ポートガス・D・エース

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&font(#6495ED){登録日}:2010/02/20 Sat 15:09:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){次に会うときは 海賊の高みだ}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){できの悪い弟を持つと………兄貴は心配なんだ}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){…&color(black){“力“}に屈したら 男に生まれた意味がねェだろう}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){おれは決して人生に&color(black){“くい“}は残さない…!!!}}}} [[漫画]]『[[ONE PIECE]]』の登場人物。 〇目次 #contents *【プロフィール】 本名:ポートガス・D・エース 異名:&bold(){火拳のエース} 年齢:享年20歳 [[身長]]:185cm [[懸賞金>懸賞金(ONE PIECE)]]:5億5000万ベリー 所属:スペード海賊団船長→[[白ひげ海賊団]]2番隊隊長 所属船:ピース・オブ・スパディル号→モビー・ディック号 [[悪魔の実]]:メラメラの実(&ruby(ロギア){[[自然系>自然系悪魔の実]]}) [[覇気>覇気(ONE PIECE)]]:[[武装色>武装色の覇気(ONE PIECE)]]((小説「novel A」で使用))・[[見聞色>見聞色の覇気(ONE PIECE)]]((「novel A」のコミカライズ「episode A」で使用))・[[覇王色>覇王色の覇気(ONE PIECE)]] 出身:&ruby(サウスブルー){南の海} バテリラ(育ちは&ruby(イーストブルー){東の海} ・ドーン島・ゴア王国) 誕生日:1月1日 星座:山羊座 [[血液型]]:S型(現実だとO型) 初登場:単行本17巻・第154話・『アラバスタへ』 好物:ブートジョロキア((かつては世界一辛いとも言われていた唐辛子。ゴーカイジャーのバスコ・タ・ジョロキアの名前の由来になったり、東ハトからお菓子が発売されたりしたので知っている人もいるのでは?))[[ペペロンチーノ]]、熊鍋(幼少期) CV:[[古川登志夫]]、[[阪口大助]](少年期) *【概要】 主人公[[モンキー・D・ルフィ]]の兄。 白ひげ海賊団の2番隊隊長にして&ruby(ロギア){自然系}[[悪魔の実]]メラメラの実の能力者。 外見は波打った髪とソバカス、そしてルフィとは対照的な細い目が特徴。 左肩に『ASCE』の刺青があり((『ACE』の綴りを誤りではなくサボの海賊旗を彫っている))、背中には白ひげ海賊団のシンボルマークの刺青を入れている。 [[四皇>四皇(ONE PIECE)]]“白ひげ”[[エドワード・ニューゲート]]を海賊王にすることを目標として掲げている。 本作において、現在進行形の物語の時系列上の中、&bold(){『作中初めて死亡した主要キャラ』}あることで有名。 彼の死は比較的不殺を貫いたこの作品における大きな転換点となった。(詳しくは後述) *【人物】 祖父[[モンキー・D・ガープ]]と弟ルフィそっくりでよく食べよく寝る。 食事中でもお構い無く唐突に寝るので、初登場の際は『遅効性の[[毒]]で死んだ』と勘違いされた。 またルフィに勝るとも劣らない大食漢で、飯屋で何十枚もの皿を平らげてもなお食の勢いが落ちない。 食い逃げ常習犯でもあり、回想含め二回[[食い逃げ]]している。 しかも[[マキノ>マキノ(ONE PIECE)]]から礼儀作法を習った結果、お辞儀をしながら「ごちそう様でした」だけはしっかり言い残していくのでなおのこと性質が悪い。 が、ルフィよりは常識的で[[麦わらの一味]]には&bold(){「あんな常識ある人がルフィの兄なんてあり得ない」「弟思いのいい奴」}とそれなりに印象はいい。 宴が大好きで、どんちゃん騒ぎしている海賊船に勝手に乗り込み、しれっと宴に参加していたりする。 その特殊すぎる出生ゆえに少年期は触れる者全てに暴力をふるってしまうような、まさしく悪辣な性格のクソガキであったが、ルフィという弟が出来たこともあり成長するにつれ性格も丸くなっていった。 また、ルフィの恩人への礼をいずれきちんとしなければならないとマキノに礼儀作法を学び、独立する頃には仲間内には非常に優しい男となっていた。 ルフィと同じくとても仲間想いで、仲間の為なら自ら進んで命を投げ出そうとする。 幼い頃、親友の[[サボ>サボ(ONE PIECE)]]を失った経験から、内心で「愛する者」を失う事を極度に恐れており、敵から逃げれば自分にとって大切なものが失われるかもしれないという恐怖を衝動的に覚える。 故にどんな敵と相対しても、仲間を逃がすことはあっても絶対に自分から逃げようとはしない。 また、自分にとって大切な人を侮辱する発言には黙っていられず、衝動的な怒りに任せて相手を殴り飛ばす事もある。 特に白ひげ海賊団の船長である“白ひげ”[[エドワード・ニューゲート]]を「親父」と呼んで強く慕っており、彼を海賊王とする事を望んでいる。そして“白ひげ”への侮辱は誰であろうと絶対に許さない。 ただニューゲート自身は海賊王の座には興味が無く、なまじ尊敬と思慕の念が強すぎるあまりその本心を察しきれていない節もある。これは後述のティーチの件にも言える。 “ポートガス”は母方の姓で、実の父親のことは嫌っているようだが…? *【戦闘力】 &ruby(ロギア){自然系}[[悪魔の実]]&bold(){「メラメラの実」}の能力者で、肉体を炎に変化させることができる。 戦闘力はかなり高く、自然系らしくエースが存在するだけで気候が変化し、極寒の地ドラム王国の雪がとける程。 メラメラの実の力もさることながら、体術もかなりのもの。 若くして白ひげ海賊団の隊長を務めていることや、[[王下七武海]]に勧誘されるなどが戦闘力の高さを物語っているだろう。 また懸賞金の5億5千万は、2年前時点で判明している賞金首の中では作中トップの金額である(ドン・[[チンジャオ>チンジャオ(ONE PIECE)]]が5億、[[エネル>神・エネル]]も青海に降りたら5億らしい)。 他の四皇大幹部ともなると、その額は8億ベリークラスとなるが、わずか3年の航海でそこまで達したエースの強さがうかがえる((彼の出自が考慮された可能性もあるが、少なくとも不自然な額ではない))。 幼少の頃、既にルフィが悪魔の実を食べていたにもかかわらず、ルフィ曰く『エースに勝った事がない』らしい。 ただし、この頃のルフィはまだ能力を扱いきれておらず、本来のポテンシャルを発揮できていなかった。 その体術は[[黒ひげ海賊団]]の狙撃手オーガーも評価していた。 ただ、作中では戦闘シーンが少なく不遇気味。 その大きな理由が、対戦相手がエースからしても格上である事。[[赤髪のシャンクス]]を警戒させるほどの基礎戦闘力と悪魔の実の能力者へのジョーカー「ヤミヤミの実」の能力を得た[[“黒ひげ”ティーチ>マーシャル・D・ティーチ]]、能力の相性のため絶対に勝てずその質量差で逆に焼かれてしまう[[海軍本部>海軍(ONE PIECE)]]大将[[サカズキ>赤犬(ONE PIECE)]]といった作中最高クラスの超強豪。 とはいえ、[[ジンベエ>ジンベエ(ONE PIECE)]]と引き分ける、[[青キジ>青キジ(ONE PIECE)]]の攻撃を相殺するなど敗北ばかりというわけでもない。 ちなみに[[覇気>覇気(ONE PIECE)]]については[[覇王色の覇気>覇王色の覇気(ONE PIECE)]]の素質を持っていたが、原作でそれをコントロールできるようになっていたのかは不明。 武装色の覇気については、覇気使いのジンベエとの交戦経験もあり、ティーチに殴られた際&font(#ff0000){&bold(){「殴られるなんて久しぶりだろう」}}と挑発されていることから習得していたことが伺える。 公式小説版にて武装色の覇気の使用シーンが描写され、更にそれを元にしたコミカライズでは、見聞色の覇気を使用する描写と覇王色をコントロールし敵を威圧するシーンが描かれた。 赤犬に対しては、彼自身が歴戦にして上位クラスの武装色の覇気使いであり、加えて能力の相性上、覇気ではどうすることもできなかった。 **技 ・&bold(){&ruby(かげろう){陽炎}} エースが原作にて最初に披露した技。 [[スモーカー>白猟のスモーカー]]の攻撃からルフィを守るために使用されたが、描写が一瞬だった上に劇中でこの技が使用されたのはこの一度きりだったため詳細は不明。 ゲーム作品などでは炎を纏って相手に突撃する技として描かれている場合が多い。 ・&bold(){&ruby(ひけん){火拳}} 火力を最大限に高めて[[巨大化]]させた炎の拳で全てを焼き薙ぐ。 「火拳のエース」の異名の由来である、エースを代表する必殺技。たった一撃で帆船5隻を纏めて沈めるほどの破壊力を誇る。 後にメラメラの実の能力を手に入れた[[サボ>サボ(ONE PIECE)]]にもこの技は継承された。 ・&bold(){&ruby(えんじょうもう){炎上網}} 腕から放った炎で大地を燃やし、炎の壁を作って相手の進行を阻む。 ・&bold(){&ruby(ヒガン){火銃}} 両手の指を銃のような形に構え、炎の弾丸を連射する。 弾丸は着弾と同時に小規模の爆発を起こし、そのまま炎上させる。 ・&bold(){&ruby(えんかい){炎戒}} 自分の周囲に炎の陣を作り出す。 直接攻撃用の技ではなく、“火柱”などの次の攻撃の下準備のような技。 より広範囲に炎を展開する&bold(){“&ruby(だいえんかい){大炎戒}”}という技もある。 ・&bold(){&ruby(ひばしら){火柱}} 自分を中心に激しく燃え盛る火柱を発生させる。 家一軒を跡形も無く吹き飛ばすほどの威力を誇り、空中で使えば真下に居る敵も一掃できる。 あらかじめ“炎戒”を発動させておくことで攻撃範囲を広めることも可能。 ・&bold(){&ruby(ほたるび ひだるま){蛍火 火達磨}} 淡い光を放つ小さな炎の弾をばら撒く。 炎はエースの合図で相手に一斉に襲い掛かり、瞬く間に火達磨と化す。 ・&bold(){&ruby(しんか しらぬい){神火 不知火}} 両腕を勢いよく振り抜き、二振りの炎の槍を放つ。 炎の槍は物理的に相手に突き刺さり、炎上させてしまう。 ・&bold(){&ruby(じゅうじか){十字火}} 両手の人差し指を交差させ、相手へ向けて十字架を想わせる火柱を放つ。 ・&bold(){&ruby(えんてい){炎帝}} “大炎戒”で展開した炎をまとめ上げ、太陽を彷彿とさせる巨大な炎の塊を作り出すエース最大の技。 ・&bold(){&ruby(きょうかえん){鏡火炎}} 分厚く巨大な炎の壁を自分の前方に展開して相手の攻撃を受け止め、そのまま焼き尽くす。 [[青キジ>青キジ(ONE PIECE)]]の“アイス塊「暴雉嘴」”でも突破できず、それどころか一瞬にして蒸発した。 &bold(){『ONEPIECE episode A』で使用した技} ・&bold(){&ruby(しんか しらぬい いっとう){神火 不知火 一灯}} &ruby(フレイムダイアル){炎貝}に向かって使用。 詳細は不明だが、おそらく“神火 不知火”の強化版と思われる。 ・&bold(){&ruby(ほたるび かせん){蛍火 火施}} ジンベエとの戦いで使用。 拳から複数の火球を一斉に発射する。 ・&bold(){&ruby(ほたるび ふなだま){蛍火 船霊}} 白ひげとの戦いで使用。 相手の周囲に火球を発生させる点は“蛍火 火達磨”と同じだが、こちらは一つ一つを時間差で発射して行うという特徴がある。 更に鍛え上げた見聞色の覇気と組み合わせることで、相手の動く先に置いて動きを制限させることが出来る。 ・&bold(){&ruby(ひきゃく){火脚}} 白ひげに使用。 足から発生させた炎の勢いで加速する移動技。 前述の“蛍火 船霊”と組み合わせることで白ひげの背後を取ることに成功し、グラグラの実を使わせた。 ・&bold(){&ruby(おにび){鬼火}} 白ひげに使用。 “大炎戒”で展開した炎を纏め上げて複数の巨大な炎の龍を作り出す。 『ONEPIECE episode A』で登場した技の中で最大の大技だが、白ひげには受け止められてしまった。 *【来歴】 アラバスタ編にて初登場。 “仲間殺し”の大罪を犯した元部下を追って旅をしていた所、ルフィの噂を聞きつけ、彼に会うため[[チョッパー>トニートニー・チョッパー]]の故郷・ドラム王国で『自分はアラバスタに居る』的なメモを渡すよう町民に頼んだが、渡される事は無かった(ドルトンは身分を隠していた[[ビビ>ネフェルタリ・ビビ]]の正体に気付き、麦わらの一味の次の行き先が[[アラバスタ王国]]であると見抜いたので『心配ない』とメモを託された町民に説明した)。 そして、アラバスタで感動の再会ッッッ……!!! と思いきや、料理屋で食事中(しかもマスターとの会話中)に寝てしまいちょっとした騒ぎになり、それを聞きつけた海軍大佐[[スモーカー>白猟のスモーカー]]と対峙。 一触即発の所に腹を空かしたルフィがレストランへダイブ。 突き飛ばされたエースは家を何軒かぶち壊してしまった((一応、軽く謝っている))。 ダイブした人物がルフィと分かり、今度こそ感動の再会ッッッ…!!!! ……と思いきや、同じくルフィを発見した大佐に押し退けられたあんちゃんは弟のため足止め役を買って出、その逃げ道を作った。   その後、改めて[[ゴーイングメリー号]]上で再会を果たす。 登場したのはルフィが『今ならエースに勝てる』と豪語している時だった。実際に勝負してもエースが自然系(ロギア)であり、この時のルフィはまだ覇気を会得してなかったので、勝つのは無理だったと思われる。 重罪人を追っている事、自身の船長である白ひげの事などを話し、ビブルカード((この時は『ただの紙切れ』と言い詳細不明))を渡し、 別れ際に[[ビリオンズ>バロックワークス]]の艦隊を自身の通り名と同じ技『火拳』の一撃で沈めた。 ルフィに&font(#E83820){&bold(){「次に会う時は海賊の高みだ」「来いよ 高みへ」}}と言い残しその場で別れた。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){しばらく後で確かに高みで再会した。彼らの望んだ形ではなかっただろうが。}}} ちなみに、アニメではこの後しばらく一味に同行。再会時にはルフィと腕相撲をしており、何気に勝負は互角で土台にしていた樽が割れ引き分けに終わった。 それから、腹を空かしいい匂いにつられて乗り込んだ船の船長、[[道化のバギー]]と意気投合し知り合いとなった。 船員から『エースくん』と呼ばれるなどかなり仲良くなった様子。 更にその後は、扉絵『エースの黒ひげ大捜査線』にて描かれている。 捜査途中に海軍に潜入し(軍服を奪いじわじわと出世している)、海軍『極秘船』から黒ひげの情報を引き出した。 ようやく因縁のティーチと対峙し、当初は圧倒するものヤミヤミの実の前に敗北。 後に『バナロ島の決闘』と呼ばれるほど大規模な戦いで、後に起こる“白ひげ海賊団vs王下七武海・海軍本部”の引き金となった。   ちなみに、最後に使用した技が[[これ>エンテイ]]と同じ。このせいで負けたのでは?と言う意見もあるとか。 その後、[[大監獄インペルダウン>インペルダウン(ONE PIECE)]]に連行。 “とあること”を海軍にバラされ世界中が驚愕している。 以下ネタバレ 拘束したエースを見下し、海軍元帥[[センゴク>センゴク(ONE PIECE)]]が語り出す。 エースの父親は何者であるのか。白ひげではない実の父。 エースの母親は何者であるのか。彼の素性を守り抜いた母親の真意は。 全てを調べ尽くしていたセンゴクは、全世界の前で言い渡した。 #center(){&sizex(7){&bold(){&color(#2a2a91){お前の父親は!!!&br()&br()“海賊王”[[ゴールド・ロジャー]]だ!!!!}}}} ロジャーの処刑以降、海軍によって“ロジャーの関係者”も次々と刑を執行されていた([[フランキー>フランキー(ONE PIECE)]]の師・トムもその一人)。 母親であるルージュは我が子を守るため気力で20ヶ月も身籠ったまま((普通の人間は十ヶ月で臨月なので、約二倍である。))で過ごし、海軍の目を謀った。 ロジャーの『男なら“エース”、女なら“アン”にする』との言付けに従い、エースと名付け、そのまま力尽き死亡。 ロジャー処刑前に『子供を守る』と約束したガープに引き取られ、彼と山賊ダダンにルフィと共に鍛えられ、サボを加えた三人で盃を交わし義兄弟となった。ルフィとの血の繋がりがない設定が長期に渡って伏せられていた事もあり、多くのキャラクターから実の兄弟だと思われていたのは勿論、[[イワさん>エンポリオ・イワンコフ]]に至ってはエースもドラゴンの息子だと思い込んだほど。 自身の出生の秘密をいつ告げられたのかは現時点でも定かではないが、無理をしてでも自分を生んだ母に対しては強い恩義を感じているものの、ロジャーに対しては母の死の遠因を作った事や、海賊としての悪評しか知らなかった事もあり、行き場のない恨みを抱え続け、息子である事も生涯に渡って必死に否定していく事になる。一方でルフィがドラゴンの息子である事は前々から知っていたらしく、兄弟揃って世界的大犯罪者の血を引いているという共通点も自覚していた。   ルフィより三年早く海に出て“スペード海賊団”を結成。ルーキーとして評価を上げる一方、海軍と白ひげは『ロジャーの息子では無いか?』と目をつける。なぜそう察したのかは不明だが、その時のセンゴクは薄々気づいているような節があった。 七武海勧誘を断り進んで白ひげに接近、ジンベエと戦うも決着は着かず。 それを聞きつけた白ひげと対峙するが圧倒的な力の前に敗北。その配下に部下共々吸収される形で加入する。 最初は白ひげを殺そうと百回以上襲撃を繰り返すが尽く敗北。彼を「親父」と慕う船員達を見ていく内に、いつしか自身も白ひげを慕うように。 白ひげに自身がロジャーの息子であることを打ち明けるが、白ひげは大して気にしていなかった。 センゴク曰く、白ひげの一味に入った事により海軍は迂闊にエースに手を出せなくなり、白ひげも次世代の“海賊王”にするためにエースを引き取った……と推定。 当の白ひげにそんなつもりはなく([[金獅子>金獅子のシキ]]同様に&bold(){海賊王のレッテルに興味がない})この台詞はある戦術の[[伏線]]に。 といっても、その直前に言った「白ひげに護られていた」は後に百獣海賊団(カイドウ)にちょっかいをかけていたことが判明したため、実態としてはあながち間違いではなかった…ことになってしまった。 やがて二番隊隊長に就任するも、当時部下だったティーチが四番隊隊長サッチを殺害。 白ひげはティーチを追うことに消極的であり他の隊長や船員も強く反対していたが、エースは反対を押し切り独断でティーチを追い、上記の通り敗北。 処刑当日、エース救出のために白ひげ及び配下の海賊達が海軍本部に突撃した。   以下更なるネタバレ 紆余曲折あったが、[[Mr.3>Mr.3(ONE PIECE)]]とルフィによって見事救出された。 ルフィと共に将校達をなぎ倒し無事助かるかに見えたが、大将[[赤犬>赤犬(ONE PIECE)]]が白ひげを&bold(){時代の敗北者}と罵倒。 白ひげのことを心から誇りに思っていたエースは、例えただの煽りとわかっていても決してそれを許すことが出来ず、立ち止まり激昂。((扉絵連載でも、白ひげの悪口を言った海兵を叩きのめして騒動を起こしてしまった事がある。)) しかし… #center(){&font(#ED1A3D){&bold(){ロギアじゃいうて油断しちょりゃあせんか? お前はただの「火」! わしは火を焼き尽くす「マグマ」じゃ!! わしと貴様の能力は完全に上下関係にある}}} その言葉通り炎とマグマの衝突で押し負け倒れるエース。 更に、戦いを繰り返し続けて、肉体がすでに限界を迎えていたルフィは体が言うことを聞かずそこでひざをついてしまい、[[そんなルフィに狙いを定め襲いかかる赤犬から、弟を庇い腹を貫かれてしまう。>自己犠牲]] 幼少時代から、父が海賊王であることから、自分は「生まれてきてよかったのか」と常々不安に感じていたエース。 そんな自分を「兄」と呼び慕ってくれたルフィ。 そんな自分を「仲間」と思ってくれたスペード海賊団や白ひげ海賊団の仲間達。 そんな自分を「息子」と呼び愛してくれた白ひげ。 ロジャーの息子であるという現実に抗い続けたが、最期の最期で曲りなりにもようやく認める事ができたのか、間違いなく「生まれてきてよかった」と感じるまでになり、 自分はもう助からないことを悟ったエースは、最後、痛さや仲間達への謝罪の気持ちを感じながらも、自分の人生に悔いはないと告げる。 そして… #center(){&sizex(5){&font(#E83820){&bold(){オヤジ………!!!!みんな……!!!!}}}} #center(){&sizex(5){&font(#E83820){&bold(){そしてルフィ……}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){今日までこんなどうしようもねェおれを}}}} #center(){&sizex(7){&font(#E83820){&bold(){鬼の血を引くこのおれを…!!}}}} #center(){&sizex(7){&font(#E83820){&bold(){愛してくれて……ありがとう!!!!}}}} と、ルフィ・白ひげ・仲間に感謝の言葉を述べ、笑みを浮かべながら息絶えた。 頂上戦争の終結後、エースの遺体は[[シャンクス>赤髪のシャンクス]]に引き取られ、新世界のとある島に白ひげ((頂上戦争の終盤で黒ひげ海賊団の一斉攻撃を受けたことが致命傷となり、仁王立ちになりながら戦死した。))と共に埋葬された。 #center(){&sizex(5){&bold(){ACE, MAY YOUR SOUL BE ETERNAL. YOUR BRAVE SOUL WILL ALWAYS BE WITH US&br()(エースの魂よ永遠なれ、誇り高い意志はいつまでも俺達と共に歩む)}}} エース本人は物語から退場したがその後、[[2年間の修行で鍛えたルフィが新たな技を使ったり>モンキー・D・ルフィの技一覧(ONE PIECE)]]メラメラの実は[[ルフィのもうひとりの兄>サボ(ONE PIECE)]]が継承したり[[ワノ国]]では[[妖艷なくノ一を目指す少女>お玉(ONE PIECE)]]や[[光月おでんに憧れる人物>ヤマト(ONE PIECE)]]との交流があった事が明かされるなど今もなお物語における存在感を見せている。 *【スペード海賊団】 かつてエースが率いていた海賊団。クルーは総勢20名と1匹。 海賊船はピース・オブ・スパディル号。 エースが白ひげに敗れ、クルー全員が白ひげ海賊団に加盟した事で[[消滅]]した。 ・デュース 異名:マスクド・デュース エースが最初に仲間にした男。 スペード海賊団の副船長で元医学生という肩書から船医も兼任している。 腕っ節はそれほどでもないが、冷静で判断力があり、暴走しがちなエースのブレーキ役。 いつか冒険記を書いてみたいという夢を持っており、最高の冒険記を描くためエースの冒険に付き合う事にした。 デュースという名前はペンネームで本名は不明。 本当の名前は故郷を捨てて海に出たときに捨てており、デュースというペンネームはエースが付けたもの((最初は「エース」というペンネームにしようとするがエースに「やめろ、真似するな」と言われ、響きが似ているからと「デュース」という名前を付けられた))。 常に仮面をつけているが、これは海軍に正体を知られないため。 元医学生で医者の父親から優秀な兄と比べられて育った。 そんな生活に嫌気がさしていた時に、ルイ・アノートの『ブラッグメン((リトルガーデン編でナミが持っていた本))』という冒険記を読み海へと飛び出した。 航海の途中で東の海の美しすぎる島「シクシス」という無人島に漂着してしまい、同じくシクシスに漂着したエースと出会う。 最初は険悪な関係だったが、共に島でのサバイバル生活を送るうちに意気投合。 島から脱出後、エースに誘われ2人でスペード海賊団を結成した。 白ひげ海賊団に加盟後は元医学生という肩書から白ひげ海賊団の医療チームに配属された。 エースの死後は、彼の遺品であるストライカー号を受け継ぎ、炎貝を用いて新世界を渡るフリーライターに転向し、 [[世界経済新聞社>世界経済新聞社(ONE PIECE)]]にも記事を投稿している模様。 ・ミハール 異名:先生 引きこもり気質で滅多に船室から出てこないが凄腕の狙撃手。 元教師という異色の経歴の持ち主で、海を越え、教育を受けられない世界中の子供達のもとへ行きたいという夢があり、仲間からは「先生」と呼ばれている。 ・スカル [[髑髏>骸骨/髑髏]]グッズコレクターの海賊マニア。海賊ですらない男。 ドクロのアクセサリーを全身に散りばめ、ドクロの仮面をつけている。 武闘派の多いスペード海賊団の中では、デュース、ミハールとともに頭脳労働担当。 蒐集人を自称する海賊マニアで、海賊が好きすぎてあらゆる海賊船に乗り込んでは見つかり、その後は次の港まで雑用をするという生活を送ってきた変わり者。 多くの海賊達は雑用くらいしか取り柄がない男と評してきたが、エースだけは違い、あらゆる船に乗り世界中の海を渡り歩いた経験と知識を頼り、海の情報屋としての隠れた資質を見出した。 ・コタツ エースになついているオオヤマネコ。 とある島で密猟者の罠に掛かっていたところをエースに助けられ、そのまま船までついてきた。 「コタツ」と命名したのはエース。 その外見に反し、うなり声以外はめちゃくちゃカワイイ声で鳴く。 メラメラの実の能力者であるエースの周りは常に温かく、エースの前だけはタダのネコと化す。 ・ガンリュウ 手長族の男。 ・ウォレス 魚人島の魚人街出身の魚人。何の魚人であるかは不明。 ・セイバー 帽子を被り、短刀2本を武器とする。 ・アギー68 左腕にガドリングガンを装備している。 ・フィナモレ 頭にターバンを巻き、&ruby(なぎなた){薙刀}を武器とする小柄な男。 ・ウブロ 口径の大きな銃を持ち、体型はガッシリしている。 ・ドギャ ガタイは良く、両手にボクシングのグローブのようなものをはめている ・レオロネ スーツを着て、シルクハットを被った三叉槍を武器とする細身の男。 ・クーカイ ピストル派のサムライで、和洋折衷な出で立ちをしている。 ・コーネリア 長身でロングコートを着ており、武器は長めの刀かと思われる。 ・ダッキー・ブリー 武器は持たず、その出で立ちからするとカンフー使いのような感じ。 ・バリー ムーミンの[[スナフキン]]のような帽子を被っており、武器はクロネコ海賊団の[[百計のクロ>クロ(ONE PIECE)]]の猫の手のように、各指に剣がついている感じ。 ・キメル ずんぐりむっくりで、[[刀]]を武器にしている。 ・バンシー 頭にバンダナを巻いた女海賊、武器は銃。 スペード海賊団の紅一点。 ただエースからは「オバちゃん」と呼ばれているため残念ながら年齢は中年以上の模様。 スペード海賊団には料理人が居ないので、スペード海賊団では彼女がコックを代行している。 もっとも、料理は余り得意ではないらしく、大抵は食材を煮るか焼くかしただけで、味付けは[[塩]]のみ。 スペード海賊団の最大の[[弱点]]は料理が不味いことなどと冗談交じりに語られている。 ・オッサモンド 結構巨漢で、[[マント]]のようなものを羽織っている。 *【余談】 ワンピースは作者も[[SBS>SBS(ONE PIECE)]]で明言? しているように救いようもない悪役も含めて死者が原則出なかった漫画であり((回想・モブキャラなどは除く))、 主要キャラとしては生きる意味の実感を成し遂げた後とはいえ初の死者となってしまった。 ある島に建てられた彼の墓は白ひげの墓と同じ場所に並べられ、生前被っていた帽子が供えられている。 その衝撃的な最期は多くのファンにショックを与えた。 一方で「&bold(){挑発に乗ってルフィや白ひげ達の尽力を水の泡に帰してしまった}」と手厳しい評価をする人も多い((赤犬の挑発もどちらかと言えば「目的を果たした白ひげへの負け惜しみ」が近い物であり、最初の挑発を聞いて立ち止まったエースに対して素で驚いている。アニメでは挑発するような口調だが、やはりエースが立ち止まったことには驚いている。))((数奇な事に、弟のルフィも幼少期にエースと同じ行動を取っている。シャンクスらの悪口を言った[[山賊達>ヒグマ(ONE PIECE)]]に怒って喧嘩を仕掛け、全く敵わずボコボコにされて殺されかける。最終的に助かったもののシャンクスが左腕を失ってしまう。))。 発端となった黒ひげの仲間殺しについても、嫌な予感を感じた白ひげが特例で見逃そうとしたり、後にシャンクスが止めようとした事を振り切って突っ走ってしまい、結果として仲間達に迷惑をかけてしまった事に責任を感じている。同じミスをまた繰り返してしまったと言えるだろう。この辺の評価はわりと荒れる話題である。 コラ画像や2018年末頃に発生した唐突な敗北者ブーム((918話にて「エースみたいでやんした…」という台詞が遠因と言われているが、流行り出した理由はガチで不明))の影響でワンピース未読者からはエースが敗北者と呼ばれていると思われることが多いが、作中で敗北者呼ばわりされたのは白ひげである。 ただ、幼少期の頃から「生まれてきて良かったか?」と疑問に思うほどの精神状態であり、処刑寸前だった自分を助けにいった白ひげに恩義を感じていた。精神も肉体も疲弊した上にそんな白ひげの侮辱を聞いて止まってしまったのも致し方無いと言えよう。 #center(){ &font(#808080){鬼の血を引くこのおれを…!!} &font(#808080){&bold(){愛してくれて……ありがとう!!!}} } 追記・修正はエースに哀悼の意を表しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,61) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/02/20 Sat 15:09:59 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 15 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){次に会うときは 海賊の高みだ}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){できの悪い弟を持つと………兄貴は心配なんだ}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){…&color(black){“力“}に屈したら 男に生まれた意味がねェだろう}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){おれは決して人生に&color(black){“くい“}は残さない…!!!}}}} [[漫画]]『[[ONE PIECE]]』の登場人物。 〇目次 #contents *【プロフィール】 本名:ポートガス・D・エース 異名:&bold(){火拳のエース} 年齢:享年20歳 [[身長]]:185cm [[懸賞金>懸賞金(ONE PIECE)]]:5億5000万ベリー 所属:スペード海賊団船長→[[白ひげ海賊団]]2番隊隊長 所属船:ピース・オブ・スパディル号→モビー・ディック号 [[悪魔の実]]:メラメラの実(&ruby(ロギア){[[自然系>自然系悪魔の実]]}) [[覇気>覇気(ONE PIECE)]]:[[武装色>武装色の覇気(ONE PIECE)]]((小説「novel A」で使用))・[[見聞色>見聞色の覇気(ONE PIECE)]]((「novel A」のコミカライズ「episode A」で使用))・[[覇王色>覇王色の覇気(ONE PIECE)]] 出身:&ruby(サウスブルー){南の海} バテリラ(育ちは&ruby(イーストブルー){東の海} ・ドーン島・ゴア王国) 誕生日:1月1日 星座:山羊座 [[血液型]]:S型(現実だとO型) 初登場:単行本17巻・第154話・『アラバスタへ』 好物:ブートジョロキア((かつては世界一辛いとも言われていた唐辛子。ゴーカイジャーのバスコ・タ・ジョロキアの名前の由来になったり、東ハトからお菓子が発売されたりしたので知っている人もいるのでは?))[[ペペロンチーノ]]、熊鍋(幼少期) CV:[[古川登志夫]]、[[阪口大助]](少年期) *【概要】 主人公[[モンキー・D・ルフィ]]の兄。 白ひげ海賊団の2番隊隊長にして&ruby(ロギア){自然系}[[悪魔の実]]メラメラの実の能力者。 外見は波打った髪とソバカス、そしてルフィとは対照的な細い目が特徴。 左肩に『ASCE』の刺青があり((『ACE』の綴りを誤りではなくサボの海賊旗を彫っている))、背中には白ひげ海賊団のシンボルマークの刺青を入れている。 [[四皇>四皇(ONE PIECE)]]“白ひげ”[[エドワード・ニューゲート]]を海賊王にすることを目標として掲げている。 本作において、現在進行形の物語の時系列上の中、&bold(){『作中初めて死亡した主要キャラ』}あることで有名。 彼の死は比較的不殺を貫いたこの作品における大きな転換点となった。(詳しくは後述) *【人物】 祖父[[モンキー・D・ガープ]]と弟ルフィそっくりでよく食べよく寝る。 食事中でもお構い無く唐突に寝るので、初登場の際は『遅効性の[[毒]]で死んだ』と勘違いされた。 またルフィに勝るとも劣らない大食漢で、飯屋で何十枚もの皿を平らげてもなお食の勢いが落ちない。 食い逃げ常習犯でもあり、回想含め二回[[食い逃げ]]している。 しかも[[マキノ>マキノ(ONE PIECE)]]から礼儀作法を習った結果、お辞儀をしながら「ごちそう様でした」だけはしっかり言い残していくのでなおのこと性質が悪い。 が、ルフィよりは常識的で[[麦わらの一味]]には&bold(){「あんな常識ある人がルフィの兄なんてあり得ない」「弟思いのいい奴」}とそれなりに印象はいい。 宴が大好きで、どんちゃん騒ぎしている海賊船に勝手に乗り込み、しれっと宴に参加していたりする。 その特殊すぎる出生ゆえに少年期は触れる者全てに暴力をふるってしまうような、まさしく悪辣な性格のクソガキであったが、ルフィという弟が出来たこともあり成長するにつれ性格も丸くなっていった。 また、ルフィの恩人への礼をいずれきちんとしなければならないとマキノに礼儀作法を学び、独立する頃には仲間内には非常に優しい男となっていた。 ルフィと同じくとても仲間想いで、仲間の為なら自ら進んで命を投げ出そうとする。 幼い頃、親友の[[サボ>サボ(ONE PIECE)]]を失った経験から、内心で「愛する者」を失う事を極度に恐れており、敵から逃げれば自分にとって大切なものが失われるかもしれないという恐怖を衝動的に覚える。 故にどんな敵と相対しても、仲間を逃がすことはあっても絶対に自分から逃げようとはしない。 また、自分にとって大切な人を侮辱する発言には黙っていられず、衝動的な怒りに任せて相手を殴り飛ばす事もある。 特に白ひげ海賊団の船長である“白ひげ”[[エドワード・ニューゲート]]を「親父」と呼んで強く慕っており、彼を海賊王とする事を望んでいる。そして“白ひげ”への侮辱は誰であろうと絶対に許さない。 ただニューゲート自身は海賊王の座には興味が無く、なまじ尊敬と思慕の念が強すぎるあまりその本心を察しきれていない節もある。これは後述のティーチの件にも言える。 “ポートガス”は母方の姓で、実の父親のことは嫌っているようだが…? *【戦闘力】 &ruby(ロギア){自然系}[[悪魔の実]]&bold(){「メラメラの実」}の能力者で、肉体を炎に変化させることができる。 戦闘力はかなり高く、自然系らしくエースが存在するだけで気候が変化し、極寒の地ドラム王国の雪がとける程。 メラメラの実の力もさることながら、体術もかなりのもの。 若くして白ひげ海賊団の隊長を務めていることや、[[王下七武海]]に勧誘されるなどが戦闘力の高さを物語っているだろう。 また懸賞金の5億5千万は、2年前時点で判明している賞金首の中では作中トップの金額である(ドン・[[チンジャオ>チンジャオ(ONE PIECE)]]が5億、[[エネル>神・エネル]]も青海に降りたら5億らしい)。 他の四皇大幹部ともなると、その額は8億ベリークラスとなるが、わずか3年の航海でそこまで達したエースの強さがうかがえる((彼の出自が考慮された可能性もあるが、少なくとも不自然な額ではない))。 幼少の頃、既にルフィが悪魔の実を食べていたにもかかわらず、ルフィ曰く『エースに勝った事がない』らしい。 ただし、この頃のルフィはまだ能力を扱いきれておらず、本来のポテンシャルを発揮できていなかった。 その体術は[[黒ひげ海賊団]]の狙撃手オーガーも評価していた。 ただ、作中では戦闘シーンが少なく不遇気味。 その大きな理由が、対戦相手がエースからしても格上である事。[[赤髪のシャンクス]]を警戒させるほどの基礎戦闘力と悪魔の実の能力者へのジョーカー「ヤミヤミの実」の能力を得た[[“黒ひげ”ティーチ>マーシャル・D・ティーチ]]、能力の相性のため絶対に勝てずその質量差で逆に焼かれてしまう[[海軍本部>海軍(ONE PIECE)]]大将[[サカズキ>赤犬(ONE PIECE)]]といった作中最高クラスの超強豪。 とはいえ、[[ジンベエ>ジンベエ(ONE PIECE)]]と引き分ける、[[青キジ>青キジ(ONE PIECE)]]の攻撃を相殺するなど敗北ばかりというわけでもない。 ちなみに[[覇気>覇気(ONE PIECE)]]については[[覇王色の覇気>覇王色の覇気(ONE PIECE)]]の素質を持っていたが、原作でそれをコントロールできるようになっていたのかは不明。 武装色の覇気については、覇気使いのジンベエとの交戦経験もあり、ティーチに殴られた際&font(#ff0000){&bold(){「殴られるなんて久しぶりだろう」}}と挑発されていることから習得していたことがうかがえる。 公式小説版にて武装色の覇気の使用シーンが描写され、更にそれを元にしたコミカライズでは、見聞色の覇気を使用する描写と覇王色をコントロールし敵を威圧するシーンが描かれた。 赤犬に対しては、彼自身が歴戦にして上位クラスの武装色の覇気使いであり、加えて能力の相性上、覇気ではどうすることもできなかった。 **技 ・&bold(){&ruby(かげろう){陽炎}} エースが原作にて最初に披露した技。 [[スモーカー>白猟のスモーカー]]の攻撃からルフィを守るために使用されたが、描写が一瞬だった上に劇中でこの技が使用されたのはこの一度きりだったため詳細は不明。 ゲーム作品などでは炎を纏って相手に突撃する技として描かれている場合が多い。 ・&bold(){&ruby(ひけん){火拳}} 火力を最大限に高めて[[巨大化]]させた炎の拳で全てを焼き薙ぐ。 「火拳のエース」の異名の由来である、エースを代表する必殺技。たった一撃で帆船5隻を纏めて沈めるほどの破壊力を誇る。 後にメラメラの実の能力を手に入れた[[サボ>サボ(ONE PIECE)]]にもこの技は継承された。 ・&bold(){&ruby(えんじょうもう){炎上網}} 腕から放った炎で大地を燃やし、炎の壁を作って相手の進行を阻む。 ・&bold(){&ruby(ヒガン){火銃}} 両手の指を銃のような形に構え、炎の弾丸を連射する。 弾丸は着弾と同時に小規模の爆発を起こし、そのまま炎上させる。 ・&bold(){&ruby(えんかい){炎戒}} 自分の周囲に炎の陣を作り出す。 直接攻撃用の技ではなく、“火柱”などの次の攻撃の下準備のような技。 より広範囲に炎を展開する&bold(){“&ruby(だいえんかい){大炎戒}”}という技もある。 ・&bold(){&ruby(ひばしら){火柱}} 自分を中心に激しく燃え盛る火柱を発生させる。 家一軒を跡形も無く吹き飛ばすほどの威力を誇り、空中で使えば真下に居る敵も一掃できる。 あらかじめ“炎戒”を発動させておくことで攻撃範囲を広めることも可能。 ・&bold(){&ruby(ほたるび ひだるま){蛍火 火達磨}} 淡い光を放つ小さな炎の弾をばら撒く。 炎はエースの合図で相手に一斉に襲い掛かり、瞬く間に火達磨と化す。 ・&bold(){&ruby(しんか しらぬい){神火 不知火}} 両腕を勢いよく振り抜き、二振りの炎の槍を放つ。 炎の槍は物理的に相手に突き刺さり、炎上させてしまう。 ・&bold(){&ruby(じゅうじか){十字火}} 両手の人差し指を交差させ、相手へ向けて十字架を想わせる火柱を放つ。 ・&bold(){&ruby(えんてい){炎帝}} “大炎戒”で展開した炎をまとめ上げ、太陽を彷彿とさせる巨大な炎の塊を作り出すエース最大の技。 ・&bold(){&ruby(きょうかえん){鏡火炎}} 分厚く巨大な炎の壁を自分の前方に展開して相手の攻撃を受け止め、そのまま焼き尽くす。 [[青キジ>青キジ(ONE PIECE)]]の“アイス塊「暴雉嘴」”でも突破できず、それどころか一瞬にして蒸発した。 &bold(){『ONEPIECE episode A』で使用した技} ・&bold(){&ruby(しんか しらぬい いっとう){神火 不知火 一灯}} &ruby(フレイムダイアル){炎貝}に向かって使用。 詳細は不明だが、おそらく“神火 不知火”の強化版と思われる。 ・&bold(){&ruby(ほたるび かせん){蛍火 火施}} ジンベエとの戦いで使用。 拳から複数の火球を一斉に発射する。 ・&bold(){&ruby(ほたるび ふなだま){蛍火 船霊}} 白ひげとの戦いで使用。 相手の周囲に火球を発生させる点は“蛍火 火達磨”と同じだが、こちらは一つ一つを時間差で発射して行うという特徴がある。 更に鍛え上げた見聞色の覇気と組み合わせることで、相手の動く先に置いて動きを制限させることが出来る。 ・&bold(){&ruby(ひきゃく){火脚}} 白ひげに使用。 足から発生させた炎の勢いで加速する移動技。 前述の“蛍火 船霊”と組み合わせることで白ひげの背後を取ることに成功し、グラグラの実を使わせた。 ・&bold(){&ruby(おにび){鬼火}} 白ひげに使用。 “大炎戒”で展開した炎を纏め上げて複数の巨大な炎の龍を作り出す。 『ONEPIECE episode A』で登場した技の中で最大の大技だが、白ひげには受け止められてしまった。 *【来歴】 アラバスタ編にて初登場。 “仲間殺し”の大罪を犯した元部下を追って旅をしていた所、ルフィの噂を聞きつけ、彼に会うため[[チョッパー>トニートニー・チョッパー]]の故郷・ドラム王国で『自分はアラバスタに居る』的なメモを渡すよう町民に頼んだが、渡される事は無かった(ドルトンは身分を隠していた[[ビビ>ネフェルタリ・ビビ]]の正体に気付き、麦わらの一味の次の行き先が[[アラバスタ王国]]であると見抜いたので『心配ない』とメモを託された町民に説明した)。 そして、アラバスタで感動の再会ッッッ……!!! と思いきや、料理屋で食事中(しかもマスターとの会話中)に寝てしまいちょっとした騒ぎになり、それを聞きつけた海軍大佐[[スモーカー>白猟のスモーカー]]と対峙。 一触即発の所に腹を空かしたルフィがレストランへダイブ。 突き飛ばされたエースは家を何軒かぶち壊してしまった((一応、軽く謝っている))。 ダイブした人物がルフィと分かり、今度こそ感動の再会ッッッ…!!!! ……と思いきや、同じくルフィを発見した大佐に押し退けられたあんちゃんは弟のため足止め役を買って出、その逃げ道を作った。   その後、改めて[[ゴーイングメリー号]]上で再会を果たす。 登場したのはルフィが『今ならエースに勝てる』と豪語している時だった。実際に勝負してもエースが自然系(ロギア)であり、この時のルフィはまだ覇気を会得してなかったので、勝つのは無理だったと思われる。 重罪人を追っている事、自身の船長である白ひげの事などを話し、ビブルカード((この時は『ただの紙切れ』と言い詳細不明))を渡し、 別れ際に[[ビリオンズ>バロックワークス]]の艦隊を自身の通り名と同じ技『火拳』の一撃で沈めた。 ルフィに&font(#E83820){&bold(){「次に会う時は海賊の高みだ」「来いよ 高みへ」}}と言い残しその場で別れた。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){しばらく後で確かに高みで再会した。彼らの望んだ形ではなかっただろうが。}}} ちなみに、アニメではこの後しばらく一味に同行。再会時にはルフィと腕相撲をしており、何気に勝負は互角で土台にしていた樽が割れ引き分けに終わった。 それから、腹を空かしいい匂いにつられて乗り込んだ船の船長、[[道化のバギー]]と意気投合し知り合いとなった。 船員から『エースくん』と呼ばれるなどかなり仲良くなった様子。 更にその後は、扉絵『エースの黒ひげ大捜査線』にて描かれている。 捜査途中に海軍に潜入し(軍服を奪いじわじわと出世している)、海軍『極秘船』から黒ひげの情報を引き出した。 ようやく因縁のティーチと対峙し、当初は圧倒するものヤミヤミの実の前に敗北。 後に『バナロ島の決闘』と呼ばれるほど大規模な戦いで、後に起こる“白ひげ海賊団vs王下七武海・海軍本部”の引き金となった。   ちなみに、最後に使用した技が[[これ>エンテイ]]と同じ。このせいで負けたのでは?と言う意見もあるとか。 その後、[[大監獄インペルダウン>インペルダウン(ONE PIECE)]]に連行。 “とあること”を海軍にバラされ世界中が驚愕している。 以下ネタバレ 拘束したエースを見下し、海軍元帥[[センゴク>センゴク(ONE PIECE)]]が語り出す。 エースの父親は何者であるのか。白ひげではない実の父。 エースの母親は何者であるのか。彼の素性を守り抜いた母親の真意は。 全てを調べ尽くしていたセンゴクは、全世界の前で言い渡した。 #center(){&sizex(7){&bold(){&color(#2a2a91){お前の父親は!!!&br()&br()“海賊王”[[ゴールド・ロジャー]]だ!!!!}}}} ロジャーの処刑以降、海軍によって“ロジャーの関係者”も次々と刑を執行されていた([[フランキー>フランキー(ONE PIECE)]]の師・トムもその一人)。 母親であるルージュは我が子を守るため気力で20ヶ月も身籠ったまま((普通の人間は十ヶ月で臨月なので、約二倍である。))で過ごし、海軍の目を謀った。 ロジャーの『男なら“エース”、女なら“アン”にする』との言付けに従い、エースと名付け、そのまま力尽き死亡。 ロジャー処刑前に『子供を守る』と約束したガープに引き取られ、彼と山賊ダダンにルフィと共に鍛えられ、サボを加えた三人で盃を交わし義兄弟となった。ルフィとの血の繋がりがない設定が長期に渡って伏せられていた事もあり、多くのキャラクターから実の兄弟だと思われていたのは勿論、[[イワさん>エンポリオ・イワンコフ]]に至ってはエースもドラゴンの息子だと思い込んだほど。 自身の出生の秘密をいつ告げられたのかは現時点でも定かではないが、無理をしてでも自分を生んだ母に対しては強い恩義を感じているものの、ロジャーに対しては母の死の遠因を作った事や、海賊としての悪評しか知らなかった事もあり、行き場のない恨みを抱え続け、息子である事も生涯に渡って必死に否定していく事になる。一方でルフィがドラゴンの息子である事は前々から知っていたらしく、兄弟揃って世界的大犯罪者の血を引いているという共通点も自覚していた。   ルフィより三年早く海に出て“スペード海賊団”を結成。ルーキーとして評価を上げる一方、海軍と白ひげは『ロジャーの息子では無いか?』と目をつける。なぜそう察したのかは不明だが、その時のセンゴクは薄々気づいているような節があった。 七武海勧誘を断り進んで白ひげに接近、ジンベエと戦うも決着は着かず。 それを聞きつけた白ひげと対峙するが圧倒的な力の前に敗北。その配下に部下共々吸収される形で加入する。 最初は白ひげを殺そうと百回以上襲撃を繰り返すが尽く敗北。彼を「親父」と慕う船員達を見ていく内に、いつしか自身も白ひげを慕うように。 白ひげに自身がロジャーの息子であることを打ち明けるが、白ひげは大して気にしていなかった。 センゴク曰く、白ひげの一味に入った事により海軍は迂闊にエースに手を出せなくなり、白ひげも次世代の“海賊王”にするためにエースを引き取った……と推定。 当の白ひげにそんなつもりはなく([[金獅子>金獅子のシキ]]同様に&bold(){海賊王のレッテルに興味がない})この台詞はある戦術の[[伏線]]に。 といっても、その直前に言った「白ひげに護られていた」は後に百獣海賊団(カイドウ)にちょっかいをかけていたことが判明したため、実態としてはあながち間違いではなかった…ことになってしまった。 やがて二番隊隊長に就任するも、当時部下だったティーチが四番隊隊長サッチを殺害。 白ひげはティーチを追うことに消極的であり他の隊長や船員も強く反対していたが、エースは反対を押し切り独断でティーチを追い、上記の通り敗北。 処刑当日、エース救出のために白ひげ及び配下の海賊達が海軍本部に突撃した。   以下更なるネタバレ 紆余曲折あったが、[[Mr.3>Mr.3(ONE PIECE)]]とルフィによって見事救出された。 ルフィと共に将校達をなぎ倒し無事助かるかに見えたが、大将[[赤犬>赤犬(ONE PIECE)]]が白ひげを&bold(){時代の敗北者}と罵倒。 白ひげのことを心から誇りに思っていたエースは、例えただの煽りとわかっていても決してそれを許すことが出来ず、立ち止まり激昂。((扉絵連載でも、白ひげの悪口を言った海兵を叩きのめして騒動を起こしてしまった事がある。)) しかし… #center(){&font(#ED1A3D){&bold(){ロギアじゃいうて油断しちょりゃあせんか? お前はただの「火」! わしは火を焼き尽くす「マグマ」じゃ!! わしと貴様の能力は完全に上下関係にある}}} その言葉通り炎とマグマの衝突で押し負け倒れるエース。 更に、戦いを繰り返し続けて、肉体がすでに限界を迎えていたルフィは体が言うことを聞かずそこでひざをついてしまい、[[そんなルフィに狙いを定め襲いかかる赤犬から、弟を庇い腹を貫かれてしまう。>自己犠牲]] 幼少時代から、父が海賊王であることから、自分は「生まれてきてよかったのか」と常々不安に感じていたエース。 そんな自分を「兄」と呼び慕ってくれたルフィ。 そんな自分を「仲間」と思ってくれたスペード海賊団や白ひげ海賊団の仲間達。 そんな自分を「息子」と呼び愛してくれた白ひげ。 ロジャーの息子であるという現実に抗い続けたが、最期の最期で曲りなりにもようやく認める事ができたのか、間違いなく「生まれてきてよかった」と感じるまでになり、 自分はもう助からないことを悟ったエースは、最後、痛さや仲間達への謝罪の気持ちを感じながらも、自分の人生に悔いはないと告げる。 そして… #center(){&sizex(5){&font(#E83820){&bold(){オヤジ………!!!!みんな……!!!!}}}} #center(){&sizex(5){&font(#E83820){&bold(){そしてルフィ……}}}} #center(){&sizex(6){&font(#E83820){&bold(){今日までこんなどうしようもねェおれを}}}} #center(){&sizex(7){&font(#E83820){&bold(){鬼の血を引くこのおれを…!!}}}} #center(){&sizex(7){&font(#E83820){&bold(){愛してくれて……ありがとう!!!!}}}} と、ルフィ・白ひげ・仲間に感謝の言葉を述べ、笑みを浮かべながら息絶えた。 頂上戦争の終結後、エースの遺体は[[シャンクス>赤髪のシャンクス]]に引き取られ、新世界のとある島に白ひげ((頂上戦争の終盤で黒ひげ海賊団の一斉攻撃を受けたことが致命傷となり、仁王立ちになりながら戦死した。))と共に埋葬された。 #center(){&sizex(5){&bold(){ACE, MAY YOUR SOUL BE ETERNAL. YOUR BRAVE SOUL WILL ALWAYS BE WITH US&br()(エースの魂よ永遠なれ、誇り高い意志はいつまでも俺達と共に歩む)}}} エース本人は物語から退場したがその後、[[2年間の修行で鍛えたルフィが新たな技を使ったり>モンキー・D・ルフィの技一覧(ONE PIECE)]]メラメラの実は[[ルフィのもうひとりの兄>サボ(ONE PIECE)]]が継承したり[[ワノ国]]では[[妖艷なくノ一を目指す少女>お玉(ONE PIECE)]]や[[光月おでんに憧れる人物>ヤマト(ONE PIECE)]]との交流があった事が明かされるなど今もなお物語における存在感を見せている。 *【スペード海賊団】 かつてエースが率いていた海賊団。クルーは総勢20名と1匹。 海賊船はピース・オブ・スパディル号。 エースが白ひげに敗れ、クルー全員が白ひげ海賊団に加盟した事で[[消滅]]した。 ・デュース 異名:マスクド・デュース エースが最初に仲間にした男。 スペード海賊団の副船長で元医学生という肩書から船医も兼任している。 腕っ節はそれほどでもないが、冷静で判断力があり、暴走しがちなエースのブレーキ役。 いつか冒険記を書いてみたいという夢を持っており、最高の冒険記を描くためエースの冒険に付き合う事にした。 デュースという名前はペンネームで本名は不明。 本当の名前は故郷を捨てて海に出たときに捨てており、デュースというペンネームはエースが付けたもの((最初は「エース」というペンネームにしようとするがエースに「やめろ、真似するな」と言われ、響きが似ているからと「デュース」という名前を付けられた))。 常に仮面をつけているが、これは海軍に正体を知られないため。 元医学生で医者の父親から優秀な兄と比べられて育った。 そんな生活に嫌気がさしていた時に、ルイ・アノートの『ブラッグメン((リトルガーデン編でナミが持っていた本))』という冒険記を読み海へと飛び出した。 航海の途中で東の海の美しすぎる島「シクシス」という無人島に漂着してしまい、同じくシクシスに漂着したエースと出会う。 最初は険悪な関係だったが、共に島でのサバイバル生活を送るうちに意気投合。 島から脱出後、エースに誘われ2人でスペード海賊団を結成した。 白ひげ海賊団に加盟後は元医学生という肩書から白ひげ海賊団の医療チームに配属された。 エースの死後は、彼の遺品であるストライカー号を受け継ぎ、炎貝を用いて新世界を渡るフリーライターに転向し、 [[世界経済新聞社>世界経済新聞社(ONE PIECE)]]にも記事を投稿している模様。 ・ミハール 異名:先生 引きこもり気質で滅多に船室から出てこないが凄腕の狙撃手。 元教師という異色の経歴の持ち主で、海を越え、教育を受けられない世界中の子供達のもとへ行きたいという夢があり、仲間からは「先生」と呼ばれている。 ・スカル [[髑髏>骸骨/髑髏]]グッズコレクターの海賊マニア。海賊ですらない男。 ドクロのアクセサリーを全身に散りばめ、ドクロの仮面をつけている。 武闘派の多いスペード海賊団の中では、デュース、ミハールとともに頭脳労働担当。 蒐集人を自称する海賊マニアで、海賊が好きすぎてあらゆる海賊船に乗り込んでは見つかり、その後は次の港まで雑用をするという生活を送ってきた変わり者。 多くの海賊達は雑用くらいしか取り柄がない男と評してきたが、エースだけは違い、あらゆる船に乗り世界中の海を渡り歩いた経験と知識を頼り、海の情報屋としての隠れた資質を見出した。 ・コタツ エースになついているオオヤマネコ。 とある島で密猟者の罠に掛かっていたところをエースに助けられ、そのまま船までついてきた。 「コタツ」と命名したのはエース。 その外見に反し、うなり声以外はめちゃくちゃカワイイ声で鳴く。 メラメラの実の能力者であるエースの周りは常に温かく、エースの前だけはタダのネコと化す。 ・ガンリュウ 手長族の男。 ・ウォレス 魚人島の魚人街出身の魚人。何の魚人であるかは不明。 ・セイバー 帽子を被り、短刀2本を武器とする。 ・アギー68 左腕にガドリングガンを装備している。 ・フィナモレ 頭にターバンを巻き、&ruby(なぎなた){薙刀}を武器とする小柄な男。 ・ウブロ 口径の大きな銃を持ち、体型はガッシリしている。 ・ドギャ ガタイは良く、両手にボクシングのグローブのようなものをはめている ・レオロネ スーツを着て、シルクハットを被った三叉槍を武器とする細身の男。 ・クーカイ ピストル派のサムライで、和洋折衷な出で立ちをしている。 ・コーネリア 長身でロングコートを着ており、武器は長めの刀かと思われる。 ・ダッキー・ブリー 武器は持たず、その出で立ちからするとカンフー使いのような感じ。 ・バリー ムーミンの[[スナフキン]]のような帽子を被っており、武器はクロネコ海賊団の[[百計のクロ>クロ(ONE PIECE)]]の猫の手のように、各指に剣がついている感じ。 ・キメル ずんぐりむっくりで、[[刀]]を武器にしている。 ・バンシー 頭にバンダナを巻いた女海賊、武器は銃。 スペード海賊団の紅一点。 ただエースからは「オバちゃん」と呼ばれているため残念ながら年齢は中年以上の模様。 スペード海賊団には料理人が居ないので、スペード海賊団では彼女がコックを代行している。 もっとも、料理は余り得意ではないらしく、大抵は食材を煮るか焼くかしただけで、味付けは[[塩]]のみ。 スペード海賊団の最大の[[弱点]]は料理が不味いことなどと冗談交じりに語られている。 ・オッサモンド 結構巨漢で、[[マント]]のようなものを羽織っている。 *【余談】 ワンピースは作者も[[SBS>SBS(ONE PIECE)]]で明言? しているように救いようもない悪役も含めて死者が原則出なかった漫画であり((回想・モブキャラなどは除く))、 主要キャラとしては生きる意味の実感を成し遂げた後とはいえ初の死者となってしまった。 ある島に建てられた彼の墓は白ひげの墓と同じ場所に並べられ、生前被っていた帽子が供えられている。 その衝撃的な最期は多くのファンにショックを与えた。 一方で「&bold(){挑発に乗ってルフィや白ひげ達の尽力を水の泡に帰してしまった}」と手厳しい評価をする人も多い((赤犬の挑発もどちらかと言えば「目的を果たした白ひげへの負け惜しみ」が近い物であり、最初の挑発を聞いて立ち止まったエースに対して素で驚いている。アニメでは挑発するような口調だが、やはりエースが立ち止まったことには驚いている。))((数奇な事に、弟のルフィも幼少期にエースと同じ行動を取っている。シャンクスらの悪口を言った[[山賊達>ヒグマ(ONE PIECE)]]に怒って喧嘩を仕掛け、全く敵わずボコボコにされて殺されかける。最終的に助かったもののシャンクスが左腕を失ってしまう。))。 発端となった黒ひげの仲間殺しについても、嫌な予感を感じた白ひげが特例で見逃そうとしたり、後にシャンクスが止めようとした事を振り切って突っ走ってしまい、結果として仲間達に迷惑をかけてしまった事に責任を感じている。同じミスをまた繰り返してしまったと言えるだろう。この辺の評価はわりと荒れる話題である。 コラ画像や2018年末頃に発生した唐突な敗北者ブーム((918話にて「エースみたいでやんした…」という台詞が遠因と言われているが、流行り出した理由はガチで不明))の影響でワンピース未読者からはエースが敗北者と呼ばれていると思われることが多いが、作中で敗北者呼ばわりされたのは白ひげである。 ただ、幼少期の頃から「生まれてきて良かったか?」と疑問に思うほどの精神状態であり、処刑寸前だった自分を助けにいった白ひげに恩義を感じていた。精神も肉体も疲弊した上にそんな白ひげの侮辱を聞いて止まってしまったのも致し方無いと言えよう。 #center(){ &font(#808080){鬼の血を引くこのおれを…!!} &font(#808080){&bold(){愛してくれて……ありがとう!!!}} } 追記・修正はエースに哀悼の意を表しながらお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,61) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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