オレーシャ・ユーリエヴナ・バザロヴァ

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&font(#6495ED){登録日}: 2012/09/01(土) 13:05:49 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){“оре не море,”}}} &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){“выпьешь до дна.” }}} &blankimg(太陽の微笑み.jpg,width=168,height=224) &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){「オッケー、約束よ、相棒」}}} } 『[[GOD EATER アリサ・イン・アンダーワールド]]』に登場する小説版オリジナルキャラクター。 性別:女 年齢:15歳(2071年当時) 神機:旧型近接式(バスターブレード)    「クレイモア 改」 所属:ロシア支部防衛班第三部隊 フェンリルロシア支部外部居住区防衛班・第三部隊所属の旧型ゴッドイーター。 無印より以前、新型神機に適合した[[アリサ>アリサ・イリーニチナ・アミエーラ]]がロシアにいた頃、無二の親友だった少女。 アリサが心身共に救われ、尊敬するリディアとは血の繋がった姉妹だが、似ている部分はほぼ髪の色だけ。 また、姉のリディアと同様に、アリサとは本当の姉妹になろうとしていた。 &font(#ff0000){「ドン引き」}という一言は元々、彼女が使っていたものである。 金褐色のポニーテールや小麦色の肌が健康美を醸し出し、本人も明朗闊達な性格をしているためか、一見すると少年のような雰囲気を纏う。 快活な表情と翡翠色の大きな瞳は愛嬌抜群だが、胸部の戦闘力は本文中で&font(#800080){[[『限りなく絶壁に等しい』>ジーナ・ディキンソン(GOD EATER)]]}と述べられるほど貧弱。 #center(){ &blankimg(太陽のちっぱい.jpg,width=120,height=160) &font(#ff0000){&bold(){&sizex(4){つまりオレーシャちゃんちっぱい。}}} &blankimg(構いませんとも.jpg,width=175,height=166) &bold(){&sizex(6){いや、一向に構わないんだけどね!}} } #center(){&blankimg(本当の姉妹になれたら.jpg,width=240,height=192)} 実の姉(真ん中)とは一目瞭然の差。 これを指摘されると彼女はキレる。 そんなオレーシャの趣味嗜好は過剰なまでのボディタッチ。 &font(#ff0000){ただし女性限定。} 周り女性陣の豊満さを嫉妬しながら、それでもスキンシップをやめられない。 しかし男に対しては(例えば尻を)触りたくもないらしい。 そして特筆すべきは、目にも眩しいその微笑み。 彼女の笑顔は&font(#ff7800){「太陽」}と形容される。 それでは以下大真面目なネタバレ。 第一印象は壊滅的。 隠れていたロッカーから飛び出し、アリサに抱きついて乳を揉みしだき、同僚のダニエラの尻まで撫でる。 ゴッドイーターとしての自覚を欠いたような言動はアリサの神経を逆撫でする。 しかも始末が悪いことに、アリサが尊敬する恩師の実妹。 アリサ自身はリディアに目を掛けられていることから、妹の彼女には悪く思われているものと思っていた。 ところが一方、オレーシャは幼少の頃から聞き知っていたアリサに親近感を抱いていたのである。 初対面なのに「幼馴染で相棒で魂の姉妹」とまで豪語するが、当のその相棒とやらの反応は実に冷ややかだった。 それでもオレーシャはめげることなくアリサにアプローチを続ける。 アリサが彼女に対して心を閉ざそうとすればするほど、むしろ一層アリサと触れ合おうとして張り切るばかりであった。 今でこそ明るく屈託のない笑顔を見せる彼女だが、小さい頃は引っ込み思案の大人しい性格だったらしい。 それを変えた発端は、幼いバザロヴァ姉妹の目の前で起きた、アラガミに両親を奪われるというありふれた悲劇。 アリサと同様の悲劇を経験した姉妹だったが、彼女らは自分達の足で立ち上がる強さを持っていた。 オレーシャでさえ一時は絶望に塞ぎ込んだものだった。 だが、姉と励まし合い、互いに救われつつ、手を繋いで歩み出したのだ。 医師とゴッドイーターとに道を違えながらも、彼女らが世界に絶望していないのは、謂わばこの「悲しみを飲み干す強さ」があったためである。 オレーシャもリディアも同じような境遇のアリサに共感するところがあるからこそ、この哀れむべき少女を日の当たる世界へ導こうとする。 友達に――できれば姉妹になりたかった。そんな願いを抱いている相手が、自分と共に戦う同僚になってくれた。 だが、アリサは彼女になかなか心を許さなかった。 いつでも笑顔を欠かさないオレーシャ。 たとえ、アラガミと相対し、命の遣り取りをする戦場でも。 仕方の無いことは仕方無いと割り切り、どうしようもないことがあることを弁える。苦しいことも辛いことも、笑って受け止める。 アラガミに対する憎悪に捕らわれたアリサには、それが理解できない。 ヘラヘラと笑ってベタベタと触ってくるオレーシャが嫌いだった。 ある時、居住区にアラガミの群れが侵入し、防衛班はその対処に追われる。 それが、2人が手を取り合うきっかけだった。 [[戦場で神機を手放す非常識>GOD EATER 救世主の帰還]]をかましてまでアリサを援護した彼女だったが、相手の反応は薄い。 そんな折り、2人はある夫婦の代わりにその娘を捜索することになる。 無事に少女を発見したが、少女が両親とはぐれてしまった理由を聞いて、アリサの様子が一変する。 人形を探してアラガミのいる地区まで引き返した少女。アラガミの襲撃を知らぬままかくれんぼをしていたアリサ。 浅はかな行動が、大切な人々を危険に陥れたことが著しく一致し、アリサは少女へ残酷な言葉を放とうとして―― しかし、オレーシャがそれを平手打ちで阻み、更には「アリサが憎んでいたのはアラガミではなく、両親を死なせた自分自身」だと指摘する。 駄々を捏ねて死にたがり、全力の拳を浴びせてくるアリサ。 遂に全てを吐き出してきたアリサに、オレーシャは手を差し伸ばした。 傷だらけの、ぬくもりに満ちた手。 絶望にまみれた世界でも、希望を抱いて懸命に生きようとする人がいる。 笑顔を忘れずに生きている人々もいる。 世界に踏み出す勇気もないまま、閉じ籠っているより、笑っている方がいい。 太陽の笑顔に見惚れたアリサは、ようやく彼女の戦う理由を理解できた。 誰かの悲しみを飲み干すために戦う、底抜けに明るくて温かい少女の手を――アリサは握った。 #center(){ &blankimg(Alisa in Underworld.jpg,width=240,height=320) &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){「『はじめまして』……アリサ」}}} &font(#ff0000){&bold(){&sizex(4){「『はじめまして』……オレーシャ」}}} } 心象を満たしていた暗闇に光が射し、閉じていたアリサのクローゼットが、開いた。 やがてアリサもまた、ごく自然に微笑むことができるようになっていた。 以降の2人は周囲がドン引きするほどの仲良しになる。 オレーシャは人の目を憚ることなくアリサにベタつくし、アリサもそれを鬱陶しがらず、大車の診察をバザロヴァ姉妹との先約で後回しにするほど。 姉妹で友達で戦友で。 そんな関係がいつまでも続くと、アリサもオレーシャも疑っていなかった。 以下、地下アリの結末。ネタバレ注意。 [[ヨハネス>ヨハネス・フォン・シックザール(GOD EATER)]]が指示した[[大車>大車ダイゴ]]の姦計で、2人は[[ヴァジュラ>ヴァジュラ(アラガミ)]]と遭遇。 それに両親の仇[[ディアウス・ピター]]をダブらせたアリサは狂乱し、無謀にも飛び掛かって重傷を負ってしまう。 オレーシャは身を挺してアリサを庇い、リンクエイドで蘇生させる。 アリサが逃げる時間を稼ぐため、近付いてくるヴァジュラへと、彼女は単身で挑みかかる。 目を覚ましたアリサが見た光景は。 &font(#ff0000){一面の血溜まり。} &font(#ff0000){真っ二つに壊れた旧型神機。} &font(#ff0000){そこかしこに転がる親友の肉片。} &font(#ff0000){そして、いつもアリサに笑いかけてくれた顔の左半分だけが――!} ……やがて、オレーシャの全てはヴァジュラの胃の腑に納められてしまった。 理性を失い、壊れてしまったアリサはそのアラガミを殺し尽くす。 再びアリサはクローゼットに閉じ籠った。 結果的に、誰もが傷付いた。 両親だけでなく親友まで殺されたアリサは心の均衡を保つために、オレーシャとの記憶を封じられ、リディアとも引き裂かれてしまう。 アリサは孤立無援となった。 以下、[[ヘブン状態>GOD EATER 〜ノッキン・オン・ヘブンズドア〜]]ネタバレ。 悲しみを飲み干したい籠り諸氏に告ぐ。 #center(){&sizex(5){&font(#008cff){叩け、天国の扉。}}} アリサの中に彼女の残滓が存在した。 オレーシャの残留思念は、アリサの鎖ざされた記憶が開かれることで解き放たれる。 大車へ凶刃を振るおうとするアリサを制止し、[[ユウ>主人公(GOD EATER)]]との感応を導き…… 遂に、別たれた親友にして魂の姉妹は再会を果たす。 アリサが閉めきった扉を強引に開き、太陽の笑顔で照らし出してしまった。 眩しい笑顔の親友はアリサのために涙を流し、アリサもまた涙する。 今度こそ悲しみを飲み干す約束を交わし、リディアとのことについて釘を差し、ユウとの関係を茶化して。 オレーシャはアリサの幸せを願いながら、最後まで微笑みながら、白い光の中へと溶けていった。 悲しみを飲み干せる方。 今は飲み干せなくとも、いつか飲み干そうと立ち上がれる方。 逆に悲しみに飲み込まれそうな方でも。 追記修正をよろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ドラゴンマガジンに掲載された短編でアリサと同じ衣装着てたりする -- 名無しさん (2013-10-03 21:40:37) - ↑見たい……見たいのに検索しても出てこない…… -- 名無しさん (2013-10-04 00:19:39) - なんつーか、この項目文才あるなー -- 名無しさん (2013-11-12 12:18:18) - 2nd breakやsummerwarsでいっきにアリサが丸くなった理由がわかったよ -- 名無しさん (2013-11-25 03:16:09) - 挿絵無かったけど高い表現力の所為でオレーシャの死体が鮮明に想像出来て軽くトラウマになった -- 名無しさん (2014-05-18 02:10:28) - あの挿絵はあってはいけない。1/2になった死体とか・・・・・下手に有名になってフレ/ンダみたいなネタにされるのも絶対に嫌だし -- 名無しさん (2014-05-18 03:07:42) - 文章だけでもお腹いっぱいだよね? -- 名無しさん (2015-01-25 02:05:36) - ヘブン状態のオレーシャは感応現象っぽくも思える。新型と旧型でだけど -- 名無しさん (2015-09-28 11:33:19) - ヘブン状態 のところリンク張りなおしておきました -- 名無しさん (2021-07-12 21:27:36) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}: 2012/09/01(土) 13:05:49 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){“оре не море,”}}} &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){“выпьешь до дна.” }}} &blankimg(太陽の微笑み.jpg,width=168,height=224) &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){「オッケー、約束よ、相棒」}}} } 『[[GOD EATER アリサ・イン・アンダーワールド]]』に登場する小説版オリジナルキャラクター。 性別:女 年齢:15歳(2071年当時) 神機:旧型近接式(バスターブレード)    「クレイモア 改」 所属:ロシア支部防衛班第三部隊 フェンリルロシア支部外部居住区防衛班・第三部隊所属の旧型ゴッドイーター。 無印より以前、新型神機に適合した[[アリサ>アリサ・イリーニチナ・アミエーラ]]がロシアにいた頃、無二の親友だった少女。 アリサが心身共に救われ、尊敬するリディアとは血の繋がった姉妹だが、似ている部分はほぼ髪の色だけ。 また、姉のリディアと同様に、アリサとは本当の姉妹になろうとしていた。 &font(#ff0000){「ドン引き」}という一言は元々、彼女が使っていたものである。 金褐色のポニーテールや小麦色の肌が健康美を醸し出し、本人も明朗闊達な性格をしているためか、一見すると少年のような雰囲気を纏う。 快活な表情と翡翠色の大きな瞳は愛嬌抜群だが、胸部の戦闘力は本文中で&font(#800080){[[『限りなく絶壁に等しい』>ジーナ・ディキンソン(GOD EATER)]]}と述べられるほど貧弱。 #center(){ &blankimg(太陽のちっぱい.jpg,width=120,height=160) &font(#ff0000){&bold(){&sizex(4){つまりオレーシャちゃんちっぱい。}}} &blankimg(構いませんとも.jpg,width=175,height=166) &bold(){&sizex(6){いや、一向に構わないんだけどね!}} } #center(){&blankimg(本当の姉妹になれたら.jpg,width=240,height=192)} 実の姉(真ん中)とは一目瞭然の差。 これを指摘されると彼女はキレる。 そんなオレーシャの趣味嗜好は過剰なまでのボディタッチ。 &font(#ff0000){ただし女性限定。} 周り女性陣の豊満さを嫉妬しながら、それでもスキンシップをやめられない。 しかし男に対しては(例えば尻を)触りたくもないらしい。 そして特筆すべきは、目にも眩しいその微笑み。 彼女の笑顔は&font(#ff7800){「太陽」}と形容される。 それでは以下大真面目なネタバレ。 第一印象は壊滅的。 隠れていたロッカーから飛び出し、アリサに抱きついて乳を揉みしだき、同僚のダニエラの尻まで撫でる。 ゴッドイーターとしての自覚を欠いたような言動はアリサの神経を逆撫でする。 しかも始末が悪いことに、アリサが尊敬する恩師の実妹。 アリサ自身はリディアに目を掛けられていることから、妹の彼女には悪く思われているものと思っていた。 ところが一方、オレーシャは幼少の頃から聞き知っていたアリサに親近感を抱いていたのである。 初対面なのに「幼馴染で相棒で魂の姉妹」とまで豪語するが、当のその相棒とやらの反応は実に冷ややかだった。 それでもオレーシャはめげることなくアリサにアプローチを続ける。 アリサが彼女に対して心を閉ざそうとすればするほど、むしろ一層アリサと触れ合おうとして張り切るばかりであった。 今でこそ明るく屈託のない笑顔を見せる彼女だが、小さい頃は引っ込み思案の大人しい性格だったらしい。 それを変えた発端は、幼いバザロヴァ姉妹の目の前で起きた、アラガミに両親を奪われるというありふれた悲劇。 アリサと同様の悲劇を経験した姉妹だったが、彼女らは自分達の足で立ち上がる強さを持っていた。 オレーシャでさえ一時は絶望に塞ぎ込んだものだった。 だが、姉と励まし合い、互いに救われつつ、手を繋いで歩み出したのだ。 医師とゴッドイーターとに道を違えながらも、彼女らが世界に絶望していないのは、謂わばこの「悲しみを飲み干す強さ」があったためである。 オレーシャもリディアも同じような境遇のアリサに共感するところがあるからこそ、この哀れむべき少女を日の当たる世界へ導こうとする。 友達に――できれば姉妹になりたかった。そんな願いを抱いている相手が、自分と共に戦う同僚になってくれた。 だが、アリサは彼女になかなか心を許さなかった。 いつでも笑顔を欠かさないオレーシャ。 たとえ、アラガミと相対し、命の遣り取りをする戦場でも。 仕方の無いことは仕方無いと割り切り、どうしようもないことがあることを弁える。苦しいことも辛いことも、笑って受け止める。 アラガミに対する憎悪に捕らわれたアリサには、それが理解できない。 ヘラヘラと笑ってベタベタと触ってくるオレーシャが嫌いだった。 ある時、居住区にアラガミの群れが侵入し、防衛班はその対処に追われる。 それが、2人が手を取り合うきっかけだった。 [[戦場で神機を手放す非常識>GOD EATER 救世主の帰還]]をかましてまでアリサを援護した彼女だったが、相手の反応は薄い。 そんな折り、2人はある夫婦の代わりにその娘を捜索することになる。 無事に少女を発見したが、少女が両親とはぐれてしまった理由を聞いて、アリサの様子が一変する。 人形を探してアラガミのいる地区まで引き返した少女。アラガミの襲撃を知らぬままかくれんぼをしていたアリサ。 浅はかな行動が、大切な人々を危険に陥れたことが著しく一致し、アリサは少女へ残酷な言葉を放とうとして―― しかし、オレーシャがそれを平手打ちで阻み、更には「アリサが憎んでいたのはアラガミではなく、両親を死なせた自分自身」だと指摘する。 駄々を捏ねて死にたがり、全力の拳を浴びせてくるアリサ。 遂に全てを吐き出してきたアリサに、オレーシャは手を差し伸ばした。 傷だらけの、ぬくもりに満ちた手。 絶望にまみれた世界でも、希望を抱いて懸命に生きようとする人がいる。 笑顔を忘れずに生きている人々もいる。 世界に踏み出す勇気もないまま、閉じ籠っているより、笑っている方がいい。 太陽の笑顔に見惚れたアリサは、ようやく彼女の戦う理由を理解できた。 誰かの悲しみを飲み干すために戦う、底抜けに明るくて温かい少女の手を――アリサは握った。 #center(){ &blankimg(Alisa in Underworld.jpg,width=240,height=320) &font(#ff7800){&bold(){&sizex(4){「『はじめまして』……アリサ」}}} &font(#ff0000){&bold(){&sizex(4){「『はじめまして』……オレーシャ」}}} } 心象を満たしていた暗闇に光が射し、閉じていたアリサのクローゼットが、開いた。 やがてアリサもまた、ごく自然に微笑むことができるようになっていた。 以降の2人は周囲がドン引きするほどの仲良しになる。 オレーシャは人の目を憚ることなくアリサにベタつくし、アリサもそれを鬱陶しがらず、大車の診察をバザロヴァ姉妹との先約で後回しにするほど。 姉妹で友達で戦友で。 そんな関係がいつまでも続くと、アリサもオレーシャも疑っていなかった。 以下、地下アリの結末。ネタバレ注意。 [[ヨハネス>ヨハネス・フォン・シックザール(GOD EATER)]]が指示した[[大車>大車ダイゴ]]の姦計で、2人は[[ヴァジュラ>ヴァジュラ(アラガミ)]]と遭遇。 それに両親の仇[[ディアウス・ピター]]をダブらせたアリサは狂乱し、無謀にも飛び掛かって重傷を負ってしまう。 オレーシャは身を挺してアリサを庇い、リンクエイドで蘇生させる。 アリサが逃げる時間を稼ぐため、近付いてくるヴァジュラへと、彼女は単身で挑みかかる。 目を覚ましたアリサが見た光景は。 &font(#ff0000){一面の血溜まり。} &font(#ff0000){真っ二つに壊れた旧型神機。} &font(#ff0000){そこかしこに転がる親友の肉片。} &font(#ff0000){そして、いつもアリサに笑いかけてくれた顔の左半分だけが――!} ……やがて、オレーシャの全てはヴァジュラの胃の腑に納められてしまった。 理性を失い、壊れてしまったアリサはそのアラガミを殺し尽くす。 再びアリサはクローゼットに閉じ籠った。 結果的に、誰もが傷付いた。 両親だけでなく親友まで殺されたアリサは心の均衡を保つために、オレーシャとの記憶を封じられ、リディアとも引き裂かれてしまう。 アリサは孤立無援となった。 以下、[[ヘブン状態>GOD EATER 〜ノッキン・オン・ヘブンズドア〜]]ネタバレ。 悲しみを飲み干したい籠り諸氏に告ぐ。 #center(){&sizex(5){&font(#008cff){叩け、天国の扉。}}} アリサの中に彼女の残滓が存在した。 オレーシャの残留思念は、アリサの鎖ざされた記憶が開かれることで解き放たれる。 大車へ凶刃を振るおうとするアリサを制止し、[[ユウ>主人公(GOD EATER)]]との感応を導き…… 遂に、別たれた親友にして魂の姉妹は再会を果たす。 アリサが閉めきった扉を強引に開き、太陽の笑顔で照らし出してしまった。 眩しい笑顔の親友はアリサのために涙を流し、アリサもまた涙する。 今度こそ悲しみを飲み干す約束を交わし、リディアとのことについて釘を刺し、ユウとの関係を茶化して。 オレーシャはアリサの幸せを願いながら、最後まで微笑みながら、白い光の中へと溶けていった。 悲しみを飲み干せる方。 今は飲み干せなくとも、いつか飲み干そうと立ち上がれる方。 逆に悲しみに飲み込まれそうな方でも。 追記修正をよろしくお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,6) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ドラゴンマガジンに掲載された短編でアリサと同じ衣装着てたりする -- 名無しさん (2013-10-03 21:40:37) - ↑見たい……見たいのに検索しても出てこない…… -- 名無しさん (2013-10-04 00:19:39) - なんつーか、この項目文才あるなー -- 名無しさん (2013-11-12 12:18:18) - 2nd breakやsummerwarsでいっきにアリサが丸くなった理由がわかったよ -- 名無しさん (2013-11-25 03:16:09) - 挿絵無かったけど高い表現力の所為でオレーシャの死体が鮮明に想像出来て軽くトラウマになった -- 名無しさん (2014-05-18 02:10:28) - あの挿絵はあってはいけない。1/2になった死体とか・・・・・下手に有名になってフレ/ンダみたいなネタにされるのも絶対に嫌だし -- 名無しさん (2014-05-18 03:07:42) - 文章だけでもお腹いっぱいだよね? 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