ピート・ビート(ブギーポップ)

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&font(#6495ED){登録日}:2012/03/25(日) 01:31:09 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『[[ブギーポップは笑わない]]』シリーズの主要登場人物の一人であり、外伝作品『ビートのディシプリン』の主人公。 ただし、彼は『ブギーポップ』シリーズ本編には全く登場せず、「ホーリィ&ゴースト」でリセットこと[[雨宮世津子]]の台詞に彼の名前が出たのが、本編での唯一の出番である。 世界を裏から操るシステム「統和機構」に所属する合成人間の1人。 外見は15、6歳程度の痩せ気味の少年であり、日に焼けた様なオレンジがかった肌以外に特徴は無く、日本人かどうかもよく分からない容姿をしている。 「ピート・ビート」というコードネームの他に「世良稔」という名前も持っているが、こちらも当然の如く偽名である。 通称はビート。 ・能力〈NSU〉。 手の表面皮膚で空気振動を感知するという“振動探知レーダー”であり、戦闘よりも探索に特化した能力である。 また、この能力を利用して相手の弱点となる鼓動を発見し、爪先でリズムを刻んで相手を行動不能にしたり、動きを制限したりするという応用技を独自に編み出している。   因みに、統和機構の合成人間の中ではペーペーの部類らしく、戸籍上の叔父にあたる合成人間のモ・マーダーが彼の戦闘教官を務めていた。 その為、ビートの行動指針には常にモ・マーダーの教えが根付いており、如何なるピンチに陥っても師に叩き込まれた戦闘技術や教えがビートを生かすケースが多い。 しかし、モ・マーダーの教えの中でも料理の味に関する事は実感出来なかったらしく、味音痴だけは治らなかった。 そして、彼を表す最も的確な言葉は&font(#ff0000){不運}。 この一言に尽きる。 そもそもビートのディシプリン本編では、統和機構の先輩である[[フォルテッシモ>フォルテッシモ(ブギーポップ)]]に任務の代行を押し付けられるという、現実にもある様な少しツいてない事態から始まるのだが……。 まずフォルテッシモに押し付けられた任務である「カーメン」という言葉を調べる内にたどり着いた人物篠北周夫にアポを取って会いに行った所……。 &font(#ff0000){篠北が既に人間を辞めていた為、いきなり襲撃される。} #center(){↓} 篠北を返り討ちした後で、生前の関係者を調べる為に篠北の葬式に潜り込むが……。 &font(#ff0000){統和機構の敵対組織であり、篠北の取引相手であったダイヤモンズに襲撃される。} #center(){↓} ダイヤモンズの襲撃から生還したものの、その時に出会った少女浅倉朝子に自分のNSUが通用しなかった事を調べる為に、彼女の通う学園に潜入するのだが……。 &font(#ff0000){今度は元統和機構の合成人間ラウンダバウトに襲撃される。} #center(){↓} 二度に渡る戦いでラウンダバウトを倒す事に成功するビートだったが……。 &font(#ff0000){今度は裏切り者の汚名を着せられ、統和機構一の始末屋リセットに命を狙われる。} #center(){↓} フォルテッシモの助力によりリセットの追撃を振り切り、ダイヤモンズの合成人間パールに助けられて九死に一生を得るビートだったが……。 &font(#ff0000){リセットの任務を引き継いだ統和機構からの新たな刺客、合成人間バーゲン・ワーゲンに襲撃される。} #center(){↓} ダイヤモンズのメンバーであるジィドと協力し、バーゲン・ワーゲンのチームを壊滅させ、再会したラウンダバウトを新たな仲間に加えて、彼女の上司に会いに行こうとするが……。 &font(#ff0000){新たな刺客、合成人間モータル・ジムが現れ、視覚を封じられるというピンチに陥る。} #center(){↓} 視界を封じられながらもこれまでの戦いの中で培ってきたNSUをフル活用し、モータル・ジムを退けるビートだったが……。 &font(#ff0000){今度はジィドの裏切りによって罠にかけられ、フォルテッシモと戦う羽目になる。} #center(){↓} フォルテッシモによって海に沈められ土左衛門寸前の所をオキシジェンに拾われ、離れ離れになっていた浅倉朝子とようやく再会するが……。 &font(#ff0000){再びフォルテッシモと戦う羽目になる。} ……といった具合に、行く先々で敵に襲撃されているのである。 しかも、相手は自分よりも強い戦闘に特化した合成人間も多い為、運勢がマイナス方面に振り切れているとしか言い様が無い有り様である。 しかし、本来探索型合成人間である彼が、戦闘を得意とする相手に何故ここまで立ち回れたか気になる人もいるのではないだろうか? &font(#ff0000){以下、ネタバレ} ・能力〈&font(#ff0000){超加速の鼓動(モルト・ヴィヴァーチェ)}〉 わずかな時間だけ、肉体の限界を超えた動きや、限界を超えた痛みを感じなくなるタフな精神状態になり、とてつもない戦闘力を発揮する事が出来る様になるという、自分自身にのみ使える正真正銘の切り札。 ただし効果が絶大な反面、手加減が出来ず長時間使えない上に使用後の身体への反動も大きく、下手をすると弱点にもなりかねないデメリットがある。 その為、ビートは所属する統和機構にすらこの奥の手の存在を隠している。 また、自分自身にのみ使える能力と言ったが、浅倉朝子のみ例外となっている。 これは数千万分の一の偶然でビートと朝子の持つ固有の鼓動が、完全に一致している為であり、ビートのNSUが彼女に働かないのもこの2人の同一の鼓動が原因である。 余談だが、この能力を突き詰めた終点の事をビートは「崩壊のビート」と呼んでおり、外伝漫画ブギーポップ・デュアルに登場するもう1人のブギーポップの台詞とのリンクが窺える。   そして、ビート自身は記憶を消された為に忘れているが、「カーメン」の調査任務の前にブギーポップと交戦している。 しかし、当時覚え立てだった切り札の超加速の鼓動が通じず、逆にそれ以上に加速したブギーポップによって一蹴されている。 &font(#ff0000){以下、更なるネタバレ} ビートは元々人間であり、合成人間に“改造”される前の自分自身こそが、彼にとっての「カーメン」であった。 また、フォルテッシモはビートの「カーメン」を知った事で、「カーメン」とは合成人間が元は人間であった事を隠す為の統和機構特有の隠語と考えたが、ビートはこれを否定。 そもそも「カーメン」は人それぞれ違う物であり、実際ビートとフォルテッシモの二度目の戦いにおいて、MPLSであった朝子の能力〈モーニング・グローリー〉のサポートを受けたビートによって全開で能力を使わされたフォルテッシモは、彼の真の能力である〈ザ・スライダー〉を初めて発動した事で、自身の「カーメン」に対面した。 その為、合成人間ではないMPLSにも「カーメン」が存在する事が証明されている。   フォルテッシモとの死闘後は朝子と共に日本へと向かい、同じく外伝作品である「ヴァルプルギスの後悔」へと物語が続くのだが、こちらは霧間凪を主人公にした魔女戦争がメインとなっており、ビートは完全にちょい役である。 その為、ビートのディシプリン本編の様なビートの不運さは、こちらでは全く発動していない。   この追記・修正に死神は現れない―― ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - 読んだ当時、ブギポの作者がこういう少年漫画的な主人公を書けるってのに驚いた。 -- 名無しさん (2015-05-29 01:39:37) - 普通に好感持てるいい奴だったな。統和機構の合成人間が実は改造された元人間(正確には一から作り出された奴もいる)ってのはこれが初出だけど後のブギー・ポップシリーズでは普通にこの情報解禁されてるよね。外伝読んでない人にはナチュラルにネタバレだよなぁって読んでて思った -- 名無しさん (2015-05-29 22:07:43) - 人間から強化人間になる -- 名無しさん (2015-12-11 21:14:26) - ↑誤爆。これ読んだの人間から合成人間になるのもいるって知ってからだけど、別にネタバレ喰らったようには感じなかったぞ。元人間のやつは少数派だと思ってたから、大多数が人間から作られてたって知った時には普通に驚いた -- 名無しさん (2015-12-11 21:16:38) - どうやっても世界の敵にはならない男 -- 名無しさん (2015-12-11 21:54:01) #comment
&font(#6495ED){登録日}:2012/03/25(日) 01:31:09 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『[[ブギーポップは笑わない]]』シリーズの主要登場人物の一人であり、外伝作品『ビートのディシプリン』の主人公。 ただし、彼は『ブギーポップ』シリーズ本編には全く登場せず、「ホーリィ&ゴースト」でリセットこと[[雨宮世津子]]の台詞に彼の名前が出たのが、本編での唯一の出番である。 世界を裏から操るシステム「統和機構」に所属する合成人間の1人。 外見は15、6歳程度の痩せ気味の少年であり、日に焼けた様なオレンジがかった肌以外に特徴は無く、日本人かどうかもよく分からない容姿をしている。 「ピート・ビート」というコードネームの他に「世良稔」という名前も持っているが、こちらも当然の如く偽名である。 通称はビート。 ・能力〈NSU〉。 手の表面皮膚で空気振動を感知するという“振動探知レーダー”であり、戦闘よりも探索に特化した能力である。 また、この能力を利用して相手の弱点となる鼓動を発見し、爪先でリズムを刻んで相手を行動不能にしたり、動きを制限したりするという応用技を独自に編み出している。   因みに、統和機構の合成人間の中ではペーペーの部類らしく、戸籍上の叔父にあたる合成人間のモ・マーダーが彼の戦闘教官を務めていた。 その為、ビートの行動指針には常にモ・マーダーの教えが根付いており、如何なるピンチに陥っても師に叩き込まれた戦闘技術や教えがビートを生かすケースが多い。 しかし、モ・マーダーの教えの中でも料理の味に関する事は実感出来なかったらしく、味音痴だけは治らなかった。 そして、彼を表す最も的確な言葉は&font(#ff0000){不運}。 この一言に尽きる。 そもそもビートのディシプリン本編では、統和機構の先輩である[[フォルテッシモ>フォルテッシモ(ブギーポップ)]]に任務の代行を押し付けられるという、現実にもある様な少しツいてない事態から始まるのだが……。 まずフォルテッシモに押し付けられた任務である「カーメン」という言葉を調べる内にたどり着いた人物篠北周夫にアポを取って会いに行った所……。 &font(#ff0000){篠北が既に人間を辞めていた為、いきなり襲撃される。} #center(){↓} 篠北を返り討ちした後で、生前の関係者を調べる為に篠北の葬式に潜り込むが……。 &font(#ff0000){統和機構の敵対組織であり、篠北の取引相手であったダイヤモンズに襲撃される。} #center(){↓} ダイヤモンズの襲撃から生還したものの、その時に出会った少女浅倉朝子に自分のNSUが通用しなかった事を調べる為に、彼女の通う学園に潜入するのだが……。 &font(#ff0000){今度は元統和機構の合成人間ラウンダバウトに襲撃される。} #center(){↓} 二度に渡る戦いでラウンダバウトを倒す事に成功するビートだったが……。 &font(#ff0000){今度は裏切り者の汚名を着せられ、統和機構一の始末屋リセットに命を狙われる。} #center(){↓} フォルテッシモの助力によりリセットの追撃を振り切り、ダイヤモンズの合成人間パールに助けられて九死に一生を得るビートだったが……。 &font(#ff0000){リセットの任務を引き継いだ統和機構からの新たな刺客、合成人間バーゲン・ワーゲンに襲撃される。} #center(){↓} ダイヤモンズのメンバーであるジィドと協力し、バーゲン・ワーゲンのチームを壊滅させ、再会したラウンダバウトを新たな仲間に加えて、彼女の上司に会いに行こうとするが……。 &font(#ff0000){新たな刺客、合成人間モータル・ジムが現れ、視覚を封じられるというピンチに陥る。} #center(){↓} 視界を封じられながらもこれまでの戦いの中で培ってきたNSUをフル活用し、モータル・ジムを退けるビートだったが……。 &font(#ff0000){今度はジィドの裏切りによって罠にかけられ、フォルテッシモと戦う羽目になる。} #center(){↓} フォルテッシモによって海に沈められ土左衛門寸前の所をオキシジェンに拾われ、離れ離れになっていた浅倉朝子とようやく再会するが……。 &font(#ff0000){再びフォルテッシモと戦う羽目になる。} ……といった具合に、行く先々で敵に襲撃されているのである。 しかも、相手は自分よりも強い戦闘に特化した合成人間も多い為、運勢がマイナス方面に振り切れているとしか言い様が無い有り様である。 しかし、本来探索型合成人間である彼が、戦闘を得意とする相手に何故ここまで立ち回れたか気になる人もいるのではないだろうか? &font(#ff0000){以下、ネタバレ} ・能力〈&font(#ff0000){超加速の鼓動(モルト・ヴィヴァーチェ)}〉 わずかな時間だけ、肉体の限界を超えた動きや、限界を超えた痛みを感じなくなるタフな精神状態になり、とてつもない戦闘力を発揮する事が出来る様になるという、自分自身にのみ使える正真正銘の切り札。 ただし効果が絶大な反面、手加減が出来ず長時間使えない上に使用後の身体への反動も大きく、下手をすると弱点にもなりかねないデメリットがある。 その為、ビートは所属する統和機構にすらこの奥の手の存在を隠している。 また、自分自身にのみ使える能力と言ったが、浅倉朝子のみ例外となっている。 これは数千万分の一の偶然でビートと朝子の持つ固有の鼓動が、完全に一致している為であり、ビートのNSUが彼女に働かないのもこの2人の同一の鼓動が原因である。 余談だが、この能力を突き詰めた終点の事をビートは「崩壊のビート」と呼んでおり、外伝漫画ブギーポップ・デュアルに登場するもう1人のブギーポップの台詞とのリンクが窺える。   そして、ビート自身は記憶を消された為に忘れているが、「カーメン」の調査任務の前にブギーポップと交戦している。 しかし、当時覚え立てだった切り札の超加速の鼓動が通じず、逆にそれ以上に加速したブギーポップによって一蹴されている。 &font(#ff0000){以下、更なるネタバレ} ビートは元々人間であり、合成人間に“改造”される前の自分自身こそが、彼にとっての「カーメン」であった。 また、フォルテッシモはビートの「カーメン」を知った事で、「カーメン」とは合成人間が元は人間であった事を隠す為の統和機構特有の隠語と考えたが、ビートはこれを否定。 そもそも「カーメン」は人それぞれ違う物であり、実際ビートとフォルテッシモの二度目の戦いにおいて、MPLSであった朝子の能力〈モーニング・グローリー〉のサポートを受けたビートによって全開で能力を使わされたフォルテッシモは、彼の真の能力である〈ザ・スライダー〉を初めて発動した事で、自身の「カーメン」に対面した。 その為、合成人間ではないMPLSにも「カーメン」が存在する事が証明されている。   フォルテッシモとの死闘後は朝子と共に日本へと向かい、同じく外伝作品である「ヴァルプルギスの後悔」へと物語が続くのだが、こちらは霧間凪を主人公にした魔女戦争がメインとなっており、ビートは完全にちょい役である。 その為、ビートのディシプリン本編の様なビートの不運さは、こちらでは全く発動していない。   この追記・修正に死神は現れない―― ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,5) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} - 読んだ当時、ブギポの作者がこういう少年漫画的な主人公を書けるってのに驚いた。 -- 名無しさん (2015-05-29 01:39:37) - 普通に好感持てるいい奴だったな。統和機構の合成人間が実は改造された元人間(正確には一から作り出された奴もいる)ってのはこれが初出だけど後のブギー・ポップシリーズでは普通にこの情報解禁されてるよね。外伝読んでない人にはナチュラルにネタバレだよなぁって読んでて思った -- 名無しさん (2015-05-29 22:07:43) - 人間から強化人間になる -- 名無しさん (2015-12-11 21:14:26) - ↑誤爆。これ読んだの人間から合成人間になるのもいるって知ってからだけど、別にネタバレ喰らったようには感じなかったぞ。元人間のやつは少数派だと思ってたから、大多数が人間から作られてたって知った時には普通に驚いた -- 名無しさん (2015-12-11 21:16:38) - どうやっても世界の敵にはならない男 -- 名無しさん (2015-12-11 21:54:01) #comment

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