灼眼のシャナ

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&font(#6495ED){登録日}:2010/03/29(月) 01:49:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『灼眼のシャナ』(しゃくがんのシャナ)とは、[[ライトノベル]]である。 略称は「シャナ」。 レーベル:電撃文庫 著者:高橋弥七郎 イラスト:[[いとうのいぢ]] 既刊26巻(本編全22巻、短篇集全4巻) *【概要】 異世界の住人「紅世の徒(ぐぜのともがら)」と異能力者「フレイムヘイズ」との戦いを背景に、平凡な高校生活を送っていた少年と異能力者の1人である少女との出逢いを発端とした、日常生活と戦いの日々を描く。 2002年11月に小説の第I巻が発行され、以降シリーズ化することとなった。 2011年10月のXXII巻発売にて本編が完結、2012年11月の外伝SIII巻発売にてシリーズ自体が完結した。 *【あらすじ】 新学期が始まったばかりの高校生・坂井悠二は、いつものように “日常”を生活していた。だが、彼はある日突然、“非日常”に襲われる。人の存在を灯(あかり)に変え、その灯を吸い取る謎の男、フリアグネに襲われたのだ。 悠二の“日常”生活は壊れた。しかし同時に、彼の前に一人の少女は現れた。少女はフリアグネから悠二を護るため、悠二のそばで生活を始める。悠二は感謝を込めて御礼を言うが、少女はこう呟く。 「おまえは、もう『存在していない』のよ」 自分はすでに死んでいる!? 存在亡き者、悠二が考え、思うこととは……!? 奇才・高橋弥七郎が贈る、奇妙な学園ストーリー! (『灼眼のシャナ』より)   簡潔に言うと、環境が過酷で文化も産めない地獄のような世界(紅世)の住人の一部が、遠い昔から魔法をつかって自分の好き勝手に暴れられる異世界(地球)を見つけて移り住むようになっている。紅世の住人にとって地球での食料となるのは基本は近しい生物である人間だけ。ここ数百年の間に開発された魔法により、食われた人間は存在しなかったことにな、周囲の人間の記憶なども紅世の関係者以外は改変されていなかったことになるので昔と比べて悪魔や化け物として紅世の住人は一般人にとって全く認知もされなくなっていた。紅世の住人が地球で好き勝手に暴れまわってから紅世でも世界の歪みが感知され、このままでは地球と紅世の両世界が崩壊すると判断してそれを危惧する紅世の住人の一部がこれ以上世界を歪ませないため己が地球に移住することなく地球で暴れる同胞を討伐するために、同胞によって親しい者を殺されたなどの恨みを持つ地球の人間と契約して不老化した人間(フレイムヘイズ)に自分の力の一部を用いて討伐してもらう。こんな、ある意味マッチポンプというか不毛な殺し合いを何千年も続けているのが今作の舞台。 *【主な登場人物】 ◆[[シャナ>シャナ(灼眼のシャナ)]] CV:CD [[堀江由衣]] / アニメ [[釘宮理恵]] 主人公&ヒロイン。 紅世の王“天壌の刧火”アラストールと契約し、『炎髪灼眼の討ち手』という称号をもつフレイムヘイズ。 フレイムヘイズの特性故か合法ロリ(?)。 とりあえず 「うるさいうるさいうるさい」 ◆[[坂井悠二]] CV:CD 森田成一 / アニメ [[日野聡]] もう一人の主人公。 ただの道具であるトーチだが、ミステスでもあったためエラいことに。 基本へたれ(日常も恋愛も)。ただやるときはやるので、その点はアラストールも認めている。 ◆[[アラストール>アラストール(灼眼のシャナ)]] CV:CD [[大塚明夫]] / アニメ 江原正士 真名は“天壌の刧火”。 前述のシャナと契約している紅世の王。 シャナとは父であり兄であり友でもある程の信頼関係である。 普段はシャナが首から掛けているペンダント“コキュートス”を介して自らの意思を表出している。   ◆吉田一美 CV:CD 佐藤朱 / アニメ [[川澄綾子]] ヒロイン? 悠二の高校でのクラスメイト。 悠二のことが好き。番外では黒化する。通称「黒吉田さん」。 普通の一般人だったが…。 ◆佐藤啓作 CV:アニメ 野島健児 悠二の高校でのクラスメイト。 クラスではムードメーカー的な存在。 田中栄太、緒方真竹とは中学校からのつきあい。 普通の一般人だったが…。 ◆田中 栄太 CV:アニメ 近藤孝行 悠二の高校でのクラスメイト。 佐藤啓作、緒方真竹とは中学校からのつきあい。 普通の一般人だったが…。 ◆緒方真竹 CV:アニメ 小林由美子 悠二の高校のクラスメイト。 佐藤啓作、田中栄太とは中学校からのつきあい。 ◆池速人 CV:CD 笹田貴之 / アニメ 野島裕史 悠二の高校のクラスメイト。 悠二とは中学校からのつきあい。トーチとか言わない。 ◆坂井千草 CV:CD 皆口裕子 / アニメ 櫻井智 悠二の母。 これぞ母親と言えるぐらい理想の母親。 アラストールも信頼するほど。   ◆[[フリアグネ>フリアグネ(灼眼のシャナ)]] CV:CD 松風雅也 / アニメ 諏訪部順一 真名は“狩人” 御崎市を拠点としている紅世の王。 あることを企んでいるが…。 まぁ、本編読めばわかるがこの人は変態、ある意味清々しいかもしれんぐらい。 1巻で早々に退場したが、番外編の質問コーナーでは主役を務める。 ◆その他個別記事のあるキャラクター -フレイムヘイズ --[[マージョリー・ドー]] --[[ヴィルヘルミナ・カルメル]] --[[カムシン・ネブハーウ]] --[[レベッカ・リード]] --[[キアラ・トスカナ]] --[[サーレ・ハビヒツブルグ]] --[[ゾフィー・サバリッシュ]] --[[ザムエル・デマンティウス]] --[[ドレル・クーベリック]] --[[大地の四神]] --[[マティルダ・サントメール]] --[[その他のフレイムヘイズの一覧>フレイムヘイズ一覧]] -紅世の徒・紅世の王、及びその組織 --[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(灼眼のシャナ)]] ---[[祭礼の蛇]] ---[[ヘカテー>ヘカテー(灼眼のシャナ)]] ---[[シュドナイ>シュドナイ(灼眼のシャナ)]] ---[[ベルペオル>ベルペオル(灼眼のシャナ)]] ---[[オルゴン>オルゴン(灼眼のシャナ)]] --[[ダンタリオン>ダンタリオン(灼眼のシャナ)]] --[[サブラク>サブラク(灼眼のシャナ)]] --[[メア>メア(灼眼のシャナ)]] --[[百鬼夜行>百鬼夜行(灼眼のシャナ)]] --[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(灼眼のシャナ)]] ---[[アシズ>アシズ(灼眼のシャナ)]] ---[[メリヒム>メリヒム(灼眼のシャナ)]] --[[革正団>革正団(灼眼のシャナ)]] --[[ラミー/リャナンシー>ラミー/リャナンシー(灼眼のシャナ)]] 【用語】 ・存在の力(そんざいのちから) 作品内において、万物が存在するために必要なエネルギーのようなもの。 万物はこの存在の力がなくなると、存在そのものがもともとこの世界にはなかったことになってしまう。 例:Aさんが存在の力によって消えると、Aさんの記憶がある人はAさんに関する記憶を失ってしまう。 ただし、その消えた存在が残した物理的影響や親族などはそのまま残るため、その齟齬が世界に「歪み」を齎している。これは「そうだっただろうか?」という違和感として残ることが多い。 ・紅世の徒(ぐぜのともがら) “徒”(ともがら)と略されることが多い。 簡潔に説明するなら紅世という異世界に住む異世界人。 人間達が住む世界(この世)には短時間しかいられないために“存在の力”というエネルギーを補給するために人間を喰う。 ちなみに彼らを表記する時はダブルクオートまで含めるのが正しい。 ・紅世の王(ぐぜのおう) 紅世の徒の中でも特に力の強い者が呼ばれる。生まれつき“王”だった例もあれば、戦功や活躍によって“王”と呼ばれるようになることもある。 ・紅世(ぐぜ) 本来、徒達が住んでいる場所。この世の物理法則とは無縁の力と意志の渦巻く世界。   ・[[フレイムヘイズ>フレイムヘイズ(灼眼のシャナ)]] 紅世の王が異能の力を与えた元人間のこと。 紅世の徒に『同族殺しの道具』や『討滅の道具』と揶揄されている。 ・[[自在法]] 紅世の徒やフレイムヘイズが自身や周りの存在の力を用いて本来あり得ないことを起こす術。術を起こす陣などを自在式と言う。分かりやすく言うと自在式は「譜面」、自在法は「歌」。 ・[[宝具>宝具(灼眼のシャナ)]] 紅世の徒やフレイムヘイズが用いる特殊な道具。 宝具によって様々な効果がある。 “徒”と、この世の側で“存在の力”を繰る人間の強い願いによって生み出されるため、同じものが出来る可能性はほぼ絶無。 -[[贄殿遮那]] -[[零時迷子]] -[[吸血鬼>吸血鬼(ブルートザオガー)]] ・トーチ 存在の力を喰われた人間の残り滓から作られた代替物。 存在が突然無くなると“歪み”が発生するので、それを和らげるために用いられる。 ・ミステス 宝具を宿したトーチ。 基本的にはトーチとなんら変わりはないが、宝具によって様々な能力を用いる。   ここまで読んでわかるように登場人物等々、一巻の内容で書いている。 これは読んでない人への配慮なんかでなく(多少あるが)、 &bold(){単純に書き切れないから} である。 作者の高橋、内容濃くするのはいいが、凝りすぎ。 シャナが戦闘時に便利なコート『夜笠』を取り出すが、この『夜笠』の設定を濃くしようとして担当に「これ以上は…」と止められたほど。 とりあえず、フレイムヘイズや紅世の徒、宝具を別に項目立てた方が無難。(※個別記事も増えてきたので一覧だけ追加しました) *【メディアミックス展開】 漫画化やアニメ化はもちろんのこと、ゲームもあり映画化もした。 **漫画 作画:笹倉綾人で『月刊コミック電撃大王』で2005年4月号〜2011年10月号まで連載。 原作の4巻まで掲載。 コミックス偶数巻の書き下ろし「漫画版灼眼のシャナたん」では、シャナたんは猫耳が付いてます。   また、原作Ⅹ巻が元の『灼眼のシャナX Eternal song -遥かなる歌-』が作画:木谷椎で『電撃「マ)王』増刊「電撃黒「マ)王」(季刊)にて、 2007年9月19日 (vol.1) から2009年 (Vol.9) まで連載。 2009年10月より本誌『電撃「マ)王』に移籍し、それに伴い掲載も月一に変化。 **アニメ ・第一期 2005年10月から2006年3月まで全24話。 OPは前期は[[川田まみ]]、後期は[[KOTOKO]]、EDは前期は高橋洋子、後期は石田燿子が担当した。 ・第二期 『灼眼のシャナⅡ(Second)』として、MBSのアニメイズム枠にて2007年10月4日から2008年3月28日で全24話。 OPのみならずEDも前期は川田まみ、後期はKOTOKOが担当した。 ちなみに、「Ⅱ」は「ツー」ではなく「セカンド」と読む。 ・OVA 『灼眼のシャナS』として2009年10月23日に販売開始。全四巻。 ・第三期 『灼眼のシャナⅢ(Final)』として2011年10月から2012年3月まで放送。 OPは前期はKOTOKO、後期は川田まみ、EDはALTIMAが担当した。 **ゲーム ジャンルはバトルアドベンチャーゲーム。悠二とシャナ達の夏休みを描いている。全8章。 PS2とDSがある。前者はほぼフルボイスに対し、後者は一部のキャラのみになっている。 **映画 3本立てロードショー「電撃文庫ムービーフェスティバル」の1作として2007年4月21日より公開。 同時上映は『[[キノの旅]]』と『[[いぬかみっ!]]』。 *【余談】 公式パロディに[[灼眼のシャナたん]]がある。 高橋弥七郎が『[[超光戦士シャンゼリオン]]』のファンのため作品のいたるところにシャンゼリオンに関するネタが盛り込まれており、漫画版第1巻モブの小学生が「変身道具と間違えて魚」のヒーロー番組について語っている、II巻で高校の授業内容がザ・ブレイダーの変身メカニズムなどがある。 シャナ「悠二、さっさと追記・修正しなさいっ!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 最高のラノベ。 また因果のどこかで会いたい。 -- 名無しさん (2013-08-30 20:05:30) - 生まれて初めて手にした一番好きなラノベだなぁ -- 名無しさん (2013-08-30 20:54:04) - 悠二がクリスマスイブにシャナのもとへ向かおうとするとこまでは読んだんだけど、そっから心が折れて手に取らなくなったなぁ。もしかしてもったいないことをしたのだろうか。 -- 名無しさん (2014-01-28 21:29:26) - 面白い!!面白いが、設定難しくてチンプンカンプンだ!! -- 名無しさん (2014-04-04 18:55:35) - ↑本作に限ったことではないが、設定を多量に盛り込んだ結果、間口が狭くなってしまった作品というのがここ20年の間で増えているように思う。作中設定は説明不足気味くらいでちょうどいいと思うんだが。無論好みはあるだろうが、多くなればなるほどマニア向けになってしまう(ライト層はめんどくさくなって放り出してしまう)。 -- 名無しさん (2014-04-04 19:09:33) - ↑×2設定難しくても面白いと感じたんだろ?ならそれでいいじゃんかw ↑その「多量に盛り込んだ」結果の面白さだからなぁ… -- 名無しさん (2014-04-04 19:27:12) - ↑そう、本作のように「多量に盛り込んだ」結果がいい方に出れば、それはそれでいいんだ。 -- 名無しさん (2014-04-04 19:32:52) - 確かにその通りだけど、設定しすぎでとっつきにくいのも事実なんだよね。普段からラノベ読んでるならどうってことないけど… -- 名無しさん (2014-04-05 09:58:50) - うっかり、逆襲のシャナって言ったら皆に笑われた(笑) -- 名無しさん (2014-05-12 12:19:25) - ↑確かに赤いけどさ(笑) -- 名無しさん (2014-05-12 12:25:28) - まさに「愛戦士の物語」だった。萌えも燃えもあったけど、登場キャラの生き様に感服するのばかりだった。本当にラノベこれ?もう普通にSF小説 -- 名無しさん (2014-05-13 00:39:04) - 最終回の悠二vsシャナが何となく某『スク○イド』の最終回っぽく見えたなあ。意地と意地のぶつかり合い、決着をつけたいから戦うっていう所が。ato悠二が勝利していたら結末はどうなったんだろう? -- 名無しさん (2014-05-13 00:41:19) - ↑どっちにしろ諦めるような子じゃないから、ザナドゥで盛大な追いかけっこ始まったろうな。更にいうと創造後のごたごたがあったから結局のとこ同じような場所で活動しないといけないから、その時に今度こそ捕まってたと思われ -- 名無しさん (2014-05-13 00:48:46) - ふと思ったんだけど、宝具っておんなじものは作れないのかな。 -- 名無しさん (2014-06-24 03:04:55) - テッセラは複数あるから可能だと思う。由縁がよく分からんというか想像つかない宝具もいっぱいあるし、個人的な願望の結晶みたいな側面あるから難しいだろうけど -- 名無しさん (2014-06-26 21:09:50) - 今からでも大戦の話を劇場版クオリティでやらないか期待している -- 名無しさん (2014-09-20 22:52:04) - 涼宮ハルヒは紅世を召喚しかけたらしい・・・ -- 涼宮ハルヒの溜息 (2014-09-20 22:55:17) - どうせなら一個の過去見たかった。一緒に作った王とか。 -- 名無しさん (2015-08-05 21:27:08) - 宝具を巡って争った場合、同んなじ物をもう一つ作れば和解できるのでわ? ただ、宝具の用途が私利私欲・悪用だと渡したくは無いか。 -- 名無しさん (2015-12-06 00:56:56) - そうそう複製出来るものでもないから宝具なんやろ -- 名無しさん (2016-01-12 03:13:06) - 近年の異能バトルもののフォーマットを確立した作品をの1つとして、ラノベの中では古典と呼んで良い作品の1つだと思う -- 名無しさん (2016-03-11 07:46:47) - いとうのいぢの出世作でもある。 -- 名無しさん (2018-08-15 21:23:26) - 初めてこの項目読んだけど、アニメ3期のタイトルって「Ⅲ」だよね? 何故に「Ⅴ」…? -- 名無しさん (2019-07-03 19:39:55) - 釘宮理恵にツンデレヒロインをやらせてブレイクさせたという作品。 -- 名無しさん (2020-05-05 01:25:59) - ツンデレヒロイン扱いされてるけどシャナって恋愛感情を知らなかっただけで別にツンデレではない気が…理解したあとは自分の立場に悩みながらもストレートに告白しようとしてるし -- 名無しさん (2020-05-05 01:46:55) - 好きなところはいくつもあるが、一番熱いのが伏線回収。まさか一巻のあの設定が最終巻でああ言う風に回収されるとは思わなかった。 -- 名無しさん (2020-08-14 21:14:13) - 伏線回収系は他にも主人公が一切出てこない外伝みたいな巻が本篇ナンバリングに組み込まれててかつそこでの内容がきっちり主人公組に影響与えてあのラストになったのは本当に良くできてると思うわ、中盤以降各勢力中々に入り乱れる群像劇モノだからちょっと他人に勧め辛いけど -- 名無しさん (2020-08-14 21:25:10) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2010/03/29(月) 01:49:19 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『灼眼のシャナ』(しゃくがんのシャナ)とは、[[ライトノベル]]である。 略称は「シャナ」。 レーベル:電撃文庫 著者:高橋弥七郎 イラスト:[[いとうのいぢ]] 既刊26巻(本編全22巻、短篇集全4巻) *【概要】 異世界の住人「紅世の徒(ぐぜのともがら)」と異能力者「フレイムヘイズ」との戦いを背景に、平凡な高校生活を送っていた少年と異能力者の1人である少女との出逢いを発端とした、日常生活と戦いの日々を描く。 2002年11月に小説の第I巻が発行され、以降シリーズ化することとなった。 2011年10月のXXII巻発売にて本編が完結、2012年11月の外伝SIII巻発売にてシリーズ自体が完結した。 *【あらすじ】 新学期が始まったばかりの高校生・坂井悠二は、いつものように “日常”を生活していた。だが、彼はある日突然、“非日常”に襲われる。人の存在を灯(あかり)に変え、その灯を吸い取る謎の男、フリアグネに襲われたのだ。 悠二の“日常”生活は壊れた。しかし同時に、彼の前に一人の少女は現れた。少女はフリアグネから悠二を護るため、悠二のそばで生活を始める。悠二は感謝を込めて御礼を言うが、少女はこう呟く。 「おまえは、もう『存在していない』のよ」 自分はすでに死んでいる!? 存在亡き者、悠二が考え、思うこととは……!? 奇才・高橋弥七郎が贈る、奇妙な学園ストーリー! (『灼眼のシャナ』より)   簡潔に言うと、環境が過酷で文化も産めない地獄のような世界(紅世)の住人の一部が、遠い昔から魔法をつかって自分の好き勝手に暴れられる異世界(地球)を見つけて移り住むようになっている。紅世の住人にとって地球での食料となるのは基本は近しい生物である人間だけ。ここ数百年の間に開発された魔法により、食われた人間は存在しなかったことにな、周囲の人間の記憶なども紅世の関係者以外は改変されていなかったことになるので昔と比べて悪魔や化け物として紅世の住人は一般人にとって全く認知もされなくなっていた。紅世の住人が地球で好き勝手に暴れまわってから紅世でも世界の歪みが感知され、このままでは地球と紅世の両世界が崩壊すると判断してそれを危惧する紅世の住人の一部がこれ以上世界を歪ませないため己が地球に移住することなく地球で暴れる同胞を討伐するために、同胞によって親しい者を殺されたなどの恨みを持つ地球の人間と契約して不老化した人間(フレイムヘイズ)に自分の力の一部を用いて討伐してもらう。こんな、ある意味マッチポンプというか不毛な殺し合いを何千年も続けているのが今作の舞台。 *【主な登場人物】 ◆[[シャナ>シャナ(灼眼のシャナ)]] CV:CD [[堀江由衣]] / アニメ [[釘宮理恵]] 主人公&ヒロイン。 紅世の王“天壌の刧火”アラストールと契約し、『炎髪灼眼の討ち手』という称号をもつフレイムヘイズ。 フレイムヘイズの特性故か合法ロリ(?)。 とりあえず 「うるさいうるさいうるさい」 ◆[[坂井悠二]] CV:CD 森田成一 / アニメ [[日野聡]] もう一人の主人公。 ただの道具であるトーチだが、ミステスでもあったためエラいことに。 基本へたれ(日常も恋愛も)。ただやるときはやるので、その点はアラストールも認めている。 ◆[[アラストール>アラストール(灼眼のシャナ)]] CV:CD [[大塚明夫]] / アニメ 江原正士 真名は“天壌の刧火”。 前述のシャナと契約している紅世の王。 シャナとは父であり兄であり友でもある程の信頼関係である。 普段はシャナが首から掛けているペンダント“コキュートス”を介して自らの意思を表出している。   ◆吉田一美 CV:CD 佐藤朱 / アニメ [[川澄綾子]] ヒロイン? 悠二の高校でのクラスメイト。 悠二のことが好き。番外では黒化する。通称「黒吉田さん」。 普通の一般人だったが…。 ◆佐藤啓作 CV:アニメ 野島健児 悠二の高校でのクラスメイト。 クラスではムードメーカー的な存在。 田中栄太、緒方真竹とは中学校からのつきあい。 普通の一般人だったが…。 ◆田中 栄太 CV:アニメ 近藤孝行 悠二の高校でのクラスメイト。 佐藤啓作、緒方真竹とは中学校からのつきあい。 普通の一般人だったが…。 ◆緒方真竹 CV:アニメ 小林由美子 悠二の高校のクラスメイト。 佐藤啓作、田中栄太とは中学校からのつきあい。 ◆池速人 CV:CD 笹田貴之 / アニメ 野島裕史 悠二の高校のクラスメイト。 悠二とは中学校からのつきあい。トーチとか言わない。 ◆坂井千草 CV:CD 皆口裕子 / アニメ 櫻井智 悠二の母。 これぞ母親と言えるぐらい理想の母親。 アラストールも信頼するほど。   ◆[[フリアグネ>フリアグネ(灼眼のシャナ)]] CV:CD 松風雅也 / アニメ 諏訪部順一 真名は“狩人” 御崎市を拠点としている紅世の王。 あることを企んでいるが…。 まぁ、本編読めばわかるがこの人は変態、ある意味清々しいかもしれんぐらい。 1巻で早々に退場したが、番外編の質問コーナーでは主役を務める。 ◆その他個別記事のあるキャラクター -フレイムヘイズ --[[マージョリー・ドー]] --[[ヴィルヘルミナ・カルメル]] --[[カムシン・ネブハーウ]] --[[レベッカ・リード]] --[[キアラ・トスカナ]] --[[サーレ・ハビヒツブルグ]] --[[ゾフィー・サバリッシュ]] --[[ザムエル・デマンティウス]] --[[ドレル・クーベリック]] --[[大地の四神]] --[[マティルダ・サントメール]] --[[その他のフレイムヘイズの一覧>フレイムヘイズ一覧]] -紅世の徒・紅世の王、及びその組織 --[[仮装舞踏会>仮装舞踏会(灼眼のシャナ)]] ---[[祭礼の蛇]] ---[[ヘカテー>ヘカテー(灼眼のシャナ)]] ---[[シュドナイ>シュドナイ(灼眼のシャナ)]] ---[[ベルペオル>ベルペオル(灼眼のシャナ)]] ---[[オルゴン>オルゴン(灼眼のシャナ)]] --[[ダンタリオン>ダンタリオン(灼眼のシャナ)]] --[[サブラク>サブラク(灼眼のシャナ)]] --[[メア>メア(灼眼のシャナ)]] --[[百鬼夜行>百鬼夜行(灼眼のシャナ)]] --[[とむらいの鐘>とむらいの鐘(灼眼のシャナ)]] ---[[アシズ>アシズ(灼眼のシャナ)]] ---[[メリヒム>メリヒム(灼眼のシャナ)]] --[[革正団>革正団(灼眼のシャナ)]] --[[ラミー/リャナンシー>ラミー/リャナンシー(灼眼のシャナ)]] 【用語】 ・存在の力(そんざいのちから) 作品内において、万物が存在するために必要なエネルギーのようなもの。 万物はこの存在の力がなくなると、存在そのものがもともとこの世界にはなかったことになってしまう。 例:Aさんが存在の力によって消えると、Aさんの記憶がある人はAさんに関する記憶を失ってしまう。 ただし、その消えた存在が残した物理的影響や親族などはそのまま残るため、その齟齬が世界に「歪み」を齎している。これは「そうだっただろうか?」という違和感として残ることが多い。 ・紅世の徒(ぐぜのともがら) “徒”(ともがら)と略されることが多い。 簡潔に説明するなら紅世という異世界に住む異世界人。 人間達が住む世界(この世)には短時間しかいられないために“存在の力”というエネルギーを補給するために人間を喰う。 ちなみに彼らを表記する時はダブルクオートまで含めるのが正しい。 ・紅世の王(ぐぜのおう) 紅世の徒の中でも特に力の強い者が呼ばれる。生まれつき“王”だった例もあれば、戦功や活躍によって“王”と呼ばれるようになることもある。 ・紅世(ぐぜ) 本来、徒達が住んでいる場所。この世の物理法則とは無縁の力と意志の渦巻く世界。   ・[[フレイムヘイズ>フレイムヘイズ(灼眼のシャナ)]] 紅世の王が異能の力を与えた元人間のこと。 紅世の徒に『同族殺しの道具』や『討滅の道具』と揶揄されている。 ・[[自在法]] 紅世の徒やフレイムヘイズが自身や周りの存在の力を用いて本来あり得ないことを起こす術。術を起こす陣などを自在式と言う。分かりやすく言うと自在式は「譜面」、自在法は「歌」。 ・[[宝具>宝具(灼眼のシャナ)]] 紅世の徒やフレイムヘイズが用いる特殊な道具。 宝具によって様々な効果がある。 “徒”と、この世の側で“存在の力”を繰る人間の強い願いによって生み出されるため、同じものが出来る可能性はほぼ絶無。 -[[贄殿遮那]] -[[零時迷子]] -[[吸血鬼>吸血鬼(ブルートザオガー)]] ・トーチ 存在の力を喰われた人間の残り滓から作られた代替物。 存在が突然無くなると“歪み”が発生するので、それを和らげるために用いられる。 ・ミステス 宝具を宿したトーチ。 基本的にはトーチとなんら変わりはないが、宝具によって様々な能力を用いる。   ここまで読んでわかるように登場人物等々、一巻の内容で書いている。 これは読んでない人への配慮なんかでなく(多少あるが)、 &bold(){単純に書き切れないから} である。 作者の高橋、内容濃くするのはいいが、凝りすぎ。 シャナが戦闘時に便利なコート『夜笠』を取り出すが、この『夜笠』の設定を濃くしようとして担当に「これ以上は…」と止められたほど。 とりあえず、フレイムヘイズや紅世の徒、宝具を別に項目立てた方が無難。(※個別記事も増えてきたので一覧だけ追加しました) *【メディアミックス展開】 漫画化やアニメ化はもちろんのこと、ゲームもあり映画化もした。 **漫画 作画:笹倉綾人で『月刊コミック電撃大王』で2005年4月号〜2011年10月号まで連載。 原作の4巻まで掲載。 コミックス偶数巻の書き下ろし「漫画版灼眼のシャナたん」では、シャナたんは猫耳が付いてます。   また、原作Ⅹ巻が元の『灼眼のシャナX Eternal song -遥かなる歌-』が作画:木谷椎で『電撃「マ)王』増刊「電撃黒「マ)王」(季刊)にて、 2007年9月19日 (vol.1) から2009年 (Vol.9) まで連載。 2009年10月より本誌『電撃「マ)王』に移籍し、それに伴い掲載も月一に変化。 **アニメ ・第一期 2005年10月から2006年3月まで全24話。 OPは前期は[[川田まみ]]、後期は[[KOTOKO]]、EDは前期は高橋洋子、後期は石田燿子が担当した。 ・第二期 『灼眼のシャナⅡ(Second)』として、MBSのアニメイズム枠にて2007年10月4日から2008年3月28日で全24話。 OPのみならずEDも前期は川田まみ、後期はKOTOKOが担当した。 ちなみに、「Ⅱ」は「ツー」ではなく「セカンド」と読む。 ・OVA 『灼眼のシャナS』として2009年10月23日に販売開始。全四巻。 ・第三期 『灼眼のシャナⅢ(Final)』として2011年10月から2012年3月まで放送。 OPは前期はKOTOKO、後期は川田まみ、EDはALTIMAが担当した。 **ゲーム ジャンルはバトルアドベンチャーゲーム。悠二とシャナ達の夏休みを描いている。全8章。 PS2とDSがある。前者はほぼフルボイスに対し、後者は一部のキャラのみになっている。 **映画 3本立てロードショー「電撃文庫ムービーフェスティバル」の1作として2007年4月21日より公開。 同時上映は『[[キノの旅]]』と『[[いぬかみっ!]]』。 *【余談】 公式パロディに[[灼眼のシャナたん]]がある。 高橋弥七郎が『[[超光戦士シャンゼリオン]]』のファンのため作品のいたるところにシャンゼリオンに関するネタが盛り込まれており、漫画版第1巻モブの小学生が「変身道具と間違えて魚」のヒーロー番組について語っている、II巻で高校の授業内容がザ・ブレイダーの変身メカニズムなどがある。 シャナ「悠二、さっさと追記・修正しなさいっ!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 最高のラノベ。 また因果のどこかで会いたい。 -- 名無しさん (2013-08-30 20:05:30) - 生まれて初めて手にした一番好きなラノベだなぁ -- 名無しさん (2013-08-30 20:54:04) - 悠二がクリスマスイブにシャナのもとへ向かおうとするとこまでは読んだんだけど、そっから心が折れて手に取らなくなったなぁ。もしかしてもったいないことをしたのだろうか。 -- 名無しさん (2014-01-28 21:29:26) - 面白い!!面白いが、設定難しくてチンプンカンプンだ!! -- 名無しさん (2014-04-04 18:55:35) - ↑本作に限ったことではないが、設定を多量に盛り込んだ結果、間口が狭くなってしまった作品というのがここ20年の間で増えているように思う。作中設定は説明不足気味くらいでちょうどいいと思うんだが。無論好みはあるだろうが、多くなればなるほどマニア向けになってしまう(ライト層はめんどくさくなって放り出してしまう)。 -- 名無しさん (2014-04-04 19:09:33) - ↑×2設定難しくても面白いと感じたんだろ?ならそれでいいじゃんかw ↑その「多量に盛り込んだ」結果の面白さだからなぁ… -- 名無しさん (2014-04-04 19:27:12) - ↑そう、本作のように「多量に盛り込んだ」結果がいい方に出れば、それはそれでいいんだ。 -- 名無しさん (2014-04-04 19:32:52) - 確かにその通りだけど、設定しすぎでとっつきにくいのも事実なんだよね。普段からラノベ読んでるならどうってことないけど… -- 名無しさん (2014-04-05 09:58:50) - うっかり、逆襲のシャナって言ったら皆に笑われた(笑) -- 名無しさん (2014-05-12 12:19:25) - ↑確かに赤いけどさ(笑) -- 名無しさん (2014-05-12 12:25:28) - まさに「愛戦士の物語」だった。萌えも燃えもあったけど、登場キャラの生き様に感服するのばかりだった。本当にラノベこれ?もう普通にSF小説 -- 名無しさん (2014-05-13 00:39:04) - 最終回の悠二vsシャナが何となく某『スク○イド』の最終回っぽく見えたなあ。意地と意地のぶつかり合い、決着をつけたいから戦うっていう所が。ato悠二が勝利していたら結末はどうなったんだろう? -- 名無しさん (2014-05-13 00:41:19) - ↑どっちにしろ諦めるような子じゃないから、ザナドゥで盛大な追いかけっこ始まったろうな。更にいうと創造後のごたごたがあったから結局のとこ同じような場所で活動しないといけないから、その時に今度こそ捕まってたと思われ -- 名無しさん (2014-05-13 00:48:46) - ふと思ったんだけど、宝具っておんなじものは作れないのかな。 -- 名無しさん (2014-06-24 03:04:55) - テッセラは複数あるから可能だと思う。由縁がよく分からんというか想像つかない宝具もいっぱいあるし、個人的な願望の結晶みたいな側面あるから難しいだろうけど -- 名無しさん (2014-06-26 21:09:50) - 今からでも大戦の話を劇場版クオリティでやらないか期待している -- 名無しさん (2014-09-20 22:52:04) - 涼宮ハルヒは紅世を召喚しかけたらしい・・・ -- 涼宮ハルヒの溜息 (2014-09-20 22:55:17) - どうせなら一個の過去見たかった。一緒に作った王とか。 -- 名無しさん (2015-08-05 21:27:08) - 宝具を巡って争った場合、同んなじ物をもう一つ作れば和解できるのでわ? ただ、宝具の用途が私利私欲・悪用だと渡したくは無いか。 -- 名無しさん (2015-12-06 00:56:56) - そうそう複製出来るものでもないから宝具なんやろ -- 名無しさん (2016-01-12 03:13:06) - 近年の異能バトルもののフォーマットを確立した作品をの1つとして、ラノベの中では古典と呼んで良い作品の1つだと思う -- 名無しさん (2016-03-11 07:46:47) - いとうのいぢの出世作でもある。 -- 名無しさん (2018-08-15 21:23:26) - 初めてこの項目読んだけど、アニメ3期のタイトルって「Ⅲ」だよね? 何故に「Ⅴ」…? -- 名無しさん (2019-07-03 19:39:55) - 釘宮理恵にツンデレヒロインをやらせてブレイクさせたという作品。 -- 名無しさん (2020-05-05 01:25:59) - ツンデレヒロイン扱いされてるけどシャナって恋愛感情を知らなかっただけで別にツンデレではない気が…理解したあとは自分の立場に悩みながらもストレートに告白しようとしてるし -- 名無しさん (2020-05-05 01:46:55) - 好きなところはいくつもあるが、一番熱いのが伏線回収。まさか一巻のあの設定が最終巻でああ言う風に回収されるとは思わなかった。 -- 名無しさん (2020-08-14 21:14:13) - 伏線回収系は他にも主人公が一切出てこない外伝みたいな巻が本篇ナンバリングに組み込まれててかつそこでの内容がきっちり主人公組に影響与えてあのラストになったのは本当に良くできてると思うわ、中盤以降各勢力中々に入り乱れる群像劇モノだからちょっと他人に勧め辛いけど -- 名無しさん (2020-08-14 21:25:10) - 当時はハマってたのもあって気にならなかったが今思うとルビが多すぎるなw二つ名だったりルビ必須の読み方だったり中二感が好きな点だけどさ -- 名無しさん (2023-08-10 13:58:12) #comment #areaedit(end) }

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