜は魂揺さぶる笛の音に導かれ、己に眠る神の気配が高まるのを感じていた。」}。 ちなみに、このフレーバーテキストの通り、ドラゴンシーザーは「獣奏剣」を持つ「ドラゴンレンジャー」または「アームドティラノレンジャー」がいる((カードの「特徴」として「獣奏剣」を持つ。))か「獣奏剣」のカードがコマンドゾーンになければ戦闘に参加できない。&s(){なお、「ドラゴンレンジャー」は高額レア、「アームドティラノレンジャー」はシークレット。にもかかわらず「獣奏剣」は第8弾で再録されなかった。} シリーズ第45作『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』では、ドラゴンシーザー/ドラゴンゾードモチーフキャラ/ロボとしてスーパーゼンカイザー/[[ゼンカイジュウオー]]が登場。 スーパーゼンカイザーは主人公・[[ゼンカイザー>ゼンカイザー/五色田介人]]の強化形態で、[[アカレンジャー>アカレンジャー/海城剛]]モチーフのシンプルなヒーロー姿と裏腹に、ドラゴンシーザーを着込んだような重装備で、専用武器のゼンカイテンランスも、剛龍神の武器・ドラゴンアントラーを思わせるドリル型の槍となっている。 ゼンカイジュウオーもまた、ドラゴンシーザーと[[ブイレックス>ブイレックスロボ]]をかけ合わせた怪獣ロボであり、この2体は経緯は違えど町中で大暴れした点で共通している。 追記・修正は獣奏剣を奏でながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 超強力光弾はどうだ!! -- 名無しさん (2018-09-21 03:34:37) - ドラゴンハ~レ~♪ -- 名無しさん (2018-09-21 08:08:47) - ドーラドーラーwwwドーラゴーンww -- 名無しさん (2018-09-21 11:19:31) - ジャスピオンのコズミックハーレーは剣で斬る技、ドラゴンハーレーはミサイル。東映は「ハーレー」という言葉を『どんな技につけても良いフリー素材語尾』とでも思っていないだろうか? -- 名無しさん (2018-09-21 11:46:26) - ゲキがアームドティラノになったのに呼応して覚醒するシーンは本当に泣ける… -- 名無しさん (2018-09-21 12:36:06) - ドラゴンレンジャーのコインのマークってドラゴンシーザーの足跡なんだよね -- 名無しさん (2018-09-21 15:14:25) - 今作の巨大キャラの強さの序列は、こうかな? 究極大獣神>大サタン>獣帝大獣神>ドーラタロス>サタンフランケ>ゾンビフランケ>ドーラフランケ>剛龍神>大獣神>ティラノザウルス≧ドラゴンシーザー>グリフォーザー=ラミイスコーピオン -- 名無しさん (2018-12-01 11:38:57) - ジュウレンの世界にはドラゴンザウルスって恐竜がいたのかもな -- 名無しさん (2022-05-16 15:04:05) - ドラゴノザウルスなら・・・そういやあいつも東映キャラだな -- 名無しさん (2022-05-16 16:56:57) #comment #areaedit(end) }

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