BRAIN VALLEY

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&font(#6495ED){登録日}:2012/04/25 Wed 22:27:43 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#0000ff){皆さん…見えますか!?今前方に…}} #center(){&font(#0000ff){ああ…光が…}} #center(){&font(#0000ff){光が…!}} BRAIN VALLEYは、瀬名秀明のSF小説。 &bold(){「デジタル生命」「神の起源」「この世界の起源」}など様々なテーマを扱った意欲作。 宗教やオカルトの領域を科学(サイエンス)で解き明かすことを試みた内容は大反響を呼び、第19回日本SF大賞を受賞している。 上・下巻構成で発売中。 ■ストーリー 脳科学者・孝岡護弘は、ある日その功績を認められ脳科学研究所「ブレインテック」への招待を受ける。 余りにも急な申し出に彼は戸惑うも、辺境の船笠村(ふながさむら)に設置されたブレインテックへと移ることを決めた。 様々な分野から脳の機能を解き明かすことを目的とするブレインテックで働く中、孝岡はある日謎の女性と接触する。 村の名を冠する女性・船笠鏡子と触れ合った瞬間、孝岡の脳は凄まじい衝撃を受け、昏倒してしまう。 そしてその日から、彼の周囲に謎の怪奇現象がつきまとうようになる…。 掴みどころのないブレインテック所長・北川嘉朗の思惑とは何なのか。 船笠鏡子に秘められた異能の力の正体、そして孝岡を襲う謎の怪奇現象とはなんなのか。 そして、&bold(){「オメガ・プロジェクト」}とは一体なにを意味するのか…? ■作品について 先述したとおりの深いテーマを様々な科学用語・知識を交えて追っていく内容となっており、膨大な情報量がひとつの特徴になっている。 図解を含めての科学的な解説が特に上巻に多く、読書慣れした人でも目眩を起こすこと必死。 しかし、一応劇中のジェイよろしくある程度理解していれば読み進めるのに問題はない。 ちなみにこの専門用語バリバリの内容については、難解さを狙ったのではなく「『ジュラシックパーク』のようにエンターテインメントという乗り物に乗せて科学の面白さを伝えたいと思った」とのこと。 中盤から「幽体離脱」「臨死体験」「アブダクション」などの超常現象の領域に踏み込んでいくが、先述したテーマ同様に本作ではそれらも「科学」で解説し、解き明かしていく。 下巻における怒涛の情報量、そして常識を覆す新たな「神」の解釈は必見。 ■登場人物 ・孝岡護弘(たかおかもりひろ) 脳科学者。ある神経伝達物質の受容体(レセプター)を特定したためブレインテックへと招待される。 そこで鏡子と出会い、「オメガ・プロジェクト」へと知らず知らずのうちに踏み込んでいくことになる。 妻子持ちではあるが、家族仲は悪い。とくに息子とはある理由からギクシャクしている。 ・メアリーアン・ピータースン 通称メアリー。医者。 流暢な日本語を喋り、ブレインテックに不慣れな孝岡にもフレンドリーに接する。 二人の息子を持ち、その内の一人・アーロンをかつて事故で失っている。 オメガ・プロジェクトについて何か知っているようだが…? ・北川嘉朗(きたがわよしろう) ブレインテックの所長。掴みどころのない車椅子の老人。 謎めいた言葉で孝岡だけでなく、様々な人物を翻弄する物語を通してのキーパーソン。 オメガ・プロジェクトを推進する。 ・ウォレン・パーカー 黒人の人工知能研究者。SFファン。 気さくな好人物であり、ジェイの遊び友達でもある。 ・ジェイコブ・ピータースン 通称ジェイ。メアリーの息子。 何もない辺境で退屈な船笠村で退屈を紛らわすために、よくブレインテックへと遊びに来る少年。 ウォレンとは親友であり、研究への好奇心から孝岡ともすぐ仲良くなった。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){物語終盤、苦しむ孝岡の力になるために狂った広沢の手から鏡子を守ろうとするが…その最期は涙なしには語れない。}}} ・秦野真奈美(はたのまなみ) 霊長類学者の卵。 チンパンジー・ハナを育て、手話でのコミニケーションでチンパンジーの知能について研究している。 ・富樫玲子(とがしれいこ) 北川の秘書。 普段はクールでいかにもステロタイプな秘書だが、その実ドラッグを嗜んだりする危ない人。 「科学者なんて、みんな死んでしまえ」 ・加賀彗樹(かがさとき) ブレインテックでの孝岡の部下。 不慣れな孝岡をサポートする素直な好青年。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){しかしそれは表の顔であり、裏では他の科学者を見下すナルシスト。神(笑)}}} ・広沢亮(ひろさわとおる) ブレインテックの職員。鏡子の検査を担当する。 おそらく本作&bold(){トップクラスの変態}。誰得なエロ(自慰)シーン担当。 鏡子を執拗に付け狙うストーカー。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){おそらくこいつが最初で最後であろう、全身の穴という穴から精液を吹き出しながら死ぬという壮絶な最後を迎えた。エクスタシー!}}} ・孝岡裕一(たかおかゆういち) 護弘の息子。関係はギクシャクしており、両親とは独立している。 ギクシャクした関係の理由は[[ある秘密>ゲイセックス]]にある。 ・船笠鏡子(ふながさきょうこ) 村の名を冠する謎の女性。ブレインテックにて検査を受けている。 自意識が希薄で、全身から燃え立つようなオーラを放つ謎多き人物。 特定の人物のこめかみを触ることで「ある現象」を起こす能力者。 &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){その「ある現象」を村の人々に与えるために、毎晩毎晩村の男達と「交わって」いる。うらやまけしからん、ていうかそれHANZAIじゃ}}} ・OMEGA ブレインテック地下のニューロコンピュータ。複雑な計算を一手に担う。 以下ネタバレ ■オメガ・プロジェクト 北川の目的、つまりオメガ・プロジェクトの最終目的とは&bold(){「人類全体の脳の進化」そして「神の顕現」}であり、ブレインテックに脳科学者を集結させたのはそのため。 頭蓋骨という物理的なリミッターのない環境、即ち電脳空間に擬似的な脳を形成し無制限に拡大させ、人類よりも一段階進化した脳に「神を思考させる」事でこれまで人類が考えたこともない新たな神を作り出し、その神から「お告げを受ける」ことで人類全体の停滞を打破することがオメガ・プロジェクトの真実である。 そして物語のクライマックスにおいて、進化した「神」はついにその姿を現す… この記事の創造主になったのに、あんたみたいな奴に追記・修正されてたまるか。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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