南部刑事(こち亀)

「南部刑事(こち亀)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

南部刑事(こち亀)」(2023/09/08 (金) 18:45:51) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2012/04/07(土) 17:28:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&font(#800080){貴様だって刑事だろうが!?}}} 南部刑事とは、『[[こち亀>こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』のエピソードで単行本第41巻収録「両津刑事!の巻」に登場したキャラクター。 CV:郷田ほづみ *概要 ---- [[両津>両津勘吉]]が派出所から外している中、[[大原>大原大次郎]]が両津が刑事だった過去があることを明かした際の回想上の人物として登場。 既に故人であり、物語冒頭で両津が派出所にいなかったのは南部の命日で墓参りにだったためで、20年前まで生きていた人物だとされる。 両津が短期間とは言えども刑事だったことに驚く一同だったが、その時代と南部の存在は両津の若かりし頃の悔恨の記憶でもあった…。 若き日の両津は派出所勤務に退屈していて刑事ドラマの真似事をしている中で刑事への憧れを語るが、大原の発言で奮起して成果を上げたことで刑事課に抜擢されることになった。 意気揚々と刑事課の初出勤の際に両津のコンビ及び指導役として任命された人物が南部刑事だった。 ぶっきらぼうで渋い雰囲気の男性だったが、聞き込みだらけの毎日になり不満が溜まる両津にも刑事としての仕事を諭していた。 両津にとっては若き日の大事な上司となっており、殉職して20年経過した現在でも墓参りを続けている。 刑事時代が短かったことから一緒に飲みに行く機会はなかったようだが、代わりと言うことで墓の前で酒を捧げている。 なお、年齢設定が曖昧なこち亀ではあるが、この話の時点で両津が南部の殉職した年齢と同年齢になったことが語られている。 *劇中の活躍 ---- 両津と共に刑事としての日々を過ごす中、南部が追い続けていた賭博・殺人の容疑者である太田黒の部下を見つける。 ところが両津がミスをしたことで中学時代の知り合いと衝突しその隙に逃げられてしまった。 その後の再度の張り込みでついに大田黒を発見するが、逆上した部下によって銃で撃たれてしまう。 南部の心配をする両津だったが、瀕死の状態でありながらも両津に犯人逮捕を優先するように命じる。 怒りを爆発させた両津は犯人達を一網打尽に撃破し、たこ殴りにしながら必死に怒りをぶつける。 その姿を見た南部は今にも逝きそうな状態だったが、両津の様子を見て頼りになる奴だと笑みを浮かべる。 犯人は逮捕されたが、最終的に南部は銃撃の傷が原因で事件から2日後に殉職してしまった。 その後に両津が希望して外勤に戻ることとなったが、まだ10代の青年だった自分を導いてくれた南部刑事を失った事が両津の心に深い傷を残したであろうことが原因だった可能性は高い。 ただし、話を聞いた中川は両津の心境を察しているような様子はなく、大原は戻ってきたことを「投げた手榴弾が投げ返された気分」と評した。 更に墓参りを終えて出勤してくるもいきなり自転車を大破させながら新車を要求する騒がしい姿の両津を見て、「南部さんの代わりに両津が死んだ方が世のためになった」とまで呆れ返っている。 *アニメ版 ---- アニメ版では「新米刑事、両津!」として「両津刑事!の巻」をベースにしたエピソードが展開されており、そちらでも南部刑事は登場するが、一部設定に変更が見られる。 こちらでは太田黒に婚約者を殺害された過去があることになったために大田黒の逮捕に並々ならぬ思いがあり、両津が逃した際には殴り飛ばした。 先輩刑事に南部の事情を聴かされた両津は「南部の気持ちをまったく解っていなかった」と涙ながらに謝罪している(南部も殴った事を謝り、場は収まった)。 張り込みを行っている時には20歳の誕生日を控えた両津に南部は「犯人を逮捕して事件が解決したら朝まで飲もう」と約束を交わしていた。 程なくして、太田黒の姿が見えた際には南部に命じられて応援を呼ぼうと公衆電話に駆け込むが、小銭が無く通りかかった人に「金を出せ!」と詰め寄る両津の近くにパトロール中だった大原が現れる。 &font(#ff0000,b){110番は金が無くても出来る事を初めて知った}両津は、応援を大原に任せ、すぐに南部の元に駆け出した。 一方、南部は痺れを切らし犯人の前に出る。原作同様に部下を蹴散らすも銃で右胸を撃たれてしまう。そこに両津が駆けつけるが「早く犯人を追え」と命じる南部。 躊躇いかけた両津だが「ここで逃がすともうチャンスはない」「貴様だって刑事だろうが!?」と檄を飛ばされ、追跡にかかった。 そして太田黒の車に取りつき、太田黒と部下を撃破し南部が撃たれた現場に戻るが、大原は南部が殉職した事を告げた。 「応援が早ければ」と嘆く大原。両津は南部との日々を思い返し、その場に泣き崩れるしかなかった。 原作では南部が亡くなるまでに二日間経過しているが、アニメ版では銃撃されたその日に殉職が語られているため、即死に近いような設定に変更されている。 原作では両津が刑事から降りた原因は明言されていないが、アニメ版では南部刑事を死なせてしまった悔恨から「自分が未熟だった」として交番勤務に戻った。 短い間であったが、自分を導いてくれた彼の命日にはその墓参りを欠かさず行っている。 アニメ版では両津の心境を派出所の一同が察していることやオチが変わったので原作のように悪態を付くことはなくなっているが、南部の命日である事に大原が気が付いたのは思い出話の後になっている。 *余談 ---- ・アニメ版にて南部刑事を担当したのは『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の[[キリコ・キュービィー]]や[[金色のガッシュベル‼︎>金色のガッシュ!!]]の[[カフカ・サンビーム]]役で有名な[[郷田ほづみ]]氏。&br()氏はお笑い芸人「怪物ランド」時代に原作31巻に巻末コメントを寄せていたことがあった。&br()また当時相方の一人だった赤星昇一郎氏は[[ドルフィン刑事]]役でおなじみ。&br()2人とも刑事役で出演するとは何かの因縁か…。 ・アニメ版で両津が犯人の追跡中にぶつかってしまった2人の中学時代の女子同級生の1人を演じていたのは無名時代の[[田中理恵>田中理恵(声優)]]女史である。&br()氏はこの他にもモブで何度か出演していた。&br()のちに[[某推理漫画>名探偵コナン]]において、[[ミニパトを運転する警察官>三池苗子]]を演じており、その彼女の相方である[[先輩警察官>宮本由美]]を演じているのは、こち亀では早乙女リカを演じていた杉本ゆう女史である。 追記・修正は警察官の意味を知る方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,42) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - こんな話があったのか…初めて知ったよ -- 名無しさん (2013-09-12 14:04:01) - やっぱり両さんのタフさはイレギュラーなんだろうか、両さんは撃たれても平気だろうし -- 名無しさん (2013-12-26 15:30:22) - 三角牛乳とあんパンとかいい意味で昔の話 -- 名無しさん (2013-12-26 15:58:29) - これって、原作そのままなの。アニメの場合内容変える場合多いから。 -- 名無しさん (2013-12-26 16:36:56) - ↑オチは少し変わってる。個人的にはアニメのほうが好きかな -- 名無しさん (2014-01-09 11:57:31) - むせるって正直かなりマイナーだよな、ライオコンボイとかのが分かりやすいんじゃね? -- 名無しさん (2014-01-09 12:03:15) - ↑一般人の認識を知らんのか? -- 名無しさん (2014-01-09 12:08:07) - ↑↑ 南部さんの人はカフカ・サンビームといえばピンと来る人が多い…かも? -- 名無しさん (2014-01-09 12:54:33) - 原作では両津が帰ってきたあと、部長が「両津が死んだら世の中のためになったな」とか言って終わりだったような -- 名無しさん (2014-01-20 18:22:36) - ↑原作部長は「死ねばいい」とか「新人の時見放していれば・・・・・・」とか結構言ってる。無論冗談だとは思うけど。 -- 名無しさん (2014-01-20 20:30:17) - これは原作のほうはなんかあっさり終わってたな。アニメのほうはいろいろ追加されてていい -- 名無しさん (2014-01-27 20:57:00) - 亀有へ帰ります -- FJ (2014-02-15 14:19:19) - 両津が一般人に「金を出せ」のシーンってあれコマンドーのサリーだよなwww -- 名無しさん (2014-03-28 15:04:11) - この頃は別に部長がいたから大原の事は「先輩」と呼んでいた -- 名無しさん (2014-04-29 18:52:26) - 特殊刑事課の皆さんはこの事を知ってるんだろうか・・・・・もしかして頻繁に公園前派出所に来るのって・・・・・・ -- 名無しさん (2014-05-01 15:29:19) - この回だけは異色過ぎてハッキリ憶えてる。南部刑事と刑事ドラマの話をするシーンが何故か印象に残ってる -- 名無しさん (2014-06-22 00:00:04) - ↑俺もだわ。中学生とか小学生の時の事なのに今でもあの異色さは頭に残ってる -- 名無しさん (2014-06-22 00:33:01) - EDの時にこの話のハイライトが流れたとき妙に曲とマッチしてたと思った。 -- 名無しさん (2014-07-20 20:33:14) - ↑4そういや海パン刑事に認められ刑事になれると言われた時に両津は夢が叶ったとかで嬉し泣きしてたな(フルチン刑事になると知ると当然拒絶したが) -- 名無しさん (2014-12-06 12:23:43) - 南部さん天国で同じ刑事で一応実力もあるとはいえ変態集団とつるんでる両さん見て何を思うだろうか・・・・・・・ -- 名無しさん (2014-12-07 19:52:02) - その後も中川を精神病院に監禁したり復讐に無関係の人間を巻き込んだりとクズってます -- 名無しさん (2014-12-07 19:56:48) - 大原が「自分が応援をもう少し早く呼べていたら…。」と無念そうに呟いていたけどそれが却って両津が自分のせいで南部刑事を死なせてしまったという後悔の念を強めさせてしまっている感じもするんだよな。(自分がつまらない事で時間を消耗してしまった後悔もあるとしたら) -- 名無しさん (2015-02-03 19:30:48) - 両さんは刑事の辛さや悲しさをこの一件で味わってるから刑事の仕事をおふざけ半分でやってる(ように見える)特殊刑事に露骨に嫌悪感抱いてるんだろうな。 -- 名無しさん (2015-06-17 21:09:28) - ハトポッポ刑事ってものがあってだな…… -- 名無しさん (2015-09-05 02:35:18) - あー、懐かしい。この回だけやたらシリアスだったから印象に残ってる。 -- 名無しさん (2015-09-05 02:59:26) - 両さんが南部さんの死を聞かされた時のbgmの名前、解りますか? -- 名無しさん (2015-10-13 18:27:52) - もし南部刑事が今も生きてたら両津はマトモな刑事に育ってたんだろうな… -- 名無しさん (2015-12-01 12:15:53) - ↑5逆に特殊刑事側は両さんの能力を高く評価し特殊刑事に入れようとしたり、協力させたりしてるね(大抵恥ずかしい恰好をさせられたり事件解決の代償の損害賠償が両さんに行くから本人は嫌がってるが) -- 名無しさん (2016-03-08 09:27:08) - ↑×2 その代わり、麗子や中川はおろか、旧友(?)の戸塚や再従妹の纏などとは出会っていないだろうな…。もう一度、南部刑事にスポットを当てたお話出ないかな? -- 名無しさん (2016-04-08 19:40:41) - フィアンセを殺した憎き仇がすぐ近くにいる割に両津が誕生日を迎えたら朝まで飲み明かす約束をしてあげる辺りかなり精神力が高いよね。普通なら復讐心が余裕に競り勝ちそうなのに -- 名無しさん (2016-08-22 10:52:42) - 相当プロ意識が高いんだろうね。め組の大吾の大吾とかガンダムOOのセルゲイ大佐も決して非情な人物ではないけど身内(祖母や奥さん)より他人や任務を優先していたし -- 名無しさん (2016-09-26 22:01:02) - アニメは見てないから知らんけど原作では別の話で先代部長がハッキリした形で登場してる。別漫画のキャラで例えると安西先生の性格に近い…かも -- 名無しさん (2016-10-25 16:54:18) - 両さんが南部刑事の命日に墓参りに行くシーンは当時よりも今のほうが心に残るな。亡くなった人の年齢を超えてもその人よりもまだガキっぽく感じる時はあるもんな。 -- 名無しさん (2016-10-25 17:15:27) - 大原『バカモン!110番通報は金が無くてもできるぞ!』両津『えっ!?そうなんだ』←この会話で笑った。今まで知らなかったんかい両津www -- 名無しさん (2017-09-13 22:42:25) - 今まさに俺「えっ!?そうなんだ」 -- 名無しさん (2018-03-05 00:25:08) - 原作だとTBSで放映された七人の刑事って芦田伸介さん主演の刑事ドラマが両さんのセリフに出てたけど、「オレ、七人の刑事大好きなんですよ」がアニメに出なかったのが残念。 -- 名無しさん (2019-11-05 14:03:50) - 原作版のこのお話に限ったことではないが、シリアス回におけるオチの部長はシリアスブレイカーのイメージが強い -- 名無しさん (2020-06-16 09:30:56) - 南部さん100巻以降の女っ気が増えたりした両津見て天国で大笑いしてそう -- 名無しさん (2021-05-18 16:08:37) - 両津本人は不在で語ってるのが大原部長って所が良いよね -- 名無しさん (2021-05-20 22:41:01) - ↑5、6 そこ、せめて警察学校で教わらなかったのか… -- 名無しさん (2021-05-20 22:50:15) - ↑だって作者が忘れてたのかは知らんけど原作だと南部さんすら「刑事は10円玉持っておけ」って両津に指導しとる -- 名無しさん (2021-05-20 23:07:07) - アメリカに行く話で護衛してた子供が撃たれた時も両さん同じようなキレ方してたな。多分この時の事思い出しちゃったんだろうな・・・ -- 名無しさん (2021-05-26 22:49:46) - ↑まぁその子供は無事だったけどね(ベーゴマのおかげで) -- 名無しさん (2021-05-27 00:16:55) - 両さんがどんなに悪どい商売しても最後は失敗してるの、南部さんの怨念が両さんを完全に闇落ちさせないために干渉してるのではないか説 -- 名無しさん (2021-05-27 08:55:13) - この話めっちゃ好き。浅草物語並みに -- 名無しさん (2021-08-09 17:21:18) - ↑9大切な人の死すら両津を貶めるネタに使うって、当時だからこそなのかな -- 名無しさん (2021-08-12 17:06:27) - この話があったのにアニメ1話で両さんが「初めて犯人を捕まった」という -- 名無しさん (2022-04-24 21:31:20) - 著作権保護のため、項目名を「新米刑事、両津!(アニメ版こち亀)」からキャラクターである「南部刑事(こち亀)」への変更を行いました。エピソード項目からキャラクター項目にする都合上、内容をエピソードの記述からキャラクターに主眼を置いた内容にするために一部記述の削除や変更もしております。 -- 名無しさん (2023-08-04 18:25:13) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/04/07(土) 17:28:07 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&font(#800080){貴様だって刑事だろうが!?}}} 南部刑事とは、『[[こち亀>こちら葛飾区亀有公園前派出所]]』のエピソードで単行本第41巻収録「両津刑事!の巻」に登場したキャラクター。 CV:郷田ほづみ *概要 ---- [[両津>両津勘吉]]が派出所から外している中、[[大原>大原大次郎]]が両津が刑事だった過去があることを明かした際の回想上の人物として登場。 既に故人であり、物語冒頭で両津が派出所にいなかったのは南部の命日で墓参りにだったためで、20年前まで生きていた人物だとされる。 両津が短期間とは言えども刑事だったことに驚く一同だったが、その時代と南部の存在は両津の若かりし頃の悔恨の記憶でもあった…。 若き日の両津は派出所勤務に退屈していて刑事ドラマの真似事をしている中で刑事への憧れを語るが、大原の発言で奮起して成果を上げたことで刑事課に抜擢されることになった。 意気揚々と刑事課の初出勤の際に両津のコンビ及び指導役として任命された人物が南部刑事だった。 ぶっきらぼうで渋い雰囲気の男性だったが、聞き込みだらけの毎日になり不満が溜まる両津にも刑事としての仕事を諭していた。 両津にとっては若き日の大事な上司となっており、殉職して20年経過した現在でも墓参りを続けている。 刑事時代が短かったことから一緒に飲みに行く機会はなかったようだが、代わりと言うことで墓の前で酒を捧げている。 なお、年齢設定が曖昧なこち亀ではあるが、この話の時点で両津が南部の殉職した年齢と同年齢になったことが語られている。 *劇中の活躍 ---- 両津と共に刑事としての日々を過ごす中、南部が追い続けていた賭博・殺人の容疑者である太田黒の部下を見つける。 ところが両津がミスをしたことで中学時代の知り合いと衝突しその隙に逃げられてしまった。 その後の再度の張り込みでついに大田黒を発見するが、逆上した部下によって銃で撃たれてしまう。 南部の心配をする両津だったが、瀕死の状態でありながらも両津に犯人逮捕を優先するように命じる。 怒りを爆発させた両津は犯人達を一網打尽に撃破し、たこ殴りにしながら必死に怒りをぶつける。 その姿を見た南部は今にも逝きそうな状態だったが、両津の様子を見て頼りになる奴だと笑みを浮かべる。 犯人は逮捕されたが、最終的に南部は銃撃の傷が原因で事件から2日後に殉職してしまった。 その後に両津が希望して外勤に戻ることとなったが、まだ10代の青年だった自分を導いてくれた南部刑事を失った事が両津の心に深い傷を残したであろうことが原因だった可能性は高い。 ただし、話を聞いた中川は両津の心境を察しているような様子はなく、大原は戻ってきたことを「投げた手榴弾が投げ返された気分」と評した。 更に墓参りを終えて出勤してくるもいきなり自転車を大破させながら新車を要求する騒がしい姿の両津を見て、「南部さんの代わりに両津が死んだ方が世のためになった」とまで呆れ返っている。 *アニメ版 ---- アニメ版では「新米刑事、両津!」として「両津刑事!の巻」をベースにしたエピソードが展開されており、そちらでも南部刑事は登場するが、一部設定に変更が見られる。 こちらでは太田黒に婚約者を殺害された過去があることになったために大田黒の逮捕に並々ならぬ思いがあり、両津が逃した際には殴り飛ばした。 先輩刑事に南部の事情を聴かされた両津は「南部の気持ちをまったく解っていなかった」と涙ながらに謝罪している(南部も殴った事を謝り、場は収まった)。 張り込みを行っている時には20歳の誕生日を控えた両津に南部は「犯人を逮捕して事件が解決したら朝まで飲もう」と約束を交わしていた。 程なくして、太田黒の姿が見えた際には南部に命じられて応援を呼ぼうと公衆電話に駆け込むが、小銭が無く通りかかった人に「金を出せ!」と詰め寄る両津の近くにパトロール中だった大原が現れる。 &font(#ff0000,b){110番は金が無くても出来る事を初めて知った}両津は、応援を大原に任せ、すぐに南部の元に駆け出した。 一方、南部は痺れを切らし犯人の前に出る。原作同様に部下を蹴散らすも銃で右胸を撃たれてしまう。そこに両津が駆けつけるが「早く犯人を追え」と命じる南部。 躊躇いかけた両津だが「ここで逃がすともうチャンスはない」「貴様だって刑事だろうが!?」と檄を飛ばされ、追跡にかかった。 そして太田黒の車に取りつき、太田黒と部下を撃破し南部が撃たれた現場に戻るが、大原は南部が殉職した事を告げた。 「応援が早ければ」と嘆く大原。両津は南部との日々を思い返し、その場に泣き崩れるしかなかった。 原作では南部が亡くなるまでに二日間経過しているが、アニメ版では銃撃されたその日に殉職が語られているため、即死に近いような設定に変更されている。 原作では両津が刑事から降りた原因は明言されていないが、アニメ版では南部刑事を死なせてしまった悔恨から「自分が未熟だった」として交番勤務に戻った。 短い間であったが、自分を導いてくれた彼の命日にはその墓参りを欠かさず行っている。 アニメ版では両津の心境を派出所の一同が察していることやオチが変わったので原作のように悪態を付くことはなくなっているが、南部の命日である事に大原が気が付いたのは思い出話の後になっている。 *余談 ---- ・アニメ版にて南部刑事を担当したのは『[[装甲騎兵ボトムズ]]』の[[キリコ・キュービィー]]や[[金色のガッシュベル‼︎>金色のガッシュ!!]]の[[カフカ・サンビーム]]役で有名な[[郷田ほづみ]]氏。&br()氏はお笑い芸人「怪物ランド」時代に原作31巻に巻末コメントを寄せていたことがあった。&br()また当時相方の一人だった赤星昇一郎氏は[[ドルフィン刑事]]役でおなじみ。&br()2人とも刑事役で出演するとは何かの因縁か…。 ・アニメ版で両津が犯人の追跡中にぶつかってしまった2人の中学時代の女子同級生の1人を演じていたのは無名時代の[[田中理恵>田中理恵(声優)]]女史である。&br()氏はこの他にもモブで何度か出演していた。&br()のちに[[某推理漫画>名探偵コナン]]において、[[ミニパトを運転する警察官>三池苗子]]を演じており、その彼女の相方である[[先輩警察官>宮本由美]]を演じているのは、こち亀では早乙女リカを演じていた杉本ゆう女史である。 追記・修正は警察官の意味を知る方にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,42) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - こんな話があったのか…初めて知ったよ -- 名無しさん (2013-09-12 14:04:01) - やっぱり両さんのタフさはイレギュラーなんだろうか、両さんは撃たれても平気だろうし -- 名無しさん (2013-12-26 15:30:22) - 三角牛乳とあんパンとかいい意味で昔の話 -- 名無しさん (2013-12-26 15:58:29) - これって、原作そのままなの。アニメの場合内容変える場合多いから。 -- 名無しさん (2013-12-26 16:36:56) - ↑オチは少し変わってる。個人的にはアニメのほうが好きかな -- 名無しさん (2014-01-09 11:57:31) - むせるって正直かなりマイナーだよな、ライオコンボイとかのが分かりやすいんじゃね? -- 名無しさん (2014-01-09 12:03:15) - ↑一般人の認識を知らんのか? -- 名無しさん (2014-01-09 12:08:07) - ↑↑ 南部さんの人はカフカ・サンビームといえばピンと来る人が多い…かも? -- 名無しさん (2014-01-09 12:54:33) - 原作では両津が帰ってきたあと、部長が「両津が死んだら世の中のためになったな」とか言って終わりだったような -- 名無しさん (2014-01-20 18:22:36) - ↑原作部長は「死ねばいい」とか「新人の時見放していれば・・・・・・」とか結構言ってる。無論冗談だとは思うけど。 -- 名無しさん (2014-01-20 20:30:17) - これは原作のほうはなんかあっさり終わってたな。アニメのほうはいろいろ追加されてていい -- 名無しさん (2014-01-27 20:57:00) - 亀有へ帰ります -- FJ (2014-02-15 14:19:19) - 両津が一般人に「金を出せ」のシーンってあれコマンドーのサリーだよなwww -- 名無しさん (2014-03-28 15:04:11) - この頃は別に部長がいたから大原の事は「先輩」と呼んでいた -- 名無しさん (2014-04-29 18:52:26) - 特殊刑事課の皆さんはこの事を知ってるんだろうか・・・・・もしかして頻繁に公園前派出所に来るのって・・・・・・ -- 名無しさん (2014-05-01 15:29:19) - この回だけは異色過ぎてハッキリ憶えてる。南部刑事と刑事ドラマの話をするシーンが何故か印象に残ってる -- 名無しさん (2014-06-22 00:00:04) - ↑俺もだわ。中学生とか小学生の時の事なのに今でもあの異色さは頭に残ってる -- 名無しさん (2014-06-22 00:33:01) - EDの時にこの話のハイライトが流れたとき妙に曲とマッチしてたと思った。 -- 名無しさん (2014-07-20 20:33:14) - ↑4そういや海パン刑事に認められ刑事になれると言われた時に両津は夢が叶ったとかで嬉し泣きしてたな(フルチン刑事になると知ると当然拒絶したが) -- 名無しさん (2014-12-06 12:23:43) - 南部さん天国で同じ刑事で一応実力もあるとはいえ変態集団とつるんでる両さん見て何を思うだろうか・・・・・・・ -- 名無しさん (2014-12-07 19:52:02) - その後も中川を精神病院に監禁したり復讐に無関係の人間を巻き込んだりとクズってます -- 名無しさん (2014-12-07 19:56:48) - 大原が「自分が応援をもう少し早く呼べていたら…。」と無念そうに呟いていたけどそれが却って両津が自分のせいで南部刑事を死なせてしまったという後悔の念を強めさせてしまっている感じもするんだよな。(自分がつまらない事で時間を消耗してしまった後悔もあるとしたら) -- 名無しさん (2015-02-03 19:30:48) - 両さんは刑事の辛さや悲しさをこの一件で味わってるから刑事の仕事をおふざけ半分でやってる(ように見える)特殊刑事に露骨に嫌悪感抱いてるんだろうな。 -- 名無しさん (2015-06-17 21:09:28) - ハトポッポ刑事ってものがあってだな…… -- 名無しさん (2015-09-05 02:35:18) - あー、懐かしい。この回だけやたらシリアスだったから印象に残ってる。 -- 名無しさん (2015-09-05 02:59:26) - 両さんが南部さんの死を聞かされた時のbgmの名前、解りますか? -- 名無しさん (2015-10-13 18:27:52) - もし南部刑事が今も生きてたら両津はマトモな刑事に育ってたんだろうな… -- 名無しさん (2015-12-01 12:15:53) - ↑5逆に特殊刑事側は両さんの能力を高く評価し特殊刑事に入れようとしたり、協力させたりしてるね(大抵恥ずかしい恰好をさせられたり事件解決の代償の損害賠償が両さんに行くから本人は嫌がってるが) -- 名無しさん (2016-03-08 09:27:08) - ↑×2 その代わり、麗子や中川はおろか、旧友(?)の戸塚や再従妹の纏などとは出会っていないだろうな…。もう一度、南部刑事にスポットを当てたお話出ないかな? -- 名無しさん (2016-04-08 19:40:41) - フィアンセを殺した憎き仇がすぐ近くにいる割に両津が誕生日を迎えたら朝まで飲み明かす約束をしてあげる辺りかなり精神力が高いよね。普通なら復讐心が余裕に競り勝ちそうなのに -- 名無しさん (2016-08-22 10:52:42) - 相当プロ意識が高いんだろうね。め組の大吾の大吾とかガンダムOOのセルゲイ大佐も決して非情な人物ではないけど身内(祖母や奥さん)より他人や任務を優先していたし -- 名無しさん (2016-09-26 22:01:02) - アニメは見てないから知らんけど原作では別の話で先代部長がハッキリした形で登場してる。別漫画のキャラで例えると安西先生の性格に近い…かも -- 名無しさん (2016-10-25 16:54:18) - 両さんが南部刑事の命日に墓参りに行くシーンは当時よりも今のほうが心に残るな。亡くなった人の年齢を超えてもその人よりもまだガキっぽく感じる時はあるもんな。 -- 名無しさん (2016-10-25 17:15:27) - 大原『バカモン!110番通報は金が無くてもできるぞ!』両津『えっ!?そうなんだ』←この会話で笑った。今まで知らなかったんかい両津www -- 名無しさん (2017-09-13 22:42:25) - 今まさに俺「えっ!?そうなんだ」 -- 名無しさん (2018-03-05 00:25:08) - 原作だとTBSで放映された七人の刑事って芦田伸介さん主演の刑事ドラマが両さんのセリフに出てたけど、「オレ、七人の刑事大好きなんですよ」がアニメに出なかったのが残念。 -- 名無しさん (2019-11-05 14:03:50) - 原作版のこのお話に限ったことではないが、シリアス回におけるオチの部長はシリアスブレイカーのイメージが強い -- 名無しさん (2020-06-16 09:30:56) - 南部さん100巻以降の女っ気が増えたりした両津見て天国で大笑いしてそう -- 名無しさん (2021-05-18 16:08:37) - 両津本人は不在で語ってるのが大原部長って所が良いよね -- 名無しさん (2021-05-20 22:41:01) - ↑5、6 そこ、せめて警察学校で教わらなかったのか… -- 名無しさん (2021-05-20 22:50:15) - ↑だって作者が忘れてたのかは知らんけど原作だと南部さんすら「刑事は10円玉持っておけ」って両津に指導しとる -- 名無しさん (2021-05-20 23:07:07) - アメリカに行く話で護衛してた子供が撃たれた時も両さん同じようなキレ方してたな。多分この時の事思い出しちゃったんだろうな・・・ -- 名無しさん (2021-05-26 22:49:46) - ↑まぁその子供は無事だったけどね(ベーゴマのおかげで) -- 名無しさん (2021-05-27 00:16:55) - 両さんがどんなに悪どい商売しても最後は失敗してるの、南部さんの怨念が両さんを完全に闇落ちさせないために干渉してるのではないか説 -- 名無しさん (2021-05-27 08:55:13) - この話めっちゃ好き。浅草物語並みに -- 名無しさん (2021-08-09 17:21:18) - ↑9大切な人の死すら両津を貶めるネタに使うって、当時だからこそなのかな -- 名無しさん (2021-08-12 17:06:27) - この話があったのにアニメ1話で両さんが「初めて犯人を捕まった」という -- 名無しさん (2022-04-24 21:31:20) - 著作権保護のため、項目名を「新米刑事、両津!(アニメ版こち亀)」からキャラクターである「南部刑事(こち亀)」への変更を行いました。エピソード項目からキャラクター項目にする都合上、内容をエピソードの記述からキャラクターに主眼を置いた内容にするために一部記述の削除や変更もしております。 -- 名無しさん (2023-08-04 18:25:13) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: