「柳生十兵衛死す(石川版)」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら
「柳生十兵衛死す(石川版)」(2023/11/01 (水) 18:45:28) の最新版変更点
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&font(#6495ED){登録日}：2010/06/09(水) 22:50:41
&font(#6495ED){更新日}：&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}：約 4 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
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「柳生十兵衛死す」は山田風太郎の書いた小説で、本作はそれをコミカライズした作品。
山田風太郎で柳生十兵衛で[[石川賢]]と来たら、一部の人間は否が応にも[[魔界転生>魔界転生(石川版)]]を思い浮かべて不安な気持ちになるが、柳生十兵衛死すは魔界転生みたいに怪物は出てこないし、虚無なルートにも行かないので安心。
本作ではちゃんと刀を活用してアクションを繰り広げるので、その点も安心。
でもまぁ、石川先生だからねぇ……
◆あらすじ
天下無敵の剣士、柳生十兵衛が死んだ。
だが、十兵衛は左の目が潰れていたハズなのに発見された十兵衛の遺体は右の目が潰れていた。これは一体…
以下はこの顛末に至る物語。
十兵衛が地元で能を見ていたら、なんか次元を越えて忍者軍団が攻めてきた。
本人達が言うにはその忍者軍団は徳川軍で、指揮しているのは徳川家康。
そんで忍者と交戦してたら、いつの間にやら忍者達の次元に引きずりこまれた。
なんか周りを見回すと風景がおかしい、どうおかしいかと言うと、&font(#0000ff){空に木造の巨大戦艦が飛んでたりしてる。}
家康曰く
&font(#ff0000){「この時代は！忍びが天下を取った江戸時代じゃあ！！」}
なぜ家康が十兵衛の命を狙うのかというと、「二人の」柳生十兵衛がこの忍びの時代を消滅させる男だからなんだって。
時代そのものが敵、生き残れるのか十兵衛！
忍びの江戸時代がどういう物かわかり辛いという人の中で、[[新ゲッターロボ]]を見ている人がいるならば、黒平安京編を思い浮かべるといい。
……さて、このあらすじのどの辺までが原作通りかと言うと、「能を見ていた」あたりまで原作通り。
物語全体のページ数で比較すると、&font(#ff0000){約1000ページ中30ページくらいが原作通り。}
あとは全部石川先生の創作。
もはや原作ブレイクっていうレベルじゃないが、それでもこの作品はスゴいし面白い。
どうスゴいかと言うと、まず設定が凄い。
柳生十兵衛死すはタイムスリップ、あるいはパラレルワールドの存在が物語の鍵だが、それには時空間移動の為の方法が必要になる。
同じ石川作品でも[[ゲッターロボ・サーガ]]なんかだと、少しでもミスを起こしたら星雲がぶっ飛ぶ！とか言ってるのに、柳生十兵衛死すだとめっちゃお手軽。
本作の方法はズバリ、&font(#ff0000){能}である。
「影能」と呼ばれる能を舞うことによって時空間を行き来できるのだ。伝統芸能半端ねぇ
そして登場人物も凄い、どいつもこいつも忍者。家康は言うに及ばず、秀忠や家光も忍者。
それどころか[[本多忠勝>本多忠勝(戦国武将)]]や[[佐々木小次郎>佐々木小次郎(剣豪)]]まで忍者。
あとこの作品はスーパー山田風太郎大戦。例えば…
甲賀十人衆＆伊賀十人衆が組んだスーパー[[バジリスク>バジリスク～甲賀忍法帖～]]軍団vs柳生十兵衛とか無茶苦茶なドリームマッチ組んだり平気でするし、喇嘛（ラマ)仏も出る。
剣鬼・喇嘛仏
技術力もスゴい。ラピュタみたいに浮かんでる江戸城を筆頭に、空飛ぶ戦艦やら爆雷やらガンブレードにガトリングガンまである。
石川作品ならいつもの事だけど。
遥か未来の宇宙戦艦で改造されて、ミサイルやらドリルやらレーザーが付いたメカ宮本武蔵などはもうどういう反応をしていいかわからん。
色々とスゴい所を挙げたが、一番スゴいのは主人公の柳生十兵衛。
何をしても「技」の一言で済ませられる。鉄塊を刀でぶった斬るのも技だし、分身して二人に増えるのも技。
というか単純にめっちゃ強い、不死身の薬師寺典膳も十兵衛の手にかかったら余りの火力に磨り潰された。
「俺の刀切っ先の届く奴はすべて斬る、切っ先の届かない奴も殺す！」と十兵衛が敵の忍者共をバッサバッサ斬り捨てるシーンは爽快。
その無敵の活躍っぷりは[[岩鬼将造]]に匹敵するだろう。
「柳生十兵衛死す」ってタイトルなのに全く死ぬ気がしない。
そんな「柳生十兵衛死す」だが、終わり方はいつもの終わり方。
単行本で大量に描き足してもまだ終わらないあたりさすがケン・イシカワ。
ラストで一字一句違わず
「戦いはこれからだ！」って叫ぶ、まさにお手本。
それでもちゃんと最後まで勢いのある面白さは続くので、決して読んで損する事はない。
#include(テンプレ２)
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- 結局「ドワォ」な内容なわけね・・・・・。 -- 名無しさん (2013-12-18 17:44:53)
- ↑だがそれがいい -- 名無しさん (2014-05-05 09:55:59)
- そして原作者が認めているんだから。 -- 名無しさん (2014-05-05 10:36:15)
- あの人の双子説はどうなんだろう -- 名無し (2014-07-26 17:49:06)
- 忍の家康の正体が割れた時点で、もうちょいページ数あれば話畳めた気がしないでもなかったんだがなあ… -- 名無しさん (2014-08-09 14:59:39)
- タイトルに偽りあり(笑) -- 名無しさん (2014-08-27 01:07:06)
- コレだけ見たことないんだよな、コンビニコミックででないかな？ -- 名無しさん (2014-11-28 20:23:07)
- 対山風忍者戦のドワォっぷりが小気味良い作品。特に火炎使いに破軍坊を引っ張って来るセンスとか頭がおかしい（褒め言葉） -- 名無しさん (2014-11-29 16:04:30)
- けっきょく二人十兵衛って魅力の一つがオミットされちゃったのはチョット複雑なところだけどな……こちら側の十兵衛があちら側の十兵衛の遺志を受け継いで果てしなき闘いに挑む、ってな感じでﾅﾝﾄｶ活用できんかったんだろうか？ 惜しまれてならん -- 流浪牙-NAGARE@KIBA- (2015-01-30 20:11:53)
- 新ゲの黒平安京がやたら「十兵衛そっくり」って言われてるから調べたが面白そうだな、今からでも手に入るだろうか?ゲッターから石川世界に入った俺にはいつもの事だが、他の人たちに比べて出遅れ感があるんだよなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-02-05 22:31:09)
- 能で時空間を飛ぶって発想はいいと思う。 -- 名無しさん (2015-02-05 22:35:06)
- ↑×2 リイド社の復刻版は刊行されたの結構前だけど、Amazonで新品の在庫あるようだしまだ大丈夫じゃないかな -- 名無しさん (2015-03-23 19:03:07)
- ↑×２ でも能でタイムリープは石川版じゃなくて原作からの設定なんだよなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-07-13 23:40:33)
- 主人公の死から物語が始まるって結構衝撃的だったが、予想通りいつものドワォENDだったなwでも絵や話の勢いや迫力も期待以上で読んでよかった -- 名無しさん (2015-09-08 19:23:38)
- リイド社がコンビニコミックで発刊したぞ。皆の者、買いにゆけい！ -- (2015-09-20 01:28:53)
- 惜しいのう、うまくすれば応永満巌（ゲッター1）、慶安三巌（ドラゴン）、転生ルシュ・ファル -- 名無しさん (2015-10-02 11:51:24)
- （続き）転生ルシュ・ファル（真あるいはゲッペラー）まで召喚してより一層ズオのドワオになってたろうに -- 名無しさん (2015-10-02 11:56:38)
- 結局何が死因なんだっけ十兵衛 -- 名無しさん (2015-10-02 11:58:23)
- 読んでみたけど「忍びの家康」の謎が明かされたシーンの衝撃は凄かったな。面白かった -- 名無しさん (2015-10-24 15:17:26)
- 「能でタイムトリップ」「分身する十兵衛」とかちょろちょろ原作沿いなのにイシカワワールドでも違和感ないな -- 名無しさん (2016-09-22 12:25:25)
- 読み直してて気づいたけど武蔵改造したのって真ゲでブライ大帝改造した連中と同じに見える -- 名無しさん (2018-05-13 18:46:34)
- ↑↑俺らだったらいいとこ「能で英霊憑依」程度しか思い付けんのに……山風先生はただもんじゃあないですな…… -- 名無しさん (2019-09-07 21:01:32)
- 「虚無なルートにも行かないので安心」……虚無なルートに行かない……？（首ひねり -- 名無しさん (2021-02-04 12:22:30)
- カオスwww -- 名無しさん (2021-07-17 06:49:44)
#comment
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「柳生十兵衛死す」は山田風太郎の書いた小説で、本作はそれをコミカライズした作品。
山田風太郎で柳生十兵衛で[[石川賢]]と来たら、一部の人間は否が応にも[[魔界転生>魔界転生(石川版)]]を思い浮かべて不安な気持ちになるが、柳生十兵衛死すは魔界転生みたいに怪物は出てこないし、虚無なルートにも行かないので安心。
本作ではちゃんと刀を活用してアクションを繰り広げるので、その点も安心。
でもまぁ、石川先生だからねぇ……
◆あらすじ
天下無敵の剣士、柳生十兵衛が死んだ。
だが、十兵衛は左の目が潰れていたハズなのに発見された十兵衛の遺体は右の目が潰れていた。これは一体…
以下はこの顛末に至る物語。
十兵衛が地元で能を見ていたら、なんか次元を越えて忍者軍団が攻めてきた。
本人達が言うにはその忍者軍団は徳川軍で、指揮しているのは徳川家康。
そんで忍者と交戦してたら、いつの間にやら忍者達の次元に引きずりこまれた。
なんか周りを見回すと風景がおかしい、どうおかしいかと言うと、&font(#0000ff){空に木造の巨大戦艦が飛んでたりしてる。}
家康曰く
&font(#ff0000){「この時代は！忍びが天下を取った江戸時代じゃあ！！」}
なぜ家康が十兵衛の命を狙うのかというと、「二人の」柳生十兵衛がこの忍びの時代を消滅させる男だからなんだって。
時代そのものが敵、生き残れるのか十兵衛！
忍びの江戸時代がどういう物かわかり辛いという人の中で、[[新ゲッターロボ]]を見ている人がいるならば、黒平安京編を思い浮かべるといい。
……さて、このあらすじのどの辺までが原作通りかと言うと、「能を見ていた」あたりまで原作通り。
物語全体のページ数で比較すると、&font(#ff0000){約1000ページ中30ページくらいが原作通り。}
あとは全部石川先生の創作。
もはや原作ブレイクっていうレベルじゃないが、それでもこの作品はスゴいし面白い。
どうスゴいかと言うと、まず設定が凄い。
柳生十兵衛死すはタイムスリップ、あるいはパラレルワールドの存在が物語の鍵だが、それには時空間移動の為の方法が必要になる。
同じ石川作品でも[[ゲッターロボ・サーガ]]なんかだと、少しでもミスを起こしたら星雲がぶっ飛ぶ！とか言ってるのに、柳生十兵衛死すだとめっちゃお手軽。
本作の方法はズバリ、&font(#ff0000){能}である。
「影能」と呼ばれる能を舞うことによって時空間を行き来できるのだ。伝統芸能半端ねぇ
そして登場人物も凄い、どいつもこいつも忍者。家康は言うに及ばず、秀忠や家光も忍者。
それどころか[[本多忠勝>本多忠勝(戦国武将)]]や[[佐々木小次郎>佐々木小次郎(剣豪)]]まで忍者。
あとこの作品はスーパー山田風太郎大戦。例えば…
甲賀十人衆＆伊賀十人衆が組んだスーパー[[バジリスク>バジリスク～甲賀忍法帖～]]軍団vs柳生十兵衛とか無茶苦茶なドリームマッチ組んだり平気でするし、喇嘛（ラマ)仏も出る。
剣鬼・喇嘛仏
技術力もスゴい。ラピュタみたいに浮かんでる江戸城を筆頭に、空飛ぶ戦艦やら爆雷やらガンブレードにガトリングガンまである。
石川作品ならいつもの事だけど。
遥か未来の宇宙戦艦で改造されて、ミサイルやらドリルやらレーザーが付いたメカ宮本武蔵などはもうどういう反応をしていいかわからん。
色々とスゴい所を挙げたが、一番スゴいのは主人公の柳生十兵衛。
何をしても「技」の一言で済ませられる。鉄塊を刀でぶった斬るのも技だし、分身して二人に増えるのも技。
というか単純にめっちゃ強い、不死身の薬師寺典膳も十兵衛の手にかかったら余りの火力に磨り潰された。
「俺の刀切っ先の届く奴はすべて斬る、切っ先の届かない奴も殺す！」と十兵衛が敵の忍者共をバッサバッサ斬り捨てるシーンは爽快。
その無敵の活躍っぷりは[[岩鬼将造]]に匹敵するだろう。
「柳生十兵衛死す」ってタイトルなのに全く死ぬ気がしない。
そんな「柳生十兵衛死す」だが、終わり方はいつもの終わり方。
単行本で大量に描き足してもまだ終わらないあたりさすがケン・イシカワ。
ラストで一字一句違わず
「戦いはこれからだ！」って叫ぶ、まさにお手本。
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- 結局「ドワォ」な内容なわけね・・・・・。 -- 名無しさん (2013-12-18 17:44:53)
- ↑だがそれがいい -- 名無しさん (2014-05-05 09:55:59)
- そして原作者が認めているんだから。 -- 名無しさん (2014-05-05 10:36:15)
- あの人の双子説はどうなんだろう -- 名無し (2014-07-26 17:49:06)
- 忍の家康の正体が割れた時点で、もうちょいページ数あれば話畳めた気がしないでもなかったんだがなあ… -- 名無しさん (2014-08-09 14:59:39)
- タイトルに偽りあり(笑) -- 名無しさん (2014-08-27 01:07:06)
- コレだけ見たことないんだよな、コンビニコミックででないかな？ -- 名無しさん (2014-11-28 20:23:07)
- 対山風忍者戦のドワォっぷりが小気味良い作品。特に火炎使いに破軍坊を引っ張って来るセンスとか頭がおかしい（褒め言葉） -- 名無しさん (2014-11-29 16:04:30)
- けっきょく二人十兵衛って魅力の一つがオミットされちゃったのはチョット複雑なところだけどな……こちら側の十兵衛があちら側の十兵衛の遺志を受け継いで果てしなき闘いに挑む、ってな感じでﾅﾝﾄｶ活用できんかったんだろうか？ 惜しまれてならん -- 流浪牙-NAGARE@KIBA- (2015-01-30 20:11:53)
- 新ゲの黒平安京がやたら「十兵衛そっくり」って言われてるから調べたが面白そうだな、今からでも手に入るだろうか?ゲッターから石川世界に入った俺にはいつもの事だが、他の人たちに比べて出遅れ感があるんだよなぁ・・・ -- 名無しさん (2015-02-05 22:31:09)
- 能で時空間を飛ぶって発想はいいと思う。 -- 名無しさん (2015-02-05 22:35:06)
- ↑×2 リイド社の復刻版は刊行されたの結構前だけど、Amazonで新品の在庫あるようだしまだ大丈夫じゃないかな -- 名無しさん (2015-03-23 19:03:07)
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- リイド社がコンビニコミックで発刊したぞ。皆の者、買いにゆけい！ -- (2015-09-20 01:28:53)
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- 結局何が死因なんだっけ十兵衛 -- 名無しさん (2015-10-02 11:58:23)
- 読んでみたけど「忍びの家康」の謎が明かされたシーンの衝撃は凄かったな。面白かった -- 名無しさん (2015-10-24 15:17:26)
- 「能でタイムトリップ」「分身する十兵衛」とかちょろちょろ原作沿いなのにイシカワワールドでも違和感ないな -- 名無しさん (2016-09-22 12:25:25)
- 読み直してて気づいたけど武蔵改造したのって真ゲでブライ大帝改造した連中と同じに見える -- 名無しさん (2018-05-13 18:46:34)
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- カオスwww -- 名無しさん (2021-07-17 06:49:44)
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