真希波・マリ・イラストリアス

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&font(#6495ED){登録日}:2009/07/17(金) 00:45:26 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &size(18){&font(#ffc0cd){君、いい匂いがする。LCLの匂いだ……。}} &size(18){&font(#ffc0cd){君……面白いね。}} &size(18){&font(#ffc0cd){じゃ、この事は他言無用で。ネルフのワンコ君。}} } &ruby(まきなみ){真希波}・マリ・イラストリアスとは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に登場するキャラクターである。 #region(目次) #contents #endregion *プロフィール 生年月日:不明 年齢:不明 身長:不明 血液型:不明 声優:[[坂本真綾]] *人物 [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]から登場する新ヒロイン。 紫掛かった髪と赤色の眼鏡が特徴の少女で、非常に好戦的かつ楽観的な性格をしており、 戦闘面では相手を倒すためなら自らの犠牲もいとわない、いわゆる「肉を切らせて骨を絶つ」戦法を得意としている。 *劇中での活躍 **[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]] 本作はエヴァ仮設5号機のパイロットであった彼女が、ユーロとロシアが管理する北極域に現れた使徒を迎撃するところから物語が始まる。   だがこの時が初の使徒戦だったにも関わらず、当の本人は操縦用グリップをがっちゃがっちゃ動かしつつ、 &font(#ffc0cd){「幸せはぁ〜歩いてこない〜♪」} と365歩のマーチを口ずさみながらエヴァを動かすという、リラックスムード全開だった。 戦闘中も &font(#ffc0cd){「いったぁい!すっげぇ痛いけど…面白いから、イイ!」} と、あくまでもマイペース。 その後、使徒を殲滅するために(加持の裏工作でもあるが)5号機は自爆。仮設5号機の活躍はこれっきりとなってしまう。 ちなみにこの時、彼女が着ていたプラグスーツは緑を基調としていて、試作品のため胸がキツかったらしい。 以降、物語は日本側に移り一旦出番も途絶えるが、中盤に入って日本への配属が決定。極秘潜入と称して学校の屋上にパラシュートで降下。  いつものようにラジカセを聴きながら呆けていたシンジと初遭遇する。シンジの事は「ネルフのワンコくん」と呼んでいた。 映像中でプラグスーツ以外の服装が見られるのは後にも先にもこの場面のみ。 そして終盤、最強の拒絶タイプ第10の使徒との戦闘時、第9の使徒戦後にとある理由で戦えないアスカの代わりに2号機を無断で持ち出し出撃。 圧倒的強さの第10の使徒の前に一度は敗北しかけるが、ここで裏コードなるもの使用し、2号機はビーストモードへと変貌。 勝利こそ出来なかったものの、桁違いの能力を発揮し零号機と共に第10の使徒に一撃を喰らわせた。 この時の強さは暴走時の初号機には一歩及ばないにしろ桁違いの強さを誇る。 なおこの裏コードの存在はミサトはおろか、あのリツコすら知らなかった機能で、 このことからもマリはエヴァに関してはかなり深いところまで知っていることが推察される。 そしてこの時のプラグスーツはピンク。サイズもピッタリだったらしく胸がたゆんたゆんしていた。 精神汚染の危険が高まるビーストモードを使った上にエヴァの脳みそ飛び出るほどボロボロに大破したにもかかわらず、 目立った重傷も精神汚染もなしとかなりタフでもある。 ある意味このマイペースさは精神汚染である。 他のチルドレン達と違い「エヴァに乗ること」を目的ではなく、自分の野望を達成するための手段としているようだ。 作中においてもエヴァに乗って戦う事を楽しいと感じているようで、戦いの痛みや苦しみも良しとしている風であり、ドM疑惑がかけられている。 **[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]] 対ネルフ組織「ヴィレ」に所属している専属パイロット。 14年後もエヴァの呪縛のせいなのか、容姿は変わらず、また性格も相変わらずマイペースなまま。 ただし眼鏡は破の終盤で破損したためか新調している。デュワ! 8つ目のピンク色専用機、エヴァ8号機に搭乗しており、主な専門は援護射撃。 しかしアスカからは「いっつも遅い」とぼやかれている。 なお彼女が搭乗する8号機はアクションがいちいち可愛い。 &font(#ffc0cd){「メンゴ!高度不足でお先!あとはセルフサービスで、よろpく~(おじぎ」} &font(#ffc0cd){「ラジャ!(サムズアップ」} 戦闘時の鼻歌も変わらず。 US作戦では&font(#ffc0cd){「ひっとりじゃないって~♪にゃーにゃにゃにゃにゃにゃにゃー♪」}と歌いまくりアスカに「鬱陶しい!」と怒られ、 Mark.09を迎撃する際は&font(#ffc0cd){「まとを~狙えば外さないよ~ん♪」}と狙い撃ちにした。 その一方で「アダムスの器」や「アダムスの生き残り」といった意味深な情報を知っており、 またアヤナミレイ(仮称)に&font(#ffc0cd){「あんたのオリジナルは随分愛想がよかった」}と言ったり、ゲンドウを「くん」付けで呼ぶなど謎めいた一面を見せた。 フォースインパクト発生時は、第13号機に取りついて泣きじゃくるシンジに姫(=エントリープラグで脱出したアスカ)を助けろと叱咤激励し、 プラグを引っこ抜いて彼を救出するが、カヲルの死を目の当たりにして廃人化した彼の耳には届かず、逆にアスカに助けられるという結末に終わっていた。 **[[漫画版>新世紀エヴァンゲリオン(漫画)]] ※「新世紀エヴァンゲリオン」コミックス最終巻エキストラエピソードのネタバレが含まれます。 #region(ネタバレ) セカンドインパクトが起きる1年前の1998年の京都大学。そこには冬月コウゾウ教授の教え子として16歳の少女がいた。 飛び級である「彼女」は碇ユイと六分儀ゲンドウの過ごす生活を見つめる。 今までは誰よりもトップの成績を収め、あげくには飛び級で京都大学で進学したが、そこで碇ユイに会うことになる。 しかし「彼女」には碇ユイを超えることが出来ず次第に「彼女」に嫉妬する事になるが、ユイのこと姿を追っていくうちに&bold(){[[ユイを愛するようになっていく>百合]]。 } そんなある日、ユイのミスで実験用のネズミを逃したときに一緒に捕まえるのを手伝うことになったが、その時に「彼女」の鞄から盗んだユイのメガネが飛び出してしまう。 言い逃れができなくなった「彼女」はその時に謝罪し、ユイへ募らせていた嫉妬と好意を告白する。 #center(){ &font(#ffc0cd){あたしの気持ちに気づいても、そうやって態度が変わらない所も} &font(#ffc0cd){わかっちゃったんでしょ} &font(#ffc0cd){&bold(){あたしが、あなたを 好きだってこと}} } ユイは「彼女」の事を許し、受け入れた。 そのメガネはユイから「彼女」へプレゼントされ、「彼女」は後日イギリスへと留学して行った。 ユイへの愛と、ゲンドウへの嫉妬を胸に秘めて。 #center(){ &font(#ffc0cd){先輩。あたし、ゲンドウくんとの幸せを願ってますよ} &font(#ffc0cd){遠い空の向こうから} その彼女の名は―… &bold(){真希波マリ。} } ちなみにこのエピソードの設定が新劇場版に反映されているものだとすれば、彼女の全ての謎が解ける上、&bold(){実年齢は『破』の時点で33歳、『Q』の時点で47歳だということになる。} 原作においても&bold(){アスカには父親が存在しない}((所謂「精子バンク」で提供された精子で産まれた子供。))という裏設定があり、彼女の「母親」が元々同性愛者であることを仮定すれば辻褄は全て合う。 ただし、全くの同一人物であるとも一概には言えず、[[綾波レイ]]と同じクローン((ただし彼女とは違いオリジナルの記憶をすべて保持した))か、一部手を加えられたデザインベビーであるという説も否定はできない。 #endregion **[[シン・エヴァンゲリオン劇場版:|&b(){|}>シン・エヴァンゲリオン劇場版:||]] アスカ不在の中、ヴィレ唯一の戦力として、パリのユーロネルフ跡地を復活させるためのパリカチコミ作戦に参加。 臨時の8号機を駆り、ネルフの操るエヴァMark.44A部隊やMark.4444C&44Bの部隊を相手に一騎当千の活躍をする。 そんな中でも、シンジを「必ず迎えに行く」と決意していた。 その後、第3村に滞在していたアスカとシンジの回収後、2人と再会。 AAAヴンダーの艦内ではアスカと同じ耐圧室(爆弾が仕掛けられている)で暮らし、他のクルーからは隔離されていた。なお、角度の関係でよく見えないがアスカ同様にDSSチョーカーも常時装着している。 そんな中でも、古今東西あらゆる本をコレクションして読み漁っていたため、暇には困らなかったようだ。 相変わらずアスカには必要以上の距離を詰めて鬱陶しがられているものの、人としての幸せを半ば捨てているアスカの孤独感を理解しており、彼女の心情に寄り添っている。 そして、ヤマト作戦の直前に14年ぶりにシンジと2度目の生の対面を果たし、&b(){ようやく自己紹介をした。} 『破』では屋上で会ったっきり、それ以降はエヴァに搭乗して顔を合わせていないためまともに会話したのは今回が初めて。 彼の匂いを嗅いで「大人の香り」を感じ取り、更にアスカの望む「答え」にも導き出したことから彼の成長に感心する。 ヤマト作戦ではオーバーラッピング対応型の改8号機に搭乗。アスカとの抜群のコンビネーションでMark.07の群れを蹴散らした。 そして、第13号機の腕ユニットを相手してアスカには第13号機の起動停止に向かわせたが、それらは全てゲンドウの罠であり、使徒化したアスカを第13号機に奪われるという失策を犯してしまった。 8号機も腕ユニットの自爆によって両腕を損壊し、悔恨しながらもマリは一時撤退。 その後、改8号機の特殊能力によってヴンダーを乗っ取っていたMark.09を捕食、アダムスの器の力を得て右腕を再生させ、父と対峙する決意を固めたシンジを連れてマイナス宇宙へと向かう。 初号機内の綾波レイによって初号機へと転移したシンジに、「第13号機の中に残置されているアスカをお願い」「君がどこにいても必ず迎えに行く」と約束し、送り出すのだった。 #openclose(show=正体とその顛末){ &b(){その正体は、漫画版同様に冬月コウゾウの教え子の一人であり、ゲンドウ、ユイの大学時代の仲間。} 冬月からは「&b(){イスカリオテのマリア}」と呼ばれている。 これが本名なのかあだ名なのかは不明だが、「イスカリオテ」はイエス・キリストの12使徒の一人だったが彼を裏切った「イスカリオテのユダ」に由来すると考えられ、「裏切り者」の意味として使われているのではないかと考察されている。 また、「マリア」はキリストの母「マリア」もしくは「マグダラのマリア」との関係も考察されているが、いずれにせよ詳しい意味は明かされていない。 ゲンドウの回想シーン(少なくとも本編開始15年以上前)では『破』の時点と胸のサイズ以外で変わらない容姿をしており、彼女の容姿に変化がない理由は作中では一切説明されていない。 マリの母親と考えることも出来るが、冬月との会話からして回想シーンの彼女が本人であることに間違いはなさそうだ。 更に、L結界密度が極めて高いNHG2番艦・エアレーズングの艦内を普通に過ごしていたため、何かしらの特異体質があるようだ。 大学時代、友人のいなかったゲンドウを構っていたようで、彼にユイを紹介したのも彼女である。 漫画版のような、ユイに対する強い慕情は抱いていないようだ。 アディショナル・インパクト発動時にエアレーズング内の冬月と最後の会話をし、彼とゲンドウの願いを見抜く一方で、全人類を巻き込むことを拒否する。 役目を終えて自身の最期を自覚した冬月から改8号機パワーアップのためのアダムスの器3体(Mark.10~12)を用意され、彼に別れを告げた。 そしてMark.10~12を次々と撃破して捕食し、改8号機を「8+9+10+11+12号機」にパワーアップさせる。 それから、脊椎を新しい聖なる槍「ガイウスの槍/ヴィレの槍」に変化させたヴンダーに取り付き、操縦するミサトにシンジを託され、槍と共にエヴァイマジナリー内のマイナス宇宙に突っ込む。 やがて、シンジはガイウスの槍を駆使してのアディショナル・インパクトの収束と世界の書き換え=ネオンジェネシスを実行し、マイナス宇宙に一人取り残されていたが、彼の存在が希釈される寸前で8号機ごと彼の元へと到着。 ネオンジェネシス後の世界では28歳くらいの容姿で登場し、青年となったシンジに寄り添って共に新しい世界へと飛び出して行った。 結局、謎多き新ヒロインとして登場した彼女の謎はほとんど解き明かされなかったものの、成長したシンジを見守る者として最終的に彼に寄り添うというまさかの役どころとなった。 } *他作品での活躍 **[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 原作での全容が不明瞭であることもあってか、登場はしても殆ど出番が与えられないゲスト的出演に留まる場合が多い。 『[[L>スーパーロボット大戦L]]』で新劇の初参戦に伴い、初登場。しかし、この時点ではNPC止まりであり 「折角日本にやってきたのに…」と、半分メタな台詞で自虐していた。 『[[第3次Z>第3次スーパーロボット大戦Z]]』では前編『時獄篇』において、弐号機のパイロットとして初登場。 ただし、シナリオには殆ど関わらない(非戦闘時は戦艦の自室にこもっていることが語られる)。 後編『天獄篇』では8号機のパイロットになり、少しだがシナリオ上での出番も増えた。 (ちなみに、[[エーストーク>AG(スパロボ)]]で彼女の出自に触れられているが「並行世界の可能性」として深くは言及されない) 『[[V>スーパーロボット大戦V]]』でも8号機のパイロットとして登場するが、加入は終盤でやはりシナリオ上での出番も僅か。 *余談 歌う歌の世代が作中から考えても視聴者から見ても妙に古臭い。 「Q」ではアスカとは空白の14年間の間に色々あったようで、パイロット仲間として、彼女を「姫」と呼んでからかっており、 またアスカからも「コネメガネ」と人使い荒くもパートナーとして慕われている。 マリアスキテル… なお、後に明かされた設定では、&bold(){二人は二段ベッドで間仕切りしただけの同じ部屋で暮らしている}との事である。 そして公式のソーシャルゲームではアスカとやたらイチャイチャしてたり、&bold(){アスカのプラグスーツを着て欲情}してたり、 「[[魔法使いと黒猫のウィズ>クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ]]」のコラボイベントで&bold(){「アスカの王子様」}を自称したりするなど、公式でも『アスカの相方』的ポジションが定着しつつある。 14年にわたるアスカのシンジへの複雑な愛憎もしっかり見抜いており、 「殴りに行っただけ!」と怒る彼女に「その顔を見に行ったんじゃニャいのぉ~?」とニヤニヤ状態になっていた。 名前の元ネタは他キャラの「旧日本海軍艦艇」か「船舶の部品」という法則から駆逐艦「巻波」、そしてイギリス海軍の航空母艦「イラストリアス」であると思われる。 彼女の登場に合わせてかエヴァパイロットの女性メンバーは全員駆逐艦に統一されている。((アスカが惣流=蒼龍から式波=敷波になった。)) 破の公開よりも先に「ぷちえう゛ぁ」のゲーム版に登場している。名前がマリ以外は特に設定は決まっておらず、この時は若干ドジっ子ぽかった。 #center(){{{{ &font(#ffc0cd){だ~れだ?} &color(blue){追記修正の上手いいい女。} &font(#ffc0cd){ご名答。相変わらずいい匂い……。大人の香りってやつ?} &color(blue){君こそ相変わらず、可愛いよ。} }}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,93) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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マリの母親と考えることも出来るが、冬月との会話からして回想シーンの彼女が本人であることに間違いはなさそうだ。 更に、L結界密度が極めて高いNHG2番艦・エアレーズングの艦内を普通に過ごしていたため、何かしらの特異体質があるようだ。 大学時代、友人のいなかったゲンドウを構っていたようで、彼にユイを紹介したのも彼女である。 漫画版のような、ユイに対する強い慕情は抱いていないようだ。 アディショナル・インパクト発動時にエアレーズング内の冬月と最後の会話をし、彼とゲンドウの願いを見抜く一方で、全人類を巻き込むことを拒否する。 役目を終えて自身の最期を自覚した冬月から改8号機パワーアップのためのアダムスの器3体(Mark.10~12)を用意され、彼に別れを告げた。 そしてMark.10~12を次々と撃破して捕食し、改8号機を「8+9+10+11+12号機」にパワーアップさせる。 それから、脊椎を新しい聖なる槍「ガイウスの槍/ヴィレの槍」に変化させたヴンダーに取り付き、操縦するミサトにシンジを託され、槍と共にエヴァイマジナリー内のマイナス宇宙に突っ込む。 やがて、シンジはガイウスの槍を駆使してのアディショナル・インパクトの収束と世界の書き換え=ネオンジェネシスを実行し、マイナス宇宙に一人取り残されていたが、彼の存在が希釈される寸前で8号機ごと彼の元へと到着。 ネオンジェネシス後の世界では28歳くらいの容姿で登場し、青年となったシンジに寄り添って共に新しい世界へと飛び出して行った。 結局、謎多き新ヒロインとして登場した彼女の謎はほとんど解き明かされなかったものの、成長したシンジを見守る者として最終的に彼に寄り添うというまさかの役どころとなった。 } *他作品での活躍 **[[スーパーロボット大戦シリーズ]] 原作での全容が不明瞭であることもあってか、登場はしても殆ど出番が与えられないゲスト的出演に留まる場合が多い。 『[[L>スーパーロボット大戦L]]』で新劇の初参戦に伴い、初登場。しかし、この時点ではNPC止まりであり 「折角日本にやってきたのに…」と、半分メタな台詞で自虐していた。 『[[第3次Z>第3次スーパーロボット大戦Z]]』では前編『時獄篇』において、弐号機のパイロットとして初登場。 ただし、シナリオには殆ど関わらない(非戦闘時は戦艦の自室にこもっていることが語られる)。 後編『天獄篇』では8号機のパイロットになり、少しだがシナリオ上での出番も増えた。 (ちなみに、[[エーストーク>AG(スパロボ)]]で彼女の出自に触れられているが「並行世界の可能性」として深くは言及されない) 『[[V>スーパーロボット大戦V]]』でも8号機のパイロットとして登場するが、加入は終盤でやはりシナリオ上での出番も僅か。 *余談 歌う歌の世代が作中から考えても視聴者から見ても妙に古臭い。 「Q」ではアスカとは空白の14年間の間に色々あったようで、パイロット仲間として、彼女を「姫」と呼んでからかっており、 またアスカからも「コネメガネ」と人使い荒くもパートナーとして慕われている。 マリアスキテル… なお、後に明かされた設定では、&bold(){二人は二段ベッドで間仕切りしただけの同じ部屋で暮らしている}との事である。 そして公式のソーシャルゲームではアスカとやたらイチャイチャしてたり、&bold(){アスカのプラグスーツを着て欲情}してたり、 「[[魔法使いと黒猫のウィズ>クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ]]」のコラボイベントで&bold(){「アスカの王子様」}を自称したりするなど、公式でも『アスカの相方』的ポジションが定着しつつある。 14年にわたるアスカのシンジへの複雑な愛憎もしっかり見抜いており、 「殴りに行っただけ!」と怒る彼女に「その顔を見に行ったんじゃニャいのぉ~?」とニヤニヤ状態になっていた。 名前の元ネタは他キャラの「旧日本海軍艦艇」か「船舶の部品」という法則から駆逐艦「巻波」、そしてイギリス海軍の航空母艦「イラストリアス」であると思われる。 彼女の登場に合わせてかエヴァパイロットの女性メンバーは全員駆逐艦に統一されている。((アスカが惣流=蒼龍から式波=敷波になった。)) 破の公開よりも先に「ぷちえう゛ぁ」のゲーム版に登場している。名前がマリ以外は特に設定は決まっておらず、この時は若干ドジっ子ぽかった。 #center(){{{{ &font(#ffc0cd){だ~れだ?} &color(blue){追記修正の上手いいい女。} &font(#ffc0cd){ご名答。相変わらずいい匂い……。大人の香りってやつ?} &color(blue){君こそ相変わらず、可愛いよ。} }}}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,93) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }

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