アルティメット(映画)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/09/06(木) 00:47:46 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){NO CG! NO STUNT! NO WIRE!}} #center(){&font(#ff0000){アクション、極まる!}} アルティメットは、2004年のフランスのアクション映画。 制作・脚本は「トランスポーター」などを手がけたリュック・ベッソン。 近未来のフランス、隔離されたスラム街を舞台に繰り広げられるバトル・アクション映画。 ---- #contents(fromhere) ---- *ストーリー 2010年、近未来のパリ。 パリ郊外の荒廃したスラム街・バンリュー13は、秩序に囚われないギャングや放浪者の集う無法地帯と化していた。 銃を持ったアウトローが街を闊歩し、ギャングが縄張りをめぐって殺し合いを続けるこの街を、もはや警察ではどうすることもできなかった。 そんな街で、一人[[正義]]の戦いに身を投じる者がいた。 彼の名はレイト。レイトはギャングの取引を潰し、ドラッグの流通を妨害していた。 しかしその行動はバンリューを支配するギャングの頭・タハに目をつけられてしまう。 ドラッグの取引を潰されたタハはレイトの妹・ローラをさらい人質とすることで彼の行動を止めようとするが、レイトは逆にタハの居城を突き止め、彼の身柄を警察へとつき出す。 バンリューの悪のトップと言えるタハが捕らえられたことで事態は収束したかに見えたが、警察はなんとタハを開放してしまう。 警察はタハのグループとグルだったのだ。 逆にレイトは逮捕され、刑務所へと送られてしまった…。 6ヶ月後。 凄腕の潜入捜査官・ダミアンは、上層部からある任務を命じられる。 その任務とは、バンリュー13への潜入だった。 彼の任務は、バンリュー13内部で強奪された新型の中性子爆弾を発見すること。 しかも運の悪いことに、中性子爆弾は強奪者の手によりタイマーを起動されているという。 ダミアンは収監されていたレイトとコンビを組み、バンリュー13へと潜入を開始した。 しかし、レイトはダミアンが早々に潜入捜査官であることを見抜き、彼を信用しようとしない。 だが、ダミアンにはバンリューを熟知するレイトがどうしても必要だった。 タハの元にたどり着き、攫われた妹を取り返したいレイト。 任務に従い、中性子爆弾を発見・解除したいダミアン。 この凸凹コンビは果たして、互いの目的を果たすことができるのか? *作品について 冒頭のキャッチコピーにもあった通り、基本は「マッハ!!!!!!!!」等と同様のアクションで魅せるタイプの映画である。 本作のウリは作中随所で繰り広げられるパルクール(フリーランニング)の要素を組み込んだアクションであり、パルクールの創始者であるダヴィッド・ベルの繰り出すアクションはまさに&font(#ff0000){&bold(){超絶技巧。}} 特に冒頭でタハの手下と繰り広げる逃走劇は&font(#ff0000){&bold(){「伝説」と言っても過言ではない。}} またダミアン役のシリル・ラファエリも、ダヴィッドに負けず劣らずの身のこなしを見せてくれる。 ただ、アクションは凄まじいもののそれ以外の部分ははっきり言ってお粗末。 ストーリーに関してはいい加減であり「YAMAKASI」「トランスポーター」などのベッソン作品にありがちなポップコーン・ムービーの域を出ておらず、 しかも中盤以降はアクションの頻度が激減して勢いが失速してしまう。 ストーリーの突っ込みどころの多さもひどく、勢いの失速も相まって気になる人には辛いかも。 っていうか、近未来設定にしたのって&bold(){中性子爆弾使いたかっただけなんと違うか} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){仲間割れの喧嘩をクライマックスに持ってくるのは流石に斬新すぎやしませんか…?}}} 総合すると、突っ込みどころは気になるし中盤の中だるみはキツイと、決して映画としていい出来とは言い難い。 しかし、何度も言うがアクションの出来は映画界を見渡しても最高クラス。 暇な週末に、レンタル屋で100円ぐらいでレンタルして楽しむのがちょうどいいだろう。 パルクール創始者が自ら披露する、神技の数々をとくとご覧あれ。 *キャラクター -&bold(){レイト}(演:ダヴィッド・ベル) 荒廃したバンリューでマフィアに立ち向かう正義の人。 ドラッグの取引を潰して回っていた。 その神業的な身のこなしと格闘のセンスで、銃器を持った敵にもひるまずに立ち向かっていく。 ダミアンが潜入捜査官であることを見抜き、彼を信用しようとしない。 -&bold(){ダミアン}(演:シリル・ラファエリ) 凄腕の潜入捜査官。 何者かに強奪された中性子爆弾の発見とタイマーの解除を命じられ、バンリュー13に潜入する。 こちらもレイトに負けず劣らずの戦闘能力の持ち主であり、違法賭博場を守っていた10人以上の銃器持ちの荒くれを&bold(){素手の格闘術でほとんど瞬殺、} 床に落ちていた予備弾倉を敵にあえて拾わせて隙を突く、敵の落とした銃をとっさに拾い上げ反撃に使うなど、優れた判断力を見せる。 これでもレイト曰く&bold(){「教科書戦法」}らしい。どうなってんだパリ警察の教科書は。 囚人になりすまして護送中のレイトを解放、バンリューへの道案内を頼むが断られてしまう。 説得をなかなか聞き入れてもらえない苦労の人。 -&bold(){タハ}(演:ラルビ・ナセリ) バンリューを仕切るマフィアのトップに立つ老人。 短気であり、ヘマをやらかした部下はすぐ殺してしまう。 買収していた警察を利用してまんまとレイトの手から脱出し、ローラを麻薬漬けにして飼い慣らしていた外道。 -&bold(){K2}(演:トニー・ダマリオ) タハの部下。大柄な坊主頭の男。 タハの命令を受け、レイトを捕らえるべく部下を引き連れてレイトを強襲するもあしらわれてしまう。 その後、ローラを人質にレイトをおびき出すことを画策するが…? -&bold(){ローラ}(演:ダニー・ヴェリッシモ) レイトの妹。スーパーで働いていたところをK2に拉致される。 一度はレイトに助け出されるが、解放されたタハに再び拉致され、麻薬漬けにされて飼われてしまう。 マフィアの荒くれどもに対しても一歩も引かない強気な性格の持ち主。 *余談 -原題は「Banlieue 13(バンリュー13)」、英語圏では「District 13(13地区)」の題名で公開された。&br()&s(){邦題の「アルティメット」ってどこから出てきたんだ} -2010年が過ぎたが、&bold(){当然バンリュー13は出現しなかった。} -続編に「アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ」がある。 「追記・修正は?」 「出たとこ勝負だ」 「それは追記・修正とは言わねぇ!!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 言うほど中弛みは気にならなかったけどね、おもしろかった -- 名無し (2014-11-14 00:39:49) - リメイク版だと最後、黒幕を暴いて事件が解決した後にギャングのボスが何のお咎めも無くしれっと市長選に立候補してて唖然としたわ。上記のタハ同様、失敗した部下を何の躊躇いも無く殺すような奴だったのに、終盤、主人公達に協力しただけで完全に善人扱いされてたのは完全に欺瞞かつ偽善だろ。中弛みよりそっちの方がはるかに問題。 -- 名無しさん (2019-07-03 15:30:41) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2012/09/06(木) 00:47:46 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#ff0000){NO CG! NO STUNT! NO WIRE!}} #center(){&font(#ff0000){アクション、極まる!}} アルティメットは、2004年のフランスのアクション映画。 制作・脚本は「トランスポーター」などを手がけたリュック・ベッソン。 近未来のフランス、隔離されたスラム街を舞台に繰り広げられるバトル・アクション映画。 ---- #contents(fromhere) ---- *ストーリー 2010年、近未来のパリ。 パリ郊外の荒廃したスラム街・バンリュー13は、秩序に囚われないギャングや放浪者の集う無法地帯と化していた。 銃を持ったアウトローが街を闊歩し、ギャングが縄張りをめぐって殺し合いを続けるこの街を、もはや警察ではどうすることもできなかった。 そんな街で、一人[[正義]]の戦いに身を投じる者がいた。 彼の名はレイト。レイトはギャングの取引を潰し、ドラッグの流通を妨害していた。 しかしその行動はバンリューを支配するギャングの頭・タハに目をつけられてしまう。 ドラッグの取引を潰されたタハはレイトの妹・ローラをさらい人質とすることで彼の行動を止めようとするが、レイトは逆にタハの居城を突き止め、彼の身柄を警察へとつき出す。 バンリューの悪のトップと言えるタハが捕らえられたことで事態は収束したかに見えたが、警察はなんとタハを開放してしまう。 警察はタハのグループとグルだったのだ。 逆にレイトは逮捕され、刑務所へと送られてしまった…。 6ヶ月後。 凄腕の潜入捜査官・ダミアンは、上層部からある任務を命じられる。 その任務とは、バンリュー13への潜入だった。 彼の任務は、バンリュー13内部で強奪された新型の中性子爆弾を発見すること。 しかも運の悪いことに、中性子爆弾は強奪者の手によりタイマーを起動されているという。 ダミアンは収監されていたレイトとコンビを組み、バンリュー13へと潜入を開始した。 しかし、レイトはダミアンが早々に潜入捜査官であることを見抜き、彼を信用しようとしない。 だが、ダミアンにはバンリューを熟知するレイトがどうしても必要だった。 タハの元にたどり着き、攫われた妹を取り返したいレイト。 任務に従い、中性子爆弾を発見・解除したいダミアン。 この凸凹コンビは果たして、互いの目的を果たすことができるのか? *作品について 冒頭のキャッチコピーにもあった通り、基本は「マッハ!!!!!!!!」等と同様のアクションで魅せるタイプの映画である。 本作のウリは作中随所で繰り広げられるパルクール(フリーランニング)の要素を組み込んだアクションであり、パルクールの創始者であるダヴィッド・ベルの繰り出すアクションはまさに&font(#ff0000){&bold(){超絶技巧。}} 特に冒頭でタハの手下と繰り広げる逃走劇は&font(#ff0000){&bold(){「伝説」と言っても過言ではない。}} またダミアン役のシリル・ラファエリも、ダヴィッドに負けず劣らずの身のこなしを見せてくれる。 ただ、アクションは凄まじいもののそれ以外の部分ははっきり言ってお粗末。 ストーリーに関してはいい加減であり「YAMAKASI」「トランスポーター」などのベッソン作品にありがちなポップコーン・ムービーの域を出ておらず、 しかも中盤以降はアクションの頻度が激減して勢いが失速してしまう。 ストーリーの突っ込みどころの多さもひどく、勢いの失速も相まって気になる人には辛いかも。 っていうか、近未来設定にしたのって&bold(){中性子爆弾使いたかっただけなんと違うか} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){仲間割れの喧嘩をクライマックスに持ってくるのは流石に斬新すぎやしませんか…?}}} 総合すると、突っ込みどころは気になるし中盤の中だるみはキツイと、決して映画としていい出来とは言い難い。 しかし、何度も言うがアクションの出来は映画界を見渡しても最高クラス。 暇な週末に、レンタル屋で100円ぐらいでレンタルして楽しむのがちょうどいいだろう。 パルクール創始者が自ら披露する、神技の数々をとくとご覧あれ。 *キャラクター -&bold(){レイト}(演:ダヴィッド・ベル) 荒廃したバンリューでマフィアに立ち向かう正義の人。 ドラッグの取引を潰して回っていた。 その神業的な身のこなしと格闘のセンスで、銃器を持った敵にもひるまずに立ち向かっていく。 ダミアンが潜入捜査官であることを見抜き、彼を信用しようとしない。 -&bold(){ダミアン}(演:シリル・ラファエリ) 凄腕の潜入捜査官。 何者かに強奪された中性子爆弾の発見とタイマーの解除を命じられ、バンリュー13に潜入する。 こちらもレイトに負けず劣らずの戦闘能力の持ち主であり、違法賭博場を守っていた10人以上の銃器持ちの荒くれを&bold(){素手の格闘術でほとんど瞬殺、} 床に落ちていた予備弾倉を敵にあえて拾わせて隙を突く、敵の落とした銃をとっさに拾い上げ反撃に使うなど、優れた判断力を見せる。 これでもレイト曰く&bold(){「教科書戦法」}らしい。どうなってんだパリ警察の教科書は。 囚人になりすまして護送中のレイトを解放、バンリューへの道案内を頼むが断られてしまう。 説得をなかなか聞き入れてもらえない苦労の人。 -&bold(){タハ}(演:ラルビ・ナセリ) バンリューを仕切るマフィアのトップに立つ老人。 短気であり、ヘマをやらかした部下はすぐ殺してしまう。 買収していた警察を利用してまんまとレイトの手から脱出し、ローラを麻薬漬けにして飼い慣らしていた外道。 -&bold(){K2}(演:トニー・ダマリオ) タハの部下。大柄な坊主頭の男。 タハの命令を受け、レイトを捕らえるべく部下を引き連れてレイトを強襲するもあしらわれてしまう。 その後、ローラを人質にレイトをおびき出すことを画策するが…? -&bold(){ローラ}(演:ダニー・ヴェリッシモ) レイトの妹。スーパーで働いていたところをK2に拉致される。 一度はレイトに助け出されるが、解放されたタハに再び拉致され、麻薬漬けにされて飼われてしまう。 マフィアの荒くれどもに対しても一歩も引かない強気な性格の持ち主。 *余談 -原題は「Banlieue 13(バンリュー13)」、英語圏では「District 13(13地区)」の題名で公開された。&br()&s(){邦題の「アルティメット」ってどこから出てきたんだ} -2010年が過ぎたが、&bold(){当然バンリュー13は出現しなかった。} -続編に「アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ」がある。 「追記・修正は?」 「出たとこ勝負だ」 「それは追記・修正とは言わねぇ!!」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 言うほど中弛みは気にならなかったけどね、おもしろかった -- 名無し (2014-11-14 00:39:49) - リメイク版だと最後、黒幕を暴いて事件が解決した後にギャングのボスが何のお咎めも無くしれっと市長選に立候補してて唖然としたわ。上記のタハ同様、失敗した部下を何の躊躇いも無く殺すような奴だったのに、終盤、主人公達に協力しただけで完全に善人扱いされてたのは完全に欺瞞かつ偽善だろ。中弛みよりそっちの方がはるかに問題。 -- 名無しさん (2019-07-03 15:30:41) #comment #areaedit(end) }

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