帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)

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&font(#6495ED){登録日}:2009/07/16 Thu 12:49:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(b,#ff0000){うちゅうの かなたから、ウルトラマンがかえってくるぞ。} &font(b,#ff0000){[[&font(#ff0000){まえ}>ウルトラマン(作品)]]よりもかっこよく、[[&font(#ff0000){まえ}>ウルトラマン]]よりもずっとつよく。} } #right(){(『小学一年生』昭和46年4月号掲載の記事より)} &bold(){&color(red,silver){帰ってきたウルトラマン/ウルトラマンジャック}}とは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『[[帰ってきたウルトラマン>帰ってきたウルトラマン(作品)]]』を始めとするウルトラシリーズに登場するキャラクター。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *【プロフィール】 [[身長]]:40m 体重:3万5000t 年齢:1万7千歳 飛行速度:マッハ5 走行速度:時速600km 水中速度:180ノット ジャンプ力:400m 腕力:10万tタンカーをいとも簡単に持ち上げる。 聴力:200km先の針の落ちる音も聴こえる。 *【デザイナー・俳優】 &bold(){●キャラクターデザイン} -不詳(書籍によっては井口昭彦や池谷仙克によるものという記述が見られるが、両名とも否定している) &bold(){●CV} -谷津勲(『帰ってきたウルトラマン』) -村越伊知郎(『帰マン』第50話) -山下啓介(『ウルトラマンA』第13・14話) -竹内喬(『ウルトラマンレオ』第38・39話) -小室正幸(『[[ウルトラマン物語>ウルトラマン物語(映画)]]』) -団時朗(『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』~『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』) -[[三木眞一郎]](『[[ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突]]』) -ダグラス・カーク(『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』英語版) &bold(){●スーツアクター} -きくち英一(『帰マン』『A』第1話) -那須野秀樹(『レオ』第38・39話) -上野雅則(『ウルトラマン物語』) -小宮啓志(『新世紀ウルトラマン伝説』) -岩崎賢太郎(『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』) -岩崎晋弥(『[[大決戦!超ウルトラ8兄弟]]』) -岡部暁(『[[ウルトラマンオーブ]]』) -稲庭渉(『[[ウルトラマンジード]]』) *【概要】 #center(){ &blankimg(Ultraman Jack Henshin 2.png,width=346,height=260) #right(){&sizex(1){画像出展:帰ってきたウルトラマン(1971年4月2日~1972年3月31日)}} #right(){&sizex(1){第51話「ウルトラ5つの誓い」より}} #right(){&sizex(1){@円谷プロ}} } [[宇宙警備隊>宇宙警備隊(ウルトラシリーズ)]]の隊員にして、エリート集団「[[ウルトラ兄弟>ウルトラ兄弟(ウルトラシリーズ)]]」の四男に位置する。 [[初代ウルトラマン>ウルトラマン]]によく似た姿をしているが、身体にある赤い模様の周辺に二重線が走り、首から胸元((初代は首周りまで赤い模様があるが、ジャックの方は首周りの部分が銀色で、模様は首の下までという点で異なる。))と腰から膝((模様の見た目は初代はハーフパンツ風だが、ジャックはショートパンツ風で赤い模様の面積が少ない。))までの模様が異なるのが特徴。 ちなみに最初のスーツは初代のものにラインを入れた姿だったが、営業からのダメ出しを受けて既に撮影されていた第1話を撮り直し、現在の姿になった。 なお、そのNGスーツは現在ではスチール写真でしか確認できない。 [[地球]]では「[[郷秀樹]]」という人間と一体化して活動し、変身には[[アイテム>変身アイテム(ウルトラシリーズ)]]を用いず、郷と彼に宿るウルトラマンの精神が一つになった時に変身が可能となる。 話が進んで郷とウルトラマンの精神の一体化が進んでからは、右手を挙げて自発的に変身することも可能になった。 物語開始時点では郷が変身しようとしてもできないなど、ウルトラマンと郷が完全には一体化していない様子も見られたが、 物語が進むにつれて二人の精神の一体化も進んだようで、[[ナックル星人]]の計略で坂田兄妹が(外の人の都合で)殺害された際には、その悲しみと怒りから冷静に戦うことができず敗北した事もあった。 [[最終話>ウルトラ5つの誓い(帰ってきたウルトラマンのエピソード)]]で[[二代目ゼットン>ゼットン]]を倒し、[[バット星人]]による[[光の国>M78星雲・光の国]]襲撃を阻止するため、坂田次郎に「[[ウルトラ5つの誓い]]」を言い残して地球を去った。 ちなみに[[ベムラー]]を追って偶然地球に来た初代や元々は観測のために派遣された[[セブン>ウルトラセブン]]とは違い、初めて地球を守る目的でやって来たウルトラマンである。   *【名称問題】 企画当初は初代ウルトラマンが30年後に帰ってくる続編であり、特に「ウルトラマン○○」といった名称を持っていなかったが、スポンサーが介入した事で初代ウルトラマンとは別人という扱いになったという経緯がある。 本編では単に「ウルトラマン」と呼ばれ、本人も郷に第1話で「俺はウルトラマン」と自己紹介しており、第38話でも[[ハヤタ・シン]]=初代マン本人からもそう呼ばれている((これは生前の円谷英二氏により名付けられ、初代とは別人とされた後も氏の遺志を尊重し、そのままタイトルとして残ることとなった。))。 そのため、郷役の団次郎氏も「途中までは初代ウルトラマンと同一のキャラクターだと思っていた」という。 しかし、ナックル星人戦で初代ウルトラマンが客演して以降は別人であることが確定したために呼び分けが難しくなり、 「帰マン」「帰りマン」「新マン」「ウルトラマン二世」等、様々なニックネームが付けられた。 &font(l){おかげで、初代ウルトラマンが当時の児童誌で、対比のためとはいえ&bold(){前のウルトラマン}だの&bold(){古いウルトラマン}だの言われる羽目に……} 円谷プロダクションの方も初代との差別化を図るために、1984年の映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』から、 公式に「ウルトラマンジャック」という名を与えるが、昭和世代(特にリアルタイム世代)には受け入れにくいらしく、団氏の方も京本政樹氏との対談の中で「ジャック」の名前について「後から付けられてもピンとこない」と明かしている。 そのため、会話中のファンの間でも呼び名が統一されないことも多く、&bold(){「面倒臭いから『帰ってきた新ウルトラマンジャック二世』にまとめようぜ!」}というジョークが存在するほど。 円谷プロもコレを承知しているらしく、2008年の映画『[[大決戦!超ウルトラ8兄弟]]』では、ヒビノ ミライが郷に呼び掛ける際、色んな呼び名を片っ端から使うというお遊びが入っていた。 現在のファンの間では作品としての『帰ってきたウルトラマン』について語る時は、「ジャック」は基本的に使わないという意見で落ち着いている人も多い模様。 なお、ウルトラマンジャックという名称は『[[ウルトラマンタロウ]]』の没ネーム(当時多かったハイジャックを連想させるため没になったらしい)。 『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』の公式サイトでは&bold(){「地球人は『ジャック』の名を知らないため、『ウルトラマン』としか呼ばれていない」}と説明された他、 『[[ウルトラマン列伝]]』における[[ウルトラマンゼロ]]は、彼を紹介する際に「帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック」と、どちらのファンにも分かりやすい呼び方で紹介している。 後の同じウルトラマンを主人公とする『[[ウルトラマンギンガ]]』の続編である『[[ウルトラマンギンガS]]』では、 [[サブウルトラマンを登場させたり>ウルトラマンビクトリー]]、[[主人公ウルトラマン>ウルトラマンギンガ(登場キャラクター)]]に[[新しい姿>ウルトラマンギンガストリウム]]を与えるなどをしており、この問題を解消している。 漫画『ウルトラ兄弟物語』では[[ウルトラの父]]の兄である『[[ウルトラマンジャック>ウルトラ一族の大反乱(ウルトラ兄弟物語)]]』が登場したが、 もちろん赤の他人であり、帰ってきたウルトラマンの方は&bold(){「新マン」}と呼ばれている。 ……ウルトラマンにも[[同姓同名]]ってあったのね……。 ちなみに同作品内では、[[誤って人質ごとスペシウム光線を撃ってしまった事が原因で酒に溺れ>決闘ウルトラ兄弟(ウルトラ兄弟物語)]]、 集合を呼びかけた[[ゾフィー]]に&bold(){「オレは駄目なウルトラ族さ!」}などと発言するくらいヤケになっていた。 *【能力・武装】 基礎をひたすら磨き上げたウルトラマンや、光線技の名手であるエース、肉弾戦の鬼であるタロウやレオなどと違い、突出した部分がない代わりに、&bold(){戦い方の引き出しがとにかく多い万能型。} 「帰って来たウルトラマン」本編でも多対一に追い込まれることが多かったためか、対多数戦闘において利点となる「すぐに撃てる」「すぐに使える」「すぐに倒せる」技が多い。 ・&bold(){[[スペシウム光線]]} 初代[[ウルトラマン]]と同様の必殺技。初代との違いは発射時に背筋を伸ばしていることと、 発射音が初代の「ザー」から[[エメリウム光線]]に似た「ピャー」になっており、色も青白い(([[再生シーゴラス>シーモンス/シーゴラス]]戦のみ、別の攻撃の画像流用のため着弾時に一瞬赤い直線的な光線になっている。))こと。 過去の書籍では初代との違いを言及したものもあるが、現在の公式設定では初代と威力に違いはないとされる。 ウルトラブレスレットが登場してからも度々使われた。 『[[ウルトラマンタロウ>ウルトラマンタロウ(作品)]]』第40話では[[タイラント>タイラント(ウルトラ怪獣)]]対して2発放ったが、[[吸収能力>吸収/反射]]を持つ[[ベムスター]]の腹部に収されてしまった。 ウルトラマンと同じ技を持ってるのは企画段階の名残……なのだが、 映画『[[新世紀ウルトラマン伝説]]』では「あらゆる世界のウルトラマンの光線技の基礎とされており、そこから新しいタイプに進化させていく」 ……とされており、その設定に従えばジャックは初代マン同様、基本技を必殺技として昇華させたという事になる。 企画段階では「凍結スペシウム」の名で記載されているが、 書籍『不滅のヒーロー ウルトラマン白書』によれば「フォッグビームかウルトラフロストがこれに該当する」らしく、 [[ウルトラマンG>ウルトラマングレート]]の海外での光線技の解釈のように同一の光線技を形を変えて発動していた可能性もある。   ・&bold(){[[ウルトラブレスレット]]} スペシウム光線を食ってしまう強敵[[ベムスター]]に敗北した際、[[ウルトラセブン]]から貰った万能アイテム。 用途に応じて様々な形に変形し、斬る、貫く、怪獣や惑星を爆発させる、果てはバラバラにされた帰マンを復活させる、と何でもありの超兵器である。 内山まもる氏の漫画版ではベムスターに弾かれて落とした際に必死に探す描写も見られた。 その万能ぶりから「ブレスレットが本体じゃないの?」というジョークが存在する。 だが、セブンは「どんな宇宙怪獣とも&bold(){互角に}戦えるだろう」と言っており、絶対に通用するとは言っていない。 これは[[ブラックキング]]にブレスレットが効かなかったことへの伏線にもなり、再戦では素手でブラックキングを倒している。 また、[[プルーマに使用後ゼラン星人にコントロールを奪われ、大ピンチになったこと>悪魔と天使の間に…(帰ってきたウルトラマン)]]もある。 どんなに万能でも道具は道具であり、ジャックが的確に用いているからこそブレスレットは輝くのである。 映画『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』においても光の国の[[名も無き一般兵>モブキャラ]]も持っているが、ジャックのものほど万能ではない。 ゼロのウルトラゼロブレスレットはこの武器のオマージュであり、 『新ウルトラマン列伝』の新撮シーンにおいてゼロはウルトラゼロランスでジャックのウルトラランスと模擬戦を行った。 なお、形態の一つであるウルトラランスはスチールでの掲載や『[[ウルトラマンオーブ]]』直前スペシャルの[[クレナイ ガイ]]の紹介から何回も使ったように思えるが、 実は[[昭和作品>昭和ウルトラシリーズ]]でウルトラランスを使ったのはヤドカリン戦&bold(){一回だけ}であり、類似形態のウルトラクロス(握り部分に十字の飾りがある)の方が使用回数は多い((といっても、ウルトラクロスの使用回数も[[ドラキュラス>ドラキュラス(ウルトラ怪獣)]]とバット星人相手の2回だけ。))。 さらにヤドカリンの時ですらあくまで串刺しにしただけで、その後はスペシウム光線で倒している。 ガイの紹介のように並みいる強敵を迎え撃ったのは平成以降になってからなのであり、似た扱いの武器に[[ウルトラマンレオ]]のレオヌンチャクもある。 ・&bold(){流星キック} 後述の[[キングザウルスⅢ世>キングザウルス三世]]を倒すために編み出した必殺技。 キングザウルスの[[バリア]]の唯一の死角である頭上から全力で飛び蹴りをかける。&font(l){「空飛べばいいじゃん」は禁句} しばしばこの技でキングザウルス三世を倒したと誤解されるが、実際はバリア発生源の角をへし折るために使用しただけであり、最終的にはスペシウム光線で倒されている。 なお、せっかく特訓したのにその後使用しなかった(モグネズンを倒したウルトラスピンキックがこれの改良型とされることもある)。 [[オープニングテーマ]]には「大地を蹴って流星パンチ」と言う歌詞があるが、明らかにジャンプして使う技なのに流星キックではない理由は不明。 後に[[ウルトラマンメビウス]]も[[ゼットン]]戦で使用。 また、[[CREW GUYS]]のイカルガ ジョージは彼のファンらしく、この技を模した『流星シュート』を使用する。 ・&bold(){シネラマショット} 帰マン版[[ワイドショット>ワイドショット(ウルトラセブン)]]。 帰マン最強の必殺技なのだが、キングザウルスⅢ世に完全に防がれてしまい、以後本編では使用されなくなった。その割には書籍に掲載されることが多い。 しかし『[[ウルトラマンタロウ>ウルトラマンタロウ(作品)]]』では[[テンペラー星人]]の円盤を他の兄弟の光線と共に破壊、 『[[ウルトラマンレオ>ウルトラマンレオ(作品)]]』第38話でレオに対しウルトラマン、[[エース>ウルトラマンエース]]と共に使用、 タイの黒歴史映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』ではタイラントに使用した他、他の兄弟と共にゴモラに使用し戦意を喪失させ、 アニメ『ザ・ウルトラマン』では[[宇宙大魔王ジャッカル>ジャッカル大魔王]]への[[合体攻撃>合体技]]の際に放つなど、客演では度々使用している。 ちなみに現在のところ、簡略版ではないL字型の光線で発射前の溜め動作が無いのはこれとワイドショットだけだったりする。 ・&bold(){[[八つ裂き光輪>八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)]]} 初代ウルトラマンと同じ技。[[サドラ>サドラ(ウルトラ怪獣)]]の[[首を切断して>首ちょんぱ/首切断]]倒したが次の回のキングザウルスⅢ世に防がれてから一切使われなくなった。 しかし、内山氏のコミカライズ版では二代目ベムスター、[[ブラックキング]]、グロテス星人への決め技になったり、 後年の『ザ・ウルトラマン』では宇宙大魔王ジャッカルへの合体攻撃の際に放つなど、ウルトラブレスレット以上の「切り札」として描かれている。   ・&bold(){スライスハンド} 光線もブレスレットも通用しないブラックキングを仕留めた[[手刀>チョップ(プロレス技)]]。 ブレスレットをはめていない右腕で繰り出している点にも注目。 なお、ナックル星で[[ウルトラセブン]]がこの技を伝授するシーンがあり、スチール写真も存在するが、尺の都合でカットされ、劇中でセブンがナックル星で宙返りをするシーンが名残として残るにとどまった。 ・&bold(){ウルトラハリケーン} ブt…ゼットン(二代目)を「ウルトラハリケーン」の呼称とともに回転をかけて上空に放り投げた。 本来はこの投げ技自体がウルトラハリケーンなのだが、投げてから空中で回転している敵にスペシウムでトドメを刺すまでを一つの技としてウルトラハリケーンと呼ぶ事もある。 初めてウルトラマンが技名を叫んだ瞬間でもある。空に影が映るという奇妙な現象を引き起こした技でもある。 後にゼロに受け継がれた。 ちなみに『ウルトラゼロファイト』第一部のグラシエ戦でゼロが能力を完全に発揮した時に辺りが光って、背景の&bold(){空に}ゼロとグラシエの&bold(){影が映ってしまう}シーンがある。 空に影が映るという事で本来はNGなのだが、とんでもない事が起こった感が出たのでOKになったらしい。 ……まさか、帰マンのウルトラハリケーンも実はとんでもない技なのでは…… ・&bold(){ウルトラショット} 右手に左手を添えた構えで、右手先から発射する光線。 主に牽制技として使われる、針状の光弾を連射するタイプと、ノコギリンにとどめを刺した、帯状の光線を発射するタイプがある。 『ギンガS』にて[[ウルトラマンギンガストリウム]]が使用した際は後者のタイプとなっている。 他の兄弟の技が代表的なのに対してジャックはこの技を数回しか使っておらず、本来は必殺技とは呼べない。 まあ代表的な技のほとんどがウルトラマンと被っているし、シネラマショットもセブンやAのL字型光線と被るし、ウルトラブレスレットを出すのもなんか違うので仕方ないのだろうが。 &s(){え?スライスハンドやウルトラハリケーンはどうなのって?} ただ、ウルトラショットという技名も他のウルトラマン達の全く別の技と被りまくっている。 *【作品での活躍】 客演回数はセブンに次いで多い。 なお、昭和作品ではウルトラブレスレットの小道具が帰マンのスーツアクターのきくち英一氏に譲られているため、腕につけて無かったり、他人のブレスレットを付けていたりする。 なお、『レオ』放送時に小学館にて&bold(){「[[ウルトラの母]]」の妹と結婚し、息子を設けていた}と設定されたが、セブンの実子のゼロやタロウの実子の[[ウルトラマンタイガ>ウルトラマンタイガ(登場キャラクター)]]と異なり、現在息子が登場する気配は全くない。 **◆『ウルトラマンA』 [[ウルトラマンエース]]が[[北斗>北斗星司]]と南に接触するときに随伴。[[ブロッケン>ブロッケン(ウルトラ怪獣)]]戦では苦戦するエースにウルトラギロチンの使用許可を与える。 [[エースキラー]]戦では磔にされた他の兄弟達が自身の必殺技を[[吸収>ドレイン技]]されたのに対し、 彼は装備品であるブレスレットが奪われた(何故か、首をガクリと落とした&font(l){自分の技ではなく武器にしか価値がないと思われたのが、ショックだったのか})。 最終的にはエースにエネルギーを送り、スペースQによる勝利に繋ぐ。(ブレスレットがこの時地味にAに弾き飛ばされている)。 初代ウルトラマンの区別の為、第14話では[[ヤプール>異次元人 ヤプール]]や北斗、ナレーションに「ウルトラマン二世」と呼ばれているがあまり定着しなかった。 二世ということはジャックは初代の息子扱いなのだろうか……? [[ヒッポリト星人]]戦ではゾフィーと初代ウルトラマンが捕まったカプセルを持ち上げれず(この際、エースの声を出した)、 最終的にブレスレットで壊そうとするが、自分も捕まり、ブロンズ像にされてしまう。 ちなみにブレスレットを使おうとして実際には装備されなかったが、これはジャックのスーツアクターのきくち英一氏に撮影用の小道具をプレゼントした事が原因。 以降、第2期ウルトラシリーズ終了までジャックはウルトラブレスレットを装備する事はなかった。 **◆『[[ウルトラマンタロウ>ウルトラマンタロウ(作品)]]』 第1話で[[東光太郎]]とタロウの一体化を他の兄弟達と見守るのが最初の登場。 タイラント戦では噛ませ扱いだったが、[[ムルロア>ムルロア(ウルトラ怪獣)]]戦やテンペラー星人戦では地球の危機に兄弟一丸となって挑み、 [[ドロボン]]戦ではわざと[[カラータイマー]]を盗られて人質救出に貢献するなど、タロウの兄として恥じることのない活躍を見せた。 第33・34、及び第52話では胸の模様がNGスーツに近いものになっていた他、同じく第52話では手袋とブーツが赤くなっており、 「[[仮面ライダー新2号>一文字隼人/仮面ライダー2号]]の赤手袋を意識して赤くした」という説があるが、実際はウルトラの父のスーツを[[改造>着ぐるみの改造・流用(ウルトラシリーズ)]]した都合らしい。 基本的に「新マン」で呼ばれているが、第52話のOPテロップでは「帰って&bold(){来た}ウルトラマン」と珍しい表記がされていた。   **◆『[[ウルトラマンレオ>ウルトラマンレオ(作品)]]』 レオと協力して二面怪獣アシュランを倒す。 その後、ダンのウルトラアイを修復するために光の国に持ち帰る代わりに彼に[[セブンガー]]を渡した(この回でしか使われなかったが)。 セブンに届けに行ったのは、セブンにウルトラブレスレットを貰った恩義があるためと思われる。 ウルトラブレスレットではなく、タロウのタロウブレスレットを装着していたり、 ナレーションにウルトラ兄弟の5番目と誤って紹介される(正確には4番目であり、5番目はウルトラマンエース)。[[ダン>モロボシ・ダン]]からは単に「ウルトラマン」と呼ばれている。 [[ババルウ星人]]の罠により、レオを殺しかけるが、[[ウルトラマンキング]]の活躍で誤解を解く。せめて、一度共闘した君は便宜図ってあげようよ。 **◆『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』 映画『[[ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟]]』の回想シーンで、ヤプールの作った究極超獣[[Uキラーザウルス]]と交戦し、封印するためにエネルギーを使い果たしてしまう。 人間として20年間ヤプールを監視していたが、メビウスのピンチに再度変身して戦う。 本編では[[暗黒四天王・デスレム>暗黒四天王(ウルトラシリーズ)]]との戦いで[[GUYS>CREW GUYS]]を救出し、メビウスと共にデスレムを倒した。 ちなみにこの回で本放送時のスーツアクターを務めたきくち氏が電器屋の店長としてゲスト出演している。 彼が「ウルトラマンが…帰ってきた!」と叫ぶシーンは感慨深い。 代わりに切羽詰まったシーンのために変身バンクはカットされた。 **◆『[[ウルトラマンオーブ]]』 [[水の魔王獣・マガジャッパ>魔王獣(ウルトラ怪獣)]]を封印していたウルトラ戦士として登場。 [[オーブ>ウルトラマンオーブ(登場キャラクター)]]がタロウとメビウスの力を借りた[[フュージョンアップ>フュージョンアップ(ウルトラマンオーブ)]]形態・[[バーンマイト>バーンマイト(ウルトラマンオーブ)]]となり倒した後、 『[[盾]]』の属性を持つ[[ウルトラフュージョンカード]]としてガイの手元に収まり、『斬』の属性を持つゼロのウルトラフュージョンカードを[[オーブリング>変身アイテム(ウルトラシリーズ)]]にリードすることでキレの良い形態・[[ハリケーンスラッシュ>ハリケーンスラッシュ(ウルトラマンオーブ)]]にフュージョンアップさせる。 ……ちなみに、[[マガジャッパ]]は&bold(){「洗っていない雑巾」「洗っていないザリガニの水槽」「ヘビの抜け殻」「洗濯していない柔道着が入った鞄の中」}といった&bold(){悪臭}を放っているが、ジャックは永い間この臭さに耐えながら封印していたのだろうか? その後、最終話では[[オーブオリジン>オーブオリジン(ウルトラマンオーブ)]]が諸先輩方の力をお借りした際にイメージ映像で登場。 初代ウルトラマンと被ることになったが[[スペシウム光線]]を放った。 ちなみにこちらもチャージ描写がないため初代マン同様に皆がチャージ動作をするなか、光線を放つまで2人で棒立ち状態だった。 **◆『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』 本人が登場。声は郷役の団氏が引き続き担当。団氏は6年後の2023年3月22日に肺がんで亡くなられたため、本作がシリーズ最後の出演となった。 惑星ヨミに広がる[[レイブラッド星人]]と同等の邪気を感じ取り、ゾフィーとウルトラセブンとともに亡霊怪獣軍団と戦っているゼロとオーブの援軍に駆け付けた。 過去に対戦経験のある[[グドン]]と[[ツインテール]]を撃破(後者を倒すのは初めて)し、[[怪獣墓場>怪獣墓場(ウルトラシリーズ)]]でやはり交戦経験のあるタイラントとゾフィーと共に戦った。 ちなみにYouTubeの公式チャンネルでは、ジャックがゾフィー、セブンに続いて「簡単に勝てると思うな!」とグドンとツインテールを素手で圧倒している時に &bold(){「今のジャックにはブレスレットがある、簡単には負けないぞ!」}とあんまりなテロップが表示されていた。 #center(){&blankimg(jack_1.png,width=450,height=254)} ……これはひどい。 **◆『[[ウルトラマンジード]]』 第1話にてオメガ・アーマゲドンに参戦したウルトラ戦士として登場した他、[[ウルトラマンジード>ウルトラマンジード(登場キャラクター)]] [[ロイヤルメガマスター>ロイヤルメガマスター(ウルトラマンジード)]]が彼のウルトラカプセルで「ランススパーク」を発動している。 **◆『[[ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ]]』 回想シーンにおいて、6兄弟総出でウルトラダークキラーと対決しており、タロウにエネルギーを分けて[[スーパーウルトラダイナマイト>ウルトラダイナマイト]]の発動に一役買った。 **◆『[[ウルトラマンタイガ]]』 直接の登場はないが、[[第10話>夕映えの戦士(ウルトラマンタイガ)]]にて、ナックル星人オデッサがかつて夕暮れの中でジャックと思しきウルトラ戦士と対決し、敗北を喫していた事を語っており、彼が侵略を諦めるきっかけとなっていた。 また、タイガと[[タッコング、ギーストロンの戦いでは『帰マン』の戦闘テーマである「夕陽に立つウルトラマン」が流れるという演出がなされた。>タッコングは謎だ(ウルトラマンタイガ)]] **◆『[[ウルトラマンZ]]』 こちらでも本人は未登場だが、[[ゲネガーグ]]によって光の国から強奪されたウルトラメダルの一枚としてジャックのメダルが登場。 ゲネガーグの撃破後にはウルトラの父やゾフィーのメダルと共に怪獣研究センターで回収・保管されていたが、[[バロッサ星人]]が駆る[[キングジョー]]によってまたもや強奪されてしまう。 その後は[[ナツカワ ハルキ]]達[[ストレイジ>ストレイジ(ウルトラマンZ)]]の活躍によってバロッサ星人が落としたメダルを[[ナカシマ ヨウコ]]が[[ウルトラマンゼット>ウルトラマンゼット(登場キャラクター)]]に届け、父やゾフィーのメダルと組み合わせて「M78流・竜巻閃光斬」を発動出来るようになった。 第6話タイトルは「帰ってきた男!」であったことから、帰ってきたウルトラマンことジャックが帰ってくると予想したファンも多かった(実際に帰ってきたのはジード=[[朝倉リク]]だったが)。 また、ウルトラマンの日記念動画である『「ご唱和ください、“彼“の名を!」絆を結ぶ、新たなる印「クロスタッチ」誕生!』では自分を訪ねて来たゼットにランスの稽古をつけているシーンが描かれた。 後に彼がゼットランスアローを手に戦う事を考えると、ある意味ではジャックもゼットの師匠とも呼べるのかも知れない。 **◆『[[ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突]]』 かなり出番は少なく、せいぜい惑星ブリザードでアブソリューティアンの雑兵を蹴散らしたくらい。 しかし、その短い尺の中に懐かしの技がこれでもかと詰め込まれている。 アブソリューティアンの兵士の攻撃をいなしつつ、いきなり挨拶代わりとしてウルトラショットをぶち込む。 後ろから羽交い締めにしてきた敵にはボディスパークで対応。 正面から来た敵にはウルトラフラッシュをお見舞い。 その後、ウルトラチョップ2連発((ウルトラかすみ斬り→ブレスレットチョップの連続攻撃にも見える))からのウルトラキック(ローリングソバット)と怒濤の肉弾戦を見せ、締めはウルトラロケット弾で一気に2体撃破した。 *【ゲームでの活躍】 **◆『[[スーパー特撮大戦2001]]』 死にかけたら自動変身、流星キックの使い勝手の良さは素晴らしい。 さらに他のウルトラ兄弟が1ステージ1回の変身に対しジャックのみ倒されない限り何度でも変身可能。 だが二匹も特殊武器でしか倒せない怪獣を出さないでくれ(ベムスターとシーゴラス)。 **◆『[[スーパーヒーロー作戦]]』 [[バルタン>バルタン星人]]軍団と[[ヒイロ>ヒイロ・ユイ]]、[[デュオ>デュオ・マックスウェル]]、[[ドモン>ドモン・カッシュ]]と共に対決。 ウルトラマンとセブンが再加入する時に一緒にガイアセイバーズに加入する。 **◆『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』 終盤である『帝国決戦の章』にて初代マンとセブンと共に参戦。 ガイアセイバーズの中心となり、他のヒーローたちと共にダイダル帝国に立ち向かう。 **◆『[[バトルスピリッツ]]』 「コラボブースター ウルトラヒーロー大集結」にウルトラマンジャック名義で参戦。 コスト3の小型スピリットで、相手のあらゆる除去を受けても手札に「帰ってくる」効果を持つ。 コストが軽いウルトラマンなので、返しのターンにフィールドに「帰ってきて」[[ウルトラマンオーブ]]の煌臨に繋げられる便利な1枚。 **◆『[[スーパーヒーロージェネレーション]]』 ゾフィー、エース、タロウ、[[ヒカリ>ハンターナイト ツルギ/ウルトラマンヒカリ]]同様に隠しキャラ枠で参戦。 「ウルトラブレスレットを装備したウルトラマンを、戦艦に戻して再出撃させる」という(戦場に)帰って来たウルトラマンと言える条件で加入する。 *【[[ウルトラ5つの誓い]]】 #center(){郷「次郎、ウルトラ5つの誓いを言ってみろ」} 最終回で唐突に登場した言葉。ウルトラマンと少年の大切な約束である。 しかしいつの間に考えたのか、そして何を思って考えたのかは全く不明。 この台詞を空で言えるようにならなければCREW GUYSには入れない。 #center(){&font(#ff000,b0){一つ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと!} &font(#ff0000,b){一つ、天気の良い日に布団を干すこと!} &font(#ff0000,b){一つ、道を歩く時は車に気を付けること!} &font(#ff0000,b){一つ、他人の力を頼りにしないこと!} &font(#ff0000,b){一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと!}}   *【余談】 本編ではMAT隊員用車としてマツダ・コスモスポーツが登場。名称は「マットビハイクル」でVEHICLE(ビークル)の誤読であるが、そのまま定着した。ウルトラシリーズの登場車種の中ではそのスタイリングから高い人気を誇っている。 余談だが『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]』でも本作のオマージュとしてNERV官用車としてコスモスポーツが登場しており、無線の受信音は本作と同じものを使用している。 『A』第10話に郷秀樹が登場して一時はレギュラー入りか?と思われたが、実は[[アンチラ星人>ザイゴン/アンチラ星人(ウルトラ怪獣)]]が化けた偽物であった。 もちろん、星司と夕子にボコボコされたのは言うまでもない(しかも北斗は「死ねぇ!」と叫んでバズーカをぶっ放した)。 『[[ウルトラマン超闘士激伝]]』でもネタにされた。 第11話「毒ガス怪獣出現」は第1期ウルトラシリーズを支えた脚本家の金城哲夫による最後の作品となり、 モグネズンの吐くイエローガスの元ネタは旧日本軍の「黄一号ガス(イペリット)」「黄二号ガス(ルイサイト)」で、 ストーリーはアメリカ軍による「レッドハット作戦(米軍による毒ガス兵器の移送作戦)」がモデルとなっている。 戦争と沖縄の問題から得たエピソードであるため他のエピソードと比べて異質になっている。 ちなみに金城氏は私用で海外へ行く際に[[東京>東京都]]を経由中、偶然出会った円谷一プロデューサーからの依頼で3日のうちに該当エピソードのみを執筆したとのこと。 1973年に放送されたTBS系ドラマ『時間ですよ(第3シリーズ)』では、「ウルトラマン」と称してジャックが数回カメオ出演した。 何でも堺正章氏が中に入り、ある回では本筋と関係なく女性(演者は坂田健の演者の元嫁)をナンパするもフラれたという。 本放送時の第18話は雫石の航空機事故の影響で放送が翌週に繰り越しされたため、オープニングで郷がお詫びのナレーションをしている。 第31~第34話は「[[怪獣使いと少年>怪獣使いと少年(帰ってきたウルトラマン)]]」などなどクオリティの高いストーリーのためか、放送月をとって11月の傑作選と言われている。 初心者は必ずといっていいほど見分けられないのがゾフィー・ウルトラマン・ジャックの3名。 「うちのトコでは」で有名な漫画家のもぐら氏も「わかるか ! ! 」とブン投げ、[[ウルトラマン芸人]]でもネタにされたほど。 理由は全員顔が酷似している為であるが、ウルトラマンが元祖としてメディア露出することが多く、 ゾフィーがスターマークで区別化されているのに比べて彼にはこれといって初心者でもわかりやすい身体的特徴がない。 一応、模様が縁取りされているが、素人にはまず区別できず、CMなどでは「ややこしいから」という理由で高確率でハブられているのが悲しい。 SFC『ガイアセイバー』ではゾフィーがジャックと間違えられるシーンがある他、 内山氏による『ウルトラマンレオ』の漫画版(「小学三年生」掲載分)では、ゾフィーがボディペインティングしてジャックに成りすますエピソードが存在する。 また、モブのウルトラ戦士は縁取りを無くしたジャックのようなデザインとなっている。 wiki籠もり、追記、修正5つの誓いを言ってみろ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,24) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2009/07/16 Thu 12:49:45 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(b,#ff0000){うちゅうの かなたから、ウルトラマンがかえってくるぞ。} &font(b,#ff0000){[[&font(#ff0000){まえ}>ウルトラマン(作品)]]よりもかっこよく、[[&font(#ff0000){まえ}>ウルトラマン]]よりもずっとつよく。} } #right(){(『小学一年生』昭和46年4月号掲載の記事より)} &bold(){&color(red,silver){帰ってきたウルトラマン/ウルトラマンジャック}}とは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『[[帰ってきたウルトラマン>帰ってきたウルトラマン(作品)]]』を始めとするウルトラシリーズに登場するキャラクター。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *【プロフィール】 [[身長]]:40m 体重:3万5000t 年齢:1万7千歳 飛行速度:マッハ5 走行速度:時速600km 水中速度:180ノット ジャンプ力:400m 腕力:10万tタンカーをいとも簡単に持ち上げる。 聴力:200km先の針の落ちる音も聴こえる。 *【デザイナー・俳優】 &bold(){●キャラクターデザイン} -不詳(書籍によっては井口昭彦や池谷仙克によるものという記述が見られるが、両名とも否定している) &bold(){●CV} -谷津勲(『帰ってきたウルトラマン』) -村越伊知郎(『帰マン』第50話) -山下啓介(『ウルトラマンA』第13・14話) -竹内喬(『ウルトラマンレオ』第38・39話) -小室正幸(『[[ウルトラマン物語>ウルトラマン物語(映画)]]』) -団時朗(『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』~『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』) -[[三木眞一郎]](『[[ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突]]』) -ダグラス・カーク(『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』英語版) &bold(){●スーツアクター} -きくち英一(『帰マン』『A』第1話) -那須野秀樹(『レオ』第38・39話) -上野雅則(『ウルトラマン物語』) -小宮啓志(『新世紀ウルトラマン伝説』) -岩崎賢太郎(『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』) -岩崎晋弥(『[[大決戦!超ウルトラ8兄弟]]』) -岡部暁(『[[ウルトラマンオーブ]]』) -稲庭渉(『[[ウルトラマンジード]]』) *【概要】 #center(){ &blankimg(Ultraman Jack Henshin 2.png,width=346,height=260) #right(){&sizex(1){画像出展:帰ってきたウルトラマン(1971年4月2日~1972年3月31日)}} #right(){&sizex(1){第51話「ウルトラ5つの誓い」より}} #right(){&sizex(1){@円谷プロ}} } [[宇宙警備隊>宇宙警備隊(ウルトラシリーズ)]]の隊員にして、エリート集団「[[ウルトラ兄弟>ウルトラ兄弟(ウルトラシリーズ)]]」の四男に位置する。 [[初代ウルトラマン>ウルトラマン]]によく似た姿をしているが、身体にある赤い模様の周辺に二重線が走り、首から胸元((初代は首周りまで赤い模様があるが、ジャックの方は首周りの部分が銀色で、模様は首の下までという点で異なる。))と腰から膝((模様の見た目は初代はハーフパンツ風だが、ジャックはショートパンツ風で赤い模様の面積が少ない。))までの模様が異なるのが特徴。 ちなみに最初のスーツは初代のものにラインを入れた姿だったが、営業からのダメ出しを受けて既に撮影されていた第1話を撮り直し、現在の姿になった。 なお、そのNGスーツは現在ではスチール写真でしか確認できない。 [[地球]]では「[[郷秀樹]]」という人間と一体化して活動し、変身には[[アイテム>変身アイテム(ウルトラシリーズ)]]を用いず、郷と彼に宿るウルトラマンの精神が一つになった時に変身が可能となる。 話が進んで郷とウルトラマンの精神の一体化が進んでからは、右手を挙げて自発的に変身することも可能になった。 物語開始時点では郷が変身しようとしてもできないなど、ウルトラマンと郷が完全には一体化していない様子も見られたが、 物語が進むにつれて二人の精神の一体化も進んだようで、[[ナックル星人]]の計略で坂田兄妹が(外の人の都合で)殺害された際には、その悲しみと怒りから冷静に戦うことができず敗北した事もあった。 [[最終話>ウルトラ5つの誓い(帰ってきたウルトラマンのエピソード)]]で[[二代目ゼットン>ゼットン]]を倒し、[[バット星人]]による[[光の国>M78星雲・光の国]]襲撃を阻止するため、坂田次郎に「[[ウルトラ5つの誓い]]」を言い残して地球を去った。 ちなみに[[ベムラー]]を追って偶然地球に来た初代や元々は観測のために派遣された[[セブン>ウルトラセブン]]とは違い、初めて地球を守る目的でやって来たウルトラマンである。   *【名称問題】 企画当初は初代ウルトラマンが30年後に帰ってくる続編であり、特に「ウルトラマン○○」といった名称を持っていなかったが、スポンサーが介入した事で初代ウルトラマンとは別人という扱いになったという経緯がある。 本編では単に「ウルトラマン」と呼ばれ、本人も郷に第1話で「俺はウルトラマン」と自己紹介しており、第38話でも[[ハヤタ・シン]]=初代マン本人からもそう呼ばれている((これは生前の円谷英二氏により名付けられ、初代とは別人とされた後も氏の遺志を尊重し、そのままタイトルとして残ることとなった。))。 そのため、郷役の団次郎氏も「途中までは初代ウルトラマンと同一のキャラクターだと思っていた」という。 しかし、ナックル星人戦で初代ウルトラマンが客演して以降は別人であることが確定したために呼び分けが難しくなり、 「帰マン」「帰りマン」「新マン」「ウルトラマン二世」等、様々なニックネームが付けられた。 &font(l){おかげで、初代ウルトラマンが当時の児童誌で、対比のためとはいえ&bold(){前のウルトラマン}だの&bold(){古いウルトラマン}だの言われる羽目に……} 円谷プロダクションの方も初代との差別化を図るために、1984年の映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』から、 公式に「ウルトラマンジャック」という名を与えるが、昭和世代(特にリアルタイム世代)には受け入れにくいらしく、団氏の方も京本政樹氏との対談の中で「ジャック」の名前について「後から付けられてもピンとこない」と明かしている。 そのため、会話中のファンの間でも呼び名が統一されないことも多く、&bold(){「面倒臭いから『帰ってきた新ウルトラマンジャック二世』にまとめようぜ!」}というジョークが存在するほど。 円谷プロもコレを承知しているらしく、2008年の映画『[[大決戦!超ウルトラ8兄弟]]』では、ヒビノ ミライが郷に呼び掛ける際、色んな呼び名を片っ端から使うというお遊びが入っていた。 現在のファンの間では作品としての『帰ってきたウルトラマン』について語る時は、「ジャック」は基本的に使わないという意見で落ち着いている人も多い模様。 なお、ウルトラマンジャックという名称は『[[ウルトラマンタロウ]]』の没ネーム(当時多かったハイジャックを連想させるため没になったらしい)。 『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』の公式サイトでは&bold(){「地球人は『ジャック』の名を知らないため、『ウルトラマン』としか呼ばれていない」}と説明された他、 『[[ウルトラマン列伝]]』における[[ウルトラマンゼロ]]は、彼を紹介する際に「帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャック」と、どちらのファンにも分かりやすい呼び方で紹介している。 後の同じウルトラマンを主人公とする『[[ウルトラマンギンガ]]』の続編である『[[ウルトラマンギンガS]]』では、 [[サブウルトラマンを登場させたり>ウルトラマンビクトリー]]、[[主人公ウルトラマン>ウルトラマンギンガ(登場キャラクター)]]に[[新しい姿>ウルトラマンギンガストリウム]]を与えるなどをしており、この問題を解消している。 漫画『ウルトラ兄弟物語』では[[ウルトラの父]]の兄である『[[ウルトラマンジャック>ウルトラ一族の大反乱(ウルトラ兄弟物語)]]』が登場したが、 もちろん赤の他人であり、帰ってきたウルトラマンの方は&bold(){「新マン」}と呼ばれている。 ……ウルトラマンにも[[同姓同名]]ってあったのね……。 ちなみに同作品内では、[[誤って人質ごとスペシウム光線を撃ってしまった事が原因で酒に溺れ>決闘ウルトラ兄弟(ウルトラ兄弟物語)]]、 集合を呼びかけた[[ゾフィー]]に&bold(){「オレは駄目なウルトラ族さ!」}などと発言するくらいヤケになっていた。 *【能力・武装】 基礎をひたすら磨き上げたウルトラマンや、光線技の名手であるエース、肉弾戦の鬼であるタロウやレオなどと違い、突出した部分がない代わりに、&bold(){戦い方の引き出しがとにかく多い万能型。} 「帰って来たウルトラマン」本編でも多対一に追い込まれることが多かったためか、対多数戦闘において利点となる「すぐに撃てる」「すぐに使える」「すぐに倒せる」技が多い。 ・&bold(){[[スペシウム光線]]} 初代[[ウルトラマン]]と同様の必殺技。初代との違いは発射時に背筋を伸ばしていることと、 発射音が初代の「ザー」から[[エメリウム光線]]に似た「ピャー」になっており、色も青白い(([[再生シーゴラス>シーモンス/シーゴラス]]戦のみ、別の攻撃の画像流用のため着弾時に一瞬赤い直線的な光線になっている。))こと。 過去の書籍では初代との違いを言及したものもあるが、現在の公式設定では初代と威力に違いはないとされる。 ウルトラブレスレットが登場してからも度々使われた。 『[[ウルトラマンタロウ>ウルトラマンタロウ(作品)]]』第40話では[[タイラント>タイラント(ウルトラ怪獣)]]対して2発放ったが、[[吸収能力>吸収/反射]]を持つ[[ベムスター]]の腹部に収されてしまった。 ウルトラマンと同じ技を持ってるのは企画段階の名残……なのだが、 映画『[[新世紀ウルトラマン伝説]]』では「あらゆる世界のウルトラマンの光線技の基礎とされており、そこから新しいタイプに進化させていく」 ……とされており、その設定に従えばジャックは初代マン同様、基本技を必殺技として昇華させたという事になる。 企画段階では「凍結スペシウム」の名で記載されているが、 書籍『不滅のヒーロー ウルトラマン白書』によれば「フォッグビームかウルトラフロストがこれに該当する」らしく、 [[ウルトラマンG>ウルトラマングレート]]の海外での光線技の解釈のように同一の光線技を形を変えて発動していた可能性もある。   ・&bold(){[[ウルトラブレスレット]]} スペシウム光線を食ってしまう強敵[[ベムスター]]に敗北した際、[[ウルトラセブン]]から貰った万能アイテム。 用途に応じて様々な形に変形し、斬る、貫く、怪獣や惑星を爆発させる、果てはバラバラにされた帰マンを復活させる、と何でもありの超兵器である。 内山まもる氏の漫画版ではベムスターに弾かれて落とした際に必死に探す描写も見られた。 その万能ぶりから「ブレスレットが本体じゃないの?」というジョークが存在する。 だが、セブンは「どんな宇宙怪獣とも&bold(){互角に}戦えるだろう」と言っており、絶対に通用するとは言っていない。 これは[[ブラックキング]]にブレスレットが効かなかったことへの伏線にもなり、再戦では素手でブラックキングを倒している。 また、[[プルーマに使用後ゼラン星人にコントロールを奪われ、大ピンチになったこと>悪魔と天使の間に…(帰ってきたウルトラマン)]]もある。 どんなに万能でも道具は道具であり、ジャックが的確に用いているからこそブレスレットは輝くのである。 映画『[[大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE]]』においても光の国の[[名も無き一般兵>モブキャラ]]も持っているが、ジャックのものほど万能ではない。 ゼロのウルトラゼロブレスレットはこの武器のオマージュであり、 『新ウルトラマン列伝』の新撮シーンにおいてゼロはウルトラゼロランスでジャックのウルトラランスと模擬戦を行った。 なお、形態の一つであるウルトラランスはスチールでの掲載や『[[ウルトラマンオーブ]]』直前スペシャルの[[クレナイ ガイ]]の紹介から何回も使ったように思えるが、 実は[[昭和作品>昭和ウルトラシリーズ]]でウルトラランスを使ったのはヤドカリン戦&bold(){一回だけ}であり、類似形態のウルトラクロス(握り部分に十字の飾りがある)の方が使用回数は多い((といっても、ウルトラクロスの使用回数も[[ドラキュラス>ドラキュラス(ウルトラ怪獣)]]とバット星人相手の2回だけ。))。 さらにヤドカリンの時ですらあくまで串刺しにしただけで、その後はスペシウム光線で倒している。 ガイの紹介のように並みいる強敵を迎え撃ったのは平成以降になってからなのであり、似た扱いの武器に[[ウルトラマンレオ]]のレオヌンチャクもある。 ・&bold(){流星キック} 後述の[[キングザウルスⅢ世>キングザウルス三世]]を倒すために編み出した必殺技。 キングザウルスの[[バリア]]の唯一の死角である頭上から全力で飛び蹴りをかける。&font(l){「空飛べばいいじゃん」は禁句} しばしばこの技でキングザウルス三世を倒したと誤解されるが、実際はバリア発生源の角をへし折るために使用しただけであり、最終的にはスペシウム光線で倒されている。 なお、せっかく特訓したのにその後使用しなかった(モグネズンを倒したウルトラスピンキックがこれの改良型とされることもある)。 [[オープニングテーマ]]には「大地を蹴って流星パンチ」と言う歌詞があるが、明らかにジャンプして使う技なのに流星キックではない理由は不明。 後に[[ウルトラマンメビウス]]も[[ゼットン]]戦で使用。 また、[[CREW GUYS]]のイカルガ ジョージは彼のファンらしく、この技を模した『流星シュート』を使用する。 ・&bold(){シネラマショット} 帰マン版[[ワイドショット>ワイドショット(ウルトラセブン)]]。 帰マン最強の必殺技なのだが、キングザウルスⅢ世に完全に防がれてしまい、以後本編では使用されなくなった。その割には書籍に掲載されることが多い。 しかし『[[ウルトラマンタロウ>ウルトラマンタロウ(作品)]]』では[[テンペラー星人]]の円盤を他の兄弟の光線と共に破壊、 『[[ウルトラマンレオ>ウルトラマンレオ(作品)]]』第38話でレオに対しウルトラマン、[[エース>ウルトラマンエース]]と共に使用、 タイの黒歴史映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』ではタイラントに使用した他、他の兄弟と共にゴモラに使用し戦意を喪失させ、 アニメ『ザ・ウルトラマン』では[[宇宙大魔王ジャッカル>ジャッカル大魔王]]への[[合体攻撃>合体技]]の際に放つなど、客演では度々使用している。 ちなみに現在のところ、簡略版ではないL字型の光線で発射前の溜め動作が無いのはこれとワイドショットだけだったりする。 ・&bold(){[[八つ裂き光輪>八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)]]} 初代ウルトラマンと同じ技。[[サドラ>サドラ(ウルトラ怪獣)]]の[[首を切断して>首ちょんぱ/首切断]]倒したが次の回のキングザウルスⅢ世に防がれてから一切使われなくなった。 しかし、内山氏のコミカライズ版では二代目ベムスター、[[ブラックキング]]、グロテス星人への決め技になったり、 後年の『ザ・ウルトラマン』では宇宙大魔王ジャッカルへの合体攻撃の際に放つなど、ウルトラブレスレット以上の「切り札」として描かれている。   ・&bold(){スライスハンド} 光線もブレスレットも通用しないブラックキングを仕留めた[[手刀>チョップ(プロレス技)]]。 ブレスレットをはめていない右腕で繰り出している点にも注目。 なお、ナックル星で[[ウルトラセブン]]がこの技を伝授するシーンがあり、スチール写真も存在するが、尺の都合でカットされ、劇中でセブンがナックル星で宙返りをするシーンが名残として残るにとどまった。 ・&bold(){ウルトラハリケーン} ブt…ゼットン(二代目)を「ウルトラハリケーン」の呼称とともに回転をかけて上空に放り投げた。 本来はこの投げ技自体がウルトラハリケーンなのだが、投げてから空中で回転している敵にスペシウムでトドメを刺すまでを一つの技としてウルトラハリケーンと呼ぶ事もある。 初めてウルトラマンが技名を叫んだ瞬間でもある。空に影が映るという奇妙な現象を引き起こした技でもある。 後にゼロに受け継がれた。 ちなみに『ウルトラゼロファイト』第一部のグラシエ戦でゼロが能力を完全に発揮した時に辺りが光って、背景の&bold(){空に}ゼロとグラシエの&bold(){影が映ってしまう}シーンがある。 空に影が映るという事で本来はNGなのだが、とんでもない事が起こった感が出たのでOKになったらしい。 ……まさか、帰マンのウルトラハリケーンも実はとんでもない技なのでは…… ・&bold(){ウルトラショット} 右手に左手を添えた構えで、右手先から発射する光線。 主に牽制技として使われる、針状の光弾を連射するタイプと、ノコギリンにとどめを刺した、帯状の光線を発射するタイプがある。 『ギンガS』にて[[ウルトラマンギンガストリウム]]が使用した際は後者のタイプとなっている。 他の兄弟の技が代表的なのに対してジャックはこの技を数回しか使っておらず、本来は必殺技とは呼べない。 まあ代表的な技のほとんどがウルトラマンと被っているし、シネラマショットもセブンやAのL字型光線と被るし、ウルトラブレスレットを出すのもなんか違うので仕方ないのだろうが。 &s(){え?スライスハンドやウルトラハリケーンはどうなのって?} ただ、ウルトラショットという技名も他のウルトラマン達の全く別の技と被りまくっている。 *【作品での活躍】 客演回数はセブンに次いで多い。 なお、昭和作品ではウルトラブレスレットの小道具が帰マンのスーツアクターのきくち英一氏に譲られているため、腕につけて無かったり、他人のブレスレットを付けていたりする。 なお、『レオ』放送時に小学館にて&bold(){「[[ウルトラの母]]」の妹と結婚し、息子を設けていた}と設定されたが、セブンの実子のゼロやタロウの実子の[[ウルトラマンタイガ>ウルトラマンタイガ(登場キャラクター)]]と異なり、現在息子が登場する気配は全くない。 **◆『ウルトラマンA』 [[ウルトラマンエース]]が[[北斗>北斗星司]]と南に接触するときに随伴。[[ブロッケン>ブロッケン(ウルトラ怪獣)]]戦では苦戦するエースにウルトラギロチンの使用許可を与える。 [[エースキラー]]戦では磔にされた他の兄弟達が自身の必殺技を[[吸収>ドレイン技]]されたのに対し、 彼は装備品であるブレスレットが奪われた(何故か、首をガクリと落とした&font(l){自分の技ではなく武器にしか価値がないと思われたのが、ショックだったのか})。 最終的にはエースにエネルギーを送り、スペースQによる勝利に繋ぐ。(ブレスレットがこの時地味にAに弾き飛ばされている)。 初代ウルトラマンの区別の為、第14話では[[ヤプール>異次元人 ヤプール]]や北斗、ナレーションに「ウルトラマン二世」と呼ばれているがあまり定着しなかった。 二世ということはジャックは初代の息子扱いなのだろうか……? [[ヒッポリト星人]]戦ではゾフィーと初代ウルトラマンが捕まったカプセルを持ち上げれず(この際、エースの声を出した)、 最終的にブレスレットで壊そうとするが、自分も捕まり、ブロンズ像にされてしまう。 ちなみにブレスレットを使おうとして実際には装備されなかったが、これはジャックのスーツアクターのきくち英一氏に撮影用の小道具をプレゼントした事が原因。 以降、第2期ウルトラシリーズ終了までジャックはウルトラブレスレットを装備する事はなかった。 **◆『[[ウルトラマンタロウ>ウルトラマンタロウ(作品)]]』 第1話で[[東光太郎]]とタロウの一体化を他の兄弟達と見守るのが最初の登場。 タイラント戦では噛ませ扱いだったが、[[ムルロア>ムルロア(ウルトラ怪獣)]]戦やテンペラー星人戦では地球の危機に兄弟一丸となって挑み、 [[ドロボン]]戦ではわざと[[カラータイマー]]を盗られて人質救出に貢献するなど、タロウの兄として恥じることのない活躍を見せた。 第33・34、及び第52話では胸の模様がNGスーツに近いものになっていた他、同じく第52話では手袋とブーツが赤くなっており、 「[[仮面ライダー新2号>一文字隼人/仮面ライダー2号]]の赤手袋を意識して赤くした」という説があるが、実際はウルトラの父のスーツを[[改造>着ぐるみの改造・流用(ウルトラシリーズ)]]した都合らしい。 基本的に「新マン」で呼ばれているが、第52話のOPテロップでは「帰って&bold(){来た}ウルトラマン」と珍しい表記がされていた。   **◆『[[ウルトラマンレオ>ウルトラマンレオ(作品)]]』 レオと協力して二面怪獣アシュランを倒す。 その後、ダンのウルトラアイを修復するために光の国に持ち帰る代わりに彼に[[セブンガー]]を渡した(この回でしか使われなかったが)。 セブンに届けに行ったのは、セブンにウルトラブレスレットを貰った恩義があるためと思われる。 ウルトラブレスレットではなく、タロウのタロウブレスレットを装着していたり、 ナレーションにウルトラ兄弟の5番目と誤って紹介される(正確には4番目であり、5番目はウルトラマンエース)。[[ダン>モロボシ・ダン]]からは単に「ウルトラマン」と呼ばれている。 [[ババルウ星人]]の罠により、レオを殺しかけるが、[[ウルトラマンキング]]の活躍で誤解を解く。せめて、一度共闘した君は便宜図ってあげようよ。 **◆『[[ウルトラマンメビウス>ウルトラマンメビウス(作品)]]』 映画『[[ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟]]』の回想シーンで、ヤプールの作った究極超獣[[Uキラーザウルス]]と交戦し、封印するためにエネルギーを使い果たしてしまう。 人間として20年間ヤプールを監視していたが、メビウスのピンチに再度変身して戦う。 本編では[[暗黒四天王・デスレム>暗黒四天王(ウルトラシリーズ)]]との戦いで[[GUYS>CREW GUYS]]を救出し、メビウスと共にデスレムを倒した。 ちなみにこの回で本放送時のスーツアクターを務めたきくち氏が電器屋の店長としてゲスト出演している。 彼が「ウルトラマンが…帰ってきた!」と叫ぶシーンは感慨深い。 代わりに切羽詰まったシーンのために変身バンクはカットされた。 **◆『[[ウルトラマンオーブ]]』 [[水の魔王獣・マガジャッパ>魔王獣(ウルトラ怪獣)]]を封印していたウルトラ戦士として登場。 [[オーブ>ウルトラマンオーブ(登場キャラクター)]]がタロウとメビウスの力を借りた[[フュージョンアップ>フュージョンアップ(ウルトラマンオーブ)]]形態・[[バーンマイト>バーンマイト(ウルトラマンオーブ)]]となり倒した後、 『[[盾]]』の属性を持つ[[ウルトラフュージョンカード]]としてガイの手元に収まり、『斬』の属性を持つゼロのウルトラフュージョンカードを[[オーブリング>変身アイテム(ウルトラシリーズ)]]にリードすることでキレの良い形態・[[ハリケーンスラッシュ>ハリケーンスラッシュ(ウルトラマンオーブ)]]にフュージョンアップさせる。 ……ちなみに、[[マガジャッパ]]は&bold(){「洗っていない雑巾」「洗っていないザリガニの水槽」「ヘビの抜け殻」「洗濯していない柔道着が入った鞄の中」}といった&bold(){悪臭}を放っているが、ジャックは永い間この臭さに耐えながら封印していたのだろうか? その後、最終話では[[オーブオリジン>オーブオリジン(ウルトラマンオーブ)]]が諸先輩方の力をお借りした際にイメージ映像で登場。 初代ウルトラマンと被ることになったが[[スペシウム光線]]を放った。 ちなみにこちらもチャージ描写がないため初代マン同様に皆がチャージ動作をするなか、光線を放つまで2人で棒立ち状態だった。 **◆『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』 本人が登場。声は郷役の団氏が引き続き担当。団氏は6年後の2023年3月22日に肺がんで亡くなられたため、本作がシリーズ最後の出演となった。 惑星ヨミに広がる[[レイブラッド星人]]と同等の邪気を感じ取り、ゾフィーとウルトラセブンとともに亡霊怪獣軍団と戦っているゼロとオーブの援軍に駆け付けた。 過去に対戦経験のある[[グドン]]と[[ツインテール]]を撃破(後者を倒すのは初めて)し、[[怪獣墓場>怪獣墓場(ウルトラシリーズ)]]でやはり交戦経験のあるタイラントとゾフィーと共に戦った。 ちなみにYouTubeの公式チャンネルでは、ジャックがゾフィー、セブンに続いて「簡単に勝てると思うな!」とグドンとツインテールを素手で圧倒している時に &bold(){「今のジャックにはブレスレットがある、簡単には負けないぞ!」}とあんまりなテロップが表示されていた。 #center(){&blankimg(jack_1.png,width=450,height=254)} #right(){&sizex(1){画像出典:『ウルトラマンゼロ THE CHRONICLE』(2017年1月7日~2017年6月24日)}} #right(){&sizex(1){第19話(2017年5月13日配信)より}} #right(){&sizex(1){© 円谷プロダクション}} ……これはひどい。 **◆『[[ウルトラマンジード]]』 第1話にてオメガ・アーマゲドンに参戦したウルトラ戦士として登場した他、[[ウルトラマンジード>ウルトラマンジード(登場キャラクター)]] [[ロイヤルメガマスター>ロイヤルメガマスター(ウルトラマンジード)]]が彼のウルトラカプセルで「ランススパーク」を発動している。 **◆『[[ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ]]』 回想シーンにおいて、6兄弟総出でウルトラダークキラーと対決しており、タロウにエネルギーを分けて[[スーパーウルトラダイナマイト>ウルトラダイナマイト]]の発動に一役買った。 **◆『[[ウルトラマンタイガ]]』 直接の登場はないが、[[第10話>夕映えの戦士(ウルトラマンタイガ)]]にて、ナックル星人オデッサがかつて夕暮れの中でジャックと思しきウルトラ戦士と対決し、敗北を喫していた事を語っており、彼が侵略を諦めるきっかけとなっていた。 また、タイガと[[タッコング、ギーストロンの戦いでは『帰マン』の戦闘テーマである「夕陽に立つウルトラマン」が流れるという演出がなされた。>タッコングは謎だ(ウルトラマンタイガ)]] **◆『[[ウルトラマンZ]]』 こちらでも本人は未登場だが、[[ゲネガーグ]]によって光の国から強奪されたウルトラメダルの一枚としてジャックのメダルが登場。 ゲネガーグの撃破後にはウルトラの父やゾフィーのメダルと共に怪獣研究センターで回収・保管されていたが、[[バロッサ星人]]が駆る[[キングジョー]]によってまたもや強奪されてしまう。 その後は[[ナツカワ ハルキ]]達[[ストレイジ>ストレイジ(ウルトラマンZ)]]の活躍によってバロッサ星人が落としたメダルを[[ナカシマ ヨウコ]]が[[ウルトラマンゼット>ウルトラマンゼット(登場キャラクター)]]に届け、父やゾフィーのメダルと組み合わせて「M78流・竜巻閃光斬」を発動出来るようになった。 第6話タイトルは「帰ってきた男!」であったことから、帰ってきたウルトラマンことジャックが帰ってくると予想したファンも多かった(実際に帰ってきたのはジード=[[朝倉リク]]だったが)。 また、ウルトラマンの日記念動画である『「ご唱和ください、“彼“の名を!」絆を結ぶ、新たなる印「クロスタッチ」誕生!』では自分を訪ねて来たゼットにランスの稽古をつけているシーンが描かれた。 後に彼がゼットランスアローを手に戦う事を考えると、ある意味ではジャックもゼットの師匠とも呼べるのかも知れない。 **◆『[[ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突]]』 かなり出番は少なく、せいぜい惑星ブリザードでアブソリューティアンの雑兵を蹴散らしたくらい。 しかし、その短い尺の中に懐かしの技がこれでもかと詰め込まれている。 アブソリューティアンの兵士の攻撃をいなしつつ、いきなり挨拶代わりとしてウルトラショットをぶち込む。 後ろから羽交い締めにしてきた敵にはボディスパークで対応。 正面から来た敵にはウルトラフラッシュをお見舞い。 その後、ウルトラチョップ2連発((ウルトラかすみ斬り→ブレスレットチョップの連続攻撃にも見える))からのウルトラキック(ローリングソバット)と怒濤の肉弾戦を見せ、締めはウルトラロケット弾で一気に2体撃破した。 *【ゲームでの活躍】 **◆『[[スーパー特撮大戦2001]]』 死にかけたら自動変身、流星キックの使い勝手の良さは素晴らしい。 さらに他のウルトラ兄弟が1ステージ1回の変身に対しジャックのみ倒されない限り何度でも変身可能。 だが二匹も特殊武器でしか倒せない怪獣を出さないでくれ(ベムスターとシーゴラス)。 **◆『[[スーパーヒーロー作戦]]』 [[バルタン>バルタン星人]]軍団と[[ヒイロ>ヒイロ・ユイ]]、[[デュオ>デュオ・マックスウェル]]、[[ドモン>ドモン・カッシュ]]と共に対決。 ウルトラマンとセブンが再加入する時に一緒にガイアセイバーズに加入する。 **◆『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』 終盤である『帝国決戦の章』にて初代マンとセブンと共に参戦。 ガイアセイバーズの中心となり、他のヒーローたちと共にダイダル帝国に立ち向かう。 **◆『[[バトルスピリッツ]]』 「コラボブースター ウルトラヒーロー大集結」にウルトラマンジャック名義で参戦。 コスト3の小型スピリットで、相手のあらゆる除去を受けても手札に「帰ってくる」効果を持つ。 コストが軽いウルトラマンなので、返しのターンにフィールドに「帰ってきて」[[ウルトラマンオーブ]]の煌臨に繋げられる便利な1枚。 **◆『[[スーパーヒーロージェネレーション]]』 ゾフィー、エース、タロウ、[[ヒカリ>ハンターナイト ツルギ/ウルトラマンヒカリ]]同様に隠しキャラ枠で参戦。 「ウルトラブレスレットを装備したウルトラマンを、戦艦に戻して再出撃させる」という(戦場に)帰って来たウルトラマンと言える条件で加入する。 *【[[ウルトラ5つの誓い]]】 #center(){郷「次郎、ウルトラ5つの誓いを言ってみろ」} 最終回で唐突に登場した言葉。ウルトラマンと少年の大切な約束である。 しかしいつの間に考えたのか、そして何を思って考えたのかは全く不明。 この台詞を空で言えるようにならなければCREW GUYSには入れない。 #center(){&font(#ff000,b0){一つ、腹ペコのまま学校へ行かぬこと!} &font(#ff0000,b){一つ、天気の良い日に布団を干すこと!} &font(#ff0000,b){一つ、道を歩く時は車に気を付けること!} &font(#ff0000,b){一つ、他人の力を頼りにしないこと!} &font(#ff0000,b){一つ、土の上を裸足で走り回って遊ぶこと!}}   *【余談】 本編ではMAT隊員用車としてマツダ・コスモスポーツが登場。名称は「マットビハイクル」でVEHICLE(ビークル)の誤読であるが、そのまま定着した。ウルトラシリーズの登場車種の中ではそのスタイリングから高い人気を誇っている。 余談だが『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]』でも本作のオマージュとしてNERV官用車としてコスモスポーツが登場しており、無線の受信音は本作と同じものを使用している。 『A』第10話に郷秀樹が登場して一時はレギュラー入りか?と思われたが、実は[[アンチラ星人>ザイゴン/アンチラ星人(ウルトラ怪獣)]]が化けた偽物であった。 もちろん、星司と夕子にボコボコされたのは言うまでもない(しかも北斗は「死ねぇ!」と叫んでバズーカをぶっ放した)。 『[[ウルトラマン超闘士激伝]]』でもネタにされた。 第11話「毒ガス怪獣出現」は第1期ウルトラシリーズを支えた脚本家の金城哲夫による最後の作品となり、 モグネズンの吐くイエローガスの元ネタは旧日本軍の「黄一号ガス(イペリット)」「黄二号ガス(ルイサイト)」で、 ストーリーはアメリカ軍による「レッドハット作戦(米軍による毒ガス兵器の移送作戦)」がモデルとなっている。 戦争と沖縄の問題から得たエピソードであるため他のエピソードと比べて異質になっている。 ちなみに金城氏は私用で海外へ行く際に[[東京>東京都]]を経由中、偶然出会った円谷一プロデューサーからの依頼で3日のうちに該当エピソードのみを執筆したとのこと。 1973年に放送されたTBS系ドラマ『時間ですよ(第3シリーズ)』では、「ウルトラマン」と称してジャックが数回カメオ出演した。 何でも堺正章氏が中に入り、ある回では本筋と関係なく女性(演者は坂田健の演者の元嫁)をナンパするもフラれたという。 本放送時の第18話は雫石の航空機事故の影響で放送が翌週に繰り越しされたため、オープニングで郷がお詫びのナレーションをしている。 第31~第34話は「[[怪獣使いと少年>怪獣使いと少年(帰ってきたウルトラマン)]]」などなどクオリティの高いストーリーのためか、放送月をとって11月の傑作選と言われている。 初心者は必ずといっていいほど見分けられないのがゾフィー・ウルトラマン・ジャックの3名。 「うちのトコでは」で有名な漫画家のもぐら氏も「わかるか ! ! 」とブン投げ、[[ウルトラマン芸人]]でもネタにされたほど。 理由は全員顔が酷似している為であるが、ウルトラマンが元祖としてメディア露出することが多く、 ゾフィーがスターマークで区別化されているのに比べて彼にはこれといって初心者でもわかりやすい身体的特徴がない。 一応、模様が縁取りされているが、素人にはまず区別できず、CMなどでは「ややこしいから」という理由で高確率でハブられているのが悲しい。 SFC『ガイアセイバー』ではゾフィーがジャックと間違えられるシーンがある他、 内山氏による『ウルトラマンレオ』の漫画版(「小学三年生」掲載分)では、ゾフィーがボディペインティングしてジャックに成りすますエピソードが存在する。 また、モブのウルトラ戦士は縁取りを無くしたジャックのようなデザインとなっている。 wiki籠もり、追記、修正5つの誓いを言ってみろ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,24) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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