モンスターペアレント

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&font(#6495ED){登録日}:2018/10/07(日) 15:41:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- モンスターペアレントとは、学校や幼稚園、保育園等に、自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者の事。略称は「モンペ」。断じてズボンではない。 *概要 和製英語で英語では「ヘリコプターペアレント」と言う。ヘリコプターの如く学校をグルグル回るからだとか、あるいは子どもの上空を漂って何かあるとすぐに着陸して文句を言いに来る様がヘリコプターのようだからとか。 が、訴訟社会のアメリカでは昔からそんなの日常茶飯事で、学校にも顧問弁護士がついてるから、きちんと法的根拠を整えないかぎり問題にならないとか。 また、一人で3~40人の生徒を担任し、部活動や科目教育を受け持つ教員が、全ての生徒たちに配慮し、目を光らせるのは容易なことではない。 どんな教員だって、最初は経験不足に悩まされるし、重要な兆候を見落とすことだってある。 保護者からの指摘や要望は、そうした見落としを補い、生徒たちに配慮するためには非常に重要である。 しかし近年、日本で増えだしたそれらは、法律もへったくれも無く、無意味に教員を苦しめる存在である。   2010~2019年現在の世代の親は、校内暴力やゆとり教育等を経験しており、教員への尊敬を持っていない事が多い。 また、目上の人々や先生を敬うと言う日本の美点が、西欧化の影響もあり、個人主義へのシフトが悪い方向に転がって失われたのが原因とされる。 教育は親がするものという認識が欠け、学校側に責任を擦り付けるような考えを持つような親が増えたのも原因といわれる。 ひどいときには子供の言葉遣いや生活態度の悪さを学校が原因として直させるようにする。 その他、保護者の消費者意識の暴走等も指摘されている。企業と学校を混同してしまい、クレームを言ったもの勝ちだと思ってしまっているのだ。 つまり、モンスターペアレントがクレーマーであることも多い。「金を出しているんだからきちんと自分達の意に沿うようにしろ」と言う理屈である。 また質の悪い事に、彼らは、子供の「対等な立場の消費者」と「まだ未熟な子供」、この2つの立場を使いわけてくる。 「まだ未熟な子供なのよ!」「一人前の一人の人間よ!」のダブルスタンダードは最早モンペにおけるテンプレ。 更に教員が子持ちでなければ「子供を育てたことがない人にはわからない」「子供ができれば分かるようになる」という発言も使う。 ああ、頭が痛い…。 こうした保護者が一人でもいると学校活動にも影響が出てくる。場合によっては子供のためというくせに学校をさぼらせることで抗議するような、本末転倒もいいとこな輩もいる。 やってられっかよ… 一応の対策としては、保護者とよく話し合い、単なるクレームであるとだけ受け取らず、本当に望んでいるものは何か、解決方法を模索するのが一番の方法である。 もっとも、それは、長く、苦しい戦いである…。 モンスターが一体であれば他の保護者も諌めてくれるが、徒党を組む場合も多く([[PTA]]そのものがそうなっていることもある)その場合の対応はより苦しくなる。 そもそも価値観がアレな場合は近寄られなくなるのでアレなもの同士の結束がより強まるのだ。 中には、当のモンペが「自分たちの要求が無謀だとするなら、その裏にある学校側の問題点を探るのはお前らの仕事だ!!」などと、 教師向けの本やマーケティング本片手に攻撃材料に使うのだから始末に負えない。 その手の書籍に書いてあるのは、あくまでも困ってしまった担当者に道を指し示すもので、モンスターペアレントを免罪するものではないのだが、彼らはそんなこともお構いなしだ。 ネットで情報を集め、自分たちと同じような要求を飲んだ幼稚園や学校があるとそれを根拠にしてくるのでさらにたちが悪い。 それに耐えきれずに教員を辞めた方も、それが原因で死を選んだ先生方も大勢いらっしゃるのだ。 しかし、先述したとおり保護者からの指摘や要望が重要な役割を果たすことも決して少なくない。 教員サイドとしては、スルーすることで本当に聞かなければならない指摘や要望をスルーしてしまうことを恐れ、 &bold(){こんな要望でも耳をふさぐことができない}のだ。%%一通り話だけ聞いて無理な要求だけ意図的に無視する、という抜け穴もなくはない。%% 他の常識的な保護者としても、自分たちの指摘や要望はモンスターペアレントのそれなのではないかと恐れ、 伝えるべき指摘や要望を伝えられないということが起こってしまう。 気に食わないなら辞めろというスタンスがとれる私立よりも、親がアレだからというだけでは辞めさせにくい公立のほうが多い模様。 また、「私たちの税金で食っているのだから尽くすべし」という公務員へのクレームが組み合わさることもある。 どうも公務員も税金を払っているという事実は頭にないらしい。((そもそも「公務員の給料の主な財源が税金」というだけで、当然ながら納税者が直接公務員に給料を出している訳ではない=雇用主でも顧客でもなんでもないのだが…)) ちなみに親が親なので子供がろくでもないケースも少なくなく、基本的には悪徳商法などにも騙されやすくなる。その子供が問題を起こしても学校が悪いというのがモンペの思考。因みにモンスターペアレントの子供には健常者は殆どおらず、知的障害や[[アスペルガー症候群]]を含めた発達障害を患っているケースが極めて多く、下手すれば&bold(){親子揃って発達障害を患っている}のも珍しくない。 というかモンスターペアレントが障害者にマイナスイメージを付加している。 子供の方がまともなケースもあるのだが、親元から放り出されたら生きていくのも困難な子供に親の行動を止めろというのも無理な相談であり、子供が勇気を振り絞って親を止めようとするとそれも学校が悪いという責任転嫁(「学校の問題を生徒の親のせいにしてる!」と難癖にも程があるクレーム)も。 ときには、子どもを執拗に「〇〇被害に遭ったんでしょ!?そうでしょ!!??」と問い詰め、子どもが詰問に耐えられなくなって「うん…」と言った瞬間に「そら見ろ!!この先生はクズだ!!自分は子どもも言えなかった被害を聞き出した!!」という[[マッチポンプ]]もある。子供は後には引けなくなって最後まで嘘をつき通し、[[取り返しのつかない冤罪を生じさせる>大阪市レイプ虚偽証言冤罪事件]]ことも。 当然だが、&bold(){モンスターペアレントから更生}しようとしている親もいるものの、今度は逆に子供に厳しく接しようとする為、節度を全く分かっていない。 ここまでくるともう子供が可哀想としか言いようがない… *本当にあった驚愕のクレーム ・教員がイケメンで娘が授業に集中できないから辞めさせろ(その理屈が通るなら、「お宅の娘さんが美人すぎて男子生徒が授業に集中できないから休学しろ」と言われても文句を言えない気が…) ・演芸会でなぜウチの子が主役じゃないの!?→結果、有名な全員主役に。似たようなものに「徒競走で皆一緒にゴール」がある。 ・演芸会でビデオカメラが上手く撮れなかったからやり直せ(自分が下手なだけだろ) ・うちの子が音楽会の指揮者になったのに、カメラでは背中しか撮れない。こっちを向かせろ!(指揮出来ないよ) ・うちの子が喧嘩してひっかき傷作った。どうしてくれる!?(このクレームは昼夜問わず続き、&bold(){責任者は自殺した}) ・スク水は卑猥だから着せるな!(卑猥なのはどっちだ)←これにはスク水でAV作った連中やそれに欲情する俺らにも責任がある。%%でも女児の水着に欲情しない奴はそうそういないだろう。%% ・子供の携帯を取り上げたが、それは親のものだろ!?勝手な事をするな!取り上げられた間の携帯料金を払え!(明確に禁止されているものを勝手に持ち込んで授業中にいじくったのは子供。学校が没収は問題があるが、授業中預かるのは問題ないと言われている。) ・運動会の組体操で、何故ウチの子が下なの!?(このクレームが相次ぎ、組体操はただの体操に。ただし、組体操はモンペ云々を抜きにしても、近年は安全面が問題視されることが多く減少傾向にある) ・就職活動で、「うちの子の代わりに面接に来ました」(いや親に来られても何を審査しろと…) ・落とした企業に「こんないい子なのに」と延々にクレーム。あげく「後悔しても知らないからね!」と捨て台詞(確かにこんな残念な大人を相手にする羽目になったことには後悔したかもしれないが…) ・今年の校庭の桜は美しくない![[お前らのせいだ!>ゴルゴムの仕業]](!?) ・子供の将来のためだから給食では国産の食材以外は入れないようにしてください!(これを&bold(){何故か学校に言う}。アレルギー持ちだから給食に気を付けて、は入学当初に出す書類で言ったり、最悪弁当という手段を取れるが、国産云々に関してはいかがなものかと…) ・子供に学校の掃除させるな!業者に頼め!(「掃除の時間」は自分達が使ってる施設なんだから掃除するのは当然、という意識を与えるためのものなので…) ・遠足の写真で、ウチの子が背が高い子の隣でチビに見える。配慮が足らない!(それ一番バカにしてるのあなたですよね) ・翌朝の天気を調べて傘を用意しろ!(お前がやれ) ・自分の子が病気で来れない。授業に遅れないよう学級閉鎖しろ ・持ち物(ブランドものの下着、上靴)に名前を書かれた。ヤフオクで出せないぞ!どうしてくれる!(売るなよ…) ・教員には方言を話させるな(それなりに長く教師をやってる人ならある程度矯正出来るが、新卒・上京したての先生相手だとかなり辛そう…) ・朝は忙しいから朝食を用意しろ、起こしに来い!(教師が起こすことを了承してしまった事例もある。その子供は&bold(){大学生}) ・ウチの子に絶対に怪我させないと念書を書け ・運動場で怪我したのは誰かが押したからに決まってる。ウチの子が転ぶわけない!(お宅の子はASIMO((自動二足歩行ロボット))か) ・ウチの子は塾で忙しいから授業中は寝かせてあげて(成績悪くなってもいいのかな!?) ・・ちなみに無理を通してこれを実現させたという話もあり、その子供の話は映画化もしている。成績最低から慶応に受かるまでを描いた「ビリギャル」という映画である ・ウチの子がガラスを割ったけど、元々ひび入ってたんじゃない?絶対に弁償しません(壊れかけでも最終的に壊した人が悪いのでは…) ・授業参観のプリントを子供が私に渡さなかった。そんな大事なものを子供に持たせるなんてなんのつもりだ!?(見せなかった子供に言え!) ・卒業アルバムにうちの子が少ない。同じ金払ってんだぞ!? ・ウチの子を○○大に絶対合格させると念書を書け(むしろ子供には大学に行くための教育がプレッシャーになり、後々荒れることは想像に難くない) ・ウチの子は自己紹介が苦手だから始業式は休ませます(多分後日一人だけやることになりますよ) ・修学旅行は子供が心配だから私も付いていきます ・修学旅行は家族で行きたいので現地では私たちと行動させます(旅行とはいえ教育の一環なのでダメです) ・給食費は払ってるんだから「いただきます」なんて乞食みたいな事言わせるな!(「いただきます」は本来食材となる動植物に向けて「命を頂きます」という意味なのだが…) ・ウチの子がピアスを注意されたが、ファッションまで口出しすることはないだろう!(校則ですから) ・ウチの子は絶対に医者にするから、音楽や体育や図工の時間には算数のドリルをさせろ。(医者だって体力作りは必要だと思うんだが) ・義務教育なんだから絶対に学費も給食費も払いませんからね!(また、家計がつらいと言いつつ子供の携帯料金は払う) ・校庭の桜の花びらが車庫に飛んでくる!掃除してすぐ切れ!(文句は風に言ってくれ。) ・お前ら税金で仕事してるんだから残業するな!(余計なクレームで仕事増やしといてよくそんな事が言えるな⁉️他の公務員の方々やサラリーマンに同じ事言えるのか?) ・・余談だが教師に残業代が支払われないのはザラである。 ・私服だと毎日洗濯するのが大変だから制服にしろ!(学校の自由だろ) ・制服だと地味だし個性がなくなるから私服にしろ!(これも学校の自由だろ) ・・関連して、『小学校が制服を採用するにあたって、不審者から「○○小でしょ?」と声をかけられるかもしれない!やめろ!』という事例もあった ・流行っているゲームが買えなくて子供が可哀想。学校が配布しろ!(買ってやれよ) ・ウチの子の成績が悪いのは教師が妬んでいるからだから辞めさせろ!(人のせいにするな) ・ウチの子が委員長ではないのはおかしい! ・ウチの子の名前を読み間違えるな!(この手のはどうもDQNネームに多い模様。正しい名前の呼び方を伝えに来るだけならば問題はないが…) ・ウチの子が皆から無視されたり、はぶられたりしている!いじめだ!(本当にいじめならまだしもモンペの子供らしく周りに迷惑をかけるなど子供側に問題があったり、モンペと関わりたくない親が自分の子供に指示することがあり自業自得な場合) ・ウチの子が体調不良で運動会に参加できなかったぞ。やり直せ!→包丁持って校長を脅し夫婦揃って逮捕(なおこの夫婦は以前から犯罪スレスレの奇行を度々やっていた模様) ・休日に、子供たちだけで水族館に出かける計画がある。学校側で付き添いをしろ(学校関係ないしお前が行け) ・うちの子は小学校2年生レベルの学習は理解しているから、うちの子だけ算数の時間に違う勉強をさせてほしい。(義務教育って知ってます?)←&color(red){new!} etc… このような親がいるとは信じられないかもしれないが、多少の誇張はあったとしてもおおよそ事実である。 クレームの時点では犯罪ではないからニュース等でも取り上げにくいし、警察も動けないのだ。 一応、子供が登校中に転んで怪我した治療費を払え、と迫った親は捕まった事例もあるが、正直理不尽かつ脅迫に近かったためなので簡単にあしらえるという訳ではない。 また民事裁判を起こす例もあり、有名なものでは ・母親が赤ん坊を公園のベンチに置いて立ち話→子供は転がり落ちツツジの木に刺さって落命→両親が公園の管理元である市を訴え、敗訴 と言うケースがある。 中には親が公人なのにモンペと化す例もあり、 ◆鳩山春子(鳩山由紀夫元首相の曽祖母で教育者、共立女子大創立者) 息子の一郎(のちの首相)が全寮制の旧制高校に入る際、「宅での教育は行き届いております、一郎に寄宿舎入りを免じて頂けないでしょうか」と校長にねじ込んだものの校長に「それじゃ学校を辞められたらようございましょ」と一蹴された。 また、鳩山家の書生上がりの代議士で一郎の後輩が一郎ともめて殴られた際、後輩の方を怒っている。 ◆石坂啓(漫画家) 息子の学校に乗り込み「自分は物書きだ、世間に公表されたいのか」とねじ込む といった例もある。 追記・修正は、クレーマー対応に慣れた先生か、モンペの方以外お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,18) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - リセットしました -- 名無しさん (2020-07-18 16:14:24) - 子供のためだから要求が通ると本気で思ってるタイプと教師や学校に攻撃したいからクレームを口実にするタイプに別れると思う。後者は本当に手の付けようが無いね。 -- 名無しさん (2021-08-28 00:39:19) - 只のモンスターだな -- 名無しさん (2021-11-20 20:00:20) - 、『小学校が制服を採用するにあたって、不審者から「○○小でしょ?」と声をかけられるかもしれない!やめろ!』という事例もあった>これに関しては一定の正当性はあると思うんだけども… -- 名無しさん (2021-11-20 20:10:48) - ↑アルバムもギリギリか?… -- 名無しさん (2024-01-27 23:21:36) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2018/10/07(日) 15:41:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- モンスターペアレントとは、学校や幼稚園、保育園等に、自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者の事。略称は「モンペ」。断じてズボンではない。 *概要 和製英語で英語では「ヘリコプターペアレント」と言う。ヘリコプターの如く学校をグルグル回るからだとか、あるいは子どもの上空を漂って何かあるとすぐに着陸して文句を言いに来る様がヘリコプターのようだからとか。 が、訴訟社会のアメリカでは昔からそんなの日常茶飯事で、学校にも顧問弁護士がついてるから、きちんと法的根拠を整えないかぎり問題にならないとか。 また、一人で3~40人の生徒を担任し、部活動や科目教育を受け持つ教員が、全ての生徒たちに配慮し、目を光らせるのは容易なことではない。 どんな教員だって、最初は経験不足に悩まされるし、重要な兆候を見落とすことだってある。 保護者からの指摘や要望は、そうした見落としを補い、生徒たちに配慮するためには非常に重要である。 しかし近年、日本で増えだしたそれらは、法律もへったくれも無く、無意味に教員を苦しめる存在である。   2010~2019年現在の世代の親は、校内暴力やゆとり教育等を経験しており、教員への尊敬を持っていない事が多い。 また、目上の人々や先生を敬うと言う日本の美点が、西欧化の影響もあり、個人主義へのシフトが悪い方向に転がって失われたのが原因とされる。 教育は親がするものという認識が欠け、学校側に責任を擦り付けるような考えを持つような親が増えたのも原因といわれる。 ひどいときには子供の言葉遣いや生活態度の悪さを学校が原因として直させるようにする。 その他、保護者の消費者意識の暴走等も指摘されている。企業と学校を混同してしまい、クレームを言ったもの勝ちだと思ってしまっているのだ。 つまり、モンスターペアレントがクレーマーであることも多い。「金を出しているんだからきちんと自分達の意に沿うようにしろ」と言う理屈である。 また質の悪い事に、彼らは、子供の「対等な立場の消費者」と「まだ未熟な子供」、この2つの立場を使いわけてくる。 「まだ未熟な子供なのよ!」「一人前の一人の人間よ!」のダブルスタンダードは最早モンペにおけるテンプレ。 更に教員が子持ちでなければ「子供を育てたことがない人にはわからない」「子供ができれば分かるようになる」という発言も使う。 ああ、頭が痛い…。 こうした保護者が一人でもいると学校活動にも影響が出てくる。場合によっては子供のためというくせに学校をさぼらせることで抗議するような、本末転倒もいいとこな輩もいる。 やってられっかよ… 一応の対策としては、保護者とよく話し合い、単なるクレームであるとだけ受け取らず、本当に望んでいるものは何か、解決方法を模索するのが一番の方法である。 もっとも、それは、長く、苦しい戦いである…。 モンスターが一体であれば他の保護者も諌めてくれるが、徒党を組む場合も多く([[PTA]]そのものがそうなっていることもある)その場合の対応はより苦しくなる。 そもそも価値観がアレな場合は近寄られなくなるのでアレなもの同士の結束がより強まるのだ。 中には、当のモンペが「自分たちの要求が無謀だとするなら、その裏にある学校側の問題点を探るのはお前らの仕事だ!!」などと、 教師向けの本やマーケティング本片手に攻撃材料に使うのだから始末に負えない。 その手の書籍に書いてあるのは、あくまでも困ってしまった担当者に道を指し示すもので、モンスターペアレントを免罪するものではないのだが、彼らはそんなこともお構いなしだ。 ネットで情報を集め、自分たちと同じような要求を飲んだ幼稚園や学校があるとそれを根拠にしてくるのでさらにたちが悪い。 それに耐えきれずに教員を辞めた方も、それが原因で死を選んだ先生方も大勢いらっしゃるのだ。 しかし、先述したとおり保護者からの指摘や要望が重要な役割を果たすことも決して少なくない。 教員サイドとしては、スルーすることで本当に聞かなければならない指摘や要望をスルーしてしまうことを恐れ、 &bold(){こんな要望でも耳をふさぐことができない}のだ。%%一通り話だけ聞いて無理な要求だけ意図的に無視する、という抜け穴もなくはない。%% 他の常識的な保護者としても、自分たちの指摘や要望はモンスターペアレントのそれなのではないかと恐れ、 伝えるべき指摘や要望を伝えられないということが起こってしまう。 気に食わないなら辞めろというスタンスがとれる私立よりも、親がアレだからというだけでは辞めさせにくい公立のほうが多い模様。 また、「私たちの税金で食っているのだから尽くすべし」という公務員へのクレームが組み合わさることもある。 どうも公務員も税金を払っているという事実は頭にないらしい。((そもそも「公務員の給料の主な財源が税金」というだけで、当然ながら納税者が直接公務員に給料を出している訳ではない=雇用主でも顧客でもなんでもないのだが…)) ちなみに親が親なので子供がろくでもないケースも少なくなく、基本的には悪徳商法などにも騙されやすくなる。その子供が問題を起こしても学校が悪いというのがモンペの思考。因みにモンスターペアレントの子供には健常者は殆どおらず、知的障害や[[アスペルガー症候群]]を含めた発達障害を患っているケースが極めて多く、下手すれば&bold(){親子揃って発達障害を患っている}のも珍しくない。 というかモンスターペアレントが障害者にマイナスイメージを付加している。 子供の方がまともなケースもあるのだが、親元から放り出されたら生きていくのも困難な子供に親の行動を止めろというのも無理な相談であり、子供が勇気を振り絞って親を止めようとするとそれも学校が悪いという責任転嫁(「学校の問題を生徒の親のせいにしてる!」と難癖にも程があるクレーム)も。 ときには、子どもを執拗に「〇〇被害に遭ったんでしょ!?そうでしょ!!??」と問い詰め、子どもが詰問に耐えられなくなって「うん…」と言った瞬間に「そら見ろ!!この先生はクズだ!!自分は子どもも言えなかった被害を聞き出した!!」という[[マッチポンプ]]もある。子供は後には引けなくなって最後まで嘘をつき通し、[[取り返しのつかない冤罪を生じさせる>大阪市レイプ虚偽証言冤罪事件]]ことも。 当然だが、&bold(){モンスターペアレントから更生}しようとしている親もいるものの、今度は逆に子供に厳しく接しようとする為、節度を全く分かっていない。 ここまでくるともう子供が可哀想としか言いようがない… *本当にあった驚愕のクレーム ・教員がイケメンで娘が授業に集中できないから辞めさせろ(その理屈が通るなら、「お宅の娘さんが美人すぎて男子生徒が授業に集中できないから休学しろ」と言われても文句を言えない気が…) ・演芸会でなぜウチの子が主役じゃないの!?→結果、有名な全員主役に。似たようなものに「徒競走で皆一緒にゴール」がある。 ・演芸会でビデオカメラが上手く撮れなかったからやり直せ(自分が下手なだけだろ) ・うちの子が音楽会の指揮者になったのに、カメラでは背中しか撮れない。こっちを向かせろ!(指揮出来ないよ) ・うちの子が喧嘩してひっかき傷作った。どうしてくれる!?(このクレームは昼夜問わず続き、&bold(){責任者は自殺した}) ・スク水は卑猥だから着せるな!(卑猥なのはどっちだ)←これにはスク水でAV作った連中やそれに欲情する俺らにも責任がある。%%でも女児の水着に欲情しない奴はそうそういないだろう。%% ・子供の携帯を取り上げたが、それは親のものだろ!?勝手な事をするな!取り上げられた間の携帯料金を払え!(明確に禁止されているものを勝手に持ち込んで授業中にいじくったのは子供。学校が没収は問題があるが、授業中預かるのは問題ないと言われている。) ・運動会の組体操で、何故ウチの子が下なの!?(このクレームが相次ぎ、組体操はただの体操に。ただし、組体操はモンペ云々を抜きにしても、近年は安全面が問題視されることが多く減少傾向にある) ・就職活動で、「うちの子の代わりに面接に来ました」(いや親に来られても何を審査しろと…) ・落とした企業に「こんないい子なのに」と延々にクレーム。あげく「後悔しても知らないからね!」と捨て台詞(確かにこんな残念な大人を相手にする羽目になったことには後悔したかもしれないが…) ・今年の校庭の桜は美しくない![[お前らのせいだ!>ゴルゴムの仕業]](!?) ・子供の将来のためだから給食では国産の食材以外は入れないようにしてください!(これを&bold(){何故か学校に言う}。アレルギー持ちだから給食に気を付けて、は入学当初に出す書類で言ったり、最悪弁当という手段を取れるが、国産云々に関してはいかがなものかと…) ・子供に学校の掃除させるな!業者に頼め!(「掃除の時間」は自分達が使ってる施設なんだから掃除するのは当然、という意識を与えるためのものなので…) ・遠足の写真で、ウチの子が背が高い子の隣でチビに見える。配慮が足らない!(それ一番バカにしてるのあなたですよね) ・翌朝の天気を調べて傘を用意しろ!(お前がやれ) ・自分の子が病気で来れない。授業に遅れないよう学級閉鎖しろ ・持ち物(ブランドものの下着、上靴)に名前を書かれた。ヤフオクで出せないぞ!どうしてくれる!(売るなよ…) ・教員には方言を話させるな(それなりに長く教師をやってる人ならある程度矯正出来るが、新卒・上京したての先生相手だとかなり辛そう…) ・朝は忙しいから朝食を用意しろ、起こしに来い!(教師が起こすことを了承してしまった事例もある。その子供は&bold(){大学生}) ・ウチの子に絶対に怪我させないと念書を書け ・運動場で怪我したのは誰かが押したからに決まってる。ウチの子が転ぶわけない!(お宅の子はASIMO((自動二足歩行ロボット))か) ・ウチの子は塾で忙しいから授業中は寝かせてあげて(成績悪くなってもいいのかな!?) ・・ちなみに無理を通してこれを実現させたという話もあり、その子供の話は映画化もしている。成績最低から慶応に受かるまでを描いた「ビリギャル」という映画である ・ウチの子がガラスを割ったけど、元々ひび入ってたんじゃない?絶対に弁償しません(壊れかけでも最終的に壊した人が悪いのでは…) ・授業参観のプリントを子供が私に渡さなかった。そんな大事なものを子供に持たせるなんてなんのつもりだ!?(見せなかった子供に言え!) ・卒業アルバムにうちの子が少ない。同じ金払ってんだぞ!? ・ウチの子を○○大に絶対合格させると念書を書け(むしろ子供には大学に行くための教育がプレッシャーになり、後々荒れることは想像に難くない) ・ウチの子は自己紹介が苦手だから始業式は休ませます(多分後日一人だけやることになりますよ) ・修学旅行は子供が心配だから私も付いていきます ・修学旅行は家族で行きたいので現地では私たちと行動させます(旅行とはいえ教育の一環なのでダメです) ・給食費は払ってるんだから「いただきます」なんて乞食みたいな事言わせるな!(「いただきます」は本来食材となる動植物に向けて「命を頂きます」という意味なのだが…) ・ウチの子がピアスを注意されたが、ファッションまで口出しすることはないだろう!(校則ですから) ・ウチの子は絶対に医者にするから、音楽や体育や図工の時間には算数のドリルをさせろ。(医者だって体力作りは必要だと思うんだが) ・義務教育なんだから絶対に学費も給食費も払いませんからね!(また、家計がつらいと言いつつ子供の携帯料金は払う) ・校庭の桜の花びらが車庫に飛んでくる!掃除してすぐ切れ!(文句は風に言ってくれ。) ・お前ら税金で仕事してるんだから残業するな!(余計なクレームで仕事増やしといてよくそんな事が言えるな⁉️他の公務員の方々やサラリーマンに同じ事言えるのか?) ・・余談だが教師に残業代が支払われないのはザラである。 ・私服だと毎日洗濯するのが大変だから制服にしろ!(学校の自由だろ) ・制服だと地味だし個性がなくなるから私服にしろ!(これも学校の自由だろ) ・・関連して、『小学校が制服を採用するにあたって、不審者から「○○小でしょ?」と声をかけられるかもしれない!やめろ!』という事例もあった ・流行っているゲームが買えなくて子供が可哀想。学校が配布しろ!(買ってやれよ) ・ウチの子の成績が悪いのは教師が妬んでいるからだから辞めさせろ!(人のせいにするな) ・ウチの子が委員長ではないのはおかしい! ・ウチの子の名前を読み間違えるな!(この手のはどうもDQNネームに多い模様。正しい名前の呼び方を伝えに来るだけならば問題はないが…) ・ウチの子が皆から無視されたり、はぶられたりしている!いじめだ!(本当にいじめならまだしもモンペの子供らしく周りに迷惑をかけるなど子供側に問題があったり、モンペと関わりたくない親が自分の子供に指示することがあり自業自得な場合) ・ウチの子が体調不良で運動会に参加できなかったぞ。やり直せ!→包丁持って校長を脅し夫婦揃って逮捕(なおこの夫婦は以前から犯罪スレスレの奇行を度々やっていた模様) ・休日に、子供たちだけで水族館に出かける計画がある。学校側で付き添いをしろ(学校関係ないしお前が行け) ・うちの子は小学校2年生レベルの学習は理解しているから、うちの子だけ算数の時間に違う勉強をさせてほしい。(義務教育って知ってます?)←&color(red){new!} etc… このような親がいるとは信じられないかもしれないが、多少の誇張はあったとしてもおおよそ事実である。 クレームの時点では犯罪ではないからニュース等でも取り上げにくいし、警察も動けないのだ。 一応、子供が登校中に転んで怪我した治療費を払え、と迫った親は捕まった事例もあるが、正直理不尽かつ脅迫に近かったためなので簡単にあしらえるという訳ではない。 また民事裁判を起こす例もあり、有名なものでは ・母親が赤ん坊を公園のベンチに置いて立ち話→子供は転がり落ちツツジの木に刺さって落命→両親が公園の管理元である市を訴え、敗訴 と言うケースがある。 中には親が公人なのにモンペと化す例もあり、 ◆鳩山春子(鳩山由紀夫元首相の曽祖母で教育者、共立女子大創立者) 息子の一郎(のちの首相)が全寮制の旧制高校に入る際、「宅での教育は行き届いております、一郎に寄宿舎入りを免じて頂けないでしょうか」と校長にねじ込んだものの校長に「それじゃ学校を辞められたらようございましょ」と一蹴された。 また、鳩山家の書生上がりの代議士で一郎の後輩が一郎ともめて殴られた際、後輩の方を怒っている。 ◆石坂啓(漫画家) 息子の学校に乗り込み「自分は物書きだ、世間に公表されたいのか」とねじ込む といった例もある。 追記・修正は、クレーマー対応に慣れた先生か、モンペの方以外お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,18) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - リセットしました -- 名無しさん (2020-07-18 16:14:24) - 子供のためだから要求が通ると本気で思ってるタイプと教師や学校に攻撃したいからクレームを口実にするタイプに別れると思う。後者は本当に手の付けようが無いね。 -- 名無しさん (2021-08-28 00:39:19) - 只のモンスターだな -- 名無しさん (2021-11-20 20:00:20) - 、『小学校が制服を採用するにあたって、不審者から「○○小でしょ?」と声をかけられるかもしれない!やめろ!』という事例もあった>これに関しては一定の正当性はあると思うんだけども… -- 名無しさん (2021-11-20 20:10:48) - ↑アルバムもギリギリか?… -- 名無しさん (2024-01-27 23:21:36) - ↑2確かに私立の小学校だと裕福な家の子と判断されて誘拐のリスクがあるとか、同じ学校に通う有名人(の子供)の情報を聞き出そうとするマスコミやファンとかありそうだしな -- 名無しさん (2024-01-27 23:37:07) #comment #areaedit(end) }

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