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「サンダーマスク」(2024/03/23 (土) 01:14:08) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2012/04/20(金) 21:21:34
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#center(){&font(b,#008000){サンダー!}}
サンダーマスクとは1973年に放送された特撮ヒーロー番組。
#openclose(show=▽目次){
#contents()
}
*【概要】
日本テレビ系列で全26話が放送された。
この作品の特徴としては、
(1)バトルは等身大→[[巨大化]]の二段変身
(2)“[[漫画]]の神様”[[手塚治虫]]がコミカライズを手がける
(3)創通(当時は東洋エージェンシー)が製作に参加
の三点が挙げられる。
このうち(1)は『[[行け!ゴッドマン]]』のような帯番組では存在していたが、本格的に取り入れられたのは本作が初である。
これは巨大ヒーロー物であるにも関わらず、予算が圧倒的に足りなかった(『仮面ライダー』シリーズより少し多いぐらいの300万円。普通の巨大ヒーローは500万円程度必要である)為に取られた対策だが、
逆にオリジナリティを出す結果となった。
後述する漫画版ではこの設定を活かし、巨体の魔獣に対し小さくなったり大きくなったりすることで相手を翻弄している。
(2)については当時から数人の漫画家がコミカライズを手がけていたが、『魔神ガロン』の頓挫に伴い独立したスタッフが「ひろみプロ」を設立し本作を作った縁で手塚も漫画版を執筆。
かつて『マグマ大使』が特撮化された過去を持つゆえに「SF漫画=お子様向け特撮ヒーロー」という偏見に対する手塚自身の怒りを下敷きに、
「異形の体を隠す為にスーツを着用する」「動物・植物に続き鉱物=ケイ素が意志を持ち他種族の支配を目論む」等と
大幅な設定の変更が加えられている。そのため、原作とは一切繋がりが無い完全に独立した作品になっている。
科学パトロール隊も出ないし、敵の魔獣は全て[[ラスボス]]であるデカンダ&bold(){ー}の憑依した個体であり
最後まで「サンダーマスクVSデカンダー」しかバトルが描かれない。
つーか、&bold(){手塚本人が準主役になってるし。}((ちなみに「手塚本人がキーパーソンになる漫画作品」はこの前にも『バンパイヤ』があり、そっちでは逆に水谷豊主演の実写版で手塚の出番が大きく削られていた。))
現在は『手塚治虫漫画全集』に収録されており気軽に入手可能。秋田書店から文庫も出ている。
手塚本人のコメントも巻末に載せられているが、&font(#ff0000){僅か4行}という圧倒的な短さ。
漫画版しか読んでいない人が実写版の存在を知ると、デカンダの余りのヘタレさに頽れることとなる。
手塚治虫が漫画を書いたおかげで「原作・手塚治虫」のように勘違いされていた事もあった(全怪獣怪人 上 1990, p. 176)。
(3)は東映・円谷・東宝・ピープロという大手がひしめく中ではかなり珍しいケースだが、
実は創通のやり方にかなり問題があり、放送終了後に&font(#ff0000){ひろみプロから一方的にフィルムを強奪}。
裁判沙汰になるのを恐れているため衛星放送もDVD化もされていない。
但し、特撮関係の雑誌では普通にスチールが掲載されている他(この時の著作権表記は創通のみ)、主題歌CD集にもOPやEDが収録されている。
また、現在のように様々な作品のDVDやBDが発売されている前の80〜90年代には普通に再放送が行われていた。
権利関係が危ういためなのか、「状態の悪いマスターフィルムしかない」「ネガフィルムしかない」「全部無い」など、
尋ねられるたびにフィルムの状態が二転三転する奇怪な状況を呈している。
*【ストーリー】
暗黒宇宙魔王・デカンダの地球征服を阻止すべく、サンダー星連邦は一人の戦士・サンダーマスクを地球に派遣。
&font(#ff0000){手違いでデカンダが来る1万年前に到着してしまうが}、3人の博士が命をかけてサンダーマスクを蘇生。
命光一という地球人の姿で、科学パトロール隊と共にデカンダを倒すのだった。
*【登場人物】
○サンダーマスク/命光一(演:菅原一高)
1万年前の[[地球]]に到着し、人類にデカンダの襲来を書いた古文書と自らを目覚めさせる力を持つ3つの宝石を残しタイムカプセルで眠りにつく。
目覚めた後は命光一の姿から「サンダー!」の掛け声でサンダーマスクに戻り、「サンダー二段変身!」の掛け声で40mに巨大化する。
戦う際には「うわぁぁぁぁぁ」「[[うあおー]]」等と叫びまくり。お前は[[ギルス>仮面ライダーギルス]]か。
[[弱点]]は胸で、変身の為の源がある。
漫画版では「サンダー」という炭素生命体がその正体ということになっている。
サンダーが光一に融合することで烏天狗のような姿になり、手塚先生から貰ったマスクを被ることで例の姿になる。
そのため[[変身を解くと全裸になる>仮面ライダー響鬼]]。
光一は公害病を患っており、サンダーと融合し無ければ肺病で数か月しか生きられなかったらしい。
○高瀬まゆみ(演:井野口一美)
本作のヒロイン。父親は命と引き替えにサンダーマスクを蘇らせた科学者の一人・高瀬博士(演:富田浩太郎)。ぶっちゃけ不細工
サンダーマスクの正体が命光一である事を知っているが、理由は何と&font(#ff0000){サンダーマスクと光一の目が同じだから。}
弟の勝也(演:黒田英彦)もサンダーマスクの正体を知る数少ない一人。
漫画版では&bold(){[[あまりにも哀しく、しかし微かな可能性は残る結末>石化]]}を辿ることに…。
○科学パトロール隊
本作における防衛隊……だが肩書きは「警部」「刑事」。どうも警察系の組織らしい。普通に名字を呼ばれているのでコードネームはなさそうだ。
基本的に無能。
○魔王デカンダ(声:今西正男)
トカゲのような顔の全宇宙の支配を企む悪の親玉。魔獣を指揮する一方、自らも人間に変身する事が可能。
第12話にて流星鉄仮面との一騎打ちで頭部をはねられて死亡するも、後に第16話にて復活。
漫画版では「デカンダー」名義で登場。ケイ素生命体の王であり、地球全生物をケイ素生命化しようとしていた。
&font(l){「[[魔王]]」の肩書が取れて[[SF]]存在に}
触れたものは生物・無生物の垣根を問わず一瞬で石になり、水ですら砂と化した。
ガス状生命体であり、空気中では煙のような姿をしているが、実は&bold(){ある人間を実体化時の依り代にしており…}。
○大魔王ベムキング(声:[[飯塚昭三]])
デカンダを影で操っていた真の黒幕。瞬間移動・巨大化・光線等でサンダーマスクを苦しめる。
○流星鉄仮面(声:青森伸)
中盤から登場したベムキングの腹心。[[騎士]]のような姿で必殺技・魔剣流れ星を持つ他、光一の妹・リンに化けて動揺を誘った事もある。
何と魔王デカンダを一度倒したのはこいつ。
○鉄人13号
最終回に登場した巨大[[ロボット]]。偽サンダーマスクに変身し、科学パトロール隊に本物のサンダーマスクを誤射させるという実力派。
○魔獣
本作における「怪人」または「怪獣」。[[翼竜>翼竜(古代生物)]]とジェット機が合体したコンコルン、[[火炎放射器>火炎放射]]と[[カブトムシ]]が合体したガエンボーや[[ミサイル]]と[[トラ]]が合体したミザイラーなど動物と物が合成されたデザインが多い。
&bold(){ハカイダー}だの&font(#0000ff){メガトロン}だの聞いたことある名前の奴がいたり、東海村出身の&font(#ff0000){ゲンシロン}や人間の頭にストローを刺して脳みそを吸うのが大好きな&font(#ffdc00){シンナーマン}だの色々ヤバい奴がいたりする。
※後者の二体は「こいつらのせいで[[封印作品]]になってるんじゃないか」と疑われた事もあるが、[[封印]]は先述の通り権利問題によるもの。
*【評価】
平均視聴率15%とまあまあの数字ながら、制作費の超過により僅か26話で終了。[[最終回]]はベムキングとサンダーマスクが相討ちという衝撃的な内容だった。
最終回については
「『史上最大の侵略』も一歩間違えれば&bold(){大爆笑作}となってしまう恐ろしさを教えてくれた」
「&bold(){これくらい失敗するのは難しいくらい失敗している。}ここまではずしたセンスのものを作るのは何か特別な宇宙の意思によって作者が操られていたのか、とまでカン繰りたくなるほどの出来栄えだ」
(『いかレスラー』『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』で知られる映画監督・河崎実)と散々な評価もある反面、『封印作品の謎』を執筆したライターの安藤健二は
「あれだけ雑誌等で笑いものになっている最終回だけに、あまり期待していなかったのだが、予想を良い方向に上回る内容だった」
「なんで縁もゆかりもない地球人のために、命をかけるのだろうか。(中略)必死に戦うサンダーマスクの姿に私は目頭が熱くなってしまった」と&font(l){鉄人13号に[[創通の誇る某ドル箱ロボ>RX-78-2ガンダム]]を重ねたりしながら}好意的な感想を残している。
*【その他】
・スタッフは[[上原正三]](『帰ってきたウルトラマン』『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』等)第一話等の監督は本多猪四郎(『[[ゴジラ(1954)]]』等)、
特撮監督は金田啓治(『大巨獣ガッパ』等)、着ぐるみの造型はエキスプロダクション(『仮面ライダー』『秘密戦隊ゴレンジャー』等)といった
特撮界を代表する面子が揃っている。
・サンダーマスクのデザインを担当したうちの一人・成田マキホも後に『正義のシンボル コンドールマン』『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』のデザインや『魔女っ子メグちゃん』の原作を手がける事になる。
・『[[はじめ人間ギャートルズ]]』のEDや『[[ウルトラマンダイナ]]』のスーパーGUTSのテーマを手がけた若子内悦郎が若木ヒロシ名義で主題歌を歌っており、決っして山本正之……ではない。
追記・修正はwikiの籠りだ〜♪
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- メガトロンもハカイダーも、こっちが先。因みに無機物と有機物の合成怪人というコンセプトもライダーV3より先。 -- 名無しさん (2013-11-16 13:59:20)
- ぶっちゃけ河崎実だってロクな作品gうわ何をするやめろ -- 名無しさん (2014-07-06 14:57:13)
- サンダーマスクの主題歌を聴いても山本正之には全然聞こえない -- 名無しさん (2016-12-29 12:14:29)
- ↑×2洞爺湖サミット危機一髪面白かったやん -- 名無しさん (2018-07-21 17:55:23)
- 戦えないサンダーマスクなんて屍と同じだ!!で死亡覚悟で戦いに行くのはマジでかっこいいんだけど、死んだと思って勝手に墓立てられたり、敵と味方の墓に対しての認識が微妙にすれ違ってたり、律儀に変身待ってくれたり、ドリフのコントみたいに終わるからなんかしまらない。 -- 名無しさん (2018-08-23 12:55:19)
- ↑デカンダも漢だったってことでしょ。 -- 名無しさん (2022-04-10 15:40:40)
#comment
#areaedit(end)
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#center(){&font(b,#008000){サンダー!}}
サンダーマスクとは1973年に放送された特撮ヒーロー番組。
#openclose(show=▽目次){
#contents()
}
*【概要】
日本テレビ系列で全26話が放送された。
この作品の特徴としては、
(1)バトルは等身大→[[巨大化]]の二段変身
(2)“[[漫画]]の神様”[[手塚治虫]]がコミカライズを手がける
(3)創通(当時は東洋エージェンシー)が製作に参加
の三点が挙げられる。
このうち(1)は『[[行け!ゴッドマン]]』のような帯番組では存在していたが、本格的に取り入れられたのは本作が初である。
これは巨大ヒーロー物であるにもかかわらず、予算が圧倒的に足りなかった(『仮面ライダー』シリーズより少し多いぐらいの300万円。普通の巨大ヒーローは500万円程度必要である)為に取られた対策だが、
逆にオリジナリティを出す結果となった。
後述する漫画版ではこの設定を活かし、巨体の魔獣に対し小さくなったり大きくなったりすることで相手を翻弄している。
(2)については当時から数人の漫画家がコミカライズを手がけていたが、『魔神ガロン』の頓挫に伴い独立したスタッフが「ひろみプロ」を設立し本作を作った縁で手塚も漫画版を執筆。
かつて『マグマ大使』が特撮化された過去を持つゆえに「SF漫画=お子様向け特撮ヒーロー」という偏見に対する手塚自身の怒りを下敷きに、
「異形の体を隠す為にスーツを着用する」「動物・植物に続き鉱物=ケイ素が意志を持ち他種族の支配を目論む」等と
大幅な設定の変更が加えられている。そのため、原作とは一切繋がりが無い完全に独立した作品になっている。
科学パトロール隊も出ないし、敵の魔獣は全て[[ラスボス]]であるデカンダ&bold(){ー}の憑依した個体であり
最後まで「サンダーマスクVSデカンダー」しかバトルが描かれない。
つーか、&bold(){手塚本人が準主役になってるし。}((ちなみに「手塚本人がキーパーソンになる漫画作品」はこの前にも『バンパイヤ』があり、そっちでは逆に水谷豊主演の実写版で手塚の出番が大きく削られていた。))
現在は『手塚治虫漫画全集』に収録されており気軽に入手可能。秋田書店から文庫も出ている。
手塚本人のコメントも巻末に載せられているが、&font(#ff0000){僅か4行}という圧倒的な短さ。
漫画版しか読んでいない人が実写版の存在を知ると、デカンダの余りのヘタレさに頽れることとなる。
手塚治虫が漫画を書いたおかげで「原作・手塚治虫」のように勘違いされていた事もあった(全怪獣怪人 上 1990, p. 176)。
(3)は東映・円谷・東宝・ピープロという大手がひしめく中ではかなり珍しいケースだが、
実は創通のやり方にかなり問題があり、放送終了後に&font(#ff0000){ひろみプロから一方的にフィルムを強奪}。
裁判沙汰になるのを恐れているため衛星放送もDVD化もされていない。
但し、特撮関係の雑誌では普通にスチールが掲載されている他(この時の著作権表記は創通のみ)、主題歌CD集にもOPやEDが収録されている。
また、現在のように様々な作品のDVDやBDが発売されている前の80〜90年代には普通に再放送が行われていた。
権利関係が危ういためなのか、「状態の悪いマスターフィルムしかない」「ネガフィルムしかない」「全部無い」など、
尋ねられるたびにフィルムの状態が二転三転する奇怪な状況を呈している。
*【ストーリー】
暗黒宇宙魔王・デカンダの地球征服を阻止すべく、サンダー星連邦は一人の戦士・サンダーマスクを地球に派遣。
&font(#ff0000){手違いでデカンダが来る1万年前に到着してしまうが}、3人の博士が命をかけてサンダーマスクを蘇生。
命光一という地球人の姿で、科学パトロール隊と共にデカンダを倒すのだった。
*【登場人物】
○サンダーマスク/命光一(演:菅原一高)
1万年前の[[地球]]に到着し、人類にデカンダの襲来を書いた古文書と自らを目覚めさせる力を持つ3つの宝石を残しタイムカプセルで眠りにつく。
目覚めた後は命光一の姿から「サンダー!」の掛け声でサンダーマスクに戻り、「サンダー二段変身!」の掛け声で40mに巨大化する。
戦う際には「うわぁぁぁぁぁ」「[[うあおー]]」等と叫びまくり。お前は[[ギルス>仮面ライダーギルス]]か。
[[弱点]]は胸で、変身の為の源がある。
漫画版では「サンダー」という炭素生命体がその正体ということになっている。
サンダーが光一に融合することで烏天狗のような姿になり、手塚先生から貰ったマスクを被ることで例の姿になる。
そのため[[変身を解くと全裸になる>仮面ライダー響鬼]]。
光一は公害病を患っており、サンダーと融合し無ければ肺病で数か月しか生きられなかったらしい。
○高瀬まゆみ(演:井野口一美)
本作のヒロイン。父親は命と引き替えにサンダーマスクを蘇らせた科学者の一人・高瀬博士(演:富田浩太郎)。ぶっちゃけ不細工
サンダーマスクの正体が命光一である事を知っているが、理由は何と&font(#ff0000){サンダーマスクと光一の目が同じだから。}
弟の勝也(演:黒田英彦)もサンダーマスクの正体を知る数少ない一人。
漫画版では&bold(){[[あまりにも哀しく、しかし微かな可能性は残る結末>石化]]}を辿ることに…。
○科学パトロール隊
本作における防衛隊……だが肩書きは「警部」「刑事」。どうも警察系の組織らしい。普通に名字を呼ばれているのでコードネームはなさそうだ。
基本的に無能。
○魔王デカンダ(声:今西正男)
トカゲのような顔の全宇宙の支配を企む悪の親玉。魔獣を指揮する一方、自らも人間に変身する事が可能。
第12話にて流星鉄仮面との一騎打ちで頭部をはねられて死亡するも、後に第16話にて復活。
漫画版では「デカンダー」名義で登場。ケイ素生命体の王であり、地球全生物をケイ素生命化しようとしていた。
&font(l){「[[魔王]]」の肩書が取れて[[SF]]存在に}
触れたものは生物・無生物の垣根を問わず一瞬で石になり、水ですら砂と化した。
ガス状生命体であり、空気中では煙のような姿をしているが、実は&bold(){ある人間を実体化時の依り代にしており…}。
○大魔王ベムキング(声:[[飯塚昭三]])
デカンダを影で操っていた真の黒幕。瞬間移動・巨大化・光線等でサンダーマスクを苦しめる。
○流星鉄仮面(声:青森伸)
中盤から登場したベムキングの腹心。[[騎士]]のような姿で必殺技・魔剣流れ星を持つ他、光一の妹・リンに化けて動揺を誘った事もある。
何と魔王デカンダを一度倒したのはこいつ。
○鉄人13号
最終回に登場した巨大[[ロボット]]。偽サンダーマスクに変身し、科学パトロール隊に本物のサンダーマスクを誤射させるという実力派。
○魔獣
本作における「怪人」または「怪獣」。[[翼竜>翼竜(古代生物)]]とジェット機が合体したコンコルン、[[火炎放射器>火炎放射]]と[[カブトムシ]]が合体したガエンボーや[[ミサイル]]と[[トラ]]が合体したミザイラーなど動物と物が合成されたデザインが多い。
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※後者の二体は「こいつらのせいで[[封印作品]]になってるんじゃないか」と疑われた事もあるが、[[封印]]は先述の通り権利問題によるもの。
*【評価】
平均視聴率15%とまあまあの数字ながら、制作費の超過により僅か26話で終了。[[最終回]]はベムキングとサンダーマスクが相討ちという衝撃的な内容だった。
最終回については
「『史上最大の侵略』も一歩間違えれば&bold(){大爆笑作}となってしまう恐ろしさを教えてくれた」
「&bold(){これくらい失敗するのは難しいくらい失敗している。}ここまではずしたセンスのものを作るのは何か特別な宇宙の意思によって作者が操られていたのか、とまでカン繰りたくなるほどの出来栄えだ」
(『いかレスラー』『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』で知られる映画監督・河崎実)と散々な評価もある反面、『封印作品の謎』を執筆したライターの安藤健二は
「あれだけ雑誌等で笑いものになっている最終回だけに、あまり期待していなかったのだが、予想を良い方向に上回る内容だった」
「なんで縁もゆかりもない地球人のために、命をかけるのだろうか。(中略)必死に戦うサンダーマスクの姿に私は目頭が熱くなってしまった」と&font(l){鉄人13号に[[創通の誇る某ドル箱ロボ>RX-78-2ガンダム]]を重ねたりしながら}好意的な感想を残している。
*【その他】
・スタッフは[[上原正三]](『帰ってきたウルトラマン』『[[秘密戦隊ゴレンジャー]]』等)第一話等の監督は本多猪四郎(『[[ゴジラ(1954)]]』等)、
特撮監督は金田啓治(『大巨獣ガッパ』等)、着ぐるみの造型はエキスプロダクション(『仮面ライダー』『秘密戦隊ゴレンジャー』等)といった
特撮界を代表する面子が揃っている。
・サンダーマスクのデザインを担当したうちの一人・成田マキホも後に『正義のシンボル コンドールマン』『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』のデザインや『魔女っ子メグちゃん』の原作を手がける事になる。
・『[[はじめ人間ギャートルズ]]』のEDや『[[ウルトラマンダイナ]]』のスーパーGUTSのテーマを手がけた若子内悦郎が若木ヒロシ名義で主題歌を歌っており、決っして山本正之……ではない。
追記・修正はwikiの籠りだ〜♪
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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- メガトロンもハカイダーも、こっちが先。因みに無機物と有機物の合成怪人というコンセプトもライダーV3より先。 -- 名無しさん (2013-11-16 13:59:20)
- ぶっちゃけ河崎実だってロクな作品gうわ何をするやめろ -- 名無しさん (2014-07-06 14:57:13)
- サンダーマスクの主題歌を聴いても山本正之には全然聞こえない -- 名無しさん (2016-12-29 12:14:29)
- ↑×2洞爺湖サミット危機一髪面白かったやん -- 名無しさん (2018-07-21 17:55:23)
- 戦えないサンダーマスクなんて屍と同じだ!!で死亡覚悟で戦いに行くのはマジでかっこいいんだけど、死んだと思って勝手に墓立てられたり、敵と味方の墓に対しての認識が微妙にすれ違ってたり、律儀に変身待ってくれたり、ドリフのコントみたいに終わるからなんかしまらない。 -- 名無しさん (2018-08-23 12:55:19)
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