傷(小説)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/09/28(水) 15:39:01 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){傷の深さも痛さも半分ずつ} #center(){二で割ってはんぶんこだね} 『&font(#ff0000){傷}』は小説家・乙一によるライトノベル作品。またそれを原作とする漫画、実写映画である。 『[[Calling You]]』と同じく、短編集『きみにしか聞こえない CALLING YOU』に収録されている。   ■あらすじ クラスメイトに両親のことをからかわれ、 それを理由にそのクラスメイトを殴りつけたケイゴは、まわりの大人の判断で特殊学級に入ることになった。 数週間後、同学年の少年アサトが特殊学級に入ってくる。 初めは誰とも話そうとしなかったアサトだが、ある日ケイゴが彫刻刀で腕を切ってしまったことをきっかけに、二人は急速に仲良くなる。 アサトには、触れるだけで相手の&font(#ff0000){傷}を自分の身体に移せるという、不思議な力があった。   ■主な登場人物 ケイゴ 小学五年生の少年。父親が屑みたいな人間で、母親もろとも虐待されていた。 一ヶ月前にその父親が入院したことでやっと母親と静かに暮らせると思っていたところ、今度は母親に捨てられてしまう。 家に取り残されたケイゴを引き取った叔父夫婦も、その家が欲しかっただけでろくにケイゴの面倒をみない。 とまあ、まだ幼いのに悲惨な境遇におかれてしまった少年である。 その境遇ゆえか喧嘩っ早いが、本来は心優しい性格。 彫刻刀で木彫りの像を作るのが非常に上手い。 ・アサト 転校生。転校初日にケイゴがクラスメイトをフルボッコしてたところに遭遇する。 その数週間後、なんらかの事情があり、ケイゴのように特殊学級に入れられる。 触れた相手の&font(#ff0000){傷}を自分の身体に移動させる力があり、 ケイゴの傷を自分に移して治したことをきっかけに仲良くなる。 若干天然。そして誰もが認める美少年。 ケイゴ同様、家庭環境に問題がある。 現在は親ではない別の保護者のもとで暮らしているが、この保護者もまた空気の読めないDQN。   ・シホ 公園前のアイス屋で働いているお姉さん。 綺麗な顔をしているが、顔に大きな火傷の痕があるため、常にマスクをつけている。 顔の火傷は家が火事になったときに負ったもの。 アサトによく似た弟がいたが、その火事で亡くしたらしい。 売れ残りのアイスを分けてあげるのと引き換えにケイゴとアサトに店の掃除を手伝わせる。 それをきっかけに二人と仲良くなった。 アサトの力で火傷を一時的に消してもらうが……。   ■漫画版 角川コミックエースで連載され、単行本も出ている。全一巻。 策が担当は、『[[失踪HOLIDAY]]』『[[Calling You]]』の作画も担当した清原紘。 ■映画版 『KIDS』(キッズ)というタイトルで映画化された。 設定が大きく異なり、アサト役を小池徹平が、ケイゴ(映画ではタケオという名前に変更)役を玉木宏が演じている。 主題歌は槇原敬之「Firefly~僕は生きていく」。   ■余談 乙一はこれの前に『きみにしか聞こえない』『しあわせは子猫のかたち』を執筆しており、 それらに書きたいテーマを注ぎ込んだため、書きたいテーマが思いつかなかった。 そこで過去に読んだトリイ・ヘンデン著の『よその子』を思い出し、「ああいう作品を書きたい」という目標にしたという。 乙一原作のコミカライズ作品で作画を担当するのは三度目である清原紘だが、 『[[失踪HOLIDAY]]』の後書きによると「乙一先生のメガネになってしまいたい」くらいのファンであるらしい。   追記・修正は過ぎ去った。 これからだんだん良項目になっていく。 ーーそう思えた。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() #comment #areaedit(end) }
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