全て遠き理想郷

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&font(#6495ED){登録日}:2009/08/16(日) 19:11:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#ffdc00){アヴァロン} &font(#ffdc00){全て遠き理想郷} } 『[[Fate/stay night]]』と『[[Fate/Zero]]』に登場する[[宝具>宝具(Fate)]]のひとつ。 ランク:EX 種別:結界宝具 防御対象:1人 アーサー王伝説における常春の土地、妖精郷の名を冠した『[[約束された勝利の剣]]』の鞘。 [[セイバー(Fate)]]の手から失われた宝具。 *【Fate/stay night】 Fateルート以外では失われたままだが、Fateルートでは最大の切り札として[[ギルガメッシュ>ギルガメッシュ(Fate)]]との闘いに使用される。 能力は二つ。持ち主の老化を停滞させ、あらゆる傷を癒し、呪いを跳ね除ける効果と真名開放を行う事で数百のパーツに分解され、所有者を守る絶対防御能力。 前者は鞘を埋め込めば致命傷レベルの傷を受けても回復できる程である。[[衛宮士郎]]の謎の治癒能力の正体。 ただしセイバーの魔力が無ければ十全な効果を発揮する事は出来ず、持ち主のセイバーが手にしている時でもサーヴァントの宝具のような強力な概念武装で受けた致命傷レベルの傷ともなると、即座に回復する程の効力は無い。 それでも多少間をおけば死んでいない限りは概ね完治させられる強力な回復能力である。 セイバーの魔力が無いと宝具としての効果はほぼ機能しないため、セイバーがこの世から消滅すると力を失うが、他人の魔力でも微弱な治癒効果は働き、冬木大火災の時に致命傷を負った士郎を救ったのもこの鞘の力である。 sn作中では士郎たちは鞘の存在を知らなかったため 「セイバー自身が何か特殊な回復能力を持っていて、サーヴァントである彼女の魔力がマスターに逆流したお陰で、それが発現した……のかもしれない」 と推測していた。 この比喩は、この鞘の存在を知らなかった士郎や[[凛>遠坂凛]]にとって、それほどに有り得ない回復効果を示したということを意味する。 通常使い魔の魔力が主に逆流することは本来はありえないが、絶対に起きないわけでもなく、 第四次聖杯戦争にて一旦死亡した[[言峰綺礼]]が、彼のサーヴァントであるギルガメッシュが浴びた「[[この世全ての悪>この世全ての悪(Fate)]]」の魔力の泥がパスを逆流したことで蘇生する、などの現象が起きている。 また、セイバー自身も切嗣が『全て遠き理想郷』を使えば士郎と同じような状態になっていただろうことを肯定しているため、鞘かセイバーどちらの問題かは不明だが、士郎のような現象は十分ありえるらしい。 「stay night」では主に士郎の治癒に効果を発揮し、その生命力は[[死徒>死徒二十七祖]]並みと言われる程。 [[バーサーカー>バーサーカー(Fate)]]によって殆ど真っ二つに切りつけられた際には数時間で元通りの姿に戻ったという。 更にセイバーが接触して意図的に魔力を込めれば回復力が増し、胴体が千切れかけている程の傷からも生還させ、[[ゲイ・ボルク]]の呪いによる治癒不能の傷どころか呪いそのものすらも無効化した。 UBWルートでは契約が切れたため一度はほとんど機能を失うが、[[アーチャー>アーチャー(Fate)]]との闘いではセイバーが側で見守っていったためか微弱ながらも力を発揮し、アーチャーに斬られた傷をありえないスピードで回復させていた。 この通り、作中で数え切れない程に彼の命を救い続けた能力だが『約束された勝利の剣』の攻撃のみ例外なのか、デッドエンドで切りつけられた際は治癒能力が働かずに死亡している。 また、とあるデッドエンドでは士郎の固有結界の暴走によるダメージにも治癒能力が働くことはなかった。 一部のエンドでは生存を諦めただけで治癒も働かずに死亡するなど、その回復力は非常にムラがある。 後者の絶対防御は「この世界における最強の守り」と形容されるが、正確にはもはや防御というレベルではなく「遮断」。 分解した鞘に包まれた対象はその瞬間のみ、妖精郷の壁によりこの世から隔離されることで、この世の理全てから断絶される。 その結果、あらゆる物理的・魔術的干渉は勿論の事、現存する五つの[[魔法(TYPE-MOON)]]、並行世界からのトランスライナーすら通用しない。 多次元からの攻撃と交信も六次元まで遮断するという。言うなれば個人を対象とした移動要塞。 要はセイバーを七次元の妖精郷に避難させる、というもの。 相手が現世に属する限り、何者にも侵害されぬ究極の一であり、[[TYPE-MOON]]世界最高峰の守り。魔法の域にある宝具である。 作中ではギルガメッシュとの最終決戦で使用され、[[乖離剣エア]]の最大出力『天地乖離す開闢の星』をも弾き、彼を打ち倒す決定打になった。 鞘返却後はセイバーの魔力量も増量すると語っており、一回は[[令呪]]ありではあるが士郎がマスターでもエクスカリバーを4発も撃つ事も可能になった。 参考として優秀な魔術師である凛がマスターでも2発が限界と語っており、破格の魔力向上と言えるだろう。 ただし、常時発動型宝具ではなく真名開放型なのでタイミングはきっちり計らないといけないし、展開したまま攻撃する事は当然出来ない。 セイバーはギルガメッシュとの闘いでは、最大の切り札としてより効果的に発揮する為に闇雲に使わずに鞘の遮断とエクスカリバーを組み合わせたカウンターによる奇襲でギルガメッシュの打倒を果たした。 『天地乖離す開闢の星』の凄まじい威力を恐れていたこともあるが、セイバーの高い直感スキルとこの鞘の能力をもってしても、「このカウンター戦法の成功率は極めて低い」と彼女の直感スキル自体が訴えかける有様。 早すぎるとカウンターにならず、更に鞘の存在を知られて警戒される。遅すぎると展開が間に合わず無防備に直撃してしまう為。 セイバー自身、最低でも合計数回は敵の特定の攻撃を目にして生じる隙や特性等を見定める必要性を確信しており、タイミングを計れるギリギリまで彼女も実践は避けようとした。 上記のギルガメッシュのように大技の直後に一定の硬直時間が訪れる相手等、対象をちゃんと選別した上で成功すれば絶大な成果が期待出来るものの、博打要素の大きな最終手段でもある。 格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』ではセイバーの必殺技の一つに採用されている。 コマンドを入力するとセイバーが目の前に『全て遠き理想郷』を展開し、敵の攻撃がこの『全て遠き理想郷』に命中すると発動する当て身系の必殺技。 当たった攻撃が近距離の場合、セイバーが相手に突進し、真名解放した『約束された勝利の剣』で斬りつけるという、前述のギルガメッシュ戦を再現した特殊演出が入り、 遠距離の場合は相手に向かって『約束された勝利の剣』を放つ。 どちらの場合もガード不可で、発動に成功すれば確実にダメージが入るが、発動しなくても『全て遠き理想郷』を展開した時点でゲージを消費するため、発動タイミングはきちんと図る必要がある。 *【Fate/Zero】 第四次聖杯戦争に際してアインツベルンが「最強のカード」を引き当てる切り札としてコーンウォールから発掘し、 セイバー召喚の為の触媒として使用された後は[[アイリスフィール>アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]の体内に封入される。 ちなみに、失われた鞘を発見し、コーンウォールに納めたのは[[リチャード一世>セイバー(Fake)]]であることが『[[Fake>Fate/strange Fake]]』で明らかになっている。 敵の攻撃に対する備えとすると同時に、「器の守り手」たる彼女の崩壊を押し留める効果を見せた。 アイリは契約者ではない為にセイバーから離れれば効果を発揮しなかったが、彼女が触れた途端に傷は愚か、魔術回路やスタミナすら回復した。 戦いの最終局面において、アイリから最後の戦いへと赴く[[切嗣>衛宮切嗣]]へと託され、正規の契約者たる切嗣にセイバーの魔力が流れた事で鞘の効果は十全に発揮し、致命傷の一撃を貰っても復帰を可能にしたという。 切嗣は鞘に治癒能力がある事は知っていたが、いざその効力を目にするとこれ程のものとは思わなかったと驚愕していた。 固有時制御の反動による自傷にすら癒す効果を利用し、限界を超えるレベルで固有時制御を発動させ、預託令呪をこれでもかと投入する言峰綺礼との最終決戦においてその機能を遺憾なく発揮した。 というかこれが無かったらDead End確定だった。 ただし、これらの描写に関しては色々物議をかもしている。 切嗣の場合、預託令呪をふんだんに使う言峰綺礼に心臓をただの一撃で破裂させられているので、『全て遠き理想郷』の回復力でも蘇生が間に合わないのでは?と言われることもある。 というより士郎や本来の持ち主であるセイバーでも即死級の重傷から数秒で全快する即時復帰は叶わないので、本編と矛盾するとして批難するファンも居る。 戦争終結後、セイバーの消滅により宝具としての機能は失われたが、魔力を込めれば微弱ながら治癒能力を発揮する為、大火災によって瀕死となった[[士郎>衛宮士郎]]を救う為に切嗣によって使用される。 この時のアヴァロンは鞘のままでは瀕死の人間を治せるほどの力はなかったので、分解し埋め込むことで治癒力を増やす形で使用された。 その10年後再びセイバーが召喚された後はセイバーとのリンクが取り戻されたことで機能が復活し、前述の通り強力な治癒効果を士郎にもたらした。 また、本来士郎は剣以外の宝具を投影することは不得手だが、コレは体内に長年埋め込まれた事でその構成を完全に身体が記憶している為、容易に投影できる。 能力がワンランク下がっている状態でも『この世全ての悪』の呪いを持ち主から跳ね除ける力を見せた。 コンマテ3によると、例えほぼ全ての宝具を持っているに等しいギルガメッシュさえも『全て遠き理想郷』を使っているセイバーを傷付けるのは不可能と説明されている。 また、長時間鞘を埋め込まれた者の[[起源>起源(TYPE-MOON)]]と魔術属性を剣にする能力があるとされている。 士郎の起源が剣になりかけている原因とされ、あの投影が出来たのも鞘の影響で起源と魔術属性が剣になったと説明されている。 なお第五次聖杯戦争の終結から十年後、凛と[[ウェイバー>ウェイバー・ベルベット]]によって大聖杯は解体される為、セイバーとの繋がりは完全に断たれ鞘のイメージは消えてしまい、使用する事は出来なくなる。 [[アーチャー>アーチャー(Fate)]]が全て遠き理想郷を投影出来ない理由もコレとされている。 またその内に士郎の身体からするっと抜け落ちて本来あるべき星の内海に帰るとも言われている。 *妖精郷(世界の裏側) ブリテンを代表する魔術師[[マーリン>マーリン(Fate)]]が生前のアルトリアに語った内容によれば、 「”キミたちの世界”という土台の下に”妖精郷”という隙間があって、その下が惑星の地表」 「妖精郷もキミたちの世界も一枚の皮、織物(テクスチャー)にすぎない。どちらも惑星の地表に張り付いた”外観”」。 英雄王ギルガメッシュ以降、魔術王ソロモン以降、西暦以降と段階的に神代が終わっていく中で、妖精や幻想種が去っていった世界。 しかし神代の気配が残る5世紀のブリテンには妖精郷の扉がまだギリギリ開いており、妖精が自由に現世と裏側を行き来できた。 竜種となった[[ジーク(Apocrypha)>ジーク(Fate)]]、一瞬とはいえ幾度も往復できる[[アストルフォ(Apocrypha)>アストルフォ(Fate)]]の幻獣ヒポグリフなど、幻想種にとっては不可侵どころか馴染み深い場所ですらある。 ただし、これらは超現実的・超常的存在だから出来る芸当であり、例えばヒポグリフは本来「有り得ない」魔獣だからこそ不可能なる場所へと「次元跳躍」できる。 普通の人間やサーヴァントのような、現世に縛られている(現実に存在することを許されている)存在には、神代の環境が残り続ける世界の裏側へ干渉したり、そこに留まる術が最早無い。 なお基本的に物質的な肉体を持ったまま裏側に行けないので、竜種は地面に潜って肉体を捨てて魂だけになって裏側に渡り、巨人は魂だけになって渡るような芸当はできないので裏側に行けず現世に留まるしかなった。 この宝具によって辿り着ける後述の理想郷アヴァロンも、「Garden of Avalon」においては、 共に世界の裏側に存在する場所であるとマーリンは解説している。 ただし、どの程度位相が異なるのか等、差異の有無や程度については明言されていない。 *理想郷アヴァロン 地球という惑星が持つ魂の置き場。星の内海。 星の内部たる世界だが地底にあるわけではなく、星の外側と同一座標・同一空間でありながら三次元の外観より数次元ほど上にズレた位相。 昼は春の陽射しと夏の匂いに満ち、夜は秋の空気と冬の星空に覆われ、花々と虫、森には水と緑と獣たち、水場には妖精たちがいる妖精郷。 表層の歴史に寄り添いながらも一切関わりを持たない異郷。 人々が思い描いた楽園の原典。知恵持つ獣には辿り着けない理想郷。 魔力の密度は特濃で、神代の魔力が残る土地でなければ生きられない五世紀のブリテン人でも一呼吸で内側から破裂するレベル。 マーリンいわく「楽園だなんて言わず、兵器として使った方が有効なんじゃないか?」 半分は高次元生命体である[[マーリン(Fate)]]、星の獣[[キャスパリーグ>フォウ(Fate)]]、FGO第1部において、聖剣によって不老不死となり1500年さまよったifの[[ベディヴィエール(Fate)]]、聖剣返還で死するとともに迎え入れられたアルトリア、レアルタヌアEDの士郎などがここに到達している。 そして、FGO第2部では[[アルトリア・キャスター]]とともにマーリンの導きを受けた主人公たちが、ブリテン異聞帯内のものとはいえ星の内海・アヴァロンの光景を本格的に目の辺りにすることとなる。 尚、EXTRA CCCにて八次元まで交信を遮断するというムーンセル中枢の障壁が登場。 これを単なる物理・魔術防御力による防壁だと誤解しているファンも割といるが、作中ではちゃんと[[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]]が 「まるっと円形の、八次元まで交信を遮断する霊子障壁」と説明している通り、このムーンセルの交信の方を受け付けない類の遮断障壁である。(攻撃とは言われておらず別) そして原初の女神の力を手にし、ムーンセルを長時間掛かりで突破した[[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]] こうした設定の為、これらの原初の女神レベルの力の前にはアヴァロンでも遮断は出来ないと思われる。 あとはあくまでギャグ展開によるコメディ補正の加護で突破した自称良妻[[キャスター(EXTRA)]]。 *【余談】 元々のアーサー王伝説ではエクスカリバーと異なり、特に名前は設定されていない無名の鞘。 エクスカリバーは湖の精からもらった剣なので、その辺の繋がりからつけたのだろう。最終戦で「エクスカリバーの鞘!!」などと叫んで鞘を展開して勝っても微妙だし。 また能力も「身につけている間は傷を負わない」とシンプルなもの。 pixiv等のイラストサイトでは、切嗣・アイリ夫妻とイリヤ・士郎兄妹(姉弟)が一家団欒しているイラストなど、 本編では有り得なかったが有り得てほしかった光景を描いた作品群が、この宝具にあやかって「全て遠き理想郷」と呼ばれたり、タグ付けされたりしている。 ちなみにフィギュア業界では、グッドスマイルカンパニーから出た名作「セイバーリリィ~全て遠き理想郷~」の事を指す。 追記・修正よろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,85) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2014-11-29 22:22:26) - アイリの件の辺りは、「魔力すら込めず触れた段階で」と言うのが肝だから復元しといたぞ。更に言えば、「川が逆に流れるようなもの=本来起こり得ない」という例えだから、「ただし、絶対に起こり得ないものじゃなくry」なんて文章加えたら意味不明になる。 -- 名無しさん (2014-12-13 14:24:47) - UBWのアーチャー戦のように契約のパス無く触れてなくても鞘が作動してる場面あるし、魔力をセイバーが意識的に込める必要は必ずしもない。あと本来あり得ないが例外があるなんて文章加えたら意味不明とかそれ例外存在しまくりの型月で本気で言ってんの? -- 名無しさん (2014-12-18 00:31:06) - 要は滅茶苦茶杉て何も参考にならない、ってことか -- 名無しさん (2014-12-18 00:54:45) - ↑ コンマテⅢのQ&Aで「アーチャーがアヴァロンを投影したり、アヴァロンの恩恵を一切受けられないのは『セイバーとの契約が生きてる間しか宝具として機能しないため』」とあるから、そこが否定されるならもう何もかも無茶苦茶だろ。&br()魔術でも手の施しようのない瀕死の重傷から瞬時に立ち治るシーンがUBWにあった記憶も無いが -- 名無しさん (2014-12-18 01:03:42) - 「そうか、彼女の鞘……! 契約が切れたところで、その守護は続いている……!」byアーチャー。あとコンマテ3では契約とは言われてない。セイバーと繋がっていなければ~、とは言われてるが。投影できない理由も、セイバーとのラインも消え、全て遠き理想郷のイメージが消えたのは曰く「聖杯戦争が解体された時」だから2010年頃に起きるという凛たちによる大聖杯解体の時の話っぽい。それにアイリはあの時大量失血で危篤状態ではあったが魔術でも手の施しようのない重傷だったわけではない。綺礼が時間稼ぎのために急所を外して刺したこと書かれてる。 -- 名無しさん (2014-12-18 01:21:15) - 鞘の存在を知っている=アーチャーは鞘を体から取り出してセイバーに返している解釈してたんだがちがったのか -- 名無しさん (2014-12-18 08:34:24) - パーツ分割の描写が見たいのにことごとく映像でやらないという -- 名無しさん (2015-01-07 20:07:23) - アヴァロンのデザインって細かいパーツに分かれるデザインじゃないから 発動→鞘全体に正三角形や正六角形の分割ラインがびっちり浮かぶ→球状に四散  とかになるんじゃねぇかなぁ。   のっぺりしてるからそれくらい無理しないと詳細な描写できないと思う -- 名無しさん (2015-01-26 21:22:27) - 遮断は能力チートな分、まずカウンター以前に攻撃防ぐだけでも使いどころがシビアな上にかなりリスキーという微妙なバランス。 -- 名無しさん (2015-03-14 19:04:15) - エクスカリバーが神造兵装である以上、アヴァロンも神造兵装だと思うがこれもまだ本気じゃないのか -- 名無しさん (2015-05-21 20:46:10) - エアみたいに大技って基本隙ができるからカウンター戦法は強いね -- 名無しさん (2015-06-04 16:59:20) - ↑ 記事にもあるが、セイバー曰く「正直何度も敵の技を見た後じゃないと話にならない」から、実際のところ強くない -- 名無しさん (2015-06-05 13:23:36) - これ使える状態なら防御力回復力ダンチだからそのへんの問題も解消しやすいけどね -- 名無しさん (2015-06-05 18:44:55) - つっても実際本編だとカウンターは鞘の能力と直感スキル込みでも成功するかかなりギリッギリなラインだからねえ(項目にもある通りこれは相手がエアだったから余計に警戒してたのもあるだろうけど)。まあそんなに簡単に出来る芸当ではないけど、超不利な状況でも勝ち筋狙るから十二分に有用ではある。 -- 名無しさん (2015-06-09 18:29:09) - あらゆる攻撃通じない時点でチートですよ -- 名無しさん (2015-06-09 18:34:08) - まあチートだけど勝つ為には使いどころは考えないといけないけどね。引きこもるだけじゃ何もされないけど自分も何もできないし。つっても遮断使う状況に成程追い詰められる相手なんてアルトリアさんの場合そうそういないけど。 -- 名無しさん (2015-06-09 19:05:17) - 物語的にはなんの盛り上がりもしないが、直感でちょっと危なそうになるたびに引き籠るのを繰り返せば、完ぺきな最強宝具になる。 -- 名無しさん (2015-09-06 08:56:44) - 直感が働かないので無理だな -- 名無しさん (2015-09-06 09:51:16) - ↑いいや、働くよ 何が危ないのかまで分からないことが多いだけで、ほとんどの場合で直感は働いてる -- 名無しさん (2015-09-09 20:41:07) - 割と勘違いされているが6次元まで遮断されるとはっきり言われてるのは交信だけである -- 名無しさん (2015-11-11 22:18:57) - ↑4 常時発動型でもないのにそんな切り札頻繁に使ってたら、警戒されてカウンターも狙えないし、下手すりゃ同盟組まれて袋叩きにされるだけだぞ -- 名無しさん (2015-12-22 20:51:58) - 想像具現化みたいな能力持ってる奴いたらアヴァロンでも無理だな -- 名無しさん (2016-01-11 06:31:36) - ↑『全て遠き理想郷』で展開された領域内に『その想像が具現化出来る』事前提だがな。『具現化する要素』そのものが内部に関与出来ないなら無理だぞ。 -- 名無しさん (2016-05-18 06:54:11) - 気になったんだけどFateルートのその後の士郎はアヴァロンとカリバーンって投影出来るのかね? -- 名無しさん (2016-08-06 00:33:38) - カリバーンはともかくアヴァロンは出来ないとコメントされている -- 名無しさん (2016-08-06 05:05:22) - 逆に理想郷すら突破する宝具ってあるのだろうか?エヌマエリシュの空間断層で無理なら沖田の三段突きとかも無意味だし -- 名無しさん (2016-08-06 11:37:28) - ↑音とか光で精神的ダメージとか? 無理か -- 名無しさん (2016-08-14 23:34:43) - 呪いが効かないんだから神性や完全な善意による攻撃(?)ならワンチャンあるかも。例えばシロウを殺すことが救いになるような状況で発動だ出るとか。完全にただの妄想だが。 -- 名無しさん (2016-08-17 13:34:07) - 士郎くんが果たしてずっと引き篭もれるのかなぁ?町で民間人殺しまくればまんまと出てくるやろwww -- 名無しさん (2016-08-28 00:05:07) - 疑問なんだけど、これ発動したセイバーの周囲ごと西遊記宜しく『光輝の大複合神殿』みたいので潰したらどうなんのかな? やっぱりセイバーは無傷だけど動けず行動不能になんのかね? -- 名無しさん (2016-09-19 19:52:07) - 鞘の入っていた箱については書かないでいいのか? -- 名無しさん (2016-11-03 17:53:50) - 神霊なんて時間旅行がせいぜいでその時代を燃料にできるゲーティアと同じ事ができそうな第五魔法、並行世界の運営をも遮断するアヴァロンの方が凄いと思うけどな。よく言われるが交信を遮断できるのが六次元までであって他の要素はその限りじゃないって説明なんだし -- 名無しさん (2017-08-06 12:45:22) - ↑あくまで交信を遮断するのであって、交信以外の何かがやってきたら対応できないじゃない。クトゥルフ神話的・SF的超常存在からの交信によって、アヴァロンやセイバーという情報自体が変質・消滅することも考えられるし。 そもそもアヴァロンの範囲内は「妖精郷」の範囲内だから、ガチの妖精や神霊には敵わんでしょう。 -- 名無しさん (2017-08-24 21:14:47) - ↑2 神霊よりも"妖精"郷アヴァロンのほうが凄い、と言うのはさすがに謎すぎる -- 名無しさん (2017-09-23 14:13:00) - この世界って心臓貫かれたら即死って訳でもなくない? -- 名無しさん (2018-06-25 19:59:42) - ↑2アヴァロンって星の内海だし、神霊がその壁をぶち抜けるとは限らないんじゃないかな -- 名無しさん (2019-03-25 10:43:11) - 【悲報】帝都の鞘、パチモンだった。 -- 名無しさん (2021-03-30 10:45:49) - TRPG「ナイトウィザード」のリプレイでは盾として解釈されてた -- 名無しさん (2021-03-30 11:11:37) - ↑2 アーサー王の鞘なんて超絶級の希少品を日本人なんかに預けるわけないしー() -- 名無しさん (2021-04-19 10:58:19) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/08/16(日) 19:11:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 16 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#ffdc00){アヴァロン} &font(#ffdc00){全て遠き理想郷} } 『[[Fate/stay night]]』と『[[Fate/Zero]]』に登場する[[宝具>宝具(Fate)]]のひとつ。 ランク:EX 種別:結界宝具 防御対象:1人 アーサー王伝説における常春の土地、妖精郷の名を冠した『[[約束された勝利の剣]]』の鞘。 [[セイバー(Fate)]]の手から失われた宝具。 *【Fate/stay night】 Fateルート以外では失われたままだが、Fateルートでは最大の切り札として[[ギルガメッシュ>ギルガメッシュ(Fate)]]との闘いに使用される。 能力は二つ。持ち主の老化を停滞させ、あらゆる傷を癒し、呪いを跳ね除ける効果と真名開放を行う事で数百のパーツに分解され、所有者を守る絶対防御能力。 前者は鞘を埋め込めば致命傷レベルの傷を受けても回復できる程である。[[衛宮士郎]]の謎の治癒能力の正体。 ただしセイバーの魔力が無ければ十全な効果を発揮する事は出来ず、持ち主のセイバーが手にしている時でもサーヴァントの宝具のような強力な概念武装で受けた致命傷レベルの傷ともなると、即座に回復する程の効力は無い。 それでも多少間をおけば死んでいない限りは概ね完治させられる強力な回復能力である。 セイバーの魔力が無いと宝具としての効果はほぼ機能しないため、セイバーがこの世から消滅すると力を失うが、他人の魔力でも微弱な治癒効果は働き、冬木大火災の時に致命傷を負った士郎を救ったのもこの鞘の力である。 sn作中では士郎たちは鞘の存在を知らなかったため 「セイバー自身が何か特殊な回復能力を持っていて、サーヴァントである彼女の魔力がマスターに逆流したお陰で、それが発現した……のかもしれない」 と推測していた。 この比喩は、この鞘の存在を知らなかった士郎や[[凛>遠坂凛]]にとって、それほどに有り得ない回復効果を示したということを意味する。 通常使い魔の魔力が主に逆流することは本来はありえないが、絶対に起きないわけでもなく、 第四次聖杯戦争にて一旦死亡した[[言峰綺礼]]が、彼のサーヴァントであるギルガメッシュが浴びた「[[この世全ての悪>この世全ての悪(Fate)]]」の魔力の泥がパスを逆流したことで蘇生する、などの現象が起きている。 また、セイバー自身も切嗣が『全て遠き理想郷』を使えば士郎と同じような状態になっていただろうことを肯定しているため、鞘かセイバーどちらの問題かは不明だが、士郎のような現象は十分ありえるらしい。 「stay night」では主に士郎の治癒に効果を発揮し、その生命力は[[死徒>死徒二十七祖]]並みと言われる程。 [[バーサーカー>バーサーカー(Fate)]]によって殆ど真っ二つに切りつけられた際には数時間で元通りの姿に戻ったという。 更にセイバーが接触して意図的に魔力を込めれば回復力が増し、胴体が千切れかけている程の傷からも生還させ、[[ゲイ・ボルク]]の呪いによる治癒不能の傷どころか呪いそのものすらも無効化した。 UBWルートでは契約が切れたため一度はほとんど機能を失うが、[[アーチャー>アーチャー(Fate)]]との闘いではセイバーが側で見守っていったためか微弱ながらも力を発揮し、アーチャーに斬られた傷をありえないスピードで回復させていた。 この通り、作中で数え切れない程に彼の命を救い続けた能力だが『約束された勝利の剣』の攻撃のみ例外なのか、デッドエンドで切りつけられた際は治癒能力が働かずに死亡している。 また、とあるデッドエンドでは士郎の固有結界の暴走によるダメージにも治癒能力が働くことはなかった。 一部のエンドでは生存を諦めただけで治癒も働かずに死亡するなど、その回復力は非常にムラがある。 後者の絶対防御は「この世界における最強の守り」と形容されるが、正確にはもはや防御というレベルではなく「遮断」。 分解した鞘に包まれた対象はその瞬間のみ、妖精郷の壁によりこの世から隔離されることで、この世の理全てから断絶される。 その結果、あらゆる物理的・魔術的干渉は勿論の事、現存する五つの[[魔法(TYPE-MOON)]]、並行世界からのトランスライナーすら通用しない。 多次元からの攻撃と交信も六次元まで遮断するという。言うなれば個人を対象とした移動要塞。 要はセイバーを七次元の妖精郷に避難させる、というもの。 相手が現世に属する限り、何者にも侵害されぬ究極の一であり、[[TYPE-MOON]]世界最高峰の守り。魔法の域にある宝具である。 作中ではギルガメッシュとの最終決戦で使用され、[[乖離剣エア]]の最大出力『天地乖離す開闢の星』をも弾き、彼を打ち倒す決定打になった。 鞘返却後はセイバーの魔力量も増量すると語っており、一回は[[令呪]]ありではあるが士郎がマスターでもエクスカリバーを4発も撃つ事も可能になった。 参考として優秀な魔術師である凛がマスターでも2発が限界と語っており、破格の魔力向上と言えるだろう。 ただし、常時発動型宝具ではなく真名開放型なのでタイミングはきっちり計らないといけないし、展開したまま攻撃する事は当然出来ない。 セイバーはギルガメッシュとの闘いでは、最大の切り札としてより効果的に発揮する為に闇雲に使わずに鞘の遮断とエクスカリバーを組み合わせたカウンターによる奇襲でギルガメッシュの打倒を果たした。 『天地乖離す開闢の星』の凄まじい威力を恐れていたこともあるが、セイバーの高い直感スキルとこの鞘の能力をもってしても、「このカウンター戦法の成功率は極めて低い」と彼女の直感スキル自体が訴えかける有様。 早すぎるとカウンターにならず、更に鞘の存在を知られて警戒される。遅すぎると展開が間に合わず無防備に直撃してしまう為。 セイバー自身、最低でも合計数回は敵の特定の攻撃を目にして生じる隙や特性等を見定める必要性を確信しており、タイミングを計れるギリギリまで彼女も実践は避けようとした。 上記のギルガメッシュのように大技の直後に一定の硬直時間が訪れる相手等、対象をちゃんと選別した上で成功すれば絶大な成果が期待出来るものの、博打要素の大きな最終手段でもある。 格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』ではセイバーの必殺技の一つに採用されている。 コマンドを入力するとセイバーが目の前に『全て遠き理想郷』を展開し、敵の攻撃がこの『全て遠き理想郷』に命中すると発動する当て身系の必殺技。 当たった攻撃が近距離の場合、セイバーが相手に突進し、真名解放した『約束された勝利の剣』で斬りつけるという、前述のギルガメッシュ戦を再現した特殊演出が入り、 遠距離の場合は相手に向かって『約束された勝利の剣』を放つ。 どちらの場合もガード不可で、発動に成功すれば確実にダメージが入るが、発動しなくても『全て遠き理想郷』を展開した時点でゲージを消費するため、発動タイミングはきちんと図る必要がある。 *【Fate/Zero】 第四次聖杯戦争に際してアインツベルンが「最強のカード」を引き当てる切り札としてコーンウォールから発掘し、 セイバー召喚の為の触媒として使用された後は[[アイリスフィール>アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]の体内に封入される。 ちなみに、失われた鞘を発見し、コーンウォールに納めたのは[[リチャード一世>セイバー(Fake)]]であることが『[[Fake>Fate/strange Fake]]』で明らかになっている。 敵の攻撃に対する備えとすると同時に、「器の守り手」たる彼女の崩壊を押し留める効果を見せた。 アイリは契約者ではない為にセイバーから離れれば効果を発揮しなかったが、彼女が触れた途端に傷は愚か、魔術回路やスタミナすら回復した。 戦いの最終局面において、アイリから最後の戦いへと赴く[[切嗣>衛宮切嗣]]へと託され、正規の契約者たる切嗣にセイバーの魔力が流れた事で鞘の効果は十全に発揮し、致命傷の一撃を貰っても復帰を可能にしたという。 切嗣は鞘に治癒能力がある事は知っていたが、いざその効力を目にするとこれ程のものとは思わなかったと驚愕していた。 固有時制御の反動による自傷にすら癒す効果を利用し、限界を超えるレベルで固有時制御を発動させ、預託令呪をこれでもかと投入する言峰綺礼との最終決戦においてその機能を遺憾なく発揮した。 というかこれが無かったらDead End確定だった。 ただし、これらの描写に関しては色々物議をかもしている。 切嗣の場合、預託令呪をふんだんに使う言峰綺礼に心臓をただの一撃で破裂させられているので、『全て遠き理想郷』の回復力でも蘇生が間に合わないのでは?と言われることもある。 というより士郎や本来の持ち主であるセイバーでも即死級の重傷から数秒で全快する即時復帰は叶わないので、本編と矛盾するとして批難するファンも居る。 戦争終結後、セイバーの消滅により宝具としての機能は失われたが、魔力を込めれば微弱ながら治癒能力を発揮する為、大火災によって瀕死となった[[士郎>衛宮士郎]]を救う為に切嗣によって使用される。 この時のアヴァロンは鞘のままでは瀕死の人間を治せるほどの力はなかったので、分解し埋め込むことで治癒力を増やす形で使用された。 その10年後再びセイバーが召喚された後はセイバーとのリンクが取り戻されたことで機能が復活し、前述の通り強力な治癒効果を士郎にもたらした。 また、本来士郎は剣以外の宝具を投影することは不得手だが、コレは体内に長年埋め込まれた事でその構成を完全に身体が記憶している為、容易に投影できる。 能力がワンランク下がっている状態でも『この世全ての悪』の呪いを持ち主から跳ね除ける力を見せた。 コンマテ3によると、例えほぼ全ての宝具を持っているに等しいギルガメッシュさえも『全て遠き理想郷』を使っているセイバーを傷付けるのは不可能と説明されている。 また、長時間鞘を埋め込まれた者の[[起源>起源(TYPE-MOON)]]と魔術属性を剣にする能力があるとされている。 士郎の起源が剣になりかけている原因とされ、あの投影が出来たのも鞘の影響で起源と魔術属性が剣になったと説明されている。 なお第五次聖杯戦争の終結から十年後、凛と[[ウェイバー>ウェイバー・ベルベット]]によって大聖杯は解体される為、セイバーとの繋がりは完全に断たれ鞘のイメージは消えてしまい、使用する事は出来なくなる。 [[アーチャー>アーチャー(Fate)]]が全て遠き理想郷を投影出来ない理由もコレとされている。 またその内に士郎の身体からするっと抜け落ちて本来あるべき星の内海に帰るとも言われている。 *妖精郷(世界の裏側) ブリテンを代表する魔術師[[マーリン>マーリン(Fate)]]が生前のアルトリアに語った内容によれば、 「”キミたちの世界”という土台の下に”妖精郷”という隙間があって、その下が惑星の地表」 「妖精郷もキミたちの世界も一枚の皮、織物(テクスチャー)にすぎない。どちらも惑星の地表に張り付いた”外観”」。 英雄王ギルガメッシュ以降、魔術王ソロモン以降、西暦以降と段階的に神代が終わっていく中で、妖精や幻想種が去っていった世界。 しかし神代の気配が残る5世紀のブリテンには妖精郷の扉がまだギリギリ開いており、妖精が自由に現世と裏側を行き来できた。 竜種となった[[ジーク(Apocrypha)>ジーク(Fate)]]、一瞬とはいえ幾度も往復できる[[アストルフォ(Apocrypha)>アストルフォ(Fate)]]の幻獣ヒポグリフなど、幻想種にとっては不可侵どころか馴染み深い場所ですらある。 ただし、これらは超現実的・超常的存在だから出来る芸当であり、例えばヒポグリフは本来「有り得ない」魔獣だからこそ不可能なる場所へと「次元跳躍」できる。 普通の人間やサーヴァントのような、現世に縛られている(現実に存在することを許されている)存在には、神代の環境が残り続ける世界の裏側へ干渉したり、そこに留まる術が最早無い。 なお基本的に物質的な肉体を持ったまま裏側に行けないので、竜種は地面に潜って肉体を捨てて魂だけになって裏側に渡り、巨人は魂だけになって渡るような芸当はできないので裏側に行けず現世に留まるしかなった。 この宝具によって辿り着ける後述の理想郷アヴァロンも、「Garden of Avalon」においては、 共に世界の裏側に存在する場所であるとマーリンは解説している。 ただし、どの程度位相が異なるのか等、差異の有無や程度については明言されていない。 *理想郷アヴァロン 地球という惑星が持つ魂の置き場。星の内海。 星の内部たる世界だが地底にあるわけではなく、星の外側と同一座標・同一空間でありながら三次元の外観より数次元ほど上にズレた位相。 昼は春の陽射しと夏の匂いに満ち、夜は秋の空気と冬の星空に覆われ、花々と虫、森には水と緑と獣たち、水場には妖精たちがいる妖精郷。 表層の歴史に寄り添いながらも一切関わりを持たない異郷。 人々が思い描いた楽園の原典。知恵持つ獣には辿り着けない理想郷。 魔力の密度は特濃で、神代の魔力が残る土地でなければ生きられない五世紀のブリテン人でも一呼吸で内側から破裂するレベル。 マーリンいわく「楽園だなんて言わず、兵器として使った方が有効なんじゃないか?」 半分は高次元生命体である[[マーリン(Fate)]]、星の獣[[キャスパリーグ>フォウ(Fate)]]、FGO第1部において、聖剣によって不老不死となり1500年さまよったifの[[ベディヴィエール(Fate)]]、聖剣返還で死するとともに迎え入れられたアルトリア、レアルタヌアEDの士郎などがここに到達している。 そして、FGO第2部では[[アルトリア・キャスター]]とともにマーリンの導きを受けた主人公たちが、ブリテン異聞帯内のものとはいえ星の内海・アヴァロンの光景を本格的に目の辺りにすることとなる。 尚、EXTRA CCCにて八次元まで交信を遮断するというムーンセル中枢の障壁が登場。 これを単なる物理・魔術防御力による防壁だと誤解しているファンも割といるが、作中ではちゃんと[[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]]が 「まるっと円形の、八次元まで交信を遮断する霊子障壁」と説明している通り、このムーンセルの交信の方を受け付けない類の遮断障壁である。(攻撃とは言われておらず別) そして原初の女神の力を手にし、ムーンセルを長時間掛かりで突破した[[BB>BB(Fate/EXTRA CCC)]] こうした設定の為、これらの原初の女神レベルの力の前にはアヴァロンでも遮断は出来ないと思われる。 あとはあくまでギャグ展開によるコメディ補正の加護で突破した自称良妻[[キャスター(EXTRA)]]。 *【余談】 元々のアーサー王伝説ではエクスカリバーと異なり、特に名前は設定されていない無名の鞘。 エクスカリバーは湖の精からもらった剣なので、その辺の繋がりからつけたのだろう。最終戦で「エクスカリバーの鞘!!」などと叫んで鞘を展開して勝っても微妙だし。 また能力も「身につけている間は傷を負わない」とシンプルなもの。 pixiv等のイラストサイトでは、切嗣・アイリ夫妻とイリヤ・士郎兄妹(姉弟)が一家団欒しているイラストなど、 本編では有り得なかったが有り得てほしかった光景を描いた作品群が、この宝具にあやかって「全て遠き理想郷」と呼ばれたり、タグ付けされたりしている。 ちなみにフィギュア業界では、グッドスマイルカンパニーから出た名作「セイバーリリィ~全て遠き理想郷~」の事を指す。 追記・修正よろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,86) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2014-11-29 22:22:26) - アイリの件の辺りは、「魔力すら込めず触れた段階で」と言うのが肝だから復元しといたぞ。更に言えば、「川が逆に流れるようなもの=本来起こり得ない」という例えだから、「ただし、絶対に起こり得ないものじゃなくry」なんて文章加えたら意味不明になる。 -- 名無しさん (2014-12-13 14:24:47) - UBWのアーチャー戦のように契約のパス無く触れてなくても鞘が作動してる場面あるし、魔力をセイバーが意識的に込める必要は必ずしもない。あと本来あり得ないが例外があるなんて文章加えたら意味不明とかそれ例外存在しまくりの型月で本気で言ってんの? -- 名無しさん (2014-12-18 00:31:06) - 要は滅茶苦茶杉て何も参考にならない、ってことか -- 名無しさん (2014-12-18 00:54:45) - ↑ コンマテⅢのQ&Aで「アーチャーがアヴァロンを投影したり、アヴァロンの恩恵を一切受けられないのは『セイバーとの契約が生きてる間しか宝具として機能しないため』」とあるから、そこが否定されるならもう何もかも無茶苦茶だろ。&br()魔術でも手の施しようのない瀕死の重傷から瞬時に立ち治るシーンがUBWにあった記憶も無いが -- 名無しさん (2014-12-18 01:03:42) - 「そうか、彼女の鞘……! 契約が切れたところで、その守護は続いている……!」byアーチャー。あとコンマテ3では契約とは言われてない。セイバーと繋がっていなければ~、とは言われてるが。投影できない理由も、セイバーとのラインも消え、全て遠き理想郷のイメージが消えたのは曰く「聖杯戦争が解体された時」だから2010年頃に起きるという凛たちによる大聖杯解体の時の話っぽい。それにアイリはあの時大量失血で危篤状態ではあったが魔術でも手の施しようのない重傷だったわけではない。綺礼が時間稼ぎのために急所を外して刺したこと書かれてる。 -- 名無しさん (2014-12-18 01:21:15) - 鞘の存在を知っている=アーチャーは鞘を体から取り出してセイバーに返している解釈してたんだがちがったのか -- 名無しさん (2014-12-18 08:34:24) - パーツ分割の描写が見たいのにことごとく映像でやらないという -- 名無しさん (2015-01-07 20:07:23) - アヴァロンのデザインって細かいパーツに分かれるデザインじゃないから 発動→鞘全体に正三角形や正六角形の分割ラインがびっちり浮かぶ→球状に四散  とかになるんじゃねぇかなぁ。   のっぺりしてるからそれくらい無理しないと詳細な描写できないと思う -- 名無しさん (2015-01-26 21:22:27) - 遮断は能力チートな分、まずカウンター以前に攻撃防ぐだけでも使いどころがシビアな上にかなりリスキーという微妙なバランス。 -- 名無しさん (2015-03-14 19:04:15) - エクスカリバーが神造兵装である以上、アヴァロンも神造兵装だと思うがこれもまだ本気じゃないのか -- 名無しさん (2015-05-21 20:46:10) - エアみたいに大技って基本隙ができるからカウンター戦法は強いね -- 名無しさん (2015-06-04 16:59:20) - ↑ 記事にもあるが、セイバー曰く「正直何度も敵の技を見た後じゃないと話にならない」から、実際のところ強くない -- 名無しさん (2015-06-05 13:23:36) - これ使える状態なら防御力回復力ダンチだからそのへんの問題も解消しやすいけどね -- 名無しさん (2015-06-05 18:44:55) - つっても実際本編だとカウンターは鞘の能力と直感スキル込みでも成功するかかなりギリッギリなラインだからねえ(項目にもある通りこれは相手がエアだったから余計に警戒してたのもあるだろうけど)。まあそんなに簡単に出来る芸当ではないけど、超不利な状況でも勝ち筋狙るから十二分に有用ではある。 -- 名無しさん (2015-06-09 18:29:09) - あらゆる攻撃通じない時点でチートですよ -- 名無しさん (2015-06-09 18:34:08) - まあチートだけど勝つ為には使いどころは考えないといけないけどね。引きこもるだけじゃ何もされないけど自分も何もできないし。つっても遮断使う状況に成程追い詰められる相手なんてアルトリアさんの場合そうそういないけど。 -- 名無しさん (2015-06-09 19:05:17) - 物語的にはなんの盛り上がりもしないが、直感でちょっと危なそうになるたびに引き籠るのを繰り返せば、完ぺきな最強宝具になる。 -- 名無しさん (2015-09-06 08:56:44) - 直感が働かないので無理だな -- 名無しさん (2015-09-06 09:51:16) - ↑いいや、働くよ 何が危ないのかまで分からないことが多いだけで、ほとんどの場合で直感は働いてる -- 名無しさん (2015-09-09 20:41:07) - 割と勘違いされているが6次元まで遮断されるとはっきり言われてるのは交信だけである -- 名無しさん (2015-11-11 22:18:57) - ↑4 常時発動型でもないのにそんな切り札頻繁に使ってたら、警戒されてカウンターも狙えないし、下手すりゃ同盟組まれて袋叩きにされるだけだぞ -- 名無しさん (2015-12-22 20:51:58) - 想像具現化みたいな能力持ってる奴いたらアヴァロンでも無理だな -- 名無しさん (2016-01-11 06:31:36) - ↑『全て遠き理想郷』で展開された領域内に『その想像が具現化出来る』事前提だがな。『具現化する要素』そのものが内部に関与出来ないなら無理だぞ。 -- 名無しさん (2016-05-18 06:54:11) - 気になったんだけどFateルートのその後の士郎はアヴァロンとカリバーンって投影出来るのかね? -- 名無しさん (2016-08-06 00:33:38) - カリバーンはともかくアヴァロンは出来ないとコメントされている -- 名無しさん (2016-08-06 05:05:22) - 逆に理想郷すら突破する宝具ってあるのだろうか?エヌマエリシュの空間断層で無理なら沖田の三段突きとかも無意味だし -- 名無しさん (2016-08-06 11:37:28) - ↑音とか光で精神的ダメージとか? 無理か -- 名無しさん (2016-08-14 23:34:43) - 呪いが効かないんだから神性や完全な善意による攻撃(?)ならワンチャンあるかも。例えばシロウを殺すことが救いになるような状況で発動だ出るとか。完全にただの妄想だが。 -- 名無しさん (2016-08-17 13:34:07) - 士郎くんが果たしてずっと引き篭もれるのかなぁ?町で民間人殺しまくればまんまと出てくるやろwww -- 名無しさん (2016-08-28 00:05:07) - 疑問なんだけど、これ発動したセイバーの周囲ごと西遊記宜しく『光輝の大複合神殿』みたいので潰したらどうなんのかな? やっぱりセイバーは無傷だけど動けず行動不能になんのかね? -- 名無しさん (2016-09-19 19:52:07) - 鞘の入っていた箱については書かないでいいのか? -- 名無しさん (2016-11-03 17:53:50) - 神霊なんて時間旅行がせいぜいでその時代を燃料にできるゲーティアと同じ事ができそうな第五魔法、並行世界の運営をも遮断するアヴァロンの方が凄いと思うけどな。よく言われるが交信を遮断できるのが六次元までであって他の要素はその限りじゃないって説明なんだし -- 名無しさん (2017-08-06 12:45:22) - ↑あくまで交信を遮断するのであって、交信以外の何かがやってきたら対応できないじゃない。クトゥルフ神話的・SF的超常存在からの交信によって、アヴァロンやセイバーという情報自体が変質・消滅することも考えられるし。 そもそもアヴァロンの範囲内は「妖精郷」の範囲内だから、ガチの妖精や神霊には敵わんでしょう。 -- 名無しさん (2017-08-24 21:14:47) - ↑2 神霊よりも"妖精"郷アヴァロンのほうが凄い、と言うのはさすがに謎すぎる -- 名無しさん (2017-09-23 14:13:00) - この世界って心臓貫かれたら即死って訳でもなくない? -- 名無しさん (2018-06-25 19:59:42) - ↑2アヴァロンって星の内海だし、神霊がその壁をぶち抜けるとは限らないんじゃないかな -- 名無しさん (2019-03-25 10:43:11) - 【悲報】帝都の鞘、パチモンだった。 -- 名無しさん (2021-03-30 10:45:49) - TRPG「ナイトウィザード」のリプレイでは盾として解釈されてた -- 名無しさん (2021-03-30 11:11:37) - ↑2 アーサー王の鞘なんて超絶級の希少品を日本人なんかに預けるわけないしー() -- 名無しさん (2021-04-19 10:58:19) #comment #areaedit(end) }

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